JP2681409B2 - Dc―dcコンバータ - Google Patents

Dc―dcコンバータ

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JP2681409B2 JP15872390A JP15872390A JP2681409B2 JP 2681409 B2 JP2681409 B2 JP 2681409B2 JP 15872390 A JP15872390 A JP 15872390A JP 15872390 A JP15872390 A JP 15872390A JP 2681409 B2 JP2681409 B2 JP 2681409B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はDC−DCコンバータの改良に関する。特に、そ
のフライホイール回路の改良に関する。更に詳しくは、
DC−DCコンバータのフライホイール回路において、電力
損失が発生することがなく、しかも、フライホイール動
作に時間遅れが発生することがないようにする改良に関
する。
〔従来の技術〕
従来技術に係るDC−DCコンバータの1例の概略構成図
を第4図に示す。
第4図参照 図において、Qは、例えばpチャンネルエンハンスメ
ント型電界効果トランジスタ等のスイッチング手段であ
り、Lはインダクタンスであり、Cはキャパシタであ
る。スイッチング手段Qの一次側とキャパシタCの二次
側との間に直流入力電圧VIが印加され、キャパシタCの
両端の電圧V0が直流出力電圧V0として出力される。Rは
制御回路であり、直流出力電圧V0と基準電圧VRとを入力
されて、その偏差電圧ΔVを求め、この偏差電圧ΔVを
零にするようなデューティ比ΔT/T(第2図参照)を決
定し、このデューティ比ΔT/Tを実現するようにスイッ
チング手段Qをオン・オフ制御する。D3はフライホイー
ルダイオードであり、スイッチング手段Qが閉路してい
る期間に、インダクタンスLに蓄積されたエネルギー
を、スイッチング手段Qが開路している期間に、負荷に
放出する機能を有する。
上記の構成においては、フライホイールダイオードD3
の順方向電圧降下にもとづく電力損失が無視しえないと
云う欠点があるので、第5図に示すDC−DCコンバータが
開発された。
第5図参照 第4図に示す構成と異なるところは、フライホイール
ダイオードD3に替えて、例えばnチャンネルエンハンス
メント型電界効果トランジスタ等のフライホイール用ス
イッチング手段Q4が使用されていることである。そし
て、このフライホイール用スイッチング手段Q4は、制御
回路Rの発生する信号を印加されて、スイッチング手段
Qと逆の開閉動作をなし、スイッチング手段Qが閉路し
ているときはフライホイール用スイッチング手段Q4は開
路し、スイッチング手段Qが開路しているときはフライ
ホイール用スイッチング手段Q4は閉路してフライホイー
ル動作をなすものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
第5図に示す改良されたDC−DCコンバータにおいて
は、第4図に示すDC−DCコンバータに不可避なダイオー
ドの順方向電圧降下の問題は解消されているが、スイッ
チング手段Qの開路からスイッチング手段Q4の閉路への
同期的移行をスムーズに実行することが容易ではない。
この同期的移行を実現することは回路設計的には不可能
ではないが、スイッチング手段Qの蓄積電荷にもとづく
動作遅れ等正確には把握しにくい要素があるため、複雑
な回路を使用しても、なお、2個のスイッチング手段の
同期的移行を完全にスムーズに実行することは容易では
ないと云う欠点が避け難い。
本発明の目的は、この欠点を解消することにあり、フ
ライホイールダイオードに替えて電界効果トランジスタ
等のスイッチング手段よりなるフライホイール回路が使
用されるDC−DCコンバータにおいて、主回路用のスイッ
チング手段の動作とフライホイール回路用のスイッチン
グ手段の動作とがスムーズに同期的に移行するように改
良されているDC−DCコンバータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、スイッチング手段(Q)とインダクタ
ンス(L)とキャパシタ(C)との直列回路が、直流入
力電源に接続されており、前記のキャパシタ(C)の両
端の電圧を直流出力電圧(V0)として出力する主回路を
有し、前記の直流出力電圧(V0)と基準電圧(VR)とを
入力されて、その偏差電圧(ΔV)に応答して前記のス
イッチング手段(Q)のデューティ比(ΔT/T)を決定
して、このデューティ比(ΔT/T)をもって前記のスイ
ッチング手段(Q)を制御する制御回路(R)を有する
DC−DCコンバータにおいて、前記のインダクタンス
(L)の一次側と前記のキャパシタ(C)の二次側との
間に、前記のインダクタンス(L)の一次側に接続され
る角形磁化特性を有するインダクタンス(SR)とこのイ
ンダクタンス(SR)と接続されるダイオード(D2)と第
2のスイッチング手段(Q2)との並列回路との直列回路
よりなるフライホイール回路(F)が設けられており、
このフライホイール回路(F)には、前記のスイッチン
グ手段(Q)の閉路に応答して、第2のキャパシタ
(C2)を充電するとゝもに、前記の第2のスイッチング
手段(Q2)の制御電極を前記のキャパシタ(C)の二次
側と接続して、前記の第2のスイッチング手段(Q2)を
開路し、また、前記のスイッチング手段(Q)の開路に
応答して、前記のインダクタンス(SR)に流れる電流の
変化に起因して瞬間的に発生する電圧をもって、前記の
充電されている第2のキャパシタ(C2)を前記の第2の
スイッチング手段(Q2)の制御電極に接続して、前記の
第2のスイッチング手段(Q2)を閉路する、フライホイ
ール回路起動用回路(K)が設けられており、前記のス
イッチング手段(Q)の開路に応答して、前記のフライ
ホイール回路(F)は、前記のインダクタンス(L)の
蓄積エネルギーを負荷に放出するようにされているDC−
DCコンバータによって達成される。
さらに、上記いずれの構成においても、フライホイー
ル回路起動用回路(K)には、前記のインダクタンス
(L)の一次側と前記のキャパシタ(C)の二次側との
間に接続されるダイオード(D1)と前記の第2のキャパ
シタ(C2)との直列回路と、前記の第2のキャパシタ
(C2)の一次側と前記のキャパシタ(C)の二次側との
間に接続され前記のインダクタンス(L)の一次側の電
圧と前記の角形磁化特性を有するインダクタンス(SR)
とによって制御され、その一次側は前記の第2のスイッ
チング手段(Q2)の制御電極と接続されている第3のス
イッチング手段(Q3)とを有する回路が使用可能であ
る。
〔作用〕
本発明に係るDC−DCコンバータは、電界効果トランジ
スタ等のスイッチング手段Q2とダイオードD2との並列回
路と角形磁化特性を有するインダクタンスSR例えば可飽
和リアクトルとの直列回路をもってフライホイール回路
Fを構成し、これに、インダクタンス(L)の一次側と
キャパシタ(C)の二次側との間に接続されるダイオー
ド(D1)と前記の第2のキャパシタ(C2)との直列回路
と、前記の第2のキャパシタ(C2)の一次側と前記のキ
ャパシタ(C)の二次側との間に接続され前記のインダ
クタンス(L)の一次側の電圧と前記の角形磁化特性を
有するインダクタンス(SR)とによって制御され、その
一次側は前記の第2のスイッチング手段(Q2)の制御電
極と接続されている第3のスイッチング手段(Q3)とを
有するフライホイール回路起動用回路Kを付加して、主
回路のスイッチング手段Qが閉路しているときは、フラ
イホイール回路の第2のスイッチング手段Q2を開路させ
ておくとゝもにその期間に第2のキャパシタC2に充電し
ておき、主回路のスイッチング手段Qが開路すると、角
形磁化特性を有するインダクタンスSR例えば可飽和リア
クトルに流れはじめる電流の変化に応答して瞬間的に発
生する電圧を利用して、上記の充電されている第2のキ
ャパシタC2を第2のスイッチング手段Q2に接続して、こ
れを閉路させて、フライホイール回路Fを動作させ、主
回路のスイッチング手段Qが再び閉路すると、第2のス
イッチング手段Q2を開路して、フライホイール回路Fの
動作を終了させるものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の二つの実施例に係る
DC−DCコンバータについて説明する。
第1例 図は、本発明の第1の実施例に係るDC−DCコンバータ
の概略ブロック図である。
図において、Qは、例えばpチャンネルエンハンスメ
ント型電界効果トランジスタ等のスイッチング手段であ
り、Lはインダクタンスであり、Cはキャパシタであ
る。スイッチング手段Qの一次側とキャパシタCの二次
側との間に直流入力電圧VIが印加され、キャパシタCの
両端の電圧V0が直流出力電圧V0として出力される。Rは
制御回路であり、直流出力電圧V0と基準電圧VRとを入力
させて、その偏差電圧ΔVを求め、この偏差電圧ΔVを
零にするようなデューティ比ΔT/T(第2図参照)を決
定し、このデューティ比ΔT/Tを実現するようにスイッ
チング手段Qをオン・オフ制御する。前記インダクタン
スLの一次側に接続される角形磁化特性を有するインダ
クタンスSRとこのインダクタンスSRと接続されるダイオ
ードD2と第2のスイッチング手段Q2との並列回路との直
列回路をもって構成されるフライホイール回路Fと、前
記のインダクタンスLの一次側と前記キャパシタCの二
次側との間に接続されるダイオードD1と前記の第2のキ
ャパシタC2との直列回路と、前記の第2のキャパシタC2
の一次側と前記のキャパシタCの二次側との間に接続さ
れ前記のインダクタンスLの一次側の電圧と前記の角形
磁化特性を有するインダクタンスSRとによって制御さ
れ、その一次側は前記第2のスイッチング手段Q2の制御
電極と接続されている第3のスイッチング手段Q3とを有
するフライホイール回路起動用回路Kとが本発明の要旨
に係る構成要素である。
第2図参照 以下、第2図に示すタイムチャートを参照して、第1
図に概略ブロック図を示す本発明の第1の実施例に係る
DC−DCコンバータの動作を説明する。
主回路のスイッチング手段Q(本例においては、pチ
ャンネルエンハンスメント型電界効果トランジスタ)が
閉路すると、直流入力電圧VIはインダクタンスLを介し
てキャパシタCと負荷に印加され、キャパシタCを充電
するとゝもに、直流出力電圧V0を負荷に与える。直流出
力電圧V0は制御回路Rにも印加されているから、こゝ
で、基準電圧VRと比較され、その偏差電圧ΔVに対応し
てデューティ比ΔT/Tを決定し、主回路のスイッチング
手段Qが、ΔT期間は閉路し(T−ΔT)期間は開路す
るように制御されて、基準電圧VRと一致した直流出力電
圧V0が負荷に供給される。
主回路のスイッチング手段Qが閉路している期間に
は、npnトランジスタQ3のベースに正電圧が印加されて
これが閉路しているので、フライホイール回路Fを構成
する第2のスイッチング手段Q2(本例においては、nチ
ャンネルエンハンスメント型電効果トランジスタ)は開
路しており、フライホイール回路Fには電流は流れな
い。しかし、この期間に、第2のキャパシタC2には充電
がなされる。
次に、ΔTの期間が経過して制御回路Rが動作して、
主回路のスイッチング手段Qが開路すると、キャパシタ
Cに蓄えられていた電荷とインダクタンスLに磁気的に
蓄えられていたエネルギーとが放出されて、直流出力は
引き続き供給される。
このとき、インダクタンスLの一次側((図にAをも
って示す図)の電位が低下するので、ダイオードD2と角
形磁化特性を有するインダクタンスSR(本例においては
可飽和リアクトル)とを介して電流が流れ始めるが、角
形磁化特性を有するインダクタンスSRは瞬間的に大きな
インダクタンスとして機能して逆方向電圧を発生するか
ら、A点の電位は瞬間的に負電位となる。そのため、np
nトランジスタQ3は開路し、すでに充電されていた第2
のキャパシタC2の正電位が第2のスイッチング手段Q2
ゲートに印加されて、第2のスイッチング手段Q2は閉路
し、フライホイール回路Fが導通状態となり、インダク
タンスL中に蓄えられていたエネルギーはこのフライホ
イール回路Fを介して放出される。そして、この状態
は、npnトランジスタQ3が閉路するまで持続される。
一方、角形磁化特性を有するインダクタンスSRは、僅
少の電流の流入をもって飽和し、その後はインダクタン
スとして機能しないので、フライホイール回路F中に多
大な電力損失が発生することはない。
なお、スイッチング手段Qが開路している期間に、万
一、第2のスイッチング手段Q2が開路するようなことが
あっても、フライホイール回路FはダイオードD2を介し
て導通状態に保持されるので、信頼性が高い。
また、抵抗R1・R2・R3はいづれも電流制御用抵抗であ
り、回路動作に対して重大な意義は有しない。一方、ダ
イオードD4は単なる保護手段であり、これも、回路動作
に重大な影響を及ぼさない。
Tの期間が完了して、スイッチング手段Qが再び閉路
すると、当初の状態に復帰するが、この時、第2のスイ
ッチング手段Q2は、まだ閉路状態にある。しかし、角形
磁化特性を有するインダクタンスSRは、電流の流れる方
向が逆転する際には大きなインダクタンス値をしめすた
め、角形磁化特性を有するインダクタンスSRの両端に電
圧が発生し、A点の電位が上昇する。そして、その時に
npnトランジスタQ3のベースに正電圧が印加され、npnト
ランジスタQ3が閉路することによって、第2のスイッチ
ング手段Q2が開路することになる。したがって、npnト
ランジスタQ3が閉路し、第2のスイッチング手段Q2が開
路するまでに、僅かな時間遅れが生じるが、その期間、
第2のスイッチング手段Q2には、角形磁化特性を有する
インダクタンスSRの大きなインダクタンス値によって制
限された僅かな電流しか流れないため、現実には、何の
不利益もともなわない。
第1図に示す回路構成のDC−DCコンバータは、以上に
説明したように、スイッチング手段Qの開閉路に自動的
に追従して、フライホイール回路Fが不導通状態・導通
状態相互間に移行し、フライホイール回路Fに順方向損
失もともなわず、スイッチング手段Qの開閉に迅速に追
従してフライホイール動作をなすことができる。
第2例 第3図参照 本例と第1例との相違は、スイッチング手段Qが閉路
している期間閉路して、フライホイール回路Fを構成す
る第2のスイッチング手段Q2のゲート電位を負電位に保
持して、この第2のスイッチング手段Q2を開路させてお
き、スイッチング手段Qが開路している期間開路して第
2のキャパシタC2の電位をフライホイール回路Fを構成
する第2のスイッチング手段Q2のゲートに与えて、これ
を閉路するスイッチング手段Q3として、nチャンネルエ
ンハンスメント型電界効果トランジスタが使用されてお
り、これに関連して、いくらかのマイナーチェンジが施
されているのみであり、基本的動作は全く同一である。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明に係るDC−DCコンバータ
は、スイッチング手段とインダクタンスとキャパシタと
の直列回路が、直流入力電源に接続されており、前記の
キャパシタの両端の電圧を直流出力電圧として出力する
主回路を有し、前記の直流出力電圧と基準電圧とを入力
されて、その偏差電圧に応答して前記のスイッチング手
段のデューティ比を決定して、このデューティ比をもっ
て前記のスイッチング手段を制御する制御回路を有する
DC−DCコンバータにおいて、前記のインダクタンスの一
次側と前記のキャパシタの二次側との間に、前記のイン
ダクタンスの一次側に接続される角形磁化特性を有する
インダクタンス例えば可飽和リアクトルとこのインダク
タンス例えば可飽和リアクトルと接続されるダイオード
と第2のスイッチング手段との並列回路との直列回路よ
りなるフライホイール回路が設けられており、このフラ
イホイール回路には、前記のスイッチング手段の閉路に
応答して、第2のキャパシタを充電するとゝもに、前記
の第2のスイッチング手段を開路し、また、前記のスイ
ッチング手段の開路に応答して、前記の角形磁化特性を
有するインダクタンス例えば可飽和リアクトルに流れる
電流の変化に起因して瞬間的に発生する電圧をもって、
前記の充電されている第2のキャパシタを使用して、前
記の第2のスイッチング手段を閉路する、フライホイー
ル回路起動用回路が設けられており、前記のスイッチン
グ手段の開路に応答して、前記のフライホイール回路
は、前記のインダクタンスの蓄積エネルギーを負荷に放
出するようにされているので、フライホイールダイオー
ドの順方向電圧降下の問題が解消されていることは云う
に及ばす、さらに、主回路用のスイッチング手段の動作
とフライホイール回路用のスイッチング手段の動作とが
スムーズに同期的に移行するように改良されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例に係るDC−DCコンバー
タの概略ブロック図である。 第2図は、本発明の第1の実施例に係るDC−DCコンバー
タの動作を説明するためのタイムチャートである。 第3図は、本発明の第2の実施例に係るDC−DCコンバー
タの概略ブロック図である。 第4図は、従来技術に係るDC−DCコンバータの概略ブロ
ック図である。 第5図は、従来技術に係る改良されたDC−DCコンバータ
の概略ブロック図である。 Q……主回路のスイッチング手段、 L……主回路のインダクタンス、 C……主回路のキャパシタ、 V1……主回路の直流入力電圧、 V0……主回路の直流出力電圧、 R……主回路の定電圧制御装置、 VR……主回路の基準電圧、 ΔV……主回路の偏差電圧、 T……主回路のチョッパー制御周期、 ΔT……主回路の導通期間、 F……フライホイール回路、 SR……フライホイール回路の角形磁化特性を有するイン
ダクタンス(可飽和リアクトル)、 Q2……フライホイール回路の第2のスイッチング手段、 D2……フライホイール回路のダイオード、 K……フライホイール回路起動用回路、 C2……フライホイール回路起動用回路の第2のキャパシ
タ、 D1……フライホイール回路起動用回路のダイオード、 Q3……フライホイール回路起動用回路の第3のスイッチ
ング手段、 R1、R2、R3……フライホイール回路起動用回路の電流制
限抵抗、 D4……フライホイール回路起動用回路の保護用ダイオー
ド、 A……主回路のインダクタンスLの一次側の点、 D3……従来技術に係るDC−DCコンバータのフライホイー
ルダイオード、 Q4……従来技術に係るDC−DCコンバータのフライホイー
ル回路用nチャンネルエンハンスメント型電界効果トラ
ンジスタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング手段(Q)とインダクタンス
    (L)とキャパシタ(C)との直列回路が、直流入力電
    源に接続されてなり、前記キャパシタ(C)の両端の電
    圧を直流出力電圧(V0)として出力する主回路を有し、
    前記直流出力電圧(V0)と基準電圧(VR)とを入力され
    て、その偏差電圧(ΔV)に応答して前記スイッチング
    手段(Q)のデューティ比(ΔT/T)を決定して該デュ
    ーティ比(ΔT/T)をもって前記スイッチング手段
    (Q)を制御する制御回路(R)を有するDC−DCコンバ
    ータにおいて、 前記インダクタンス(L)の一次側と前記キャパシタ
    (C)の二次側との間には、前記インダクタンス(L)
    の一次側に接続される角形磁化特性を有するインダクタ
    ンス(SR)と該インダクタンス(SR)と接続されるダイ
    オード(D2)と第2のスイッチング手段(Q2)との並列
    回路との直列回路よりなるフライホイール回路(F)が
    設けられ、 該フライホイール回路(F)には、前記スイッチング手
    段(Q)の閉路に応答して、第2のキャパシタ(C2)を
    充電するとゝもに、前記第2のスイッチング手段(Q2
    の制御電極を前記キャパシタ(C)の二次側と接続し
    て、前記第2のスイッチング手段(Q2)を開路し、ま
    た、前記スイッチング手段(Q)の開路に応答して、前
    記インダクタンス(SR)に流れる電流の変化に起因して
    瞬間的に発生する電圧をもって、前記充電されている第
    2のキャパシタ(C2)を前記第2のスイッチング手段
    (Q2)の制御電極に接続して、前記第2のスイッチング
    手段(Q2)を閉路する、フライホイール回路起動用回路
    (K)が設けられてなり、 前記スイッチング手段(Q)の開路に応答して、前記フ
    ライホイール回路(F)は、前記インダクタンス(L)
    の蓄積エネルギーを負荷に放出することを特徴とするDC
    −DCコンバータ。
  2. 【請求項2】前記角形磁化特性を有するインダクタンス
    (SR)は可飽和リアクトルであることを特徴とする請求
    項[1]記載のDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】前記フライホイール回路起動用回路(K)
    は、前記インダクタンス(L)の一次側と前記キャパシ
    タ(C)の二次側との間に接続されるダイオード(D1
    と前記第2のキャパシタ(C2)との直列回路と、前記第
    2のキャパシタ(C2)の一次側と前記キャパシタ(C)
    の二次側との間に接続され前記インダクタンス(L)の
    一次側の電圧と前記角形磁化特性を有するインダクタン
    ス(SR)とによって制御され、その一次側は前記第2の
    スイッチング手段(Q2)の制御電極と接続されてなる第
    3のスイッチング手段(Q3)とを有することを特徴とす
    る請求項[1]または[2]記載のDC−DCコンバータ。
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