JP2000358336A - バッテリ充電電圧の温度補正回路 - Google Patents
バッテリ充電電圧の温度補正回路Info
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Abstract
を、段落のないリニアな特性を示すようにする。 【解決手段】 バッテリ温度検出用サーミスタ5の検出
抵抗に基づいて出力電圧を変化させるオペアンプ6と、
オペアンプ6の出力電圧をゲート端子に入力してオン抵
抗を変化させるMOS−FET7と、フォトカプラ1と
抵抗2より成る直列回路を介して2次出力回路に並列接
続したシャント・レギュレータ3と、抵抗12とコンデ
ンサ13より成る直列回路を介してシャント・レギュレ
ータ3の入力端子に接続すると共に、レファレンス端子
に直結した中間接続点を有する2つの抵抗14と15よ
り成る直列回路とによって構成した。
Description
関するものであって、特に温度補正回路を備えたバッテ
リ充電用のDC/DCコンバータに関する。
ライバック・コンバータの回路構成を示すブロック図
は、図3に示す通りである。図3において、トランス1
08の1次側には主スイッチ素子107が接続してあ
り、また、伝達素子(以下、フォトカプラという)10
1の出力信号を入力して主スイッチ素子107をPWM
制御する制御回路120が設けてある。
109と並列コンデンサ110より成る整流回路が設け
てあり、さらに、フォトカプラ101と抵抗102およ
びシャント・レギュレータ103より成る直列回路と、
3つの抵抗113,116,117より成る直列回路が
2次出力回路に並列接続してある。また、抵抗113と
116の接続点には温度継電器(低温)106によって
作動するスイッチ111が接続してあり、抵抗116と
117の接続点には温度継電器(高温)105によって
作動するスイッチ112と抵抗118より成る直列回路
が接続してある。さらに、抵抗116と117の接続点
には、抵抗114とコンデンサ115より成る直列回路
を介してシャント・レギュレータ103の入力端子が接
続してあり、また、レファレンス端子が前記接続点に直
結してある。
正回路においては、バッテリ温度検出用に2つの温度継
電器105(高温)と106(低温)が設けてある。予
め設定してある高温が検出されたときは温度継電器10
5の作動に伴ってスイッチ112がオンとなり、低温が
検出されたときは温度継電器106の作動に伴ってスイ
ッチ111がオンとなる。スイッチ111もしくは11
2がオンとなることによって、3つの直列抵抗113,
116,117およびスイッチ112を介して並列接続
となる抵抗118の合成抵抗が変化し、これに伴ってシ
ャント・レギュレータ103のレファレンス端子電圧も
変化する。図2(b)はバッテリ充電電圧とバッテリ温
度との関係を示す特性曲線であって、バッテリ温度は温
度継電器105と106の設定温度によって低温、常
温、高温に分割され、夫々の温度に対応した3段階のバ
ッテリ充電電圧によって充電されていた。このため、温
度継電器の設定温度によって充電電圧が急激に変化して
しまう欠点があった。
技術の欠点を解消するためになされたものであって、バ
ッテリ温度に逆比例してバッテリ充電電圧が変化する温
度補正回路を提供しようとするものであって、温度検出
用サーミスタの抵抗変化に基づいてオペアンプの出力電
圧を変化させてMOS−FETのゲート端子に入力させ
る。MOS−FETのオン抵抗の変化に伴ってシャント
・レギュレータのレファレンス端子電圧を変化させ、レ
ファレンス端子電圧が基準値を超えたときにオンとなる
伝達素子の出力信号を制御回路に入力させ、制御回路を
PWM制御してバッテリ充電電圧を連続的に変化させる
ようにした。
参照しながら説明する。図1は、本発明に係るバッテリ
充電電圧の温度補正回路の回路構成を示すブロック図で
あり、図2(a)は、本発明によるバッテリ充電電圧と
バッテリ温度との関係を示す特性曲線である。
スイッチ素子9と、フォトカプラ1の出力信号を入力し
て主スイッチ素子9をPWM制御する制御回路25が設
けてある。一方、トランス8の2次側にはダイオード1
0と並列コンデンサ11より成る整流回路が設けてあ
り、フォトカプラ1と抵抗2およびシャント・レギュレ
ータ3より成る直列回路と、2つの抵抗14と15より
成る直列回路が2次出力回路に並列接続してある。ま
た、抵抗14と15の中間接続点とシャント・レギュレ
ータ3の入力端子との間には、抵抗12とコンデンサ1
3より成る直列回路が接続してあり、シャント・レギュ
レータ3のレファレンス端子も前記中間接続点に直結し
てある。
転入力端子には、抵抗20を介して基準電圧21が接続
してあり、非反転入力端子には抵抗22を介してバッテ
リ温度検出用サーミスタ5が接続してある。2次出力回
路のプラス側に抵抗16を介してソース端子を接続し、
ドレイン端子を抵抗14と15の中間接続点に接続した
MOS−FET7のゲート端子は、抵抗17を介して2
次出力回路のプラス側に接続してあり、また、抵抗18
を介してオペアンプ6の出力端子に接続してある。上述
したように、温度検出用サーミスタ5の検出抵抗に基づ
いて出力電圧を変化させるオペアンプ6と、オペアンプ
6の出力電圧をゲート端子に入力してオン抵抗を変化さ
せるMOS−FET7と、フォトカプラ1と抵抗2より
成る直列回路を介して2次出力回路に並列接続したシャ
ント・レギュレータ3と、抵抗12とコンデンサ13よ
り成る直列回路を介してシャント・レギュレータ3の入
力端子に接続した2つの抵抗14と15より成る直列回
路の中間接続点に、シャント・レギュレータ3のレファ
レンス端子を直接接続して、バッテリ充電電圧の温度補
正回路を構成している。
補正回路の動作を説明する。バッテリ温度検出用サーミ
スタ5の抵抗率は負の温度依存性を示すので、バッテリ
温度の上昇/降下に伴って抵抗値を減少/増加させる。
このため、オペアンプ6の非反転入力端子に接続してあ
る抵抗値が変化して、オペアンプ6の電圧増幅率の変化
に伴ってその出力電圧が減少/増加となる。MOS−F
ET7のオン抵抗はゲート電圧によって制御されるの
で、オペアンプ6の出力電圧をゲート端子に入力したM
OS−FET7のオン抵抗は減少/増加となる。この結
果、前記レファレンス端子に印加される2次出力電圧が
変化し、レファレンス端子電圧が基準値に達すると、シ
ャント・レギュレータ3に直列接続してあるフォトカプ
ラ1もオンとなり、その出力信号は制御回路25に入力
する。即ち、バッテリ温度が低い場合には、バッテリ温
度検出用サーミスタ5、オペアンプ6、MOS−FET
7を介してシャント・レギュレータ3のレファレンス端
子電圧は、2次出力電圧が増加しないと基準値に達しな
いので、バッテリ充電電圧は高くなるようにPWM制御
される。バッテリ温度が高い場合にはバッテリ充電電圧
は低くなるように制御されるので、バッテリ温度とバッ
テリ充電電圧との関係は、図2(a)に示すようにな
る。
テリ充電電圧の温度補正回路によると、バッテリ温度と
バッテリ充電電圧との関係は、段落のないスムースな逆
比例特性を示すようになるので、バッテリの維持・管理
を円滑にさせる効果がある。
の回路構成を示すブロック図。
す特性曲線。
路の回路特性を示すブロック図。
Claims (1)
- 【請求項1】 DC/DCコンバータの2次出力回路に
設けたバッテリ充電電圧の温度補正回路において、 温度検出用サーミスタの検出抵抗に基づいて出力電圧の
増幅率を可変とするオペアンプと、 抵抗(17)を介して2次出力回路のプラス側に接続す
ると共に抵抗(18)を介してオペアンプの出力端子に
接続したゲート端子と、抵抗(16)を介して2次出力
回路のプラス側に接続したソース端子と、2次出力回路
に並列接続した2つの抵抗(14)と(15)より成る
直列回路の中間接続点に接続したドレイン端子とを備え
たMOS−FETと、 伝達素子と抵抗(12)より成る直列回路を介して2次
出力回路に並列接続したシャント・レギュレータと、 2つの抵抗(14)と(15)の中間接続点に抵抗(1
2)とコンデンサ(13)より成る直列回路を介してシ
ャント・レギュレータの入力端子を接続すると共に、前
記中間接続点にシャント・レギュレータのレファレンス
端子を直接接続することによってバッテリ充電電圧の温
度補正回路を構成し、 前記サーミスタの検出抵抗に基づくオペアンプ出力電圧
をMOS−FETのゲート端子に入力させてMOS−F
ETのオン抵抗を可変とし、前記オン抵抗の変化に伴っ
てシャント・レギュレータのレファレンス端子への印加
電圧を変化させ、 シャント・レギュレータのレファレンス端子電圧が基準
値を超えたときにオンとなる伝達素子の出力信号を制御
回路に入力させることにより、バッテリ充電電圧をPW
M制御するようにしたことを特徴とするバッテリ充電電
圧の温度補正回路。
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1999
- 1999-06-14 JP JP16731499A patent/JP3663576B2/ja not_active Expired - Fee Related
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