JP2680560B2 - 機関制御用信号発生装置 - Google Patents
機関制御用信号発生装置Info
- Publication number
- JP2680560B2 JP2680560B2 JP7156418A JP15641895A JP2680560B2 JP 2680560 B2 JP2680560 B2 JP 2680560B2 JP 7156418 A JP7156418 A JP 7156418A JP 15641895 A JP15641895 A JP 15641895A JP 2680560 B2 JP2680560 B2 JP 2680560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- engine control
- signal generator
- shaft
- sensor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、機関制御用信号発生
装置に関するものであり、もう少し詳しくいうと、エン
ジンの回転に同期して回転するロータと、このロータの
ベーンが横切るように設けられマグネットとホールＩＣ
とからなるクランク角センサと、点火コイルとを内蔵し
ている機関制御用信号発生装置に関するものである。
装置に関するものであり、もう少し詳しくいうと、エン
ジンの回転に同期して回転するロータと、このロータの
ベーンが横切るように設けられマグネットとホールＩＣ
とからなるクランク角センサと、点火コイルとを内蔵し
ている機関制御用信号発生装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来のこの種の機関制御用信号発
生装置を示し、ハウジング１を貫通して支持されている
シャフト２を囲んで点火コイル３がハウジング１に内蔵
されている。シャフト２の内端にはロータ４が固定され
ており、ロータ４にはシャフト２の軸線と平行に曲折形
成された複数個のベーン４ａが設けられている。ロータ
４の回転時にベーン４ａが通る部位にはクランク角セン
サ５ａ，５ｂが設けられている。センサ５ａは基準気筒
の識別信号を発生するものであり、センサ５ｂは各気筒
に対する制御信号を発生するものである。これらのクラ
ンク角センサ５ａ，５ｂはいずれもベーン４ａを挟んで
対向配置された断面形の１対の鉄片６にそれぞれ支持さ
れたマグネット７とホールＩＣ８とからなっている。ハ
ウジング１には、キャップ９が装着されている。
生装置を示し、ハウジング１を貫通して支持されている
シャフト２を囲んで点火コイル３がハウジング１に内蔵
されている。シャフト２の内端にはロータ４が固定され
ており、ロータ４にはシャフト２の軸線と平行に曲折形
成された複数個のベーン４ａが設けられている。ロータ
４の回転時にベーン４ａが通る部位にはクランク角セン
サ５ａ，５ｂが設けられている。センサ５ａは基準気筒
の識別信号を発生するものであり、センサ５ｂは各気筒
に対する制御信号を発生するものである。これらのクラ
ンク角センサ５ａ，５ｂはいずれもベーン４ａを挟んで
対向配置された断面形の１対の鉄片６にそれぞれ支持さ
れたマグネット７とホールＩＣ８とからなっている。ハ
ウジング１には、キャップ９が装着されている。
【０００３】以上の構成により、エンジンの回転に同期
して回転するシャフト２と共にロータ４が回転すると、
ベーン４ａがクランク角センサ５ａや５ｂ内を横切る。
これによりマグネット７のホールＩＣ８を通る磁束が変
化する。ホールＩＣ８は、この磁束密度の変化に対応し
てホール素子に発生するアナログ電圧を波形整形して処
理する回路を含んでおり、エンジン制御用の信号を出力
する。
して回転するシャフト２と共にロータ４が回転すると、
ベーン４ａがクランク角センサ５ａや５ｂ内を横切る。
これによりマグネット７のホールＩＣ８を通る磁束が変
化する。ホールＩＣ８は、この磁束密度の変化に対応し
てホール素子に発生するアナログ電圧を波形整形して処
理する回路を含んでおり、エンジン制御用の信号を出力
する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の機
関制御用信号発生装置は、点火コイル３の主磁束Ｂｃ
が、センサ５ａ，５ｂの磁気回路に影響を与え、センサ
検出信号の信頼性を低下させるという課題があった。
関制御用信号発生装置は、点火コイル３の主磁束Ｂｃ
が、センサ５ａ，５ｂの磁気回路に影響を与え、センサ
検出信号の信頼性を低下させるという課題があった。
【０００５】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、点火コイルの主磁束のセンサへの影響を
極小となしうる機関制御用信号発生装置を得ることを目
的とする。
されたもので、点火コイルの主磁束のセンサへの影響を
極小となしうる機関制御用信号発生装置を得ることを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る機関制御
用信号発生装置は、ロータのシャフトを非磁性体により
形成するとともに、前記ロータおよびクランク角センサ
を覆うカバーの少なくとも一方に磁性体を設けている。
用信号発生装置は、ロータのシャフトを非磁性体により
形成するとともに、前記ロータおよびクランク角センサ
を覆うカバーの少なくとも一方に磁性体を設けている。
【０００７】
【作用】請求項１に係る機関制御用信号発生装置におい
ては、ロータのシャフトが非磁性体であることから、点
火コイルの主磁束のセンサ側への磁路が遮断される。ま
た、ロータおよびクランク角センサを覆うカバーの少な
くとも一方に磁性体が設けたので、点火コイルの漏洩磁
束は磁性体にバイパスされ、クランク角センサは点火コ
イルの漏洩磁束の影響を受けない。
ては、ロータのシャフトが非磁性体であることから、点
火コイルの主磁束のセンサ側への磁路が遮断される。ま
た、ロータおよびクランク角センサを覆うカバーの少な
くとも一方に磁性体が設けたので、点火コイルの漏洩磁
束は磁性体にバイパスされ、クランク角センサは点火コ
イルの漏洩磁束の影響を受けない。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図１はこの発明の一実施例を示し、図２と同一また
は相当部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
ロータ４上に板状の磁性体１１を取付け、磁性体１１に
よりセンサ５ａ，５ｂを磁気シールドするとともに、ハ
ウジング１内に設けられたカバー１０の一部を磁性体１
２としてセンサ５ａ，５ｂを磁気シールドしてなるもの
である。また、ロータ４のシャフト２０を非磁性体の性
質を有するステンレス鋼により形成してなるものであ
る。
る。図１はこの発明の一実施例を示し、図２と同一また
は相当部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
ロータ４上に板状の磁性体１１を取付け、磁性体１１に
よりセンサ５ａ，５ｂを磁気シールドするとともに、ハ
ウジング１内に設けられたカバー１０の一部を磁性体１
２としてセンサ５ａ，５ｂを磁気シールドしてなるもの
である。また、ロータ４のシャフト２０を非磁性体の性
質を有するステンレス鋼により形成してなるものであ
る。
【０００９】以上の構成により、点火コイル３の主磁束
Ｂｃは、磁性体１１，１２によりセンサ５ａ，５ｂの部
位を通らないので、センサの磁気回路に影響を与えるこ
とが防止される。なお、磁性体１１，１２は、いずれか
一方を設けたのみでも、相当の効果が得られる。また、
ロータ４のシャフト２０を、非磁性体のステンレス鋼に
より形成したので、点火コイル３の主磁束のセンサ５
ａ，５ｂ側への磁路が、非磁性体でなるシャフト２０に
より遮断されるので、上記主磁束のセンサへの影響は防
止される。
Ｂｃは、磁性体１１，１２によりセンサ５ａ，５ｂの部
位を通らないので、センサの磁気回路に影響を与えるこ
とが防止される。なお、磁性体１１，１２は、いずれか
一方を設けたのみでも、相当の効果が得られる。また、
ロータ４のシャフト２０を、非磁性体のステンレス鋼に
より形成したので、点火コイル３の主磁束のセンサ５
ａ，５ｂ側への磁路が、非磁性体でなるシャフト２０に
より遮断されるので、上記主磁束のセンサへの影響は防
止される。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の機関制御用信号発生装置によれば、ロータのシャフ
トを非磁性体により形成するとともに、ロータおよびク
ランク角センサを覆うカバーの少なくとも一方に磁性体
を設けたことにより、点火コイルからの漏洩磁束の影響
によるセンサ検出信号の信頼性の低下をより確実に防ぐ
ことができる。
明の機関制御用信号発生装置によれば、ロータのシャフ
トを非磁性体により形成するとともに、ロータおよびク
ランク角センサを覆うカバーの少なくとも一方に磁性体
を設けたことにより、点火コイルからの漏洩磁束の影響
によるセンサ検出信号の信頼性の低下をより確実に防ぐ
ことができる。
【図１】この発明の一実施例の立断面図である。
【図２】従来の機関制御用信号発生装置の立断面図であ
る。
る。
１、ハウジング、３ 点火コイル、４ ロータ、５ａ，
５ｂ クランク角センサ、７ マグネット、８ ホール
ＩＣ、１０ カバー、１１，１２ 磁性体、２０ シャ
フト。
５ｂ クランク角センサ、７ マグネット、８ ホール
ＩＣ、１０ カバー、１１，１２ 磁性体、２０ シャ
フト。
Claims (1)
- 【請求項１】 ハウジングに支承されたシャフトに固定
され機関の回転に同期して回転するロータと、マグネッ
トとホールＩＣとを有してなり前記ロータの回転角に対
応した信号を出力するクランク角センサと、前記シャフ
トの近傍に配置された点火コイルとを備えてなり、しか
も、前記シャフトが非磁性体により形成されているとと
もに、前記ロータおよび前記クランク角センサを覆うカ
バーの少なくとも一方に磁性体が設けられている機関制
御用信号発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7156418A JP2680560B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 機関制御用信号発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7156418A JP2680560B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 機関制御用信号発生装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63257041A Division JPH0823343B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 機関制御用信号発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861205A JPH0861205A (ja) | 1996-03-08 |
| JP2680560B2 true JP2680560B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=15627330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7156418A Expired - Lifetime JP2680560B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 機関制御用信号発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2680560B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3324090A1 (de) * | 1983-07-05 | 1985-01-17 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Elektrophotographische aufzeichnungsmaterialien mit verbesserter photoempfindlichkeit |
| JPS6064353A (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-12 | Ushio Inc | 放電灯の照射方法 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP7156418A patent/JP2680560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0861205A (ja) | 1996-03-08 |
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