JP2680408B2 - シリコン発泡体の製造方法及び車体のための部品 - Google Patents
シリコン発泡体の製造方法及び車体のための部品Info
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Description
製造に係る改良に関するものである。
し、硬化した発泡生成物を与える、液状で発泡性の、硬
化性組成物は入手可能である。白金触媒添加組成物は、
錫触媒添加組成物よりもいろいろな応用において好まし
い。汎用のシリコン基材の組成物は、周囲温度で自立状
態迄硬化するのに、通常少なくとも数分を必要とし、15
0kg/m3より小さい密度の発泡体は通常できない。白金触
媒添加の発泡性組成物は、例えば米国特許明細書第4,02
6,842号、第4,026,845号および英国特許明細書第152263
7号に開示されている。公知の白金触媒添加シリコン基
材組成物が中空の金属部品の内側およびそれと接触して
用いられる時、その硬化は、例えば組成物に用いられた
触媒に対する部品の内側に存在する材料の影響によって
妨害されて、中空金属部品内の硬化はかなりの時間を必
要とする。さらに、或る表面(例えば箱部品におけるエ
ポキシ樹脂を被覆した表面)に施された、これらの公知
材料を用いて形成された泡は、表面に全く接着せず、そ
れどころか、未硬化の液状表面層を示すこともある。硬
化機構が妨害され、そして泡の表面で硬化が進まないの
は、金属部品の表面に存在する、あるいはこれに施され
た被覆物の表面に存在する化合物による、白金触媒の妨
害によると考えられる。
を埋めることがますます望まれている。この目的のため
に汎用のシリコン基材の室温架橋性発泡組成物を使用す
ることは、これらの比較的遅い硬化速度により抑えられ
れいる。付随入する困難を克服するために、いろいろな
提案がなされて来たが、発泡性組成物を迅速に閉じ込め
られた空洞に注入する簡単な方法、注入された材料が所
望の発泡構造体に速やかに硬化する必要性が残されてい
る。閉じ込められた空洞への組成物の急速な注入を可能
にする目的で、組成物の成分の衝突流れの迅速混合と組
成物の空洞への注入のため、噴流衝突混合計量分配器を
用いることが提案されている。しかしながら、かゝる方
法は使用者の観点からは魅力的であるが、空洞内におけ
る組成物の硬化が遅く、前述の理由のため空洞内におけ
る接着が悪く、成分の衝突流れの適切な混合のために必
要な粘度を持つ成分の流れを与えるのが困難であること
もあいまって、汎用のシリコン基材室温架橋性発泡組成
物はかゝる用途には不適当とされている。
成物の成分の衝突噴流(impinging jet)を混合するこ
とにより、空洞の表面に接着する150kg/m3より小さい密
度を有する発泡体を製造し得ることを今見出した。本発
明は、一つのとらえ方として、その主要成分またはそれ
だけの成分として(a)分子当たり3ケ以上のアルキル
水素シロキサン単位を有する1種または2種以上のポリ
シロキサン、(b)分子当たり2ケ以上の珪素に結合し
た水酸基を有する1種または2種以上のポリシロキサ
ン、(c)組成物の0ないし2重量%を与える割合で存
在する炭素と結合した水酸基を有する1種または2種以
上の化合物、 および 単位ならびに珪素に結合した水酸基から成るポリオルガ
ノシロキサン(式中、Rは炭素数1ないし20の1価の炭
化水素基を表わし、mは1ないし20の平均値を有する整
数であり、nは1または2の数値であり、pは1、2ま
たは3の数値である)、および(e)成分間の反応を促
進するための白金触媒、から成り、組成物は、混合物が
前記組成物を形成するように2部分以上として供給さ
れ、各部は25℃でお互いに15000mm2/Sより小さい類似の
粘度を有し、かつ諸成分は混合された組成物において、
分子当たり3ケ以上のアルキル水素シロキサン単位を有
する前記の1種または2種以上のポリシロキサンの珪素
に結合した水素原子と組成物の他の成分の珪素に結合し
た水酸基および炭素に結合した水酸基との比が1:1ない
し6:1の範囲にあるような比で存在する、20℃で2分以
内に硬化して150kg/m3より小さい密度を有する発泡体を
与えることが出来る、2部分以上の発泡性シリコン組成
物の衝突噴流を混合することにより形成された発泡組成
物を空洞に注入することから成る、空洞の表面に接着す
る150kg/m3より小さい密度を有する発泡体を製造する方
法を提供するものである。
は、硬化中に発泡し;該組成物は、白金触媒の存在下で
次式 により水素ガスを発生することにより発泡する、ポリシ
ロキサンのマトリックスを形成するように硬化し得る。
キサンは、一般式 (式中、各Rは低級アルキルまたはフェニル基例えばメ
チル基、かつqは1または2である。)により単位を有
するポリマーを含む。
ある。)から成る。好ましい組成物が水素ガスを発生
し、所望の時間の間に鎖の伸長と架橋を通して発泡体を
硬化する反応は、相互作用のある置換基が適当な割合で
存在するかに依り、アルキル水素ポリシロキサンがそれ
に従って選ばれる。好ましくは、このポリシロキサンは
0.5重量%ないし2重量%の珪素に結合した水素原子を
有する。各Rはメチル基(Me)であるのが好ましい。好
ましくは、アルキル水素ポリシロキサンの末端基は次式 (式中、各Rはメチル基を表わす)を有する。適当なア
ルキル水素ポリシロキサンは、Me2SiO単位が存在するも
のも存在しないものもあり、かつ25℃で約1から1000mm
2/S、より好ましくは約10から約100mm2/Sの程度の粘度
を有するMeHSiO単位から成るものを含む。
は、一般式 (式中、各Rは低級アルキルまたはフェニル基、例えば
メチル基を表わし、rは1また2である。)による単位
を含むポリマーである。これらのポリシロキサンも、単
位 (式中、RとSは前記の通りである。から成る。これら
の材料は好ましくは液体であり、そしてこれらの官能価
および鎖長が、組成物に要求される粘度、組成物の硬化
中に要求される水素の発生量および鎖の伸長と架橋の程
度に関して適当であるように選ばれる。珪素に結合した
水酸基を有するポリシロキサンは、好ましくは一般式 HO((R2)SiO)tH (式中、各Rはメチル基を表わし、かつtはポリシロキ
サンが25℃で約30ないし60mm2/Sの粘度を有するような2
5迄の数値である。)による、末端がシラノールのポリ
ジオルガノシロキサンである。好ましい材料は約40ない
し約45mm2/Sの粘度を有する。好ましくは、分子当たり
2ケ以上の珪素に結合した水酸基を有する1種または2
種以上のポリシロキサンも、次式 HO(R2)(SiO)t′H (式中、各Rは前記通りであり、t′はポリシロキサン
が約50mm2/Sないし約2500mm2/Sの粘度を有するような整
数である。)のより長鎖のシラノール末端のポリジオル
ガノシロキサンから成る。好ましい材料は、25℃で約1,
500mm2/Sないし約2,500mm2/Sおよび約12,000mm2/Sない
し15,000mm2/Sの程度の粘度を有する。
材料も含むことが出来る。適当な架橋剤は分子当たり3
ケ以上の官能基、例えば水酸基を有する材料を含む。好
ましい架橋剤は、3ケ以上のヒドロキシポリシロキサン
分子と結合してアルキル基の対応するアルコールを放出
する能力のあるアルコキシシランおよび/またはその縮
合物、例えばメチルトリメトキシシラン、n−プロピル
オルソシリケートおよびエチルポリシリケートを含む。
した水酸基を有する1種または2種以上の化合物を含む
ことを出来るし、むしろ含む方がよい。この成分(c)
は形成された泡の構造に影響を与え、かつ硬化された泡
の密度を下げるのにかなり影響を有する。適当な材料は
脂肪族アルコールおよびアル脂肪族(araliphstic)ア
ルコールそして特に炭素数8迄のより低級一価アルコー
ル、例えばメタロール、n−プロピルアルコールおよび
ベンジルアルコールを含む。成分(c)は全体として組
成物の2重量%迄の程度迄存在するのが好ましい。その
存在は生成した泡の低密度の特性に寄与するが、それを
余り大きな割合で含むと、組成物が十分満足に硬化する
能力を減ずることになる。
は、 単位および珪素と結合した水酸基(式中、Rは炭素数1
から20の一価の炭化水素基を表わし、mは1から20の平
均値を有する整数であり、nは1または2の数値であ
り、そしてpは1,2または3の数値である。)から成る
ポリオルガノシロキサンである。このポリシロキサンも
前記ポリオルガノシロキサンの重量に基づき、0から10
%の 単位(式中、Gは、エチレン性不飽和アルコールのホモ
ポリマー、これらのアルコールとエチレン性不飽和炭化
水素とのコポリマー、ホリエーテルおよびポリオキシア
ルキレングリコールから選ばれた線状有機ポリマーの水
酸基から、水素原子を除去することにより得られた残基
を示す、但し、前記有機ポリマーは、分子当たり少なく
とも1個の末端の水酸基を含む。)を含むことが出来
る。これらの材料は欧州特許明細書第179598号で十分に
記載されそして請求されている。
偶数でmの平均値は8で、nは2そしてpは1である。
末端を保護したポリジメチルシロキサン中における前記
ポリオルガノシロキサンの10重量%溶液に対して、25℃
で2.2×10-4ニュートン/cm以下の表面張力を与えるのに
十分であるものを含む。
した水酸基の少なくとも幾つかと反応するようにアルコ
ールF(CF2)8CH2CH2OHで処理されたヘキサメチルジシ
ロキサンで被覆されたポリシリケートの処理生成物であ
る。本発明による組成物の好ましい成分(d)は、組成
物の珪素と結合した総水酸基に寄与する、珪素と結合し
た水酸基の最少量(例えば3重量%迄、好ましくは1重
量%より小)を有するポリジオルガノシロキサンであ
る。
うな担体上に担持されているみような白金から塩化白
金、白金および塩化白金酸の塩にわたる公知の形態の何
れかを取ることが出来る。白金の好ましい形態は、オル
ガノシリコンへの易分散性および混合物の色相へ影響し
ないことを考慮すると、通常入手し得る六水和物または
無水物としての塩化白金酸である。白金錯体、例えば塩
化白金酸六水和物とジビニルテトラメチルジシロキサン
とから調製されたものもまた使用することができる。所
望により、白金触媒の抑制剤、例えばアルキノール(例
えば、メチルブチノール)またはビニル環状ポリシロキ
サンも、これらの速度制御特性が貯蔵された混合組成物
の急速硬化が望ましくない程延長されないようであるべ
きではあるが、含めることができる。
(b)、(c)、(d)により与えられた水酸基に対す
る成分(a)の珪素と結合した水素の比が、最大の接着
特性を得るために1:1ないし6:1の範囲内、より好ましく
は4:1ないし5:1の範囲内にあるように選ばれる。この比
が1:1より小さければ組成物はゆっくりと硬化して、よ
り高い密度の発泡体を与える、一方、この比が6:1より
大きければ、発泡体はより弾力に乏しい形態になる。
る時に発泡し硬化する。従って、成分(a)は、使用に
必要とされる迄他の成分とは分けて貯蔵される。適用場
所における成分の混合を簡単にかつ容易にするために、
組成物をその各部が実質的4同じ粘度を持つ二つの部分
で貯蔵するが好ましい。例えば、第一の部分は成分
(a)と(d)および成分(b)の一部から成り、そし
て第二の部分は成分(b)の残りと成分(c)と(e)
とから成り、第一の部分と第二の部分は、所望により容
量で1:1の割合で、または重量で1:1の割合で一緒に混合
される。
剤、増量剤および他の架橋剤を、本発明による方法に用
いるため、組成物に含めることができる。しかしなが
ら、一般に、充填剤を含めることは、噴流衝突ミキサー
を経由して混合と分配を行う組成物には、通常は望まし
くない。かゝる適用のためには、組成物の各部の粘度は
25℃で15000mm2/Sより小さく、例えば2000mm2/Sより小
さく、そして1500mm2/Sより小さく、例えば約1000mm2/S
またはそれより小さい。
は、これらが噴流衝突ミキサー(jet impingement mixe
r)を通って通過する時に混合されて、この混合された
組成物は直ちに空洞に注入される。適切には、この噴流
は100ないし3000ポンド/in2(6.9×106ないし2.07×107
Pa)の範囲の圧力下にある。各部分が25℃で約1000mm2/
Sまたはそれより小さい程度の粘度を有する組成物は、
これらがより粘調になり、次いで混合2分間以内に硬化
する前に空洞内に容易に流れ、そしてかなりの程度迄細
長い溝と割れ目に入り込む。各部分が与えられた粘度範
囲の上限よりも高い粘度を有する組成物は容易には流れ
ず、その組成物が硬化する前に逃げ易いような空洞に使
用するのにより適当である。各部分がより高い粘度を有
する組成物を用いる時に、望ましい発泡構造体の製造を
達成するためには、噴流が組成物の各部分の噴流のため
の乱流混合条件を促進するために、混合される部屋に加
圧下で空気を導入することが必要である。しかし各部分
が25℃で約1000mm2/Sより小さい粘度を有する組成物を
用いる時には、これは必ずしも必要ではない。これが用
いられる時には、空気は約1.5ないし6バール(1.5×10
5ないし6×105Pa)の圧力下で導入される。我々は、組
成物が約60kg/m3ないし110kg/m3の間の密度の硬化した
泡を与えるため室温(即ち、18℃±2℃の程度)と湿気
(即ち、約50%の相対湿度)で組成物を混合して90秒以
内で硬化するように、噴流衝突ミキサーにより容易に混
合し分配するための組成物を見出した。発泡体は均一な
泡の大きさの極めて微細な発泡体である。これらは疎水
性で、一般に約2%ないし約20%の独立気泡とこれにい
対立して約80%ないし約98%の連続気泡とから成る。本
発明による方法により製造された発泡体は、いろいろな
基質例えばエポキシ被覆物、ワックス被覆物、塗料被覆
物、例えばアクリルおよびアルキッド樹脂および金属表
面にも接着する。
度のシリコン発泡体を迅速に製造することができる。組
成物の単位容積当たりよりもより大きな容積の発泡体が
製造できる点で使用者にとって費用の節約になる。その
上、選ばれた組成物の驚くべき程改良された接着特性
は、空洞に発泡体を固定させるのに有利である。この方
法は、例えば自動車と航空産業において例えば現場で形
成された音響関係の発泡体の製造への使用が見込まれ
る。
おける2つの実施例組成物とその使用について続いて述
べる。全ての部は、指定されない限り重量による。
分AとBとから成る。部分Aは二種類のα,ωジヒドロ
キシポリシロキサン、即ち24部の25℃で約42mm2/Sの粘
度を有する第一のα,ωジヒドロキシポリジメチルシロ
キサンと72部の25℃で約2000mm2/Sの粘度を有する第二
のα,ωジヒドロキシポリジメチルシロキサン、3部の
n−プロピルアルコールおよび0.7部の塩化白金酸触媒
から成る。部分Bは68部の第二のα,ωジヒドロキシポ
リジメチルシロキサン、26部の25℃で約30mm2/Sの粘度
を有するトリメチルシロキシで末端保護されたメチル水
素ポリシロキサンおよび6部の界面活性剤から成る。界
面活性剤は温度計、還流凝縮器、機械的に駆動する撹拌
棒および反応器に戻される一部の凝縮物を保持するため
のディーン−シュタルク装置を備え付けたガラス反応器
で123部の樹脂状のシロキサン共重合体の70%キシレン
溶液、10.0部の平均の式F(CF2)8CH2CH2OHを有するア
ルコール、66部のキシレン、0.5部の水酸化カリウムの
エタノール溶液および2部の酸性白土から調製された。
このシロキサン共重合体は、モル比でそれぞれ約0.75:
1.0の の繰り返し単位から本質適に成って、かつ約0.5重量%
の珪素と結合した水酸基を含んでいた。反応器の内容物
は沸点で1時間加熱されて、次いで50℃に冷却されてそ
して反応混合物中を炭酸ガスを泡立てることによりpH約
7に中和された。結果として得られた混合物は、次いで
トリメチルシロキシで末端保護され粘度10mm2/Sで2,304
×104ニュートン/cmの30の表面張力を示すポリジメチル
シロキサンの100部と混合された、そして揮発性物質は
次いで減圧下で蒸発された。結果として得られた澄明な
溶液は、1.92×10-4ニュートン/cmの表面張力を示し
て、かつ約2.48%の珪素と結合した水酸基を有する平均
式 の単位を持つポリオルガノシロキサンを含んでいた。
合することにより作られた時、組成物のメチル水素ポリ
シロキサン成分は0.39モルの珪素と結合した水素を与
え、第一のα,ωポリジメチルシロキサンは約0.056モ
ルの珪素と結合した水酸基を与え、第二のα,ωポリジ
メチルシロキサンは約0.012モルの珪素と結合した水酸
基を与え、プロピルアルコールは0.049モルの炭素と結
合した水酸基を与え、そして界面活性剤は0.009モルの
珪素と結合した水酸基を与えた。混合された組成物にお
ける、珪素と結合した水酸基+炭素と結合した水酸基に
対する珪素と結合した水素原子の比は、それ故3.1:1で
あった。部分Aと部分Bのおのおのの粘度は25℃で約90
0mm2/Sであった。
拌された。組成物は30秒で硬化して、均一な細かい泡と
密度96kg/m3を有する弾力性のある発泡体を与えた。こ
の発泡体は非常に撥水性であった。
間混合されて、直ちに指定された容器に注ぎ込まれて接
着特性が観察された。
金属箱部品中でその場で作られた泡は、最初は何ら接着
しなかった。実際おそらく白金触媒の妨害のため、表面
上には液状層を有していた。高温と湿気(50℃/95%相
対湿度)でこの箱部品を引き続き試験すると、短時間
後、驚くべきことに、この液状層は消失して、泡とエポ
キシ表面との間に結合が起こったことが判明した。この
現象は、室温で(20℃および50%の相対湿度)単に放置
されたエポキシ被覆された箱部品について確認された;
接着強度は7日間増加し続けた。ワックスで被覆された
紙コップ中にその場で作られた泡は何の阻害もなく、直
ちにワックスで被覆された紙への接着を生じた。泡が錫
メッキされたスチール箱部品に流し込まれた時には、接
着は何の阻害もなくまた生じた。
40kg/cm2)の圧力下でアフロスキャノン(Afros Canno
n)により、衝突噴流ミキサーの混合ヘッドに別々に供
給された。衝突噴流は混合されて、底部が閉ざされた軟
鋼の管の断面が正方形の空洞に分配された。組成物は空
洞に入ってから30秒以内に硬化して100kg/m3の密度を有
する細かい泡の均一な発泡体を与えた。この発泡体は空
洞の表面に強く接着していた。
キサンが約13,500mm2/Sの粘度を有する物質であって、1
2部の界面活性剤が使用されたことを除いて、実施例1
の組成物と同一であった。界面活性剤は部分Aに完全に
含まれていた。この実施例2つの組成物の部分Aと部分
Bは、25℃で5000mm2/Sの粘度を有していた。
b/in2(176kg/cm2)の圧力下でアフロスキャノンにより
衝突噴流ミキサーの混合ヘッドに供給された。2.0バー
ル(2気圧)の圧力下の空気が衝突噴流に乱流の状態を
与えるために入れられた。衝突噴流は混合されて、直ち
に底が閉じた軟鋼管の断面が正方形の空洞に分配され
た。組成物は、空洞へ入ってから30秒以内で硬化して10
0kg/m3の密度を有する細かい泡の均一の発泡体を与え
た。この発泡体は空洞の表面に強く接着していた。
in2(105kg/cm2)の圧力下でアフロスキャノンにより衝
突噴流ミキサーの混合ヘッドに供給された。2.0バール
(2気圧)の圧力下の空気が、衝突噴流に乱流状態を与
えるために入れられた。衝突噴流は混合されて、直ちに
自動車のホイールアーチの部品の曲がった、部分的に垂
直に伸びた空洞に分配された、その空洞は底が開いてお
りアルキッド樹脂で作られた塗料コーティングで被覆さ
れた軟鋼で作られていた。組成物は、空洞へ入つてから
30秒以内で硬化して、空洞の表面に強く接着している10
0kg/m3の密度を有する細かい泡の均一の発泡体を与え
た。
Claims (10)
- 【請求項1】その主要成分またはそれだけの成分として
(a)分子当たり3ケ以上のアルキル水素シロキサン単
位を有する1種または2種以上のポリシロキサン、
(b)分子当たり2ケ以上の珪素に結合した水酸基を有
する1種または2種以上のポリシロキサン、(c)組成
物の0ないし2重量%を与える割合で存在する炭素と結
合した水酸基を有する1種または2種以上の化合物、 および 単位ならびに珪素に結合した水酸基から成るポリオルガ
ノシロキサン(式中、Rは炭素数1ないし20の1価の炭
化水素基を表わし、mは1ないし20の平均値を有する整
数であり、nは1または2の数値であり、pは1、2ま
たは3の数値である)、および(e)成分間の反応を促
進するための白金触媒、から成る組成物であり、該組成
物は、混合物が該組成物を形成するように2部分以上と
して供給され、各部は25℃でお互いに15000mm2/Sより小
さい類似の粘度を有し、かつ諸成分は混合された組成物
において、分子当たり3ケ以上のアルキル水素シロキサ
ン単位を有する前記の1種または2種以上のポリシロキ
サンの珪素に結合した水素原子と組成物の他の成分の珪
素に結合した水酸基および炭素に結合した水酸基との比
が1:1ないし6:1の範囲にあるような比で存在する、20℃
で2分以内に硬化して150Kg/m3より小さい密度を有する
発泡体を形成する能力のある発泡性シリコン組成物の、
2部分以上の衝突噴流を混合することにより形成された
発泡性組成物を空洞に注入することから成る、空洞の表
面に接着する150Kg/m3より小さい密度を有する発泡体を
製造する方法。 - 【請求項2】空洞の内部表面が金属表面またはエポキシ
樹脂、アルキッド樹脂もしくはワックスで被覆されてい
る表面である、請求項第1項の記載による方法。 - 【請求項3】25℃における各成分の粘度が2000mm2/sよ
り小さく、珪素と結合した水素原子と珪素と結合した水
酸基および炭素と結合した水酸基との比が2:1ないし5:1
の範囲にある、請求項第1項の記載による方法。 - 【請求項4】アルキル水素シロキサン単位を有するポリ
シロキサンが、R2RiO単位が存在するかしない一般式 (式中、各Rはメチル基でqは1または2、そして10な
いし100mm2/sの粘度を有する。)による単位を有するポ
リマーである請求項第1項の記載による方法。 - 【請求項5】珪素と結合した水酸基を有するポリシロキ
サンが、一般式 HO((R2)SiO)tH (式中、各Rはメチル基で、tはポリシロキサンが30な
いし60mm2/sの粘度を有するような25迄の数値を持つ)
によるシラノール末端のポリジオルガノシロキサンおよ
び所望により、一般式 HO(R2)(SiO)t′H (式中、各Rはメチル基でt′はポリシロキサンが50mm
2/sないし2500mm2/sの粘度を有するような整数である)
のシラノール末端のポリジオルガノシロキサンとから成
る、請求項第1項の記載による方法。 - 【請求項6】成分(c)が組成物中に存在し、かつ8迄
の炭素数を有する脂肪族の一官能性アルコールを含む、
請求項第1項の記載による方法。 - 【請求項7】ポリオルガノシロキサン(d)の単位が、 単位の総計に対する 単位のモル比が0.3ないし1.3であるような割合にある、
請求項第1項の記載による方法。 - 【請求項8】ポリオルガノシロキサン(d)が、ポリシ
リケートの珪素と結合した水酸基と反応させるべく、ヘ
キサメチルジシロキサンで被覆されたポリシリケートを
アルコールF(CF2)8CH2CH2OHで処理した生成物であ
る、請求項第1項の記載による方法。 - 【請求項9】組成物の第一部分が成分(a)および
(d)ならびに成分(b)の一部を含み、かつ第二部分
が成分(b)の残りならびに成分(c)および(e)を
含み、各部分は1000mm2/sの粘度を有し、本組成物が所
望により1:1の容積比または1:1の重量比の部分の衝突噴
流を一緒に混合することにより提供される、請求項第1
項の記載による方法。 - 【請求項10】請求項第1項ないし第9項の何れか1項
に記載の方法により作られた発泡体から成る消音障壁を
含む車体のための部品。
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