JP2679929B2 - Rna、dnaおよび蛋白の同時単離法 - Google Patents

Rna、dnaおよび蛋白の同時単離法

Info

Publication number
JP2679929B2
JP2679929B2 JP5012461A JP1246193A JP2679929B2 JP 2679929 B2 JP2679929 B2 JP 2679929B2 JP 5012461 A JP5012461 A JP 5012461A JP 1246193 A JP1246193 A JP 1246193A JP 2679929 B2 JP2679929 B2 JP 2679929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent solution
dna
rna
protein
substantially pure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5012461A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05344886A (ja
Inventor
チョムクジンスキー ピオトル
Original Assignee
チョムクジンスキー ピオトル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by チョムクジンスキー ピオトル filed Critical チョムクジンスキー ピオトル
Publication of JPH05344886A publication Critical patent/JPH05344886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2679929B2 publication Critical patent/JP2679929B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/10Processes for the isolation, preparation or purification of DNA or RNA
    • C12N15/1003Extracting or separating nucleic acids from biological samples, e.g. pure separation or isolation methods; Conditions, buffers or apparatuses therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K1/00General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length
    • C07K1/14Extraction; Separation; Purification

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、長期保存可能な溶媒溶液
と、生物試料からRNA、DNAおよび蛋白を同時に単
離する方法に関する。
【0002】
【発明の背景】分子生物学とバイオテクノロジーの分野
で広範囲の研究と開発が急速に進行しているため、実験
および/または商業生産に使用できるリボ核酸(RN
A)、デオキシリボ核酸(DNA)、および蛋白に対す
る需要が増加している。すべての生物試料はRNA、D
NAおよび蛋白を含有する;しかし多くの臨床および研
究への応用のためには、組織および細胞培養物からこれ
らの成分を単離し性状解析することが必要である。例え
ば、医学や農業の分野で重要な遺伝子(例えばインスリ
ン遺伝子、成長ホルモン遺伝子、および植物の生産性を
上げるための遺伝子)の分子クローニングには、RNA
とDNAの単離が必要である。さらにヒトのゲノムの分
子的欠陥の早期検出および遺伝子発現の研究のために
は、RNA、DNAおよび蛋白の単離と性状解析が必要
である。多くの場合同じ生物試料からRNA、DNAお
よび蛋白を単離することが必要であるかまたは好まし
い。しかし組織試料が非常に小さい場合(例えば生検の
場合)、および試料が分割できない場合そして各成分を
異なる単離法で使用することができない場合は、これは
不可能ではないにしても非常に困難である。
【0003】生物試料からRNAを単離するには多くの
公知の方法がある。例えば本出願人による米国特許第
4,843,155号(この内容は参考のため本明細書
中に引用されている)は、生物組織試料からRNAを単
離するための有効な生成物と方法を開示している。この
特許の生成物と方法を用いることにより、RNAは約4
時間で単離することができる。この特許は、RNAを単
離するための他のいくつかの方法について記載している
が、その各々はそれぞれ欠点を有する。さらにこの特許
およびその中で言及されている他の方法のどれも、同じ
組織試料からRNA、DNAおよび蛋白を同時に単離す
る方法については記載していない。
【0004】RNAとDNAの同時単離の他の方法が知
られている。例えば米国特許第5,010,183号は
種々のソース(例えば細胞、細胞溶解液、ウイルス、組
織、血液および他の体液)から、陽イオン性界面活性剤
を用いて核酸と複合体を作らせてDNAとRNAを単離
する方法を開示している。RNAとDNAの同時単離の
他の方法は以下の文献に記載されている:チャン(Cha,
V.T.-W.)ら:Anl. Biochem. 168, 16-24(1988);ニコ
ライデス(Nicolaides, N.C.)ら:Biotechniques, 8
(2), 154-156(1990);およびラハ(Rhaha, S. )ら:Ge
ne Anal. Techn.(7), 173-177(1990) 。これらの記載さ
れた各方法では、界面活性剤(例えばノニデット(NONI
DET )P−40、ラウリル硫酸ナトリウムおよびラウリ
ルサルコシンナトリウム(Sodium lauryl sarcosine
))、およびRNaseインヒビターを補足したフェ
ノールを含む抽出溶液を用いて抽出している。
【0005】生物試料からのRNA、DNAおよび蛋白
の同時単離法は、クームス(Coombs,L.M.)
ら、Anal.Biochem.188,338−34
3(1990)に記載されている。この方法は本出願人
の米国特許第4,843,155号で言及されているチ
ルグウィン(Chirgwin)らの方法の変法であ
る。この方法は要約すると以下のようである:細胞また
は組織試料を4Mのグアニジニウム中でホモジェナイ
する。このホモジェネートは塩化セシウム(CsCl)
勾配上に重層する。110,000−150,000g
で18時間遠心分離すると、一番上のグアニジニウム層
は蛋白を含み、上のCsCl層はDNAを含み、RNA
は遠心分離管の底に集まる。塩化セシウム勾配からのR
NA、DNAおよび蛋白画分の精製は、次の12−24
時間に行われる。この方法は極めて時間がかかり(完了
するのに2−3日かかる)、同時にはほんのわずかの数
の試料しか処理ができない高価な装置である超遠心分離
機が必要であるため、この方法は有利ではない。
【0006】従って同じ生物試料からのRNA、DNA
および蛋白の同時単離の効率的で正確な方法に対する確
実なニーズがある。
【0007】発明の要約 本発明は、同じ生物試料からのRNA、DNAおよび蛋
白の同時単離のための長期保存可能な溶媒溶液と方法に
関する。この溶媒溶液と方法は、同じ生物組織から実質
的に純粋で分解されていないRNA、実質的に純粋で分
解されていないDNA、および蛋白を抽出するための、
有効で正確な方法を与える。ここで「単離される」とい
う用語は、標準的な精製法を用いて測定した場合他の成
分の混入が検出されない程度に、ある特定の目的成分
(すなわちRNA、DNAまたは蛋白)が他の成分から
分離または単離されていることを意味する。さらに「分
解されていない」という用語は、目的の成分が標準的な
精製法を用いて測定した場合、目的の成分が、検出でき
るほどには分解されていないことを意味する。
【0008】一般に本発明の溶媒溶液は、同じ生物試料
から実質的に純粋で分解されていないRNA、実質的に
純粋で分解されていないDNA、および蛋白を抽出する
ためのフェノールおよびグアニジニウム化合物を組合せ
で含む。この有効で驚くべき結果(1−2時間のオーダ
ーで、超遠心分離を必要としない)は迅速、有効かつ正
確であり、これまでは達成されなかった。本出願人の米
国特許第4,843,155号は、フェノールと2−5
Mの濃度範囲のグアニジニウム化合物を含む方法と溶媒
溶液を開示している。この溶媒溶液は実質的に純粋で分
解されていないRNAを約3時間で単離することができ
るが、実質的に純粋で分解されていないDNAや蛋白を
単離することは目的としていないし、また可能でもな
い。
【0009】本発明において、特に0.5−2Mの濃度
範囲のグアニジニウム化合物とともに有効量のフェノー
ルを使用することにより、RNAやDNAが分解から充
分に保護され、RNAがより効率的に単離されまたDN
Aと蛋白成分が単離されることが、予想外に明らかにな
った。本発明のこの新規の溶媒溶液は長期保存可能であ
る。使用可能な保存期間は室温で約2カ月であり、4℃
では約9−12カ月であって、この間酸化や分解が起き
てフェノールが単離工程において不安定になることはな
い。
【0010】本発明の溶媒溶液においてグアニジニウム
化合物は酸性グアニジニウム化合物またはその塩であ
り、チオシアン酸グアニジニウムや塩酸グアニジニウム
よりなるが、これらに限定されない。塩酸グアニジニウ
ムはRNAやDNA成分を分解から保護し、水性の溶媒
溶液中でフェノールを溶液状態に維持するのに役立つ。
このフェノールは水層から蛋白を抽出するのに有用であ
り、RNAの分解を起こすRNaseや他の汚染してい
る酵素の作用を阻害する。
【0011】本発明の溶媒溶液は、チオシアン酸アンモ
ニウムやチオシアン酸ナトリウムのような追加のチオシ
アン酸成分を含んでいてもよい。この追加のチオシアン
酸成分は生物試料からのRNAの抽出を増強すると考え
られている。さらにこの溶媒溶液は緩衝性成分(例えば
酢酸ナトリウムやクエン酸ナトリウム)を、約4−6の
pHを維持するのに充分な量で含んでいてもよい。さら
に溶媒溶液はフェノールを特に4℃で溶液に維持して、
単一相溶液としての溶媒を維持するための追加の可溶化
剤を含んでいてもよい。適当な可溶化剤1つはグリセロ
ールである。
【0012】好適な実施態様において、本発明の溶媒溶
液は約4−6の範囲のpHを有し、フェノール、グアニ
ジニウム化合物、チオシアン酸化合物およびフェノール
可溶化剤を含む。好適なグアニジニウム化合物はチオシ
アン酸グアニジニウムであり、好適なチオシアン酸化合
物はチオシアン酸アンモニウムであり、好適なフェノー
ル可溶化剤はグリセロールである。
【0013】本発明の溶媒溶液と方法を用いて、実質的
に純粋で分解されていないRNAの単離は約1時間で達
成される。この単離されたRNAは、ノーザン(Northe
rn)分析、メッセンジャーRNA(mRNA)の単離、
および酵素的測定法(ポリメラーゼチェイン反応(PC
R)を含む)に適しており余分な精製工程は必要ではな
い。本発明の溶媒溶液と方法を用いてDNA成分は約1
−1.5時間で単離される。高収率のDNAが抽出さ
れ、このDNA(実質的に純粋で分解されていない)は
制限分析やサザン(Southern)分析に適している。さら
に本発明の方法はRNAおよび/または蛋白単離のため
に取られた試料中のDNA含量の定量を可能にする。こ
れは単離されたDNAの光学密度を読むことにより達成
される。最後に本発明の溶媒溶液と方法を用いることに
より、蛋白は約1時間で単離される。単離された蛋白は
その抗原性を保持し、ウェスタン分析のための充分な純
度を保持していると考えられている。
【0014】好適な実施態様において、本発明の方法
は、あらかじめ決められた量の溶媒溶液中の生物試料を
ホモジェナイズしてホモジェネートを形成させることよ
りなる。次に水不溶性の有機溶媒(例えばクロロホル
ム)をこのホモジェネートに加え、ホモジェネートを攪
拌して沈澱させて、実質的に純粋で分解されていないR
NAを含有する水層、蛋白を含有する有機層、および実
質的に純粋で分解されていないDNAを含有する中間層
よりなる混合物を形成させる。水層に低級アルコールを
加えて水層からRNAを沈澱させ、沈澱したRNAを沈
降法により回収する。有機層の蛋白はここに低級アルコ
ールを加えて沈澱させ、沈降法により回収する。最後に
DNAは、あらかじめ決められた量の溶媒溶液で中間層
を洗浄し、DNAを沈降させDNAからフェノールと塩
の汚染物を除去することにより回収される。
【0015】別の実施態様において、ホモジェナイズと
沈降に引き続いて、有機層と中間層は水で抽出し、塩化
セシウム、クエン酸ナトリウム溶液および低級アルコー
ルを加えて、中間層からDNAを沈澱させる。得られた
混合物は遠心分離し、沈降したDNAを回収する。この
実施態様においては、前記の実施態様で記載したよう
に、水層からRNAを回収し有機層から蛋白を回収す
る。
【0016】別の実施態様においては、本発明の溶媒溶
液中の生物試料のホモジェナイズに引き続いて、DNA
は溶媒溶液に不溶性であるため、実質的に純粋で分解さ
れていないDNAはホモジェネートから沈降される。次
にこの沈降したDNAは、あらかじめ決められた量の溶
媒溶液で洗浄し、ここから汚染しているフェノールおよ
び/または塩を除去する。残存するホモジェネート(こ
れはRNAと蛋白を含む)に水不溶性の有機溶媒(例え
ばクロロホルム)を加え、ホモジェネートを攪拌し沈降
させて、実質的に純粋で分解されていないRNAを含有
する水層、蛋白を含有する有機層よりなる混合物を形成
させる。前記の実施態様のように、低級アルコールを加
えて水層からRNAを沈澱させ、沈降法により回収す
る。同様に低級アルコールを加えて蛋白を有機層から沈
澱させ、沈降法により回収する。
【0017】図面の簡単な記述 図1Aはノーザンブロッティングによる総RNAの分析
結果を示す。図1BはサザンブロッティングによるDN
Aの分析結果を示す。図1Cはウェスタンブロッティン
グによる蛋白の分析結果を示す。
【0018】発明の詳細な記述 好適な実施態様において、長期保存可能な本発明の溶媒
溶液は、溶媒溶液の総量を基準として約0.5−2Mの
濃度範囲のチオシアン酸グアニジニウム;溶媒溶液の総
量を基準として約0.1−0.6Mの濃度範囲のチオシ
アン酸アンモニウム;溶媒溶液のpHを約4−6の範囲
に維持するのに充分な量の緩衝液(好ましくは酢酸ナト
リウム);溶媒溶液の総量を基準として約3−10容量
%の量のグリセロール;および溶媒溶液の総量を基準と
して約30−50容量%の量のフェノールよりなる。
【0019】溶媒溶液のさらに好適な実施態様において
は、チオシアン酸グアニジニウムの濃度は好ましくは約
0.8Mであり、チオシアン酸アンモニウムの濃度は好
ましくは約0.4Mであり、酢酸ナトリウム緩衝液は溶
媒溶液の総量を基準として約0.1Mの濃度で存在し、
溶液のpHは約5.0である。さらに溶媒溶液は約5容
量%のグリセロールと約38容量%のフェノールよりな
る。
【0020】以下の例において本発明の方法のいくつの
実施態様を例示する。
【0021】例1 前述した好適な溶媒溶液2ml中で100mgの組織試
料をホモジェナイズする。次にホモジェネートに0.4
mlのクロロホルムを加えて攪拌し、12,000gで
10分間沈降させる。沈降後、実質的に純粋で分解され
ていないRNAを含有する水層、蛋白を含有する有機
層、および実質的に純粋で分解されていないDNAを含
有する中間層よりなる混合物が形成する。水層を集め、
2mlのイソプロパノールと一緒にして12,000g
で10分間遠心分離する。全RNAを含有する沈降物を
2mlの75%エタノールで洗浄し、8000gで6分
間遠心分離し、水に溶解する。前述したようにRNAの
単離は約1時間かかる。
【0022】DNAは以下の3つの方法のうちの1つを
用いて単離される。1つの実施態様においては、有機層
と中間層は1mlの水で抽出される。次に4.5Mの塩
化セシウム100μl、0.5Mのクエン酸ナトリウム
溶液および1mlのエタノールを加えて中間層からDN
Aを沈澱させる。得られた混合物を遠心分離し、沈降し
たDNAを2mlの75%エタノールで4回、そして2
mlの水で1回洗浄する。
【0023】別の実施態様においては、中間層を有機層
から取って新しいチューブに入れ、0.5mlの溶媒溶
液で洗浄する。DNAに汚染しているフェノールおよび
/または塩を、75%エタノール、30%エタノール/
2.8MのNaBr溶液、そして最後に75%エタノー
ルで連続的に洗浄して除去する。
【0024】DNAは溶媒溶液には溶解しないため、別
の実施態様においては、クロロホルムを加える前に最初
のホモジェネートからDNAを沈降させる。沈降したD
NAを0.5mlの溶媒溶液で洗浄し、DNAに汚染し
ているフェノールおよび/または塩を、75%エタノー
ル、30%エタノール/2.8MのNaBr溶液、そし
て最後に75%エタノールで連続的に洗浄して除去す
る。上記方法のDNAの単離は約1−1.5時間で達成
される。
【0025】蛋白は2倍量のイソプロパノールを加える
ことにより有機層から沈澱する。懸濁物を遠心分離し、
蛋白沈澱物をエタノールで2回洗浄し、0.5%のドデ
シル硫酸ナトリウム溶液に溶解する。蛋白の単離は約1
時間で完了する。
【0026】例2 本発明の方法の別の具体的な例では、テフロンガラスの
ホモジェナイザー中で152mgのラットの乳腺を、前
記の3mlの好適な溶媒溶液とともにホモジェナイズす
る。ホモジェナイズした後ホモジェネートに0.6ml
のクロロホルムを加える。混合物を攪拌し、4℃で1
2,000gで10分間遠心分離する。遠心分離後ホモ
ジェネートは水層、中間層および有機層を形成する。
【0027】RNAの単離 水層を新しいチューブに移し、1.5mlのイソプロパ
ノールを加えてRNAを沈澱させ、4℃で8000gで
8分間遠心分離する。全RNAを含む沈降物を3mlの
75%エタノールで洗浄し、8000gで5分間遠心分
離し、水に溶解する。全RNAの収率は0.62mgで
あり、ジフェニルアミンによる試験(バートン(Burto
n, K.):Biochem. J., 62:315-322(1956) )と、フォ
リン(Folin )試薬(ピーターソン(Peterson, G.
L.):Methods in Enzymology, 91:95-98(1983) )で
は、それぞれDNAや蛋白の汚染は検出されない。
【0028】DNAの単離 有機層と中間層を1.5mlの水で抽出し、混合物を3
000gで5分間遠心分離する。水層を取り、そこから
4.5Mの150μlのCsCl、0.5Mのクエン酸
ナトリウム溶液、そして1.5mlのエタノールを連続
的に添加してDNAを沈澱させる。混合物を15秒間攪
拌して、3000gで3分間遠心分離する。有機層を含
有する得られた上清を蛋白分析のためにとっておく。ペ
レットになったDNAを3mlの75%エタノールとボ
ルテックスさせて4回洗浄し、3000gで3分間遠心
分離する。次にDNAペレットを3mlの100%エタ
ノールに懸濁し、3000gで3分間遠心分離して水に
溶解する。DNAの収率は0.41mgであり、フォリ
ン試薬による試験では蛋白の汚染は検出されない。
【0029】別の測定法では、単離したRNAとDNA
の純度を、汚染剤として3 H RNAと 32 P DNA
を用いて試験する。RNA調製物中には放射性DNAは
検出されず、DNA調製物中には放射性RNAは検出さ
れない。
【0030】蛋白の単離 DNAの単離工程で取っておいた有機層を6mlのイソ
プロパノールと混合する。この混合物を室温に5分間置
き、沈澱した蛋白を10,000gで10分間遠心分離
する。蛋白のペレットをボルテックスにより3mlのエ
タノールに懸濁し、次に室温に5分間置き、次に10,
000gで10分間遠心分離する。この洗浄/遠心分離
工程を3回繰り返す。最後のエタノールによる洗浄の後
に、蛋白ペレットを短時間(10分間)空気乾燥し、水
に溶解する。蛋白の収率は6.3mgである。
【0031】この例で単離されるRNA、DNAおよび
蛋白の質は、標準的ノーザン分析、サザン分析およびウ
ェスタン分析により試験される。ノーザン分析、サザン
分析およびウェスタン分析は、アウスベル(Ausbell,
F.M. )ら(編)の方法(Current Protocols in Molecu
lar Biology, ウィリーインターサイエンス(Wiley Int
erscience)、ニューヨーク(1990))(これは参考のた
め本明細書中に引用されている)の記載する方法により
行われる。
【0032】ノーザン分析では、単離された全RNAの
5μgを、1%アガロース−ホルムアルデヒドゲル中で
電気泳動し、「ニトラン」("Nytran")膜に移し、ニッ
クトランスレーションしたラクトアルブミンcDNAと
ハイブリダイズさせる。図1Aに示すようにラクトアル
ブミンmRNAの分解されていないバンドの存在は、単
離された全RNAが分解されていないことを示すと考え
られる。
【0033】サザン分析においては、単離されたDNA
の5μgをEcoRI制限酵素で消化し、1%アガロー
スゲルで電気泳動し、「ニトラン」("Nytran")膜に移
し、ニックトランスレーションしたラクトアルブミンc
DNAとハイブリダイズさせる。図1Bに示すように分
解されていないラクトアルブミン遺伝子のバンドの存在
は、単離されたDNAが分解されていないことを示すと
考えられる。
【0034】ウェスタン分析においては、単離された5
0μgの蛋白を10%のアクリルアミド−SDSゲルで
電気泳動し、ニトロセルロース膜に電気移動させる。ラ
クトアルブミンの存在は、ウサギ抗−ラットラクトアル
ブミン抗体とペルオキシダーゼ結合抗ウサギIgGを用
いて検出する。図1Cに示すように単離物中の特異的蛋
白の存在はラクトアルブミンの検出により例示される。
【0035】本発明の範囲はここに示した具体例に限定
されるものではなく、特許請求の範囲により限定され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはノーザンブロッティングによる総RNAの
分析結果を示す。BはサザンブロッティングによるDN
Aの分析結果を示す。Cはウェスタンブロッティングに
よる蛋白の分析結果を示す。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物組織から実質的に純粋で分解されて
    いないRNA、実質的に純粋で分解されていないDNA
    および蛋白を抽出するための溶媒溶液であって、 a)溶媒溶液の総量に基づき30〜50容量%のフェノ
    ール、 b)溶媒溶液の総量に基づき3〜10容量%のグリセロ
    ール、 c)溶媒溶液の総量に基づき0.5〜2M(モル)濃度
    のチオシアン酸グアニジニウム、 d)溶媒溶液の総量に基づき0.1〜0.5M(モル)
    濃度のチオシアン酸アンモニウムおよび(または)チオ
    シアン酸ナトリウム、および e)溶媒溶液のpHを4〜6に維持するための溶媒溶液
    の総量に基づき0.02〜0.2M(モル)濃度の緩衝
    剤、からなる溶媒溶液。
  2. 【請求項2】 緩衝剤が酢酸ナトリウムである請求項1
    に記載の溶媒溶液。
  3. 【請求項3】 酢酸ナトリウムが溶媒溶液の総量に基づ
    き0.1M(モル)の濃度で存在し、かつまた溶媒溶液
    のpHが5.0である請求項1または2のいずれか1項
    に記載の溶媒溶液。
  4. 【請求項4】 チオシアン酸アンモニウムおよび(また
    は)チオシアン酸ナトリウムの濃度が溶媒溶液の総量に
    基づき0.4M(モル)である請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の溶媒溶液。
  5. 【請求項5】 チオシアン酸グアニジニウムの濃度が溶
    媒溶液の総量に基づき0.8M(モル)である請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の溶媒溶液。
  6. 【請求項6】 生物組織から実質的に純粋で分解されて
    いないRNA、実質的に純粋で分解されていないDNA
    および蛋白を単離するための方法であって、 (a)組織試料を請求項1に記載の溶媒溶液中でホモジ
    ェナイズしてホモジェネートを生成させ、 (b)上記ホモジェネートに水に不溶性の有機溶媒を加
    え、ホモジェネートを沈降させ、実質的に純粋で分解さ
    れていないRNAを含有する水性層、蛋白を含有する有
    機層および実質的に純粋で分解されていないDNAを含
    有する中間層からなる混合物を形成させ、 (c)この水性層に低級アルコールを添加して、水性層
    からRNAを沈殿させ、沈殿したRNAを沈降法により
    採取し、 (d)この有機層に低級アルコールを添加して、有機層
    から蛋白を沈殿させ、沈殿した蛋白を沈降法により採取
    し、 (e)この中間層を予め決められた量の前記溶媒溶液で
    洗浄し、DNAを沈降させ、夾雑フェノールおよび塩類
    をDNAから除去して、この中間層からDNAを採取す
    る、工程からなる方法。
  7. 【請求項7】 生物組織から実質的に純粋で分解されて
    いないRNA、実質的に純粋で分解されていないDNA
    および蛋白を単離するための方法であって、 (a)組織試料を請求項1に記載の溶媒溶液中でホモジ
    ェナイズしてホモジェネートを生成させ、 (b)上記ホモジェネートに水に不溶性の有機溶媒を加
    え、ホモジェネートを沈降させ、実質的に純粋で分解さ
    れていないRNAを含有する水性層、蛋白を含有する有
    機層および実質的に純粋で分解されていないDNAを含
    有する中間層からなる混合物を形成させ、 (c)この水性層に低級アルコールを添加して、水性層
    からRNAを沈殿させ、沈殿したRNAを沈降法により
    採取し、 (d)この有機層と中間層とを水で抽出し、 (e)有機層に低級アルコールを添加して、有機層から
    蛋白を沈殿させ、沈殿した蛋白を沈降法により採取し、 (f)この中間層にCsCl、クエン酸ナトリウム溶液
    および低級アルコールを添加して、中間層からDNAを
    沈殿させ、沈殿したDNAを沈降法により採取する、工
    程からなる方法。
JP5012461A 1992-01-28 1993-01-28 Rna、dnaおよび蛋白の同時単離法 Expired - Lifetime JP2679929B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US826984 1992-01-28
US07/826,984 US5346994A (en) 1992-01-28 1992-01-28 Shelf-stable product and process for isolating RNA, DNA and proteins

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05344886A JPH05344886A (ja) 1993-12-27
JP2679929B2 true JP2679929B2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=25248018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5012461A Expired - Lifetime JP2679929B2 (ja) 1992-01-28 1993-01-28 Rna、dnaおよび蛋白の同時単離法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5346994A (ja)
EP (1) EP0554034B1 (ja)
JP (1) JP2679929B2 (ja)
AT (1) ATE144777T1 (ja)
DE (1) DE69305662T2 (ja)
ES (1) ES2095565T3 (ja)

Families Citing this family (130)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5637687A (en) * 1993-08-31 1997-06-10 Wiggins; James C. Methods and compositions for isolating nucleic acids
DE69534886T2 (de) * 1994-04-14 2006-10-26 The Rockefeller University Verfahren zur Isolierung von Zellkomponenten
US5693784A (en) * 1994-09-19 1997-12-02 Promega Corporation Methods for creating agglomerates from colloidal particles
US5777099A (en) * 1995-02-24 1998-07-07 Biotecx Laboratories, Inc. RNA separation
DE19520398B4 (de) * 1995-06-08 2009-04-16 Roche Diagnostics Gmbh Magnetisches Pigment
KR100463475B1 (ko) 1995-06-08 2005-06-22 로셰 디아그노스틱스 게엠베하 자기성피그먼트
US5945515A (en) * 1995-07-31 1999-08-31 Chomczynski; Piotr Product and process for isolating DNA, RNA and proteins
US5804684A (en) * 1995-08-24 1998-09-08 The Theobald Smith Research Institute, Inc. Method for isolating nucleic acids
US5973137A (en) * 1996-02-13 1999-10-26 Gentra Systems, Inc. Low pH RNA isolation reagents, method, and kit
US5777098A (en) * 1996-07-23 1998-07-07 University Of North Dakota Medical Education Research Foundation DNA purification procedure
SE9603599D0 (sv) * 1996-10-02 1996-10-02 Pharmacia Biotech Ab A method of separating a two phase system
US20050287583A1 (en) * 1997-01-21 2005-12-29 Promega Corporation Methods and kits for isolating biological target materials using silica magnetic particles
US6027945A (en) * 1997-01-21 2000-02-22 Promega Corporation Methods of isolating biological target materials using silica magnetic particles
WO1998045311A1 (en) * 1997-04-10 1998-10-15 Life Technologies, Inc. Rna isolation reagent and methods
DE19743518A1 (de) * 1997-10-01 1999-04-15 Roche Diagnostics Gmbh Automatisierbare universell anwendbare Probenvorbereitungsmethode
US20050042597A1 (en) * 1997-10-07 2005-02-24 Pham Thuy Diem Viral detection system
WO1999029904A2 (en) * 1997-12-10 1999-06-17 Sierra Diagnostics, Inc. Methods and reagents for preservation of dna in bodily fluids
US7078224B1 (en) 1999-05-14 2006-07-18 Promega Corporation Cell concentration and lysate clearance using paramagnetic particles
US6194562B1 (en) 1998-04-22 2001-02-27 Promega Corporation Endotoxin reduction in nucleic acid purification
US6204375B1 (en) 1998-07-31 2001-03-20 Ambion, Inc. Methods and reagents for preserving RNA in cell and tissue samples
DE19836559A1 (de) * 1998-08-12 2000-03-23 Antigen Gmbh Gefäß zur Entnahme von Blut
US6270970B1 (en) 1999-05-14 2001-08-07 Promega Corporation Mixed-bed solid phase and its use in the isolation of nucleic acids
US6310199B1 (en) 1999-05-14 2001-10-30 Promega Corporation pH dependent ion exchange matrix and method of use in the isolation of nucleic acids
ATE481499T1 (de) * 1999-09-24 2010-10-15 Ambion Inc Cocktail von nukleaseinhibitoren
US7264932B2 (en) * 1999-09-24 2007-09-04 Applera Corporation Nuclease inhibitor cocktail
WO2001037291A1 (en) * 1999-11-17 2001-05-25 Roche Diagnostics Gmbh Magnetic glass particles, method for their preparation and uses thereof
US6248535B1 (en) 1999-12-20 2001-06-19 University Of Southern California Method for isolation of RNA from formalin-fixed paraffin-embedded tissue specimens
DE10006662A1 (de) * 2000-02-15 2001-08-23 Antigen Produktions Gmbh Gefäß zur Nukleinsäureanalytik
US6602718B1 (en) * 2000-11-08 2003-08-05 Becton, Dickinson And Company Method and device for collecting and stabilizing a biological sample
US20020142328A1 (en) * 2000-12-01 2002-10-03 Danenberg Kathleen D. Method of determining a chemotherapeutic regimen by assaying gene expression in primary tumors
US7005278B2 (en) * 2001-03-02 2006-02-28 Danenberg Kathleen D Method of determining dihydropyrimidine dehydrogenase gene expression
US6582919B2 (en) 2001-06-11 2003-06-24 Response Genetics, Inc. Method of determining epidermal growth factor receptor and HER2-neu gene expression and correlation of levels thereof with survival rates
KR101014342B1 (ko) * 2000-12-01 2011-02-15 리스판스 지네틱스, 인크. 표피 성장 인자 수용체 및 her2-neu 유전자 발현 및 이들 수준과 생존율의 상관성을 측정하는 방법
US6602670B2 (en) * 2000-12-01 2003-08-05 Response Genetics, Inc. Method of determining a chemotherapeutic regimen based on ERCC1 expression
US7049059B2 (en) 2000-12-01 2006-05-23 Response Genetics, Inc. Method of determining a chemotherapeutic regimen based on ERCC1 and TS expression
JP2004523229A (ja) * 2001-01-16 2004-08-05 インヴィトロジェン コーポレーション Rna単離のための試薬
US6956111B2 (en) * 2001-03-02 2005-10-18 Response Genetics, Inc. Method of determining dihydropyrimidine dehydrogenase gene expression
WO2002072789A2 (en) * 2001-03-12 2002-09-19 Irm, Llc. Genomics-driven high speed cellular assays, development thereof, and collections of cellular reporters
US6905827B2 (en) 2001-06-08 2005-06-14 Expression Diagnostics, Inc. Methods and compositions for diagnosing or monitoring auto immune and chronic inflammatory diseases
US7026121B1 (en) 2001-06-08 2006-04-11 Expression Diagnostics, Inc. Methods and compositions for diagnosing and monitoring transplant rejection
US7235358B2 (en) 2001-06-08 2007-06-26 Expression Diagnostics, Inc. Methods and compositions for diagnosing and monitoring transplant rejection
US6686155B2 (en) * 2001-06-14 2004-02-03 Response Genetics, Inc. Method of determining a chemotherapeutic regimen based on glutathione-S-transferase pi expression
US20050032105A1 (en) * 2001-10-12 2005-02-10 Bair Robert Jackson Compositions and methods for using a solid support to purify DNA
US7893228B2 (en) * 2001-10-12 2011-02-22 Qiagen North American Holdings, Inc. Compositions and methods for using a solid support to purify RNA
US7148343B2 (en) * 2001-10-12 2006-12-12 Gentra Systems, Inc. Compositions and methods for using a solid support to purify RNA
KR20040047971A (ko) * 2001-10-26 2004-06-05 이뮤니베스트 코포레이션 동일 샘플상에서의 광범위 핵산 및 이의 형태학적 특질에대한 다중 매개변수 분석법
ATE449186T1 (de) 2001-11-28 2009-12-15 Applied Biosystems Llc Zusammensetzungen und verfahren zur selektiven nukleinsäureisolierung
US8029803B2 (en) * 2002-06-20 2011-10-04 Paladin Labs, Inc. Chimeric antigens for eliciting an immune response
US8025873B2 (en) 2002-06-20 2011-09-27 Paladin Labs, Inc. Chimeric antigens for eliciting an immune response
WO2004076640A2 (en) * 2003-02-25 2004-09-10 Ambion, Inc. Small-molecule inhibitors of angiogenin and rnases and in vivo and in vitro methods of using same
US7892745B2 (en) 2003-04-24 2011-02-22 Xdx, Inc. Methods and compositions for diagnosing and monitoring transplant rejection
US7267950B2 (en) * 2003-05-01 2007-09-11 Veridex, Lcc Rapid extraction of RNA from cells and tissues
US7488579B2 (en) * 2003-05-06 2009-02-10 Biochain Institute, Inc. Methods and compositions to extract DNA, RNA and protein simultaneously from biological samples
EP1633869A1 (en) * 2003-06-04 2006-03-15 Qiagen AS Method for sequentially isolating dna and rna from the same nucleic acid-containing sample
US8062845B2 (en) * 2003-07-21 2011-11-22 Creighton University Rapid nucleic acid isolation method and compositions
US20050042660A1 (en) * 2003-07-31 2005-02-24 Hall Gerald Edward Devices and methods for isolating RNA
US8007805B2 (en) * 2003-08-08 2011-08-30 Paladin Labs, Inc. Chimeric antigens for breaking host tolerance to foreign antigens
EP2354253A3 (en) 2003-09-05 2011-11-16 Trustees of Boston University Method for non-invasive prenatal diagnosis
EP2395111B1 (en) 2003-10-08 2015-05-13 Trustees of Boston University Methods for prenatal diagnosis of chromosomal abnormalities
US7115719B2 (en) * 2003-12-16 2006-10-03 Gentra Systems, Inc. Formulations and methods for denaturing proteins
US20050164204A1 (en) * 2004-01-27 2005-07-28 Reed Thomas D. Single use lyophilized rnase reagents, and kits and methods for using same
US20050227225A1 (en) * 2004-04-07 2005-10-13 Roche Molecular Systems, Inc. Stabilization of biomolecules in samples
US7794932B2 (en) * 2004-04-16 2010-09-14 Piotr Chomczynski Reagents and methods for isolation of purified RNA
US7531308B2 (en) * 2004-04-23 2009-05-12 Sigma-Aldrich Co. Process for the reduction of endotoxins in a plasmid preparation using a carbohydrate non-ionic detergent with silica chromatography
US20050277121A1 (en) * 2004-06-11 2005-12-15 Ambion, Inc. Crude biological derivatives competent for nucleic acid detection
US20060099605A1 (en) * 2004-11-11 2006-05-11 Hall Gerald E Jr Devices and methods for isolating RNA
WO2006029184A2 (en) 2004-09-08 2006-03-16 Expression Diagnostics, Inc. Genes useful for diagnosing and monitoring inflammation related disorders
AU2005305012C1 (en) 2004-11-05 2012-07-19 Qiagen North American Holdings, Inc. Compositions and methods for purifying nucleic acids from stabilization reagents
US7829323B2 (en) 2004-11-30 2010-11-09 Merial Limited Mixing devices for chemical lysis of cells
US7727718B2 (en) * 2005-01-04 2010-06-01 Molecular Research Center, Inc. Reagents for storage and preparation of samples for DNA analysis
WO2006088601A2 (en) * 2005-01-21 2006-08-24 New York Blood Center, Inc., The Method for extraction and identification of nucleic acids
US7541144B2 (en) * 2005-01-31 2009-06-02 Agilent Technologies, Inc. RNA labeling method
DE102005015005A1 (de) * 2005-04-01 2006-10-05 Qiagen Gmbh Verfahren zur Behandlung einer Biomoleküle enthaltenden Probe
US20060270843A1 (en) * 2005-05-26 2006-11-30 Hall Gerald E Jr Methods for isolation of nucleic acids
US20060269929A1 (en) * 2005-05-26 2006-11-30 Hall Gerald E Jr Methods and kits for DNA purification on polymeric membranes at low ionic strength
WO2007005613A2 (en) * 2005-07-01 2007-01-11 Promega Corporation Network of buoyant particles for biomolecule purification
US7544471B2 (en) * 2005-07-30 2009-06-09 Agilent Technologies, Inc. Preparing RNA from a wax-embedded tissue specimen
US20070054168A1 (en) * 2005-09-06 2007-03-08 Hao Chang Zinc/air cell
AU2006301846A1 (en) * 2005-10-13 2007-04-19 Akshaya Bio Inc. Chimeric antigen containing hepatitis C virus polypeptide and FC fragment for eliciting an immune response
WO2007070381A2 (en) 2005-12-09 2007-06-21 Promega Corporation Nucleic acid purification with a binding matrix
JP2009536525A (ja) * 2006-05-10 2009-10-15 ディクステリティー ダイアグノーティクス 化学反応性オリゴヌクレオチドプローブを使用した核酸標的の検出
EP2029777B1 (en) 2006-05-31 2017-03-08 Sequenom, Inc. Methods and compositions for the extraction of nucleic acid from a sample
JP2008289456A (ja) * 2006-06-16 2008-12-04 Sysmex Corp がん細胞の検出方法及び装置
US20070292882A1 (en) * 2006-06-16 2007-12-20 Sysmex Corporation Method and apparatus for detecting cancer cell
US20080003585A1 (en) * 2006-06-29 2008-01-03 Bio-Rad Laboratories, Inc., A Corporation Of The State Of Delaware Purification and amplification of nucleic acids in a microfluidic device
US7687254B2 (en) * 2006-07-11 2010-03-30 Case Western Reserve University Phenol-free method of isolating DNA
CA2660286A1 (en) 2006-08-09 2008-02-21 Homestead Clinical Corporation Organ-specific proteins and methods of their use
US7993832B2 (en) 2006-08-14 2011-08-09 Xdx, Inc. Methods and compositions for diagnosing and monitoring the status of transplant rejection and immune disorders
WO2008140484A2 (en) 2006-11-09 2008-11-20 Xdx, Inc. Methods for diagnosing and monitoring the status of systemic lupus erythematosus
WO2008150187A1 (fr) * 2007-06-08 2008-12-11 Jury Fedorovich Drygin Utilisation du trichloracétate d'ammonium en tant que produit de dissociation de complexes naturels d'acides nucléiques et procédé d'extraction d'arn
AU2008331866A1 (en) * 2007-11-28 2009-06-11 Smart Tube, Inc. Devices, systems and methods for the collection, stimulation, stabilization, and analysis of a biological sample
WO2009127350A1 (en) * 2008-04-15 2009-10-22 Universität Bern Method for optimized isolation of rna from fixed tissue
JP5892791B2 (ja) 2008-05-14 2016-03-23 ミレニアム ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッドMillennium Pharmaceuticals, Inc. 適応免疫における免疫調節物質の効果をモニターするための方法およびキット
DE102008029356A1 (de) 2008-06-20 2009-12-24 Siemens Healthcare Diagnostics Gmbh Verfahren zur Aufreinigung von Nukleinsäuren, insbesondere aus fixiertem Gewebe
DE102008061714A1 (de) 2008-12-12 2010-06-17 Siemens Healthcare Diagnostics Inc., Deerfield Verfahren zur Aufreinigung von Nukleinsäuren, inbesondere aus fixiertem Gewebe
WO2010070657A1 (en) * 2008-12-15 2010-06-24 Council Of Scientific & Industrial Research A composition for the removal of colours and inhibitors from plant tissues to isolate rna
US8846878B1 (en) 2009-01-23 2014-09-30 Cubrc Corporation Method and device for isolating a protein sample
EP2414544B1 (en) * 2009-04-01 2014-04-23 DXTerity Diagnostics Incorporated Chemical ligation dependent probe amplification (clpa)
CA2757493C (en) 2009-04-03 2018-11-13 Sequenom, Inc. Nucleic acid preparation compositions and methods
ES2529215T3 (es) * 2009-06-18 2015-02-18 Merck Patent Gmbh Método para el aislamiento de células
DE202009018981U1 (de) * 2009-07-01 2015-03-11 Axagarius Gmbh & Co. Kg Verwendung eines Kits für die Isolierung von Biomolekülen aus biologischen Proben sowie Kit dafür
US8222397B2 (en) * 2009-08-28 2012-07-17 Promega Corporation Methods of optimal purification of nucleic acids and kit for use in performing such methods
US8039613B2 (en) 2009-08-28 2011-10-18 Promega Corporation Methods of purifying a nucleic acid and formulation and kit for use in performing such methods
US8697435B2 (en) * 2009-08-31 2014-04-15 Mbio Diagnostics, Inc. Integrated sample preparation and analyte detection
ES2622964T3 (es) 2010-08-18 2017-07-10 Toray Industries, Inc Solución para la extracción de ARN
EP2426201A1 (en) 2010-09-06 2012-03-07 Qiagen GmbH Method of isolating purified RNA with reduced DNA contaminations
US9051563B2 (en) 2011-01-14 2015-06-09 Zymo Research Corporation Nucleic acid purification
CN106434871B (zh) 2011-05-17 2020-08-18 德克斯特里蒂诊断公司 用于检测目标核酸的方法与组合物
EP3216877B1 (en) 2011-08-12 2020-10-21 QIAGEN GmbH Method for isolating nucleic acids
CA2847847A1 (en) 2011-09-06 2013-03-14 North-West University A method of preparing biological material
CN104080926B (zh) 2011-10-28 2019-04-23 米伦纽姆医药公司 对nedd8活化酶(nae)抑制剂的反应的生物标记
CN102505012A (zh) * 2011-12-30 2012-06-20 珠海出入境检验检疫局检验检疫技术中心 一种用于提取动物病毒rna的裂解液
EP2847330B1 (en) 2012-05-09 2018-04-18 Bio-Rad Laboratories, Inc. Buffer for one-step dna extraction
US9206469B2 (en) 2012-07-18 2015-12-08 Zymo Research Corporation Nucleic acid purification
CN104822844B (zh) 2012-10-01 2019-05-07 米伦纽姆医药公司 预测对抑制剂的反应的生物标记物和方法以及其用途
ES2716114T3 (es) 2013-05-24 2019-06-10 Occam Biolabs Inc Sistema y procedimiento para recoger una muestra de ácido nucleico
UY36046A (es) 2014-03-26 2015-10-30 Millennium Pharm Inc Formulaciones farmacéuticas, procesos para la preparación y métodos de uso
AU2015274660B2 (en) 2014-06-10 2020-07-16 Dxterity Diagnostics Incorporated Devices and methods for collecting and stabilizing biological samples
WO2016064887A1 (en) 2014-10-20 2016-04-28 Gen-Probe Incorporated Red blood cell lysis solution
RU2729113C2 (ru) 2014-11-21 2020-08-04 Оккам Байолэбс, Инк. Система и способ сбора образца нуклеиновой кислоты
EP3135769A1 (en) 2015-08-26 2017-03-01 Qiagen GmbH Kits and methods for extracting rna
EP3397763B1 (en) * 2015-12-28 2020-10-28 Koninklijke Philips N.V. Nucleic acid purification system using a single wash and elution buffer solution
EP3436580B1 (en) 2016-03-30 2021-03-17 Life Technologies AS Improved methods and compositions for nucleic acid isolation
WO2017189746A1 (en) 2016-04-27 2017-11-02 Gen-Probe Incorporated Blood cell lysis reagent
US20200080074A1 (en) 2016-12-15 2020-03-12 Qiagen Gmbh Method for isolating highly pure nucleic acid with magnetic particles
CA3054337A1 (en) 2017-03-17 2018-09-20 Syngenta Participations Ag Methods and compositions for preserving tissues and nucleic acids
US20200377958A1 (en) 2017-12-01 2020-12-03 Millennium Pharmaceuticals, Inc. Biomarkers and methods for treatment with nae inhibitors
KR102262992B1 (ko) * 2019-04-15 2021-06-09 대구가톨릭대학교산학협력단 리포폴리사카라이드 추출용 용매 및 이를 이용한 리포폴리사카라이드 추출 방법
CN110951724A (zh) * 2019-12-20 2020-04-03 沈阳农业大学 一种Trizol快速提取核酸DNA和/或RNA的方法
CN112195176B (zh) * 2020-09-30 2023-05-02 天津大潮基因科技有限公司 从生物材料中分离纯化核酸固体的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4843155A (en) 1987-11-19 1989-06-27 Piotr Chomczynski Product and process for isolating RNA

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5234809A (en) * 1989-03-23 1993-08-10 Akzo N.V. Process for isolating nucleic acid
US5010183A (en) * 1989-07-07 1991-04-23 Macfarlane Donald E Process for purifying DNA and RNA using cationic detergents
US5128247A (en) * 1989-08-14 1992-07-07 Board Of Regents, The University Of Texas System Methods for isolation of nucleic acids from eukaryotic and prokaryotic sources
US5130423A (en) * 1990-07-13 1992-07-14 Microprobe Corporation Non-corrosive compositions and methods useful for the extraction of nucleic acids
ATE172466T1 (de) * 1990-07-13 1998-11-15 Microprobe Corp Nicht-ätzende zusammensetzung und verfahren zur gewinnung von nukleinsäuren

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4843155A (en) 1987-11-19 1989-06-27 Piotr Chomczynski Product and process for isolating RNA

Also Published As

Publication number Publication date
ES2095565T3 (es) 1997-02-16
DE69305662D1 (de) 1996-12-05
ATE144777T1 (de) 1996-11-15
JPH05344886A (ja) 1993-12-27
DE69305662T2 (de) 1997-02-27
EP0554034A1 (en) 1993-08-04
EP0554034B1 (en) 1996-10-30
US5346994A (en) 1994-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2679929B2 (ja) Rna、dnaおよび蛋白の同時単離法
US5945515A (en) Product and process for isolating DNA, RNA and proteins
US6043032A (en) Method of extracting nucleic acids and method of detecting specified nucleic acid sequences
Goldsmith et al. Adsorption protein of the bacteriophage fd: isolation, molecular properties, and location in the virus
US4908318A (en) Nucleic acid extraction methods
US5596092A (en) Extraction of genomic DNA from blood using cationic detergents
US4446237A (en) Method for detection of a suspect viral deoxyribonucleic acid in an acellular biological fluid
US5990302A (en) Method for isolating ribonucleic acid
US5128247A (en) Methods for isolation of nucleic acids from eukaryotic and prokaryotic sources
US4963477A (en) Probe containing a modified nucleic acid, recognizable by specific antibodies and use of this probe and theses specific antibodies to detect and characterize a homologous DNA sequence
US5972613A (en) Methods of nucleic acid isolation
JP3761573B2 (ja) 極度に少量でかつ非常に強く汚染された非常に種々の出発物質から核酸を単離および精製する一般的方法
JPH05268963A (ja) Dnaの固相抽出精製
Gesteland et al. Yeast suppressors of UAA and UAG nonsense codons work efficiently in vitro via tRNA
JP2000516091A (ja) アルカリプロテアーゼを用いる核酸の単離方法
DE3586660T2 (de) Hybridisierungstest fuer nukleinsaeure.
US5777099A (en) RNA separation
JP3451667B2 (ja) 核酸抽出及び特定核酸配列の検出方法
US20210009989A1 (en) Method for extracting nucleic acids
JPH05125088A (ja) Dnaの固相抽出精製
JP2619228B2 (ja) Dnaの単離方法
JP3082908B2 (ja) リボ核酸の単離方法
RU2060278C1 (ru) Способ выделения фрагмента нуклеиновой кислоты с заданной последовательностью нуклеотидов
JP2527510B2 (ja) Dnaの単離方法
Klingenberg et al. [26] ADP/ATP carrier and uncoupling protein

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 16