JP2679542B2 - リフトシリンダの支持構造 - Google Patents

リフトシリンダの支持構造

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JP2679542B2
JP2679542B2 JP21557792A JP21557792A JP2679542B2 JP 2679542 B2 JP2679542 B2 JP 2679542B2 JP 21557792 A JP21557792 A JP 21557792A JP 21557792 A JP21557792 A JP 21557792A JP 2679542 B2 JP2679542 B2 JP 2679542B2
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vertical hole
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lift cylinder
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convex portion
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良之 雨宮
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Toyota Industries Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトにおけ
るリフトシリンダの底部側の支持構造に係り、詳しくは
抜け止めに好適な支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフトのリフトシリン
ダは、その底部側がマストのロアビーム上に乗載されて
支持され、また上部側が適宜サポート部材を介してマス
トに固定されている。底部側の支持構造としては、シリ
ンダ本体の底面中央部に下向きに突設した凸部をロアビ
ームに形成した縦孔(凹部)に嵌入して横方向の移動を
規制した状態に支持するものが一般的であり、このよう
な例としては、例えば特開昭60−262798号公報
や実開昭55−86098号公報等を挙げることができ
る。また、上部側の支持構造としては、シリンダ本体の
トップ部に形成した段付き嵌合面にリング状のサポート
を嵌合する方式やUボルトによりシリンダ本体の外側面
を抱持するようにしたもの等が知られており、Uボルト
方式としては、例えば特開平1−256500号公報を
挙げることができる。
【0003】ところで、リフトシリンダの作動時におい
て、高速で上昇したときは、その上昇端でピストンがシ
リンダ本体側のストッパに当接することによりシリンダ
本体に上向きの力が作用し、そしてこの突き上げ力によ
りシリンダ本体が浮上して前記凸部がロアビームの縦孔
から抜脱することがある。この場合、前者のリング状の
サポートによりトップ部を支持する方式では、その段差
面により前記上向きの力を受けることにより凸部の抜脱
を防止し得るものの、このリングサポート方式は、上方
から嵌合して取付ける方式であるため、その組付性が悪
いという不具合がある。これに対し、後者のUボルト方
式の場合は、シリンダ本体の側方から組付け得るため、
組付性の面では有効なものの、前記凸部の抜脱を防止し
得ないという不具合がある。そのため、Uボルト方式の
場合は、シリンダ本体の浮き上がりによる凸部の抜脱を
防止すべく前記底部側に抜け止め構造を併用することが
ある。このような抜け止め構造例としては、たとえば実
開昭57−96198号公報を挙げることができる。こ
れは、ロアビームの縦孔を座繰り付きとし、そしてこの
縦孔に嵌合された凸部の下面をワッシャを介してボルト
によりロアビームに密着状に固着したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した抜
け止め構造の場合、リフトシリンダを高速で上昇したと
きにおいて、その上昇端でピストンがシリンダ本体側の
ストッパに当接したときの生ずる衝撃は相当に大きいも
のであって、この大なる荷重がその当接部材であるピス
トン及びストッパに作用してそれらが損傷するおそれが
あり、また凸部を固定しているワッシャ及びボルトにつ
いても同様に損傷する可能性があるという点に問題があ
る。
【0005】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、シリ
ンダ本体に作用する突き上げ力で凸部が抜脱することを
防止できることは勿論のこと、その突き上げ時の衝撃を
緩和する上で有効なリフトシリンダの支持構造を提供す
ることを、解決すべき技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、シリンダ本体の底面中央部に下向きに突設した凸部
をマストのロアビームに貫設した縦孔に嵌入した状態で
該シリンダ本体の底面をロアビームの上面にて支持する
リフトシリンダの支持構造であって、前記縦孔を上部が
小径で下部が大径の段付き貫通孔とし、該縦孔に嵌入さ
れた状態の前記凸部の下面に、抜止用の規制板を前記縦
孔の段差面に対して一定の隙間を保有した状態で締着し
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】上述のように構成された本発明に係るリフトシ
リンダの支持構造においては、シリンダ本体にその自重
を越えるような大きさの突き上げ力が生じたとき、該シ
リンダ本体は規制板と縦孔の段差面との間に設定された
隙間の範囲内で浮上する。つまり、シリンダ本体が浮上
することによってピストンとシリンダ本体側ストッパと
の当接による衝撃を緩和することができる。また、シリ
ンダ本体の浮上量が前記隙間を越えるような大きさのと
きは、規制板が縦孔の段差面に当接することによってシ
リンダ本体のそれ以上の浮上を規制し、凸部の縦孔から
の抜脱を阻止する。この場合、規制板及びボルトに作用
する衝撃は上記のようにシリンダ本体の浮上により減少
あるいは吸収されているため、従来に比べて軽微なもの
となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は本発明の実施例1に係るリフトシ
リンダ支持構造を示しており、左右一対(図は片側のみ
示す)のアウタマスト1の後面側にそれぞれ配設される
左右一対のリフトシリンダ3は、左右のアウタマスト1
の下端部相互を結合すべく固着されているロアービーム
2上に立設される。
【0009】ロアビーム2には縦孔4が貫設されてい
る。この縦孔4は下側が大径で上側が小径の段付き貫通
孔であって、前記リフトシリンダ3のシリンダ本体3a
の底面中央部に突設された凸部5が遊嵌状に嵌入されて
リフトシリンダ3の横方向の移動が規制されている。こ
の凸部5は本実施例では前記縦孔4の小径部4aよりも
やや縦長に設定され、その下端面が大径部4b側に達し
ている。つまり、リフトシリンダ3はその凸部5を縦孔
4に嵌合した状態でその底部下面がロアビーム2の上面
に乗載されて支持されている。なお、前記縦孔4及び凸
部5の断面形状は基本的には円形に設定されるが、これ
は四角形あるいは六角形等の他の形状であってもよい。
【0010】しかして、凸部5の下面には抜止用の規制
板6がスプリングワッシャ8を介して固定ボルト7によ
って締着されている。この規制板6は縦孔4の小径部4
aよりは大径で大径部4bよりは小径に設定されてい
る。つまり、規制板6は縦孔4の段差面4cに対して一
定の衝撃緩和用の隙間Sを保有した状態で当接可能に対
向し、リフトシリンダ3の凸部5が縦孔4から完全に抜
脱することを阻止するようになっている。
【0011】なお、図中9はアウタマスト1を機台側
(通常はフロントアクスル)に前後傾可能に取付けるた
めのマストサポートを示し、また10はリフトシリンダ
3のピストン、11はシリンダ本体3a側に設けられた
上昇端制限用のストッパを示している。また、図示はし
ないが、リフトシリンダ3の上部側は、例えばUボルト
等のシリンダサポートにより少なくとも水平方向を位置
決めされた状態で支持される。
【0012】本実施例に係るリフトシリンダ支持構造
は、上述のように抜止用の規制板6と縦孔4の段差面4
cとの間に設定された隙間Sの範囲内でシリンダ本体3
aが浮上し得る構成としてあるため、リフトシリンダ3
の上昇作動時において、上昇端でピストン10がストッ
パ11に強く当接してシリンダ本体3aに上向きの突き
上げ力が作用した場合、該突き上げ力がシリンダ本体3
aの自重を越えるような場合にあっては、シリンダ本体
3aは隙間Sの範囲で浮上する。すなわち、シリンダ本
体3aが浮上することにより前記ピストン10とストッ
パ11との当接時の衝撃を緩和することができる。
【0013】また、シリンダ本体の浮上量が前記隙間S
の範囲を越えるような大きさのときは、規制板6が縦孔
4の段差面4cに当接することによってシリンダ本体3
のそれ以上の浮上を規制し、凸部5の縦孔4からの抜脱
を阻止する。そして、規制板6が段差面4cに当接する
ときの衝撃は上記のようにシリンダ本体3の浮上により
ある程度減少されているため、規制板6及びボルト7が
受ける衝撃は軽減されたものとなる。
【0014】つぎに、図2に示す実施例2について説明
する。この実施例は抜止用の規制板6と、縦孔4の段差
面4cとの間に一定の隙間Sを設定するに当たり、スペ
ーサ12を利用したものである。すなわち、シリンダ本
体3aに形成される凸部5を縦孔4の小径部4aよりも
短寸に設定し、そして凸部5の下面と規制体6との間に
所定長のリング状のスペーサ12を介在した状態で規制
板6をボルト7により凸部5に締着したものである。従
って、この実施例2による場合も前述の実施例1の場合
と同様に、ピストン10とストッパ11との当接時の衝
撃が緩和されるとともに、規制板6と段差面4cとの当
接時の衝撃が軽減され、そして凸部の縦孔4からの抜け
止めが達成されるものである。
【0015】なお、図示の実施例において、縦孔4の段
差面4cと規制板6との間に設定される隙間Sにゴム等
の弾性材を介装し、この弾性材により衝撃を緩和する構
成とすることも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
リフトシリンダの凸部がロアビームの縦孔から抜脱する
ことを防止した上で、シリンダ本体の突き上げ時の衝撃
を緩和してピストンとストッパ、そして抜止用の規制板
やボルト等を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るリフトシリンダの支持
装置を示す一部破断側面図である。
【図2】本発明の実施例2に係るリフトシリンダの支持
装置を示す一部破断側面図である。
【符号の説明】
1…アウタマスト 2…ロアビーム 3…リフトシリンダ 4…縦孔 4a…小径部 4b…大径部 4c…段差面 5…凸部 6…抜止用の規制板 7…固定ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体の底面中央部に下向きに突
    設した凸部をマストのロアビームに貫設した縦孔に嵌入
    した状態で該シリンダ本体の底面をロアビームの上面に
    て支持するリフトシリンダの支持構造であって、 前記縦孔を上部が小径で下部が大径の段付き貫通孔と
    し、該縦孔に嵌入された状態の前記凸部の下面に、抜止
    用の規制板を前記縦孔の段差面に対して一定の隙間を保
    有した状態で締着したリフトシリンダの支持構造。
JP21557792A 1992-07-20 1992-07-20 リフトシリンダの支持構造 Expired - Lifetime JP2679542B2 (ja)

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