JP2679307B2 - Pwmパルス発生方法 - Google Patents

Pwmパルス発生方法

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JP2679307B2
JP2679307B2 JP1289910A JP28991089A JP2679307B2 JP 2679307 B2 JP2679307 B2 JP 2679307B2 JP 1289910 A JP1289910 A JP 1289910A JP 28991089 A JP28991089 A JP 28991089A JP 2679307 B2 JP2679307 B2 JP 2679307B2
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば電圧形インバータを制御するため
のパルス幅変調(PWM)信号を発生するPWMパルス発生方
法に関する。
〔従来の技術〕
従来、PWMパルス発生方式としては、電圧指令(基準
信号)および3角波信号(変調信号)ともにアナログ信
号を用い、その大小比較をアナログコンパレータによっ
て実現しているものが多い。
第4図にかかる従来例を示す。なお、同図において、
1はプロセッサ(CPU)、2はデータバス、3,3Aはラッ
チ回路、4はカウンタ、5は関数発生器(PROM)、6,6A
はディジタル/アナログ(D/A)コンバータ、7は3角
波発振器、8はコンパレータである。
CPU1からデータバス2へ電圧の大きさVと周波数指令
fが出力され、それぞれラッチ回路3,3Aにラッチされ
る。周波数指令fはインバータ周波数fIに比例した値で
あり、これはカウンタ4により積分されて電圧ベクトル
の位相信号θとなる。このθはPROM(プログラマブルRO
M)などに代表される関数発生器5により、大きさが可
変の電圧指令Vとなる。一方、3角波は通常の発振器
7により生成し、これと電圧指令Vとがコンパレータ
8により比較され、その出力がパルス幅変調信号とな
る。
第5図にその動作波形例を示す。同図(イ)はコンパ
レータ8にて比較される電圧指令Vと3角波信号とを
示し、同図(ロ)はその比較結果であるPWM信号を示
す。
このような方式は原理が簡単なため実用的ではある
が、最終出力がパルス(ディジタル量)であるにもかか
わらず、一旦アナログ量に変換してアナログコンパレー
タにてパルスに変換するようにしているため、コスト増
や演算精度の低下などの問題が生じる。
そこで、出願人は以下の如きPWMパルス発生装置を提
案している(特願昭63−165053号:以下提案済み装置と
も云う)。
第6図はかかる提案済み装置を示すブロック図であ
る。データバス2には、プロセッサ(CPU)1、周波数
指令をラッチするラッチ回路11A、この周波数指令から
位相θを演算するカウンタ12A、位相をラッチするラッ
チ回路11B、3角波位相0度,180度のタイミング信号を
出力するカウンタ12B、この信号を入力としてCPU1に割
り込みを掛ける割込回路13、出力パルスを演算するカウ
ンタ12C、3角波位相の90度,270度のタイミングで信号
を出力するカウンタ12D、カウンタ12Cの出力パルスを入
力として出力がトグル状態に変化するフリップフロップ
14等が接続されている。
以下、第7図も参照して動作を説明する。
カウンタ12Bは第7図(イ)の如く動作し、3角波の
0度,180度毎にCPU1に割り込みが掛かるため(第7図
(ロ)参照)、CPU1は第7図(ハ)の如く所定のパルス
演算を行ない、この値をカウンタ12Cに第7図(ニ)の
如く設定する。パルス演算については後述する。これに
より、カウンタ12Cは第7図(リ)の如く示されるカウ
ンタ12Dの出力により第7図(ホ)の如く動作を開始
し、設定された時間tc後に第7図(ヘ)の如くパルスを
出力するので、フリップフロップ14の状態が第7図
(ト)の如く変化する。
次に、パルス演算について第8図を参照して説明す
る。なお、第8図はCPUの動作を説明するためのフロー
チャートである。
先ず、割り込みが掛かると、CPU1はカウンタ12Aの後
段にあるラッチ回路11Bに、電圧ベクトルの位相θを読
みに行く(参照)。ラッチ回路11Bは割り込み信号を
トリガとしてカウンタ12Aの出力をラッチしているた
め、CPU1は割り込み時点の電圧位相θを知ることがで
きる。CPU1は電圧の大きさV,インバータ周波数指令ω
(=2πf)をソフト的に演算するとともに、このV,ω
を用いて次の(1)式により3相電圧指令va,vb,vcを演
算する(参照)。
va=Vcos(θ+ωΔt) vb=Vcos(θ+ωΔt−2π/3) vc=Vcos(θ+ωΔt+2π/3) ……(1) ここに、Δtは3角波の1/4周期の時間であり、第7
図にも示されている。なお、(1)式の3角関数値は、
テーブル参照方式により容易に求めることができる。ま
た、3角波は90度〜270度,270度〜90度区間では位相に
対して大きさが比例関係となっていて、(1)式の電圧
指令とカウンタ12Cへの設定値とは第9図のような関係
になるので、ここではかかる関係を利用してカウンタ12
Cへの設定値を求めることとする(参照)。このと
き、動作を確実にするため、第9図の如く正側,負側の
最大値近傍にリミット値を設けるようにする。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記提案済み装置では、第7図からも
明らかなように、1/4周期後の電圧値と実際に3角波と
が交叉する時点の電圧値との間には誤差が生じる。この
誤差は電圧指令値の変化率が小さい動作点、例えば低速
で負荷が一定のときは大きくならないが、高速で負荷が
変動するときは非常に大きくなる。また、3角波の周波
数が低い場合も電圧指令値の変化率が大きい場合と等価
なので、誤差が大きくなる。このため、正しい電圧を出
力出来ないという問題が生じる。
したがって、この発明の課題はより正しい電圧が出力
されるような電圧演算アルゴリズムを有するPWM発生方
法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
プロセッサと、変調信号である3角波の位相の0度,1
80度のタイミングでそれぞれパルスを発生する第1のカ
ウンタと、同じく3角波の位相の90度,270度のタイミン
グでそれぞれパルスを発生する第2のカウンタと、パル
ス幅をカウントする第3のカウンタとを有し、前記プロ
セッサにより第1カウンタから割り込み信号を受ける毎
にその時点の電圧ベクトルの位相を読み取って電圧の大
きさ,周波数指令を演算する一方、該電圧の大きさ,周
波数指令から3角波の1/4周期後の電圧瞬時値を初期値
として電圧の大きさと3角波の大きさとが略一致する点
の電圧の大きさを演算するとともに、その値に相当する
パルス幅を演算して前記第3カウンタに設定し、前記第
2カウンタからの出力をトリガとして該第3カウンタを
動作させてパルス幅を演算する。
〔作用〕 上記手段にて電圧値を演算し、この値からパルス幅を
求めこれをカウンタに設定してディジタルでパルス幅変
調を行なうことにより、精度良くPWMパルスを発生し得
るようにする。
〔実施例〕
第1図はこの発明の実施例を示すフローチャート、第
2図はこの発明による方法を説明するための各部波形図
である。なお、ハート構成は第6図と同じなので、説明
は省略する。
最初に3角波の0度,180度の位相でプロセッサに割り
込みが入ると、下記(2)式から3角波の1/4周期後の
電圧va0,vb0,vc0が求まる。なお、このとき(2)式のt
cnは“0"とされる。
van=Vcos(θ+ωΔt+ωtcn) vbn=Vcos(θ+ωΔt+ωtcn−2π/3) vcn=Vcos(θ+ωΔt+ωtcn+2π/3)……(2) ここに、Δtは上記と同じく3角波の1/4周期の時間
であり、tchは電圧値van,vbn,vcnに対する3角波の90
度,270度の位相からの時間である。なお、(2)式の3
角関数値は提案済み装置の場合と同じくテーブル参照方
式により、容易に求めることができる。また、3角波は
90度〜270度,270度〜90度の各区間では位相に対して大
きさが比例関係となっていて、(2)式の電圧値と時間
tcnとは第3図の如き関係にあるので、ここではかかる
関係を利用してtcnを求めることとする。
(2)式で求める電圧値va0,vb0,vc0を初期値として
3角波の90度,270度の位相からの時間tc1を求め、次にt
c1を用いて(2)式より電圧値va1,vb1,vc1を求める。
以上の計算を順次繰り返すと(−1〜−3参照)、
3角波と交叉する時点の電圧値van,vbn,vcnが第2図の
如く求まり(参照)、先の第9図の関係にてカウンタ
12Cを設定すれば、より正しい電圧値を出力することが
できる。なお、上記の計算を何回繰り返すかは、使用し
ているCPU等の処理時間と出力させたい電圧の制御精度
などによって決まることになる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、PWMパルスの演算をディジタル処
理だけで行なうようにしたので、演算精度が向上し、ハ
ード構成も簡単でコストが低減するだけでなく、提案済
み装置よりも精度の高いPWMパルスを得ることが可能と
なる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すフローチャート、第2
図はこの発明による方法を説明するための各部波形図、
第3図は電圧指令と時間との関係例を示すグラフ、第4
図はPWMパルス発生方式の従来例を示すブロック図、第
5図はその動作を説明するための波形図、第6図は提案
済み装置を示すブロック図、第7図はその動作を説明す
るための波形図、第8図はCPUの動作を説明するための
フローチャート、第9図は電圧指令とカウンタ設定値と
の関係例を示すグラフである。 符号説明 1……プロセッサ(CPU)、2……データバス、3,3A,11
A,11B……ラッチ回路、4,12A,12B,12C,12D……カウン
タ、5……関数発生器、6,6A……D/Aコンバータ、7…
…3角波発振器、8……コンパレータ、13……割込回
路、14……フリップフロップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセッサと、 変調信号である3角波の位相の0度,180度のタイミング
    でそれぞれパルスを発生する第1のカウンタと、 同じく3角波の位相の90度,270度のタイミングでそれぞ
    れパルスを発生する第2のカウンタと、 パルス幅をカウントする第3のカウンタと、 を有し、前記プロセッサにより第1カウンタから割り込
    み信号を受ける毎にその時点の電圧ベクトルの位相を読
    み取って電圧の大きさ,周波数指令を演算する一方、該
    電圧の大きさ,周波数指令から3角波の1/4周期後の電
    圧瞬時値を初期値として電圧の大きさと3角波の大きさ
    とが略一致する点の電圧の大きさを演算するとともに、
    その値に相当するパルス幅を演算して前記第3カウンタ
    に設定し、前記第2カウンタからの出力をトリガとして
    該第3カウンタを動作させてパルス幅を演算することを
    特徴とするPWMパルス発生方法。
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