JP2678840B2 - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP2678840B2
JP2678840B2 JP3232478A JP23247891A JP2678840B2 JP 2678840 B2 JP2678840 B2 JP 2678840B2 JP 3232478 A JP3232478 A JP 3232478A JP 23247891 A JP23247891 A JP 23247891A JP 2678840 B2 JP2678840 B2 JP 2678840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築物に係り、特に多
区分式集合住宅であって隣家との境界に隣の音、光、
臭い等を遮蔽する遮蔽境界壁を設け、隣家と区分して
立スペースを設定し、この独立スペースを敷地とみなし
て、遮蔽境界壁の両側に所望の間隔を置いてそれぞれ家
毎の外壁を配設して、該外壁と遮蔽境界壁との間に外気
を部屋内へ通風させるための家毎の開放通風空間を形成
して隣からは独立した住宅を構成した建築物に関する。
【0002】
【従来の技術】都会では少ない土地を有効に利用するた
めに多層のアパートメント・ハウスが建設されている。
これらの多層区分式集合住宅は平面においても小面積の
中に多数の戸数を割り付ける構成が採られているため、
隣家との境界は1枚の境界壁で仕切られていて採光上・
通風上等の欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記多層区分式集合住
宅は住宅であるがために、少なくとも1面は日当りのよ
い方向を向くように設計されており、必然的に同じ間取
りとなっている。しかも日当りへの配慮から可及的に東
西へ長い建物を多く分画して、一戸当りの床面積が南北
に長い形で形成されることが多い。その結果、玄関は北
側に設けられ、東西両側は隣家との間の境界壁となって
しまうことが多い。当然のこととして、窓のない部屋が
できて悪い住環境となっている。特に湿気、結露、カビ
の問題に加えて隣家の音が響くという問題がある。2D
K、3DK等の小住宅を数多く作るという目的の区分式
集合住宅はある面では仕方がないであろうが、居心地を
優先させた集合住宅も土地の有効利用の面からは強く要
望され、特にトイレ、台所、風呂場等にも直接外気を通
気できる間取りが要望されている。例えば、湿気による
カビの発生は、これを食料とするダニの繁殖を促し、ダ
ニによる皮膚アレルギー等を招く。また幼児の病気中約
80%は湿気、ムレ、等によるアレルギー系の症状とも
いわれている。一方、通気性をよくすれば夏でも涼しい
のに従来の建物ではクーラーを使う必要があるため、夏
期における電力消費の約40%はクーラー用といわれ、
これは家庭用電力の1年分の約1割に当るといわれてい
るから集合住宅における通風性の問題は住人に限らず、
社会全体の問題としても大きい。この発明はそれらの実
情に対応して隣家との境界壁に対面する部屋にも通気さ
せることのできる建築物を提供することを目的として開
発されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決し目的を達成するために次のような技術的な手段を講
じた。すなわち、多層区分式集合住宅において隣家との
境界線上に遮蔽境界壁を立設して各家の独立スペースを
設定し、この独立スペースを各家の敷地とみなして該遮
蔽境界壁の両側に所望の間隔を置いて家毎の外壁を設け
て、該外壁と遮蔽境界壁との間に家毎の開放通風空間を
設け、家毎の外壁にそれぞれ窓等の通気部を設けて隣
とは独立した住宅に構成した建築物、という構成から成
る。
【0005】
【作用】上記のように構成されたこの発明においては次
のような作用を有している。前記遮蔽境界壁はその両側
隣からは独立した家毎の独立スペースを形成する。該
独立スペースはビル内の家毎の敷地として考えることが
できるから、そこに普通の住宅を立てるつもりで家毎の
外壁を遮蔽境界壁から所望の距離だけ離して立設すれ
ば、遮蔽境界壁と自分の外壁間に憐家に係りなく家毎の
開放通風空間を設けることができる。家毎の外壁には普
通の戸建と同様に窓や出入口などの通気部、例えばトイ
レや風呂場、台所の窓等を形成すれば、該窓等を開閉す
ることによって隣家に係りなく家毎の開放通風空間から
外気を導入することができ、また、室内の空気を外に排
出することができ換気自在である。隣の音、臭気などは
遮蔽境界壁によって完全に遮られ、覗かれないのでプラ
イバシーも保障される。
【0006】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は第1実施例を示す建築物の斜視図、図2は図
1における一部分平面図である。建築物1は多層(図で
は8階)で、かつ平面において多数戸の区分式集合住宅
(アパートメント・ハウス)として形成されている。各
戸A、B、C…の隣家との境界2Aには遮蔽境界壁2、
2…が形成されていて、各戸A、B、C…は同じ間取り
に形成されている。この間取りにおいて、開放通風空間
4がない場合は外気を直接取り入れることが可能な部屋
はベランダ13側の2部屋と通路側の洋間である。しか
し、通路側は人が通り抜けるため窓を開けにくいので、
やはり窓のない部屋として考えた方がよい。そこで、全
部屋に通気をよくするために図2に示す平面図のよう
に、遮蔽境界壁2.2の側に所望間隔(図では約80
センチ)をあけてそれぞれ家毎の外壁3.3…が平行に
配設されていて、該外壁3と遮蔽境界壁2との間にそれ
ぞれ家毎の開放通風空間4.4…が形成されている。ま
た、前記家毎の外壁3.3…には各部屋毎に所望の大き
さの通気部(窓)5.5…が形成されている。前記各開
放通風空間4.4には、その長手両端部(通路側とベラ
ンダ側)にそれぞれ内外気の通気用開口部4A、4B…
が形成されている。該通路側の開口部4Aには図3に正
面を示すように、固定及び開閉可能な格子ドア6.6が
配設されている。図中の符号を説明すれば、枠体6A、
欄間部6B、腰板部6C、開閉部6D、蝶番6E、取手
6Fであり、前記欄間部6Bは板格子の可動部(図示せ
ず)を左右へ摺動させることによって通風量を調節する
ことができる。前記腰板部6Cは透明プラスチック板に
通風小孔が開口されていて裏に防虫網が張設されてい
る。前記開閉部6Dは蝶番6E.6Eを介して開閉が可
能で取手部6Fの施錠が可能となっている。前記欄間部
6B同様に通風量の調節が可能になるよう構成されてい
る。前記ベランダ13側の開口部4Bにも図4に正面を
示すように格子ドア7が配設されている。該格子ドア7
は枠体7Aに開閉格子7Bが蝶番7Cで開閉可能に形成
されていて、裏に防虫網(図示せず)が張設されてい
る。更に前記遮蔽境界壁2面には反射効率を考慮した凹
凸面を有する反射体8が図5に示す断面図のように張設
されている。
【0007】以上のように構成されたこの発明において
は次のような作用及び効果がある。まず図2に示すよう
に、開放通風空間4.4…は隣家との境界2Aを中心と
した遮蔽境界壁2の両側にあり、一般的に南北へ貫通さ
れているから、両開口部4A、4Bを介して気流が開放
通風空間4…を流通する。従って開放通風空間4…を流
通する気流は、外壁3.3…に配設されている戸,窓
(5)を開閉することによって通気部5…から各部屋へ
流通し換気が可能となる。夏期において格子ドア6.6
の通風量を良好にすれば北側(通路側)から涼しい気流
が通り抜けるので冷房機を稼動させないでも室内は涼し
く、健康上好ましい。また隣接各家(各戸)が独立家屋
と同様になるので、隣家の雑音や臭気が伝わりにくく、
通気性がよいので、水廻り、押入等が湿りにくく、カビ
発生、腐食が生じにくくなる効果がある。冬期において
は格子ドア6、7の通風量を少なく調節することによっ
て寒風の流入を防ぐことができる。更に前記遮蔽境界壁
2に反射体8を張設(図5参照)することによって開口
部4A、4Bから入る外光が反射されて開放通風空間4
…が明るくなり、これに接する通気部(窓)5を有する
部屋への採光が良好となる。この場合、内壁3の外面に
も反射体8を張設することによって反射効率を高めるこ
とができる。該反射体8の材質は特定しないが、鏡、金
属板、金属箔、金属蒸着フィルム、反射材塗着板(シー
ト)等いずれでも構わない。図2において、開放通風空
間4は実質的に約80センチ幅の空間が得られるので、
例えば風呂場の窓(通気部)5を開けると、遮蔽境界壁
2まで約80センチのゆとりがあり、夏期において風呂
の窓を開け放しにしていても人に見れらる心配もなく、
涼気も入り気分爽快となりうる。また和室部分において
これと接する開放通風空間4に濡縁を作れば集合住宅に
おける和室でも障子を開ければ濡縁があるというゆとり
感が得られる。加えて図6に示すように、和室に面する
開放通風空間4に、盛土9A、植木9B、庭石9C、砂
利9Dを配して中庭(坪庭)9を形成させることがで
き、和室の雰囲気をより高めることができる。図7は開
放通風空間4に部屋側から物入空間10を形成した縦断
面図を示すものである。例えば図中右側の開放通風空間
4の右がトイレならば、上部の物入空間10にトイレッ
トペーパ、洋式便器カバー等の物品を収納し、下の物入
空間10には掃除用具、洗剤、スリッパ等を収納してお
くことができる。左側の洋間においては物入空間10に
本や運動具類、靴、玩具類を収納しておくことができ
る。このように開放通風空間4が形成されたことによっ
て、多層区分式集合住宅でありながら1戸建て住宅と同
じ感覚の生活空間を得ることができる。特に土地付き戸
建と同じ構成というよりも遮蔽境界壁2によって隣家と
は完全に遮蔽されているので、犬などのペツトを飼育し
ても土地付き戸建と同じく問題が生じない特段の効果が
ある。
【0008】図8は第2実施例を示す建築物の平面図で
ある。この実施例においては各家の間取りに差異を付け
た例を示す。D家は北側通路に面し、隣家との境界2A
よりやや内側(左方)に潜り戸11が配設されて、該潜
り戸11と玄関の間に前庭12が設けられ、該前庭12
の東側に開放通風空間4が南側のベランダ13まで連通
されている。図中符号14は垣根である。従って、潜り
戸11に施錠しておけば防犯上は問題がなく、潜り戸1
1からベランダ13にかけて通風性に優れて、1戸建て
のような快適な住空間が得られる。E家は西側の開放通
風空間4の幅を狭くして東側の開放通風空間4の幅を広
くしたものである。F家の開放通風空間4.4は東西に
あって、それぞれベランダ13と通路へ通じているから
1戸建てと同じ感覚で外壁3…に窓を設けることができ
る。G家の開放通風空間4は前庭12からベランダ13
へ通じているが、前庭12側は狭く、ベランダ13側は
広く設けられていて、ゆとりのある生活空間が充分に活
用される。
【0009】前記第1、第2実施例においては太い鉄骨
柱のないプレハブ式建物に適しているが、太い鉄骨を使
用した柱が境界にある建物の場合には図9に示すよう
に、柱1Aと外壁3.3の間が狭くなるが通気には支障
がない。また図10に示すようにベランダ13や通路の
外端部に柱1Aの位置を設定すれば図2に示す間取りで
も可能である。
【0010】図11は第3実施例を示す建築物の一部平
面図である。この実施例においては遮蔽境界壁2の全域
に外壁3.3…を対面させずに、一部にのみ設定したも
のも示したものである。図11の場合、洋間側の開放通
風空間4を狭幅とし、風呂場側の開放通風空間4の幅を
広くしたのは、水廻り部分の通気性を高めて湿気やカビ
発生の防止を意図したものである。このような、開口部
4Aが1っの場合は、例えば図7において遮蔽境界壁2
の左方の開放通風空間4のように、上下間に仕切板4C
を開口部4Aから奥の途中まで形成させると温度が上昇
し冷気が下降する気流が生じて開口部4Aが1っでも気
流を生じさせることができるし、例えば下部の奥に換気
扇を配置することによって通気が良好となる。
【0011】なお、前記開放通風空間4…には、換気扇
を配設し、夏は通路側からベランダ側へ、冬はベランダ
側から通路側へと送風させることができる。また開放通
風空間4に物干具や照明具を配設することができる。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は多層区
分式集合住宅において隣家との境界に遮蔽境界壁を立設
して完全に隣と没交渉とした上で、遮蔽境界壁の両側に
それぞれ所望の間隔を開けて自分の住家の外壁を個別に
設けて遮蔽境界壁と外壁間に家毎の開放通風空間を形成
し、外壁に設けた通気部を介して各部屋へ外気を隣家と
関係なく直接導入させ、かつ排気させることができるた
め、次のような優れた効果を有している。
【0013】イ. 集合住宅でありながら、1戸建ての
ように四辺に窓、戸を設けることができるので、奥の部
屋にも個別に外気を直接導入排出させることができ、居
住性に優れている。特に日本は北半球にありながら夏期
は亜熱帯地方並の高温多湿となり窓がなく通気性の悪い
集合住宅の難点が解消される効果がある。
【0014】ロ. 集合住宅の性質上、各戸は一般的に
南北に長い無窓壁を有していたが、この発明によって、
略南北に貫通する開放通風空間が得られ、略南北の気圧
の変化で通風性に優れていて、該開放通風空間に接し
て、従来陰湿になりがちであった部屋が常に新鮮な気流
に触れることができ、殊に台所、トイレ、風呂場等湿気
のある一場所の除湿,防カビ効果が得られ、これに伴な
い建物の耐久性、住人の健康向上に著しい効果がある。
湿度が高いための害の例として、ダニがわくと皮膚炎に
なる,カビが生えると呼吸器障害が生じる,壁紙の接着
剤中のホルムアルデヒドが数年にわたって蒸発し気管支
炎の原因となる、等の問題があるが、それらが解消され
る効果がある。
【0015】ハ. 夏期においては北側日陰の涼しい風
が開放通風空間を略南方へと高速に流動するため、クー
ラー等を使用しなくとても外壁の窓や戸を開けておけば
涼しく、自然の風なので、いわゆる「クーラー病」等、
冷房による健康障害がなくなり、かつクーラーに要する
電力の消費が減るので、経済上並びに省エネルギーの面
でも優れた効果がある。更に都市におけるヒートアイラ
ンド現象の緩和、エアコンフィルタのカビ発生のセーブ
等にも効果がある。
【0016】ニ. 家毎の開放通風空間は他人が入れな
いので、留守中に内壁の戸,窓等を開放しておいても防
犯上安心でき、真夏の南側部屋の温室化、梅雨時の蒸れ
等が防止できる効果がある。
【0017】ホ. 開放通風空間を広く取ることによっ
て隣家との境界から適度の空間が生じ、隣家の雑音が伝
わりにくくプライバシー保護上で有効であり、かつ開放
通風空間が、開放通風空間に面する家毎の外壁の戸窓を
開けられる設定を招いたことにより新しい快適な生活空
間を生み出せる効果がある。
【0018】ヘ. 開放通風空間を坪庭等に利用するこ
とによって多層区分式集合住宅というコンクリートの冷
たさや味気なさを払拭し、庭付き1戸建て住宅の感覚で
生活を快適にし、ストレス解消にも効果がある。特に従
来の区分式集合住宅では隣との境界は壁1枚であるた
め、プライバシーが保てず、そのためペツトの飼育が鳴
声、臭気などの理由で禁止されている処が多いが、本願
の構成では土地付き戸建と同じ構成というよりも遮蔽境
界壁によって完全に遮蔽されているので、犬などのペツ
トを飼育しても土地付き戸建と同じく問題が生じない特
段の効果がある。
【0019】ト. 開放通風空間の壁面に反射体を張設
することにより、南側の明るい光を北側の部屋にも導く
ことが可能であり、特に窓のない部屋に電灯を点すとい
うことが解消されるので、省エネルギー面でも効果があ
る。
【0020】チ. 都会における地価高騰から住宅が都
心や駅から遠くなるので、都心や駅に近いマンションに
住みたい人もいるが、従来のマンションは居住性が悪い
から嫌いだという人も多い。その点で本願発明の実施に
より、1戸建て感覚のマンションが入手できることにな
り、特に家族数が減少している現代では同じ建坪でも充
分にゆとりのある開放通風空間を形成させることがで
き、高価な土地の高度利用にもなり、区分式集合住宅で
ありながら1戸建と同じ快適な住宅を得ることができ
る。特に1戸建でも庭付きは困難であるが、この発明に
おいては、例えば建坪30坪の家6軒分(180坪)を
4戸(1戸当り45坪)で区割りすれば、開放通風空間
を広くして坪庭スペースを充分に取ることができ、多層
化で地価を吸収させることができるので現代の住宅政策
上でも好ましい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築物の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1における一部分平面図である。
【図3】図2の通路側における格子ドア部分正面図であ
る。
【図4】図2のバルコニー側の格子ドア部分正面図であ
る。
【図5】図2における境界壁部分の横断部分平面図であ
る。
【図6】図2における開放通風空間を坪庭に利用した状
態を示す平面図である。
【図7】図2における開放通風空間に物入空間を形成し
た状態を示す縦断面図である。
【図8】第2実施例を示す建築物の間取り平面図であ
る。
【図9】境界に柱がある場合の実施例を示す開放通風空
間部分平面図である。
【図10】境界に柱がある場合の実施例を示す開放通風
空間部分平面図である。
【図11】第3実施例を示す建築物の間取り平面図であ
る。
【符号の説明】
1 建築物 1A 柱 2 遮蔽境界壁 2A 境界 3 外壁 4 開放通風空間 4A、4B 開口部 5 通気部(窓、戸) 6 格子ドア 7 格子ドア 8 反射体 9 坪庭(中庭) 9A 盛土 9B 植木 9C 庭石 9D 砂利 10 物入空間 11 潜り戸 12 前庭 13 ベランダ 14 垣根

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層区分式集合住宅において当階の隣家
    との境界線上に遮蔽境界壁を立設して隣家と区分し、該
    遮蔽境界壁の両側に所望の間隔をあけてそれぞれ家毎の
    外壁を設けて、該外壁と遮蔽境界壁間に家毎の開放通風
    空間を形成し、該開放通風空間には外方へ通じる通風開
    口部を形成し、前記家毎の開放通風空間に面する外壁に
    それぞれ窓等の通気部が形成されて成ることを特徴と
    する建築物。
  2. 【請求項2】 多層区分式集合住宅において当階の隣家
    との境界線上に遮蔽境界壁を立設して隣家と区分し、該
    遮蔽境界壁の両側に所望の間隔をあけてそれぞれ家毎の
    外壁を設けて、該外壁と遮蔽境界壁間に家毎の開放通風
    空間を形成し、該開放通風空間には外方へ通じる通風開
    口部を形成すると共に、所望位置に坪庭を形成し、前記
    家毎の開放通風空間に面する外壁にはそれぞれ窓等の通
    気部が形成されたことを特徴とする建築物。
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