JP2678608B2 - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JP2678608B2
JP2678608B2 JP63020137A JP2013788A JP2678608B2 JP 2678608 B2 JP2678608 B2 JP 2678608B2 JP 63020137 A JP63020137 A JP 63020137A JP 2013788 A JP2013788 A JP 2013788A JP 2678608 B2 JP2678608 B2 JP 2678608B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子写真方式の画像形成装置に使用するク
リーニング装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、電子写真方式によりカラー画像のハードコピー
が形成できる画像形成装置が出現した。例えば感光体ド
ラムの一回転目に、その表面を帯電器にて帯電させ、第
一の色(例えば赤)に対応する潜像を形成し赤色トナー
を収納した現像器にて現像する。二回転目に再び帯電さ
せて、第二の色(例えば青)に対応する潜像を形成し青
色トナーを収納した現像器にて重ねて現像する。三回転
目に再々帯電させ、第三の色(例えば黒)に対応する潜
像を形成し黒色トナーを収納した現像器にて重ねて現像
し、しかる後、一度に転写紙に転写してカラーハードコ
ピーが得られる如くしたものがある。
上記カラー画像形成装置の場合、感光体ドラム表面に
色トナーを重ねて行くため、これが転写紙に転写される
前にはクリーニングブレードは感光体ドラムに非接触位
置にあり、三色全部が現像されて転写紙に転写された後
にドラムに圧着するようになっている。しかし、感光体
ドラムの三回転目で第三色目が形成されると、その形成
部分から順次転写紙への転写が開始されるから、三回転
目の途中にはクリーニングブレードはドラム表面に圧着
することとなる。また、この三回転目の途中からドラム
に圧着したブレードは次の画像形成サイクルの一回転目
に連続しているため、一回転目の初期にはブレードが圧
着しており、その途中から解除される。即ち、ブレード
は感光体ドラムの一回転目は途中まで圧着、二回転目は
圧着なし、三回転目は途中から圧着することとなる。こ
のようなブレードの作動は従来から第7図示の如く軸70
により回転するカム71に摺接するカムフォロア72の往復
移動(二点鎖線の範囲)を利用して行っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、従来型のカム71は図の如き形状であり、そ
の回転に追従して支点73を中心に二点鎖線のように往復
移動するカムフォロア72がカムの最大径から最小径まで
の領域aを移動するとき、即ち、ブレード(図示せず)
を感光体ドラム(図示せず)に圧着する方向に回動させ
るときはカムに対して矢印方向の力74が掛かる。この力
の方向はカム71の駆動伝達機構にバネクラッチを利用し
ている場合にはそのバネが弛む方向になるので、この力
によりカム71が回され、ブレードが感光体ドラムに瞬時
に圧着されるという問題があった。
即ち、感光体ドラムにブレードを勢いよく圧着させる
ことからブレード稜線が傷んだり、大きな衝撃音がした
ばかりでなく、感光体ドラムに生ずる大きな負荷変動の
ために画像重ねのレジスト性能が悪くなり、画像の劣化
を招くという問題があった。
この発明は上記問題を解消するためのものであって、
ブレードがドラムに当たる衝撃を極力弱めてブレード稜
線の傷みを減らし、衝撃音を小さくしたクリーニング装
置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明は、クリーニング
ブレードを固定した回動軸に、基端部を固定した揺動レ
バーの先端部にカムフォロアを軸支し、該カムフォロア
はカムにバネの引張力により摺接しており、該カムは感
光体ドラムのコピーサイクルに合わせたタイミングで回
転し、その回転に追従する前記カムフォロアがカムの最
大径から最小径までの領域でブレードを感光体ドラムに
圧着する方向に回動するようになっており、最小径から
最大径までの領域でブレードを感光体ドラムから解除す
る方向に回動するようになっているクリーニング装置に
おいて、前記カムがブレードを感光体ドラムに圧着する
方向に回動させるカム領域を階段状に形成するととも
に、各階段の外面をそれぞれ同心円弧にし、ブレードを
圧着方向に作動させるカム領域に位置したカムフォロア
による力でカムが回されることがないように構成したも
のである。
〔実施例〕
次に、この発明を添付図面に示す一実施例に基づいて
説明する。
第1図において、Aは原稿読取部、Bはプリンター部
である。前記原稿読取部Aはその筐体上面に設けたプラ
テンガラス1の上に置いた原稿2をスライドレール3上
を移動するキャリッジ4に設けた蛍光灯5によって照明
し、その反射光をスリット6を通して第一ミラー7で取
出し、可動ミラーユニット8に備えたVミラー9,9′を
経てレンズ読取ユニット20へ導出できるようになってい
る。
前記キャリッジ3及び可動ミラーユニット8はステッ
ピングモータ10にワイヤー11を介して連繋したプーリ1
2,13,15a,15bにより駆動される。この場合において可動
ミラーユニット8は前記スライドレール3上を前記キャ
リッジ4の1/2の速度で同方向に移動する。16,17はプラ
テンガラス1の両端部下面にく設けた標準白色板で、該
標準白色板16,17は原稿読取走査開始前及び終了後に標
準白色信号を得るためのものである。
前記レンズ読取ユニット20は第2図示の如くレンズ2
1、プリズム22、第一読取基板24、レッドチャンネル
(以下R-chという)CCD25、第二読取基板26、シアンチ
ャンネル(以下C-chという)CCD27から構成されてい
る。しかして、第一ミラー7、Vミラー9,9′により伝
達された原稿光像はレンズ21により集束され、プリズム
22に内蔵したダイクロイックミラー23によりR-ch像と、
C-ch像とに分離され、第一読取基板24上に設けたR-chCC
D25、及び第二読取基板26上に設けたC-chCCD27のそれぞ
れの受光面に結像される。このR-chCCD25及びC-chCCD27
から出力された画像信号は信号処理部28において信号処
理され、トナーの色に応じた色分離された色信号をプリ
ンターBに設けた書き込みユニット29に出力する。
該書き込みユニット29は第3図示の如く半導体レーザ
ー31と、駆動モータ30により回転して前記半導体レーザ
ー31で発生したレーザービームを回転走査するポリゴン
ミラー32と、fθレンズ33及びシリンドリカルレンズ3
5,36を備えている。しかして、半導体レーザー31で発生
したレーザービームはシリンドリカルレンズ35を通して
ポリゴンミラー32にて回転走査され、fθレンズ33、シ
リンドリカルレンズ36及び反射鏡37を経て一様帯電され
た感光体ドラム40の表面に投射され、静電潜像39を形成
する。34はビーム走査開始を検出するインデックスセン
サーで、レーザービームによる走査の開始を反射鏡38を
介して検知する。
このインデックスセンサー34によって走査の開始が検
知されると、前記信号処理部28から出力された第一の色
信号が書き込みユニット29に入力され、該色信号による
ビームの変調が開始される。変調されたビームは帯電器
41にて予め一様に帯電されている感光体ドラム40上を走
査する。このビームによる主走査とドラム40の回転によ
る副走査とによりドラム表面に第一の色に対応する潜像
が形成され、該潜像は例えば赤色トナーの装填された現
像器43により現像される。この赤色トナー像が形成され
た後のドラム面は次のコピーサイクルで再び帯電器41に
より帯電される。この場合、クリーニング装置46のクリ
ーニングブレード47は感光体ドラム40より離反してお
り、赤色トナー像を掻き取ることがないようになってい
る。
次に、前記信号処理部28から出力された第二の色信号
が書き込みユニット29に入力され、感光体ドラム40の表
面に前記同様に第二の色に対応する潜像が形成される。
そして、該潜像は例えば青色トナーが装填された現像器
44によって現像される。即ち、青色トナー像は既に形成
されている赤色トナー像の上に重ねて形成される。
次いで、前記信号処理部28で発生される制御信号に基
づいて感光体ドラム40の表面には黒色トナーを装填した
現像器45により黒色トナー像が前記同様の作用により形
成される。
前記クリーニング装置46のクリーニングブレード47は
第4図示の如く回動軸471に取付枠47′を介して固定さ
れている。該回動軸471に基端部を固定した揺動レバー4
72の先端部にはカムフォロア473が軸支されている。こ
のカムフォロア473はカム474にバネ475の引張力により
摺接している。該カム474は適当な駆動源、例えば現像
器44の現像スリーブを駆動する駆動源にバネクラッチ
(図示せず)を介して連繋した軸476に固定され、前記
感光体ドラム40のコピーサイクルに合わせたタイミング
で回転制御される。このカム474は第5図に示す形状に
なり、その回転に追従して回動軸471を中心に往復移動
するカムフォロア473がカムの最大径から最小径まで領
域aで移動するときはブレード47を感光体ドラム40に圧
着する方向に回動させ、逆に、最小径から最大径まで領
域bで移動するときはブレード47を感光体ドラム40から
解除する方向に回動させる。また、カム474はブレード4
7を圧着する方向に回動させるカム領域aは階段状に形
成されている。この各段の外面477はそれぞれ同心円弧
になっている。即ち、この各段に摺接しているカムフォ
ロア473のカム474に掛かる力478は全てカム474の軸476
の軸芯に集中するようになっている。
従って、第6図(a)の如くカムフォロア473がカム4
74の最大径にあって、ブレード47が感光体ドラム40から
解除されている状態から同図(b)の如く階段状の領域
aに移行した場合、カムフォロア473は段階を一段づつ
降りるように移動し、しかも、各段面上ではカム474を
回転させる力としては作用しないため、ブレード47は感
光体ドラム40に段階的に接近して行き、最終的に同図
(c)の如くブレード47を感光体ドラム40に摺接させ
る。即ち、ブレードが感光体ドラムに急激に圧着するこ
とが回避できる。
上記の如く現像された3色のトナー像は転写部51にお
いて給紙部50の給紙ベルト52により1枚づつ分離され、
給紙ローラ53でタイミングをとってガイド板54を経て送
られてきた記録紙55上に一度に転写される。しかる後、
該記録紙は分離極56により感光体ドラム40から分離さ
れ、搬送ベルト57に乗せられて定着器58へ搬送され、定
着ローラ58a,58bとで熱と圧により定着され、カラーハ
ードコピーとして排紙ローラ59a,59b間に挟持されて機
外へ排出される。
転写終了後に感光体ドラム40上に残る不要なトナーは
クリーニング装置46のブレード47を接触させることによ
り掻き落とされる。クリーニング装置46の下流側に設け
たクリーニングローラ48はクリーニング終了後にブレー
ド47が次の露光と現像のためにドラム40より離反すると
きに、ドラム表面とブレードとの間に取り残される少量
のトナーを完全除去するためのものでドラムと逆方向に
回転する。
〔発明の効果〕
以上の如く、この発明は、クリーニングブレードを固
定した回動軸に、基端部を固定した揺動レバーの先端部
にカムフォロアを軸支し、該カムフォロアはカムにバネ
の引張力により摺接しており、該カムは感光体ドラムの
コピーサイクルに合わせたタイミングで回転し、その回
転に追従する前記カムフォロアがカムの最大径から最小
径までの領域でブレードを感光体ドラムに圧着する方向
に回動するようになっており、最小径から最大径までの
領域でブレードを感光体ドラムから解除する方向に回動
するようになっているクリーニング装置において、前記
カムがブレードを感光体ドラムに圧着する方向に回動さ
せるカム領域を階段状に形成するとともに、各階段の外
面をそれぞれ同心円弧にしたことを特徴としているか
ら、ブレードを圧着方向に作動させるカム領域に位置し
たカムフォロアによる力でカムが積極的に回されること
がなくなる。従って、ブレードがドラムに当たる衝撃が
弱まり、ブレード稜線の傷みを減らすことができるし、
衝撃音を小さくすることが可能となる。しかも、感光体
ドラムにブレードが当たるときの衝撃が小さいので画像
重ねのレジスト性能を悪くすることがないなど、各種の
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は本願複
写機の略示的断面図、第2図はレンズ読取ユニットの拡
大図、第3図は書き込みユニットの平面図、第4図は感
光体ドラムとブレード及びカムとカムフォロアとの関係
を示す斜視図、第5図は本願カムの説明図、第6図
(a)〜(c)はカムの作用を示す説明図、第7図は従
来カムの説明図である。 A……原稿読取部 B……プリンター部 40……感光体ドラム 41……帯電器 43〜45……現像器 46……クリーニング装置 47……ブレード 471……回動軸 472……揺動レバー 473……カムフォロア 474……カム 475……バネ 476……軸 477……階段の各面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーニングブレードを固定した回動軸
    に、基端部を固定した揺動レバーの先端部にカムフォロ
    アを軸支し、該カムフォロアはカムにバネの引張力によ
    り摺接しており、該カムは感光体ドラムのコピーサイク
    ルに合わせたタイミングで回転し、その回転に追従する
    前記カムフォロアがカムの最大径から最小径までの領域
    でブレードを感光体ドラムに圧着する方向に回動するよ
    うになっており、最小径から最大径までの領域でブレー
    ドを感光体ドラムから解除する方向に回動するようにな
    っているクリーニング装置において、前記カムがブレー
    ドを感光体ドラムに圧着する方向に回動させるカム領域
    を階段状に形成するとともに、各階段の外面をそれぞれ
    同心円弧にしたことを特徴とするクリーニング装置。
JP63020137A 1988-01-30 1988-01-30 クリーニング装置 Expired - Lifetime JP2678608B2 (ja)

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JPH01195486A JPH01195486A (ja) 1989-08-07
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JP2765260B2 (ja) * 1991-04-18 1998-06-11 株式会社日立製作所 電子写真装置の清掃装置
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