JP2678121B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP2678121B2
JP2678121B2 JP4256401A JP25640192A JP2678121B2 JP 2678121 B2 JP2678121 B2 JP 2678121B2 JP 4256401 A JP4256401 A JP 4256401A JP 25640192 A JP25640192 A JP 25640192A JP 2678121 B2 JP2678121 B2 JP 2678121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
echo data
quadrant
absolute
addresses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4256401A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06105849A (ja
Inventor
和博 城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aloka Co Ltd filed Critical Aloka Co Ltd
Priority to JP4256401A priority Critical patent/JP2678121B2/ja
Publication of JPH06105849A publication Critical patent/JPH06105849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2678121B2 publication Critical patent/JP2678121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置、特に
2つのメモリ間でアドレス変換(座標変換)が行われる
超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波を生体内へ送受波し、これにより
得られたエコーデータに基づき、断層画像等を表示する
超音波診断装置が知られている。超音波の送受波は、周
知の超音波探触子によって行われ、アレイ振動子を電子
走査することにより、あるいは単一の振動子を機械走査
することにより、超音波ビームが走査され走査面(エコ
ーデータ取り込み領域)が形成される。近年では、例え
ば生体の血管や体腔(食道、消化管、尿管、膣など)内
に挿入される超音波探触子が広く利用されている。
【0003】超音波ビームの走査方式には、従来から各
種の方式が提案され、リニア走査、セクタ走査、ラジア
ル走査等が知られている。例えば、上述した体腔内用超
音波探触子を用いる場合においては、ラジアル走査がな
され、円形の走査面が形成される。ここで、そのラジア
ル走査が実行された場合には、一般に取り込まれたエコ
ーデータは、ビーム番号Bと半径方向のサンプリングポ
イント番号Sで特定されつつ、エコーデータメモリに一
旦記憶される。
【0004】しかし、実際の表示器においては、走査面
と同じ円形イメージで表示する必要がある。このため、
そのエコーデータメモリから読み出されたエコーデータ
は、TVの走査方式に合致させるため、表示メモリ(フ
レームメモリ)への書き込み時に座標変換(アドレス変
換)が実行される。
【0005】以上の従来のデータ処理について、図9を
用いて説明する。
【0006】図9において、ラジアル走査の場合、エコ
ーデータメモリ10には、超音波探触子からのエコーデ
ータが超音波ビーム単位で一時的に格納される。この従
来例では、各エコーデータは、ビーム番号B(θアドレ
ス)とサンプリングポイント番号S(Rアドレス)で特
定され、書き込まれる。
【0007】このエコーデータメモリ10から読み出さ
れるエコーデータは、表示メモリ(フレームメモリ)1
2に表示イメージ形成のため座標変換されて書き込まれ
る。結果として、前記表示メモリ12上には、各ビーム
のエコーデータが放射状に格納されることになる。その
書き込み時には、XYアドレス発生器16にて、通常、
アドレスX,Y=0,0から順次アドレスが発生され、
そのアドレス信号が表示メモリ12のアドレス端子に出
力される。
【0008】この場合、表示メモリ12上のアドレス
X,Yに対応するエコーデータをエコーデータメモリ1
0から読み出す必要があり、このため、アドレス変換テ
ーブル14が設けられている。すなわち、このアドレス
変換テーブル14は、アドレスX,YをアドレスR,θ
に変換するものであり、 R=(X2 +Y2 1/2 θ=tan-1(Y/X) …(1) (1)式の計算結果をテーブル化したものである。な
お、この従来例では、Rはビーム上のアドレスSと同等
であり、θはアドレスBと同等である。
【0009】そして、表示メモリ12にすべてのエコー
データが格納されると、読み出されて図示されていない
表示器に断層画像が表示される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超音波診断装置においては、アドレス変換テーブル14
の記憶容量が増大し、装置のコストアップにつながり、
また演算回路にてアドレス変換を行う場合は、変換速度
が遅くなり迅速な処理が困難であるという問題があっ
た。
【0011】ここで、アドレス変換テーブル14の入力
は、表示メモリ12のアドレスX,Yであり、出力はエ
コーデータメモリ10のアドレスB,Sである。したが
って、表示メモリ12がM×Mのマトリックスサイズを
もち、エコーデータメモリ10が総ビーム数L、総サン
プルポイント数Nのサイズをもつ場合、変換テーブル1
4はM×Mのワード数で、1ワードは{log (L×M)
/log 2}(ビット)で構成される。
【0012】例えば、M=512,B=1024,S=
256の場合、変換テーブル14は512×512ワー
ドで1ワード当たり18ビットの構成となる。変換テー
ブル14の総容量としては512×512×18=4.
5Mビット必要となり、実用的でない。
【0013】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、アドレス変換テーブルの容量
を削減した超音波診断装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、超音波ビームを走査して形成される走査
面内の各エコーデータが極座標系絶対アドレスS,Bで
特定されて書き込まれるエコーデータメモリと、前記エ
コーデータメモリから読み出された各エコーデータが前
記走査面に対応する表示イメージに並び換えられ、直交
座標系絶対アドレスX,Yで特定されて書き込まれる表
示メモリと、前記表示メモリへ前記各エコーデータを書
き込むために、それぞれiビット及びjビットからなる
前記表示メモリの絶対アドレスX,Yを順次発生するア
ドレス発生手段と、前記走査面を構成する互いに線対称
関係にある複数の象限のうち、前記iビットからなる絶
対アドレスXの最上位ビットと前記jビットからなる絶
対アドレスYの最上位ビットを利用して、前記絶対アド
レスX,Yで特定される点がどの象限にあるかを判断す
る象限判断手段と、前記iビットからなる絶対アドレス
Xの最上位ビットを除くi−1ビットと前記jビットか
らなる絶対アドレスYの最上位ビットを除くj−1ビッ
トとを入力し、前記判断された象限に従って必要な符号
反転を実行し、これによって前記複数の象限を代表する
代表象限上の直交座標系相対アドレスx,yを出力する
前置変換手段と、前記相対アドレスx,yを入力し、前
記代表象限上の直交座標系相対アドレスx,yに対応す
る極座標系相対アドレスR,θを出力する代表象限内ア
ドレス変換テーブルと、前記判断された象限に基づき、
前記相対アドレスR,θを前記絶対アドレスS,Bに変
換し、前記エコーデータメモリに出力する後置変換手段
と、を含むことを特徴とする。
【0015】
【作用】リニア走査、セクタ走査、ラジアル走査などを
行った場合、それにより形成される走査面は、通常、あ
る中心線を基準として線対称になる。特に、ラジアル走
査の場合、円形の走査面が形成されるため、その円形を
十字に区分したとすると、4つの領域が形成され、それ
ぞれの領域(第I象限〜第IV象限)は相互に線対称とな
る。つまり、このラジアル走査の場合においては、4つ
の領域(象限)のうちの1つの領域内の各アドレスのテ
ーブル内容が分かれば、それを基礎として、他の3つの
領域の各アドレスの内容を容易に算出できる。
【0016】そこで、本発明では、そのような対称性を
利用して、アドレス変換テーブルの容量の削減を図るも
のである。
【0017】したがって、上記構成によれば、エコーデ
ータメモリから読み出されたエコーデータが表示メモリ
に書き込まれる際には、アドレス発生手段にてアドレス
X,Yが順次発生される。このアドレスX,Yは、象限
判断手段に入力され、互いに線対称関係にある複数の象
限のうちのいずれの象限に属するかが判断される。
【0018】一方、アドレス発生手段にて発生されたア
ドレスX,Yは前置変換手段にて代表象限上の直交座標
系アドレスx,yに変換される。このアドレスx,y
は、代表象限内アドレス変換テーブルにて極座標系アド
レスR,θに変換される。そして、このアドレスR,θ
は、後置変換手段にてアドレスS,Bに変換される。
【0019】したがって、アドレス変換テーブルには、
各象限を共通に代表した代表象限内の座標のみを格納す
ればよいので、象限の数から1つ減算した数分だけ変換
テーブルの容量を削減できる。すなわち、座標系におけ
る線対称性を利用してテーブル容量の削減を図るもので
ある。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0021】(A)装置の全体構成 図1には、本発明に係る超音波診断装置の全体構成が示
されている。超音波探触子20は、本実施例において、
体腔内挿入用の超音波探触子であり、カテーテルと共に
血管内等に挿入され、そのカテーテル内で軸回転が行わ
れ、上述したラジアル走査が行われる。
【0022】超音波探触子20によって取り込まれた受
信信号は、送受信回路22を介してA/D変換器24に
送られ、デジタル信号に変換される。
【0023】なお、サンプルタイミング発生器26から
タイミング信号が直接、送受信回路22へ送られると共
にオフセンタ補正回路28を介してA/D変換器24
と、書込みアドレス発生器30とに送られている。
【0024】エコーデータメモリ32A,32Bは、取
り込まれたエコーデータを一時的に格納するものであ
り、書込み動作と読出し動作を交互に行わせるために、
本実施例においては2つのエコーデータメモリが設けら
れている。
【0025】エコーデータの書込みは書込みアドレス発
生器30によって発生されたアドレスにしたがって行わ
れ、ビーム番号Bとサンプリングポイント番号Sとで各
エコーデータが特定され書き込まれる。なお、エコーデ
ータメモリ32A,32Bの周囲の切換スイッチの制御
を行うために切換制御回路34が設けられている。
【0026】エコーデータメモリ32A又は32Bから
読み出された各エコーデータは、表示メモリ36A又は
36Bに書き込まれる。この表示メモリ36はいわゆる
フレームメモリをなすものであり、エコーデータメモリ
上の物理アドレス状態を表示形式として並び変えて各エ
コーデータを格納するものである。なお、この表示メモ
リ36にも書込み動作及び読出し動作を交互に行わせる
ため2つのメモリ36A,36Bが設けられている。
【0027】表示メモリ36A又は36Bから読み出さ
れたエコーデータは、D/A変換器38によってアナロ
グ信号に変換され、TV信号となってCRTモニタ40
に送られる。これによって、ラジアル走査イメージで血
管周囲の断層画像が表示される。なお、切換制御回路3
9は表示メモリ36A,36Bの周辺の切換スイッチを
制御するためのものである。
【0028】読出しアドレス発生器42は、表示メモリ
36A,36Bからのエコーデータの読出しのためのア
ドレスを発生するものである。
【0029】XYアドレス発生器44は、エコーデータ
メモリ32から表示メモリ36へエコーデータを書き込
むためのアドレスX,Yを発生するものであり、例えば
X=0,Y=0から順次アドレスが発生される。このア
ドレスX,Yは、上述のように表示メモリ36に供給さ
れるほか、アドレス変換部46に送られている。
【0030】このアドレス変換部46は、後に詳述する
ように、アドレスX,YをアドレスS,Bに変換するも
のであり、いわゆる座標変換を実行するものである。た
だし、本実施例では、走査面の線対称性を利用してアド
レス変換テーブルの容量削減を図っている。
【0031】(B)アドレス変換原理 図2には、エコーデータメモリ32の内容が概念図とし
て示されている。ラジアルスキャンによって取り込まれ
たエコーデータは、ビーム毎に格納される。すなわち、
各エコーデータは、ビーム番号B(0〜1023)とサ
ンプリングポイント番号S(0〜255)とで特定さ
れ、このBとSとがメモリのアドレスを構成している。
ちなみに、ビーム番号Bは座標θに対応し、サンプリン
グポイント番号Sは座標Rに対応するものである。
【0032】図3には、表示メモリ上におけるアドレス
X,Yとエコーデータの物理アドレスR,θとの関係が
示されている。ここで、表示メモリの直交座標系アドレ
スX,Yにおいて、図の左上が“0000(HEX) ”であ
り、右下が“3FFFF(HEX ) ”となっている。一方、
各エコーデータの走査面上の極座標はビーム番号θと半
径方向の距離Rとで表されている。
【0033】この図3から明らかなように、あるエコー
データの位置P1に対し、P2及びP4は線対称の位置
にある。また、P3はP1に対して点対称換言すれば、
P3はP2及びP4に対して線対称の位置にある。
【0034】このような線対称性から、R1 =R2 =R
3 =R4 であり、また、θ1 =θ2=θ3 =θ4 であ
る。
【0035】ここで、原点Oから各点の相対座標を見る
と、例えば仮にP4の座標を(xi,yi )とすると、
P1は座標(xi ,−yi )となり、同様に、P2の座
標は(−xi ,−yi )となり、P3の座標は(−
i ,yi )となる。つまり、xの絶対値とyの絶対値
とがそれぞれ等しい。
【0036】したがって、表示イメージを4つの象限
I,II,III ,IVで区分して、いずれかの象限における
x,yとR,θとの関係をテーブル化しておけば、すべ
てのアドレス変換を結果として行うことができる。
【0037】要するに、4つの象限を代表する代表象限
上において直交座標系アドレスと極座標系アドレスとの
変換テーブルを保持しておけばすべての範囲のアドレス
変換に対応することが可能となる。
【0038】なお、x,yとR,θとの関係をテーブル
化した場合、本実施例では代表象限は図3に示す第IV象
限となる。
【0039】図4には、アドレスX,Yとアドレスx,
yとの関係が示されている。なお、アドレスXは9ビッ
ト(X0 〜X8 )で構成され、アドレスYも9ビット
(Y0〜Y8 )で構成される。ここで、X8 とY8 との
符号が0であるか又は1であるかによって、エコーデー
タがいずれの象限に属するか容易に判断できる。すなわ
ち、再上位の1ビットの符号内容によってエコーデータ
が上位ビットグループに属するか下位ビットグループに
属するかが判断可能である。
【0040】そして、アドレスx,yにおける原点0
は、ラジアルスキャンの中央にあるため、第I象限にお
いてはX0 〜X7 の符号はそのままとし、Y0 〜Y7
の符号をすべて反転させる必要がある。これと同様に、
第II象限においては、X及びYいずれも符号を反転させ
る必要があり、第III 象限においてはXのみの符号を反
転させる必要がある。ただし、第IV象限においては、
X,Yの方向とx,yの方向とが一致するため符号の反
転をさせる必要がない。
【0041】以上のように、X8 及びY8 を用いて象限
の番号が判断でき、かつ符号反転により原点を中央に位
置させることが可能となる。これは、上述した図3にお
ける線対象関係を利用して直交座標から極座標への変換
を行うためである。
【0042】図5には、アドレス変換の各工程がフロー
チャート的に示されている。工程(A)において、図1
に示したXYアドレス発生器44にてアドレスX,Yが
発生される。このうち、X8 及びY8 は、象限識別情報
及び符号反転の可否を示す情報として別系統で処理され
る。
【0043】X0 〜X7 とY0 〜Y7 は、次に工程
(B)において所定の符号反転が実行される。れは、上
述したX8 及びY8 の符号内容に応じて象限が判断さ
れ、その判断された象限に対応する符号反転が実行され
る。すなわち、図4に示した符号反転が実行される。
【0044】次に、工程(C)において、工程(B)に
おいて作成されたx,yが直交座標から極座標R,θに
変換される。
【0045】一方、X8 及びY8 は象限判断手段として
のデコーダ50に入力され、これに応じて出力Q及び出
力B8 ,B9 が出力される。これらの入力と出力の関係
が図7に示されている。
【0046】すなわち、B8 ,B9 はエコーデータメモ
リ上のビームアドレスを補填するために出力されるもの
であり、この補填によってそのビームが第I象限から第
IV象限のいずれにあるかが定まることになる。一方、Q
は、第II象限及び第IV象限にエコーデータがある場合に
「1」とされ、これは出力されたθのビット反転を示す
フラグを意味している。
【0047】したがって、工程(D)においては、エコ
ーデータが第II象限及び第IV象限にある場合に、θのビ
ットが反転され、工程(E)において最終的にエコーデ
ータメモリのアドレスS(S0 〜S7 )及びB(B0
9 )が得られることになる。
【0048】ここで、工程Cにおけるアドレス変換テー
ブル52は、いずれかの代表象限の座標変換情報のみを
保持すればよいので、単純に計算すると従来の4分の1
の情報で済むことになる。
【0049】(C)アドレス変換部46の構成 図6には、アドレス変換部46の具体的な構成が示され
ている。
【0050】XYアドレス発生器44から出力されたア
ドレスX,Yは、前置変換器54に入力される。ここ
で、この前置変換器54は、2つの排他的論理和回路で
構成され、X8 が1の場合、X0 〜X7 を上述した代表
象限上におけるアドレスx0 〜x7 として出力する。一
方、X8 が0の場合には、X0 〜X7 の各ビットが反転
されてx0 〜x7 として出力される。これは、Yについ
ても同様であり、Y8 が1の場合にはY0 〜Y7 がその
まま出力され、一方Y8 が0の場合にはY0 〜Y7 が反
転されてy0 〜y7 として出力される。以上の前置変換
器54の動作は、図5に示した工程(B)に対応するも
のである。
【0051】このアドレス変換部46においては、XY
アドレス発生器44から出力されたアドレスX,Yのう
ちX8 及びY8 のみが分離抽出され、象限判断手段とし
てのデコーダ50に入力されている。この分離抽出によ
り象限判断情報が得られることになり、デコーダ50
は、X8 及びY8 の内容に応じて図7に示した出力を行
う。
【0052】アドレス変換テーブル52は、直交座標系
を極座標系に変換するものであり、具体的には、代表象
限上のアドレスx,yをR,θに変換する。これは、図
5に示した工程(C)に対応するものである。
【0053】これによって、アドレス変換テーブル52
からθ0 〜θ7 及びR0 〜R7 が出力される。このう
ち、アドレスθに関しては、第II象限及び第IV象限にお
いてビット反転を行う必要があるので、後置変換器56
においてデコーダ50から出力された所定の信号Qとの
排他的論理和がとられる。これは、図5に示した工程
(D)対応するものである。そして、図5に示した工程
(E)を実現すべく、デコーダ50から出力されたB8
〜B9 がθ0 〜θ7 に補填され、すなわちB0 〜B9
アドレス情報となってエコーデータメモリ32に入力さ
れる。一方、アドレス変換テーブル52から出力された
0 〜R7 もS0 〜S7 としてエコーデータメモリ32
に入力される。
【0054】これによって、アドレスB,Sで特定され
るエコーデータが読み出され、表示メモリ36上のX,
Yで特定されるアドレスに格納されることになる。
【0055】以上のアドレス変換がX及びYのすべての
組合せについて実行されると、最終的に表示メモリ36
内にラジアル走査のイメージが形成され、これが読み出
されて表示器にて表示されることになる。なお、図8に
は、図4に示したポイントA〜DのアドレスX,Yと代
表象限上のアドレスx,yとの関係が例示されている。
【0056】以上の実施例によれば、エコーデータメモ
リのアドレスを発生する際に、参照する表示メモリのマ
トリックスは、アドレス変換を単一の象限上で行うた
め、従来の1/4の256×256に縮小される。
【0057】また、エコーデータメモリのビームアドレ
スの上位2ビット(B8 ,B9 )は、象限判断手段であ
るデコーダより出力されるため、アドレス変換テーブル
に含める必要がなくなる。
【0058】したがって、従来の512×512×(1
0+8)=4.5Mビットの変換テーブルの容量を、2
56×256×(8+8)=1Mビットとすることがで
き、従来に比べ1/4.5に縮小することが可能とな
る。
【0059】(D)応用例 図6に示したアドレス変換テーブル52の内容を走査方
式の切替えに合わせて入れ変えてもよく、例えば超音波
診断装置においてラジアル走査とリニア走査が行われる
場合には、ラジアル走査を行う場合に上述した変換を実
行し、一方、リニア走査を行う場合には、アドレス変換
テーブル52の内容をリニア用のものに書き替えてエコ
ーデータメモリから表示メモリへのエコーデータの転送
を行ってもよい。
【0060】また、他の走査、例えばセクタ走査やコン
ベックス走査などにも対応することが可能である。
【0061】さらに、オフセンタの違いや拡大率の変更
もアドレス変換テーブル52の内容を書き替えることに
より自在に対応できる。
【0062】また、上記実施例においては表示メモリと
エコーデータメモリの各アドレスの対応を1対1として
いるが、例えば1対4の対応として二次元直線補間を行
いつつエコーデータの転送を行うことも自在にできる。
なお、アドレス変換テーブルの書替えが必要になる場合
には、ROMで構成せずRAMで構成し、内容を自在に
書き替えるようにすればよい。また、以上の実施例で
は、表示イメージを4つの象限に区分したが、線対称性
があるものであれば、例えば2つに区分してもよい。
【0063】実施例では後置変換器56は排他的論理和
回路にみで構成されていたが、これに追加して極座標ア
ドレスθ及び象限判定ビットB8 ,B9 に任意の数値を
加算してエコーデータメモリアドレスB0 〜B9 として
出力する加算回路を設ければ、超音波画像を設定した角
度だけ回転して表示することができる。
【0064】また、極座標アドレスRに任意の数値を乗
算あるいは任意のビットだけシフトしてエコーデータメ
モリアドレスS0 〜S7 として出力する乗算回路あるい
はシフト回路を設ければ、超音波画像を拡大あるいは縮
小して表示することが容易に行える。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変換テーブルの記憶容量を削減でき、かつアドレス変換
速度を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波診断装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】エコーデータメモリの概念を示す概念図であ
る。
【図3】X,Y座標とR,θ座標との対応関係を示す説
明図である。
【図4】アドレスX,Yとアドレスx,yとの関係を示
す説明図である。
【図5】アドレス変換の各工程を示す説明図である。
【図6】アドレス変換部46の具体的な構成を示すブロ
ック図である。
【図7】デコーダ50の入力と出力との関係を示す説明
図である。
【図8】図4に示す各ポイントのアドレスX,Yとアド
レスx,yとの関係を示す説明図である。
【図9】従来のアドレス変換原理を示す説明図である。
【符号の説明】
32 エコーデータメモリ 36 表示メモリ 44 XYアドレス発生器 50 デコーダ 52 アドレス変換テーブル 54 前置変換器 56 後置変換器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波ビームを走査して形成される走査
    面内の各エコーデータが極座標系絶対アドレスS,Bで
    特定されて書き込まれるエコーデータメモリと、 前記エコーデータメモリから読み出された各エコーデー
    タが前記走査面に対応する表示イメージに並び換えら
    れ、直交座標系絶対アドレスX,Yで特定されて書き込
    まれる表示メモリと、 前記表示メモリへ前記各エコーデータを書き込むため
    に、それぞれiビット及びjビットからなる前記表示メ
    モリの絶対アドレスX,Yを順次発生するアドレス発生
    手段と、 前記走査面を構成する互いに線対称関係にある複数の象
    限のうち、前記iビットからなる絶対アドレスXの最上
    位ビットと前記jビットからなる絶対アドレスYの最上
    位ビットを利用して、前記絶対アドレスX,Yで特定さ
    れる点がどの象限にあるかを判断する象限判断手段と、前記iビットからなる絶対アドレスXの最上位ビットを
    除くi−1ビットと前記jビットからなる絶対アドレス
    Yの最上位ビットを除くj−1ビットとを入力し、前記
    判断された象限に従って必要な符号反転を実行し、これ
    によって 前記複数の象限を代表する代表象限上の直交座
    標系相対アドレスx,yを出力する前置変換手段と、 前記相対アドレスx,yを入力し、前記代表象限上の直
    交座標系相対アドレスx,yに対応する極座標系相対
    ドレスR,θを出力する代表象限内アドレス変換テーブ
    ルと、 前記判断された象限に基づき、前記相対アドレスR,θ
    を前記絶対アドレスS,Bに変換し、前記エコーデータ
    メモリに出力する後置変換手段と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
JP4256401A 1992-09-25 1992-09-25 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP2678121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4256401A JP2678121B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4256401A JP2678121B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06105849A JPH06105849A (ja) 1994-04-19
JP2678121B2 true JP2678121B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=17292171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4256401A Expired - Fee Related JP2678121B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2678121B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5948348B2 (ja) * 1979-08-17 1984-11-26 古野電気株式会社 広範囲水中探知表示装置
JPH0743355B2 (ja) * 1987-03-27 1995-05-15 オリンパス光学工業株式会社 超音波診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06105849A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0653121B2 (ja) 走査変換装置
JPH11267126A (ja) 三次元画像処理装置
WO1986004176A1 (en) Apparatus for interpolating video data
US4773425A (en) Ultrasonic imaging apparatus
US5531224A (en) Framem interpolator for increasing apparent acoustic frame rate in ultrasound imaging
JP2678121B2 (ja) 超音波診断装置
US5490510A (en) Diagnostic ultrasound apparatus
JP2774139B2 (ja) 超音波断層装置
JPH07265314A (ja) 超音波断層装置
JP3337618B2 (ja) 超音波診断装置
JP2639391B2 (ja) 流体マップの画像形成装置
JPH0838470A (ja) 超音波診断装置
JP3996425B2 (ja) デジタルスキャンコンバータ
JP3392901B2 (ja) 超音波診断装置
JP2000339441A (ja) 座標変換装置
JPH0319365Y2 (ja)
JPH0228870B2 (ja)
JP2800564B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0743355B2 (ja) 超音波診断装置
Kassem et al. A scan conversion CMOS implementation for a portable ultrasonic system
JPH0344772B2 (ja)
JPH07246204A (ja) 超音波診断装置
JPS62139637A (ja) 超音波断層装置
JPS62121358A (ja) 超音波画像表示装置
JPH0341935A (ja) 超音波診断装置の時相平均化方式

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees