JP2678028B2 - ワーク研磨方法 - Google Patents

ワーク研磨方法

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JP2678028B2 JP63229497A JP22949788A JP2678028B2 JP 2678028 B2 JP2678028 B2 JP 2678028B2 JP 63229497 A JP63229497 A JP 63229497A JP 22949788 A JP22949788 A JP 22949788A JP 2678028 B2 JP2678028 B2 JP 2678028B2
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善信 夏原
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関西日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワーク研磨方法に関し、詳しくは、例え
ば、磁気ヘッドの製造工程において、コアブロックやコ
アチップ等のワーク表面を複数個一括して研磨するワー
ク研磨方法に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、VTR装置やFDD装置に使用される磁気ヘッド
は、フェライト等の強磁性体からなる一対のコアをSiO2
等の非磁性体薄膜を介在させて、低融点ガラス等で接合
一体化し、両コアに絶縁被覆処理をした線材を所定数巻
回したものである。
このような磁気ヘッドは、概略、次のようにして製造
される。即ち、先ず、第6図に示すように強磁性体から
なる第1、第2のコアブロック(3)(3)を直方体形
状に機械的に切り出し、第1、第2コアブロック(3)
(3)の接合面(3a)(3a)に複数のトラック溝(3t)
…を定ピッチで切削加工して、低融点ガラス(3g)…を
充填する。次に、第1或いは第2コアブロック(3)
(3)の接合面に非磁性体薄膜を披着形成して、両コア
ブロック(3)(3)を突き合わせた状態で加熱し、低
融点ガラスで溶着一体化する。最後に、切断ブレートに
よって、一定の厚さごとにスライスし、このスライスに
よって得られたコアチップに、線材を所定数巻回する。
このような製造工程においては、次の各工程の後に、
表面を滑かにする研磨工程がある。即ち、第1、第2コ
アブロック(3)(3)を切り出し、低融点ガラスを充
填した後研磨する。
この研磨要領を第7図乃至第11図に示して説明する。
先ず、偏平円盤状の面板(1)の上面に、刷毛等によ
り、ホットメルトワックス(2)を塗布する。ホットメ
ルトワックス(2)は、常温において粘性を有し、加熱
すると液体状になり、再び常温に戻すと凝固する性質を
もっている。このようなホットメルトワックス(2)を
面板(1)の上面に塗布した後、第7図に示すように、
このホットメルトワックス(2)上に複数個のコアブロ
ック(3)を被研磨面(3a)を上側に向けて貼着する。
しかし、コアブロック(3)は、機械的に切り出される
ときや低融点ガラス(3a)を充填して加熱されたとき等
に歪が生じ、第10図に示すように反った状態になってい
る。また、ホットメルトワックス(2)は刷毛によって
塗布するため、第10図に示すように均一な厚みになって
おらず、コアブロック(3)をホットメルトワックス
(2)上に置いただげでは、コアブロック(3)は様々
な方向に傾いた状態になる。コアブロック(3)が様々
な方向に傾いていると、コアブロック(3)を置いただ
けで研磨したときに、研磨された後のコアブロック
(3)の形状が不均一になる。そこで、第11図に示すよ
うに、コアブロック(3)の研磨面(3a)上に荷重体
(4)を載せ、コアブロック(3)を強制的に平坦にし
た状態で、ホットメルトワックス(2)に貼着させる。
貼着した後、荷重体(4)を除去し、面板(1)をコア
ブロック(3)とともに、天地逆転させ、被研磨面(3
a)を下向きにする。そして、第9図に示すように、被
研磨面(3a)を平板状のラップ板(5)上において回転
摺動させる。研磨はラップ板(5)の上面に、ダイアモ
ンド砥粒や緑色炭化けい素等を含有した砥粒液〔図示せ
ず〕を供給し乍ら、コアブロック(3)の研磨面(3a)
を滑らかに研磨する。
〔発明が解決しようとする課題〕
反った状態のコアブロック(3)を、第11図に示すよ
うに、荷重体(4)を載せ、強制的に平坦な状態にし
て、研磨しているので、研磨後、コアブロック(3)を
面板(1)から外すと、コアブロック(3)が薄いこと
から、第12図に示すように、再び反りかえり、元の状態
に復元する。
すると、研磨面(3a)も同様に反った状態になり、2
個のコアブロック(3)(3)の研磨面(3a)(3a)を
衝合するときに、第13図に示すように、研磨面(3a)
(3a)の間に隙間(g)が生じる。
このため、2個のコアブロック(3)(3)に生じた
隙間(g)をなくすように加圧して、接着しなければな
らず、その時の加圧歪によりコアブロックの磁気特性が
劣化したり、極端な場合は、破損することもあった。
そこで、本発明は、研摩時にワークに不要な応力を加
えずにワークを固定し、内部応力のない状態でこれを研
摩し、研磨後も被研磨面が平坦になるようなワークの研
磨方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、モータに連結さ
れた受台に面板を載置し、回転している面板の中心部か
ら周辺部へ径方向に移動するノズルから、ホットメルト
ワックスを面板上に滴下してホットメルトワックスを遠
心力により拡散させ、面板上に薄く均一に塗布されたホ
ットメルトワックス上にワークを、被研磨面を上側にし
て貼着し、ワークの被研磨面をラップ板上で回転摺動さ
せ、被研磨面を滑らかに研磨するものである。
〔作用〕
回転している面板上にホットメルトワックスを滴下
し、遠心力によって、ホットメルトワックスを拡散さ
せ、面板上に均一に薄く塗布する。従って、ワークをホ
ットメルトワックス上に置くだけで、大きな加重を加え
ずにワークはいずれの方向にも傾斜することなく貼着さ
れ、研摩時にワークに不要な応力を加えずにワークを固
定し、内部応力のない状態で研摩できる。ワークを面板
から外しても、被研磨面は、平坦度を維持している。
〔実施例〕
本発明に係る一実施例を第1図乃至第5図を参照して
説明する。但し、従来と同一部品は同一符号を付して、
その説明は省略する。
同図において、(6)は、面板(1)を載置する受台
で、上面には面板(1)の下半分が嵌入する凹嵌部(6
a)を形成し、下面中心部には回転軸(6b)を突設す
る。凹嵌部(6a)に嵌入された面板(1)は、受台
(6)の側面を貫通するネジ(7)によって固定され
る。(8)は、上記回転軸(6b)を連結したモータで、
回転速度は3段階に可変できるものである。(9)は、
受台(6)に載置された面板(1)の上方に配置したノ
ズルで、面板(1)の中心部付近から周辺部方向へ移動
できる。このノズル(9)から面板(1)の上面へホッ
トメルトワックス(2)を1滴ずつ滴下する。ホットメ
ルトワックス(2)は粘度によって、予め4〜7〔CP
S〕の粘度をもつように管理する。
このような装置において、ワークであるコアブロック
(3)の面板(1)へ貼着は、次のようにして行う。
先ず、モータ(8)を低速で回転し、ノズル(9)を
面板(1)の中心部に位置させ、ノズル(9)から面板
(1)上へホットメルトワックス(2)を1滴ずつ滴下
する。その後面板(1)を中速から高速で回転させ、遠
心力によって、ホットメルトワックス(2)は、面板
(1)の周辺部へ拡散される。ノズル(9)は、順次、
面板(1)の周辺部へ、ホットメルトワックス(2)を
1滴ずつ滴下しながら移動する。このとき、面板(1)
の接線方向の速度は、中心部よりも周辺部の方が速いか
ら、モータ(8)の回転速度を、滴下されるホットメル
トワックス(2)が面板(1)の周辺部へ行くに従い、
中速から低速へ下げることにより、滴下されたホットメ
ルトワックス(2)を、同一速度で周辺部に拡散するよ
うにする。また、ホットメルトワックス(2)の粘度を
4〜7〔CPS〕にしたことにより、ホットメルトワック
ス(2)は、面板(1)上にて3〔μm〕以下に、均一
に塗布される。
ホットメルトワックス(2)が均一に塗布された後、
ネジ(7)を緩めて、面板(1)を受台(6)から取り
外し、ホットメルトワックス(2)の上面にコアブロッ
ク(3)を置く。ホットメルトワックス(2)の厚みは
均一であるから、第2図に示すように、コアブロック
(3)を置くだけで、コアブロック(3)は、面板
(1)に同一状態に揃って貼着される。但し、ホットメ
ルトワックス(2)は、従来と同様、温度を上昇させた
後、常温に戻して凝固させる。このとき、ホットメルト
ワックス(2)の温度を上昇させて、コアブロック
(3)を置くと、ホットメルトワックス(2)の表面が
荒れたところへ、コアブロック(3)を置くことにな
り、貼着力が弱くなるから、ホットメルトワックス
(2)にコアブロック(3)を置いた後、温度を上昇さ
せなければならない。また、ホットメルトワックス
(2)の厚さが、2〔μm〕以上になると、ホットメル
トワックス(2)が面板(1)の上面から剥れてしま
い、結局、コアブロック(3)も面板(1)から外れる
ため、ホットメルトワックス(2)の厚さは、2〔μ
m〕以下であることを要する。
ホットメルトワックス(2)によって、面板(1)に
貼着されたコアブロック(3)は、従来と同様、砥粒液
が供給されるラップ板(5)〔第9図参照〕上におい
て、回転摺動し、被研磨面(3a)は滑らかに研磨され
る。このとき、コアブロック(3)が貼着されている側
の面は、第3図に示すように、反った状態のままであ
る。
研磨後、コアブロック(3)を面板(1)から外して
も被研磨面(3a)が反るようなことはないから、第4図
に示すように、被研磨面(3a)は平坦な状態を維持す
る。
従って、2個のコアブロック(3)(3)の被研磨面
(3a)(3a)を衝合させても第5図に示すように、両者
(3a)(3a)は隙間なく密着する。
尚、研磨されるワークは、コアブロックに限定するこ
となく、コアブロックを切断した後に得られるコアチッ
プ等、表面を滑らかにしなければならないものに広く適
用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、研磨されるワークを反ったままの状
態で研磨面を研磨するから、ワークを面板から外したと
きに、ワークの研磨面は平坦な状態を維持し、2個のワ
ークの研磨面を衝合させたときに、隙間なく密着する。
従って、2個の研磨面を衝合させる磁気ヘッド等におい
て、品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を示す概略正面図、第2図
乃至第5図は本発明による研磨工程を示す要部拡大正面
図である。 第6図はワークであるコアブロックの斜視図、第7図は
ワークを面板に貼着した状態の平面図、第8図は従来の
方法によるワークを面板に貼着する縦断面図、第9図は
ワークをラップ板上で回転摺動させている縦断面図、第
10図乃至第13図は従来の方法による研磨工程を示す要部
拡大正面図である。 (1)……面板、(2)……ホットメルトワックス、
(3)……ワーク(コアブロック)、(3a)……被研磨
面、(5)……ラップ板、(6)……受台、(8)……
モータ、(9)……ノズル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転している面板の中心部から周辺部へ径
    方向に移動するノズルから、ホットメルトワックスを面
    板上に滴下してホットメルトワックスを遠心力により拡
    散させ、 面板上に塗布されたホットメルトワックス上にワーク
    を、置くだけで貼着し、ワークの被研摩面をラップ板上
    で回転摺動させ、被研摩面を滑らかに研摩することを特
    徴とするワーク研摩方法。
JP63229497A 1988-09-12 1988-09-12 ワーク研磨方法 Expired - Lifetime JP2678028B2 (ja)

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