JP2677728B2 - カラーフィルターの検査方法 - Google Patents

カラーフィルターの検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー液晶表示装置を
構成するカラーフィルターの欠陥部を検査する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶表示装置として、図3に示す
構成のものが知られている。これは、多数の絵素電極1
0がマトリクス又はストライプ状に配設された第1の透
明基板11と、対向電極12が形成された第2の透明基
板13とを、各電極10、12側を内面にして対向配設
し、両基板11と13の間に液晶層14を介在させた構
造を有し、液晶層14を挟む絵素電極10と対向電極1
2の間に電圧を印加して液晶分子の挙動を調整し、これ
により液晶層14の光透過率を制御して表示を行う。ま
た、カラー表示を行うべく、第2の透明基板13側にカ
ラーフィルター15を備えている。なお、図中16は中
間層を示す。
【0003】上記カラーフィルター15は、R(赤)、
G(緑)、B(青)用の各透過率特性を有する3種類の
カラーフィルター部を有し、各カラーフィルター部は絵
素電極10の1つずつに対応して配設される。平面的に
は、図4に示すように、カラーフィルター15は、各カ
ラーフィルター部がマトリクス状パターンや、或は図示
しないがストライプ状パターンに配される。
【0004】ところで、形成されたカラーフィルター1
5には、カラーフィルター部に欠損部29が存在するこ
とが有るが、この欠損部29の検査は、従来次のような
2つの方法により行われる。その1つは、図示しない透
視台上にカラーフィルター15が形成された透明基板1
3を載置し、この透明基板13へ光源28から光27を
照射し、透明基板13を透過してきた光22をオペレー
タ21が直視する方法である。残る1つは、前記方法と
ほぼ同様であるが、拡大鏡を備えた装置を用いて全エリ
アを走査する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
直視方法を用いた場合には、単位面積当りの欠損部のサ
イズが微小になるにつれ、その箇所における欠損部と正
常部とのコントラストが低下し、判別が困難となる。一
方、後者の拡大鏡による全面走査方法では、検査に長時
間を要し、実生産には適さないという問題点があった。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
であり、欠損部の判別が容易であり、しかも検査を短時
間で行うことができるカラーフィルターの検査方法を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーフィルタ
ーの検査方法は、絵素電極がマトリクス状又はストライ
プ状に配設された第1の透明基板と、対向電極が形成さ
れた第2の透明基板とが、該絵素電極及び対向電極を内
面側にし、かつ両基板間に液晶層を介在して対向配設さ
れ、第1、第2の透明基板の一方にカラーフィルターが
設けられて構成されるカラー液晶表示装置の該カラーフ
ィルターの検査方法において、特定波長域の光を透過す
る検査用色フィルターと光源との間に、該カラーフィル
ターが形成された第1又は第2の透明基板を配置する工
程と、該光源から発した光をカラーフィルターに照射し
て、カラーフィルターの欠陥部を透過した光と、正常部
を透過した光とを該検査用色フィルターに通し、これに
より両光のコントラストを大きくして検査する工程とを
含んでおり、そのことによって上記目的が達成される。
【0008】
【作用】本発明にあっては、特定波長域の光を透過する
検査用色フィルターに、検査対象であるカラーフィルタ
ーを透過した光を通す。このため、検査用色フィルター
の特定波長域を所望域とすることにより、カラーフィル
ターの正常部を透過した赤、緑、青の各色を検査用色フ
ィルターで大幅にカットできる。これに対して、カラー
フィルターの欠損部を透過した光は全波長域を有するも
のであり、この光を検査用色フィルターに通してもカッ
トされる割合を、上述の正常部を透過した光のカット割
合よりも小さくできる。これにより、正常部を透過した
光と欠損部を透過した光とのコントラストが向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0010】図1は本発明方法によりカラーフィルター
を検査している状態を示す。検査に用いたカラーフィル
ター5は、カラー液晶表示装置に組み立てたときに、図
示しない絵素電極が形成された第1の透明基板に対して
対向配設される第2の透明基板となる透明基板6上に形
成されている。カラーフィルター5の形成は、例えば染
色方式により行われ、この例では赤青緑の3原色のカラ
ーフィルター部がマトリクス状パターンで配されてい
る。各カラーフィルター部は、その縦×横サイズを約1
50μm×150μmとし、そのうちの一つ、図示例で
は中段の左端のカラーフィルター部に対し、故意に針状
金属の先端を押し付けて任意のサイズの損傷部9を作製
した。なお、カラーフィルター5は、染色方式に限ら
ず、電着方式等により形成したものでもよい。
【0011】このようにしてカラーフィルター5が形成
された透明基板6を、図示しない透視台上に載置し、そ
の下に配設された光源、例えば3波長タイプの蛍光管を
内蔵するバックライト8からの光を照射させる。そし
て、カラーフィルター5を透過した光4を、透明基板6
の上に設けた、例えば佐野富士光機社製の干渉フィルタ
ーからなる主波長580nmの検査用色フィルター3に
通し、その透過光2を例えばオペレータ1が観測するこ
とにより検査する。なお、カラーフィルター5は第1の
透明基板側に形成したものであっても検査できる。
【0012】次に、検査用色フィルター3が透過光2に
及ぼす影響について説明する。
【0013】図2は、青色透過率曲線A、緑色透過率曲
線B、赤色透過率曲線C、欠損部を透過した欠損部透過
率曲線D及び検査用色フィルター3の分光曲線Eにおけ
る波長(nm)と透過率との関係を示す。この図におい
て波長が535nmのときには、緑色透過率曲線Bは正
常部では最高透過率68%を示し、欠損部透過率曲線D
においては全波長域で100%の透過率を示す。よっ
て、両曲線B、Dにおける最高透過率の比は、68(正
常部):100(欠損部)≒1:1.47となる。この
比が、従来の検査におけるコントラストである。
【0014】ところで、本実施例では主波長580nm
の分光曲線Eを有する検査用色フィルター3を用いてい
るので、緑色透過率曲線Bにおける正常部の透過率は、
緑色透過率曲線Bと分光曲線Eとの積となり、波長が5
80nmのときに30%(緑色)×27%(検査用色フ
ィルター)=8.1%となる。また、欠損部9の透過率
は欠損部透過率曲線Dと分光曲線Eとの積となり、58
5nmのときに100%(欠損部)×28%(検査用色
フィルター)=28%となる。よって、検査用色フィル
ター3を設けた場合の比は、8.1(正常部):28
(欠損部)≒1:3.46となる。
【0015】したがって、本実施例においては、従来検
査に比較し、3.46/1.47=2.35倍に緑色に
関してコントラストを向上できる。なお、説明は省略す
るが、他の赤色や青色についても検査用色フィルター3
を設けることにより、同様にコントラストが向上する。
【0016】表1は本実施例の場合の検出限界を各色毎
にまとめた表であり、従来例の場合の検出限界について
も併せて示している。
【0017】
【表1】
【0018】この表より理解されるように、従来の検査
方式でオペレータが観測する場合、欠損部の検出限界は
欠損サイズが直径で約30μmのときであり、正常部で
の透過率が高いときには直径50μmにおいてもコント
ラストが小さく、検出の困難なものが認められる。これ
に対して本実施例では、検査用色フィルター3を用いる
ので、検出限界は欠損サイズが直径20μmのときとな
り、明らかに検出効率の向上が認められる。よって、欠
損部の検出が容易となる。
【0019】なお、本発明に使用する検査用色フィルタ
ー3としては、形成方式の種別、形状に限定されず、染
色方式、顔料方式、電着方式等により形成してもよく、
またストライプ形状、デルタ形状となしてもよい。
【0020】上記実施例においては欠損部の検出はオペ
レータにより行っているが、これに限定されず、機械的
検査方式によってよい。
【0021】また、上記実施例においては検査用色フィ
ルター3として、赤緑青のカラー透過光4の3つの波長
の平均透過率が最も低くなる580nm付近に主波長を
有するものを用いたが、検査用色フィルター3の分光特
性は検査対象であるカラーフィルターの透過率曲線に応
じて任意に設定してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明方法による場合には、上述したよ
うに欠損部の検出が容易となるので、検査を短時間で行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の検査状態を示す斜視図である。
【図2】青色透過率曲線A、緑色透過率曲線B、赤色透
過率曲線C、欠損部を透過した欠損部透過率曲線D及び
検査用色フィルター3の分光曲線Eにおける波長(n
m)と透過率との関係を示すグラフである。
【図3】カラー液晶表示装置の一般構成を示す断面図で
ある。
【図4】従来の検査方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 透過光 3 検査用色フィルター 4 透過光 5 カラーフィルター 6 透明基板 8 バックライト 9 欠損部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵素電極がマトリクス状又はストライプ状
    に配設された第1の透明基板と、対向電極が形成された
    第2の透明基板とが、該絵素電極及び対向電極を内面側
    にし、かつ両基板間に液晶層を介在して対向配設され、
    第1、第2の透明基板の一方にカラーフィルターが設け
    られて構成されるカラー液晶表示装置の該カラーフィル
    ターの検査方法において、 特定波長域の光を透過する検査用色フィルターと光源と
    の間に、該カラーフィルターが形成された第1又は第2
    の透明基板を配置する工程と、 該光源から発した光をカラーフィルターに照射して、カ
    ラーフィルターの欠陥部を透過した光と、正常部を透過
    した光とを該検査用色フィルターに通し、これにより両
    光のコントラストを大きくして検査する工程とを含むカ
    ラーフィルターの検査方法。
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