JP2677524B2 - 光ファイバ入り電力ケーブルのジョイント - Google Patents

光ファイバ入り電力ケーブルのジョイント

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JP2677524B2
JP2677524B2 JP7021591A JP2159195A JP2677524B2 JP 2677524 B2 JP2677524 B2 JP 2677524B2 JP 7021591 A JP7021591 A JP 7021591A JP 2159195 A JP2159195 A JP 2159195A JP 2677524 B2 JP2677524 B2 JP 2677524B2
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cable
power cable
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昭二 猪鼻
寿夫 小林
隆行 平沢
生雄 重年
孝 丸山
敏明 原
和男 横田
一希 寺島
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Electric Power Development Co Ltd
Fujikura Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
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Electric Power Development Co Ltd
Fujikura Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海底電力ケーブルに
おいて、外装鉄線の下に光ケーブルを挿入した光ファイ
バ入り電力ケーブルが錨害その他事故時に割り入れケー
ブルの接続を行う修理ジョイントに適用するのに好適な
ものであって、ケーブル導体同士が気密ケース内で接続
され、かつ、該気密ケースを含んでジョイント部全体が
外部保護ケースで覆われている海底ケーブルあるいはそ
の他の直埋布設の光ファイブ入り電力ケーブルのジョイ
ントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海底に布設された海底電力ケーブ
ルに例えば錨が引っかけられる(錨害)等の事故が発生
した場合に行う海底電力ケーブルの修復は、海底電力ケ
ーブルの事故により痛んだ部分を適宜の長さで取り去り
(事故点の除外)、その取り去られた区間に健全な海底
ケーブルを接続することにより行われる。この修復にお
いては、接続しようとする健全な海底電力ケーブルの両
端部分と元の海底電力ケーブルとの間の2箇所が接続す
る(ジョイントする)部分になり、以下においてはその
接続する部分を修理ジョイント(修理接続箱あるいはリ
ペアジョイント)という。
【0003】海底電力ケーブルにおいて、外装鉄線の下
に光ケーブルを挿入した光ファイバ入り電力ケーブルが
あり、この光ファイバ入り電力ケーブルについて錨害そ
の他の事故時に割り入れケーブルの接続を行う修理ジョ
イントには、既存の技術に関する報告文献は見当たらな
い。ところで、新設の海底ケーブルで、渚部のジョイン
ト例(DC250kv OFケーブル)が、修理ジョイ
ントにも適用できるものを考えると例えば図5に示すよ
うになる。
【0004】図5において、符号1は、既設の光ファイ
バ入り電力ケーブルであり、事故点を除外して健全ケー
ブル1’を割り入れする場合、この健全ケーブル1’に
は光ファイバは入れていないケーブルを使用する。修理
ジョイントにて、電力ケーブル1の接続2を完了し、鉄
線引留め装置3とテンションボルト4を組み上げてお
り、その後、光ケーブル(光ファイバケーブル)6(複
数本)を外部保護ケース5に予め設けた貫通孔5aより
引き出して、電力ケーブルの接続2とは別の位置に光フ
ァイバケーブル6のみの接続箱(クロージャ)7を設
け、接続する。
【0005】また、クロージャ7は図6の(a)、
(b)に示すように、光ファイバケーブル6がその長手
方向の両側から挿入され、光ファイバ6aを保護するS
US管の端部がクランプ部材7aに引き留められ、その
SUS管の端部からの光ファイバ6aを糸巻き状のブッ
ク型トレイ6bに巻き付けて余長を吸収するようになっ
ている。ブック型トレイ6bから引き出された光ファイ
バ6aが2個の光ファイバホルダ6cの中間で接続され
る。なお、7bは防食カバー、7cは防食層のあるSU
Sからなる外管、7dは金属スリーブ、7eはテープ巻
きの部分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の光ケーブルのみ
のクロージャ7を電力ケーブルの修理ジョイントと分離
する方式では、次のような問題点がある。 (1)光ケーブルを電力ケーブルとは別に沈設するため
の工数が増加する。 (2)この沈設工事において光ケーブルに機械的損傷を
与え易い (3)機械的に弱い光ケーブルが分離して埋設してある
ために外力による損傷も受け易く、したがって、特別な
防護が必要である。 (4)電力ケーブル用外部ケース内に光ケーブルの引留
装置等を追加する必要がある。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解決するため
になされたものであって、布設工事が簡単で、ジョイン
トの完全な保護ができ、引き留め装置等の追加が不要な
光りファイバ入り電力ケーブルのジョイントを提供する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。請求項1の発明は、ケー
ブル導体同士が気密ケース内で接続され、かつ、該気密
ケースを含んでジョイント部全体が外部保護ケースで覆
われている海底ケーブルあるいはその他の直埋布設の光
ファイブ入り電力ケーブルのジョイントであって、光フ
ァイバ数に応じた複数の光ファイバ接続部と電力ケーブ
ルの接続部とを一体の外部保護ケース内に収納すると共
に、外部保護ケース内には複数の光ファイバ接続部を電
力ケーブルの周囲に分散して固定するスペーサを設け、
光ファイバの接続部は、接続する複数の光ファイバを同
方向から引き入れるようになっていることを特徴とする
光ファイバ入り電力ケーブルのジョイントである。請求
項2の発明は、光ファイバの接続部は、熱伝導性の金属
で形成したことを特徴とする光ファイバ入り電力ケーブ
ルのジョイントである。
【0009】
【作用】本発明によれば、光ファイバの接続部を電力ケ
ーブルの接続部と一体化できるため、布設工事が簡単に
なる。また、強固な外部保護ケース(通常は鋼管製)内
に光クロージャ並びに隣接光ファイバが収納し得るた
め、光ファイバの接続部を外力から完全に保護できる。
また、光ファイバの接続部は片側から全ファイバを引き
込むため光ファイバ接続部の全長が短くなる。また、光
ファイバ接続部のシール部が片側のみ(1/2)とな
り、気密に対する信頼性が改善できる
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1はジョイントの外部保護ケース5内の
構成説明の片側を省略した半断面図、図2はクロージャ
(光ファイバ接続部)の外部保護ケース内の配置説明図
であって図1中のII−II線に沿う断面図、図3はクロー
ジャの配置説明の部分斜視図、図4はクロージャの内部
説明断面図である。これらの図で前記図5と同様の部分
には同一の符号を付してその説明は略する。
【0011】この実施例は、図1〜図4に示すような、
光ファイバ入り電力ケーブルのジョイントであって、光
ファイバ入りの海底電力ケーブルの修理ジョイトに本発
明を適用するものである。すなわち、この修理ジョイン
トは、クロージャを電力ケーブルの修理ジョイントの外
部保護ケースに収納して光ファイバ並びにクロージャを
外力から防護すると共に、電力ケーブルと一体で沈設工
事を行うことができるよう改善するものである。
【0012】図1において、符号10、10’が光ファ
イバ入り海底電力ケーブル、12、12’が該電力ケー
ブルの接続箱(気密ケース)である。3、3’が外装鉄
線引き留め装置、4が3、3’を連結して一体化するテ
ンションボルト、5が鋼管からなる外部保護ケースであ
る。また、6が光ファイバ(光ファイバケーブル)であ
って、例えば防食層が外周面に施されたSUS管に入
る。また、17がクロージャである。18がクロージャ
を固定するスペーサである。
【0013】光ファイバ入り海底電力ケーブル10、1
0’には、OFケーブル、CVケーブルその他どのよう
な種類の電力ケーブルも用いることができる。図1〜図
3では、光ファイバ入り海底電力ケーブル10に単心ケ
ーブル1条の例を示したが、これは一例であり、単心ケ
ーブルを3条(3相)接続し、一括の外部保護ケースに
収納する場合にも本発明は適用できる。
【0014】また、クロージャ17は光ファイバケーブ
ル6のファイバ数に応じて複数箇、電力ケーブルの周囲
に分散して収納することができる。実施例では、図2に
示すように、クロージャ17を前記電力ケーブル10、
10’の周囲に4個対称に配置する。この場合、光ファ
イバケーブル6の接続作業性や、余長等を考慮し、図3
に示すように光ファイバケーブル6にゆとりをもたせて
収納することができる。つまり、光ファイバケーブル6
は、曲げる場合にはケーブルの保護管の強度や光ファイ
バの特性の関係から光ファイバケーブル6の曲げ半径に
制約があり、ゆとりが必要であるからである。なお、複
数のクロージャ17は、各々2つのバンド13aでスペ
ーサ18に固定され、光ファイバーブル6は各々適宜個
数のバインド13bでテンションボルト4に固定され
る。また、図3で符号14は、光りファイバ入り電力ケ
ーブル10、10’の外装鉄線折り返し部である。
【0015】また、クロージャ17は図4に示すよう
に、光ファイバケーブル6が一方側(図では、左側)か
ら挿入され、SUS管の端部がクランプ部材17aに引
き留められ、その端部から光ファイバ6a(片端の光フ
ァイバは6dを経由)が糸巻き状のブック型トレイ6b
に巻き付けて余長を吸収するようになっている。ブック
型トレイから引き出された光ファイバ6aは2個の光フ
ァイバホルダ6cの中間で接続される。これに対して、
従来は、前記図6に示すように、両側から光ファイバを
挿入する直線形が通常であるが、実施例では、光ファイ
バケーブルを片側から収納するため、修理ジョイント内
への光ファイバケーブル6の収納作業性が改善されると
共に修理ジョイント全長を短くすることができる。な
お、クロージャ17を熱伝導性の金属で作ると電力ケー
ブルの熱放散性に寄与できる。前記実施例では、海底電
力ケーブルに本発明を適用したが、その他直埋式地中ケ
ーブル等のケーブルであって、光ファイバを有するもの
に本発明を適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した通り、発明によれば、光
ファイバ接続部と電力ケーブルを一体化できるため、布
設工事が簡単になる。また、強固な外部保護ケース(通
常は鋼管製)内に光クロージャ並びに隣接光ファイバが
収納し得るため、光ファイバの接続部を外力から完全に
保護できる。また、光ファイバの接続部は片側から全フ
ァイバを引き込むため光ファイバ接続部の全長が短くな
る。また、光ファイバ接続部のシール部が片側のみ(1
/2)となり、気密に対する信頼性が改善できる
お、光接続部を熱伝導性の金属で作ると電力ケーブルの
熱放散性に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のジョイントの外部保護ケ
ース内の構成説明図であって、片側を省略した半断面図
である。
【図2】クロージャ(光ファイバ接続箱)の外部保護ケ
ース内の配置説明図であって、図1中のII−II線に沿う
断面図である。
【図3】クロージャの配置説明の部分斜視図である。
【図4】(a)、(b)は、いずれもクロージャの内部
説明のための断面図である。
【図5】従来の修理ジョイントの構成説明図であって、
片側を省略した半断面図である。
【図6】(a)、(b)は、いずれも従来のクロージャ
の構成説明図である。
【符号の説明】
5 外部保護ケース 6 光ファイバケーブル 10、10’ 光ファイバ入り海底電力ケーブル 12、12’ 接続箱(気密ケース) 17 クロージャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 寿夫 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 平沢 隆行 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 重年 生雄 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 丸山 孝 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 原 敏明 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 横田 和男 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 寺島 一希 東京都中央区銀座六丁目15番1号 電源 開発株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−118712(JP,A) 実開 昭59−103529(JP,U) 実開 平5−15004(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル導体同士が気密ケース内で接続
    され、かつ、該気密ケースを含んでジョイント部全体が
    外部保護ケースで覆われている海底ケーブルあるいはそ
    の他の直埋布設の光ファイブ入り電力ケーブルのジョイ
    ントであって、光ファイバ数に応じた複数の光ファイバ
    接続部と電力ケーブルの接続部とを一体の外部保護ケー
    ス内に収納すると共に、外部保護ケース内には複数の光
    ファイバ接続部を電力ケーブルの周囲に分散して固定す
    るスペーサを設け光ファイバの接続部は、接続する複
    数の光ファイバを同方向から引き入れるようになってい
    ことを特徴とする光ファイバ入り電力ケーブルのジョ
    イント。
  2. 【請求項2】 請求項1において、光ファイバの接続部
    は、熱伝導性の金属で形成したことを特徴とする光ファ
    イバ入り電力ケーブルのジョイント。
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GB2323481A (en) 1997-03-14 1998-09-23 Pirelli General Plc A composite electrical/optical cable joint
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