JP2676398B2 - 複数ディスク再生装置 - Google Patents

複数ディスク再生装置

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JP2676398B2
JP2676398B2 JP1019553A JP1955389A JP2676398B2 JP 2676398 B2 JP2676398 B2 JP 2676398B2 JP 1019553 A JP1019553 A JP 1019553A JP 1955389 A JP1955389 A JP 1955389A JP 2676398 B2 JP2676398 B2 JP 2676398B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はビデオディスクやコンパクトディスク等のデ
ィスクを複数枚収納し、外部操作によって所望のディス
クを選択し再生するようにした複数ディスク演奏装置に
関する。
[従来の技術] 従来における、この種のディスク演奏装置は、複数枚
のディスクが積層収納されるディスク収納部と、ディス
クから情報を読み取る再生装置と、前記ディスク収納部
からディスクを選択して取出し、再生装置へ搬送するデ
ィスク搬送装置とを備え、外部よりディスクの選択指令
があると、搬送装置がディスク収納部の前方を積層方向
に沿って移動し、所望ディスクの収納位置で停止し、所
望ディスクを取出し、これを再生装置まで搬送するもの
である。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記した従来の複数ディスク再生装置にあ
っては、ディスクの収納枚数を増やそうとした場合、積
層収納式のディスク収納部を複数用意し、この複数のデ
ィスク収納部を円弧状に配置してその中心位置にディス
ク搬送装置を設け、このディスク搬送装置を上昇・回転
および前後方向に進退させることにより指定のディスク
を取出すように構成するのが一般的であった。しかしな
がら、このようにディスク収納部を複数用意したり、デ
ィスク搬送装置がディスクの搬送のために回転及び進退
するようにした場合、装置が幅及び奥行き方向に大型化
するという問題があった。
[発明の目的] 本発明は、前記した問題を解決せんとするものであ
り、その目的とするところは、複数のディスク収納部を
用いたり、ディスク搬送装置がディスクの搬送のために
回転及び進退するものであっても、装置の幅及び奥行き
を可能な限り縮小することのできる複数ディスク再生装
置を提供することにある。
[発明の概要] 本発明の構成原理を第27図の原理説明図を参照して説
明する。なお、この第27図中に記入した符号は、後述す
る実施例の各構成部位の符号と対応するものである。
第27図に示すように、本発明に係る複数ディスク再生
装置は、複数枚のディスクをそれぞれ上下方向に積層収
納する2つのディスク収納部(8、9及び8′、9′)
と、ディスクに記録された情報を再生する再生装置(11
または11′)と、前記ディスク収納部から指定のディス
クを取出して前記再生装置まで搬送してセットするディ
スク搬送装置とを備え、前記ディスク搬送装置は、ディ
スク保持手段(10k,10l)と、前記上下方向と垂直な面
内において、所定の待機保持位置から前記2つのディス
ク収納部の各収納位置に向かって前記ディスク保持手段
を搬送する2方向搬送手段(13、15、10h)と、該2方
向搬送手段全体を上下方向に昇降する一方向搬送手段
(2、3、5、6、7)からなり、 前記待機保持位置は、一方向搬送手段が2方向搬送手
段を昇降させる際にディスクを保持する位置であって、
前記2つのディスク収納部に収納されたディスクの各中
心に対して等距離であり、かつ前記中心を結ぶ直接上以
外の位置にディスク中心が位置するとともに、前記2つ
のディスク収納部に収納されたディスクの各中心を結ぶ
直線と平行で、かつ前記2つのディスク収納部に収納さ
れたディスクのディスク面上を通過する直線が、待機保
持位置にあるディスクの面上を通過するような位置であ
って、前記2方向搬送手段は、前記ディスク保持手段を
前記待機保持位置から偏心回動させることによって前記
2つのディスク収納部の何れか一方に正対向する所定位
置まで搬送する回動移動手段と、デイスク保持手段を該
所定位置から前記ディスク収納部に向かって直線移動さ
せる直線移動手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例を図面と共に説明するに、第
1図は全体の正面図、第2図は同上の平面図である。
図において、1は前開き可能な扉1aが取付けたれたケ
ース、2は該ケース1の天板部1bにおける左右2個所に
取付けられたタイミングプーリ2aと底板部1cにおける左
右2個所に取付けられたタイミングプーリ2bとの間に夫
々巻回されたタイミングベルトにして、タイミングプー
リ2bは1本のシャフト2cによって連結され、このシャフ
ト2cが図示しないモータによって回転されることによ
り、一対のタイミングベルト2は同期して移動される。
3はケース1の天板部1bおよび底板部1cの夫々左右2
個所に取付けられたプーリ3a間に巻回されたエンドレス
状のワイヤにして、夫々のワイヤ3の一方に後述する移
動基台6とのバランスを取るための重り4が固定されて
いる。なお、この重り4はケース1に固定されたガイド
レール5にガイドされ、ワイヤ3が移動すると重り4は
ガイドレール5にガイドされて移動する。
6は両端が前記ガイドレール5と平行に設けられたガ
イドレール7にガイドされると共に、前記した一対のタ
イミングベルト2および前記重り4が取付けられていな
い側のワイヤ3とが取付けられた移動基台にして、前記
したガイドレール7に対して第2図、第3図に示す如く
ガイドされている。すなわち、ガイドレール7の前後面
を挟む如く突出された4個のガイドローラ6aと、ガイド
レール7の側面に当接するガイドローラ6bとが移動基台
6の夫々の両端部に取付されている。また、一方のガイ
ドローラ6b(第2図において左側)はバネ6cによりバネ
付勢されており、ガイドレール7に対して移動基台6が
左右方向にガタ移動しないようになっている。なお、移
動基台6の両端面に突出している突起6dは前記ワイヤ3
を取付けるためのものであり、また、両端前面の凹部6e
はタイミングベルト2を固定するためのものである。そ
してこれらタイミングベルト2、ワイヤ3、ガイドレー
ル5、7、移動基台6などによりディスクの一方向搬送
手段を構成する。
移動基台6の上下動作は、まず、図示しないモータが
回転するとシャフト2cが回転するので、タイミングベル
ト2が移動して移動基台6はガイドレール7にガイドさ
れモータの回転方向に応じて上下動する。この時、移動
基台6には重り4が固定されたワイヤ3が取付けられ移
動基台6とのバランスがとられているので、モータの回
転力がそれ程大きくなくとも移動基台6の上下動は円滑
に行われる。
次にディスク収納部について説明する。8,8′は左右
一対のレールで後に詳述する1つのトレイ9をガイドす
るトレイガイドにして、ケース1の奥側の中間部分左右
に夫々のトレイガイドの中心線を結ぶ角度が略60度とな
るように多段配置されている。そして、夫々のトレガイ
ド8,8′におけるレールの相対向する面には、トレイ9
の側面が抜き差し自在に挿入される溝が形成されてい
る。そしてトレイガイド8,8′間に挿入されたトレイ9
上にディスクを載置することにより、ディスクを積層す
る2列のディスク収納列を構成する。
10は前記した移動基台6の上面に配置された2方向デ
ィスク搬送手段にして、前記トレイガイド8,8′にガイ
ドされているトレイ9を各々の方向で抜き出し、後に詳
述するケース1の上下に配置された再生装置即ちディス
クプレーヤ11,11′の何れかに移送し、また、ディスク
プレーヤ11,11′にて再生の終了したディスクDが収納
されたトレイを所定のトレイガイド8,8′に移送するも
のである。
次に、ディスク収納部のトレイ9の詳細は第4図と共
に説明するに、トレイ9は例えば30cmのディスクDが載
置される大きさに形成されると共に、剛性を得るために
鋼板により形成され、かつ、軽量化を図るために複数本
の桟のみを残して打ち抜き加工によって形成されてい
る。また、中央の桟9aと外周部9bの所望個所にはディス
クDが直接鋼板に接触して傷が付いたりしないように合
成樹脂による保護部9c,9dが一体的に形成されている。
なお、外周部9dには立上片が形成され、ディスクDのガ
イドを行っている。
また、トレイ9の外周部9bにおける相対向部には、前
記したトレイガイド8,8′に挿入される突片9eが形成さ
れると共に、トレイガイド8,8′に形成された突起8aと
係合される弾性係合片9fが一体的に形成され、さらに、
外周部9bの保護部9dには後述する2方向搬送手段10によ
り搬送されるフックアーム10kと係合するフック9gが形
成されている。
次に、トレイ9をトレイガイド8または8′から引き
出し、ディスクプレーヤ11また11′に装填し、あるいは
ディスクプレーヤ11または11′からトレイ9を引き出し
トレイガイド8または8′に戻す2方向搬送手段10の詳
細を第2図、第3図、第5図〜第14図と共に説明する。
前記した移動基台6の下面には回動アーム6g,6g′が
下面に固定された2つの歯車6f,6f′に軸支されると共
に、夫々の歯車6f,6f′は2段歯車6hの小歯車と噛合さ
れている。この2段歯車6hの大歯車と移動基台6の下面
に取付けられたモータ6iによって回転するウオーム歯車
6jと噛合されている。従って、モータ6iが回転すると2
つの歯車6f,6f′はウオーム歯車6j、2段歯車6hを介し
て同一方向に回転されることとなる。
また、移動基台6の上面にはリング状凹部6kが形成さ
れると共に、該リング状凹部6kを挟むように一対の突起
61,61′が形成されている。
12は2枚の円盤をずらした状態で一体化した回転円盤
にして、夫々の表面側には前記した移動基台6のリング
状凹部6kおよび後述する回動板13の裏面に形成されたリ
ング状凹部13aに嵌合されるリング状凹部12a,12bが形成
されている。そして、この回転円盤12の裏面側リング状
凹部12aは前記移動基台6のリング状凹部6kに嵌合され
ると共に、移動基台6の裏面より中心孔6mに軸部14aが
挿入された回動部材14の該軸部14aに、ネジ14bによって
移動基台6の上面に回転自在に取付けられている。
13は裏面にリング状凹部13aが形成された回動板にし
て、このリング状凹部13aに前記した回転円盤12の上面
リング状凹部12bが嵌合されると共に、回動板13の上面
より挿入されるネジ13bによってネジ止め固定されてい
る。そして、この回動板13の裏面左右両側には前記した
移動基台6の突起61,61′が選択的に挿入ガイドされる
ガイド溝13c,13c′が形成されると共に、上面に平行な
一対のガイドバー13dが形成されている。
なお、12cは前記したリング状凹部12aと16kとの間お
よびリング状凹部12bと13aとの間に挿入されたリテーナ
であり、また、12dは該リテーナ12cに形成された孔内に
挿入されたボールである。
14は軸部14aが前記回転円盤12にネジ止め固定された
回動部材にして、前記した回動アーム6g,6g′の先端に
設けられたローラ6g1,6g1′が選択的に挿入ガイドされ
る二股状のガイド溝14c,14c′が前記軸部14aの近傍に形
成された切欠部14dを除いて形成されている。また、軸
部14aの外周における略180度に亘って鍔部14eが形成さ
れると共に、該鍔部14eに当接するとオンする3個のス
イッチS1〜S3が略90度間隔で配置されている。
15は回動板13のガイドバー13dにガイドされて前後動
する前後動板にして、上面にモータ10aと、該モータ10a
によって回転する2条のネジ溝を有するウオーム10b
と、該ウオーム10bの両側において噛合する一対の歯車1
0cと、夫々の歯車10cに形成されたプーリ部と夫々2個
のプーリ10dを介してベルト10eによって連結された一対
の大プーリ10fと、該大プーリ10fに夫々一体的に取付け
たれた回動アーム10gと、一端が前後動板15に軸支され
長手方向に形成された長孔10h′に前記回動アーム10gの
ローラ10g′が夫々挿入された一対の制御アーム10hと、
一端が前記前後動板15の裏面において前記制御アーム10
hの一方と一体的に回転し、かつ、他端が回動板13に形
成された突起13eに係合された移動アーム10iと、前記前
後動板15の左右に夫々2本づつ形成されたガイドバー15
aにガイドされ、前記制御アーム10hの先端が係合された
移動体10jと、該移動体10jに植設されたピン10j′に対
して回動自在に軸支されたフックアーム10kおよび戻し
アーム101と、該フックアーム10k、戻しアーム101を夫
々左側において時計方向に右側においては反時計方向に
バネ付勢する巻バネ10mと、前記移動体10jに対して摺動
自在に軸支されスプリング10n′によって移動体10jの前
進方向にバネ付勢された軸棒10nとが設けられている。
そして、前記したフックアーム10kの上面に形成された
突起10k′は前記した戻しアーム101の下面に形成された
突片101′と係合するようになっており、また、戻しア
ーム101の下面に形成された突起101″は前記した軸棒10
nの後端と係合するようになっている。従って、戻しア
ーム101は突起101″が軸棒10nの後端に当接しているこ
とにより巻バネ10mによる回転力が第7図の状態に規制
され、かつ、フックアーム10kは突起10k′が戻しアーム
101の突片101′と当接していることにより巻バネ10mに
よる回転力が同じく第7図の状態に規制されるものであ
る。また、移動体10jにはトレイガイド8,8′の突起8aと
係合されているトレイ9の弾性係合片9fに当接して前記
係合を解除する解除ピン100が、前記軸棒10nより前方に
突出して設けられている。
さらに、前後動板15の両側には、トレイ9をガイドす
るガイド溝15bが形成されると共に、そのガイド溝15bの
前方上面にはトレイ9をケース1に形勢されたトレーガ
イド8,8′に戻す時において前記戻しアーム101と係合す
る後ろ方向にはフリーに回動し前方向には回動できない
ように取付けられた規制片15cが形成されている。この
ように、移動基台6に設けられたモータ6iなど種々の部
材、回転円盤12、回動板13、回動板14、前後動板15など
により2方向搬送手段10を構成している。
次に、前記した構成に基づいてトレイ9を移送するた
めの動作及び回動板13の偏心回動に関して説明する。
先ず、始動する前の各部材の状態は第5図に示す如き
状態となっている。すなわち、回動アーム6g,6g′のロ
ーラ6g1,6g1′は中心位置にある回動部材14のガイド溝1
4c,14c′に挿入され、また、移動基台6に形成された突
起61,61′は回動板13の下面に形成されたガイド溝13c,1
3c′に挿入されている。なお、この時スイッチS2は鍔部
14eによってオン状態となっている。
この状態において、モータ6iに通電して歯車6f,6f′
が第6図に示す時計方向に回動すると、回動アーム6gは
回動部材14のガイド溝14cに挿入されたままとなり、か
つ、他方の回動アーム16f′は回動部材のガイド溝16c′
から離脱するので、該回動部材14は回動アーム6gによっ
て時計方向に回動する。一方、突起61はガイド溝13cに
挿入されたままとなり、かつ他方の突起61′はガイド溝
13c′より離脱する。
従って、回動板13は移動基台6に対して回転円盤12を
介して突起61とガイド溝13cとの係合部を支点をして反
時計方向に回転される。そして、回動部材14が略90度回
転されスイッチS3が鍔部14eによりオンとなると、モー
タ6iへの通電は遮断され回動板13の回動は第6図に示す
位置で停止する。この回動動作により回動板13は、所定
の待機保持位置Aの位置からハの軌跡をたどり所定のB
の位置に偏心回動する(第6図、第27図)。
また、モータ6iを前記したとは逆方向に回転される
と、歯車6f,6f′は第6図とは逆方向に回転し、従っ
て、回動部材14は反時計方向に回転され突起61′とガイ
ド溝13c′との係合部を支点として回動板13を時計方向
に回転させることとなる。この回動動作により回動板13
は、所定の待機保持位置Aの位置からハ′の軌跡をたど
り所定のCの位置に偏心回動する(第27図)。
このようにして回動板13が反時計方向または時計方向
に回転されると、該回転板13はケース1におけるトレガ
イド8,8′に挿入されているトレイ9と対向したBまた
はCの所定位置に移動する(第27図)。
前記した如くスイッチS3がオン状態となり回動板13が
停止すると、モータ10aに通電が行われ2条のウオーム1
0bが回転される。ウオーム10bが回転されると一対の歯
車10cが回転され、該一対の歯車10cに形成されたプーリ
に巻回されたベルト10eを介して大プーリ10fが第7図の
矢印方向に回転される。ここでウオーム10bを2条とし
たのは、該ウオーム10bに噛合されている一対の歯車10c
を同期させて回転させるためである。そして、夫々の大
プーリ10fが回転されると、夫々に固定された回動アー
ム10gが大プーリ10fと同一方向に回転されるので、一対
の制御アーム10hおよび移動アーム10iを回転させる。こ
こで、移動アーム10iが反時計方向に回動させると、該
移動アーム10iの先端が回動板13の突起13eに係合されて
いることから、前後動板15はガイドバー13dにガイドさ
れて前進し、ケース1のトレイガイド8または8′にガ
イドされたトレイ9と近接する。
一方、一対の制御アーム10hが夫々回動アーム10gと同
一方向に回動されると、該制御アーム10hの先端に係合
された移動体10jがガイドバー15aにガイドされて前進す
る。そして、移動体10jが前進し、その前進の終了間際
において解除ピン10oがトレイ9の弾性係合片9fに当接
してトレイガイド8または8′の突起8aとの係合を解除
させ、また、軸棒10nはトレイ9の突片9eに当接してス
プリング10n′のバネ力に抗して後退し戻しアーム101を
巻バネ10mに抗して回動させ、かつ、フックアーム10kは
トレイ9のフック9gと一旦当接し巻バネ10mのバネ力に
抗して回動した後、該フック9gと係合される(第9
図)。
この前進終了状態を図示しないスイッチが検出する
と、モータ10aを一旦停止させた後に該モータ10aを逆回
転させる。この逆回転により前記したとは逆の動作によ
って前後動板15は後退すると共に移動体10jも後退す
る。そして、この移動体10jの後退時において、トレイ
9のフック9gにフックアーム10kが係合され、かつ、解
除ピン10oがトレイ9の弾性係合片9fに当接してトレイ
ガイド8または8′の突起8aとの係合を解除しているの
で、移動体10jの後退に伴ってトレイ9をトレイガイド
8または8′から引き出して前後動板15のガイド講15b
に引き込みながら、前後動板15と移動体10jは初期の位
置に戻る(第10図、第12図)。
なお、前記移動体10jの戻り動作において、戻しアー
ム101が前後動板15におけるガイド講15b上の規制片15c
に当接するが、該規制片15cは後ろ方向にはフリーに回
動するので、戻しアーム101は規制片15cを回動させなが
ら通過する。
このように、前後動板15および移動帯10jが初期の位
置まで戻ると、図示しないスイッチが動作してモータ10
aの回転を停止すると同時に、モータ6iに通電して回動
板13を前記したとは逆の動作によって第5図に示す中立
の位置まで戻し、スイッチs2がオンになると、前記モー
タ6iへの通電を遮断し停止する。
このように、スイッチs2がオンに成ると、再びモータ
10aに通電され前後動板15が前進すると共に、移動体10j
も前進する。この移動体10jの前進によってトレイ9は
ガイド講15bから後述するディスクプレーヤ11または1
1′に形成されたガイド講111k3内に挿入されながらトレ
イ9は前進する。そして、移動帯10jの前進最終近くい
において、戻しアーム101が規制片15cに当接するが、こ
こで、規制片15cは前方向には回動できないので、戻し
アーム101は巻バネ10mのばね力に抗して回動される。戻
しアーム101が回動されると、該戻しアーム101の突辺10
1′に係合しているフックアーム10kの突起10k′が引か
れるので、該フックアーム10kも巻バネ10mのバネ力に抗
して戻しアーム101と同一方向に回動され、従って、フ
ックアーム10kとトレイ9のフック9gとの係合は解除さ
れる。このフックアーム10kとフック9gとの係合が解除
されると、トレイ9はスプリング10n′によってバネ付
勢された軸棒10nによってディスクプレーヤ11または1
1′のガイド溝111k3の終端まで押し込まれると共に、前
後動板15および移動体10jが終端まで移動すると、前記
したと同様にモータ10aへの通電は遮断され前記移動は
停止する(第11図、第13図)。
そして、前記移動が停止するとモータ10aは逆回転を
開始するので、前後堂板15と移送体10jは後退を開始す
る。この移送体10jの後退によって解除ピン100による弾
性係止片9fより離れるので、該弾性係止片9fはディスプ
レーヤ11または11′のガイド溝111k3に形成されたフッ
ク111k4と係合されると共に、軸棒10nはスプリング10
n′のバネ力によってトレイ9を押し続ける。従って、
トレイ9はディスクプレーヤ11または11′にセットされ
る。
なお、ディスクプレーヤ11または11′による再生が終
了すると、トレイ9は前記したケース1のガイドレール
8または8′より取り出す動作と同様な動作によって2
方向搬送手段10に戻され、また、2方向搬送手段10に戻
されたトレイ9は前記したディスクプレーヤ11または1
1′への移送と同様な動作によってガイドレール8また
は8′に戻されるものである。
また、第14図はトレー9の搬送状態を示す平面図であ
る。
次に、ケース1の上下に配置された再生装置であると
ころのプレーヤ11または11′の構成について第15図〜第
26図と共に説明する。なお、ディスクプレーヤ11,11′
は同じ構成なので、上段のディスクプレーヤ11について
のみ説明する。
ディスクプレーヤ11は後述するターンテーブルとクラ
ンパとによって支持されたディスクDの両面に記録され
た情報を読み取ることができるように、ピックアップが
ディスクDの上下に各々配置されているものである。す
なわち、ディスクプレーヤ11は第15図、第16図、第17
図、第18図、第19図に示されるように、ターンテーブル
111dと1個のピックアップ111e等からなるプレーヤ本体
111と、このプレーヤ本体111に対して第16図に2点鎖線
にて示すように近接して配置され、第15図、第20〜26図
に示されるように、クランパ113とピックアップ112d等
からなるプレーヤ補助体112とから構成される。
以下、プレーヤ本体111の具体的な構造について第15
図〜第19図と共に説明する。
111aはケース1に固定された函体にして、この函体11
1aの2個所から支持軸111b,111cが垂下されている。111
fは後述するクランパとの間でディスクDを挟持する公
知のターンテーブル111d、該ターンテーブル111dに対し
て水平方向に移動して接近および離開し、前記ディスク
Dの情報を読み取るピックアップ111eが取付けられたピ
ックアップベースにして、一端に前記支持軸111bと当接
する固定ローラ111f1と、スプリング111f6にって弾性的
に当接する可動ローラ111f2とが取付けられ、また、他
端には前記支持軸111cと当接する2つの固定ローラ111f
5、111f4と、スプリング111f6によって弾性的に当接す
る可動ローラ111f3とが取付けられている。従って、ピ
ックアップベース111fは前記したローラ111f1〜111f5
よって上下動のみ移動自在に支持されることとなる。
111gは前記函体111aの前後面に配置されたローラ111a
1によって摺動自在に取付けられたスライド板にして、
前面のスライド板には1本の略への字状をしたガイド孔
111g1が、また、後面のスライド板には2本の前記と同
様なガイド孔(図示せず)が形成されている。さらにス
ライド板111gの上縁の一部にはラック111g2が形成さ
れ、このラック111g2には図示しないモータによって回
転する回転軸111hの両端に固定された歯車111h1が噛合
されている。従って、モータが回転し歯車111h1が回転
されると、スライド板111gは第15図、第16図に示すよう
に左方向に移動する。
前記したピックアップベース111fには一端が軸支され
た回転アーム111iが取付けられ、その略中央部から突出
したピン111i1が前記スライド板111gのガイド孔g1に挿
入されている。そして、回転アーム111iの先端と前記ピ
ックアップベース111fとの間にはスプリング111i2が張
設されている。従って、スライド板111gが前記した如く
移動すると、回転アーム111iは第16図のように上方向に
移動するので、ピックアップベース111fはスプリング11
1i2のバネ力によって上昇される。これにより、ターン
テーブル111dは後述するトレイ9上のディスクDを上昇
させる。
前記した函体111aの前後上縁にはガイドバー111jが配
置され、これにトレイ移動枠111kが移動自在にガイドさ
れている。このトレイ移動枠111kと函体111aとの間には
スプリング111k1が張設されていて、常時トレイ移動枠1
11kを第18図、第19図において左方向にバネ付勢してい
る。また、トレイ移動枠111kの前後下面には後述する移
動板111lと当接する垂下片111k2が形成されている。移
動板111lは前記したスライド板111gに対して水平移動自
在に取付けられると共に、スプリング111l1がスライド
板111gとの間に張設され、移動板111lを常時右方にバネ
付勢している。而して、前記した如くスライド板111gが
第15図の実線の状態から仮想線の状態に移動する間にピ
ックアップベース111fは上昇されて、ターンテーブル11
1dがトレイ9のディスクDを持ち上げると共に、仮想線
の位置に達した時に移動板111lの先端はトレイ移動枠11
1kの垂下片111k2に当接する。この状態から第16図に示
す位置にスライド板111gが移動すると、この移動に伴っ
てトレイ移動枠111kはスプリング111k1のバネ力に抗し
て移動され、函体111aの端部まで移動して停止する(第
19図)。なお、スライド板111gの余分な移動量はスプリ
ング111l1によって吸収される。従って、ピックアップ1
11eの移動範囲内にトレイ9の外周縁が位置しなくなる
ので、トレイ9の大きさをディスクDと略同じ大きさと
することができるものである。
前記したトレイ移動枠111kの右方両側には、ケース1
に取付けられたトレイガイド8と同様なトレイガイド11
1k3が取付けられ、前記した2方向搬送手段10によって
移送されてくるトレイ9が挿入されると共に、トレイ9
の弾性係合片9fと係合される突起111k4が形成されてい
る。また、トレイ移動枠111kの奥両側には、一端にトレ
イ移動枠111kとの間に夫々スプリング111m1が張設され
た一対のL字状回動押出板111mが回動自在に取付けら
れ、他端がトレイ9の突片9eの先端に当接され常時トレ
イ9を押し出す方向にバネ付勢している。さらに、トレ
イ移動枠111kには、前記トレイガイド111k3内に一端が
挿入され、他端とトレイ移動枠111kとの間にスプリング
111n1が張設されたL字状の押圧板111nが取付けられ、
トレイガイド111k3内に挿入されたトレイ9における突
片9eの側面を押圧し、トレイ9の左右方向のガクツキを
防止している。従って、トレイ9がトレイガイド5に挿
入されると共に、該トレイ9の弾性係合片9fが突起111k
4に係合されている状態においては、前記押圧板111nが
トレイ9の突片9eの側面を押圧して左右方向のガタを防
止し、また、2方向搬送手段10によって前記弾性係合片
9fと突起111k4との係合が外れると、回動押出板111m1
トレイ9を押し出す作用を行うものである。なお、回動
押出板111m1は係合時においてはトレイ9の前後方向の
ガタを防止している。
次に、ブレーヤ補助体112に構成について第20図と共
に説明する。
プレーヤ補助体112は函体112a内にクランパ113がモー
タ112bおよび減速歯車112cを介して上下動自在に取付け
られると共に、ピックアップ112dが水平移動自在に取付
けられている。従って、前記したブレーヤ本体111にお
けるターンテーブル111dとクランパ113とによって挾持
されたディスクDの情報をピックアップ112dによって読
み取ることができるものである。
ところで、ディスクDがビデオディスクの場合には、
2枚のディスクを貼り合わせたものであることから、下
側ディスクの中心孔と上側ディスクの中心孔にずれが生
じている場合がある。そのためターンテーブル111dによ
って芯合わせをしてクランパ113で挾持したディスク
は、ターンテーブル111dが上側ディスクの中心孔と必ず
しも一致しているとは限らず、従って、この状態におい
て上側ピックアップ112dで情報を読み取ると場合には、
該ピックアップ112dに対してディスクDは芯ぶれを生じ
ることとなって、トラッキングが取りにくくなることが
ある。そこで、本実施例においては、上側のディスクを
読み取る場合には、クランパ113によって芯合わせをし
た状態でターンテーブル111dとの間でディスクDを挾持
するようにした。
以下、このクランパ113の詳細を第21図〜第26図と共
に説明する。
113aは前記函体112aに適宜手段によって固定されたベ
ースにして、中心部にパイプ113bが固定されると共に、
前記減速歯車112cの最終歯車112c1が軸支され、かつ、
後述する歯車113cの操作ピン113c1と当接するスイッチ1
13a1が取付けられている。113cはベース113aの下面にお
ける前記パイプ113bに軸支された歯車にして、前記最終
歯車112b1と噛合されている。また、この歯車113cの180
度間隔を隔てた外周部下面には、前記スイッチ113a1
交互に当接する操作ピン113c1が形成されると共に、該
操作ピン113c1の内周側にはカム台113c2が形成されてい
る。
113dは上端にスプリング係止鍔113d1が形成された中
空軸にして、下端の相対向する面に切溝113d2が形成さ
れると共に、該切溝113d2と90度ずれた位置の相対向す
るピン嵌合孔13d3が形成されている。113eは上部に前記
中空軸113dの切溝113d2内に挿入される平板部113e1が形
成されると共に、下部が丸軸113e2に形成された軸杆に
して、前記平板部113e1には長孔113e3が形成されてい
る。そして、中空軸113dは内部にスプリング113fが収納
された状態出スプリング113gと共に前記パイプ113d内に
上方より挿入され、また、軸杆113eは下方からパイプ11
3b内に挿入されると共に、平板部113e1を切溝113d2内に
嵌め込む。この状態において、パイプ113bの相対向する
面に形成された長孔113b1の一方よりピン113hを挿入す
ると共に、中空軸113d3および軸杆113eの長孔113e3を介
してパイプ113bの長孔113b1に貫通し、ピン113hの両端
を突出させる。これにより、パイプ113bより突出した端
部が歯車113cのカム台113c2に当接すると共に、中空軸1
13dと軸杆113eはピン113hによって連結されると共に、
軸杆113eは中空軸113dに対してスプリング113fによって
離開する方向にバネ付勢されている。また、中空軸113d
はパイプ113dに対してスプリング113gによって上方向に
バネ付勢されている。
113iは前記パイプ113dに対して上下動自在に軸支され
た受板にして、常時スプリング113jによって下方にバネ
付勢されている。113kは受板113iに対してベアリング11
3i1を介して回転自在に取付けられたディスク押圧板、1
13lは前記軸杆113eの下面にネジ止めされた取付板、113
mは該取付板113lに対してベアリング113l1を介して回転
自在に取付けられたディスク位置を決め用の位置規制板
にして、外周部113m1がテーパ状に形成されディスクD
の中心孔と一致するようになっている。また、この位置
規制板113mの中心部にはターンテーブル111dの固定中心
軸111d1が挿入される軸管113m2が下方に突出している。
ターンテーブル111dは内臓されたモータ111d2によっ
てターンテーブル本体111d3が回転するものであって、
このターンテーブル本体111d3の中心部分にスプリング1
11d4によって上方にバネ付勢された位置規制板111d5
取付けられている。
而して、ディスクDをターンテーブル111dとクランパ
113とによって挾持し再生する動作について説明する。
トレイ9がトレイ移動枠111kのトレイガイド111k3
ガイドされた状態において(第22図)、該トレイ9上の
ディスクDにおける下面再生指令が行われると、前記し
たスライド板111gが移動してピックアップベース111fが
上昇することにより、ターンテーブル111dが上昇する。
このターンテーブル111dの上昇時に位置規制板111d5
ディスクDの下面から入り込みターンテーブル111dに対
する位置決めを行う。さらに、ターンテーブル111dが上
昇すると、ターンテーブル本体111d3がディスクDの下
面をクランパ113のディスク押圧板113k側に向って押上
げるので、ディスクDはターンテーブル本体111d3とデ
ィスク押圧板113kとの間で挾持される。従って、この状
態でターンテーブル111dのモータ111d2を駆動すること
によって、ディスクDは回転するので、ピックアップ11
1eは移動に伴って情報が読み取られるものである。(第
23図)。
次に、ディスクDの上面の再生動作について説明す
る。トレイ9上にディスクDが載置されている状態にお
いて(もし、ディスクDがターンテーブル111dとクラン
パ113とによって挾持されている場合には、前記した動
作とは逆の動作によってディスクDをトレイ9上に戻
す。)上面再生指令が行われると、モータ112bが駆動さ
れ減速歯車112cを介して最終歯車112c1が回転される。
この最終歯車112c1の回転に伴って歯車113cが、該歯車1
13cの操作ピン113c1がスイッチ113a1に当接するまで回
転されるので、カム台113cによってピン113hは下降され
る。従って、中空軸113dおよび軸杆113eはスプリング11
3gのバネ力に抗して下降され、位置規制板111mの軸管11
3m2がディスクDの孔内に臨む状態となる(第24図) 次いで、前記したディスクDの下面再生動作と同じ動
作によってスライド板111gが移動を開始してターンテー
ブル111dが上昇を開始するが、その上昇途中において前
記した如く位置規制板113mが下降していることから、タ
ーンテーブル13m2内に挿入されると共に、位置規制板11
1d5がディスクDの孔内に入り込み、かつ、ターンテー
ブル本体111d3の上面ディスクDの下面に当接する(第2
5図)。さらに、テーンテーブル111dが上昇すると、位
置規制板111d5の中心部がクランパ113における位置規制
板113mの軸管113m2の下面に当接して、該当接した位置
で位置規制板111d5を停止させる。しかし、ターンテー
ブル本体111d3はさらに押上げられるので、ディスクD
はターンテーブル本体111d3によって上昇し、ディスク
Dの孔は位置規制板111d5より抜けて位置規制板113mの
外周部113m1に挿入され、ディスクDは位置規制板113m
によって位置決めが行われている。そして、ターンテー
ブル111dの上昇が終了した時点においては、ターンテー
ブル本体111d3がクランパ113のディスク押す圧板113kに
向ってディスクDを押しつけて挾持しているので、ター
ンテーブル111dのモータ111d2を駆動することにより、
ディスクDは回転するものである。(第26図) 各部の構成および各部の動作は前記説明した如くであ
るが、次に、全体の動作について説明する。
先ず、図示しない操作部において所望のプログラム
(例えば、カラオケ用の曲)を選択すると、図示しない
制御部において選択された曲がどのディスクDに記録さ
れているかを判断して、一方向搬送手段により移動基台
6を移動させて、2方向搬送手段10のガイド溝15bをデ
ィスクDが収納されているトレイガイド8,8′と一致さ
せる。
次いで、モータ6iを駆動して所望のディスクDが収納
されている側のトレイガイド8または8′に回動板13を
左右方向に回転させ、さらに、モータ10aを駆動して前
後板15を前進させると共に、解除ピン100によってトレ
イガイド8または8′の突起8aとトレイ9の弾性係合片
9fとの係合を解除し、かつ、フックアーム10kとトレイ
9のフック9gとを係合させる。そして、前記モータ10a
を逆回転させトレイ9をトレイガイド8または8′から
引き出し、ガイド溝15b内に引き込むと共に、前記モー
タ6iを逆回転させ回動板13を正面位置に戻す。
次いで、一方向搬送手段を用いて移動基台6を上方ま
たは下方に位置するディスクプレーヤ11または11′の位
置まで移動させて(もし、上方のプレーヤ11が再生中の
場合には下方のプレーヤ11′に、また、下方のプレーヤ
11′が再生中の場合には上方のプレーヤ11に移動す
る)、2方向搬送手段10のガイド溝15bをディスクプレ
ーヤ11または11′におけるプレーヤ本体111のトレイガ
イド111k3と一致させる。この状態において、2方向搬
送手段10を用いてモータ10aを駆動して前後動板15を前
進させてトレイ9をガイド溝15bからトレイガイド111k3
に移送する。そして、トレイ9は弾性係合片9fが突起11
1k4と係合されると共に、押圧板111nの押圧力によって
トレイ9はトレイガイド111k3に固定される。次いで、
図示しないモータによってスライド板111gが移動してタ
ーンテーブル111dを上昇させトレイ9上のディスクDを
持ち上げると共にクランパ113との間でディスクDを挾
持し、ターンテーブル111dで位置決めを行った後、さら
に、スライド板111gの移動によってトレイ移動枠111kが
右方に移動する。従って、プレーヤ本体111にあるピッ
クアップ111eの移動範囲内からトレイ9が退避するの
で、該ピックアップ111eの移動に伴ってディスクDの下
面情報を読み取ることができるものである。
また、ディスクDの上面情報を読み取る場合には、先
ず、モータ112bが駆動され位置規制板113mが先ず下降さ
れ、その後、スライド板111gが移動してディスクDを挾
持し、クランパ113側において位置決めを行った後にプ
レーヤ補助体112のピックアップ112dが移動してディス
クDの上面情報を読み取ることができるものである。
なお、情報の読取りが終了したディスクDは、前記し
た動作とは逆の動作によってトレイ9に載置された状態
でトレイガイド8,8′に戻されるものである。
[発明の効果] 本発明は前記したように、複数枚のディスクをそれぞ
れ上下方向に積層収納する2つのディスク収納部と、デ
ィスクに記録された情報を再生する再生装置と、前記デ
ィスク収納部から指定のディスクを取出して前記再生装
置まで搬送してセットするディスク搬送装置とを備え、
前記ディスク搬送装置は、ディスク保持手段と、前記上
下方向と垂直な面内において、所定の待機保持位置から
前記2つのディスク収納部の各収納位置に向かって前記
ディスク保持手段を搬送する2方向搬送手段と、該2方
向搬送手段全体を上下方向に昇降する一方向搬送手段か
らなり、前記待機保持位置は、一方向搬送手段が2方向
搬送手段を昇降させる際にディスクを保持する位置であ
って、前記2つのディスク収納部に収納されたディスク
の各中心に対して等距離であり、かつ前記各中心を結ぶ
直線上以外の位置にディスク中心が位置するとともに、
前記2つのディスク収納部に収納されたディスクの各中
心を結ぶ直線と平行で、かつ前記2つのディスク収納部
に収納されたディスクのディスク面上を通過する直線
が、待機保持位置にあるディスクの面上を通過するよう
な位置であって、前記2方向搬送手段は、前記ディスク
保持手段を前記待機保持位置から偏心回動させることに
よって前記2つのディスク収納部の何れか一方に正対向
する所定位置まで搬送する回動移動手段と、ディスク保
持手段を該所定位置から前記ディスク収納部に向かって
直線移動させる直線移動手段とを備えることを特徴とす
るものであるので、2つのディスク収納部及び2方向搬
送手段が占める装置の幅及び奥行き方向のスペース可能
な限り縮小することができるという優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の正面図、 第2図は同上の平面図、 第3図はディスク移送手段の一部分解斜視図、 第4図はトレイの平面図、 第5図は第3図の組立状態の平面図、 第6図は同上の移動状態を示す平面図、 第7図はディスク移送手段の他の部分の平面図、 第8図は同上の一部拡大平面図 第9図〜第11図は第7図における移動状態を示す平面
図、 第12図〜第14図はディスク移送手段によって移送される
ディスクの状態を示す平面図、 第15図はプレーヤ本体の非動作時の正面図、 第16図は同上の作動時を示す正面図、 第17図は第15図の平面図、 第18図は同上にトレイ移送枠を取付けた状態の平面図、 第19図は同上の作動時を示す平面図、 第20図はプレーヤ補助体の底面図、 第21図はクランパーの一部の分解斜視図、 第22図〜第26図はターンテーブルとクランパによってデ
ィスクを挾持する状態を示す一部断面図、 第27図は本発明の原理説明図である。 1……ケース、8,8′……トレイガイド、9……トレ
イ、10……2方向搬送、11,11′……ディスクプレー
ヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 雅利 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 合議体 審判長 横田 芳信 審判官 今井 義男 審判官 関谷 隆一 (56)参考文献 特開 昭59−213061(JP,A) 特開 昭62−18667(JP,A) 実開 昭60−44264(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のディスクをそれぞれ上下方向に積
    層収納する2つのディスク収納部と、 ディスクに記録された情報を再生する再生装置と、 前記ディスク収納部から指定のディスクを取出して前記
    再生装置まで搬送してセットするディスク搬送装置とを
    備え、 前記ディスク搬送装置は、ディスク保持手段と、前記上
    下方向と垂直な面内において、所定の待機保持位置から
    前記2つのディスク収納部の各収納位置に向かって前記
    ディスク保持手段を搬送する2方向搬送手段と、該2方
    向搬送手段全体を上下方向に昇降する一方向搬送手段か
    らなり、 前記待機保持位置は、一方向搬送手段が2方向搬送手段
    を昇降させる際にディスクを保持する位置であって、前
    記2つのディスク収納部に収納されたディスクの各中心
    に対して等距離であり、かつ前記各中心を結ぶ直線上以
    外の位置にディスク中心が位置するとともに、前記2つ
    のディスク収納部に収納されたディスクの各中心を結ぶ
    直線と平行で、かつ前記2つのディスク収納部に収納さ
    れたディスクのディスク面上を通過する直線が、待機保
    持位置にあるディスクの面上を通過するような位置であ
    って、 前記2方向搬送手段は、前記ディスク保持手段を前記待
    機保持位置から偏心回動させることによって前記2つの
    ディスク収納部の何れか一方に正対向する所定位置まで
    搬送する回動移動手段と、ディスク保持手段を該所定位
    置から前記ディスク収納部に向かって直線移動させる直
    線移動手段とを備えることを特徴とする複数ディスク再
    生装置。
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