JP2676122B2 - 内壁用目地カバー装置 - Google Patents

内壁用目地カバー装置

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JP2676122B2
JP2676122B2 JP3244634A JP24463491A JP2676122B2 JP 2676122 B2 JP2676122 B2 JP 2676122B2 JP 3244634 A JP3244634 A JP 3244634A JP 24463491 A JP24463491 A JP 24463491A JP 2676122 B2 JP2676122 B2 JP 2676122B2
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Inventor
後藤英夫
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ドーエイ外装有限会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は隣接する左右の建物の内
壁部間の目地部を覆う内壁用目地カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、隣接する左右の建物の内壁部間の
目地部を覆う内壁用目地カバー装置は左右の建物の目地
部寄りの躯体に固定された一対の固定金具と、この固定
金具内に両端部が挿入され、前記目地部を覆う目地カバ
ーと、この目地カバーの両端部を覆い前記一対の固定金
具にビスによって固定されたカバー体とから構成されて
いる。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来の内壁用目地カ
バー装置は、目地部を目地カバーだけで覆っているとと
もに、該目地カバーをスライド可能に固定金具とカバー
体とで支持しているため、外側部から内側部へ、内側部
から外側部への風が通過し、密閉効果が得られないとい
う欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
左右の建物が地震等で揺れ動いても損傷することなく、
かつ内・外部への風の通過を効率よく阻止することがで
きるとともに、カバー体を取付ける場合のドリルの損傷
を確実に防止できる内壁用目地カバー装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は隣接する左右の建物の目地部寄りの内壁両
端部にそれぞれアンカーボルト等で固定されたチャンネ
ル状の一対の固定金具と、この一対の固定金具の目地部
寄りの部位にそれぞれ形成された一対の遮断シート嵌合
部と、前記一対の固定金具の反目地部寄りの上下部より
外方にそれぞれ突出させた一対のカバー体取付け部およ
びドリルガードと、前記一対の遮断シート嵌合部に両端
部が嵌合固定され前記目地部を覆うように配置されるた
該目地部の幅寸法よりも大きい幅寸法の遮断シートと、
前記一対の固定金具内に両端部が位置して前記目地部を
覆う目地カバーと、前記一対の固定金具をそれぞれ覆い
かつ前記目地カバーをスライド移動可能に支持する前記
カバー体取付け部にビス等によって固定される一対のカ
バー体とで内壁用目地カバー装置を構成している。
【0006】
【作用】上記のように構成された内壁用目地カバー装置
は目地部を遮断シートと目地カバーとで覆うため、内側
部と外側部との風の通過を確実に阻止できるとともに、
目地カバーの両端部が固定金具とカバー体とでスライド
可能に支持しているため、地震等で左右の建物が揺れ動
いても、その動きに追従する、また、カバー体を取付け
る場合ドリルの先端部はドリルガードに当たりドリルの
先端部の損傷を防止できる
【0007】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図8の本発明の第1の実施例に
おいて、1は隣接する左右の建物2、3を接続する通路
4の内壁面の目地部5を覆う本発明の内壁用目地カバー
装置で、この内壁用目地カバー装置1は前記目地部5寄
りの両端部の内壁面に形成した固定金具取付け凹部6、
6内にそれぞれアンカーボルト7等で固定された一対の
固定金具8、8と、この一対の固定金具8、8に両端部
が取付けられ、前記目地部にほぼU字状に配置されて該
目地部を覆う遮断シート9と、前記一対の固定金具8、
8内に両端部が位置し、前記目地部5を覆う目地カバー
10と、この目地カバー10の両端部を覆いかつスライ
ド可能に支持する前記一対の固定金具8、8を覆うよう
に複数個のビス11によって固定される一対のカバー体
12、12とから構成されている。
【0009】前記一対の固定金具8、8は、図4に示す
ようにアルミ、アルミ合金等で押出し成形されたチャン
ネル状の固定金具本体13と、この固定金具本体13の
一端下部よりL字状に突出させた突片14によって形成
された、前記遮断シート9の端部を嵌合固定する遮断シ
ート嵌合部15と、前記固定金具本体13の他端部にZ
字状に突出させた前記カバー体12の支持部16と、前
記固定金具本体13のほぼ中央部に所定間隔で形成され
たアンカーボルト挿入孔17と、前記支持部16にビス
取付け孔をドリルで形成する時のドリルの損傷を防止で
きるように該支持部16の下部に位置するように前記固
定金具本体13に一体成形されたドリルガード23とか
ら構成されている。
【0010】前記遮断シート9は、図5に示すように少
なくとも風の流れを遮断できるゴム材で形成された目地
部の幅寸法よりも大きい幅寸法の遮断シート本体18
と、この遮断シート本体18の両端部に形成した前記一
対の固定金具8、8の遮断シート嵌合部15、15に嵌
合固定される嵌合片19、19とから構成されている。
【0011】なお、この遮断シート9は風の流れを遮断
するとともに、断熱や耐火を図ることができる各種材質
の遮断シートを使用してもよい。また、U字状以外のV
字状、W字状等の形状に成るように設置しても良い。
【0012】前記目地カバー10は、図6に示すように
ステンレス材やステンレス合金材で両端部が前記一対の
固定金具8、8のほぼ中央部に位置する寸法の板状に形
成されている。
【0013】前記一対のカバー体12、12は、図7に
示すようにアルミ、アルミ合金材、ステンレス、ステン
レス合金材等で押出し成形されたチャンネル状のカバー
体本体20と、このカバー体本体20の他端部に形成さ
れた前記固定金具8の支持部16と当接する支持部21
とから構成されている。
【0014】上記構成の内壁用目地カバー装置1は左右
の建物2、3の目地部5寄りの両端部に形成した固定金
具取付け凹部6、6内に目地部5側に遮断シート嵌合部
15、15がそれぞれ位置するように一対の固定金具
8、8を複数個のアンカーボルト7によってそれぞれ固
定する。しかる後、一対の固定金具8、8の遮断シート
嵌合部15、15に遮断シート9の両端部の嵌合片1
9、19を嵌合固定させる。この時、遮断シート9の上
下部は上壁面に面接触するようにほぼ90゜折曲げるよ
うに設置する。
【0015】次に一対の固定金具8、8内に目地カバー
10の両端部を位置させた後、一対の固定金具8、8を
覆うように一対のカバー体12、12を位置させ、カバ
ー体12、12の支持部21、21と固定金具8、8の
支持部16、16とにドリルで孔を形成し、タッピング
ビス11でカバー体12と固定金具8を固定する。この
時、ドリルで孔を形成する場合、図8に示すようにドリ
ルの先端部が突き抜けても、ドリルの先端部がドリルガ
ード23に当接し、ドリルの先端部の損傷を防止するこ
とができる。しかる後、カバー体12の支持部21の上
部にシール剤22を充填することにより、組付けが完了
する。
【0016】
【本発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0017】(1)隣接する左右の建物の目地部寄りの
内壁両端部にそれぞれアンカーボルト等で固定されたチ
ャンネル状の一対の固定金具と、この一対の固定金具の
目地部寄りの部位にそれぞれ形成された一対の遮断シー
ト嵌合部と、前記一対の固定金具の反目地部寄りの上下
部より外方にそれぞれ突出させた一対のカバー体取付け
部およびドリルガードと、前記一対の遮断シート嵌合部
に両端部が嵌合固定され、前記目地部を覆うように配置
されるた該目地部の幅寸法よりも大きい幅寸法の遮断シ
ートと、前記一対の固定金具内に両端部が位置して前記
目地部を覆う目地カバーと、前記一対の固定金具をそれ
ぞれ覆いかつ前記目地カバーをスライド移動可能に支持
する前記カバー体取付け部にビス等によって固定される
一対のカバー体とで構成されているので、目地部を遮断
シートと目地カバーとで覆って風の通過を阻止すること
ができる。したがって、従来のように隙間風が入り込む
のを確実に阻止できる。
【0018】(2)前記(1)によって、地震等で左右
の建物が揺れ動いても遮断シートの伸縮および目地カバ
ーのスライド移動によって、その動きを吸収し、損傷す
るのを確実に防止することができる。
【0019】(3)前記(1)によって、遮断シートを
取付ける遮断シート嵌合部を一対の固定金具に一体に成
形しているので、部品点数が増加することなく安価に製
造することができる。
【0020】(4)前記(1)によって、構造が簡単で
あるので、容易に実施することができる。
【0021】(5)前記(1)によって、カバー体を取
付ける場合のビス取付け孔をドリルで形成する場合にド
リルの先端部をドリルガードに当接させることができる
ので、ドリルの損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図。
【図2】本発明の第1の実施例の斜視図。
【図3】図1の3−3線に沿う断面図。
【図4】固定金具の説明図。
【図5】遮断シートの説明図。
【図6】目地カバーの説明図。
【図7】カバー体の説明図。
【図8】ドリルで孔を形成する場合の説明図。
【符号の説明】
1:内壁用目地カバー装置、2:左の建物、3:右の建
物、4:通路、5:目地部、6:固定金具取付け凹部、
7:アンカーボルト、8:固定金具、9:遮断シート、
10:目地カバー、11:ビス、12:カバー体、1
3:固定金具本体、14:突片、15:遮断シート嵌合
部、16:支持部、17:アンカーボルト挿入孔、1
8:遮断シート本体、19:嵌合片、20:カバー体本
体、21:支持部、22:シール剤、23:ドリルガー
ド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する左右の建物の目地部寄りの内壁
    両端部にそれぞれアンカーボルト等で固定されたチャン
    ネル状の一対の固定金具と、この一対の固定金具の目地
    部寄りの部位にそれぞれ形成された一対の遮断シート嵌
    合部と、前記一対の固定金具の反目地部寄りの上下部よ
    り外方にそれぞれ突出させた一対のカバー体取付け部お
    よびドリルガードと、前記一対の遮断シート嵌合部に両
    端部が嵌合固定され、前記目地部を覆うように配置され
    るた該目地部の幅寸法よりも大きい幅寸法の遮断シート
    と、前記一対の固定金具内に両端部が位置して前記目地
    部を覆う目地カバーと、前記一対の固定金具をそれぞれ
    覆いかつ前記目地カバーをスライド移動可能に支持する
    前記カバー体取付け部にビス等によって固定される一対
    のカバー体とからなることを特徴とする内壁用目地カバ
    ー装置。
JP3244634A 1991-08-29 1991-08-29 内壁用目地カバー装置 Expired - Lifetime JP2676122B2 (ja)

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JPH0626111A JPH0626111A (ja) 1994-02-01
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Citations (3)

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JPS5880044A (ja) * 1981-11-09 1983-05-14 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
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