JP2675651B2 - カラー固体撮像装置 - Google Patents

カラー固体撮像装置

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JP2675651B2
JP2675651B2 JP2133526A JP13352690A JP2675651B2 JP 2675651 B2 JP2675651 B2 JP 2675651B2 JP 2133526 A JP2133526 A JP 2133526A JP 13352690 A JP13352690 A JP 13352690A JP 2675651 B2 JP2675651 B2 JP 2675651B2
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昌軌 大前
祥雄 大久保
清次 石川
賢朗 曽根
信一 田代
勝見 武田
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばインタライン転送方式のCCDを有
する固体撮像素子を利用したカラー固体撮像装置に関す
るものである。 〔従 来 の 技 術〕 近年の家庭用ムービー(ビデオカメラ)の普及に伴
い、ムービーの高感度競争が激化している。ムービーの
高感度化のために、固体撮像素子自体のS/Nの改善が図
られている。 〔発明が解決しようとする課題〕 現在のムービーにおいては、最低被写体照度が数ルッ
クス程度のものが市販されているが、現在の固体撮像素
子、例えばインタライン転送方式のCCDを備えた固体撮
像素子自体のS/Nを飛躍的に向上させるには限度があ
る。 この発明の目的は、容易に高感度化を図ることができ
るカラー固体撮像装置を提供することである。 〔課題を解決するための手段〕 このカラー固体撮像装置は、シアン(Cy)およびイエ
ロー(Ye)の2個のフィルタ要素を行方向に配列すると
ともに、マゼンタ(Mg)およびグリーン(G)の2個の
フィルタ要素を行方向に配列して、2行2列のフィルタ
要素からなるフィルタ単位配列要素を構成している。 また、同一のフィルタ要素配列を有する第1および第
2のフィルタ単位配列要素を行方向に配列するととも
に、同一のフィルタ要素配列を有しかつ第1および第2
のフィルタ単位配列要素とは列方向のフィルタ要素の配
列が異なる第3および第4のフィルタ単位配列要素を行
方向に配列して、2行2列のフィルタ単位配列要素から
なるカラーフィルタアレイを構成している。 さらに、カラーフィルタアレイを多数個行方向および
列方向に配列して1画面分のカラーフィルタ手段を構成
している。 一方、カラーフィルタ手段を構成するすべてのフィル
タ要素にそれぞれ光電変換要素を対向配置して1画面分
の光電変換手段を構成している。 また、1画面分の光電変換手段の中で列方向に隣接し
た各2個の光電変換要素で光電変換された電荷をそれぞ
れ加算して垂直隣接2画素混合撮像信号として出力する
撮像信号出力手段を設け、第4m−3列〔m=1,2,…〕の
垂直隣接2画素混合撮像信号と第4m−1列の垂直隣接2
画素混合撮像信号とを加算して垂直隣接2画素混合・奇
数列水平画素混合撮像信号として出力するとともに、第
4m−2列の垂直隣接2画素混合撮像信号と第4m列の垂直
隣接2画素混合撮像信号とを加算して垂直隣接2画素混
合・偶数列水平画素混合撮像信号として出力する高感度
撮像信号出力手段を設け、撮像信号出力手段の出力信号
および高感度撮像信号出力手段の出力信号の一方を選択
する信号選択手段を設けている。 〔作用〕 この発明の構成によれば、被写体照度が十分の場合に
は、信号選択手段により撮像信号出力手段の出力信号を
選択する。この結果、撮像信号出力手段から出力される
垂直隣接2画素混合撮像信号により色分離が行われる。 一方、被写体照度が不足している場合には、信号選択
手段により高感度撮像信号出力手段の出力信号を選択す
る。この結果、同一のフィルタ要素を通して得られた相
異なる2列分の垂直隣接2画素混合撮像信号を加算して
なる垂直隣接2画素混合・奇数列水平画素混合撮像信号
および垂直隣接2画素混合・偶数列水平画素混合撮像信
号が作成され、この垂直隣接2画素混合・奇数列水平画
素混合撮像信号および垂直隣接2画素混合・偶数列水平
画素混合撮像信号により色分離が行われる。この場合、
垂直隣接2画素混合・奇数列水平画素混合撮像信号およ
び垂直隣接2画素混合・偶数列水平画素御混合撮像信号
は、先の垂直隣接2画素混合撮像信号に比べて2倍のレ
ベルとなるので、先の垂直隣接2画素混合撮像信号を用
いる場合に比べて等価的に2倍の高感度特性を有するこ
とになる。 〔実 施 例〕 以下、この発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。 第1図はこの発明の第1の実施例のカラー固体撮像装
置におけるカラーフィルタ手段の模式図を示している。
なお、同図は、1画面全体ではなく、その中の一部分の
み、つまり6行5列分のフィルタ要素のみを示してい
る。 第1図において、C11,C12,…,C65はそれぞれ行方向お
よび列方向にマトリクス状に多数個配列されたフィルタ
要素で、枠内の記号(Cy),(Ye),(Mg),(G)は
フィルタ要素の各色、つまりシアン,イエロー,マゼン
タ,グリーンをそれぞれ示している。第1図では、図示
していないが、フィルタ要素C11,C12,…,C65に1対1に
対応して固体撮像素子(例えばインタライン転送方式の
CCDを備えた)の各光電変換要素の上に配列されてい
る。つまり、フィルタ要素C11,C12,…,C65に対し光電変
換要素が1対1で対向配置されている。 この場合、フィルタ単位配列要素は、2行2列構成
で、例えばイエロー(Ye)およびシアン(Cy)の2個の
フィルタ要素C11,C12を行方向に配列するとともに、マ
ゼンタ(Mg)およびグリーン(G)の2個のフィルタ要
素C21,C22を行方向に配列している。フィルタ要素C13,C
14,C23,C24もフィルタ単位配列要素を構成し、また、フ
ィルタ要素C31,C32,C41,C42ならびにフィルタ要素C33,C
34,C43,C44もそれぞれフィルタ単位配列要素を構成して
いる。 また、カラーフィルタアレイは、例えば4行4列構成
のフィルタ要素C11〜C14,C21〜C24,C31〜C34,C41〜C44
からなる。つまり、2行2列構成のフィルタ単位配列要
素からなり、同一のフィルタ要素配列を有する第1およ
び第2のフィルタ単位配列要素を行方向に配列するとと
もに、同一のフィルタ要素配列を有しかつ第1および第
2のフィルタ単位配列要素とは列方向のフィルタ要素の
配列が異なる第3および第4のフィルタ単位配列要素を
行方向に配列している。この場合、第1のフィルタ単位
配列要素は例えばフィルタ要素C11,C12,C21,C22に対応
し、第2のフィルタ単位配列要素は例えばフィルタ要素
C13,C14,C23,C24に対応し、第3のフィルタ単位配列要
素は例えばフィルタ要素C31,C32,C41,C42に対応し、第
4のフィルタ単位配列要素は例えばフィルタ要素C33,C
34,C43,C44に対応する。 そして、上記のカラーフィルタアレイを多数個行方向
および列方向に配列すると1画面分のカラーフィルタ手
段が構成されることになる。 第1図の例では、カラーフィルタアレイは、4行4列
のフィルタ要素C11〜C44のうち、第1列のフィルタ要素
C11,C21,C31,C41および第3列のフィルタ要素C13,C23,C
33,C43がイエロー(Ye),マゼンタ(Mg),イエロー
(Ye),グリーン(G)の順に配列され、第2列のフィ
ルタ要素C12,C22,C32,C42および第4列のフィルタ要素C
14,C24,C34,C44がシアン(Cy),グリーン(G),シア
ン(Cy),マゼンタ(Mg)の順に配列されている。 つぎに、光電変換単位配列要素は、例えばイエロー
(Ye)およびシアン(Cy)の2個のフィルタ要素C11,C
12ならびにマゼンタ(Mg)およびグリーン(G)の2個
のフィルタ要素C21,C22とそれぞれ対向して配置した4
個の光電変換要素で構成される。 また、光電変換アレイは、第1,第2,第3および第4の
フィルタ単位配列要素にそれぞれ対向して配置した4個
の光電変換単位配列要素で構成される。 さらに、1画面分の光電変換手段は、カラーフィルタ
アレイの配列に対応して配列した多数個の光電変換要素
アレイで構成している。 また、このカラー固体撮像装置は、カラーフィルタ手
段および光電変換手段を上記のように構成する他に、撮
像信号出力手段(図示せず)と、高感度撮像信号出力手
段(図示せず)と、信号選択手段(図示せず)とを設け
ている。 撮像信号出力手段は、1画面分の光電変換手段の中で
列方向に隣接した各2個の光電変換要素で光電変換され
た電荷をそれぞれ加算して垂直隣接2画素混合撮像信号
として出力する。高感度撮像信号出力手段は、第4m−3
列〔m=1,2,…〕の垂直隣接2画素混合撮像信号と第4m
−1列の垂直隣接2画素混合撮像信号とを加算して垂直
隣接2画素混合・奇数列水平画素混合撮像信号として出
力するとともに、第4m−2列の垂直隣接2画素混合撮像
信号と第4m列の垂直隣接2画素混合撮像信号とを加算し
て垂直隣接2画素混合・偶数列水平画素混合撮像信号と
して出力する。信号選択手段は、撮像信号出力手段の出
力信号および高感度撮像信号出力手段の出力信号の一方
を選択する。 一方、固体撮像素子のCCDのインタライン転送に関し
て言えば、第1行のフィルタ要素C11〜C15の下方の各光
電変換要素で光電変換された電荷と第2行のフィルタ要
素C21〜C25の下方の各光電変換要素で光電変換された電
荷とが、インタライン転送における奇数フィールド走査
のnライン(n=1,2,…)において、それぞれ撮像信号
出力手段(図示せず)にて加算されて垂直隣接2画素混
合撮像信号として出力される。同様に、第3行および第
4行のフィルタ要素C31〜C35,C41〜C45の下方の各光電
変換要素で光電変換された電荷が奇数フィールド走査の
n+1ラインにおいて、それぞれ撮像信号出力手段にて
加算されて垂直隣接2画素混合撮像信号として出力され
る。 また、第2行および第3行のフィルタ要素C21〜C25,C
31〜C35の下方の各光電変換要素で光電変換された電荷
が偶数フィールド走査のnラインにおいて、それぞれ撮
像信号出力手段にて加算されて垂直隣接2画素混合撮像
信号として出力される。同様に、第4行および第5行の
フィルタ要素C41〜C45,C51〜C55の下方の各光電変換要
素で光電変換された電荷が偶数フィールドのn+1ライ
ンにおいて、それぞれ撮像信号出力手段にて加算されて
垂直隣接2画素混合撮像信号として出力される。 また、高感度撮像信号出力手段では、例えば第1列お
よび第2列の垂直隣接2画素混合撮像信号をそれぞれ2
画素分遅延させ、それぞれ第3列および第4列の垂直隣
接2画素混合撮像信号に加えて垂直隣接2画素混合・奇
数列水平画素混合撮像信号および垂直隣接2画素混合・
偶数列水平画素混合撮像信号とする。 以上のように構成されたカラー固体撮像装置におい
て、通常動作の場合、高感度動作の場合の各場合の
色分離の方法について説明する。 通常動作の場合 特開昭59−137909号にも開示されているように、奇数
フィールド走査において、撮像信号出力手段から垂直隣
接2画素混合撮像信号として出力される撮像信号は、n
ラインでは、〔C11(Ye)+C21(Mg)〕,〔C12(Cy)
+C22(G)〕,〔C13(Ye)+C23(Mg)〕,〔C14(C
y)+C24(G)〕の繰り返しとなり、同じくn+1ライ
ンでは、〔C31(Ye)+C41(G)〕,〔C32(Cy)+C42
(Mg)〕,〔C33(Ye)+C43(G)〕,〔C34(Cy)+C
44(Mg)〕の繰り返しとなる。 つぎに、偶数フィールド走査において、撮像信号出力
手段から垂直隣接2画素混合撮像信号として出力される
撮像信号は、nラインでは、〔C21(Mg)+C31(Y
e)〕,〔C22(G)+C32(Cy)〕,〔C23(Mg)+C33
(Ye)〕,〔C24(G)+C34(Cy)〕の繰り返しとな
り、同じくn+1ラインでは、〔C41(G)+C51(Y
e)〕,〔C42(Mg)+C52(Cy)〕,〔C43(G)+C53
(Ye)〕,〔C44(Mg)+C54(Cy)〕の繰り返しとな
る。 以上の垂直隣接2画素混合方式の場合の撮像信号(こ
の場合、すべてが垂直隣接2画素混合撮像信号となる)
の出力の様子を第2図(a)〜(d)に示す。ここで、
原色成分(赤,緑,青)をR,G,Bとしたとき、シアン(C
y),イエロー(Ye)およびマゼンタ(Mg)は、それぞ
れ Cy=B+G Ye=R+G Mg=R+B で表される。 したがって、奇数フィールド走査のnラインでは、第
2図(a)に示すように、奇数列の垂直隣接2画素混合
撮像信号は、 Ye+Mg=2R+G+B となり、偶数列の垂直隣接2画素混合撮像信号は、 Cy+G=2G+B となる。また、奇数フィールド走査のn+1ラインで
は、第2図(b)に示すように、奇数列の垂直隣接2画
素混合撮像信号は、 Ye+G=R+2G となり、偶数列の垂直隣接2画素混合撮像信号は、 Cy+Mg=R+G+2B となる。 一方、偶数フィールド走査のnラインでは、第2図
(c)に示すように、奇数列の垂直隣接2画素混合撮像
信号は、 Mg+Ye=2R+G+B となり、偶数列の垂直隣接2画素混合撮像信号は、 G+Cy=2G+B となる。また、偶数フィールド走査のn+1ラインで
は、第2図(d)に示すように、奇数列の垂直隣接2画
素混合撮像信号は、 G+Ye=R+2G となり、偶数列の垂直隣接2画素混合撮像信号は、 Mg+Cy=R+G+2B となる。 そして、第2図(a)〜(d)に示した奇数列および
偶数列の垂直隣接2画素混合撮像信号をそれぞれサンプ
リングし、それらの差をとることにより、色差信号C1,C
2が得られる。 奇数フィールド走査のnラインでは、 C1≡(2R+G+B)−(2G+B)=2R−G となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2≡(R+2G)−(R+G+2B)=G−2B となる。同様に、偶数フィールド走査のnラインでは、 C1≡(2R+G+B)−(2G+B)=2R−G となり、偶数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2≡(R+2G)−(R+G+2B)=G−2B となる。 一方、輝度信号Yは、第2図に示した垂直隣接2画素
混合撮像信号を全ビットサンプリングし、電気的低域通
過フィルタに通すことにより、奇数フィールド走査のn
ラインでは、 Y≡(2R+G+B)+(2G+B)=2R+3G+2B となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 Y≡(R+2G)+(R+G+2B)=2R+3G+2B となり、偶数フィールド走査のnラインおよびn+1ラ
インにおいても、それぞれ同様に、 Y≡2R+3G+2B となり、輝度信号Yおよび2つの色差信号C1,C2からカ
ラー複合映像信号を合成することが可能である。 高感度動作の場合 高感度動作では、第1図の配列で考えると、第1列
(C11,C21,C31,C41,C51)および第2列(C12,C22,C32,C
42,C52)で光電変換された信号をそれぞれ行方向に2画
素分遅延させ、それぞれ第3列(C13,C23,C33,C43,
C53)および第4列(C14,C24,C34,C44,C54)で光電変換
された信号に加算して垂直隣接2画素混合・奇数列水平
画素混合撮像信号および垂直隣接2画素混合・偶数列水
平画素混合撮像信号とする。 したがって、奇数フィールド走査のnラインでは、撮
像信号は、
〔0〕,
〔0〕,〔C11(Ye)+C21(Mg)+C13(Ye)
+C23(Mg)〕,〔C12(Cy)+C22(G)+C14(Cy)+
C24(G)〕の繰り返しとなり、奇数フィールド走査の
n+1ラインでは、撮像信号は、
〔0〕,
〔0〕,〔C31(Ye)+C41(G)+C33(Ye)
+C43(G)〕,〔C32(Cy)+C42(Mg)+C34(Cy)+
C44(Mg)〕の繰り返しとなる。 つぎに、偶数フィールド走査のnラインでは、撮像信
号は、
〔0〕,
〔0〕,〔C21(Mg)+C31(Ye)+C23(Mg)
+C33(Ye)〕,〔C22(G)+C32(Cy)+C24(G)+
C34(Cy)〕の繰り返しとなり、偶数フィールド走査の
n+1ラインでは、撮像信号は、
〔0〕,
〔0〕,〔C41(G)+C51(Ye)+C43(G)
+C53(Ye)〕,〔C42(Mg)+C52(Cy)+C44(Mg)+
C54(Cy)〕の繰り返しとなる。 以上の高感度動作時の垂直隣接2画素混合撮像信号の
出力の様子および信号処理の様子を示したのが第3図
(a)〜(d)である。 つまり、奇数フィールド走査の各nライン(偶数フィ
ールド走査の各nラインも同様)では、第3図(a)に
示すように、例えば第1列および第2列の垂直隣接2画
素混合撮像信号をそれぞれ矢印のようにそれぞれ2画素
分遅延させ、第3図(b)に示すように第3列の垂直隣
接2画素混合撮像信号に対して第1列の垂直隣接2画素
混合撮像信号を加算して垂直隣接2画素混合・奇数列水
平画素混合撮像信号として、第4列の垂直隣接2画素混
合撮像信号に対して第2列の垂直隣接2画素混合撮像信
号を加算して垂直隣接2画素混合・偶数列水平画素混合
撮像信号とし、第1列および第2列の撮像信号は零とす
る。また、奇数フィールド走査の各n+1ライン(偶数
フィールド走査の各n+1ラインも同様)では、第3図
(c)に示すように、例えば第1列および第2列の垂直
隣接2画素混合撮像信号をそれぞれ矢印のようにそれぞ
れ2画素分遅延させ、第3図(d)に示すように第3列
の垂直隣接2画素混合撮像信号に対して第1列の垂直隣
接2画素混合撮像信号を加算して垂直隣接2画素混合・
奇数列水平画素混合撮像信号とし、第4列の垂直隣接2
画素混合撮像信号に対して第2列の垂直隣接2画素混合
撮像信号を加算して垂直隣接2画素混合・偶数列水平画
素混合撮像信号とし、第1列および第2列の撮像信号は
零とする。 そして、第3図(c),(d)に示した第3列および
第4列の撮像信号(垂直隣接2画素混合・奇数列水平画
素混合撮像信号および垂直隣接2画素混合・偶数列水平
画素混合撮像信号)をそれぞれサンプリングし、それら
の差をとることにより、色差信号C1H,C2Hが得られる。 奇数フィールド走査のnラインでは、 C1H≡(4R+2G+2B)−(4G+2B)=2×(2R−G) となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2H≡(2R+4G)−(2R+2G+4B)=2×(G−2B) となる。同様に、偶数フィールド走査のnラインでは、 C1H≡(4R+2G+2B)−(4G+2B)=2×(2R−G) となり、偶数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2H≡(2R+4G)−(2R+2G+4B)=2×(G−2B) となる。 一方、輝度信号YHは、第3列および第4列の撮像信号
(垂直隣接2画素混合・水平2画素混合撮像信号)のみ
サンプリングし、電気的低域通過フィルタに通すことに
より、奇数フィールド走査のnラインでは、 YH≡(4R+2G+2B)+(4G+2B)=2×(2R+3G+2B) となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 YH≡(2R+4G)+(2R+2G+4B)=2×(2R+3G+2B) となり、偶数フィールド走査のnラインおよびn+1ラ
インにおいても同様に、 YH≡2×(2R+3G+2B) となり、輝度信号YHおよび2つの色差信号C1H,C2Hから
カラー複合映像信号を合成することができる。 第4図はこの発明の第2の実施例のカラー固体撮像装
置におけるカラーフィルタ手段の模式図を示している。
なお、同図は、1画面全体ではなく、その中の一部分の
み、つまり6行5列分のフィルタ要素のみを示してい
る。 この実施例では、4行4列のフィルタ要素からなるカ
ラーフィルタアレイにおける色配列が第1図の実施例と
は異なる。つまり、カラーフィルタアレイの第1列(C
11,C21,C31,C41)および第4列(C13,C23,C33,C43)が
イエロー(Ye),マゼンタ(Mg),シアン(Cy),マゼ
ンタ(Mg)の順に配列され、第2列(C12,C22,C32,
C42)および第3列(C14,C24,C34,C44)がシアン(C
y),グリーン(G),イエロー(Ye),グリーン
(G)の順に配列されている。その他は第1図の実施例
と同様である。 第1の実施例と同様に通常動作の場合、高感度動
作の場合それぞれの色分離の方法について説明する。 通常動作の場合 色差信号C1,C2は、奇数フィールド走査のnラインで
は、 C1≡(2R+G+B)−(2G+B)=2R−G となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2≡(R+G+2B)−(R+2G)=2B−G となる。同様に、偶数フィールド走査のnラインでは、 C1≡(R+G+2B)−(R+2G)=2B−G となり、偶数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2≡(2R+G+B)−(2G+B)=2R−G となる。 一方、輝度信号Yは、奇数フィールド走査のnライン
では、 Y≡(2R+G+B)+(2G+B)=2R+3G+2B となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 Y≡(R+G+2B)+(R+2G)=2R+3G+2B となる。偶数フィールド走査のnラインおよびn+1ラ
インにおいてもそれぞれ同様に、 Y≡2R+3G+2B となる。したがって、第1の実施例とは色差信号C1,C2
の出力の順と極性が異なるが、信号処理回路の変更によ
り上記輝度信号Yおよび2つの色差信号C1,C2からカラ
ー複合映像信号を合成することができる。 高感度動作の場合 色差信号C1H,C2Hは、奇数フィールド走査のnライン
では、 C1H≡(4R+2G+2B)−(4G+2B)=2×(2R−G) となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2H≡(2R+2G+4B)−(2R+4G)=2×(2B−G) となる。同様に、偶数フィールド走査のnラインでは、 C1H≡(2R+2G+4B)−(2R+4G)=2×(2B−G) となり、偶数フィールド走査のn+1ラインでは、 C2H≡(4R+2G+2B)−(4G+2B)=2×(2R−G) となる。 一方、輝度信号YHは、奇数フィールド走査のnライン
では、 YH≡(4R+2G+2B)+(4G+2B)=2×(2R+3G+2B) となり、奇数フィールド走査のn+1ラインでは、 YH≡(2R+2G+4B)+(2R+4G)=2×(2R+3G+2B) となり、偶数フィールド走査のnラインおよびn+1ラ
インにおいても、それぞれ同様に、 YH≡2×(2R+3G+2B) となり、輝度信号YHおよび2つの色差信号C1H,C2Hから
カラー複合映像信号を合成することができる。 このように、第1の実施例においても、また第2の実
施例においても、高感度動作モードでは、通常動作モー
ドで得られる輝度信号Yおよび色差信号C1,C2に比べ
て、それぞれ2倍のレベルをもった輝度信号YHおよび色
差信号C1H,C2Hが得られ、高感度化を達成することがで
きる。 なお、上記実施例では、カラーフィルタアレイの第1
列および第2列の垂直隣接2画素混合撮像信号をそれぞ
れ第3列および第4列の垂直隣接2画素混合撮像信号に
加算したが、いずれの列の垂直隣接2画素混合撮像信号
であっても隣接した同一の色フィルタ要素を有した列の
垂直隣接2画素混合撮像信号に加算するのであれば同様
の結果が得られる。 〔発明の効果〕 この発明のカラー固体撮像装置によれば、同一のフィ
ルタ要素を通して得られた相異なる2列分の垂直隣接2
画素混合撮像信号をさらに加算して垂直隣接2画素混合
・奇数列水平画素混合撮像信号および垂直隣接2画素混
合・偶数列水平画素混合撮像信号を作り、この垂直隣接
2画素混合・奇数列水平画素混合撮像信号および垂直隣
接2画素混合・偶数列水平画素混合撮像信号を用いて色
分離を行うことができるので、通常の垂直隣接2画素混
合撮像信号を用いる場合に比べて等価的に2倍の高感度
特性を有することになり、容易に高感度化をはかること
ができ、その効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例のカラー固体撮像装置
のカラーフィルタ手段の模式図、第2図は第1の実施例
における通常動作モード時の垂直隣接2画素混合撮像信
号の出力の様子を示す模式図、第3図は第1の実施例に
おける垂直隣接2画素混合撮像信号の出力および信号処
理の様子を示す模式図、第4図はこの発明の第2の実施
例のカラー固体撮像装置のカラーフィルタ手段の模式図
である。 C11〜C65……フィルタ要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽根 賢朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 田代 信一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (72)発明者 武田 勝見 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−261296(JP,A) 特開 平4−14982(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シアンおよびイエローの2個のフィルタ要
    素を行方向に配列するとともに、マゼンタおよびグリー
    ンの2個のフィルタ要素を行方向に配列して、2行2列
    のフィルタ要素からなるフィルタ単位配列要素を構成
    し、 同一のフィルタ要素配列を有する第1および第2のフィ
    ルタ単位配列要素を行方向に配列するとともに、同一の
    フィルタ要素配列を有しかつ前記第1および第2のフィ
    ルタ単位配列要素とは列方向のフィルタ要素の配列が異
    なる第3および第4のフィルタ単位配列要素を行方向に
    配列して、2行2列のフィルタ単位配列要素からなるカ
    ラーフィルタアレイを構成し、 前記カラーフィルタアレイを多数個行方向および列方向
    に配列して1画面分のカラーフィルタ手段を構成し、 前記カラーフィルタ手段を構成するすべてのフィルタ要
    素にそれぞれ光電変換要素を対向配置して1画面分の光
    電変換手段を構成し、 1画面分の光電変換手段の中で列方向に隣接した各2個
    の光電変換要素で光電変換された電荷をそれぞれ加算し
    て垂直隣接2画素混合撮像信号として出力する撮像信号
    出力手段を設け、 第4m−3列〔m=1,2,…〕の垂直隣接2画素混合撮像信
    号と第4m−1列の垂直隣接2画素混合撮像信号とを加算
    して垂直隣接2画素混合・奇数列水平画素混合撮像信号
    として出力するとともに、第4m−2列の垂直隣接2画素
    混合撮像信号と第4m列の垂直隣接2画素混合撮像信号と
    を加算して垂直隣接2画素混合・偶数列水平画素混合撮
    像信号として出力する高感度撮像信号出力手段を設け、 前記撮像信号出力手段の出力信号および高感度撮像信号
    出力手段の出力信号の一方を選択する信号選択手段を設
    けたことを特徴とするカラー固体撮像装置。
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