JP2674253B2 - 静止画撮像装置 - Google Patents

静止画撮像装置

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JP2674253B2 JP2000388A JP38890A JP2674253B2 JP 2674253 B2 JP2674253 B2 JP 2674253B2 JP 2000388 A JP2000388 A JP 2000388A JP 38890 A JP38890 A JP 38890A JP 2674253 B2 JP2674253 B2 JP 2674253B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子カメラ等に応用されるオーバーフロー
ドレインを備えた撮像素子を使用した静止画用撮像装置
に関し、特に露光量の測光ならびに露出の制御等を行う
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の撮像素子を使用した静止画用撮像装置において
は、露光量の測光等を行う場合に、例えば撮像素子に入
射する光路上にハーフミラーを設けて測光素子に入射光
の1部を導いて測光するか、いわゆる1眼レフのファイ
ンダスクリーンの散乱光を測光素子で測光するか、ある
いは撮像のための光学系とは別の測光用光学系を設けて
測光用素子で測光する等の方式を採用しており、何れの
方式を用いても、測光のために専用の測光素子と関連装
置が必要であった。
また、別の測光素子等を設けない方式として、撮像素
子自体を利用して測光するもの、例えば撮像素子を駆動
させて映像出力信号をとり出し、その大きさから画像の
露出が適正になるように絞りをフィードバック制御する
いわゆるオートアイリス制御を行う方式がある。
一方、撮像素子を使用して映像出力信号以外から露出
情報を得る方法として、撮像素子のオーバーフロードレ
インを測光に使用することが考えられ、これには、本件
出願人の出願に係る特願昭63−262367号のような例があ
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記の如き従来の技術において、例えば撮像素子とは
別に測光専用の測光素子とその関連装置とを持つ場合に
は、撮像装置の全体構造が複雑になり、かつ測光用の素
子と撮像用の素子との適正露出の相関を十分にとってお
く必要があるので、精度のよい絞り調節機構とシャッタ
調節装置とが必要となるため、撮像装置の製造工程、並
びにコストがかさむ問題があった。
また、撮像素子からの映像出力信号に基くオートアイ
リス機構を利用するものは、撮像装置の絞り装置自体と
しては比較的機構が簡単でかつ安価であるが、測光動作
において撮像素子を駆動させて露出の制御を行うので大
きな駆動電力を必要とする問題がある。
また、撮像素子自体からの映像出力信号は、時間的に
積分されたサンプリングデータであるためオートアイリ
ス制御の動作速度に限界があり、例えば電源が投入され
た直後や露出条件等が急激に変わったとき等に絞りが安
定するまでに時間がかかる問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、簡単な機構で精度良く、応答速度も速い露出制
御を行える装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記問題点の解決のために本発明では、オーバーフロ
ードレインを備えた撮像素子と、前記オーバーフロード
レインへ流入する光電流を測定する測光手段と、前記撮
像素子への入射光量を制御する絞りと、撮像開始の指示
手段とを備える静止画撮像装置において、前記測光手段
の出力値が、予め定められたシャッタ時間で前記撮像素
子を露光したときに適正露出を与えるための基準値とな
るように前記絞りをフィードバック制御する絞り制御手
段と、前記絞り制御手段によって制御されている絞り
を、前記撮像開始の指示手段の指示により前記撮像素子
が撮像動作になる直前に固定する絞り固定手段と、前記
絞りが固定された後に、前記シャッタ時間で撮像した映
像信号を、前記撮像素子からとり出す出力制御手段とを
備えたことを特徴とする。
制御手段とを備えたことを特徴とする。
さらに、前記絞りの少なくとも1つの絞り位置を検出
する絞り位置検出手段を備え、前記絞り制御手段が、予
め定められた複数のシャッタ時間に対応する複数の前記
基準値を、前記絞り位置検出手段の出力に応じて切り替
え選択し、前記測光出力信号がその選択された基準値に
対応するように絞りを制御するものであり、出力制御手
段が、前記選択された基準値に対応するシャッタ時間で
撮像した映像信号をとり出すものである静止画撮像装置
でもよい。
加えて、前記映像信号出力から、画像面中の少なくと
も1部分に対応した出力信号の大きさを検出する画像信
号量検出手段と、前記画像信号量検出手段の検出値が予
め定められた適正露出範囲にあるときはそのままのシャ
ッタ時間で、適正露出範囲にないときは適正露出範囲に
入るように前記シャッタ時間を補正するシャッタ時間補
正手段とを備え、出力制御手段が、前記補正されたシャ
ッタ時間で撮像した映像信号をとり出すものである静止
画撮像装置でもよい。
[作 用] 本願請求項(1)に記載の発明は上記のように構成さ
れているため、測光手段においてオーバーフロードレイ
ンへ流入する光電流の大きさから露光量を測定するの
で、専用の測光素子は不要であり撮像素子との相関に伴
う問題は生じない。
ここで、静止画を撮像する際には、シャッタ時間に対
応した最適な露出が定まるが、この撮像素子を用いた場
合の最適露出は、例えば単位時間の露光量のシャッタ時
間による積分値で求められるため、ここから撮像素子の
オーバーフロードレインで測光する測光信号の基準値
(例えば、単位時間の測光値若しくは入力電流値等)が
与えられる。
本発明の測光手段の測光信号(出力値)は、上記のよ
うに時間的にサンプリングされたものではなく、オーバ
ーフロードレインを利用して直接測光された値であるこ
とから、この出力値が前記の基準値になるように絞りを
フィードバック制御することにより、最適露出状態が得
られる。
ここで、絞り制御手段に例えば機構の簡単なオートア
イリス機構を用いる場合には、上記の基準値に基く測光
手段の出力値の変動に対応する信号でオートアイリス機
構の制御を行えばよく、安価で応答時間が速い絞り制御
手段が得られる。
さらに、この撮像装置で静止画の撮像を行うときに
は、撮像動作への移行中と撮像動作中の誤動作や不要な
電力の消費を抑えるために、撮像素子が撮像動作を行う
直前に、絞り固定手段が絞り若しくは絞り機構を固定
し、絞り値が撮像中一定となるようにする。
本願請求項(2)に記載の発明では、絞り位置検出手
段を備えていることから、例えば絞りを最小限に閉じた
状態での位置検出を可能とすれば、露光過剰で絞りを最
小限に閉じても適正露光にならない場合等に、露光状態
に合せたより短いシャッタ時間に対応する他の基準値を
選択し、シャッタ時間を変更するとともに、選択した基
準値に基き絞りの制御を行い適正露出の状態とする。
逆に、露光不足で絞りを開放しても適正露光にならな
い場合には、露光状態に合せた他の基準値を選択し、よ
り長いシャッタ時間に変更して適正露出の状態で撮像
し、必要に応じて閃光器等と連動させることもできる。
さらに、複数位置での検出を行うことにより、露光量
とシャッタ時間との相関関係から複数の基準値を定める
ことにより、より精密な制御を行うことができる。
本願請求項(3)に記載の発明では、画像信号検出手
段とシャッタ時間補正手段とを備えているので、画像信
号検出手段により撮像した画像の露光状態を直接検知
し、これが適正露出範囲にない場合にはシャッタ時間補
正手段がシャッタ時間を変更し、その変更したシャッタ
時間で撮像を行う補正をすることで適正露出の画像を得
る。
ここで、一般に静止画では画像の中心に被写体が位置
することが多いため、画像の中心部分に対応した出力信
号の大きさを検出する画像信号量検出手段を用いること
が好ましいが、撮像目的等に合せて異なる位置での検出
等を行うことができるものでもよい。
[実施例] 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例を電子カメラに応用した
ものを示すブロック図である。
電子カメラのレンズユニット1は、被写体の像をオー
トアイリス機能をもつ絞り機構2を通して撮像素子3上
に結像させる。
絞り機構2は絞り駆動回路5によって制御されてお
り、絞り位置固定手段11を備えている。
撮像素子3はオーバーフロードレイン(図示せず)を
備えており、撮像素子駆動回路7の制御により電子シャ
ッタ動作ができるものである。
また、オーバーフロードレインへ流入する光電流は、
測光アンプ4へ出力されて計測される。
この電子カメラに電源を入れると、測光アンプ4と絞
り駆動回路5とシステムコントロール回路8のみに電源
が供給され、レンズユニット1へ入射する光の測光を開
始する。
ここで、撮像時のシャッタ時間の想定値である初期値
のときに適正になるようなオーバーフロードレイン測光
アンプ4の出力基準値が予め定められており、測光動作
が始まると、システムコントロール回路8の指令による
前記出力基準値に基いて、測光アンプ4での計測値が前
記出力基準値となるような出力信号を絞り駆動回路5に
送り、絞り機構2をオートアイリス制御する。
また、絞り駆動回路5には絞り機構2の開放位置検出
回路が備えられており、絞り機構2が開放位置になった
ときにはシステムコントロール回路8に開放信号が送ら
れ、システムコントロール回路8は想定シャッタ時間を
長時間方向に替えるべく測光アンプ4と絞り駆動回路5
とに指令し、同様のオートアイリス動作を行う。
また、想定シャッタ時間がある設定値よりも大きくな
る場合には閃光器13を発光させるように準備する。
この電子カメラで撮像する際にレリーズトリガスイッ
チ9が押されると、システムコントロール回路8の指令
により、撮像素子駆動回路7が作動する直前に絞り駆動
回路5が絞り位置固定手段11を動作させて絞り機構2を
固定する。
ついで、撮像素子3とその撮像素子駆動回路7と撮像
素子3からの映像出力信号の処理回路6とに電源が入
り、撮像素子3を前述のオートアイリス動作のときに決
められたシャッタ時間で駆動させる。
この場合、前述の様に、必要に応じて閃光決13を発光
させて撮像し、撮像素子3から出力される映像出力信号
を信号処理回路6で所定の信号形式にした後に記録部12
へ送り、1枚の画像の記録として保存する。
ここで、一般の電子カメラ同様に撮像素子としてテレ
ビジョンカメラ用の撮像素子を流用すると、オーバーフ
ロードレインには、特願昭63−262367号のような画像面
内で分割された電流の出力系統を持っていないので、オ
ーバーフロードレインでの測光は全画像面の平均値で測
光することになる。
この場合、露光条件の急変その他の要因により短期的
に露出不良や画像面内において部分的に露出の差異等が
生じる場合があり、時間的に連続した画像を撮像する場
合にはこの様な急変にも対応できるため全画像面の平均
値でも良いが、静止画の撮影においては撮像された一枚
の画像で判断するため、上記の方式は必ずしも静止画の
撮影に好ましい露出が得られるとは言えない。
この実施例に係る電子カメラでは、撮像素子3から出
力された画像出力信号を映像信号処理回路6において処
理し記録部に送る前に、画像出力信号の大きさを判定す
る映像レベル検出回路10を設けてその画像出力を判断
し、露出不良が生じている場合にはシャッタ時間を補正
してもう1度撮像する。
映像レベル検出回路10における画像出力の判断は、映
像信号処理回路6から画像信号をもらい、画像信号の大
きさを適正露出状態の画像信号と比較して判定するもの
であるが、静止画においては画像の中心部分に所望する
被写体が位置することから、画像面中の中心部分に対応
する画像信号の出力を判断するものが好ましい。
第2図は、オーバーフロードレインの測光アンプ4と
絞り駆動回路5との具体的な一例を示す回路図であっ
て、撮像素子に一般のテレビジョン用の撮像素子を流用
し、オーバーフロードレインは1電源出力しか持ってい
ない例である。
この回路の測光状態では、VCC1とVCC2とVEEとにのみ
通電され、VCC3は0Vになっている。測光アンプ4で、U1
はMOS入力のオペレーションアンプ(以下OPアンプ)で
あって、抵抗R1と共に電流電圧変換回路を構成する。
ここで、オーバーフロードレイン(以下OFD)がOPア
ンプU1の負入力に接続され、ここで光電流が電流電圧変
換されるが、OPアンプU1はダイオードD1の働きでVCC1か
ら給電されており、このときVCC3が0Vなので、OFDには
バイアス電圧がかからず、暗電流は無視できる範囲であ
るので入射光の測光ができる。
また、撮像状態では、VCC3に電圧が投入される。この
電圧は通常VCC2の電圧よりも高いので、OPアンプU1には
ダイオードD1(D2?)の働きでVCC3より給電される。
そして、OFDには、OPアンプU1の働きで、抵抗R2,VR1,
R3によって正入力側にかかっている電圧がバイアス電圧
として印加され、撮像素子のOFD本来のブルーミング抑
圧の効果を発揮する。
一方、絞り駆動回路には、撮像状態でVCC2より高い電
圧がVCC3に投入されるため、このOFD測光アンプ4から
の高電圧出力が絞り駆動回路5の後段に加わらないよう
にするため、電圧リミッタ14が設けられている。
電圧リミッタ14の後段に設けられたOPアンプU3と抵抗
R6〜9等によって構成されるのはレベルシフト増幅器で
あって、アナログスイッチSW1によって選択されたVref1
もしくはVref2によってDC電圧シフトされ、必要な増幅
度まで増幅される。Vref1とVref2との選択は、想定シャ
ッタ時間の選択に対応しており、この場合は、2つのシ
ャッタ時間を想定している。
想定シャッタ時間の選択には、このOPアンプU3のゲイ
ンを替えてもよいが、そうすると、全体の制御系のルー
プゲインが変化してしまうので、上記のようにDC電圧レ
ベルのシフトによって行うこととした。
もちろん、想定シャッタ時間は2つに制限されるもの
ではなく、また他の方法を用いて想定シャッタ時間の選
択を行ってもよい。
想定シャッタ時間の切替えは、システムコントロール
回路からの切り替え信号bによって行われる。17は、切
り替え信号bとアナログスイッチSW1のコントロール信
号入力のレベル合わせのためのレベルシフタである。
OPアンプU3の出力は、アナログスイッチSW2を通り、
絞り制御回路に入力される。この絞り制御回路は、OPア
ンプU4,U5,R14〜20等で構成される。アナログスイッチS
W2の働きについては後で述べる。16は、一般的なオート
アイリス機構の電気回路の一部で、絞り羽根に接続され
たローターとその駆動コイル、制動コイル等からなるタ
イプのものであり、絞り制御回路の働きで、絞りの開閉
により変化したOPアンプU3からの検出信号がVref3に等
くなったところで絞りが安定する。
また、Vref1,Vref2のいずれを選択した場合でも、絞
り制御回路への入力がVref3に対して不対称となり制御
特性が不安定になるのを防ぐための電圧リミッタ用のダ
イオードD3〜6が設けられている。
アナログスイッチSW2は、撮像素子での測光状態にお
いてはOPアンプU3の出力側に接続されているが、シャッ
タ動作により撮像素子が撮像状態になる直前に絞りの固
定信号aが入力されるとOPアンプU4の出力側に接続さ
れ、絞りが固定されたときに、絞り機構16の駆動コイル
に異常電流が流れるのを防いでいる。15は、レベルシフ
タ17と同様なSW2の制御用信号のレベルシフタである。
18は絞り開放検出回路であって、絞りが開放状態にな
ったままの場合に、OPアンプU4出力がVref3により高電
圧になったままになる(実際はOPアンプの最大駆動電流
と駆動コイルのインピーダンスで決まる値になる)こと
を利用して絞り位置の開放状態を検出している。
OPアンプU6とR21,22,C4,5等からなる回路は、ローパ
スフィルタであり、絞り駆動回路の過渡応答により誤動
作しないようにしている。また、この回路ではcから開
放検出信号(ローアクティブ)が出力されるが、一定時
間出力され続けることにより開放状態を検知することも
必要である。
このようにして検出された開放検出信号は、システム
コントロール回路に入力され、想定シャッタ時間の変更
に使用される。
第3図(A)(B)には、絞り固定手段の一例を示し
ている。26は絞り機構の駆動装置であり、第2図に示す
回路図の16にあたる。27は駆動装置26に連結するリンク
であり、27a,bの2本のピンが設けられており、ピン27
a,bは部材20の開口20a,20bにより、限られた範囲を往復
回動する。
21,22は、絞りの開口部を備えた2枚の絞り羽根であ
って、長穴29a,29bと切り欠き穴24a,24bとを夫々有し、
部材19より突出するピン19a,19b並びに部材25aの軸を各
々ガイドとしてスライドし、前記のピン27a,27bに連結
されて駆動装置26の回転により相対的に逆方向に移動さ
れ、絞り機構の開口部の大きさを変化させて絞りを決定
する。
上記のように駆動される絞り機構にあって、絞り羽根
21,22を絞り位置の変更並びに設定後、絞り位置を機械
的に固定するためにマグネット25が設けられている。マ
グネット25の軸25aはつば23bを持ち、通常(測光状態で
は)は圧縮ばね30により部材19に押し当てられている
が、撮像動作に入るとマグネット25への通電により、軸
25aに固定されたもう1つのつば23aをばね30による押し
付け力に逆らって移動させ、部材19とつば23aとの間で
絞り羽根21,22を挟持して絞りを固定する。24は、絞り
羽根21,22を均一に押えつけるためのクッション材であ
って例えばフェルトの様なものである。
以上述べてきた実施例は、絞りの開放位置検出のみを
使用した例であるが、このような例では、想定シャッタ
時間の設定は短秒時から長秒時にしか変化を許されず、
1度長秒時に設定後は、短秒時へ変化できない。
このような場合でも、露出の時間的変化の少ない被写
体を撮影するときには問題無いが、変化の激しい被写体
を撮影するときには問題がある。
このような問題を解決するためには、絞り位置をもっ
と細かく知る必要がある。そのような絞り位置の検出手
段としては、例えば絞り機構の駆動装置のローターの角
度位置を磁気的に検出するホール素子や、磁気抵抗素子
を使用したもの等が知られている。
第4図はホール素子を使用して絞り位置の検出を行う
一例を示す。
ここでは、絞り駆動回路5によって駆動された絞り機
構(オートアイリス装置16)にホール素子31を設け、そ
のホール電圧VHを差動センスアップ32で増幅し、レベル
判定器33で絞り位置の検出信号としている。なお、ホー
ル素子31は定電流で駆動されている。
第5図は、絞り位置を検出してシャッタ時間及び絞り
を制御した露出制御図の一例を示す線図である。
ここでは、絞り位置を開放を含めてA0〜A3の4種類の
しきい値を設定して判別し、シャッタ時間をT1〜T3の3
種類とした場合のものである。この図においては、X軸
を右にいくほどシャッタ時間が短くなり、Y軸を上にい
くほど絞りが閉じていくように表示してある。点線E0〜
E6は等しい露出状態を表わす直線である。
この露出制御において、例えば想定シャッタ時間の初
期値をT2とすると、絞り駆動装置により(オートアイリ
ス動作を行って)絞り位置がA3より絞られた場合には、
等露出直線E4上を想定シャッタ時間T3とした制御状態に
移動し、移動した先の例えば絞り位置A2,シャッタ時間T
3の状態から再度絞りの制御を行う。
逆に、絞り位置が開放状態のA0まで開いた場合には、
等露出直線E1上を想定シャッタ時間T1とした制御状態に
移動する。
ここで、制御状態が移動した後の、例えば等露出直線
E4上で想定シャッタ時間がT2からT3へ変化した場合の制
御においては、想定シャッタ時間T3の制御で想定シャッ
タ時間T2の制御に戻るのは、同じ等露出直線E4上で絞り
位置がA2となった場合ではなく、等露出直線E3上で絞り
位置がA1になったときである。
同様に、シャッタ時間T2からT1への移行後の制御にお
いては、等露出直線E1上で絞り位置A1になったときでは
なく、絞り位置がA2になったとき等露出直線E2上を想定
シャッタ時間T2の制御に移る。
このように制御特性にヒステリシスを持たせることに
より、露出状態が不安定になるのを防いでいる。また、
このような絞り制御装置(いわゆるオートアイリス)と
組み合わせた露出制御を行うことにより、想定シャッタ
時間の切り替えを行う絞り位置がヒステリシス範囲内で
不正確でも正確な露出結果を得ることができる。
第6図は、映像レベル検出器の一例を示す回路図であ
る。
映像信号(VIDEO)はクランプ回路34に入力され、直
流成分を基準電圧Vref5に固定する。そして、ウィンド
ウ回路35により、画面の一部(通常は中央部分を含む)
のみを切取り、他の部分に相当する信号をVref5とす
る。画面の切取りはウィンドウ信号WINによりアナログ
スイッチSW4で行う。
36は積分回路であって、垂直同期パルスVDから遅延回
路38によって遅らされた信号によってアナログスイッチ
SW4でリセットされ、ウィンドウ回路35からの出力映像
信号を積分し、映像信号の大きさとする。37はサンプル
ホールド回路であって、積分回路36によって積分された
映像信号を垂直同期信号VDによってサンプリングして1
画面の映像レベルとしてDC電圧を出力する。この回路の
場合、積分回路36のリセットはサンプルホールドが十分
になされてから行う必要がある。
このような画像信号検出手段を用いると、例えば露光
状態の急変等により適正露出でない画像が撮像された場
合には、上記の検出手段で露出不良を検出し、さらには
その露出状態における適正シャッタ時間に補正して、再
度の撮像を行うことで適正露出の画像が得られる。
以上はテレビジョン用の撮像素子を流用した場合を説
明したが、画像面内で複数に分割されたオーバーフロー
ドレインを持っている撮像素子を静止画撮像用に使用し
た場合、各々のオーバーフロードレインに例えば第2図
の測光回路4の様な測光回路を設けて、それらを適当な
混合比で混合した値を測光出力とし、前述のような絞り
制御を行うことにより静止画に適した正確な露出が得ら
れので、上記のような映像信号による露出の補正手段は
必要ない。
また、各々の測光回路の出力の大きさにより、混合比
を替えるようにすれば、スチルカメラで一般的に行われ
ているように、被写体の状況に応じて最適な露出状態に
変化させることができる。
第7図は、このような分割式のオーバーフロードレイ
ン使用してその混合比を選択するようにした一例であ
る。各分割された部分からの測光信号に夫々対応する測
光アンプ4a〜4nまでの出力は、抵抗ミキシング回路39a
〜39nに入力し混合される。この抵抗ミキシング回路39a
〜39nでは混合比が違っており、様々な被写体の条件を
経験的にいくつかに分類したものを代表している。
一方、測光アンプ4a〜4nの出力はAD変換され、システ
ムコントロール回路708に入力されて前記ミキシング回
路39a〜39mからの出力を選択するコントロール信号SEL
を得る。
コントロール信号SELは選択回路40に入力され、ミキ
シング回路39a〜39nの中から例えば一つを選択し絞り駆
動回路705に制御信号として出力する。
このような制御を行うことにより、静止画に適した露
出条件で、あるいは撮像者の希望する露出条件での露光
状態の制御が行われる。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係る静止画撮像装置によれ
ば、簡単な機構で精度良く速やかに露出を決定できる利
点がある。
また、実際に撮影するまでは映像信号の処理回路が動
作しないので、消費電力が少い静止画撮像装置が構成で
きる。
さらに、露出制御装置に補正手段を設けているため、
露出不良が生じても適正露出での静止画像が得られる利
点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子カメラに応用した本発明の一実施例を示す
構成図、第2図は本発明の一実施例に係るオーバーフロ
ードレインによる測光アンプと絞り駆動(オートアイリ
ス)回路とを示す回路図、第3図は本発明の一実施例に
係る絞り機構および絞り固定手段を示す説明図であり、
同(A)図は正面を,同(B)は平面を夫々示す、第4
図は本発明の一実施例に係る絞り位置検出手段及び絞り
駆動回路を示す説明図、第5図は本発明の一実施例にお
ける絞り位置を検出してシャッタ時間及び絞りを制御し
た露出制御図の一例を示す線図、第6図は本発明の一実
施例に係る画像信号検出手段の検出回路を示す回路図、
第7図は本発明の一実施例に係る測光手段に、複数に分
割されたオーバーフロードレインを持った撮像素子を使
用した場合の測光出力信号の混合と選択を行う回路を示
す説明図。 [主要部分の符号の説明] 1;レンズユニット、2;絞り機構(オートアイリス装
置)、3;オーバーフロードレインを備える撮像素子、4;
測光アンプ、5;絞り駆動回路、6;映像信号処理回路、7;
撮像素子の駆動回路、8;撮像装置全体のシステムコント
ロール回路、9;レリーズトリガスイッチ、10;映像信号
のレベル検出回路、21、22;絞り羽根、25;絞り羽根固定
用のマグネット、27;絞り羽根の駆動装置、28;絞り開口
部、30;ばね、31;ホール素子、32;ホール素子の検出ア
ンプ、33;レベル判定器、34;クランプ回路、35;ウィン
ドウ回路、36;積分器、37;サンプルホールド回路、39a
〜39n;抵抗ミキシング回路、40;選択回路、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーバーフロードレインを備えた撮像素子
    と、前記オーバーフロードレインへ流入する光電流を測
    定する測光手段と、前記撮像素子への入射光量を制御す
    る絞りと、撮像開始の指示手段とを備える静止画撮像装
    置において、 前記測光手段の出力値が、予め定められたシャッタ時間
    で前記撮像素子を露光したときに適正露出を与えるため
    の基準値となるように前記絞りをフィードバック制御す
    る絞り制御手段と、 前記絞り制御手段によって制御されている絞りを、前記
    撮像開始の指示手段の指示により前記撮像素子が撮像動
    作になる直前に固定する絞り固定手段と、 前記絞りが固定された後に、前記シャッタ時間で撮像し
    た映像信号を、前記撮像素子からとり出力す出力制御手
    段とを備えたことを特徴とする静止画撮像装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の静止画撮像装置にお
    いて、 前記絞りの少なくとも1つの絞り位置を検出する絞り位
    置検出手段を備え、 前記絞り制御手段が、予め定められた複数のシャッタ時
    間に対応する複数の前記基準値を、前記絞り位置検出手
    段の出力に応じて切り替え選択し、前記測光出力信号が
    その選択された基準値に対応するように絞りを制御する
    ものであり、 出力制御手段が、前記選択された基準値に対応するシャ
    ッタ時間で撮像した映像信号をとり出すものであること
    を特徴とする静止画撮像装置。
  3. 【請求項3】請求項(1)又は(2)に記載の静止画撮
    像装置において、 前記映像信号出力から、画像面中の少なくとも1部分に
    対応した出力信号の大きさを検出する画像信号量検出手
    段と、 前記画像信号量検出手段の検出値が予め定められた適正
    露出範囲にあるときはそのままのシャッタ時間で、適正
    露出範囲にないときは適正露出範囲に入るように前記シ
    ャッタ時間を補正するシャッタ時間補正手段とを備え、 出力制御手段が、前記補正されたシャッタ時間で撮像し
    た映像信号をとり出すものであることを特徴とする静止
    画撮像装置。
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