JP2672547B2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
- Publication number
- JP2672547B2 JP2672547B2 JP63027078A JP2707888A JP2672547B2 JP 2672547 B2 JP2672547 B2 JP 2672547B2 JP 63027078 A JP63027078 A JP 63027078A JP 2707888 A JP2707888 A JP 2707888A JP 2672547 B2 JP2672547 B2 JP 2672547B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction tube
- closed container
- compressor
- suction
- heat insulating
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫等に使用される密閉形圧縮機(以下
圧縮機という)に関するものである。
圧縮機という)に関するものである。
従来の技術 近年、圧縮機はエネルギー効率の向上が進んでいる
が、その主な技術の1つはもどり吸入ガスが一旦、圧縮
機にて加熱されて膨張し、密度の薄い吸入ガスをシリン
ダーにて吸収圧縮することを改善し、吸入ガスの密度低
下を断熱する事により防止して吸入効果を高めるもので
ある。吸入ガスの断熱について現在高いレベルに達して
いるが、より一層の断熱効果が望まれている。
が、その主な技術の1つはもどり吸入ガスが一旦、圧縮
機にて加熱されて膨張し、密度の薄い吸入ガスをシリン
ダーにて吸収圧縮することを改善し、吸入ガスの密度低
下を断熱する事により防止して吸入効果を高めるもので
ある。吸入ガスの断熱について現在高いレベルに達して
いるが、より一層の断熱効果が望まれている。
以下図面を参照しながら従来の圧縮機の一例について
説明する。第3図は従来例の圧縮機の要部拡大断面図、
第4図は従来例の圧縮機の組立断面図である。第3図〜
第4図において吸入経路は密閉容器1に固着されたサク
ションチューブ2に連通した可撓性接続具3とインサー
トチューブ4を介してプラスチック等の断熱材で作られ
た吸込マフラー5に嵌通しており、さらに圧縮室(図示
せず)に連通する構造となっている。前記サクションチ
ューブ2は冷えた戻り冷媒ガスによる水滴が付着するこ
とから防錆のため銅でできている。以上のように構成さ
れた圧縮機について、以下その動作について説明する。
まず、冷えた戻り冷媒ガスはサクションチューブ2,可撓
性接続具3,インサートチューブ4を介し、断熱を目的と
した吸込マフラー5に送り込まれ圧縮される。
説明する。第3図は従来例の圧縮機の要部拡大断面図、
第4図は従来例の圧縮機の組立断面図である。第3図〜
第4図において吸入経路は密閉容器1に固着されたサク
ションチューブ2に連通した可撓性接続具3とインサー
トチューブ4を介してプラスチック等の断熱材で作られ
た吸込マフラー5に嵌通しており、さらに圧縮室(図示
せず)に連通する構造となっている。前記サクションチ
ューブ2は冷えた戻り冷媒ガスによる水滴が付着するこ
とから防錆のため銅でできている。以上のように構成さ
れた圧縮機について、以下その動作について説明する。
まず、冷えた戻り冷媒ガスはサクションチューブ2,可撓
性接続具3,インサートチューブ4を介し、断熱を目的と
した吸込マフラー5に送り込まれ圧縮される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では吸込マフラー5に
て戻り冷媒ガスを断熱する前に、密閉容器1内の雰囲気
温度による熱と密閉容器1の熱を熱伝導性の高い銅製の
サクションチューブ2が吸収し戻り冷媒ガスをあたため
てしまうという問題点を有していた。又サクションチュ
ーブ2の材質を変えるとシステム配管の接続が難しくな
るという問題点を有していた。
て戻り冷媒ガスを断熱する前に、密閉容器1内の雰囲気
温度による熱と密閉容器1の熱を熱伝導性の高い銅製の
サクションチューブ2が吸収し戻り冷媒ガスをあたため
てしまうという問題点を有していた。又サクションチュ
ーブ2の材質を変えるとシステム配管の接続が難しくな
るという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、システム配管への支障が
なく戻り冷媒ガスが加熱されにくい構造としエネルギー
効率の高い圧縮機を提供するものである。
なく戻り冷媒ガスが加熱されにくい構造としエネルギー
効率の高い圧縮機を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の圧縮機はサクショ
ンチューブ自体をステンレス等の断熱性を有する材料で
構成するとともに、サクションチューブの密閉容器外側
先端に銅パイプ又は鋼管を接続するという構成を備えた
ものである。
ンチューブ自体をステンレス等の断熱性を有する材料で
構成するとともに、サクションチューブの密閉容器外側
先端に銅パイプ又は鋼管を接続するという構成を備えた
ものである。
作用 本発明は上記した構成によって、サクションチューブ
自体をステンレス等の断熱性を有する材料で構成すると
ともにサクションチューブの密閉容器外側先端に銅パイ
プ又は鋼管を接続することによりサクションチューブを
密閉容器内の雰囲気及び密閉容器の持つ熱から断熱し、
戻り冷媒ガスをより低温の状態で圧縮室に送り込むこと
ができる。
自体をステンレス等の断熱性を有する材料で構成すると
ともにサクションチューブの密閉容器外側先端に銅パイ
プ又は鋼管を接続することによりサクションチューブを
密閉容器内の雰囲気及び密閉容器の持つ熱から断熱し、
戻り冷媒ガスをより低温の状態で圧縮室に送り込むこと
ができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例の圧縮機について図面を参照
しながら説明する。第1図は本発明の一実施例における
組立断面図、第2図は要部拡大断面図である。尚、従来
例と同一部分については同一符号を付してその詳細な説
明は省略する。密閉容器1に連通するサクションチュー
ブ2aを、断熱性を有するステンレス製としサクションチ
ューブ2aの密閉容器1外側先端に銅パイプ6を接続した
ものである。
しながら説明する。第1図は本発明の一実施例における
組立断面図、第2図は要部拡大断面図である。尚、従来
例と同一部分については同一符号を付してその詳細な説
明は省略する。密閉容器1に連通するサクションチュー
ブ2aを、断熱性を有するステンレス製としサクションチ
ューブ2aの密閉容器1外側先端に銅パイプ6を接続した
ものである。
以上のように構成された圧縮機についてその動作につ
いて説明する。冷えた戻り冷媒ガスはサクションチュー
ブ2a,可撓性接続具3,インサートチューブ4を介し、吸
込マフラー5に送り込まれ圧縮に至る。その際サクショ
ンチューブ2aを熱伝導率の低いステンレス製にすること
により密閉容器内の雰囲気及び密閉容器1の熱がサクシ
ョンチューブ2aに伝導するのを阻止することとなり、戻
り冷媒ガスの断熱効果を向上させることができる。
いて説明する。冷えた戻り冷媒ガスはサクションチュー
ブ2a,可撓性接続具3,インサートチューブ4を介し、吸
込マフラー5に送り込まれ圧縮に至る。その際サクショ
ンチューブ2aを熱伝導率の低いステンレス製にすること
により密閉容器内の雰囲気及び密閉容器1の熱がサクシ
ョンチューブ2aに伝導するのを阻止することとなり、戻
り冷媒ガスの断熱効果を向上させることができる。
また、サクションチューブ2aの先端を銅パイプ6にす
ることにより、システム配管時の接続も従来と同様に容
易に実施することができる。
ることにより、システム配管時の接続も従来と同様に容
易に実施することができる。
以上のように本実施例によれば、サクションチューブ
2aを断熱性を有するステンレス製とし、サクションチュ
ーブ2aの密閉容器1外側先端に銅パイプ6を接続するこ
とにより戻り冷媒ガスの断熱効果を向上させることがで
き、密度の高いガスを圧縮できるので圧縮効率が向上す
る事となる。又、システム配管との接続も従来と同様容
易に実施できる。さらに、サクションチューブ2a内に断
熱材を挿入するようなものに比べると、吸収ガスに対し
流入抵抗となったり、システム配管との溶接による接続
時に断熱材が溶けて異物が発生するような恐れが全くな
いといった利点を有するものである。
2aを断熱性を有するステンレス製とし、サクションチュ
ーブ2aの密閉容器1外側先端に銅パイプ6を接続するこ
とにより戻り冷媒ガスの断熱効果を向上させることがで
き、密度の高いガスを圧縮できるので圧縮効率が向上す
る事となる。又、システム配管との接続も従来と同様容
易に実施できる。さらに、サクションチューブ2a内に断
熱材を挿入するようなものに比べると、吸収ガスに対し
流入抵抗となったり、システム配管との溶接による接続
時に断熱材が溶けて異物が発生するような恐れが全くな
いといった利点を有するものである。
発明の効果 以上のように本発明はサクションチューブ自体をステ
ンレス等の断熱性を有する材料で構成するとともに、サ
クションチューブの密閉容器外側先端に銅パイプ又は鋼
管を接続することにより戻り冷媒ガスの断熱効果が向上
し、密度の高いガスを圧縮できるので圧縮効率が向上す
る。又、システム配管との接続も従来と同様容易に実施
できる。さらに、サクションチューブ内に断熱材を挿入
するようなものに比べると、吸収ガスに対し流入抵抗と
なったり、システム配管との溶接による接続時に断熱材
が溶けて異物が発生するような恐れが全くないといった
利点を有するものである。
ンレス等の断熱性を有する材料で構成するとともに、サ
クションチューブの密閉容器外側先端に銅パイプ又は鋼
管を接続することにより戻り冷媒ガスの断熱効果が向上
し、密度の高いガスを圧縮できるので圧縮効率が向上す
る。又、システム配管との接続も従来と同様容易に実施
できる。さらに、サクションチューブ内に断熱材を挿入
するようなものに比べると、吸収ガスに対し流入抵抗と
なったり、システム配管との溶接による接続時に断熱材
が溶けて異物が発生するような恐れが全くないといった
利点を有するものである。
第1図は本発明の一実施例における圧縮機の組立断面
図、第2図は本発明の一実施例における圧縮機の要部拡
大断面図、第3図は従来例の要部拡大断面図、第4図は
従来例の組立断面図である。 1……密閉容器、2a……サクションチューブ、6……銅
パイプ。
図、第2図は本発明の一実施例における圧縮機の要部拡
大断面図、第3図は従来例の要部拡大断面図、第4図は
従来例の組立断面図である。 1……密閉容器、2a……サクションチューブ、6……銅
パイプ。
Claims (1)
- 【請求項1】密閉容器と、密閉容器に連通するサクショ
ンチューブとを有し、前記サクションチューブ自体をス
テンレス等の熱伝導性の低い材料で構成するとともに、
サクションチューブの密閉容器外側先端に銅パイプ又は
鋼管を接続したことを特徴とする密閉型形縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63027078A JP2672547B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63027078A JP2672547B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 密閉形圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01203671A JPH01203671A (ja) | 1989-08-16 |
JP2672547B2 true JP2672547B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12211039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63027078A Expired - Lifetime JP2672547B2 (ja) | 1988-02-08 | 1988-02-08 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672547B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005076567A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Toyota Industries Corp | 圧縮機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS631793A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-06 | Matsushita Refrig Co | ロ−タリ圧縮機の吸入装置 |
-
1988
- 1988-02-08 JP JP63027078A patent/JP2672547B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01203671A (ja) | 1989-08-16 |
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