JP2672104B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP2672104B2
JP2672104B2 JP63036926A JP3692688A JP2672104B2 JP 2672104 B2 JP2672104 B2 JP 2672104B2 JP 63036926 A JP63036926 A JP 63036926A JP 3692688 A JP3692688 A JP 3692688A JP 2672104 B2 JP2672104 B2 JP 2672104B2
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coil
coils
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機などの陰極線管に設置す
る偏向ヨークに関するものである。
従来の技術 近年、偏向ヨークにおいては、非点収差を小さくし、
ラスター歪を改善したものが、開発されているが、この
非点収差とラスター歪特性の両立は困難であり、一方が
改善されると他方が悪くなり、その両立は限界に達して
いるとされている。
このため、本来一個のコイルで形成されていたものを
2分割し、その分割されたコイルのそれぞれを、たとえ
ば、一方のコイルをラスター歪改善のため最適に設計
し、他方のコイルを非点収差改善のため最適に設計し、
この2つのコイルを組み合わせて、より改善されたラス
ター歪と非点収差の両立点を得るように工夫された偏向
ヨークが開発されている。
以下、このように複数に分割されたコイルの従来の偏
向ヨークについて説明する。
第3図および第4図はサドル型コイルの水平コイルも
しくは垂直コイルの片方のコイルの外観図を示す。この
片方のコイルを2個組み合わせて一対の水平コイルもし
くは垂直コイルを形成する。第3図および第4図の場
合、2分割した例を示し、内面コイル1と外面コイル2
により、片方のコイルを形成する。したがって、一対の
水平コイルもしくは垂直コイルを形成するには、内面コ
イル1が2個、外面コイル2が2個、合計4個のコイル
が必要となる。
従来、この内面コイル1と外面コイル2の接続は、前
述の通り、本来は1個のコイルで形成されるところ、要
求される偏向ヨークの特性を得るために2分割したもの
であるので、内面コイル1と外面コイル2の配線方法は
第5図に示すような直列接続である。
発明が解決しようとする課題 しかるに、ラスター歪と非点収差を完全に両立させる
ためには、たとえば、第6図のコイル断面図に示すよう
に、内面コイル1を逆COSθ分布、外面コイル2を高次
(たとえば6次,8次など)のCOSθ分布としなければな
らないが、この両方とも、極端な分布であるため、偏向
コイル製造過程で、コイル分布に不安定性を増し、ばら
つきの要因となっている。
また、最近のテレビジョン回路の要求により、ブラウ
ン管画面の表示画素を増大するため、回路構成部品とし
ての偏向ヨークのインダクタンスを少なくしなければな
らず、すなわち、偏向ヨークの水平コイルの電線巻回数
を減少しなければならず、したがって、電線の多本数巻
回(たとえば4本,6本など)や、直径の太い電線を巻回
して、コイル分布をとる必要があり、この場合も、偏向
コイル製造過程で、コイル分布に不安定性を増し、ばら
つきの要因となっている。
本発明は上記問題を解決するもので、偏向ヨークの作
りだす磁界分布を偏向コイル製造過程の生産安定性を考
慮にいれて、決められた分布にて自由に作りだすことが
できる偏向ヨークを提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 前記問題を解決するため、本発明の偏向ヨークは、水
平コイルと垂直コイルのうち少なくとも一方は一対の長
手部と2つのベンドアップ部から形成されるサドル型コ
イルであるとともに、サドル型コイルのうち少なくとも
一方のコイルは外面コイルと外面コイルの内側に内面コ
イルを設け、外面コイルの一対の長手部と内面コイルの
一対の長手部との間は磁界を調整する間隙が設けられ、
且つ外面コイルと内面コイルが並列に接続されている。
作用 上記構成により、一対のコイルの中でも、片方のコイ
ルに流れる電流量と他方のコイルに流れる電流量とを異
ならせることを、それぞれのコイルのインダクタンスを
異ならせることによりでき、したがって、必要とする極
端な磁界も、作りだすことができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の偏向コイルの接続配線図
を示す。第3図のようにサドル型のコイルの片方のコイ
ルの2分割された内面コイル1と外面コイル2は、並列
接続にて配線されている。ここで、内面コイル1と外面
コイル2に流れる偏向電流量は、内面コイル1と外面コ
イル2のインダクタンスに反比例する関係にあるため、
たとえば第6図に示すような、内面コイル1を極端なバ
レル磁界に、外面コイル2を極端なピン磁界にするよう
なコイルにしたい場合、第2図に示すように、内面コイ
ル1と外面コイル2との間隙3を広くし、外面コイル2
のインダクタンスを内面コイル1のインダクタンスより
大きくすることにより、コイル分布を通常のCOSθ分布
に近くでき、コイル製造的に非常に安定生産性を確保で
きる分布にすることができる。
また、最近、要求が増大している、ブラウン管画面の
表示画素増大に対応する偏向ヨークの低インピーダンス
に対しては、片方のコイルで、内面コイル1と外面コイ
ル2を並列接続しているため、従来のコイルの直列接続
に対して、インピーダンスを約4分の1に低減すること
ができる。すなわち、同一の電線を同一巻回した場合、
従来に比べ、4分の1のインピーダンスを得ることがで
き、最近の要求である低インピーダンスに十分対応でき
るものである。
偏向ヨークを上記のような構成にしたことにより、従
来の偏向ヨークのようにコイル分布のみで偏向ヨークの
特性を満足させる必要はなく、増大したい部分のコイル
の巻回数を減少させ、その部分を他の巻回数の多い部分
と、並列接続することで、並列接続した部分の電線の巻
回数の少ない方のコイルへ偏向電流が多く流れ、電線の
巻回数の多い方のコイルで、一本あたりの電線から発生
する磁界が強くなり、その部分の磁界が強められる。
なお、近年高精度を必要とする偏向ヨークに使用され
る、複数個の電線嵌入溝が形成された巻線ガイド部を前
端および後端に備えた半環状巻線枠を用い、この半環状
巻線枠の内面に前記電線嵌入溝を介してセクション状に
鞍型に巻回してなる偏向コイルにおいては、前記複数個
の電線嵌入溝のうち、特定の電線嵌入溝に特定の電線を
巻回し、他の電線嵌入溝に、他の電線もしくは特定の電
線も含んだ全電線を巻回し、これを前記特定の電線を並
列接続して一個の鞍形コイルを形成することもできる。
また、前記特定の区間の数を増し、それぞれ並列,直列
に組み合わせても良い。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、外面コイルと内面コ
イルとの間隙を広くし、外面コイルのインダクタンスを
内面コイルのインダクタンスより大きくできるので、コ
イル分布を通常のcosθ分布に近くできる。また、サド
ル形コイルの少なくとも一部に並列に接続したコイル部
分を作り、この並列に接続したコイル部分の巻回数を異
ならせることができるので、同一コイル内でも、偏向電
流量が異なり、したがって一本あたりの電線から発生す
る磁界の大きさも異なり、コイル分布に不安定性を増す
ことなく、極端な磁界も自由に作りだすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の偏向ヨークの接続配線図、
第2図は内面コイルと外面コイルを並列接続した場合の
内面コイルと外面コイルともCOSθ分布となっていると
ころを示すコイル断面図、第3図は偏向ヨークの外観面
図、第4図はその側面図、第5図は従来の偏向コイル接
続配線図、第6図は2分割コイルのコイル断面図で、内
面コイルが極端なハレル分布であり、外面コイルが極端
なピン分布であることを示すコイル断面図ある。 1……内面コイル、2……外面コイル、3……間隙。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2のコイルを対向して形成させ
    た水平コイルと、前記水平コイルの第1及び第2のコイ
    ルの対向する面と90度ずらせて第3及び第4のコイルを
    対向して形成させた垂直コイルによって構成された偏向
    ヨークであって、前記水平コイルと前記垂直コイルのう
    ち少なくとも一方は一対の長手部と2つのベンドアップ
    部から形成されるサドル型コイルであるとともに、前記
    サドル型コイルのうち少なくとも一方のコイルは一対の
    長手部から形成される外面コイルと前記外面コイルの内
    側に一対の長手部から形成される内面コイルを設け、前
    記外面コイルの長手部と前記内面コイルの長手部との間
    は磁界を調整する間隙が設けられ、且つ前記外面コイル
    と前記内面コイルが並列に接続されていることを特徴と
    する偏向ヨーク。
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JPS587967Y2 (ja) * 1978-02-06 1983-02-12 松下電器産業株式会社 偏向コイル

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