JPS587967Y2 - 偏向コイル - Google Patents
偏向コイルInfo
- Publication number
- JPS587967Y2 JPS587967Y2 JP1978014252U JP1425278U JPS587967Y2 JP S587967 Y2 JPS587967 Y2 JP S587967Y2 JP 1978014252 U JP1978014252 U JP 1978014252U JP 1425278 U JP1425278 U JP 1425278U JP S587967 Y2 JPS587967 Y2 JP S587967Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- deflection coil
- magnetic field
- field distribution
- saddle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、テレビジョン受像機等に用いられる陰極線管
用の偏向コイルに関し、特に巻線精度を向上させまた磁
束分布を任意に形成可能な分割型の偏向コイルを得るこ
とを目的とする。
用の偏向コイルに関し、特に巻線精度を向上させまた磁
束分布を任意に形成可能な分割型の偏向コイルを得るこ
とを目的とする。
陰極線管を磁気偏向させる偏向コイルでは、目的とする
磁束分布の発生に対して幾可学的形状と各部の巻線の密
度が大きく影響するため、巻線および成形時に高い工作
精度が要求されている。
磁束分布の発生に対して幾可学的形状と各部の巻線の密
度が大きく影響するため、巻線および成形時に高い工作
精度が要求されている。
従来から、第1図に示すように鞍型の間隙が形成された
雌雄一対の金型1,2を用い、この間隙内に線材を巻回
して第1図aのように仮にコイルを形威し、次にこれに
通電してプレス加工により成形して第1図すのように鞍
型の偏向コイル3を製造する方法が行なわれていた。
雌雄一対の金型1,2を用い、この間隙内に線材を巻回
して第1図aのように仮にコイルを形威し、次にこれに
通電してプレス加工により成形して第1図すのように鞍
型の偏向コイル3を製造する方法が行なわれていた。
ここで第1図では中心線の左右a、l)に成形工程の前
後を示し、比較しやすいように表わしている。
後を示し、比較しやすいように表わしている。
従来の偏向コイル3においては、例えば3Xの位置に当
たる巻線は、巻回時においても成形時においてもその位
置の制御がむずかしく、完成後の偏向コイル3の形状や
巻線密度にバラツキを生ずる原因となり、ひいては磁界
分布にも影響があった。
たる巻線は、巻回時においても成形時においてもその位
置の制御がむずかしく、完成後の偏向コイル3の形状や
巻線密度にバラツキを生ずる原因となり、ひいては磁界
分布にも影響があった。
本考案は2つ以上の巻線部に分割してそれぞれを形成し
、これらを重ね合わせてひとつの偏向コイルとなしたも
ので、以下にその一実施例を図面に基づいて説明する。
、これらを重ね合わせてひとつの偏向コイルとなしたも
ので、以下にその一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図には2つの巻線部からなる偏向コイルを示す。
第2図a、l)はそれぞれ第1と第2の巻線部11.1
2の斜視図、第2図Cは第1と第2の巻線部11.12
を重ね合わせて形成した偏向コイル13の斜視図、第2
図dはその要部断面を示している。
2の斜視図、第2図Cは第1と第2の巻線部11.12
を重ね合わせて形成した偏向コイル13の斜視図、第2
図dはその要部断面を示している。
なお図示のように巻線部11.長手方向部11 a、1
1 aと巻線部12の長手方向部12 a 、12 a
とは全面が重なり合うものでなくてもよく、連結前部1
1b。
1 aと巻線部12の長手方向部12 a 、12 a
とは全面が重なり合うものでなくてもよく、連結前部1
1b。
12 bも全てが重なる必要はない。
上記実施例では第1.第2の巻線部11.12の磁界分
布をそれぞれ任意に形成することにより偏向コイル13
の磁界分布を決定することができる。
布をそれぞれ任意に形成することにより偏向コイル13
の磁界分布を決定することができる。
例えば第1の巻線部で磁界分布を変化させて任意の分布
を得るには、巻線形状を変える方法と、電流分布を変え
る方法があり、前者では長手方向部11a、11a等の
幅を、また後者では巻線の径を変えて巻数を変化させれ
ばよい。
を得るには、巻線形状を変える方法と、電流分布を変え
る方法があり、前者では長手方向部11a、11a等の
幅を、また後者では巻線の径を変えて巻数を変化させれ
ばよい。
上記実施例では偏向コイル13を複数個の巻線部を重ね
て構成するため、必要とする磁界分布を容易に精度よく
得ることができる。
て構成するため、必要とする磁界分布を容易に精度よく
得ることができる。
従来の例でも述べたように、磁界分布を正確に得るため
には製造時の精度、特に巻線の精度が重要であるが、本
考案の構成ではこの巻線精度を著しく向上させ、均一な
巻線密度とすることにより、高精度の磁界分布を実現す
ることができた。
には製造時の精度、特に巻線の精度が重要であるが、本
考案の構成ではこの巻線精度を著しく向上させ、均一な
巻線密度とすることにより、高精度の磁界分布を実現す
ることができた。
第3図に第2の巻線部12の製造時の状態を示す。
第1図と同様に左側の第3図aは巻回後、右側の第3図
すは成形後である。
すは成形後である。
一対の金型21,22の鞍型間隙に線材を巻回する工程
は同様であるが、偏向コイル13を分割構造としたため
に第2の巻線部12の例えば長手方向部12 aの厚さ
が薄くなり、12yの線材の位置の制御が容易となる。
は同様であるが、偏向コイル13を分割構造としたため
に第2の巻線部12の例えば長手方向部12 aの厚さ
が薄くなり、12yの線材の位置の制御が容易となる。
即ち製造時に巻線密度のバラツキ等が発生することを非
常に少なくすることが可能となった。
常に少なくすることが可能となった。
なお第4図に結線図を示すように、巻線部の数は2つ以
上にしてもよく、その結線方法を様々に選んで所望の磁
界分布を容易に得ることができる。
上にしてもよく、その結線方法を様々に選んで所望の磁
界分布を容易に得ることができる。
以上のように本考案は、鞍型状の複数個の巻線部を重ね
合わせてひとつの偏向コイルを形成したことにより、必
要とする磁界分布を得る設計上の自由度を増加させ、か
つ製造時の巻線の精度を向上させて発生する磁界分布が
高精度な偏向コイルを提供することが可能である。
合わせてひとつの偏向コイルを形成したことにより、必
要とする磁界分布を得る設計上の自由度を増加させ、か
つ製造時の巻線の精度を向上させて発生する磁界分布が
高精度な偏向コイルを提供することが可能である。
第1図a、l)は従来の偏向コイルにおける製造工程を
示す要部断面図、第2図は本考案の偏向コイルの一実施
例を示し、a、l)は各巻線部の、Cは偏向コイル組立
後の斜視図、dは断面図、第3図a、l)は本実施例の
巻線部の製造工程を示す要部断面図、第4図a、l)、
cは巻線部の結線図である。 11・・・・・・第1の巻線部、12・・・・・・第2
の巻線部、13・・・・・・偏向コイル。
示す要部断面図、第2図は本考案の偏向コイルの一実施
例を示し、a、l)は各巻線部の、Cは偏向コイル組立
後の斜視図、dは断面図、第3図a、l)は本実施例の
巻線部の製造工程を示す要部断面図、第4図a、l)、
cは巻線部の結線図である。 11・・・・・・第1の巻線部、12・・・・・・第2
の巻線部、13・・・・・・偏向コイル。
Claims (1)
- はぼ平行状をなす1組の長手方向部とこの長手方向部を
それぞれ横切るようになして連結する前端部と後端部か
らなる鞍型状に形威された第1の巻線部と、この第1の
巻線部と同様の鞍型状に形成された第2以下の巻線部と
からなり、前記第1の巻線部と第2以下の巻線部とを重
ねあわせて構成したことを特徴とする偏向コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978014252U JPS587967Y2 (ja) | 1978-02-06 | 1978-02-06 | 偏向コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978014252U JPS587967Y2 (ja) | 1978-02-06 | 1978-02-06 | 偏向コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54117021U JPS54117021U (ja) | 1979-08-16 |
JPS587967Y2 true JPS587967Y2 (ja) | 1983-02-12 |
Family
ID=28833829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978014252U Expired JPS587967Y2 (ja) | 1978-02-06 | 1978-02-06 | 偏向コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587967Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0812767B2 (ja) * | 1987-05-19 | 1996-02-07 | 松下電器産業株式会社 | 偏向ヨ−ク |
JP2672104B2 (ja) * | 1988-02-18 | 1997-11-05 | 松下電器産業株式会社 | 偏向ヨーク |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5148916B2 (ja) * | 1973-04-12 | 1976-12-23 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5148916U (ja) * | 1974-10-09 | 1976-04-13 |
-
1978
- 1978-02-06 JP JP1978014252U patent/JPS587967Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5148916B2 (ja) * | 1973-04-12 | 1976-12-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54117021U (ja) | 1979-08-16 |
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