JP2671758B2 - 溶融亜鉛メッキ溶接ｈ形鋼の溶接ビード整形方法及び装置 - Google Patents
溶融亜鉛メッキ溶接ｈ形鋼の溶接ビード整形方法及び装置Info
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- JP2671758B2 JP2671758B2 JP5155460A JP15546093A JP2671758B2 JP 2671758 B2 JP2671758 B2 JP 2671758B2 JP 5155460 A JP5155460 A JP 5155460A JP 15546093 A JP15546093 A JP 15546093A JP 2671758 B2 JP2671758 B2 JP 2671758B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ
形鋼の溶接ビード整形方法および装置に関するものであ
る。
形鋼の溶接ビード整形方法および装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般の熱延鋼帯を素材として、フランジ
材およびウエブ材を連続的に溶接機に供給し、Ｈ形鋼を
成形する方法および装置は周知である。また、溶接のさ
いに生じた溶接ビード部を整形する方法および装置につ
いては、例えば、特開昭５８−１０３９７６号公報、特
開昭５６−６２６８２号公報等に提案されている。
材およびウエブ材を連続的に溶接機に供給し、Ｈ形鋼を
成形する方法および装置は周知である。また、溶接のさ
いに生じた溶接ビード部を整形する方法および装置につ
いては、例えば、特開昭５８−１０３９７６号公報、特
開昭５６−６２６８２号公報等に提案されている。
【０００３】しかし、これらの技術をそのまま溶融亜鉛
メッキ溶接Ｈ形鋼に適用することはできない。溶融亜鉛
メッキ鋼帯を溶接し、溶接ビード部を整形すると、その
ビード部にメッキカスが残る。その上から亜鉛を補修塗
装すると、剥離が発生する。
メッキ溶接Ｈ形鋼に適用することはできない。溶融亜鉛
メッキ鋼帯を溶接し、溶接ビード部を整形すると、その
ビード部にメッキカスが残る。その上から亜鉛を補修塗
装すると、剥離が発生する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶接ビード
整形時に残るメッキカスを迅速確実に除去し、補修塗装
後の亜鉛剥離を防止することを課題にしている。
整形時に残るメッキカスを迅速確実に除去し、補修塗装
後の亜鉛剥離を防止することを課題にしている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融亜鉛メッ
キ鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材を溶接して成
形した溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼において、溶接ビード
部が整形され、かつ亜鉛塗装されていることを特徴とし
た溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼を対象としている。
キ鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材を溶接して成
形した溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼において、溶接ビード
部が整形され、かつ亜鉛塗装されていることを特徴とし
た溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼を対象としている。
【０００６】本発明の溶接ビード整形方法は、溶融亜鉛
メッキ鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材をＨ形鋼
溶接機に連続的に供給し、溶接Ｈ形鋼を成形すること、
該溶接Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形すること、該整形溶
接ビード部に生じたメッキカスを除去すること、該メッ
キカス除去後の整形溶接ビード部付近に亜鉛吹付け塗装
をして補修することからなる手段によって、上記課題を
解決している。
メッキ鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材をＨ形鋼
溶接機に連続的に供給し、溶接Ｈ形鋼を成形すること、
該溶接Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形すること、該整形溶
接ビード部に生じたメッキカスを除去すること、該メッ
キカス除去後の整形溶接ビード部付近に亜鉛吹付け塗装
をして補修することからなる手段によって、上記課題を
解決している。
【０００７】本発明の溶接ビード整形装置は溶融亜鉛メ
ッキ鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材を連続して
溶接してＨ形鋼を成形する溶接機の出側において、溶接
Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形する圧潰ローラ・ユニット
と、該整形溶接ビード部に生じたメッキカスを除去する
回転ブラシ・ユニットと、該メッキカス除去後の整形溶
接ビード部付近を亜鉛吹付け塗装する塗装ユニットとか
らなる手段によって、上記課題を解決している。
ッキ鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材を連続して
溶接してＨ形鋼を成形する溶接機の出側において、溶接
Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形する圧潰ローラ・ユニット
と、該整形溶接ビード部に生じたメッキカスを除去する
回転ブラシ・ユニットと、該メッキカス除去後の整形溶
接ビード部付近を亜鉛吹付け塗装する塗装ユニットとか
らなる手段によって、上記課題を解決している。
【０００８】
【作用】本発明においては、溶接Ｈ形鋼のウエブ高さ方
向の位置調節ができる回転ブラシを溶接ビード部に押し
付け、ビード整形時に発生したメッキカスを完全に除去
する。その後、その部分に亜鉛を吹き付け、補修塗装す
る。
向の位置調節ができる回転ブラシを溶接ビード部に押し
付け、ビード整形時に発生したメッキカスを完全に除去
する。その後、その部分に亜鉛を吹き付け、補修塗装す
る。
【０００９】
【実施例】図１−５を参照して、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【００１０】本発明の溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼の溶接
ビード整形方法は、図１に示すように、溶融亜鉛メッキ
鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材をＨ形鋼溶接機
に連続的に供給し、溶接Ｈ形鋼を成形すこと（１）、該
溶接Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形すること（２）、該整
形溶接ビード部に生じたメッキカスを除去すること
（３）、該メッキカス除去後の整形溶接ビード部付近に
亜鉛吹付け塗装をして補修すること（４）からなる。
ビード整形方法は、図１に示すように、溶融亜鉛メッキ
鋼帯からなるフランジ材およびウエブ材をＨ形鋼溶接機
に連続的に供給し、溶接Ｈ形鋼を成形すこと（１）、該
溶接Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形すること（２）、該整
形溶接ビード部に生じたメッキカスを除去すること
（３）、該メッキカス除去後の整形溶接ビード部付近に
亜鉛吹付け塗装をして補修すること（４）からなる。
【００１１】このような方法によって得られた溶融亜鉛
メッキ溶接Ｈ形鋼は、溶接ビード部が整形され、かつ、
塗装されていることを特徴としている。
メッキ溶接Ｈ形鋼は、溶接ビード部が整形され、かつ、
塗装されていることを特徴としている。
【００１２】上記方法を実施する装置の実施例につい
て、図２−５を参照して説明する。
て、図２−５を参照して説明する。
【００１３】図２に示すように、本発明の溶融亜鉛メッ
キ溶接Ｈ形鋼１０の溶接ビード１１の整形装置２０は、
溶融亜鉛メッキ鋼帯からなるフランジ材１２およびウエ
ブ材１３を連続して溶接してＨ形鋼を成形する溶接機３
０の出側において、溶接Ｈ形鋼１０の溶接ビード部１１
を整形する圧潰ローラ・ユニット２１と、整形溶接ビー
ド部１１に生じたメッキカスを除去する回転ブラシ・ユ
ニット２２と、メッキカス除去後の整形溶接ビード部１
１の付近を亜鉛吹付け塗装する塗装ユニット２３とから
なる。
キ溶接Ｈ形鋼１０の溶接ビード１１の整形装置２０は、
溶融亜鉛メッキ鋼帯からなるフランジ材１２およびウエ
ブ材１３を連続して溶接してＨ形鋼を成形する溶接機３
０の出側において、溶接Ｈ形鋼１０の溶接ビード部１１
を整形する圧潰ローラ・ユニット２１と、整形溶接ビー
ド部１１に生じたメッキカスを除去する回転ブラシ・ユ
ニット２２と、メッキカス除去後の整形溶接ビード部１
１の付近を亜鉛吹付け塗装する塗装ユニット２３とから
なる。
【００１４】圧潰ローラ・ユニット２１は、図３に示す
ように、圧潰ローラ２１１をボルト２１２によって溶接
ビード部１１に４０−５０度の角度で押し付けて、溶接
ビード部１１を整形する。この圧潰ローラ・ユニット２
１は前述の公報に詳述されているので、これ以上の説明
は省略する。
ように、圧潰ローラ２１１をボルト２１２によって溶接
ビード部１１に４０−５０度の角度で押し付けて、溶接
ビード部１１を整形する。この圧潰ローラ・ユニット２
１は前述の公報に詳述されているので、これ以上の説明
は省略する。
【００１５】回転ブラシ・ユニット２２は、図２，４に
示すように、回転ブラシ２２１、駆動モータ２２２、高
さ位置調節機構２２３からできている。高さ位置調節機
構２２３は、図２に示すように、直立スタンド２２４に
流体圧シリンダ２２５を固定し、駆動モータ２２２を支
持するホルダ２２６を直立スタンド２２４に滑動自在に
取り付けた構成になっている。
示すように、回転ブラシ２２１、駆動モータ２２２、高
さ位置調節機構２２３からできている。高さ位置調節機
構２２３は、図２に示すように、直立スタンド２２４に
流体圧シリンダ２２５を固定し、駆動モータ２２２を支
持するホルダ２２６を直立スタンド２２４に滑動自在に
取り付けた構成になっている。
【００１６】高さ位置調節機構２２３は、図４に示すよ
うに、直立スタンド２２４の上下に左右のねじを設け、
ホルダ２２６の内面に各ねじに螺合する雌ねじを切った
ものでもよい。
うに、直立スタンド２２４の上下に左右のねじを設け、
ホルダ２２６の内面に各ねじに螺合する雌ねじを切った
ものでもよい。
【００１７】高さ位置調節機構２２３は、図示例以外
に、慣用のラック−ピニオン機構、リンク機構を用いる
こともできる。また、下方のホルダは固定式にして、上
方のホルダのみを可動式にしてもよい。
に、慣用のラック−ピニオン機構、リンク機構を用いる
こともできる。また、下方のホルダは固定式にして、上
方のホルダのみを可動式にしてもよい。
【００１８】回転ブラシ・ユニットは、圧縮空気または
回転ブラシに代えて加圧水等を吹き付ける機構にしても
よい。
回転ブラシに代えて加圧水等を吹き付ける機構にしても
よい。
【００１９】塗装ユニット２３は、図２，５に示すよう
に、溶融亜鉛タンク２３１、ポンプ２３２、吹付けノズ
ル２３３からできている。吹付けノズル２３３は溶接ビ
ード部１１付近に向けられていればよい。
に、溶融亜鉛タンク２３１、ポンプ２３２、吹付けノズ
ル２３３からできている。吹付けノズル２３３は溶接ビ
ード部１１付近に向けられていればよい。
【００２０】
【発明の効果】溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼（１７５Ｈ×
９０Ｂ×３．２／４．５Ｔ）について従来法と本発明法
とを適用したところ、従来法では溶接ビード長手方向１
０ｃｍ当り直径２−３ｍｍの修正塗装部の剥離が３０−
４０箇所発生したが、本発明法では剥離の初生は皆無で
あった。
９０Ｂ×３．２／４．５Ｔ）について従来法と本発明法
とを適用したところ、従来法では溶接ビード長手方向１
０ｃｍ当り直径２−３ｍｍの修正塗装部の剥離が３０−
４０箇所発生したが、本発明法では剥離の初生は皆無で
あった。
【００２１】このように、本発明によれば、修正塗装部
が防止され、見栄えのよい溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼が
得られる。
が防止され、見栄えのよい溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼が
得られる。
【図１】本発明の溶接ビード整形方法のフローチャート
である。
である。
【図２】本発明の溶接ビード整形装置の側面図である。
【図３】圧潰ローラ・ユニットの一例の正面図である。
【図４】回転ブラシ・ユニットの一例の正面図である。
【図５】塗装ユニットの正面図である。
１０ 溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼 ２０ 溶接ビード整形装置 ３０ 溶接機 ２１ 圧潰ローラ・ユニット ２２ 回転ブラシ・ユニット ２３ 塗装ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ２３Ｃ 4/02 Ｃ２３Ｃ 4/02 4/06 4/06
Claims (2)
- 【請求項１】 溶融亜鉛メッキ鋼帯からなるフランジ材
およびウエブ材をＨ形鋼溶接機に連続的に供給し、溶接
Ｈ形鋼を成形すること、 該溶接Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形すること、 該整形溶接ビード部に生じたメッキカスを除去するこ
と、 該メッキカス除去後の整形溶接ビード部付近に亜鉛吹付
け塗装をして補修すること、 からなる溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼の溶接ビード整形方
法。 - 【請求項２】 溶融亜鉛メッキ鋼帯からなるフランジ材
およびウエブ材を連続して溶接してＨ形鋼を成形する溶
接機の出側において、 溶接Ｈ形鋼の溶接ビード部を整形する圧潰ローラ・ユニ
ットと、 該整形溶接ビード部に生じたメッキカスを除去する回転
ブラシ・ユニットと、 該メッキカス除去後の整形溶接ビード部付近を亜鉛吹付
け塗装する塗装ユニットと、 からなる溶融亜鉛メッキ溶接Ｈ形鋼の溶接ビード整形装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5155460A JP2671758B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 溶融亜鉛メッキ溶接ｈ形鋼の溶接ビード整形方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5155460A JP2671758B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 溶融亜鉛メッキ溶接ｈ形鋼の溶接ビード整形方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079151A JPH079151A (ja) | 1995-01-13 |
| JP2671758B2 true JP2671758B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=15606539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5155460A Expired - Lifetime JP2671758B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 溶融亜鉛メッキ溶接ｈ形鋼の溶接ビード整形方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2671758B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101491664B1 (ko) * | 2013-04-26 | 2015-02-09 | 삼성중공업 주식회사 | 자동 가우징 장치 |
| CN111571403A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-08-25 | 福州脉弧科技有限公司 | 一种h型钢的物理摩擦除锈装置 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1992022152A1 (en) * | 1991-06-07 | 1992-12-10 | Australian And Overseas Telecommunications Corporation Limited | Pcm monitor |
| JP5110642B2 (ja) * | 2007-11-13 | 2012-12-26 | 日新製鋼株式会社 | 溶接形鋼の製造方法 |
| CN101734557A (zh) * | 2009-11-18 | 2010-06-16 | 中冶天工建设有限公司 | 特大型工字型吊车梁的制作工艺 |
| KR101443515B1 (ko) * | 2013-03-28 | 2014-11-03 | 현대제철 주식회사 | 용접 장치 |
| JP6398196B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2018-10-03 | 新日鐵住金株式会社 | 溶接軽量ｈ形鋼の製造方法 |
| JP6443138B2 (ja) * | 2015-03-10 | 2018-12-26 | 新日鐵住金株式会社 | 亜鉛含有皮膜の形成方法 |
| CN111618694A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-09-04 | 韩军奇 | 一种三面贴合自走式h型钢焊道抹平修复装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5987997A (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶接ビ−ドの成形方法 |
| JPH03281767A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-12 | Nisshin Steel Co Ltd | めつき電縫鋼管の溶接ビード切削部の補修めつき方法 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5155460A patent/JP2671758B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101491664B1 (ko) * | 2013-04-26 | 2015-02-09 | 삼성중공업 주식회사 | 자동 가우징 장치 |
| CN111571403A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-08-25 | 福州脉弧科技有限公司 | 一种h型钢的物理摩擦除锈装置 |
| CN111571403B (zh) * | 2020-06-02 | 2021-06-01 | 湖南凯博杭萧建筑科技股份有限公司 | 一种h型钢的物理摩擦除锈装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH079151A (ja) | 1995-01-13 |
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