JP2670984C - - Google Patents

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JP2670984C
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、被露光体に原板上のパターン像、例えば半導体回路を焼付けるデバ
イス製造方法に関し、特に大画面を分割焼きする分割走査(ステップアンドスキ
ャン)形として好適な投影露光装置を用いて実施することができるデバイス製造
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、スキャン方式の半導体焼付装置を用いたデバイス製造方法においては、
マスクと基板(またはウエハ)をキャリッジ上に乗せ、これを露光面上にスキャ
ン移動させることにより画面全体を露光している。 【0003】 しかし、最近の傾向として、チップコストの低減を目的としたウエハの大口径
化や液晶TV用等の大型の液晶表示板の製造のため、画面が大型化してくると、
露光範囲を大きくし、かつスキャン長を伸ばさなければならないことにより装置
が大型化してくるという問題があった。 【0004】 この対策として、画面を分割してスキャン焼きを複数回に分けて行うステップ
アンドスキャン焼方式が考えられている。 【0005】 第2図は、このようなステップアンドスキャン形の露光装置として本発明者等
が先に提案したものの構成を示す。同図において、1は焼付パターンが形成され
ているフォトマスク、2はマスク1を搭載してX,Y,θ方向に移動可能なマス
クステージである。3は液晶表示板を製造するためにその表面に多数の画素とこ
れらの画素のオン・オフを制御するためのスイッチングトランジスタが通常のフ
ォトリソグラフィの手順で形成されるガラス基板で、対角線の長さが14インチ
程度の方形である。4は基板3を保持してX,Y,θ方向に移動可能な基板ステ
ージである。5は凹画鏡と凸画鏡の組み合せからなる周知のミラー投影系で、マ
スクステージ2によって所定位置にアライメントされたマスク1のパターン像を
基板3上へ等倍投影する。6は不図示の光源からの特定の波長の光で露光位置に
あるマスク1を照明する照明光学系で、マスク上のパターンを介して基板3上の
感光層を露光することにより、マスク上のパターンを基板3に転写可能とするた
めのものである。なお、投影系5の光軸は照明系6の光軸と一致させてある。 【0006】 7はY方向(紙面に垂直な方向)に設けられた2つのガイドレール8に沿って
移動可能なLAB(リニアエアベアリング)で、一方はX方向(紙面の左右方向
)、Z方向(紙面の上下方向)拘束タイプ、他方はZ方向拘束タイプである。9
はマスクステージ2と基板ステージ4を一定の関係で保持するホルダ(キャリッ
ジ)で、LAB7に支持されることによりマスクステージ2上のマスク1と基板
ステージ4上の基板3とを一体的に移送可能としている。 【0007】 11はマスク搬送装置で、複数のマスク1がセットされており、所望のマスク
をホルダ9の移送によって基板3が分割露光されるごとにマスクステージ2に搬
送する。12は投影系5のピント面と基板3の表面との間隔を検出するためのギ
ャップセンサで、例えばエアマイクロセンサや、基板3からの反射光で間隔を検
出する光電タイプのセンサである。13は投影系5、照明系6およびガイドレー
ル8を一定の関係で取付けるための基台である。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】 ところで、同図の装置は、基板3をステップ移動させるための基板ステージ4
や、基板3上の各焼付対象部分に対応してマスク1を交換するためのマスク搬送
装置11およびマスクステージ2等をキャリッジ9に搭載しているが、この場合
、基板ステージ4だけでも例えば40kg程度と比較的重く、キャリッジ9をエ
アで浮上させているLAB7への負荷が大きくなり、平滑な走査が困難になる。
さらに、キャリッジは軽量化の要請から柔構造となり勝ちであり、キャリッジ9
が基板ステージ4等の重量によって変形し、マスク1および基板3とミラー投影
系5との距離が変化してデフォーカスしたり、基板3をステップ送りするために
基板ステージ4を移動するとマスク1の位置決め基準と基板3の位置決め基準と
の相対ずれが発生して分割焼きした各パターン間に段差や重なり、あるいは逆に
隙間が生じるという不都合があった。 【0009】 本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、ステップアンドスキャ
ン露光により高精度なデバイスの製造を可能にするデバイス製造方法を提供する
ことにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】 この目的を達成するため本発明では、スキャン露光を用いたデバイス製造方法
において、スキャン露光時に原板を保持する原板ステージを第1駆動源で移動し
、基板を保持する基板ステージを前記第1駆動源とは別個に設けられた第2駆動
源で移動し、スキャン露光のために前記原板ステージを前記第1駆動源で移動す
る と共に前記基板ステージを前記第2駆動源で移動している際に前記原板ステージ
と前記基板ステージの位置情報をレーザ干渉計を介して計測し、前記レーザ干渉
計を介して計測された前記原板ステージと前記基板ステージの位置情報に基づい
て前記第1及び第2駆動源に供給される駆動信号の一方を制御することにより前
記原板ステージと前記基板ステージを同期を取りながら移動してスキャン露光す
ることを特徴とする。スキャン露光後に前記基板ステージにより前記原板に対し
て前記基板をステップ移動することにより前記基板上の複数領域を順にステップ
アンドスキャン露光することができる。 【0011】 前記原板ステージと前記基板ステージの移動の際の同期は、例えば、前記原板
ステージと前記基板ステージの駆動を、それぞれの位置情報をレーザ干渉計を介
して計測し、制御することにより取ることができる。 【0012】 【作用】 これによれば、原板ステージと基板ステージを同期を取りながら別個の駆動源
でそれぞれ移動するようにしたため、原板および基板ステージを保持するための
ホルダ(キャリッジ)を走行させる必要がなくなり、キャリッジを浮上させるた
めのLABが不要になる。したがって、LABのエアパッドの剛性の不足による
走行の不安定性の問題が解消されるとともに、上記ホルダは基台に固定され、よ
り堅固な装置によりスキャン動作等が行われることになる。これにより、ホルダ
の変形に伴う原板と基板の相対位置精度およびデフォーカスが軽減ないし防止さ
れる。したがってスキャン動作等が高精度で行われ、高精度なデバイスの製造が
行われる。 【0013】 また、原板および基板を走行させるためのステージやモータならびに制御回路
、さらに原板および基板の位置を検出するための測長器等は、本来原板および基
板の位置合せ等のために必要なものをそのまま、または多少変形して用いること
により、簡略化された装置構成によりデバイス製造が行われる。そして特に、ス
キャン動作時に基板を移動させるのと同じ基板ステージにより基板のステップ移 動を行うようにしたため、さらに簡便・軽量な装置構成により高精度なデバイス
製造が行われる。 【0014】 さらに、原板と基板との走行速度比を任意に設定することにより、従来のステ
ップアンドスキャン形露光装置にはなかった拡大・縮小機能が実現される。 【0015】 【実施例】 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、従来例と共通または対
応する部分については同一の符号で表わす。図1は、本発明の一実施例に係るデ
バイス製造方法を実施するためのミラープロジエクション露光装置の構成を示す
。同図は、図2が装置のXZ平面による断面を示すのに対し、YZ平面による断
面を示したものである。但し、Y方向を焼付け時の走査方向、Z方向を鉛直方向
とする。 【0016】 図1の装置は、図2のものに対し、ホルダ9を基台13に固定し、かつマスク
ステージ2および基板ステージ4のY方向のストロークを、マスク1および基板
3を投影光学系5に対して走査し得る程度に延長するとともに、走査時、これら
のマスクステージ2および基板ステージ4のY方向への移動量を同期制御する制
御回路15を付加したものである。第1図において、16および17はそれぞれ
マスクステージ2および基板ステージ4をY方向に移動させるためのパルスモー
タ、18および19はそれぞれ各ステージ2、4すなわちマスク1および基板3
の位置をモニタするための測長器例えばレーザ干渉計である。また、51、52
、53は、それぞれ、投影光学系5を構成する台形ミラー、凸面ミラーおよび凹
面ミラーである。 【0017】 上述構成において、制御回路15は、走査露光時、レーザ干渉計18および1
9からのステージ位置情報を基にパルスモータ16および17への駆動パルス(
信号)のパルス数および周期を制御することにより、ステージ2および4を互い
に同期して移動させる。この制御の方法としては、例えばモータ16を一定周 期のパルスで駆動してマスクステージ2を定速走行させ、レーザ干渉計18およ
び19で計測されるステージ2および4の位置に応じた駆動パルス(信号)をモ
ータ17に供給して基板ステージ4を移動すればよい。 【0018】 この場合、各ステージ2および4の移動速度は、必ずしも同一である必要はな
く、適当な速度比を持たせてもよい。例えばレーザ干渉計18および19の出力
波長を異ならせるだけでも上記ステージ2、4を異なる速度(速度比≠1)で走
査することができる。また、より積極的に上記制御回路15に上記速度比の可変
手段を設け、上記ステージ2、4を図示しないコンソールキーボード等からの指
令に基づく速度比で駆動するようにしてもよい。 【0019】 このようにマスク1と基板3の走査速度を異ならせた場合、基板3の速度をマ
スク1の速度より遅くすると基板3上にはマスク像が走行方向(Y方向)に縮小
されて転写される。また、基板3の速度の方を速くすると基板3上にはマスク像
がY方向に拡大されて転写される。すなわち、走査形の露光装置に1軸(Y)方
向のみではあるが、拡大・縮小機能を持たせることができる。そしてこの機能、
特に拡大機能を活用すれば、例えば、現在、マスクサイズの点から縦(Y)・横
(X)に4分割してステップアンドスキャンしていたものが、縦方向を2倍に拡
大(基板速度/マスク速度=2)することにより同一サイズのマスクで縦方向の
2分割のみで足りることとなり、基板のステップ移動およびマスク交換の回数を
減少して装置のスループットを向上させることができる他、マスク制作の手間も
4枚を2枚分に減らすことができる。 【0020】 【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、原板ステージと基板ステージを同期を取
りながら別個の駆動源でそれぞれ移動するようにしたため、製造に使用する装置
を簡便で軽量かつ堅固のものとすることができ、したがってスキャン動作等を高
精度で行い、高精度なデバイスの製造を行うことができる。また、駆動源やレー
ザ測長器として、本来原板および基板の位置合せ等のために必要なものをそのま ま、または多少変形して用いることにより、簡略化された装置構成によりデバイ
ス製造を行うことができる。特に、スキャン動作時に基板を移動させるのと同じ
基板ステージにより基板のステップ移動を行うようにしたため、さらに簡便・軽
量な装置構成により高精度なデバイス製造を行うことができる。さらに、原板と
基板との走行速度比を任意に設定することにより、従来のステップアンドスキャ
ン形露光装置にはなかった拡大・縮小機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例に係る半導体焼付装置の概略構成図である。 【図2】 本発明者等の先願に係る半導体焼付装置の概略構成図である。 【符号の説明】 1:フォトマスク、2:マスクステージ、3:基板、4:
基板ステージ、5:ミラー投影系、9:ホルダ(キャリッジ)、13:基台、1
5:制御回路、16,17:パルスモータ、18,19:レーザ干渉計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スキャン露光を用いたデバイス製造方法において、スキャン露
    光時に原板を保持する原板ステージを第1駆動源で移動し、基板を保持する基板
    ステージを前記第1駆動源とは別個に設けられた第2駆動源で移動し、スキャン
    露光のために前記原板ステージを前記第1駆動源で移動すると共に前記基板ステ
    ージを前記第2駆動源で移動している際に前記原板ステージと前記基板ステージ
    の位置情報をレーザ干渉計を介して計測し、前記レーザ干渉計を介して計測され
    た前記原板ステージと前記基板ステージの位置情報に基づいて前記第1及び第2
    駆動源に供給される駆動信号の一方を制御することにより前記原板ステージと前
    記基板ステージを同期を取りながら移動してスキャン露光することを特徴とする
    デバイス製造方法。 【請求項2】 スキャン露光後に前記基板ステージにより前記原板に対して前
    記基板をステップ移動することにより前記基板上の複数領域を順にステップアン
    ドスキャン露光することを特徴とする請求項1のデバイス製造方法。

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