JP2669632B2 - 偏向コイル - Google Patents
偏向コイルInfo
- Publication number
- JP2669632B2 JP2669632B2 JP3692488A JP3692488A JP2669632B2 JP 2669632 B2 JP2669632 B2 JP 2669632B2 JP 3692488 A JP3692488 A JP 3692488A JP 3692488 A JP3692488 A JP 3692488A JP 2669632 B2 JP2669632 B2 JP 2669632B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection coil
- bend
- coil
- outer peripheral
- inclination angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機などの陰極線管に設置す
る偏向コイルに関するものである。
る偏向コイルに関するものである。
従来の技術 従来の偏向コイルのうち鞍形形状をした鞍形コイルは
次のようなものであった。第5図はその斜視図、第6図
はその側面図を示す。第5図、第6図において、1はネ
ック部、2は頭部で、それぞれベンドアップ部3,4を有
する構造であり、ベンドアップ部の外周面の3a,4aはブ
ラウン管の管軸5に平行である。実際の使用において
は、垂直用偏向コイルおよび水平用偏向コイルをそれぞ
れ絶縁枠の外側と内側に、または内側と外側にその機能
をなすように組み合わせて用いている。
次のようなものであった。第5図はその斜視図、第6図
はその側面図を示す。第5図、第6図において、1はネ
ック部、2は頭部で、それぞれベンドアップ部3,4を有
する構造であり、ベンドアップ部の外周面の3a,4aはブ
ラウン管の管軸5に平行である。実際の使用において
は、垂直用偏向コイルおよび水平用偏向コイルをそれぞ
れ絶縁枠の外側と内側に、または内側と外側にその機能
をなすように組み合わせて用いている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、近年、偏向コイルの軽量化、小型化の
動きに伴ない水併用偏向コイルと垂直用偏向コイル管の
沿面距離が充分に得られないため、小型化の傾向にも限
界が生じている。そこで、垂直および水平の両偏向コイ
ル管の沿面距離が充分にとれるようなコイルの形状が必
要となってきている。
動きに伴ない水併用偏向コイルと垂直用偏向コイル管の
沿面距離が充分に得られないため、小型化の傾向にも限
界が生じている。そこで、垂直および水平の両偏向コイ
ル管の沿面距離が充分にとれるようなコイルの形状が必
要となってきている。
本発明は上記問題を解決するもので、垂直用と水平用
の両偏向コイルが最も近接し、規定の沿面距離を確保し
にくいベンドアップ部において、絶縁枠を介して内外側
に組み合わせたときに、水平用および垂直用偏向コイル
管の沿面距離を得ることのできる偏向コイルを提供する
ことを目的とするものである。
の両偏向コイルが最も近接し、規定の沿面距離を確保し
にくいベンドアップ部において、絶縁枠を介して内外側
に組み合わせたときに、水平用および垂直用偏向コイル
管の沿面距離を得ることのできる偏向コイルを提供する
ことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は、ブラウン管の
管軸に対して直角に形成された偏向コイルのベンドアッ
プ部の外周面の形状を、上記管軸に対して傾斜角を持っ
て形成したものである。
管軸に対して直角に形成された偏向コイルのベンドアッ
プ部の外周面の形状を、上記管軸に対して傾斜角を持っ
て形成したものである。
作 用 上記構成は、金型にコイルを巻回した後、プレスを施
して鞍形の偏向コイルを製造する通常の製造法におい
て、プレスを施すときに、ベンドアップ規制用のプレス
用板を管軸に垂直な方向に対し傾き角θの端面でもって
ベンドアップ部の最外周面を押すようにすれば実現でき
るものであり、この構成により、垂直用および水平面偏
向コイルを絶縁枠を介して内外側に組み合せたときに、
両偏向コイル間の沿面距離を充分に得ることができる。
して鞍形の偏向コイルを製造する通常の製造法におい
て、プレスを施すときに、ベンドアップ規制用のプレス
用板を管軸に垂直な方向に対し傾き角θの端面でもって
ベンドアップ部の最外周面を押すようにすれば実現でき
るものであり、この構成により、垂直用および水平面偏
向コイルを絶縁枠を介して内外側に組み合せたときに、
両偏向コイル間の沿面距離を充分に得ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の鞍形コイルの傾斜図、第2図は側面
図を示す。ネック部11、頭部12のベンドアップ部13,14
の外周面13a,14aは、ブラウン管の管軸15に直角な方向
に対し適当な傾き角θ1,θ2を持つように構成されてい
る。
図を示す。ネック部11、頭部12のベンドアップ部13,14
の外周面13a,14aは、ブラウン管の管軸15に直角な方向
に対し適当な傾き角θ1,θ2を持つように構成されてい
る。
第3図はベンドアップ部13の外周面13aの傾き角θ1
の形成過程を示す。16はベンドアップ規制用のプレス用
板で、その端面16aは管軸に垂直な方向に対し傾き角θ
1を持ち、この端面16aでもって矢印17の方向からベン
ドアップ13の最外周面を押すことによって、ベンドアッ
プ部13の外周面13aが形成される。
の形成過程を示す。16はベンドアップ規制用のプレス用
板で、その端面16aは管軸に垂直な方向に対し傾き角θ
1を持ち、この端面16aでもって矢印17の方向からベン
ドアップ13の最外周面を押すことによって、ベンドアッ
プ部13の外周面13aが形成される。
第4図は上記のようにして形成された垂直用偏向コイ
ル17を絶縁枠18の外側に、通常の水平用偏向コイル19を
内側に組み合せた偏向コイルの断面図を示す。このと
き、両偏向コイル17,19の絶縁枠18を介した沿面距離
は、第5図の従来のベンドアップ部3,4の外周面3a,4aが
管軸5と平行であるものと比べて、第4図の太線aで示
すように長くなる。
ル17を絶縁枠18の外側に、通常の水平用偏向コイル19を
内側に組み合せた偏向コイルの断面図を示す。このと
き、両偏向コイル17,19の絶縁枠18を介した沿面距離
は、第5図の従来のベンドアップ部3,4の外周面3a,4aが
管軸5と平行であるものと比べて、第4図の太線aで示
すように長くなる。
なお、上記実施例では、垂直用偏向コイル17のベンド
アップ部の頭部およびネック部の外周面に傾き角を持た
せたが、この垂直用偏向コイル17と組み合わせる水平用
偏向コイル19のベンドアップ部に傾き角を持たせてもよ
い。この場合、傾き角は第4図の場合と逆方向になる。
また、両偏向コイル17,19に傾き角を持たせてもよい。
アップ部の頭部およびネック部の外周面に傾き角を持た
せたが、この垂直用偏向コイル17と組み合わせる水平用
偏向コイル19のベンドアップ部に傾き角を持たせてもよ
い。この場合、傾き角は第4図の場合と逆方向になる。
また、両偏向コイル17,19に傾き角を持たせてもよい。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、ベンドアップ部の外
周面の形状を、ブラウン管の管軸に対して傾斜角を持っ
て形成することにより、このコイルと、絶縁枠の内側ま
たは外側に組み合わす別のコイルとの沿面距離を、従来
のベンドアップ部の外周面がブラウン管の管軸と平行な
ものと比べて長くすることが可能となり、軽量化および
小型化した偏向コイルを作成できる。
周面の形状を、ブラウン管の管軸に対して傾斜角を持っ
て形成することにより、このコイルと、絶縁枠の内側ま
たは外側に組み合わす別のコイルとの沿面距離を、従来
のベンドアップ部の外周面がブラウン管の管軸と平行な
ものと比べて長くすることが可能となり、軽量化および
小型化した偏向コイルを作成できる。
第1図は本発明の一実施例の偏向コイルの斜視図、第2
図は同偏向コイルの側面図、第3図は同偏向コイルのベ
ンドアップ部の傾き角過程を説明する構成図、第4図は
実際に垂直用偏向コイルと水平用偏向コイルを組み合わ
せたときの長さ方向の断面図、第5図は従来の偏向コイ
ルの斜視図、第6図はその側面図である。 11……ネック部、12……頭部、13,14……ベンドアップ
部、13a,14a……ベンドアップ部外周面、15……ブラウ
ン管の管軸、16……ベンドアップ規定用プレス用板、a
……沿面距離。
図は同偏向コイルの側面図、第3図は同偏向コイルのベ
ンドアップ部の傾き角過程を説明する構成図、第4図は
実際に垂直用偏向コイルと水平用偏向コイルを組み合わ
せたときの長さ方向の断面図、第5図は従来の偏向コイ
ルの斜視図、第6図はその側面図である。 11……ネック部、12……頭部、13,14……ベンドアップ
部、13a,14a……ベンドアップ部外周面、15……ブラウ
ン管の管軸、16……ベンドアップ規定用プレス用板、a
……沿面距離。
Claims (1)
- 【請求項1】電線を鞍形に巻回してなる偏向コイルであ
って、ブラウン管の管軸に対して直角に形成された上記
偏向コイルのベンドアップ部の外周面の形状を、その少
くとも一部を上記管軸に対して傾斜角を持って形成した
偏向コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3692488A JP2669632B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 偏向コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3692488A JP2669632B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 偏向コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01211836A JPH01211836A (ja) | 1989-08-25 |
JP2669632B2 true JP2669632B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=12483309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3692488A Expired - Lifetime JP2669632B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 偏向コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669632B2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP3692488A patent/JP2669632B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01211836A (ja) | 1989-08-25 |
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