JP2669464B2 - 自動開閉弁 - Google Patents

自動開閉弁

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JP2669464B2
JP2669464B2 JP33301087A JP33301087A JP2669464B2 JP 2669464 B2 JP2669464 B2 JP 2669464B2 JP 33301087 A JP33301087 A JP 33301087A JP 33301087 A JP33301087 A JP 33301087A JP 2669464 B2 JP2669464 B2 JP 2669464B2
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修 筒井
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、流体の流れを制御する自動開閉弁に関す
る。 (ロ)従来の技術 従来、かかる自動開閉弁としては各種形態ものが知ら
れており、例えば、ソレノイドを用いた電磁開閉弁や、
モータ駆動の電動弁等がある。 そして、かかる自動開閉弁は、センサや各種スイッチ
を用いて、自動的に作動させることができる。 (ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる従来の自動開閉弁は、駆動源がソレノ
イドやモータであるため、高精度の位置決めを行うこと
ができず、流量制御を精密に行うことができなかった。 本発明は、上記問題点を解消することができる自動開
閉弁を提供することを目的とする。 (ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、ケーシングの一側に二つの一側流路を設け
るとともに、他側に一つの他側流路を設け、一側流路を
他側流路と連通し、同連通部に弁体を開閉自在に取付
け、同弁体をともに圧電アクチュエータによって駆動可
能とし、かつ、同圧電アクチュエータに、プランジャ
を、非クランプ時に待機位置に復帰させる復帰スプリン
グを取付けたことを特徴とする自動開閉弁に係るもので
ある。 (ホ)作用及び効果 以上述べてきた構成により、本発明は、以下の作用及
び効果を奏する。 圧電アクチュエータによって弁体を駆動可能に構成し
たので、電圧の印加回数に応じて、μmオーダ或いはサ
ブμmのオーダによって弁体を進退することができ、精
密な流量調整を行うことができる。 圧電アクチュエータによって弁体を駆動可能に構成し
たので、アクチュエータと弁体との間に減速機構を介在
させなくてもよく、自動開閉弁の全体構造を著しくコン
パクトにすることができる。 圧電アクチュエータは、非クランク状態のプランジャ
を待機位置に復帰させる復帰スプリングを具備している
ので、例えば、停電時において、非クランプ状態にある
プランジャを、容易に弁完全閉塞位置まで復帰スプリン
グの復元力により移動して、弁を完全に閉塞して、流体
の流出や漏出を確実に防止することができる。 (ヘ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を詳説
する。なお、本実施例は、本発明に係る自動開閉弁を湯
水混合栓として用いた場合を示している。 第1図において、10は円筒状の箱状をなすケーシング
であり、同ケーシング10は、その一側側壁に、二つの両
端開口の筒体11,12を突設しており、その内部に一側流
路13,14を形成している。 そして、一側流路13,14は湯水混合栓の給水流路及び
給湯流路として機能するものであり、その外側開口端13
a,14aは、それぞれ給水配管15と給湯配管16と連通して
いる。 一方、一側流路13,14の内側開口端13b,14bは、それぞ
れ、ケーシング10の両端に形成した隔室17,18と連通し
ている。 また、ケーシング10の他側側壁には、両端開口のT字
状筒体19が突設されており、同T字状筒体19内には、T
字状の他側流路20が形成されている。 そして、かかる他側流路20は、湯水混合栓の混合水流
路として機能するものであり、その外側開口端20aは、
混合水配管21と連通しており、一方、その内側二股状開
口端20b,20cは隔壁17,18と連通している。 さらに、T字状筒体19の内側二股状開口部には、それ
ぞれ弁座22,23が設けられており、同弁座22,23には、ケ
ーシング10内を軸線方向に進退して弁座22,23と接離
し、内側二股状開口端20b,20cを開閉するダイアフラム
弁からなる弁体24,25が配設されている。 さらに、ケーシング10の両端には、それぞれ圧電アク
チュエータAが取付られている。 そして、各圧電アクチュエータAは、本実施例では、
第2図に示すように、前後壁a,bを具備する筒状のアク
チュエータケーシングc内に、同心円的にかつ軸線に沿
って進退自在にプランジャdを取付け、同プランジャd
の先端を弁体24,25の後部と当接自在となし、さらに、
プランジャdの外周面上に、同心円的に、三つの圧電素
子e,f,gからなる圧電素子組立体Bを配設することによ
って構成している。 そして、この圧電素子e,f,gは、電源をオフした際に
縮むように構成されている。 即ち、圧電素子e,fは、通電していない状態では縮ん
でプランジャdを非クランプ状態にするとともに、通電
状態では伸びてプランジャdをクランプする。一方、圧
電素子gは、通電していない状態ではプランジャd上を
軸線方向に伸びた状態にあり、通電状態では、プランジ
ャd上を縮み、その軸線方向の全長を短くすることにな
る。 そして、プランジャdは、かかる三つの圧電素子e,f,
gを適当に制御することにより、軸線方向に移動するこ
とができる。 圧電素子e,fは、第2図及び第3図に示すように、多
数の圧電素子片をプランジャdの軸芯廻りに同心円的に
積層して形成したリング状の素子であり、リングがプラ
ンジャdと接する内側と同様に外側に電極が取付えられ
ており、電圧が印加されると、このリングが伸びるよう
に構成されている。 また、圧電素子gは、第2図及び第4図に示すよう
に、多数の圧電素子片をプランジャdの軸芯と直角に積
層して形成した円筒状の素子で、円筒の両端に電極が設
けられており、この両端に電圧を印加することにより、
縮むように構成されている。 なお、圧電素子片は、例えば、圧電セラミックスを用
いることができ、かかる圧電セラミックスとしては、AB
O3ペロブスカイト形の結晶構造をもつ強誘電材料であっ
てPZT(Pb(Zr,Ti)O3系、やPLZT(Pb(Zr,Ti)O3),PT
(PbTiO3)系、あるいはPZTを基にした3成分系のもの
を用いることができる。 また、圧電素子e,fは、第5図に示すように、多数の
薄肉リング状の圧電素子片をプランジャdの軸芯周りに
軸線方向に積層して形成することもできる。この場合、
電圧の印加方向を、90度変えることになる。 一方、圧電素子gも、第5図に示すように、多数の長
尺薄肉筒状の圧電素子片をプランジャdの周りに同心円
的に積層して形成することもできる。なお、この場合
も、電圧の印加方向を、90度変えることになる。 さらに、hは圧電素子gの後端と後壁bとの間に介設
した皿バネ等の弾性体であり、圧電素子e,f,gを常時前
壁aに向けて弾性的に押圧して圧電素子組立体Bの一体
化を図るものである。 また、第1図において、i,jは圧電アクチュエータA
の水密性を高めるために設けたUパッキンである。 また、kはアクチュエータケーシングaの後壁cの背
部に設けたスプリング収納室であり、同収納室k内に
は、復帰スプリング受板l,mが配設されている。 そして、一側スプリング受板lは、プランジャdと一
体的に連結されており、他側スプリング受板mは、補助
壁nに螺着した螺杆oと一体的に連結されている。 かかる構成によって、プランジャdが非クランプ状態
のときは、プランジャdを、復帰スプリングSの復元力
によって、待機位置に相当する最大前進位置まで伸出す
ることができる。 また、復帰スプリングSの復元力は、螺杆nを回転し
て両スプリング受板l,m間の間隔を調節することによっ
て容易に行うことができる。 なお、上記構成において、圧電素子e,f,gは、円形断
面のみでなく、例えば、矩形断面等とすることもでき、
また、第6図や第7図に示す如く分割片から構成するこ
ともできる。 以下、かかる圧電素子組立体Bによるプランジャdの
移動について説明する。 第8図に示すように、圧電素子fをそのままにしてプ
ランジャdをクランプさせるとともに、圧電素子eの電
圧を解除して縮め、プランジャeのクランプを解除す
る。 次に、第9図に示すように、圧電素子gに電圧を印加
して縮めると、圧電素子fが矢印方向に移動し、これに
伴って圧電素子fがクランプするプランジャdも同一方
向に移動する。 その後、第10図に示すように、圧電素子fの電圧を解
除してプランジャdのクランクを解除するとともに圧電
素子gに加えていた電圧を解除すると、圧電素子gは矢
印方向に伸び、圧電素子fも同一方向に伸びる。 その後、上記動作を繰り返すことにより、プランジャ
dを、μmオーダ或いはサブμmオーダのストロークで
尺とり虫状に移動することができ、弁体24,25の開閉
量、即ち、混合水の混合割合を微調整することができ
る。 また、圧電アクチュエータAは、非クランプ状態のプ
ランジャdを待機位置に復帰させる復帰スプリングSを
具備しているので、例えば、停電時において、第11図に
示すごとく、非クランプ状態にあるプランジャdを、容
易に待機位置まで復帰させることができる。 なお、第1図において、40は他側流路20内に設けた温
度センサであり、混合水の温度を検出し、検出値を制御
部にフィードバックして、制御部に検出値に基づいて自
動開閉弁の圧電アクチュエータAを作動させ、適温制御
をさせるものである。 なお、プランジャdは、圧電素子e,f,gによって多数
回クランプされるものであるため、線膨脹係数が小さ
く、硬度、強度、耐クリープ性及び耐摩耗性が大きく、
さらに、加工精度が高いものが望ましく、例えば、セラ
ミック素材としたものが考えられる。 ついで、上記構成を有する自動開閉弁の作動を、湯水
混合栓として用いた場合について、第1図を参照して具
体的に説明する。 即ち、温度センサ40からの検出値を制御部にフィード
バックして、制御部に検出値に基づいて自動開閉弁の両
圧電アクチュエータAをそれぞれ別個に作動させると、
弁体24,25が設定開度で開閉して、一側流路13,14から他
側流路20に流れる給水量と給湯量を一定の混合割合で混
合することができる。 そして、かかる作用において、弁体24,25は圧電アク
チュエータAによって作動するようにしているので、流
量制御をより確実に行うことができ、適温制御をより確
実に行うことができる。 また、停電時等のおいては、プランジャdが非クラン
プ状態となっても、復帰スプリングSによって容易に弁
閉塞位置にプランジャdを移動して、弁を完全に閉塞し
て流出事故等を防止することができる。 なお、本実施例では、自動開閉弁を湯水混合栓として
用いたが、自動開閉弁は他の用途にも使用可能なもので
あり、例えば、他側流路から一側流路に向けて流体を分
岐させる場合にも用いることができる。 第12図に本発明の他の実施例を示す。 本図において、圧電素子e,f,gは圧電素子gの中央部
で保持体hによりアクチュエータケーシングcに相対位
置を保つべく保持されている。 tは、圧電素子e,fをgと弾性的に連結するブリッジ
部であり、uは、圧電素子e,fによりプランジャdを拘
束するのに適した摩擦力、耐摩耗性を有するライニング
材である。 以上述べてきた如く、本実施例に係る発明は、以下の
作用及び効果を奏する。 圧電アクチュエータAによって弁体24,25を駆動可能
に構成したので、電圧の印加回数に応じて、μmオーダ
或いはサブμmのオーダによって弁体24,25を進退する
ことができ、精密な流量調整を行うことができる。 圧電アクチュエータAによって弁体24,25を駆動可能
に構成したので、アクチュエータAと弁体24,25との間
に減速機構を介在させなくてもよく、自動開閉弁の全体
構造を著しくコンパクトにすることができる。 圧電アクチュエータAは、非クランプ状態のプランジ
ャdを待機位置に復帰させる復帰スプリングSを具備し
ているので、例えば、停電時において、非クランプ状態
にあるプランジャdを、容易に弁完全閉塞位置まで復帰
スプリングSの復元力により移動して、弁を完全に閉塞
して、流体の流出や漏出を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る自動開閉弁の内部構造を示す断面
側面図、第2図は要部拡大説明図、第3図と第4図は第
2図I−I線及びII−II線による横断面図、第5図〜第
7図は他の実施例の圧電素子の横断面図、第8図〜第11
図は圧電アクチュエータの作動状態説明図、第12図は本
発明に係る自動開閉弁の他の実施例の内部構造を示す断
面側面図である。 図中、 A:圧電アクチュエータ B:圧電素子組立体 S:復帰スプリング 10:ケーシング、13:一側流路 14:一側流路、20:他側流路 24:弁体、25:弁体

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ケーシング(10)の一側に二つの一側流路(13)
    (14)を設けるとともに、他側に一つの他側流路(20)
    を設け、一側流路(13)(14)を他側流路(20)と連通
    し、同連通部に弁体(24)(25)を開閉自在に取付け、
    同弁体(24)(25)をそれぞれ圧電アクチュエータ
    (A)によって駆動可能とし、かつ同圧電アクチュエー
    タ(A)に、プランジャ(d)を、非クランプ時に待機
    位置に復帰させる復帰スプリング(S)を取付けたこと
    を特徴とする自動開閉弁。
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