JP2669281B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2669281B2
JP2669281B2 JP31307392A JP31307392A JP2669281B2 JP 2669281 B2 JP2669281 B2 JP 2669281B2 JP 31307392 A JP31307392 A JP 31307392A JP 31307392 A JP31307392 A JP 31307392A JP 2669281 B2 JP2669281 B2 JP 2669281B2
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順 小泉
清 藤井
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用の超音波診断装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波診断装置として、
図4に示すような構成が知られている。以下、従来の超
音波診断装置について図4に示す概略ブロック図を参照
しながら説明する。
【0003】図4において、51は超音波診断装置本
体、52は電子走査型の超音波探触子、53はスタンド
オフである。超音波診断装置本体51は送受信回路5
4、送受信条件制御回路55、キーボード56等を備
え、送受信回路54がケーブル57を介して超音波探触
子52に接続されている。スタンドオフ53は表皮の近
距離部や甲状腺等の非平坦部位の診断、または血流測定
等に際し、超音波探触子52と被検体との間に超音波伝
搬媒体を介在させ、距離を一定間隔に保つために使用さ
れ、ホルダと超音波伝搬媒体とから成り、鎖線で示すよ
うに超音波探触子52に装着され、若しくは実線で示す
ように離脱されるように構成されている。そして、キー
ボード56の操作により超音波探触子52に対するスタ
ンドオフ53の装着の有無を入力することにより、送受
信条件制御回路55からの駆動条件に基づき送受信回路
54を介して超音波探触子52により超音波の送受信を
行うことができる。
【0004】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。血流測定等に際し、スタンドオフ53を
使用するには、超音波探触子52にスタンドオフ53を
装着し、超音波診断装置本体51のキーボード56から
スタンドオフ53の装着情報を入力する。これにより、
超音波診断装置本体51の表示画面(図示省略)上にス
タンドオフ53が超音波探触子52に装着されているこ
とが表示され、同時に送受信条件制御回路55に情報が
送られ、送受信条件が切り換えられ、送受信回路54に
送受信条件が送られる。そして、超音波探触子52は上
記送受信条件により超音波振動子(図示省略)が駆動さ
れて超音波を被検体に送信し、被検体からの反射波を超
音波振動子が電気信号に変換して送受信回路54に送出
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波診断装置では、血流測定を行うときなど、ス
タンドオフ53を装着してない送受信条件で診断を行う
と、超音波画像が劣化するため、スタンドオフ53を超
音波探触子52に装着し、若しくは離脱する度に、キー
ボード56上で条件設定をしなければ最適な超音波画像
を得ることができない。したがって、キーボード56の
操作により診断効率が低下し、また、キーボード56の
操作を忘れると、不適切な条件で診断することになり、
被検者の異常の発見が遅れるおそれがあるなどの問題が
あった。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、超音波探触子にスタンドオフが装着さ
れているか否かによって送受信条件を自動的に切り換
え、超音波画像の最適化と診断の効率化を図ることがで
きるようにした超音波診断装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、超音波を送受信する超音波探触子に設け
られ、この超音波探触子にスタンドオフが装着されてい
るか否かを検出する検出器と、この検出器からの検出情
報を伝達する検出情報伝達系と、伝達された検出情報に
より超音波の送受信条件を自動的に最適となるように切
り換える送受信条件制御回路とを備えたものである。
【0008】上記検出器として、スタンドオフの装着時
にこのスタンドオフの操作部により加圧されて動作され
る加圧導電型タッチセンサ、押しボタンスイッチ等を用
いることができる。
【0009】
【作用】したがって、本発明によれば、超音波探触子に
スタンドオフを装着すると、この状態を検出器により検
出し、その検出情報を送受信条件制御回路に検出情報伝
達系を介して伝達することにより、自動的に送受信条件
を最適となるように切り換えて超音波探触子を動作さ
せ、誤りのない、最適な送受信条件で超音波を送受信す
ることができる。また、送受信条件を切り換えるために
キーボードを操作する必要がないので、診断者の無駄な
動作を減らすことができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0011】図1および図2は本発明の第1の実施例に
おける超音波診断装置を示し、図1は概略ブロック図、
図2は超音波探触子とスタンドオフの一部破断側面図で
ある。
【0012】図1において、1は超音波診断装置本体、
2は電子走査型の超音波探触子、3はスタンドオフであ
る。超音波診断装置本体1は送受信回路4、送受信条件
制御回路5、キーボード6等を備え、送受信回路4がケ
ーブル7を介して超音波探触子2に接続されている。ス
タンドオフ3は表皮の近距離部や甲状腺等の非平坦部位
の診断、または血流測定等に際し、超音波探触子2と被
検体との間に超音波伝搬媒体を介在させ、距離を一定間
隔に保つために使用され、ホルダと超音波伝搬媒体とか
ら成り、鎖線で示すように超音波探触子2に装着され、
若しくは実線で示すように離脱されるように構成されて
いる。
【0013】図1および図2に示すように、超音波探触
子2は筐体8の前側に超音波振動子9が設けられ、筐体
8の両側部の凹入部10内に検出器として、加圧導電型
のタッチセンサ11が設けられている。超音波探触子2
にスタンドオフ3が装着された状態でスタンドオフ3に
設けられた操作部12が筐体8の凹入部10に挿入さ
れ、この操作部12によりタッチセンサ11が加圧され
ることにより、そのスイッチが開閉し得るようになって
いる。このようにタッチセンサ11を筐体8の凹入部1
0内に配置することにより、スタンドオフ3を超音波探
触子2に装着することなく診断を行うときに、タッチセ
ンサ11に圧力がかからないようにして誤作動を防止す
ることができる。タッチセンサ11は検出情報伝達系1
3を介して送受信条件制御回路5に接続されている。送
受信条件制御回路5はタッチセンサ11からの情報によ
り、超音波探触子2にスタンドオフ3を装着し、若しく
は離脱したときの最適な送受信条件に自動的に切り換
え、送受信回路4は送受信条件制御回路5で設定された
送受信条件に基づき超音波探触子2により超音波の送受
信を行わせる。
【0014】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。血流測定等に際し、スタンドオフ3を使
用するには、超音波探触子2にスタンドオフ3を装着す
る。これに伴い、スタンドオフ3の操作部12が超音波
探触子2のタッチセンサ11に圧力を加える。そして、
タッチセンサ11はその圧力によってスイッチオンの状
態になり、検出情報伝達系13を介して超音波診断装置
本体1の送受信条件制御回路5に検出情報が送られる。
送受信条件制御回路5ではスタンドオフ3の装着時に最
適となる送受信条件に自動的に切り換えられる。その送
受信条件に基づき送受信回路4を介して超音波探触子2
の超音波振動子9が駆動され、超音波を被検体に送信
し、被検体からの反射波を超音波振動子9が電気信号に
変換して送受信回路4に送出する。
【0015】このように上記実施例によれば、スタンド
オフ3を超音波探触子2に装着することによって、タッ
チセンサ11が作動し、その検出情報を検出情報伝達系
13を介して送受信条件制御回路5に伝達することによ
り、送受信条件が最適となるように自動的に切り換える
ことができるので、最適な超音波画像を得ることができ
る。また、送受信条件を切り換えるために超音波診断装
置本体のキーボード6を操作する必要がないので、診断
者の無駄な動作を減らすことができ、診断の効率化を図
ることができる。
【0016】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0017】図3(a)、(b)は本発明の第2の実施
例における超音波診断装置を示し、図3(a)は超音波
探触子を示す概略断面図、図3(b)は超音波探触子に
スタンドオフを装着した状態の概略断面図である。
【0018】本実施例においては、図3(a)に示すよ
うに、超音波探触子2の筐体8に検出器として押しボタ
ンスイッチ14が設けられ、図3(b)に示すように、
超音波探触子2にスタンドオフ3が装着された際、スタ
ンドオフ3に設けられた操作部15により押しボタンス
イッチ14が加圧されてスイッチオン状態となり、その
検出情報が検出情報伝達系13を介して送受信条件制御
回路5に伝達されるように構成されたものであり、その
他の構成については上記第1の実施例と同様である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波探触子にスタンドオフを装着すると、この状態を検
出器により検出し、その検出情報を送受信条件制御回路
に検出情報伝達系を介して伝達することにより、自動的
に送受信条件を最適となるように切り換えて超音波探触
子を動作させ、誤りのない、最適な送受信条件で超音波
を送受信することができる。したがって、最適な超音波
画像を得ることができる。また、送受信条件を切り換え
るためにキーボードを操作する必要がないので、診断者
の無駄な動作を減らすことができる。したがって、診断
の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における超音波診断装置
を示す概略ブロック図
【図2】同超音波診断装置を示し、超音波探触子とスタ
ンドオフの一部破断側面図
【図3】(a)は本発明の第2の実施例における超音波
診断装置に用いる超音波探触子を示す概略断面図 (b)は同超音波診断装置に用いる超音波探触子とスタ
ンドオフを示し、超音波探触子にスタンドオフを装着し
た状態の概略断面図
【図4】従来の超音波診断装置を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1 超音波診断装置本体 2 超音波探触子 3 スタンドオフ 4 送受信回路 5 送受信条件制御回路 6 キーボード 11 加圧導電型タッチセンサ(検出器) 13 検出情報伝達系 14 押しボタンスイッチ(検出器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−84943(JP,A) 実開 昭60−132707(JP,U) 実開 平2−42608(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波探触子に設けられ、この超音波探
    触子にスタンドオフが装着されているか否かを検出する
    検出器と、この検出器からの検出情報を伝達する検出情
    報伝達系と、伝達された検出情報により超音波の送受信
    条件を自動的に切り換える送受信条件制御回路とを備え
    たことを特徴とする超音波診断装置。
JP31307392A 1992-11-24 1992-11-24 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP2669281B2 (ja)

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JPH06154212A JPH06154212A (ja) 1994-06-03
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