JP2668741B2 - ポリアミド組成物 - Google Patents
ポリアミド組成物Info
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- JP2668741B2 JP2668741B2 JP2242629A JP24262990A JP2668741B2 JP 2668741 B2 JP2668741 B2 JP 2668741B2 JP 2242629 A JP2242629 A JP 2242629A JP 24262990 A JP24262990 A JP 24262990A JP 2668741 B2 JP2668741 B2 JP 2668741B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリアミド組成物に関し、さらに詳しく
は、ポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン系樹脂からな
るアロイで、塗膜との密着力の大きいポリアミド組成物
に関する。
は、ポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン系樹脂からな
るアロイで、塗膜との密着力の大きいポリアミド組成物
に関する。
〔従来の技術〕 ポリアミド樹脂は、その耐熱特性,機械的特性の優れ
た点に着目し、自動車外装用部品、例えばエアソポイラ
ー、ホイールキャップ、バンパー、フードルーバー、サ
イトシールなどへの利用が拡大されつつある。ポリアミ
ド樹脂のもうひとつの特性として吸水性があり、吸水に
よる寸法変化が欠点になる場合が多々ある。最近では、
ポリアミド樹脂に変性ポリフェニレンオキサイドや変性
ポリプロピレンなどでアロイ化し、低吸水材料の開発が
さかんに行われている。
た点に着目し、自動車外装用部品、例えばエアソポイラ
ー、ホイールキャップ、バンパー、フードルーバー、サ
イトシールなどへの利用が拡大されつつある。ポリアミ
ド樹脂のもうひとつの特性として吸水性があり、吸水に
よる寸法変化が欠点になる場合が多々ある。最近では、
ポリアミド樹脂に変性ポリフェニレンオキサイドや変性
ポリプロピレンなどでアロイ化し、低吸水材料の開発が
さかんに行われている。
ところで、自動車外装用部品のホイールキャップやバ
ンバーなどは、車体との一体塗装ではなくオフライン塗
装が一般的である。オフライン塗装の塗料としては、美
観、耐候性、耐薬品性、耐衝撃性などが優れているとこ
ろから広く、ウレタン樹脂塗料が使用されているが、こ
の塗料はポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂のア
ロイに対して密着性が低いため、直接塗装することがで
きない。これは、ポリオレフィン樹脂は無極性で高結晶
性のため塗膜との密着性が極めて悪いためとされ、塗装
を行う際は、クロム酸混液処理、プラズマ処理などの前
処理を行うか、塩素化オレフィン系のプライマー処理が
必要とされている。そのためポリアミド樹脂と変性ポリ
オレフィン樹脂のアロイの成形品の場合も塗料を塗布す
る際には、塩素化オレフィン系のプライマーを塗布し、
次に上塗り用塗料を塗布するという方法で行われている
のが現状である。
ンバーなどは、車体との一体塗装ではなくオフライン塗
装が一般的である。オフライン塗装の塗料としては、美
観、耐候性、耐薬品性、耐衝撃性などが優れているとこ
ろから広く、ウレタン樹脂塗料が使用されているが、こ
の塗料はポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂のア
ロイに対して密着性が低いため、直接塗装することがで
きない。これは、ポリオレフィン樹脂は無極性で高結晶
性のため塗膜との密着性が極めて悪いためとされ、塗装
を行う際は、クロム酸混液処理、プラズマ処理などの前
処理を行うか、塩素化オレフィン系のプライマー処理が
必要とされている。そのためポリアミド樹脂と変性ポリ
オレフィン樹脂のアロイの成形品の場合も塗料を塗布す
る際には、塩素化オレフィン系のプライマーを塗布し、
次に上塗り用塗料を塗布するという方法で行われている
のが現状である。
また、塩素化オレフィン系の樹脂は耐候性が悪いた
め、上塗り用塗料としては使用が難しいとされている。
め、上塗り用塗料としては使用が難しいとされている。
本発明は、ウレタン樹脂塗膜との密着力の大きいポリ
アミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂アロイのポリアミ
ド組成物を提供する。
アミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂アロイのポリアミ
ド組成物を提供する。
(A)ポリアミド樹脂100重量部、 (B)不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性された
変性ポリオレフィン樹脂5〜400重量部及び (C)前記ポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂と
の全使用量100重量部当り0.3〜50重量部の割合となる使
用量の周期律表第I族〜第III族金属のメタクリル酸塩 とからなることを特徴とするポリアミド組成物である。
変性ポリオレフィン樹脂5〜400重量部及び (C)前記ポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂と
の全使用量100重量部当り0.3〜50重量部の割合となる使
用量の周期律表第I族〜第III族金属のメタクリル酸塩 とからなることを特徴とするポリアミド組成物である。
本発明のポリアミド樹脂の具体例としては、ナイロン
6,ナイロン11,ナイロン12などのポリラクタム類、ナイ
ロン66,ナイロン610,ナイロン612などのジカルボン酸と
ジアミンとから得られるポリアミド類、ナイロン6/66,
ナイロン6/610,ナイロン6/12,ナイロン6/612,ナイロン6
/66/610,ナイロン6/66/12,ナイロン6/6T(T:テレフタル
酸成分)などの共重合ポリアミド類、これらの混合物な
どが挙げられる。
6,ナイロン11,ナイロン12などのポリラクタム類、ナイ
ロン66,ナイロン610,ナイロン612などのジカルボン酸と
ジアミンとから得られるポリアミド類、ナイロン6/66,
ナイロン6/610,ナイロン6/12,ナイロン6/612,ナイロン6
/66/610,ナイロン6/66/12,ナイロン6/6T(T:テレフタル
酸成分)などの共重合ポリアミド類、これらの混合物な
どが挙げられる。
本発明のポリオレフィン樹脂の具体例としては、高圧
法ポリエチレン,中低圧法ポリエチレン,ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン、エチレン−プロピレン・コポ
リマー、エチレン−酢酸ビニル・コポリマーなどのオレ
フィン共重合体などが挙げられ、また変性剤としては、
不飽和カルボン酸またはその誘導体があげられる。不飽
和カルボン酸またはその誘導体としては、アクリル酸、
フマール酸、テトロヒドロフタル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸
(エンドシス−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボン酸)など不飽和カルボン酸またはその
誘導体、例えば酸ハライド、アミド、イミド、無水物、
エステルなどが挙げられ、具体的には、塩化マレニル、
マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸モノメ
チル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエートなど
が例示される。これらの中でポリオレフィン樹脂として
は、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン・コポリマ
ーが機械特性として好ましい。変性剤としては、マレイ
ン酸または、これらの無水物が好ましい。
法ポリエチレン,中低圧法ポリエチレン,ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン、エチレン−プロピレン・コポ
リマー、エチレン−酢酸ビニル・コポリマーなどのオレ
フィン共重合体などが挙げられ、また変性剤としては、
不飽和カルボン酸またはその誘導体があげられる。不飽
和カルボン酸またはその誘導体としては、アクリル酸、
フマール酸、テトロヒドロフタル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸
(エンドシス−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボン酸)など不飽和カルボン酸またはその
誘導体、例えば酸ハライド、アミド、イミド、無水物、
エステルなどが挙げられ、具体的には、塩化マレニル、
マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸モノメ
チル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエートなど
が例示される。これらの中でポリオレフィン樹脂として
は、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン・コポリマ
ーが機械特性として好ましい。変性剤としては、マレイ
ン酸または、これらの無水物が好ましい。
本発明の周期律表第I族〜第III族金属のメタクリル
酸塩の具体例としてはNa,Cu,Mg,K,Ca,Zn,Sr,Ba,Alのメ
タクリル酸塩を挙げることができる。好ましくはメタク
リル酸Zn,メタクリル酸Caなどを挙げることができる。
酸塩の具体例としてはNa,Cu,Mg,K,Ca,Zn,Sr,Ba,Alのメ
タクリル酸塩を挙げることができる。好ましくはメタク
リル酸Zn,メタクリル酸Caなどを挙げることができる。
このポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂アロイ
には、ゴム類,,熱可塑性樹脂などが含まれてもよい。こ
のゴム類の例としては、エチレンプロピレンゴム、アク
リロニトリルブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合ゴム及びその水素添加物、スチレン−イソ
ブレンブロック共重合ゴム及びその水素添加物、及びこ
れらのカルボン酸変性物やこれらの混合物を挙げること
ができる。また、熱可塑性樹脂の例としては、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アイオノマ
ー樹脂、及びこれらの混合物を挙げることができる。ア
イオノマーの代表的な例としては、エチレン、プロピレ
ン、ブチレンなどの不飽和炭化水素と、マレイン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸との共
重合体、または上記不飽和炭化水素、不飽和カルボン
酸、及び不飽和カルボン酸のアルキルエステルの共重合
体が金属イオンにそって架橋されている熱可塑性樹脂を
挙げることができる。
には、ゴム類,,熱可塑性樹脂などが含まれてもよい。こ
のゴム類の例としては、エチレンプロピレンゴム、アク
リロニトリルブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合ゴム及びその水素添加物、スチレン−イソ
ブレンブロック共重合ゴム及びその水素添加物、及びこ
れらのカルボン酸変性物やこれらの混合物を挙げること
ができる。また、熱可塑性樹脂の例としては、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アイオノマ
ー樹脂、及びこれらの混合物を挙げることができる。ア
イオノマーの代表的な例としては、エチレン、プロピレ
ン、ブチレンなどの不飽和炭化水素と、マレイン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸との共
重合体、または上記不飽和炭化水素、不飽和カルボン
酸、及び不飽和カルボン酸のアルキルエステルの共重合
体が金属イオンにそって架橋されている熱可塑性樹脂を
挙げることができる。
さらに、このポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹
脂アロイには所望に応じ無機充填剤を配合し補強するこ
ともできる。この無機充填剤の具体例としては、炭酸カ
ルシウム、ケイ酸カルシウム(ワラストナイト)、タル
ク、カオリン、マイカ、酸化チタン、アルミナ、シリ
カ、フェライト、炭酸などの粉末や、ガラス繊維、炭素
繊維、金属繊維、ホウ素繊維、チタン酸カリウム繊維、
セラミック繊維などの繊維を挙げることができる。無機
充填剤は、単独でまたは2種以上を組合わせて用いても
よい。
脂アロイには所望に応じ無機充填剤を配合し補強するこ
ともできる。この無機充填剤の具体例としては、炭酸カ
ルシウム、ケイ酸カルシウム(ワラストナイト)、タル
ク、カオリン、マイカ、酸化チタン、アルミナ、シリ
カ、フェライト、炭酸などの粉末や、ガラス繊維、炭素
繊維、金属繊維、ホウ素繊維、チタン酸カリウム繊維、
セラミック繊維などの繊維を挙げることができる。無機
充填剤は、単独でまたは2種以上を組合わせて用いても
よい。
周期律表第I族〜第III族金属のメタクリル酸塩はポ
リアミド樹脂と変性ポリオレフィン系樹脂との全使用量
100重量部当たり、0.3〜50重量部好ましくは0.7〜10重
量部含有するように添加する。0.3重量部未満ではウレ
タン樹脂塗料との密着性を改良する効果が不十分であ
る。50重量部を超えて添加しても塗装密着性は同等であ
りコストアップにつながり好ましくない。
リアミド樹脂と変性ポリオレフィン系樹脂との全使用量
100重量部当たり、0.3〜50重量部好ましくは0.7〜10重
量部含有するように添加する。0.3重量部未満ではウレ
タン樹脂塗料との密着性を改良する効果が不十分であ
る。50重量部を超えて添加しても塗装密着性は同等であ
りコストアップにつながり好ましくない。
また、すでに、塗膜密着性を改良するポリアミド組成
物として、特開昭59−18756号公報に記載されているト
リアジン類を組合わせて用いてもよい。
物として、特開昭59−18756号公報に記載されているト
リアジン類を組合わせて用いてもよい。
この発明のポリアミド組成物を調整する方法、すなわ
ちメタクリル酸金属塩含有ポリアミド樹脂と変性ポリオ
レフィン樹脂アロイの調整方法は特に制限がなく、公知
の配合方法のいずれも採用することができる。配合方法
の例としては、ポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹
脂とメタクリル酸金属塩をドライブレンドする方法、こ
のドライブレンド物を溶融混合押し出してペレットとす
る方法、所定量以上のメタクリル酸金属塩を練りこんだ
マスターペレットを調整し、これを希釈用ポリアミド樹
脂と変性ポリオレフィン樹脂アロイ材料にドライブレン
ドする方法、あるいはポリアミド樹脂重合時またはポリ
オレフィン樹脂重合時にメタクリル酸金属塩を添加しア
ロイとして使用する方法などが挙げられる。
ちメタクリル酸金属塩含有ポリアミド樹脂と変性ポリオ
レフィン樹脂アロイの調整方法は特に制限がなく、公知
の配合方法のいずれも採用することができる。配合方法
の例としては、ポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹
脂とメタクリル酸金属塩をドライブレンドする方法、こ
のドライブレンド物を溶融混合押し出してペレットとす
る方法、所定量以上のメタクリル酸金属塩を練りこんだ
マスターペレットを調整し、これを希釈用ポリアミド樹
脂と変性ポリオレフィン樹脂アロイ材料にドライブレン
ドする方法、あるいはポリアミド樹脂重合時またはポリ
オレフィン樹脂重合時にメタクリル酸金属塩を添加しア
ロイとして使用する方法などが挙げられる。
本発明のポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂ア
ロイ組成物は、要求される特性に応じて他の添加剤、例
えば耐熱剤,紫外線吸収剤を含む耐候剤,難燃剤,帯電
防止剤,滑剤,可塑剤,核剤,発泡剤,着色剤,安定
剤,カップリング剤などを含有することができる。
ロイ組成物は、要求される特性に応じて他の添加剤、例
えば耐熱剤,紫外線吸収剤を含む耐候剤,難燃剤,帯電
防止剤,滑剤,可塑剤,核剤,発泡剤,着色剤,安定
剤,カップリング剤などを含有することができる。
本発明のポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂ア
ロイ組成物は、公知の成形方法、例えば、射出成形,押
し出し成形,プロー成形,圧縮成形などによって各種成
形品に成形することができる。
ロイ組成物は、公知の成形方法、例えば、射出成形,押
し出し成形,プロー成形,圧縮成形などによって各種成
形品に成形することができる。
次に実施例及び比較例を示す。
なお、実施例及び比較例中の塗膜密着性評価に用いた
塗料及び塗膜密着性の測定方法は、次のとおりである。
塗料及び塗膜密着性の測定方法は、次のとおりである。
(1)塗料 ウレタン樹脂塗料(オリジン電気株式会社製、オリジ
プレートZホワイト),(オリジン電気株式会社製、オ
リジプレートZシルバーメタリック)を専用硬化剤及び
専用シンナーで希釈。
プレートZホワイト),(オリジン電気株式会社製、オ
リジプレートZシルバーメタリック)を専用硬化剤及び
専用シンナーで希釈。
(2)密着性 JISK5400−1979に準じ、1mm角基盤目試験を行い、剥
離しない面積割合を求めた。(100/100=剥離しない面
積割合/1mm角×100碁盤目) 以下の試験において「部」はすべて「重量部」を示
す。
離しない面積割合を求めた。(100/100=剥離しない面
積割合/1mm角×100碁盤目) 以下の試験において「部」はすべて「重量部」を示
す。
実施例1〜10 ナイロン6、100部とマレイン酸で変性した変性ポリ
プロピレン、45部にメタクリル酸亜鉛1.5部をドライブ
レンドした混合物を押出機を用いてペレットを得た。こ
の材料を射出成形し、平板(長さ125mm,幅75mm,厚さ3m
m)を作製した。この平板にウレタン樹脂塗料をエアス
プレイー塗装し室温で10分間放置後、80℃で30分加熱硬
化し塗装物を得た。この塗装物の塗膜厚みは40μmであ
った。この塗装物の密着性を測定した結果を第1表に示
す。
プロピレン、45部にメタクリル酸亜鉛1.5部をドライブ
レンドした混合物を押出機を用いてペレットを得た。こ
の材料を射出成形し、平板(長さ125mm,幅75mm,厚さ3m
m)を作製した。この平板にウレタン樹脂塗料をエアス
プレイー塗装し室温で10分間放置後、80℃で30分加熱硬
化し塗装物を得た。この塗装物の塗膜厚みは40μmであ
った。この塗装物の密着性を測定した結果を第1表に示
す。
また、メタクリル酸亜鉛の量を変量させた結果及びト
リアジン類(メラミン)併用結果を実施例2,3,4,5とし
て第1表に示す。
リアジン類(メラミン)併用結果を実施例2,3,4,5とし
て第1表に示す。
実施例6では、メタクリル酸亜鉛のかわりにメタクリ
ル酸カルシウムを添加した以外は実施例1と同様にペレ
ット及び塗装物を作成し密着性を測定した。
ル酸カルシウムを添加した以外は実施例1と同様にペレ
ット及び塗装物を作成し密着性を測定した。
また、比較のためにメタクリル酸亜鉛未含有物の結果
を比較例1として第1表に示す。
を比較例1として第1表に示す。
実施例7及び比較例2 実施例1のメタクリル酸亜鉛1.5部,ナイロン6、100
部とマレイン酸で変性した変性ポリプロピレン45部とガ
ラス繊維を添加混合し、ナイロン6、100部に対しメタ
クリル酸亜鉛1.5部、ガラス繊維10部含有のペレットを
調整した。このペレットを用い、実施例1と同様にして
塗装物を作成し密着性を測定した。結果を実施例7とし
て第2表に示す。また、比較のためにメタクリル酸亜鉛
未含有物の結果を比較例2として第2表に示す。
部とマレイン酸で変性した変性ポリプロピレン45部とガ
ラス繊維を添加混合し、ナイロン6、100部に対しメタ
クリル酸亜鉛1.5部、ガラス繊維10部含有のペレットを
調整した。このペレットを用い、実施例1と同様にして
塗装物を作成し密着性を測定した。結果を実施例7とし
て第2表に示す。また、比較のためにメタクリル酸亜鉛
未含有物の結果を比較例2として第2表に示す。
実施例8及び比較例3 実施例7のガラス繊維の代わりにケイ酸カルシウムを
用いる以外実施例1と同様にして塗装物を作成し密着性
を測定した。結果を実施例8として第2表に示す。ま
た、比較のためにメタクリル酸亜鉛未含有物の結果を比
較例3として第2表に示す。
用いる以外実施例1と同様にして塗装物を作成し密着性
を測定した。結果を実施例8として第2表に示す。ま
た、比較のためにメタクリル酸亜鉛未含有物の結果を比
較例3として第2表に示す。
実施例9及び比較例4 実施例1のメタクリル酸亜鉛1.5部、ナイロン6、100
部及びマレイン酸で変性した変性ポリプロピレン45部
に、アイオノマー樹脂(三井ポリケミカル社製、ハイミ
ラン1706)を添加混合し、押出機を用いてナイロン6、
100部に対しメタクリル酸亜鉛1.5部、アイオノマー樹脂
10部含有のペレットに調整した。このペレットを用い、
実施例1と同様にして塗装物を作成し密着性を測定し
た。結果を実施例9として第2表に示す。また、比較の
ためにメタクリル酸亜鉛未含有物の結果を比較例4とし
て第2表に示す。
部及びマレイン酸で変性した変性ポリプロピレン45部
に、アイオノマー樹脂(三井ポリケミカル社製、ハイミ
ラン1706)を添加混合し、押出機を用いてナイロン6、
100部に対しメタクリル酸亜鉛1.5部、アイオノマー樹脂
10部含有のペレットに調整した。このペレットを用い、
実施例1と同様にして塗装物を作成し密着性を測定し
た。結果を実施例9として第2表に示す。また、比較の
ためにメタクリル酸亜鉛未含有物の結果を比較例4とし
て第2表に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)ポリアミド樹脂100重量部、 (B)不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性された
変性ポリオレフィン樹脂5〜400重量部及び (C)前記ポリアミド樹脂と変性ポリオレフィン樹脂と
の全使用量100重量部当り0.3〜50重量部の割合となる使
用量の周期律表第I族〜第III族金属のメタクリル酸塩 とからなることを特徴とするポリアミド組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2242629A JP2668741B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ポリアミド組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2242629A JP2668741B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ポリアミド組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04122771A JPH04122771A (ja) | 1992-04-23 |
JP2668741B2 true JP2668741B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17091896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2242629A Expired - Fee Related JP2668741B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | ポリアミド組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668741B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6087427A (en) * | 1995-11-21 | 2000-07-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Moldable thermoplastic resin composition |
JP7365361B2 (ja) * | 2018-12-11 | 2023-10-19 | バンドー化学株式会社 | 架橋ゴム組成物及びそれを用いたゴム製品 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0224355A (ja) * | 1988-07-12 | 1990-01-26 | Tonen Sekiyukagaku Kk | 繊維強化ポリマー組成物 |
DE3810519C1 (ja) * | 1988-03-28 | 1989-10-12 | Ems-Inventa Ag, Zuerich, Ch | |
JPH02208359A (ja) * | 1989-02-09 | 1990-08-17 | Showa Denko Kk | ポリアミド樹脂組成物 |
JPH04100858A (ja) * | 1990-08-18 | 1992-04-02 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 熱可塑性エラストマー組成物および冷凍機用ゴム部材 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP2242629A patent/JP2668741B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04122771A (ja) | 1992-04-23 |
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