JP2668633B2 - 信号伸張をともなう微弱電力増幅器/トランスデューサドライバ - Google Patents

信号伸張をともなう微弱電力増幅器/トランスデューサドライバ

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JP2668633B2
JP2668633B2 JP5103596A JP10359693A JP2668633B2 JP 2668633 B2 JP2668633 B2 JP 2668633B2 JP 5103596 A JP5103596 A JP 5103596A JP 10359693 A JP10359693 A JP 10359693A JP 2668633 B2 JP2668633 B2 JP 2668633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般に電気回路の分野に関連
し、より厳密にはトランジスタ増幅器に関連するもので
ある。
【0002】電気通信および電話通信など、さまざまな
分野で、比較的低いインピーダンス負荷に低歪信号を伝
達でき、最小電流要件を持つ増幅器またはトランスデュ
ーサ、あるいはその両者が求められている。このような
増幅器またはトランデューサは、補聴器関係など他の産
業においても求められている。
【0003】トランジスタ増幅器は、その能動トランジ
スタの動作点から分類することができよう。正弦波入力
に対して、いわゆる「クラスA」増幅器の能動素子は、
入力サイクル全体にわたって導通する。「クラスB」増
幅器では、トランジスタはカットオフ点でバイアスさ
れ、入力サイクルごとにその半分だけ導通する。クラス
A増幅器とクラスB増幅器の中間に、「クラスAB」増
幅器があり、能動トランジスタのコレクタ電流が入力サ
イクル全体には満たないが半分よりは長く流れる。クラ
スABの動作では、一方のトランジスタが入力信号の正
の部分を増幅し、他方のトランジスタが入力信号の負の
部分を増幅する。「クラスC」動作のトランジスタは、
そのカットオフ領域の深い位置でバイアスされ、この方
式は主に無線周波数同調増幅器で使用されている。
【0004】クラスB増幅器についてよく知られている
問題は、クロスオーバ歪であり、これはトランジスタの
非常に低い電流レベルでの入力特性の湾曲に起因する現
象である。この湾曲により、クラスBで動作しカットオ
フ点(すなわち、コレクタ電流がゼロの点)でバイアス
されるトランジスタは、低レベル信号を歪ませる傾向が
ある。実際には、クラスB増幅器のクロスオーバ歪は、
クラスBトランジスタの一方が導通し、他方のクラスB
トラジスタが遮断されるクロスオーバ領域における増幅
器の出力特性の歪(キンク)となって現れる。
【0005】クロスオーバ歪の問題を低減させる方法の
一つとして、クラスB増幅器の各段を、カットオフ点よ
り上、かつ各トランジスタの入力特性の湾曲領域外でバ
イアスする方法がある。しかしながら、この方法では、
入力信号がゼロの場合でも直流電流が存在するため、増
幅器の消費電流が増加する。この方法で得られる増幅器
をクラスBと呼ぶとしても、実質的にはクラスABの動
作となってしまうのである。
【0006】本発明は、以前の微弱電力設計の特性であ
るクロスオーバ歪のない電力トランスデューサドライバ
に関する。本発明によれば、クラスAB増幅器の低歪特
性とクラスB増幅器の低消費電力特性を兼ね備えた増幅
器が提供される。加えて、無信号または低信号状態での
雑音低減に適用できる回路の固有特性として、信号伸張
が得られる。
【0007】本発明では、必要とされる瞬間に負荷の所
要電流のみが電源から取り出される動的バイアス出力段
を採用する。ピーク電流が負荷に供給された直後に、回
路は「アイドル」状態に戻る。これは、実質的にクラス
Bの動作であり、クロスオーバ歪のない出力信号を供給
するためにかなりの量の電流が常時出力段に流れていな
ければならない従来のクラスABの動作とは異なってい
る。上述したように、クラスBのシステムは通常この種
の歪をこうむるため、この固有問題を除去するためにク
ラスBのトポロジーを修正する必要がある。本発明に基
づくシステムは、クロスオーバ歪がないだけでなく、実
質的に零入力電流の要件もない。このシステムでは、約
2.0Vの電源電圧(以後「Vcc」と表記する)で15
0Ωに−10dBVの信号を供給することが可能であ
る。定義により、電流は負荷に電力を供給する瞬間だけ
電源から取り出され、所要電流は負荷インピーダンスと
信号レベルの関数になる。出力段の効率性を実現するた
めには、いくつかの機構が必要になる。その一つは、負
帰還の顕著な使用であり、ドライバ段の固有の高い開放
ループ利得によって可能となる。ただし、負帰還だけで
は、低インピーダンス負荷でゼロのクロスオーバ歪を保
証するには十分ではない。本発明者により、出力段トラ
ンジスタを導通の瞬間にバイアスし、バイアスが出力信
号と負荷の状態に応じた要求を満たせるようなバイアス
方式を設計することによって、ゼロ・クロスオーバ出力
が達成できることが実証された。
【0008】本発明の前述した特徴やその他の特徴は、
添付図面を参照しながら本発明の特定の実施例の詳しい
説明を読むと、もっとも理解しやすいであろう。
【0009】図1は、本発明の一つの実施例に基づいた
増幅器システム10のシステム構成部分の相互接続を示
す。図1に示すように、増幅器システムは、低レベル利
得段12、2次ドライバ段14、結合自己バイアス回路
18付きの最終出力段16、および直流バイアス制御お
よび帰還回路20から構成されている。信号伸張(si
gnal expansion)特性は、バイアス制御
回路20と位相反転回路28経由の信号帰還とともに、
ドライバ段14と出力段16の相互作用によってもたら
される。図1のシステム10には、さらに、出力段16
の出力とドライバ段14の入力の間に設けられた帰還補
償回路22、低レベル利得段12の出力と入力の間に設
けられた利得制御回路24を含み、低レベル利得段12
とドライバ段14に電力を供給する電流源26も含ませ
てもよい。
【0010】図1では、入力信号源を30、出力負荷イ
ンピーダンスを32で表す。
【0011】図2の回路図に進むと、抵抗R1とコンデ
ンサC1が信号発生器30からの入力信号をトランジス
タQ1のベースに結合していることが分かる。このトラ
ンジスタQ1とトランジスタQ2、ならびに結合抵抗が
低レベル利得段12を構成している。抵抗R8とR6は
閉ループ利得を設定し、R5とともにこの段の動作電流
を確立する。Q2のコレクタからの信号は、トランジス
タQ4のベースに結合される。Q4とトランジスタQ5
は別の直列帰還対を構成する。R8が低レベル利得段1
2のループを閉じるのに対し、出力段16からの出力は
ドライバ段14の帰還素子として使用されている。直列
コンデンサC5は、出力段16の直流バイアス状態を、
システムの残りの部分の直流状態から分離する。抵抗R
14は、ドライバ段14の閉ループ利得を設定する。コ
ンデンサCsは、リアンクタンス負荷に対する安定性を
保証するための周波数/位相補償として設けられてい
る。
【0012】Q5のコレクタは、出力段16を駆動し、
低レベル利得段12とドライバ段14の直流バイアス制
御の監視点の役割も果たしている。この直流バイアス制
御の仕組みは次の通りである。Q5のコレクタ電流は、
抵抗R10とR7からなる電圧分割回路に入り、Q3の
ベース電圧を上昇させ、これによってQ3が導通し始
め、Q1のベース駆動を低下させる。この低下された駆
動は、Q5のスケールされたコレクタ電圧によりQ3が
導通する平衡点に達するまで、Q2、Q4、およびQ5
を伝わる。
【0013】図1に示すように、出力段16はドライバ
段14に駆動され、動的バイアス最小零入力電流設計に
なっている。再び図2に戻ると、出力トランジスタQ8
とQ9の静止ベース駆動はR17を介して供給される。
電流は、Q8のベースに入り、トランジスタQ8とQ9
の両方のエミッタを通過して、Q9のベースから出る。
次に電流はバイアス制御トランジスタQ10とR18を
通過する。抵抗R16は、Q10のベース駆動を供給す
る。その結果、Q8とQ9のコレクタ電流は、R19に
入る。Q7は、そのベース電圧が約0.5Vに上昇した
時に導通し始める。この結果、Q10のベース駆動がな
くなり、Q9のベース駆動が低下し、かくして出力トラ
ンジスタのコレクタ電流が減少する。この自己調節バイ
アス方式によって、Vccの変化とトランジスタのβの変
動には反応しないようになる。出力段の零入力電流はR
19によって設定され、適正動作のために数100nA
から数μAの範囲に設定することができる。
【0014】コンデンサC6とC7は、ドライバ段14
の出力(すなわちQ5のコレクタ)からの信号をQ8と
Q9のベースに結合する。波形の正の部分がC6を通過
して、Q8のベース駆動を上昇させる。その結果、エミ
ッタ電流がC8を通って負荷に入る。この正の部分に対
する電流は、正電源レールから供給される。信号の負の
部分の処理は、Vccからの電流を必要としないという意
味で実質的に「不要」である。これは、出力結合コンデ
ンサC8が通常正電圧を加えられ、この通常は正である
電圧が除去されて、その結果コンデンサに「蓄積」され
た電荷が放電経路を介してアースに流れる際に、負のサ
イクルに対する電流を供給するからである。詳しく説明
すると、出力トランジスタQ8とQ9のエミッタは、V
ccから−0.6Vへとバイアスされる。サイクルの負の
部分では、トランジスタQ8は遮断し、Q9はより強く
導通し始める。電流は、C8から流出し始めて、Q9の
エミッタに入り、Q9のコレクタから出る。さらに、Q
7のベース−エミッタ接合を通過してアースに至る。そ
の結果、電流はR15でスケールされてQ6に反映さ
れ、Q6が負の半サイクルの間、Q9からQ7までのベ
ース電流のブートストラップ経路を供給する。この間、
Q7が完全に飽和してQ10を遮断し、Q9のベースと
C7を通過する信号経路を妨害しないようにしている。
【0015】理論上の最大ピーク間出力信号レベルは、
Vcc−(Vbe+2Vce sat)程度である。ただし、Vcc
は電源電圧、Vbeはトランジスタのベースとエミッタ間
の電圧、Vce satは飽和状態にあるトランジスタのコレ
クタとエミッタ間の電圧である。Q8のベース電圧は約
Vccであり、これはエミッタ電圧がそれよりVbeだけ低
いことを意味する。信号はこの直流レベルに重畳され
る。Q8のエミッタの最大の正信号ピークは、Vccより
Vce satだけ低い。最大の負信号ピークは、アースより
Vbe(Q7)+Vce sat(Q9)だけ上にある。出力ト
ランジスタのエミッタ電圧はVccの上昇とともに上昇す
るので、理論上の最大の負の揺れもVccの上昇とともに
上昇しうる。しかしながら、最大の正の揺れは、Q8の
コレクタ/エミッタ飽和電圧がどれだけ正のレールに接
近できるかによって制限を受ける。したがって、Vccの
上昇にもかかわらず、最大使用可能ピーク間電圧は、最
大正ピーク電圧の約2倍、すなわち約900mVにな
る。この出力レベルは、先行する増幅器12とドライバ
段14が出力段トランジスタに所要ドライブレベルを供
給することができるものと想定している。出力段16の
零入力電流は極めて低いが、負荷インピーダンス32に
伝達される実際の動的電流は極めて高くなりうることが
理解されなければならない。供給しなければならない電
流総量は、零入力電流と負荷電流の合計である。負荷電
流は、すでに述べたように負荷インピーダンスと出力レ
ベルの関数であり、IL =Vout /2RL と表される。
この式から、150Ωの負荷に300mVの信号を与え
るには電源から1mAの動的電流が必要になることが分
かる。
【0016】信号伸張は、低電流出力に対する出力トラ
ンジスタQ8とQ9の動的エミッタ抵抗の増大を利用す
ることによって可能になる。Q8とQ9のエミッタ電流
は瞬時信号レベルの関数であるため、これらのトランジ
スタのエミッタ抵抗(Re )も信号レベルとともに変化
する。Re は約0.025/Icであることが知られて
いる。すなわち、低信号レベルでRe が増加するので、
出力負荷インピーダンスとの電圧分割効果によって出力
レベルは低下することになる。ただし、C5とR14を
経由する帰還によって、ドライバ段Q4とQ5からの信
号は、出力トランジスタのベースに加えられる信号レベ
ルを増大させて一定出力を保とうとする。この増大信号
は、R10、R7、およびQ3でスケールされ、位相反
転を受けて、低レベル利得段12の入力で到来信号に
「加算」される。この結果、システム全体で「処理」さ
れる実際の信号が低下し、そのため出力信号レベルがさ
らに低下することになる。
【0017】本発明に基づいたシステムの信号伸張特性
の効果を図3のグラフに示す。図3のグラフは、本発明
の開示された実施例に基づいたシステムでの入力電圧
(横軸)対出力電圧(縦軸)を示し、RL =150Ω
(図3の40で示す関数)とRL=450Ω(図3の4
2で示す関数)について示してある。
【0018】この信号伸張動作は、動的エミッタ抵抗の
変化によってのみ発生することに注意することが重要で
ある。出力段が、クラスABの動作に典型的なように完
全導通あるいは部分導通となるようにバイアスされた場
合には、出力負荷との動的電圧分割効果は、出力トラン
ジスタを駆動する駆動信号に対する補償変化を必要とし
ないであろう。したがって、この信号は、先に述べた信
号伸張特性を得るためには使用できないであろう。
【0019】回路設計に習熟した者には、本発明で開示
されたシステムの伸張特性が出力負荷インピーダンス3
2の関数であることが明らかであろう。負荷インピーダ
ンスが小さいほど、伸張動作の効果は大きい。入力抵抗
R1の調節を所望の伸張傾斜を制御することに使用で
き、抵抗R7をコンデンサでアースまでバイパスするこ
とによってバイアス制御ループを経由して帰還信号を除
去することにより、伸張機能を完全に不能にする。図3
において、44で示す関数が、伸張機能を不能にした場
合のシステムの入力電圧対出力電圧の関係を示してい
る。
【0020】さほど明かでない伸張動作の副作用に、シ
ステムが増幅する信号の歪がある。これは、Q5のコレ
クタでの補償誤差信号が出力トランデューサの負荷効果
を補償するためにその大きさが増大しているだけでな
く、出力段の他の非線形特性を補償するためにその波形
が変形されている事実による。これは、出力段と先行ド
ライバ段間の局所帰還ループの当然の結果である。一般
に、生成される歪の副産物は、システムを音声信号の増
幅に使用する場合には耳には聞こえない。歪の最小化が
要求される応用例では、説明した方法による伸張動作の
効果を低減したり除去することが必要になろう。
【0021】ここに説明したすべてのサブシステムから
構成される完全なシステムの代表的な仕様を表1に示
す。
【0022】
【表1】 無信号電流: 約25μA 最大Vout : −20dBV@Vcc=1.5V,−1
0dBV@2.0V;RL =150Ω 伸張の程度: 20dB@Vin=−60dBV@RL
=150Ω 最小RL : 32Ω システム利得: 23dB@1kHz@Vout =−10
dBV
【0023】図4は、モジュラ電話器のヘッドセットア
ダプタ100のブロックダイヤグラムである。モジュラ
アダプタ100は、とりわけ、本発明で開示された実施
例に基づいた2個の増幅器から構成されている。図4の
モジュラアダプタ100は、市販されている電話器のヘ
ッドセット装置(図4には示されていない)を、市販さ
れているさまざまな電話器のどれか(図4には示されて
いない)に接続するのを可能にする。後述するように、
切り換えによって、使用者はモジュラアダプタ100の
複数の対応モードから一つのモードを選択できる。電話
通信分野に通暁した者には明らかなように、市販されて
いる電話器の電気的・物理的構成が多岐に渡っているた
め、切り換えが必要になるのである。
【0024】本発明の目的に適した電話器ヘッドセット
装置の一つに、Plantronics, Inc.(カリフォルニア州
サンタクルーズ)製のMirageTMがある。ただし、多くの
市販されているヘッドセットが本発明を実用化するため
に利用しうることも理解されなければならない。本発明
の目的に適した別のヘッドセット装置には、Burrisほか
に認可された米国特許No.4,720,857のヘッ
ドセットがあり、本願の出願人が譲り受けたもので、こ
こに参考のためにその特許全体を取り込んで、本願明細
書の一部とする。
【0025】モジュラアダプタ100は、図4にまとめ
て102で示した構成/制御/インターフェース回路、
受信(RX)増幅器104(RxAMP)、および送信
(TX)増幅器106(TxAMP)から構成されてい
る。多重導線108がモジュラコネクタ109で終端さ
れ、モジュラアダプタ100を従来の電話器の基本装置
の受話器部分(図4には示されていない)に結合できる
ようにしている。別の多重導線110がモジュラコネク
タ111で終端され、モジュラアダプタ100を従来の
電話受話器(図には示されていない)に結合できるよう
になっている。回路102は、コネクタ103とライン
112を介して外部電池または交流電源(示されていな
い)と接続する必要がある場合もある。モジュラコネク
タ114により、上記の’857特許で開示されたよう
な電話器ヘッドセット装置にモジュラアダプタ100を
接続することができる。モジュラコネクタ109、11
1、および114は従来のRJ11/14/45モジュ
ラコネクタおよびその相当品など電話通信の分野でよく
知られた任意の適当なモジュラタイプコネクタでよいこ
とが理解されなければならない。同様に、コネクタ11
3は外部電源をモジュラアダプタ100に結合するのに
適するものと認められるさまざまなタイプのコネクタの
どれであってもよい。
【0026】モジュラアダプタ100をライン108経
由で電話器基本装置に結合し、ライン110経由で受話
器に結合すると、実質的に基本装置と受話器の間に装着
されたことになり、かくしてコネクタ114で結合され
た受話器とヘッドセット装置を電話器基本装置の受話器
部分に結合することができる。
【0027】図5は、図4の構成/制御/インターフェ
ース回路102の回路図である。図5では、図4で説明
した多重導線108は、モジュラコネクタ109で終端
される4本の別々の導線として示されている。同様に、
回路102を電話器の受話器に結合する多重導線110
は、モジュラコネクタ111で終端される4本の別々の
導線として示されている。
【0028】回路102の多極スイッチ120によっ
て、モジュラアダプタ100の使用者は受話器またはヘ
ッドセットのいずれかの操作を選択することができる。
この分野に精通する者には明らかなように、図に示した
スイッチ120の位置では、従来の電話受話器(コネク
タ111にある)を従来の電話器(コネクタ109にあ
る)に結合する。スイッチ120の別の位置では、ヘッ
ドセットカプセル(示されていない)を電話器(コネク
タ109にある)に結合する。
【0029】先に述べたように、モジュラアダプタ10
0と電話器基本装置と受話器間の接続の電気的・物理的
構成は、電話器の種類によって変わりうる。例えば、エ
レクトレットタイプの電話器に関連する信号の電気特性
は、カーボンタイプの電話器に関連する信号の電気特性
とは異なっている。さらに、モジュラアダプタ100の
接続位置109と111に接続される導線の物理的レイ
アウトも電話器により変わりうる。したがって、モジュ
ラアダプタ100を多様な電話器と組み合わせて動作で
きるようにするために、図5のブロック116−1、1
16−2、および116−3で示した使用者が操作する
スイッチ116が装備されている。スイッチ116で実
現されている切り換え機能によって、モジュラアダプタ
100を多岐に渡る市販電話器に対応できるように再構
成することが容易である。スイッチ116には複数極点
を持つスライドスイッチを使用するのが望ましく、スイ
ッチ116をある位置から別の位置に移動したときに、
切り換えられる導体のさまざまな組み合わせが得られる
ようになる。スイッチ116が提供しなければならない
ある特定の接続の組み合わせは、モジュラアダプタ10
0が対応できる電話器のタイプによって異なることが理
解されなければならない。
【0030】図5では、スイッチ116で作られる複数
の電気接続の組み合わせのうちの一つが、個々のブロッ
ク116−1、116−2、および116−3の中の点
線で示されている。示される位置では、スイッチ116
−1がスイッチ120から出たライン122をCARB
−2というラインに結合し、他の位置ではスイッチ11
6−1がライン122をTX−BATTというライン
か、アースか、またはTX−VEXTというラインに結
合する。各図において、図5の123と125で示され
るような矢印型のコネクタボックスが、ある特定のライ
ンと別の図面の対応するラインとの接続を示すものとし
て理解されなければならない。したがって、例えば、ラ
インRX−1にあるコネクタボックス123は図8のラ
インRX−1にあるボックス123と接続されると見な
されるべきである。図5の点線で示される一組の接続
は、モジュラアダプタ100をカーボンタイプの電話器
対応にする。異なる対応が必要な場合は、スイッチ11
6を異なる位置に移動させて、かくしてモジュラアダプ
タ100の切り換えられる導体間の異なる組の接続を確
立する。
【0031】スイッチ116のそれぞれの位置が、モジ
ュラアダプタ100のある特定の対応モードに対応する
のが望ましい。本発明で開示される実施例においては、
ブロック116−1、116−2、および116−3の
点線で示す接続は、「カーボン」の位置に対応し、モジ
ュラアダプタ100は従来のカーボン粒トランスデュー
サを持つ電話器対応になっている。別の位置では、Merl
inTMシステムのようなAT&Tの特定の市販電話器対応
にすることができる。そのほかの位置では、モジュラア
ダプタ100をその他のいろいろな種類の市販電話器対
応にできる。すなわち、Panasonic 製のいろいろな「電
子式」電話、あるいはSiemens 製やRolm製のモデルな
ど、マイクに直流電力を供給しないいわゆる「ダイナミ
ック」電話器対応である。
【0032】再び図5に戻って、必要な場合にはモジュ
ラアダプタ100の外部電力がコネクタ113経由で回
路102に供給されることを思い出していただきたい。
図5の点線130の中に示した回路部分がライン132
上の直流電源信号を供給する。この分野に精通している
者には明らかなように、ライン132上の直流電源は、
モジュラアダプタ100内部の電池134からか、ある
いはコネクタ113で結合された外部交流−直流アダプ
タ(示されていない)から供給することができる。外部
アダプタをコネクタ113に結合すると、外部アダプタ
の使用時には不要になるので電池134は自動的に回路
102から切断される。
【0033】点線135の中に示した回路は、モジュラ
アダプタが「カーボン」モードにあるときに動作する。
ダイオードD3、D4、D5、D6、D7、D8、コン
デンサC102、C103、および抵抗R102、R1
03からなる回路135は、カーボンタイプの電話器が
極性が規定されず予測できない出力電圧を発生するため
に必要になる波形全体の整流器である。回路135は、
CARB−DCラインに正電圧が供給されることを保証
する。
【0034】図5のブロック136は、モジュラアダプ
タ100が「カーボン」モードにあり、スイッチ116
−3の中の点線で示されるようにラインCARB−DC
とラインTX−VEXTが接続されているときにも動作
する電流変調回路を表している。電流変調回路136
は、ラインTX−VEXT上で送信増幅器106からの
信号に応答して変調器アダプタ100が取り出す電流を
変調する電流変調段である。ラインTX−VEXT上の
送信増幅器出力信号は、整流器135を通してCARB
−DCラインから取り出される電流量を制御する。
【0035】点線138の中に示された回路は、抵抗R
111、R112、R113、R114、R115、コ
ンデンサC104、およびNPN型トランジスタQ10
3とQ104を含む、低電池電圧検出器である。回路1
38が図8を参照して後述する受話器増幅器104の利
得(すなわち音量)を制御するラインRX−Gに結合さ
れていることに注意されたい。回路138は、電池13
4の合計電圧が2V未満に下がったとき約10dBだけ
受話器増幅器の利得を低下させる。先に述べたように、
外部電源あるいは電池電源はライン132に供給され、
ライン132は回路138に加えられる。ライン132
の電池電圧が2V未満に下がると、トランジスタQ10
3が導通状態になり、後述するように受話器利得を低下
させる。
【0036】点線140の中に示された回路は、ダイオ
ードD2、コンデンサC101、抵抗R110、および
変圧器T1を含み、モジュラアダプタ100に供給され
る電力の交流成分を除去する役割を果たす。例えば、カ
ーボンモードでは、電力は先に述べたようにラインCA
RB−DC上で整流器回路135から供給される。カー
ボンモードでは、CARB−DCはスイッチ116−3
の操作によって変圧器T1に結合される。電池モードや
Siemensモードでは、ライン132上に供給され
た電池電力または外部電力は、スイッチ116−1の操
作によって変圧器T1に供給される。L+モードやL−
モードでは、直流電力がラインTX−BATTから供給
され、スイッチ116−2の操作によって変圧器T1に
供給される。
【0037】図6は、図4の受話器増幅器104の回路
図である。受話器増幅器104は、実質的に図1、図
2、および図3を参照してすでに説明した本発明の実施
例に基づいて構成されている。図2の増幅器と同じもの
である図6の増幅器の各部品は同じ参照番号を持ってお
り、これらの部品の機能の説明は繰り返さない。
【0038】図6の点線150の中に示された回路は、
ここでは「高レベル・ピーク制御段」あるいはHLPC
Sと呼ぶ。HLPCS150は、可変ポテンショメータ
R132が制御する利得段である。受話器信号はトラン
ジスタQ2から与えられ、図2で説明したように、低レ
ベル利得段12の出力を構成する。Q2からの出力はH
LPCS150のトランジスタQ114のベースに加え
られる。トランジスタQ114は、Q2からの出力信号
用の増幅器の役割を果たし、コレクタでの増幅された負
の信号ピークがトランジスタQ123を導通させる。Q
123のエミッタ−コレクタ経路を流れる電流が、ダイ
オードD113を通過してコンデンサC121を充電す
る。例えば、0.5V程度の十分な電荷がC121に蓄
積されると、トランジスタQ105が導通状態になる
(トランジスタQ105のベースがライン152と抵抗
R152経由でコンデンサC121に結合されているた
め)。トランジスタQ105が導通状態になると、受信
増幅器104の入力コンデンサC1に与えられる信号を
減衰させる効果があり、したがって増幅器の低レベル利
得段12にあるQ1のベースで受信される入力信号も減
衰する。
【0039】HLPCS150は、コンデンサC121
がQ114のベースに加えられるピーク発生時にほぼ瞬
時に充電するので、高速動作利得制御段である。このよ
うなピークの発生時に低レベル利得段12の入力を高速
に減衰させることによって、HLPCSは受話器増幅器
104が増幅したピークの大きさを実質的に制限する。
【0040】点線154の中の回路は、ここでは「低レ
ベル・ピーク制御段」あるいはLLPCSと呼ぶ部分で
あり、受話器増幅器104に加えられる保持されたトー
ンや他の安定した音声以外の信号のレベルを減衰させ
る。HLPCSと同様、LLPCSはQ2のコレクタか
ら低レベル利得段12の出力を受け取る。これはトラン
ジスタQ115のベースに加えられ、トランジスタQ1
15はトランジスタQ124とともに低レベル利得段1
2の出力を増幅する役割を果たす。この増幅後の信号
は、Q124のコレクタから取り出され、LLPCSの
しきい値およびタイミング比較器回路155の動作を通
して、トランジスタQ105と同じようにトランジスタ
Q106を制御し、低レベル利得段12への入力信号を
減衰させる。
【0041】場合によっては、増幅器154からの信号
レベルが所要レベルの減衰を得るのに十分なほど強く減
衰トランジスタQ106を導通させるのに十分でないこ
とがある。RX−1端子123とRX−2端子125経
由で受話器増幅器104に加えられる入力信号が極めて
強い場合には、これらの信号はC118とD114の動
作によって直流信号に変換されてトランジスタQ106
のベースに加えられる。このようにして、交流入力信号
自体が(直流への変換後に)極めて強い入力信号に対す
る減衰トランジスタQ106の導通に寄与している。
【0042】HLPCS150が約3msのアタック時
間と約1秒の復旧時間を有するように設計されるのに対
し、しきい値およびタイミング比較器副回路155は、
より低速の約300msのアタック時間と約7msの復
旧時間を有するように設計される。これは、LLPCS
が話される単語やシラブルの間に自然発生する休止時間
の間にそれ自体をリセットし、ダイヤルトーン、DTM
Fダイヤル音、試験トーンなどの音のみに応答して導通
するようにして、それらが完全増幅されてヘッドセット
の使用者に不快感や危害を与えることがないようにする
ためである。
【0043】図6の説明を続けると、点線156の中の
回路は、雑音低減回路であり、受話器増幅器に信号がな
いときに受話器出力信号を約6dB減衰させる。このよ
うにして、雑音と低レベルのスタティックの増幅が他の
受話器入力がないときに減衰される。通常、トランジス
タQ111は抵抗R144経由でQ111のベースに供
給される電力によって導通状態になる。抵抗R123と
R127が作る電圧分割器によって、トランジスタQ4
のベースに与えられる信号レベルはQ111が導通状態
にあるとき減衰させられる。信号は、しきい値およびタ
イミング比較器副回路155からトランジスタQ110
のベースに加えられ、かくして信号状態の関数としてQ
110の導通を制御する。Q110が導通すると、コン
デンサC115が放電し、Q111が遮断する。Q11
1が遮断すると、受話器増幅器の利得は最大になる。た
だし、ラインRX−1とRX−2に入る信号がない場合
には、Q110が遮断状態になり、コンデンサC115
はR144を通して充電できるようになる。コンデンサ
C115の充電には約200msかかる。C115が充
電するとトランジスタQ111が導通し、かくしてQ4
のベースに加えられる信号を減衰させる。
【0044】図5にあるように、低電池検出回路138
はRX−G端子139に結合され、これは図6のAGC
回路156の中にも示されている。先に述べたように、
ライン132上の電池電力が約2V未満に下がると、回
路138にあるトランジスタQ103が導通状態にな
り、RX−G端子139からアースへの経路を確立す
る。図6から分かるように、RX−G端子139からア
ースまでの経路が確立されると、トランジスタQ4のベ
ースに与えられる信号は減衰する。このようにして、使
用者は受話器の音量が低下することから電池の電力が十
分でないことを知らされるのである。
【0045】引き続き図6において、点線200の中に
まとめて示された回路は、ライン152上の電圧を約
0.7Vに制限する機能を果たし、HLPCS150は
システム利得をさらに高速に最大レベルに戻すことがで
きる。トランジスタQ127は、コンデンサC124に
よってVccとベースが接続されているので、Vcc電力が
最初にモジュラアダプタに供給されたときに瞬時に導通
する。初めて電力が供給されると、コンデンサC124
の電流がトランジスタQ127を導通状態にし、ライン
152は実質的にアースに結合される。これにより、電
源投入時に受話器の利得の低下を防止している。Vcc電
力が安定すると、Q127が遮断し、先に述べたように
HLPCS150の動作が発生する。図6のTXPWR
UPで示した接続端子は、図7の説明で後述する同名の
TXPWRUP端子と接続されることを示している。
【0046】図7に進むと、端子コネクタTXPWRU
PはトランジスタQ143のベースに結合され、トラン
ジスタQ143はVccの電源投入時に瞬時に導通状態に
なる。Q143が導通状態になると、コンデンサC13
2が実質的にアースされ、電源投入時にも送信利得は減
少しない。
【0047】図7に示す送信増幅器106は図2を参照
して開示された実施例に基づいた増幅器を組み込んでお
り、図2の増幅器の部品と同一である図7の送信増幅器
106の部品が同じ参照番号を保っていることが理解さ
れなければならない。図2の説明ですでに述べた部品と
同一である送信増幅器106の部品の動作を繰り返して
説明するのは不要であると発明者は信ずるものである。
【0048】図7に示すように、トランジスタQ8とQ
9のエミッタ端子からの出力信号は、図2で説明したよ
うにコンデンサC5とC8に加えられる。可変抵抗R1
75は送信信号レベルを制御する使用者が操作するポテ
ンショメータであり、抵抗R175とR176は単純な
分圧器を形成する。抵抗R190はポテンショメータR
175の特性を線形化し、利得制御がポテンショメータ
R175の範囲全体にわたって等分されるようにしてい
る。結合コンデンサC128は送話器増幅器出力で直流
信号がアースに流れないようにしている。ツェナーダイ
オードD120は、出力段を静電放電による損傷から保
護する。
【0049】送話器増幅器106からの出力信号が増大
すると、ダイオードD121とD122によって出力信
号がコンデンサC132を充電する。コンデンサC13
2に十分な電荷が蓄積されると、トランジスタQ141
が導通し、MIC端子220経由で送話器増幅器106
に加えられる入力信号を減衰させる。このように抵抗R
179とトランジスタQ141は、送話器出力信号に信
号圧縮機能を施す。
【0050】引き続き図7において、ツェナーダイオー
ドD119は、増幅器106を、遷移電圧スパイクによ
る損傷から守る。コンデンサC137は、無線周波数の
干渉などを抑止するために、高周波を丸めるためにあ
る。抵抗R185、R186、およびコンデンサC12
9は2次ドライバ段14からの帰還を制限し、かくして
増幅器出力信号に高周波のブーストを与える。
【0051】図7に示すように、直流電力がVcc端子2
22で送話器増幅器106に供給される。直流バイアス
回路224は、回路設計に精通した者に知られているさ
まざまな方法で実現できるが、MIC端子220に定常
100μA電力発生源を供給する。この100μA信号
は、精通した者には明らかなように、図に示されていな
いマイクにより利用される。直流バイアス回路224
は、極めて低い飽和電圧を持つのが望ましく、Vccの変
動に対して比較的感度が低いものである必要がある。
【0052】本発明のある特定の実施例に関する先の説
明から、モジュラアダプタの送話器と受話器の増幅器が
最小量の電流を取り出し増幅後の信号には最小量の歪を
導き入れる増幅器/トランスデューサドライバ設計を採
用するモジュラ電話器アダプタが開示されたことが明ら
かなはずである。すなわち、開示された受話器増幅器と
送話器増幅器はクラスB増幅器の低消費電力品質とクラ
スAB増幅器の最小歪品質を兼ね備えているのである。
【0053】本発明の特定の実施例を詳しく説明した
が、請求の範囲に規定する発明の精神と適用範囲から外
れることなく、さまざまな変更、代置、あるいは修正を
施すことができることが理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例に基づいた増幅器/ドラ
イバシステムのブロックダイヤグラムである。
【図2】図1のシステムの回路図である。
【図3】さまざまな出力負荷抵抗に対する出力電圧対入
力電圧で表した、システムの信号伸張特性のグラフであ
る。
【図4】本発明の一つの実施例に基づいた増幅器/ドラ
イバサブシステムを使用するモジュラ電話ヘッドセット
アダプタのブロックダイヤグラムである。
【図5】図4の一部である構成/制御/インターフェー
ス回路の回路図である。
【図6】図4のモジュラアダプタの一部である受信増幅
器の回路図である。
【図7】図4のモジュラアダプタの一部である送信増幅
器の回路図である。
【符号の説明】
10 増幅器システム 12 低レベル利得段 14 2次ドライバ段 16 出力段 18 結合自己バイアス回路 22 帰還補償回路 24 利得制御回路 26 電力発生源 28 位相反転回路 30 入力信号源 32 出力付加インピーダンス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生の入力信号に対応する増幅された出力
    信号を生成し、該増幅出力信号を負荷インピーダンスに
    与えるための動的バイアス・低零入力電流増幅器であっ
    て、 反転および非反転の入力段入力と入力段出力を持ち、該
    入力段出力が入力段出力信号を出し、入力段零入力電流
    を取り出す入力増幅器段(12、Q1、Q2)と、 反転および非反転のドライバ段入力とドライバ段出力信
    号を出すドライバ段出力を持ち、該ドライバ段非反転入
    力が上記入力段出力に結合されて上記入力段出力信号を
    受け取る、ドライバ段零入力電流を取り出すドライバ増
    幅器段(14、Q4、Q5)と、 出力段零入力電流を取り出し、出力段入力ならびに出力
    段出力信号を出す出力段出力を持ち、該出力段出力が上
    記負荷インピーダンス(32、RL)に結合され、該出
    力段入力が上記ドライバ段出力に結合される、プッシュ
    プル結合されたそれぞれ第1と第2エミッタ端子を持つ
    第1と第2トランジスタ(Q8、Q9)からなる出力増
    幅器段(16、Q8、Q9)と、 上記入力段、ドライバ段、および出力段に直流電力を供
    給する直流電源(Vcc)と、 上記出力増幅器段に結合され、上記出力段零入力電流を
    動的に監視・制御する動的バイアス制御回路(18、Q
    10、Q6、Q7、R16、R18)と、 上記第1および第2エミッタ端子の抵抗変動に応答して
    上記反転ドライバ段入力に補償信号を発生する、上記出
    力段出力と上記反転ドライバ段入力との間に結合された
    帰還補償回路(22、C5、R13、R14)と、 上記直流電源に結合され、上記ドライバ段零入力電流に
    応答して直流電力を制御する、上記ドライバ段出力信号
    を受け取るために上記ドライバ段出力に結合された交流
    直流両用帰還回路(20、R10、R7、R4、C2)
    と、 上記交流直流両用帰還回路に結合され、上記ドライバ段
    出力信号に比例した位相反転信号を発生するようにされ
    た位相反転回路(28、R10、R7、Q3)と、 上記位相反転回路と上記非反転入力段入力に結合され、
    上記位相反転信号に応答して上記生入力信号を減衰さ
    せ、該減衰された生入力信号を上記非反転入力段入力に
    与える電圧総和回路(M)と、 からなる動的バイアス・低零入力電流増幅器。
  2. 【請求項2】 負荷インピーダンスを通じて、増幅され
    た出力信号を提供するための、入力増幅器段、ドライバ
    増幅器段、および電流増幅出力段から構成された動的バ
    イアス・低零入力電流増幅器であって、 第1コレクタ端子が直流電源(Vcc)に結合され、第
    1ベース端子が第1バイアス抵抗(R17)経由で上記
    直流電源に結合され、第1コンデンサ(C6)経由でド
    ライバ信号を受け取る、第1コレクタ、第1ベース、お
    よび第1エミッタ端子を持つ第1トラジスタ(Q8)
    と、 第2エミッタ端子が上記第1エミッタ端子に結合され、
    第2ベース端子が第2コンデンサ(C7)経由でドライ
    バ信号を受け取り、第2コレクタ端子が第2バイアス抵
    抗(R19)経由でアースに結合される、第2コレク
    タ、第2ベース、および第2エミッタ端子を持つ第2ト
    ランジスタ(Q9)と、 上記第1および第2エミッタ端子に結合された第1端子
    と、上記負荷インピーダンス(32、RL)に結合され
    た第2端子を持つ出力コンデンサ(C8)と、第3ベー
    ス端子が上記第2コレクタ端子に結合され、第3コレク
    タ端子が第3バイアス抵抗(R16)経由で直流バイア
    ス付きの上記ドライバ信号を受け取り、第3エミッタ端
    子がアースに結合される、第3コレクタ、第3ベース、
    および第3エミッタ端子を持つ第3トランジスタ(Q
    7)と、 第4ベース端子が上記第2コレクタ端子に結合され、第
    4エミッタ端子が第1エミッタ抵抗(R15)経由でア
    ースに結合され、第4コレクタ端子が上記ドライバ信号
    を受け取る、第4コレクタ、第4ベース、および第4エ
    ミッタ端子を持つ第4トランジスタ(Q6)と、 第5コレクタ端子が上記第2ベース端子に結合され、第
    5エミッタ端子が第2エミッタ抵抗(R18)経由でア
    ースに結合され、第5ベース端子が上記第3コレクタ端
    子に結合される、第5コレクタ、第5ベース、および第
    5エミッタ端子を持つ第5トランジスタ(Q10)と、 から上記出力段がなり、 ここで、上記ドライバ信号の正の部分が上記第1トラン
    ジスタ(Q8)を導通させ、電流が上記電源から上記第
    1コレクタ端子に入り、上記第1エミッタ端子から出
    て、上記出力コンデンサ(C8)および上記負荷インピ
    ーダンス(32、RL)を通って流れることと、 ここで、上記ドライバ信号の負の部分が上記第2ベース
    端子から電流を取り出し、上記第2トランジスタ(Q
    9)を導通させ、上記正の部分の時間中に上記出力コン
    デンサに蓄積された電荷から供給される電流が、上記第
    2エミッタ端子に入り、上記第2コレクタ端子から出
    て、上記第3と第4ベース端子に入り、かくして上記第
    3および第4トランジスタ(Q7、Q6)を導通させる
    ことと、 ここで、上記第4トランジスタ(Q6)が、導通状態に
    なったとき、上記第2ベース端子から取り出された上記
    電流のための、上記第2コンデンサ(C7)を通って上
    記第4コレクタに入り、上記第4エミッタから出て、上
    記第1エミッタ抵抗(R15)を通ってアースに至る部
    分的パスを確立することと、 ここで、上記第3トランジスタ(Q7)が、電流のため
    の、上記第2コレクタから上記第3ベースに入り、上記
    第3エミッタから出てアースに至るパスを提供すること
    と、 ここで、上記第3トランジスタ(Q7)が導通すると、
    上記第5トランジスタ(Q10)へのベース駆動が低下
    することと、 ここで、上記第2バイアス抵抗(R19)に入る上記第
    2トランジスタ(Q9)の零入力コレクタ電流が、上記
    第3トランジスタ(Q7)を制御し、かくして上記第5
    トランジスタ(Q10)へのベース駆動を制御し、上記
    出力段における零入力電流レベルを確立することと、 ここで、上記入力増幅器段が入力段入力と入力段出力か
    らなり、上記入力段入力は生の入力信号発生源に結合さ
    れ、上記ドライバ増幅器段が上記入力段出力に結合され
    たドライバ段入力と上記出力段に結合されたドライバ段
    出力とからなることと、 ここで、 上記ドライバ段出力を上記入力段入力に結合する交流直
    流両用帰還経路(20、28、R10、R7、C2、R
    4、Q3、R2)と、 上記電流増幅出力段の信号にも応答して上記生の入力信
    号を減衰させる、上記帰還経路に沿って配置され、上記
    ドライバ増幅器段における零入力電流に応答して上記入
    力増幅器段と上記ドライバ増幅器段における零入力電流
    を制御するための直流制御電圧を発生するバイアス制御
    および信号反転段(20、28、R10、R7、C2、
    R4、Q3、R2)と、 上記出力コンデンサ(C8)を上記ドライバ段入力に結
    合する第2帰還経路(C5、R14、R13)と、 上記第2帰還経路に沿って配置され、上記第1と第2ト
    ランジスタのエミッタ抵抗の変動に応答して補償信号を
    発生する直列接続の抵抗とコンデンサの組み合わせ(R
    14、C5)と、 を上記動的バイアス・低零入力電流増幅器がさらに含む
    ことと、 上記補償信号が上記バイアス制御および信号反転段(2
    0、28、R10、R7、C2、R4、Q3、R2)に
    加えられること、 を特徴とする動的バイアス・低零入力電流増幅器。
  3. 【請求項3】 入力段、ドライバ段、出力段から構成さ
    れ、増幅された信号を負荷インピーダンスを通して提供
    するための動的バイアス・低零入力電流増幅器であっ
    て、上記出力段が、 第1コレクタ端子が正の電源(Vcc)に結合され、第
    1ベース端子は第1コンデンサ(C6)経由でドライバ
    信号を受け取る、第1コレクタ、第1ベース、および第
    1エミッタ端子を持つ第1トランジスタ(Q8)と、 第2エミッタ端子が上記第1エミッタ端子に結合され、
    第2ベース端子が第2コンデンサ(C7)経由で上記ド
    ライバ信号を受け取る、第2コレクタ、第2ベース、お
    よび第2エミッタ端子を持つ第2トランジスタ(Q9)
    と、 第3ベース端子が上記第2コレクタ端子に結合され、第
    3コレクタ端子が第3バイアス抵抗(R16)経由で直
    流バイアス付きの上記ドライバ信号を受け取り、第3エ
    ミッタ端子がアースに結合される、第3コレクタ、第3
    ベース、および第3エミッタ端子を持つ第3トランジス
    タ(Q7)と、 第4ベース端子が上記第2コレクタ端子に結合され、第
    4エミッタ端子が第1エミッタ抵抗(R15)経由でア
    ースに結合され、第4コレクタ端子が上記ドライバ信号
    を受け取る、第4コレクタ、第4ベース、および第4エ
    ミッタ端子を持つ第4トランジスタ(Q6)と、 第5コレクタ端子が上記第2ベース端子に結合され、第
    5エミッタ端子が第2エミッタ抵抗(R18)経由でア
    ースに結合され、第5ベース端子が上記第3コレクタ端
    子に結合される、第5コレクタ、第5ベース、および第
    5エミッタ端子を持つ第5トランジスタ(Q10)と、 上記第1と第2エミッタ端子に結合された第1端子と、
    上記負荷インピーダンス(32、RL)に結合された第
    2端子を持つ出力コンデンサ(C8)と、 からなり、 ここで、上記ドライバ信号の正の部分が上記第1トラン
    ジスタ(Q8)を導通させ、電流が上記電源から上記第
    1コレクタ端子に入り、上記第1エミッタ端子を出て上
    記出力コンデンサ(C8)と上記負荷インピーダンス
    (32、RL)を通して流れ、かくして上記出力コンデ
    ンサ(C8)に電荷を蓄積させることと、ここで、上記
    ドライバ信号の負の部分が上記第2トランジスタ(Q
    9)を導通させ、上記出力コンデンサ(Q8)に蓄積さ
    れた上記電荷から供給される電流が、上記第2エミッタ
    端子に入り、上記第2コレクタ端子から出てそれぞれ第
    3と第4トランジスタ(Q7、Q6)の第3と第4ベー
    ス端子に入り、かくして上記第3と第4トランジスタ
    (Q7、Q6)を導通させることと、 ここで、上記第3トランジスタ(Q7)のベース−エミ
    ッタ接合が上記ドライバ信号の上記負の部分の時間中に
    上記出力コンデンサ(C8)からの電流の経路を確立す
    ることと、 ここで、上記第4トランジスタ(Q6)が、導通状態に
    なったとき、上記第2ベースからの電流が上記第2コン
    デンサ(C7)と上記第4トランジスタ(Q6)を通っ
    て第1エミッタ抵抗(R15)経由でアースに至る経路
    を確立することと、 ここで、上記入力段(12、Q1、Q2)が第1入力と
    第1出力から構成され、該第1入力が生の入力信号入力
    を受け取り、上記入力段が該第1出力に入力段出力信号
    を発生させることと、 ここで、上記ドライバ段(14、Q4、Q5)が第2入
    力と第2出力から構成され、該第2入力が上記第1出力
    に結合され、該第2出力が上記出力段の入力に結合さ
    れ、上記ドライバ段が上記第1出力信号を増幅して該第
    2出力に上記ドライバ信号を発生させることと、 帰還経路(22、C5、R14、R13)が上記第1エ
    ミッタ端子、上記第2エミッタ端子、および上記出力コ
    ンデンサ(C8)を上記第2入力に結合して、上記第1
    と第2エミッタ端子での信号の減少により上記第2出力
    における補償信号が増加するようにすることと、 第2位相反転帰還経路(20、28、R7、R10、C
    2、R4、Q3、Q2)が上記第2出力を上記第1入力
    に結合し、上記第2出力での補償信号の上記増加により
    上記入力信号が減少するようにすることと、 を特徴とする動的バイアス・低零入力電流増幅器。
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