JP2668385B2 - 充填成型品製造機及び充填成型品の製造方法 - Google Patents

充填成型品製造機及び充填成型品の製造方法

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JP2668385B2
JP2668385B2 JP63116436A JP11643688A JP2668385B2 JP 2668385 B2 JP2668385 B2 JP 2668385B2 JP 63116436 A JP63116436 A JP 63116436A JP 11643688 A JP11643688 A JP 11643688A JP 2668385 B2 JP2668385 B2 JP 2668385B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は充填成型品製造機及び充填成型品の製造方
法、更に詳しくは開口袋状の充填部を形成した弾性充填
型に、非固形状の充填物、例えば水あるいは練り状のチ
ョコレート、かまぼこ、ツミレ等のような食料品、消し
ゴムのような文具品あるいは石鹸のような日用品等を充
填し、その後固化成型するための充填成型品製造機及び
充填成型品の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来から食料品であると、その他のものであるとを問
わず、充填型を用いて、充填成型品を製造することが行
なわれていた。
このような従来の充填型は、充填成型品の形状に応じ
た剛体からなる複数の分割型から形成されていた。
そしてこのような従来の分割型を用いた充填型は、充
填物をこれら分割型内部に充填し、この充填物を分割型
内部で固化させた後、分割型を分割することによって取
り出すものであった。
しかしながらこのような従来の充填型を用いて製造し
た充填成型品は、分割型を用いて製造する関係上、どう
しても分割型の割り線がでてしまい、製造された充填成
型品の商品価値を低下させることとなっていた。
また、特に複雑な形状の充填成型品を製造するために
は、数多くの分割型が必要とされ、製造工程の複雑化を
も招いていた。
更に分割型自体が剛体にて形成されていたために、分
割型自体の製造にも多額の費用がかかり、それが製品コ
ストに多大な影響を与えることとなっていた。特に多品
種少量製造の場合には、充填成型品全体のコストに占め
る分割型コストが多大となり、実際には実用性のないも
のとなっていた。
また従来の剛体の分割充填型を用いた際には、固化さ
せる時に体積が増減する充填物の場合には、固化工程で
の加圧あるいは減圧によって分割充填型を破損してしま
うこともあった。
そこで、充填型として、開口袋状の充填部を有する弾
性充填型を用いることによって、割り線のない充填成型
品を製造可能とすると共に、充填型自体の製造コストの
低減、充填型の破損防止をも図り、同時に製造工程の大
幅な簡素化を図ることが考えられた。
しかしながらこのような従来の充填成型品製造機にあ
っては、弾性充填型内部で固化した充填成型品の抜取り
装置における抜取り作業を、弾性充填型の反開口部側か
ら充填成型品を押し出して行なうこととしていたので、
この作業中に充填成型品を損傷させて、商品価値を低下
させる場合があった。
また弾性充填型の反開口部側から負圧で吸引し、弾性
充填型を膨張させてから充填成型品を抜取るように形成
した場合であっても、充填成型品が弾性充填型に密着し
てしまって、抜取りが行なえない場合があった。
更にそこで、まず弾性充填型内部の充填成型品を負圧
吸着装置によって吸着させ、その後弾性充填型を膨張さ
せることによって、充填成型品を負圧吸着装置に吸着さ
せたままで弾性充填型から離型させて抜取る様に形成し
たものが提供された。
しかしながらこのような装置であっても、弾性充填型
の充填部に充填成型品が密着してしまって、弾性充填型
の膨張時に、充填成型品が弾性充填型に密着したまま負
圧吸着装置から離れてしまうことがあった。
そこで次に、弾性充填型の開口部から充填成型品に吸
着する負圧吸着装置と、反開口部側から負圧で吸引し、
弾性充填型を膨張させてから充填成型品を抜取る負圧室
との他に、吸着後に充填成型品を弾性充填型方向に押す
上下動装置を設け、負圧吸着装置による充填成型品への
吸着後に、一旦充填成型品を反開口部側に押し、開口部
付近から充填成型品と弾性充填型との間に空気を入れ、
更にその後弾性充填型を膨張させることによって、この
空気の入った部分から弾性充填型と充填成型品とを離れ
させて抜取るように形成したものも提供された。
[発明が解決するための課題] しかしながらこのような抜き取り装置であっても、特
に弾性充填形が複雑な形状である場合、例えば「耳が突
出したウサギ」に模した弾性充填型であるような場合に
は、耳の部分が負圧によっては膨張し難く、結局この耳
の部分で充填成型品を保持したまま負圧吸着装置による
吸着が解除されてしまい、結局弾性充填型から充填成型
品の完全かつ確実な抜取りが行なえないこともあった。
この原因としては、反開口部側から負圧によって弾性
充填型を吸引する際に、まず最初に弾性充填型全体が充
填成型品を保持したままで負圧によって負圧室方向に伸
びてしまい、この伸びによって充填成型品と負圧吸着装
置とが離れてしまい、その結果抜取りが行なえないよう
なことが考えられていた。
そこで本発明は、弾性充填型の開口部から充填成型品
に吸着する負圧吸着装置と、同じく開口部側から充填成
型品にかぶせ、弾性充填型を加圧膨張させてから充填成
型品を抜取る加圧カップとを設け、負圧吸着装置による
充填成型品への吸着後に、弾性充填型を加圧カップ内に
送り込む加圧空気によって、弾性充填型の開口部側から
順次水平方向に膨張させることにより、この加圧空気及
び吸着装置による吸着によって充填成型品を負圧吸着装
置に吸着させたままで弾性充填型を膨張させるように形
成し、弾性充填型と充填成型品とを離れさせて抜取るよ
うに形成することによって、充填成型品を損傷させず
に、かつ確実に弾性充填型から抜取ることができる充填
成型品製造機を提供することを請求項1に記載の発明の
目的とする。
また請求項2に記載の充填成型品製造機は、抜取り装
置に上下動装置を付加し、負圧吸着装置による充填成型
品への吸着後に、一旦充填成型品を反開口部側に押し、
開口部付近から充填成型品と弾性充填型との間に加圧空
気を入れ、その後弾性充填型の膨張を行ない易くして、
抜取りの確実性を更に向上させた充填成型品製造機を提
供することを目的とする。
また請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明
を実施して充填成型品を製造するための製造方法の発明
であり、請求項1に記載の発明と同様、充填成型品を損
傷させずに、かつ確実に弾性充填型から抜取ることがで
きる充填成型品の製造方法を提供することを目的とす
る。
更に請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明
を実施して充填成型品を製造するための製造方法の発明
であり、請求項2に記載の発明と同様、充填成型品を損
傷させずに、かつ確実に弾性充填型から抜取ることがで
きる充填成型品の製造方法を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 前述した問題点を解決するために、本発明は、全体
を、開口袋状の充填部を形成した弾性充填型へ充填ノズ
ルから非固形状の充填物を充填する充填装置と、この充
填物の弾性充填型内での固化装置と、弾性充填型の充填
部内部から固化した充填物である充填成型品を取り出す
抜取り装置とから形成し、抜取り装置を、弾性充填型の
開口部側から充填成型品に吸着する負圧吸着装置と、開
口部側から充填成型品にかぶせ、弾性充填型を加圧膨張
させる加圧カップとから形成したことを特徴とする充填
成型品製造機と、 この充填成型品製造機の抜取り装置に上下動装置を付
加した充填成型品製造装置と、 全体を、開口袋状の充填部を形成した弾性充填型へ充填
ノズルから非固形状の充填物を充填する充填工程と、こ
の充填物の弾性充填型内での固化工程と、弾性充填型の
充填部内部から固化した充填物である充填成型品を取り
出す抜取り工程とから形成し、抜取り工程を、弾性充填
型の開口部側から負圧吸着装置を充填成型品に負圧吸着
させ、その後加圧カップを開口部側から充填成型品にか
ぶせ、この加圧カップ内に加圧空気を送入して、弾性充
填型を加圧膨張させることによって充填成型品を抜取る
ことを特徴とした充填成型品の製造方法と、 充填成型品の製造方法の抜取り工程に、負圧吸着装置に
よる充填成型品への負圧吸着と、加圧カップへの加圧空
気送入との間に、後負圧吸着装置に吸着されている充填
成型品を上下動装置によって弾性充填型方向に押し上げ
る工程を設けることを特徴とした充填成型品の製造方法
とを、 要旨とするものである。
[作用] 本発明に関わる充填成型品製造機は、まず最初に、充
填装置によって弾性充填型に充填物を充填する。
この弾性充填型は、充填装置あるいは抜取り装置にお
いて全体を拡張または収縮させることによって、充填あ
るいは固化させた充填物の取り出しを行なう必要がある
ために、弾性材を用いるものである。
また弾性充填型内部への充填は、弾性充填型内部に気
泡が残らないように充填を行なうものである。
このように充填物を弾性充填型内部に充填した後は、
この弾性充填型内部の充填物を固化装置によって固化さ
せる。このような充填物の固化装置は、充填物の性質に
応じて、加熱処理を加える装置、冷却処理を加える装
置、あるいは冷凍処理を加える装置等がある。
次いで弾性充填型内部で固化した充填物を、この弾性
充填型内部から離型させるように弾性充填型を拡張さ
せ、内部の充填物を抜取る抜取り装置によって、固化し
た充填成型品を取り出すものである。
ただこの抜取り装置に関しては、本発明では、弾性充
填型の開口部から充填成型品の表面に吸着する負圧吸着
装置と、同じく開口部側から充填成型品にかぶせ、弾性
充填型を加圧膨張させて充填成型品を抜取る加圧カップ
とを設けて形成してある。
そしてその実際の使用は、弾性充填型の開口部から負
圧吸着装置を充填成型品の表面に負圧吸着させ、その後
開口部側から充填成型品にかぶせてある加圧カップ内部
に加圧空気を送入することによって、弾性充填型を加圧
膨張させて充填成型品を抜取るものである。
このようにすることによって、充填成型品は負圧吸着
装置に吸着したままで弾性充填型方向に押されるので、
弾性充填型の開口部付近から充填成型品と弾性充填型と
の間に空気が入ることとなる。
更にその後加圧カップ内への加圧空気供給によって、
弾性充填型を加圧膨張させると、弾性充填型がこの空気
の入った部分である開口部付近からから水平方向に膨張
し、かつこの膨張が順次上方に伝達される。
従って、このとき充填成型品は、負圧吸着装置に吸着
されたままの状態で弾性充填型が開口部方向から順次膨
張するので、弾性充填型全体が反開口部側に押されるこ
とがなく、充填成型品が弾性充填型に付着したままで負
圧吸着装置から離れることがない。
したがって、弾性充填型から充填成型品を確実かつ損
傷なく抜取ることができることとなる。
なお抜取り装置に上下動装置を設け、負圧吸着装置に
よる充填成型品への負圧吸着と、加圧カップへの加圧空
気送入との間に、後負圧吸着装置に吸着されている充填
成型品を上下動装置によって弾性充填型方向に押し上げ
る工程を設けることによって、弾性充填型が開口部付近
で充填成型品から離れ、その部分から空気が入ることと
なるので、その後の加圧空気の送入によって、弾性充填
型の膨張による充填成型品の抜取りがより確実に行なえ
るものである。
[実施例] 以下本発明に係る充填成型品製造機の実施例を、図示
例に従って説明する。
第1図は充填成型品の製造についての流れを示したブ
ロック図である。またこれら各工程は、図示しない移送
コンベアに沿って順次配置されていると共に、図示しな
い制御装置によって、移送のスピードあるいは各工程の
実行が制御されている。
まず第1図に示したブロック図によって充填成型品製
造機の概要について説明する。
最初に、充填成型品を抜き出した後、新たに充填物を
充填する前の段階から説明を開始する。
まず移送コンベアによって移送されてきた弾性充填型
は、「位置感知センサー」の作動によって充填開始位置
が検知され、その後「位置決めストッパー」によって、
充填開始位置で停止させられる。
即ち、この「位置感知センサー」の作動は充填作業の
ために行なうものであることから、この段階から充填装
置による充填工程が開始することと考えらえる。
ここで弾性充填型は、全体が弾性材によって形成され
ていると共に、開口袋状の充填部と、この充填部の開口
部付近に形成された固定部とから形成され、パレットに
固定されているものである。
充填部は、充填成型品の必要形状として球状、柱状、
適宜動物あるいは特定のキャラクター等に模して形成さ
れ、充填部の内部に充填した充填物を固化させた後は、
それら球、柱、動物あるいはキャラクターの形状となる
ようになっている。
また固定部は、充填部に連続したつば状の部分として
形成され、移送コンベアに固定された多数のパレットに
固定され、開口部から充填物を充填部内部に充填自在に
形成してある。
またこの時の弾性充填型は、移送方向に直角な方向に
並べられた複数の弾性充填型が同一のパレットに固定さ
れている。
次いで「真空圧設定感知センサー」によって、移送方
向に直角な方向に固定されている複数個の弾性充填型各
々の種類を検知する。
この検知は、各弾性充填型によって大きさ等が異なる
場合があるので、弾性充填型によって次の設定真空圧が
異なるために、あらかじめ弾性充填型の種類を検知し
て、各々の弾性充填型に適した真空圧にしようとしたも
のである。
このように「真空圧設定検知センサー」によって、各
弾性充填型の真空圧を検知した後は、弾性充填型の上方
から、充填カップを、下方から真空カップを各々かぶせ
るような、「真空カップ上昇」及び「充填カップ下降」
が行なわれる。
次いで両カップの内部を、所定の真空圧となるように
減圧し、「設定真空圧」とする。
この減圧は、充填カップと真空カップの内部を減圧
し、充填物を真空雰囲気中で充填するために行なうもの
である。
これは、次の充填工程において充填する充填物が水等
のようにあまり大きな粘性を有さないものである場合に
は、弾性充填型の開口部上方に充填ノズルを位置させ、
この充填ノズルから直接弾性充填型の充填部内に充填物
を充填する充填機構のみによって足りるものの、使用す
る充填物の粘性が大きい場合、あるいは弾性充填型の形
状が複雑な形状である場合等には、充填物が十分弾性充
填型の内部にいき渡らず、内部に気泡ができるような事
態を防止するために行なうものである。
またこの時、弾性充填型の下方から弾性充填型にかぶ
さる真空カップのほうが、上方からかぶさる充填カップ
よりも真空圧が高くなるようになっている。
これは、真空カップの真空圧を高くすることによって
弾性充填型を膨張させ、この膨張状態で充填物を充填し
た後、膨張を解除することによって、充填時に、弾性充
填型の細部にまで充填物を充填させるためである。
次いで「設定真空圧確認」を行なう。
この確認は、弾性充填型の破損があった場合には、真
空カップあるいは充填カップの内部の圧力が変化するこ
とに鑑みて、真空カップあるいは充填カップの内部があ
らかじめ設定した真空圧に維持されているか否かを検知
することによって、弾性充填型の破損を検出するためで
ある。
従って、ここで設定真空圧に維持されていないと判断
された場合には、その弾性充填型は正規の移送コースか
ら外され、弾性充填型の交換が行なわれる。この状態を
「ラインアウト」として示した。
またここで設定真空圧に維持されていると判断された
場合には、次いで「チョコレート充填」が行なわれる。
この充填は、充填カップの内部に設けられた充填ノズ
ルから弾性充填型の内部に充填物であるチョコレートを
充填することによって行なう。
またこの充填では、弾性充填型が膨張しているので、
弾性充填型の開口部一杯までの充填を行なうのでなく、
弾性充填型が状態に復帰した時の充填量にみあった、所
定量の充填のみを行なうものである。更にここで所定量
とは、弾性充填型の種類によって決定される充填量より
も若干少ない量としてある。
また前述した「真空圧設定感知センサー」によって判
断された弾性充填型の種類を、この「チョコレート充
填」の部分の充填量の決定に用いることもできる。
次いで両カップの内部を常圧にする「カップ内常圧」
によって、両カップ内の真空破壊を行なう。
次いで充填ノズル付近に設けられた「定量センサーO
N」とする。
この定量センサーは、充填物が弾性充填型の開口部一
杯になるまで充填されているか否かを検知するものであ
り、具体的にはフォトセンサーによる充填物表面高さの
検出によって行なうものである。
このようにして「定量センサーON」の状態とした後
に、「不足分充填」を行なう。
この不足分の充填は、定量センサーをONの状態とした
ままで行ない、充填量をセンサーによってフィードバッ
クしながら行なうものである。従って、弾性充填型の大
きさに係らず、常に弾性充填型の開口部一杯まで充填物
の充填が行なえるものである。
このようにするのは、弾性充填型の種類によって体積
が一定になるはずであるものの、弾性充填型が弾性剤に
よって形成されているために、製造時において大きさが
不統一となる可能性があること、及び弾性充填型の使用
を繰り返すことによって若干伸びること、等によって、
体積に不統一が生じることに起因するものである。
また更に充填成型品は、弾性充填型一杯に充填物を充
填して固化した状態を基にデザインしているので、充填
物が弾性充填型の開口部一杯にならなかった場合には、
充填成型品の底部が欠けてしまい、製品価値を減ずるこ
ととなるためである。
そこで「定量センサーON」の状態としたままで「不足
分充填」を行なうことによって、前記底部欠損等の事故
を防止するものである。
このようにして弾性充填型の開口部一杯に充填を行な
うと、「チョコレート充填終了」の状態となる。
チョコレートの充填が終了すると、「真空カップ下
降」及び「充填カップ上昇」となって、弾性充填型から
両カップが離れ、弾性充填型内部の充填物は、その後の
工程に移行する。
なお充填カップについては、この充填カップに充填ノ
ズルを設けていることから、「不足分充填」が終了する
まで上昇させないことが必要であるものの、真空カップ
については、「カップ内常圧」の段階で下降させても良
い。
なお前述した「位置感知センサー」の作動から、この
「真空カップ下降」及び「充填カップ上昇」までで、充
填装置による充填工程が終了することとなる。
次いで「バイブレーター」処理を施す。
このバイブレーター処理は、充填物を充填した弾性充
填型に振動を与えることによって、弾性充填型の開口部
付近の充填物表面を平滑化させるためのものである。
具体的には、例えばエアーノズルからのエアー圧によ
って、弾性充填型を左右に振ようなことが考えらえる。
このようにすることによって、充填成型品の販売時
に、充填成型品を立設させて展示したりすることがある
ものの、この時のスワリが良くなるものである。
なおエアー圧を用いない場合であっても、例えば充填
終了後の弾性充填型の移動中に、弾性充填型が衝突する
衝接片を設け、この衝接片に衝接させることによって左
右に振るように形成しても良い。
このようにして充填物を弾性充填型内部に充填させ、
かつ「バイブレータ」処理によって開口部付近を平滑化
させた後は、「クーリングトンネル」を通過させること
によって、弾性充填型内部で充填物を固化させる。
この「クーリングトンネル」が固化装置であり、この
「クーリングトンネル」の通過が固化工程である。
この充填物の固化工程時に、充填物が膨張あるいは収
縮したとしても、この充填物な弾性充填型の内部に充填
されているために、弾性充填型の収縮によって対応で
き、弾性充填型の破壊等がない。
また充填物をチョコレートとして説明したので、この
工程を「クーリングトンネル」として示したものの、例
えば充填物が水であり、充填成型品として氷を作るよう
なラインであるとするならば、ここは「冷凍トンネル」
となるし、逆に加熱することによって固化するような充
填物であるとすると、「加熱トンネル」ということにな
る。
次いで固化した充填物である充填成型品を取り出すた
めに「パレット反転」を行なう。
このパレットの反転は、この全ラインが正面長円とな
る無端連鎖状に形成され、充填時には弾性充填型の開口
部を上に向け、離型時には下に向けるために行なうもの
である。
次いで弾性充填型は、パレット毎「加圧設定感知セン
サー」によって、移送方向に直角な方向に固定されてい
る複数個の弾性充填型各々の種類を検知する。
なおこの「加圧設定感知センサー」から抜取り装置に
よる抜取り工程が開始する。
これは、パレットに同一の弾性充填型を固定するのな
らばともかく、異なった弾性充填型を固定した場合に
は、弾性充填型によって加える圧力を調整して、適正圧
力で離型を図るためである。
また更に、同一のパレットには同一の弾性充填型が固
定してあったとしても、パレット毎に異なった弾性充填
型が固定してある場合もある。このようなときにも、
「加圧設定感知センサー」によって、弾性充填型の種類
を検知して、適正な圧力で離型を行なうことができるも
のである。
次に「離型加圧カップ上昇」となり、弾性充填型の下
部にある加圧カップが弾性充填型の開口部側に圧接する
ように上昇する。
更にこの加圧カップを弾性充填型に密着させた後に、
加圧カップ内部で上下動自在に設けたハンドリングバキ
ュームが弾性充填型中で固化した充填成型品に衝接し、
充填成型品を若干押し上げる位置まで上昇する。これが
「ハンドリングバキューム上昇」である。
このハンドリングバキュームの上昇によって、弾性充
填型の内部にある充填成型品を押し上げるので、弾性充
填型の開口部付近と充填成型品との間に空気が入ること
となり、その後の離型が容易に行なえるものである。
またこの「ハンドリングバキューム上昇」の途中で、
「バキュームON」となって、ハンドリングバキューム先
端に設けてある吸着パッドが、弾性充填型中で固化した
充填成型品に開口部の部分で吸着するものである。
次いで「設定加圧」が行なわれる。
この設定加圧は、弾性充填型に開口部側から密着させ
た離型カップ内部に高圧空気を送り込むことによって行
なうものである。
この「設定加圧」によって、弾性充填型が膨張するも
のの、この弾性充填型内部の充填成型品が吸着パッドに
吸着していることから、充填成型品はその位置のままで
弾性充填型のみが膨張することとなる。
更に弾性充填型の膨張時にも、反開口部側に弾性充填
型が引っ張られることがなく、吸着パッドに吸着した状
態で、まず弾性充填型の開口部付近が水平方向に伸び、
次いで順次伸びが上部に移行することとなるので、弾性
充填型からの充填成型品の離型が確実に行なわれるもの
である。
またこの「設定加圧」の状態になると、同時に「設定
圧確認」が行なわれる。
この設定圧の確認は、弾性充填型に破損があると、そ
こから空気漏れが生じ、あらかじめ定めた圧力に達しな
いことから、この圧力を確認することによって弾性充填
型の破損を検知するものである。
従って、ここで破損である旨が検出されると、その弾
性充填型は「ラインアウト」となる。
逆に設定圧が確認されると、次いで「バキューム圧確
認」が行なわれる。
このハンドリングバキュームの圧力確認は、加圧カッ
プ内部の加圧によって、充填成型品が離型したか否かの
確認を行なうためのものである。
即ち、本発明によると極めて効率的、かつ確実に充填
成型品の離型が行なわれるものの、離型しない場合が生
じることもある。
その場合には、このハンドリングバキュームの吸着パ
ッドに充填成型品が吸着していないこととなるので、こ
のバキュームの圧力を確認することによって、離型が行
なわれたか否かの確認をすることができる。
従ってここで離型が行なわれていないと判断された場
合には、その弾性充填型は「ラインアウト」となる。
また逆にバキュームの圧力が設定圧と同一であった場
合には、「離型」が行なわれたと判断される。
次いでハンドリングバキュームが充填成型品を吸着し
たままの状態で弾性充填型から離れて下降する。これが
「ハンドリングバキューム下降」である。
ただこのようにハンドリングバキュームが下降して
も、その下降が加圧カップ内部での下降であることか
ら、依然として加圧カップは弾性充填型の下面に圧接し
ている。
次いで「離型加圧カップ常圧」として、その後「離型
加圧カップ下降」を行なう。
その後は、充填成型品としてのチョコレートの取り出
しと、次のチョコレート充填工程へと分かれる。
チョコレートの取り出しは、まず離型加圧カップ内部
のハンドリングバキュームを上昇させ、ハンドリングバ
キューム先端の吸着パッドに吸着しているチョコレート
を離型加圧カップから突出させる。これが「ハンドリン
グバキューム上昇」である。
次いでハンドリングバキュームを「バキュウムOFF」
とすると共に、ハンドリングバキューム先端の吸着パッ
ドにあるチョコレートを「エアー吹き」によって吸着パ
ッドから離し、「搬出コンベアー」上に落とすことによ
って、充填成型品を得るものである。
もちろんこの充填成型品の取り出しについては、他の
手段、例えばハンドリングバキュームを傾けた状態で
「バキュームOFF」として、吸着パットから充填成型品
が自然落下するようにしても良い。
なお「加圧設定感知センサー」から開始された抜取り
装置による抜取り工程は、この「搬出コンベア」によっ
て終了する。
一方「離型カップ下降」に伴なって充填成型品を離型
させた弾性充填型は、「パレット反転」が行なわれた
後、「温風ブロアー型加熱」を施されて、説明の最初で
ある「位置検知センサー」へと移送される。
ここで「パレット反転」を行なうのは、次の「温風ブ
ロアー加熱」時に溶融したチョコレート成分が落下する
のを防止するためである。
また更に「温風ブロアー加熱」を行なうのは、このよ
うにして立体のチョコレートを成型すると、成型に伴な
って弾性充填型の内部にチョコレート成分が付着し、こ
の付着成分によって成型された充填成型品表面のツヤが
なくなることを防止するためである。更に詳しくは、付
着成分を熱によって溶かし、次の充填時に、充填される
充填物と一体に溶融させることによって、ツヤのなくな
りを防止しようとするものである。
また同時に、充填される充填物の温度と、充填時の弾
性充填物の温度とを同一にすることによって、成型され
た充填成型品の品質の安定化、及び表面の滑らかさの向
上を図ることができるものである。
このようにして製造された充填成型品は、弾性充填型
の形状によって全体形状が決定されるので、この弾性充
填型を各種作ることによって、どのような形状の充填成
型品をも作ることができる。
また弾性充填型は、剛体のものと異なり、安価に大量
生産できるので、充填成型品自体のコストも安くできる
だけでなく、分割型と異なり、割り線がないので、でき
上った充填成型品は極めて自然の形となり、商品価値の
高いものとなる。更に複数方向への分割が不要なので、
製造工程の簡素化も図れるものである。
また更に充填型として弾性充填型を用いたので、固化
装置による固化工程中で、充填物の体積変化が生じたと
しても、弾性充填型の伸縮によって充分対応できるの
で、弾性充填型の破損がない。
次に、充填成型品製造機及び充填成型品の製造方法の
うちで、特に本発明の要旨に係る部分について、第2図
乃至第7図に従って説明する。
第2図は、「パレット反転」及び「加圧設定感知セン
サー」が行なわれた後の、パレット10に固定された弾性
充填型20を示したものである。
この図で、弾性充填型20は、全体が弾性材によって形
成されていると共に、開口袋状の充填部21と、この充填
部21の開口部23付近に形成された固定部22とから形成さ
れ、その固定部22においてパレット10に固定されている
ものである。またこの弾性充填型20の充填部21内部に
は、固化した充填物である充填成型品30が入っている。
次いでこの弾性充填型20の固定部22の上部からは型押
え40が下降し、また下部からは離型加圧カップ50が上昇
し、いずれも弾性充填型20の固定部22に上下面から密着
することとなる。これが[離型加圧カップ上昇」であ
る。
またここで離型加圧カップ50の内部には、ハンドリン
グバキューム60が上下動装置70によって上下動自在に位
置させてある。更にこのハンドリングバキューム60は、
先端に吸着パッド61が固定してある。またこのハンドリ
ングバキューム60は、常態において下方に位置するよう
に、離型加圧カップ50下部には圧縮スプリング62が設け
てある。
次いで「ハンドリングバキューム上昇」を行ない、先
端の吸着パッド61を弾性充填型20の開口部23から充填成
型品30に吸着させる。この状態が第3図に示してある。
この状態で既に、吸着パッド61によってハンドリングバ
キューム60が充填成型品30に吸着しているものであり、
これば「バキュームON」である。
この状態で第4図に示すように、上下動装置70によっ
てハンドリングバキューム60を更に上昇させる。
するとこのハンドリングバキューム60先端の吸着パッ
ド61の上昇によって、弾性充填型20の内部にある充填成
型品30を押し上げるので、弾性充填型20の開口部23付近
と押し上げられた充填成型品30との間に空気が入り、そ
の後の離型を容易とするためのものである。
次いで離型加圧カップ50内部に加圧空気を送入する
「設定加圧」を行なう。
この送入された加圧空気によって、弾性充填型20には
開口部23付近から加圧空気が順次送入されるので、この
開口部23付近から膨張することとなる。
即ち、弾性充填型20は、まず開口部23付近が水平膨張
し、その開口部23付近から順次上方に拡開するように膨
張することとなる。それ故、加圧空気の送入によって弾
性充填型20には、弾性充填型20を反開口部23側に押し上
げられる力が加わないこととなり、充填成型品30は、そ
の下部である弾性充填型20の開口部23付近から順次剥離
することとなる。
またこの状態で、離型加圧カップ50内の圧力が、設定
圧力に達しているか否かを検知する。
仮りになんらかの原因によって弾性充填型20が破れて
いるような場合には、加圧空気を送り込んでも離型加圧
カップ50内部の圧力が上昇しないので、この「設定圧確
認」によって、弾性充填型20の破損検出が行なえるもの
である。
この「設定圧確認」によって、所定圧力に達していな
いことが確認された時には、その後その弾性充填型20を
使用することができないことから、その弾性充填型20は
「ラインアウト」されて、修理あるいは交換されること
となる。
この場合、パレット10には複数の弾性充填型20が固定
してあるものの、その内の1個についてでも破損が検出
された場合には、パレット10ごと「ラインアウト」さ
せ、「ラインアウト」の後に破損した弾性充填型20のみ
を交換して、ライン復帰させることが効率的である。
またこのようにして「設定圧確認」によって弾性充填
型20が破損していないことを確認した後は、次いで「バ
キューム圧確認」を行なう。
この「バキューム圧確認」は、例えばハンドリングバ
キューム60先端の吸着パッド61が充填成型品30に吸着し
なかった場合、あるいは加圧空気送入に伴なってハンド
リングバキューム60先端の吸着パッド61から充填成型品
30が外れてしまう場合等がある。このような場合には弾
性充填型20から充填成型品30の離型が行なわれないこと
となってしまうので、吸着パッド61に充填成型品30が吸
着しているか否かを検出することによって離型を確認す
るために行なうものである。
また、バキューム圧が所定圧力に達しなかった場合、
即ち吸着パッド61から充填成型品30が外れてしまった場
合には、弾性充填型20内部に充填成型品30が残った状態
となってしまうので、このパレット10を「ラインアウ
ト」させ、その後の「温風ブロアー加熱」工程に達しな
いようにするものである。
その後、上下動装置70の作動を解除することによっ
て、圧縮スプリング62の弾発力及び加圧空気の圧力によ
って、ハンドリングバキューム60は、先端の吸着パッド
61に充填成型品30を吸着させたままの状態で、離型加圧
カップ50中を降下することとなる。
次いでハンドリングバキューム60を上下動装置70の作
動によって離型加圧カップ50中で所定位置まで下降させ
る。
この状態が「ハンドリングバキューム下降」である。
この時、ハンドリングバキューム60は、そのままにし
ておいても圧縮スプリング62の弾発力及び加圧空気の圧
力によって下降するものの、下降の確実性のために上下
動装置70を作動させることが望ましい。
その後「離型加圧カップ内常圧」とした後、「離型加
圧カップ下降」を行なわせると共に型押え40を上昇さ
せ、弾性充填型20の固定を解除する。
この状態で、パレット10に固定された弾性充填型20
は、内部の充填成型品30を抜取ったこととなるので、そ
の後の「パレット反転」及び「温風ブロワー加熱」に移
行し、次いで充填工程へと移行させる。
また「離型加圧カップ下降」を行なった状態では、離
型加圧カップ50の内部に、充填成型品30をハンドリング
バキューム60の先端の吸着パッド61に吸着させた状態で
位置しているものである。
その後パレット10に固定された弾性充填型20が離型加
圧カップ50から離れるように移動させた後、ハンドリン
グバキューム60先端の吸着パッド61に充填成型品30を吸
着させた状態のままで、ハンドリングバキューム60が上
昇する。これが「ハンドリングバキューム上昇」であ
る。またこのようなハンドリングバキューム60上昇に伴
なって、ハンドリングバキューム60先端の吸着パッド61
に吸着した充填成型品30は、離型加圧カップ50から上方
に突出することとなる。
このようにしてハンドリングバキューム60が上昇した
後は、「バキュームOFF」にすると共に、エアー吹き装
置80によって「エアー吹き」を行なうことによって、ハ
ンドリングバキューム60先端の吸着パッド61の吸着を解
かれた充填成型品30は、エアーによって吸着パッド61か
ら飛ばされることとなる。
従ってこのようにした飛ばされた充填成型品30が落ち
る場所にコンベアー90等から成る搬出装置を位置させて
おくことによって、このコンベアー90等によって充填成
型品30が回収されることとなる。これが「搬出コンベア
ー」である。またこの状態が、第7図に示してある。
このような充填成型品製造機及び充填成型品の製造方
法についての実施例は、離型加圧カップ50への加圧空気
の送入によって、弾性充填型20が開口部23付近から順次
水平方向に膨張し、充填成型品30の離型が確実に行なえ
るものである。
従って、弾性充填型20の反開口部23側からの負圧によ
る膨張のように、弾性充填型20全体が反ハンドリングバ
キューム60側に伸びてしまい、離型ができなくなるよう
なことはない。
[発明の効果] 以上説明したように、請求項1に記載した発明は、弾
性充填型の開口部から充填成型品に吸着する負圧吸着装
置と、同じく開口部側から充填成型品にかぶせ、弾性充
填型を加圧膨張させてから充填成型品を抜取る加圧カッ
プとを設け、負圧吸着装置による充填成型品への吸着後
に、弾性充填型を加圧カップ内に送り込む加圧空気によ
って、弾性充填型の開口部側から順次水平方向に膨張さ
せることにより、この加圧空気及び吸着装置による吸着
によって充填成型品を負圧吸着装置に吸着させたままで
弾性充填型を膨張させるように形成し、弾性充填型と充
填成型品とを離れさせて抜取るように形成することによ
って、充填成型品を損傷させずに、かつ確実に弾性充填
型から抜取ることができる充填成型品製造機を提供する
ものである。
また請求項2に記載の充填成型品製造機は、抜取り装
置に上下動装置を付加し、負圧吸着装置による充填成型
品への吸着後に、一旦充填成型品を反開口部側に押し、
開口部付近から充填成型品と弾性充填型との間に加圧空
気を入れ、その後弾性充填型の膨張を行ない易くして、
抜取りの確実性を更に向上させた充填成型品製造機を提
供するものである。
また更に請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の
発明を実施して充填成型品を製造するための製造方法の
発明であり、請求項1に記載の発明と同様、充填成型品
を損傷させずに、かつ確実に弾性充填型から抜取ること
ができる充填成型品の製造方法を提供するものである。
更に請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明
を実施して充填成型品を製造するための製造方法の発明
であり、請求項2に記載の発明と同様、充填成型品を損
傷させずに、かつ確実に弾性充填型から抜取ることがで
きる充填成型品の製造方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
全体のブロック図、第2図乃至第7図は各々本発明の要
旨を説明するための要部断面図である。 10……パレット、20……弾性充填型 21……充填部、22……固定部 23……開口部、30……充填成型品 40……型押え、50……離型加圧カップ 60……ハンドリングバキューム 61……吸着パッド、62……圧縮スプリング 70……上下動装置、80……エアー吹き装置 90……コンベアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤嶋 俊哉 東京都千代田区三崎町3丁目6番14号 株式会社エフ・アイ・ユー内 (72)発明者 伊藤 則考 東京都千代田区三崎町3丁目6番14号 株式会社エフ・アイ・ユー内 (56)参考文献 特開 平1−228428(JP,A) 特開 昭63−312116(JP,A) 特開 昭63−32471(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体を、開口袋状の充填部を形成した弾性
    充填型へ充填ノズルから非固形状の充填物を充填する充
    填装置と、この充填物の弾性充填型内での固化装置と、
    弾性充填型の充填部内部から固化した充填物である充填
    成型品を取り出す抜取り装置とから形成し、 抜取り装置を、弾性充填型の開口部側から充填成型品に
    吸着する負圧吸着装置と、開口部側から充填成型品にか
    ぶせ、弾性充填型を加圧膨張させる加圧カップとから形
    成したことを特徴とする充填成型品製造機。
  2. 【請求項2】抜取り装置に、負圧吸着装置によって吸着
    させた充填成型品を弾性充填型方向に押す上下動装置を
    付設したことを特徴とする請求項1に記載の充填成型品
    製造機。
  3. 【請求項3】全体を、開口袋状の充填部を形成した弾性
    充填型へ充填ノズルから非固形状の充填物を充填する充
    填工程と、この充填物の弾性充填型内での固化工程と、
    弾性充填型の充填部内部から固化した充填物である充填
    成型品を取り出す抜取り工程とから形成し、 抜取り工程を、弾性充填型の開口部側から負圧吸着装置
    を充填成型品に負圧吸着させ、その後加圧カップを開口
    部側から充填成型品にかぶせ、この加圧カップ内に加圧
    空気を送入して、弾性充填型を加圧膨張させることによ
    って充填成型品を抜取ることを特徴とした充填成型品の
    製造方法。
  4. 【請求項4】抜取り工程の、負圧吸着装置による充填成
    型品への負圧吸着と、加圧カップへの加圧空気送入との
    間に、後負圧吸着装置に吸着されている充填成型品を上
    下動装置によって弾性充填型方向に押し上げる工程を設
    けることを特徴とした請求項3に記載の充填成型品の製
    造方法。
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