JP2668156B2 - データ駆動型情報処理装置の実行制御方法 - Google Patents

データ駆動型情報処理装置の実行制御方法

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JP2668156B2
JP2668156B2 JP2227062A JP22706290A JP2668156B2 JP 2668156 B2 JP2668156 B2 JP 2668156B2 JP 2227062 A JP2227062 A JP 2227062A JP 22706290 A JP22706290 A JP 22706290A JP 2668156 B2 JP2668156 B2 JP 2668156B2
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/448Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms
    • G06F9/4494Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms data driven

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はデータ駆動型情報処理装置の実行制御方法
に関し、特に、データパケットのコピー処理に対する実
行制御方法に関する。
[従来の技術] 従来のノイマン型計算機においてはプログラムとして
種々の命令が予めプログラムメモリに記憶され、プログ
ラムカウンタによってプログラムメモリのアドレスが逐
次指定されることにより順次命令が読出され、その命令
が実行される。
一方、データ駆動型情報処理装置は、プログラムカウ
ンタにより逐次的な命令の実行という概念を持たない非
ノイマン型計算機の一種である。このようなデータ駆動
型情報処理装置には、命令の並列処理を基本にしたアー
キテクチャが採用される。データ駆動型情報処理装置に
おいては、演算の対象となるデータが揃い次第、命令の
実行が可能となり、データによって複数の命令が同時に
駆動されるため、データの自然な流れに従って並列的に
プログラムが実行される。その結果、演算の所要時間が
大幅に短縮するとみなされている。
第6図は、従来のデータ駆動型情報処理装置の構成の
一例を示すブロック図である。第7図は、その情報処理
装置に含まれるプログラム記憶手段の構成を示すブロッ
ク図である。第8図は、その情報処理装置により処理さ
れるデータパケットのフィールド構成の一例を示す図で
ある。
第8図に示されるデータパケットは、行先フィール
ド、命令フィールド、データ1フィールドおよびデータ
2フィールドを含む。行先フィールドには行先情報が格
納され、命令フィールドには命令情報が格納され、デー
タ1フィールドまたはデータ2フィールドにはオペラン
ドデータが格納される。
第6図に示される情報処理処理は、プログラム記憶手
段1、データ対生成手段2、および演算処理手段3を含
む。プログラム記憶手段1とデータ対生成手段2とはデ
ータ伝送路4,5により結合されている。また、データ対
生成手段2と演算処理手段3とはデータ伝送路6により
結合され、演算処理手段3とプログラム記憶手段1とは
データ伝送路7により結合されている。
プログラム記憶手段1は、第7図に示すように、情報
フェッチ手段8、入力バッファ10および出力バッファ11
を含む。入力バッファ10は複数のデータラッチ9a,9b,9c
からなる。情報フェッチ手段8は2つの出力ポートを出
力する。出力バッファ11は、情報フェッチ手段8の一方
の出力ポートとデータ伝送路4との間に接続されるデー
タラッチ11a,11b、および情報フェッチ手段8の他方の
出力ポートとデータ伝送路5との間に接続されるデータ
ラッチ11c,11dからなる。入力バッファ10および出力バ
ッファ11は、時刻の経過に従って各データラッチに保持
されているデータパケットを次段のデータラッチに転送
する機能を有する。
情報フェッチ手段8には、第9図に示されるデータフ
ロープログラムが記憶されている。データフロープログ
ラムの各行は、行先情報、命令情報およびコピー有/無
情報からなる。情報フェッチ手段8は、入力されたデー
タパケットの行先情報に基づいたアドレス指定によっ
て、第9図に示すように、データフロープログラムの行
先情報、命令情報およびコピー有/無情報を読出し、そ
の行先情報および命令情報をデータパケットの行先フィ
ールドおよび命令フィールドにそれぞれ格納し、そのデ
ータパケットを出力する。
データ対生成手段2は、プログラム記憶手段1から出
力されるデータパケットの待合わせを行なう。すなわ
ち、同じ行先情報を有する異なる2つのデータパケット
を検出し、それらのデータパケットのうち一方のデータ
パケットのオペランドデータ(第9図におけるデータ1
フィールドの内容)を、他方のデータパケットのデータ
2フィールドに格納し、その他方のデータパケットを出
力する。
演算処理手段3は、データ対生成手段2から出力され
るデータパケットに対して、命令情報に基づく演算処理
を行ない、その結果をそのデータパケットのデータ1フ
ィールドに格納してそのデータパケットをプログラム記
憶手段1に出力する。
データパケットが、プログラム記憶手段1、データ対
生成手段2、演算処理手段3、およびプログラム記憶手
段1を順に回り続けることにより、プログラム記憶手段
1に記憶されたデータフロープログラムに基づく演算処
理が進行する。
第10図は、データフロープログラムの一例を示す図で
ある。また、第11図は、第10図のデータフロープログラ
ムに対応するプログラム記憶手段1の記憶内容の一部を
示す図である。
第10図において、N1〜N9はノードである。また、D1〜
D9はそれぞれノードN1〜N9のノード番号を示し、op1〜o
p9はそれぞれノードN1〜N9のオペレーションコードを示
す。ノード番号D1〜D9が行先情報に相当し、op1〜o09が
命令情報に相当する。
たとえばノードN1における演算結果はノードN2,N3,N4
によって参照される。この場合には、プログラム記憶手
段1においてコピー処理が行なわれる。
次に、このコピー処理について説明する。まず、デー
タフロープログラムから、入力されたデータパケットの
行先情報に基づいてアドレス指定された行の内容が読出
される。このとき、コピー有/無情報が「無」を示して
いれば、行先フィールドおよび命令フィールドの内容が
更新されたデータパケットが出力されて処理は終了す
る。
一方、コピー有/無情報が「有」を示していれば、行
先フィールドおよび命令フィールドの内容が更新された
データパケットが出力されるとともに、次の行に記憶さ
れている行先情報、命令情報およびコピー有/無情報が
読出される。次の行から読出されたコピー有/無情報が
「無」を示していれば、新たなデータパケットのデータ
1フィールドに、入力されたデータパケットと同一のデ
ータが格納され、かつ新たなデータパケットの行先フィ
ールドおよび命令フィールドに現在読出された行先情報
および命令情報がそれぞれ格納され、その新たなデータ
パケットが出力される。次の行から読出されたコピー有
/無情報が「有」を示していれば、さらに続けて同様の
コピー処理が行なわれる。
第12図は、第10図のデータフロープログラムの実行状
態を模式的に示す図である。
時刻Tにおいては、情報フェッチ手段8の前段のデー
タラッチ9cに行先情報D1を含むデータパケットが保持さ
れている。さらに前段のデータラッチ9b,9aには、それ
ぞれ行先情報D7を含むデータパケットおよび行先情報D8
を含むデータパケットが保持されている。この状態は、
情報フェッチ手段8に行先情報D1を含むデータパケット
が入力される直前の状態である。
時刻T+Δtにおいては、情報フェッチ手段8に行先
情報D1を含むデータパケットが入力され、そのデータパ
ケットに関する処理が行われている。ここで、Δtは、
情報フェッチ手段8が入力されたデータパケットの行先
情報に基づいたアドレス指定によって、次位の行先情
報、次位の命令情報およびコピー有/無情報を読出し、
その行先情報および命令情報を入力されたデータパケッ
トの行先フィールドおよび命令フィールドにそれぞれ格
納してそのデータパケットを出力するまでに要する時間
を表わしている。入力バッファ10および出力バッファ11
を構成するデータラッチ9a〜9c,11a〜11dは、時間間隔
Δtで自らが保持しているデータパケットを次段のデー
タラッチにそれぞれ転送する。時刻T+Δtにおいて
は、行先情報D7を含むデータパケットおよび行先情報D8
をデータパケットは、それぞれ1つ後段のデータラッチ
9c,9bに転送されている。
時刻T+2・Δtにおいて、情報フェッチ手段8は、
行先情報D1を含むデータパケットに関する処理の結果と
して、第10図および第11図に示すデータフロープログラ
ムに従って行先情報D2を含むデータパケットおよび行先
情報D3を含むデータパケットをそれぞれデータラッチ11
a,11cに出力する。情報フェッチ手段8の出力ポートに
は2つのデータラッチ11a,11cが接続されているのみで
あるため、行先情報D4を含むデータパケットを出力する
ことはできない。そのため、情報フェッチ手段8では、
引き続き行先情報D1を含むデータパケットに関する処理
を行なっている。したがって、行先情報D7を含むデータ
パケットは情報フェッチ手段8に入力されない。すなわ
ち、時刻T+2・Δtにおいて行先情報D7を含むデータ
パケットおよび行先情報D8を含むデータパケットは、時
刻T+Δtと同じデータラッチ9c,9bにそれぞれ保持さ
れている。また、このとき、データラッチ9aに新たなデ
ータパケットが転送されている。
時刻T+3・Δtにおいて、情報フェッチ手段8は、
時刻T+2・Δtにおける行先情報D1を含むデータパケ
ットに関する処理の結果として、第10図および第11図に
示すデータフロープログラムに従って行先情報D4を含む
データパケットをデータラッチ11aに出力する。このと
き、情報フェッチ手段8は、行先情報D7を含むデータパ
ケットに関する処理を行なっている。また、このとき、
行先情報D8を含むデータパケットおよびそれに続くデー
タパケットは、それぞれ次段のデータラッチ9c,9bに転
送されている。
[発明が解決しようとする課題] データパケットのコピー処理に関する上記の実行制御
方法では、第12図の時刻T+Δtおよび時刻T+2・Δ
tにおけるように、3個以上の行先を有するデータパケ
ットが入力された場合(2個以上のコピー処理が行なわ
れる場合)入力バッファ10内の各データラッチのデータ
パケットが次段に進むことができず、データパケットが
滞留する原因となる。
情報フェッチ手段8に入力されるデータパケットの流
量が少ない場合には、プログラム記憶手段1の入力バッ
ファ10において一時的にデータパケットの滞留が起こっ
たとしても、その滞留はやがて解消される。しかし、情
報フェッチ手段8に入力されるデータパケットの流量が
多くかつデータフロープログラムが多くの回数のコピー
処理を示す場合には、プログラム記憶手段1の入力バッ
ファ10の許容量を上回るデータパケットが滞留し、デー
タ駆動型情報処理装置が停止するおそれがある。
プログラム記憶手段1の入力バッファ10においてデー
タパケットが滞留を起こさないようにするために次の方
法が考えられる。
第10図のデータフロープログラムを第13図に示すよう
に各ノードが3個以上の行先を持たないように変更す
る。第14図は、第13図のデータフロープログラムに対応
するプログラム記憶手段1の記憶内容の一部を示す図で
ある。
第13図および第14図に示すように、たとえば、ノード
N1とノードN3,N4との間にノードN10が挿入されている。
ノードN10のオペレーションコードnopは入力されるデー
タパケットに対して何ら演算処理を行なわず、そのデー
タパケットをそのまま出力することを示している。ノー
ドN10を挿入することにより、第10図において3個の行
先を有するノードN1が第13図において2個の行先を有す
るノードN1に変更される。
第15図は、第13図のデータフロープログラムの実行状
態を模式的に示す図である。
時刻Tおよび時刻T+Δtの状態は、第12図に示され
る状態と同様である。時刻T+2・Δtにおいて、情報
フェッチ手段8は、行先情報D1を含むデータパケットに
関する処理の結果として、第13図および第14図のデータ
フロープログラムに従って行先情報D2有するデータパケ
ットおよび行先情報D10を有するデータパケットをそれ
ぞれデータラッチ11a,11cに出力する。このとき、情報
フェッチ手段8は、行行先情報D7を含むデータパケット
に関する処理を行っている。また、このとき、行先情報
D8を含むデータパケットはデータラッチ9cに転送されて
いる。
時刻T+3・Δtにおいて、情報フェッチ手段8は、
行先情報D7を含むデータパケットに関する処理の結果と
して、第13図および第14図のデータフロープログラムに
従って行先情報D9を含むデータパケットをデータラッチ
11aに出力する。
このように、第13図に示すデータフロープログラム
は、3個以上の行先を有するデータパケットが発生しな
いように変更されているので、プログラム記憶手段1内
の入力バッファ10にデータパケットが滞留することはな
い。
しかしながら、上記の方法によると、オペレーション
コードnopを有するノードを追加することによりデータ
フロープログラムのオブジェクト量が増加し、演算処理
においてそれらのノードを実行することに伴って実行時
間が増加する。
それゆえにこの発明の目的は、同時に複数のデータパ
ケットを生成して複数個の出力に別々に出力するコピー
処理の機能を有するプログラム記憶手段を備えたデータ
駆動型情報処理装置において、実行時間を増加させるこ
となく、コピー処理によるデータパケットの滞留を防止
する実行制御方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] この発明に係るデータ駆動型情報処理装置の実行制御
方法では、プログラム記憶手段内に、プログラム記憶手
段で処理されるべきデータパケットが存在するか否かに
基づいて、データパケットが滞留しないようにコピー処
理の回数を動的に制限し、実行すべきコピー処理の回数
が制限された回数を超える場合には残りのコピー処理を
実行するためのデータパケットを出力する。
[作用] この発明に係るデータ駆動型情報処理装置の実行制御
方法によると、プログラム記憶手段内に、プログラム記
憶手段により処理されるデータパケットが存在するか否
かに基づいてプログラム記憶手段で行なわれるコピー処
理の回数が調整される。したがって、プログラム記憶手
段で処理されるべきデータパケットが、プログラム記憶
手段の前段に滞留することを未然に防止することが可能
となる [実施例] 以下、第1図〜第5図を参照しながらこの発明の実施
例を詳細に説明する。
第1図は、この実施例の実行制御方法が用いられるデ
ータ駆動型情報処理装置のプログラム記憶手段の構成を
示すブロック図である。データ駆動型情報処理装置の全
体の構成は第6図に示す構成と同様である。
第1図において、入力バッファ10に含まれるデータラ
ッチ9cは、データパケットを保持しているか否かを示す
データパケット有無信号12を情報フェッチ手段8に与え
る。
第2図は、この実施例において処理されるデータパケ
ットのフィールド構成を示す図である。第2図に示され
るデータパケットは、行先フィールド、命令フィール
ド、データ1フィールドおよびデータ2フィールドに加
えてスルーパケットフラグを含む。
第3図は、この実施例の実行制御方法を説明するため
のフローチャートである。情報フェッチ手段8は、入力
されたデータパケットの行先情報に基づいてアドレス指
定された部分の内容と、前段のデータラッチ9cの状態と
を調べる。ステップS1において、コピー処理が2回以上
連続するか否かを判断する。そして、ステップS2におい
て、データラッチ9aにデータパケットが存在するか否か
を判断する。
(1) 入力されたデータパケットの行先情報に基づい
てアドレス指定された部分の内容が3個以上の行先を有
し(「有」に設定されたコピー有/無情報が2個以上連
続する場合)、かつ情報フェッチ手段8の前段のデータ
ラッチ9cにデータパケットが存在する場合、ステップS3
の処理が行なわれる。データラッチ9cにデータパケット
が存在するか否かは、情報フェッチ手段8に入力される
データパケット有無信号12により判断される。
ステップS3では、入力されたデータパケットの行先情
報に基づいてアドレス指定された行から行先情報および
命令情報を読出し、その読出された行先情報および命令
情報を含む新たなデータパケットを生成する。また、入
力されたデータパケットの行先情報に1を加算し、その
データパケットのスルーパケットフラグを“ON"に設定
する。ステップS4において、新たなデータパケットおよ
び入力されたデータパケットをデータラッチ11a,11cに
それぞれ出力する。
(2) 入力されたデータパケットの行先情報に基づい
てアドレス指定された部分の内容が3個以上の行先を有
し、かつ情報フェッチ手段8の前段のデータラッチ9cに
データパケットが存在しない場合、ステップS5の処理が
行なわれる。
ステップS5では、入力されたデータパケットの行先情
報に基づいてアドレス指定された行から行先情報および
命令情報を読出し、それらの行先情報および命令情報を
含む新たなデータパケットを生成する。また、アドレス
指定された行の次の行から行先情報および命令情報を読
出し、それらの行先情報および命令情報を含む新たなデ
ータパケットを生成する。さらに、入力されたデータパ
ケットの行先情報に2を加算し、その入力されたデータ
パケットを保持する。
ステップS6において、2つの新たなデータパケットを
データラッチ11a,11cにそれぞれ出力し、同時に、保持
されているデータパケットの行先情報に基づくアドレス
指定によってデータフロープログラムから行先情報およ
び命令情報を読出し、それらの行先情報および命令情報
を含む新たなデータパケットを生成する。
この場合、情報フェッチ手段8に新たなデータパケッ
トが入力されないことが保証されているので、2を加算
された行先情報を含むデータパケットを新たなデータパ
ケットが入力されたものとみなして処理を続行する。
(3) 入力されたデータパケットの行先情報に基づい
てアドレス指定された部分の内容が2個以下の先行しか
有さない場合には、情報フェッチ手段8の前段のデータ
ラッチ9cにデータパケットが存在するか否かにかかわら
ず、ステップS7の処理を行なう。ステップS7では、入力
されたデータパケットの行先情報に基づいてアドレス指
定された行から行先情報および命令情報を読出し、それ
らの行先情報および命令情報を含む新たなデータパケッ
トを生成する。コピー有/無情報が「有」を示している
ときには、次の行から行先情報および命令情報を読出
し、それらの行先情報および命令情報を含む新たなデー
タパケットを生成する。
ステップ8では、生成された1つまたは2つの新たな
データパケットをデータラッチ11a,11cの一方または両
方に出力する。
なお、上記の(2)および(3)の処理においては、
情報フェッチ手段8から出力されるデータパケットのス
ルーパケットフラグは“OFF"に設定される。データパケ
ットのスルーパケットフラグが“ON"に設定されている
場合には、そのデータパケットはデータ対生成手段2お
よび演算処理手段3において何ら処理を施されることな
く通過し、再びプログラム記憶手段1に戻ってくる。
第4図は、第10図および第11図のデータフロープログ
ラムの実行状態の一例を模式的に示す図である。
時刻Tにおいて、入力バッファ10のデータラッチ9c,9
b,9aに行先情報D1を含むデータパケット、行先情報D7を
含むデータパケットおよび行先情報D8を含むデータパケ
ットがそれぞれ保持されている。
時刻T+Δtにおいて、情報フェッチ手段8は、行先
情報D1を含むデータパケットに関する処理を行う。この
とき、データラッチ9cに行先情報D7を含むデータパケッ
トが保持されている。また、第10図および第11図に示す
ように、行先情報D1に基づいてアドレス指定された部分
の内容が3個の行先を有している。そのため、上記の
(1)の処理が実行される。
その結果、時刻T+2・Δtでは、行先情報D2を含む
データパケットおよび行先情報D1′を含むデータパケッ
トが、データラッチ11a,11cにそれぞれ出力される。こ
こで、D1′=D1+1である。行先情報D1′を含むデータ
パケットのスルーパケットフラグは、“ON"に設定され
ている。このとき、情報フェッチ手段8は、行先情報D7
を含むデータパケットに関する処理を行なう。
その結果、時刻T+3・Δtにおいて、行先情報D9を
含むデータパケットがデータラッチ11aに出力される。
行先情報D1′を含みかつスルーパケットが“ON"に設
定されているデータパケットは、その後、データ対生成
手段2および演算処理手段3において処理を受けずに通
過し、再びプログラム記憶手段1に戻る。その結果、プ
ログラム記憶手段1から行先情報D3を含むデータパケッ
トおよび行先情報D4を含むデータパケットが出力され
る。これにより、データフロープログラムに第13図に示
されるように静的にノードnopを挿入した場合と同じ効
果が得られる。したがって、プログラム記憶手段1の入
力バッファ10およびデータ伝送路7にデータパケットの
滞留が生じることはない。
第5図は、第10図および第11図のデータフロープログ
ラムの実行状態の他の例を模式的に示す図である。
第5図は、プログラム記憶手段1の入力バッファ10の
データパケットの流量が少なく、データパケットを保持
していないデータラッチが存在する場合の例を示す。
時刻Tにおいて、入力バッファ10のデータラッチ9c,9
aに行先情報D1を含むデータパケットおよび行先情報D7
を含むデータパケットがそれぞれ保持され、データラッ
チ9bにはデータパケットが存在しない。
時刻T+Δtにおいて、情報フェッチ手段8は行先情
報D1を含むデータパケットに関する処理を行なう。この
とき、データラッチ9cにはデータパケットは存在しな
い。また、第10図および第11図に示すように、行先情報
D1に基づいてアドレス指定された部分の内容が3個の行
先を有している。そのため、情報フェッチ手段8は上記
の(2)の処理を行なう。
その結果、時刻T+2・Δtにおいて、行先情報D2を
含むデータパケットおよび行先情報D3を含むデータパケ
ットがデータラッチ11a,11cにそれぞれ出力される。ま
た、情報フェッチ手段8は、行先情報D1に代えて行先情
報(D1+2)を含むデータパケットを内部的に生成し、
行先情報(D1+2)を含むデータパケットに関する処理
を続行する。
その結果、時刻T+3・Δtにおいて、データラッチ
11aに行先情報D4を含むデータパケットが出力される。
このとき、情報フェッチ手段8は、行先情報D7を含むデ
ータパケットに関する処理を行なう。
これは、第12図に示される従来例のように、3個以上
のデータパケットのコピー処理が実行される状態を示し
ている。しかし、プログラム記憶手段1の入力バッファ
10にデータパケットの滞留が生じることはない。
なお、上記実施例では、データパケットの流量を観測
するために、情報フェッチ手段8の直前のデータラッチ
9aの状態のみを観測している。しかし、プログラム記憶
手段1の入力バッファ10内の複数のデータラッチの観測
を行なうと、入力バッファ10にデータパケットの滞留を
起こすことなくコピー処理が可能なデータパケットの数
を増加させることができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、プログラムの実行時
間を増やすことなくコピー処理によるデータパケットの
滞留の発生を防止することができる。したがって、デー
タフロープログラムの実行効率が向上されたデータ駆動
型情報処理装置の実行制御方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による実行制御方法が用い
られるデータ駆動型情報処理装置のプログラム記憶手段
の構成を示すブロック図である。第2図は同実施例にお
いて処理されるデータパケットのフィールド構成を示す
図である。第3図は同実施例の実行制御方法を説明する
ためのフローチャートである。第4図は同実施例の実行
状態の一例を模式的に示す図である。第5図は同実施例
の実行状態の他の例を模式的に示す図である。第6図は
データ駆動型情報処理装置の全体の構成を示すブロック
図である。第7図は従来のデータ駆動型情報処理装置に
含まれるプログラム記憶手段の構成を示すブロック図で
ある。第8図は第7図の情報処理装置において処理され
るデータパケットのフィールド構成を示す図である。第
9図はデータ駆動型情報処理装置のプログラム記憶手段
に記憶されるデータフロープログラムの一部を示す図で
ある。第10図はコピー処理を含むデータフロープログラ
ムの一例を示す図である。第11図は第10図のデータフロ
ープログラムに対応するプログラム記憶手段の記憶内容
を示す図である。第12図は第10図および第11図のデータ
フロープログラムの従来の実行状態を模式的に示す図で
ある。第13図はコピー処理を含むデータフロープログラ
ムの他の例を示す図である。第14図は第13図のデータフ
ロープログラムに対応するプログラム記憶手段の記憶内
容を示す図である。第15図は第13図および第14図のデー
タフロープログラムの従来の実行状態を模式的に示す図
である。 図において、1はプログラム記憶手段、2はデータ対生
成手段、3は演算処理手段、4〜7はデータ伝送路、8
は情報フェッチ手段、9a,9b,9cはデータラッチ、10は入
力バッファ、11は出力バッファ、11a,11b,11c,11dはデ
ータラッチ、12はデータパケット有無信号、N1〜N10は
ノード、D1〜D10は行先情報、op1〜op10,nopはオペレー
ションコードを示す。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データフロープログラムを記憶し、入力さ
    れたデータパケットに基づいてそのデータフロープログ
    ラムから新たなデータパケットを生成する機能および、
    同時に複数のデータパケットを生成して複数個の出力に
    別々に出力するコピー処理の機能を有するプログラム記
    憶手段を備えたデータ駆動型情報処理装置の実行制御方
    法において、 前記プログラム記憶手段内に、前記プログラム記憶手段
    によって処理されるべきデータパケットが存在している
    か否かに基づいて、データパケットが滞留しないように
    コピー処理の回数を動的に制限し、実行すべきコピー処
    理の回数が制限された回数を超える場合には、残りのコ
    ピー処理を実行するためのデータパケットを出力するこ
    とを特徴とする、データ駆動型情報処理装置の実行制御
    方法。
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