JP2667618B2 - 板材等仕分装置 - Google Patents

板材等仕分装置

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JP2667618B2
JP2667618B2 JP4321241A JP32124192A JP2667618B2 JP 2667618 B2 JP2667618 B2 JP 2667618B2 JP 4321241 A JP4321241 A JP 4321241A JP 32124192 A JP32124192 A JP 32124192A JP 2667618 B2 JP2667618 B2 JP 2667618B2
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良幸 村岡
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有限会社村岡興機
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として木製板材を切
断した後に、各種態様に仕分けする板材等仕分装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種板材等仕分装置としては、
多数の送りロ−ラ−を並列状に配設したものが一般的に
使用されており、この板材等仕分装置を板材等切断装置
に接続し、切断後の各板材片を送りロ−ラ−上に移載し
て送り、次いで、送りロ−ラ間隙下方に設けたチェ−ン
により横送りし、又は鋼製の羽根状部材により板材片を
すくいあげ、板材等仕分装置より落下させて仕分けを行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の板材等
仕分装置にあっては、先に切断した板材片が落下しない
と次の板材を切断することができない。すなわち、板材
の連続切断ができなかった。又、短尺板材、三角形状板
材、耳付板材等を送る場合に、送りロ−ラ−による移送
時に上下、左右に振動及び移動し易く、送りロ−ラ−間
に挟まったり、送りロ−ラ−より落下したり、送りロ−
ラ−上で板材が斜め、横に向きを変えたりして、円滑に
搬送することができなかった。さらに、送りロ−ラ−は
板材を前方へ送る方向にのみ回転するため、切断した板
材片を再度切断する場合には、分離、落下させた板材片
を戻しロ−ラ−又はベルトコンベア−で手元に戻すので
あるが、板材片を一旦横送りして戻しロ−ラ−又はベル
トコンベア−に移動させる時、板材が円滑に横移動せず
トラブルの発生が多かった。又、送りロ−ラ−の横に戻
しロ−ラ−又はベルトコンベア−を配設するため、装置
の専有面積が大となり、設置に場所をとるものであっ
た。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、寸法の長
短、形状にかかわらず、板材を確実に仕分けできるとと
もに、切断した板材を再度切断する場合の作業労力を軽
減し、作業時間を短縮できる板材等仕分装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の板材等仕分装置は、左駆動ロ−ラと左従動
ロ−ラとに亘って掛け渡した左送りベルトと、右駆動ロ
−ラと右従動ロ−ラとに亘って掛け渡した右送りベルト
とを並列状に設け、前記左送りベルトと右送りベルトと
を仕切る仕分板を設け、前記左駆動ローラと右駆動ロー
ラとの前方に三角分離部材を設け、前記左駆動ロ−ラと
右駆動ロ−ラとを独立に正転、逆転自在とするととも
に、前記仕分板を上下移動自在としたことを特徴とする
ものである。
【0006】又、前記左送りベルト及び右送りベルトの
裏面に長さ方向に延びる突出部を形成し、前記左駆動ロ
−ラ、左従動ロ−ラ、右駆動ロ−ラ及び右従動ロ−ラの
外周に前記突出部を嵌合する嵌合溝部を形成し、前記左
送りベルトを案内する左送りベルト案内板及び前記右送
りベルトを案内する右送りベルト案内板に前記突出部を
挿入するベルト案内溝を形成してもよい。
【0007】
【作用】板材を所定幅に切断した後の各板材片は左右送
りベルトにより前方へと移送され、各板材片は三角分離
部材に到達すると、左右に仕分けされて、それぞれ板材
等仕分装置の左側、右側より落下する。
【0008】板材片を左送りベルトにより三角分離部材
の直前まで移動した後、左駆動ロ−ラの回転方向を逆回
転とすれば、板材片を板材等切断装置まで戻すことがで
きる。
【0009】又、仕分板を下降させてその上端を左右送
りベルトの搬送面より下方位置とすれば、板材を曲線的
に切断することができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しつつ
説明する。
【0011】本発明の板材等仕分装置1は、図1乃至図
3に示すように、脚部2aを有する支持フレ−ム2の上
面に長さ方向所定間隔でベルト支持部材3を複数配設
し、このベルト支持部材3上端に左ベルト案内板4及び
右ベルト案内板5を並列状に載置してある。
【0012】左ベルト案内板4は、並列配置した同長の
2つの案内板材4a,4bよりなり、これら2つの案内
板材4a,4bの間には所定間隙を設けて、ベルト案内
溝6を形成してある。右ベルト案内板5も、同様に、並
列配置した同長の2つの案内板材5a,5bよりなり、
これら2つの案内板材5a,5bの間には所定間隙を設
けて、ベルト案内溝7を形成してある。さらに、左ベル
ト案内板4と右ベルト案内板5との間にも所定間隙を設
けて、仕分板案内溝8を形成してある。
【0013】左ベルト案内板4の前方には左駆動ロ−ラ
9を、後方には左従動ロ−ラ10を配置してあり、この
左駆動ロ−ラ9と左従動ロ−ラ10とに亘って左送りベ
ルト11を掛け渡してある。又、右ベルト案内板5の前
方には右駆動ロ−ラ12を、後方には右従動ロ−ラ13
を配置してあり、この右駆動ロ−ラ12と右従動ロ−ラ
13とに亘って右送りベルト14を掛け渡してある。
【0014】左右送りベルト11,14は、図4に示す
ように、板材Aとの密着性を良好とするために特殊樹脂
製としてあり、ベルト本体11a,14a裏面の略中央
部には長尺のゴム材を接着し、前記ベルト案内溝6,7
に挿入可能な突状部11b,14bを形成してある。こ
こで、特殊樹脂製のベルトとしては、例えば三ツ星ベル
ト(株)製NS123VN0/20G、(株)ニッタ製
ニュ−ライトグリップNLG−IIDCMT−30AR等
を用いることができる。
【0015】左駆動ロ−ラ9、左従動ロ−ラ10、右駆
動ロ−ラ12、右従動ロ−ラ13の外周には、いずれも
前記ベルト本体11a,14aと密着性の高いゴム材を
固着してあり、左右送りベルト11,14のスリップ及
び蛇行を防止してある。又、左駆動ロ−ラ9、左従動ロ
−ラ10、右駆動ロ−ラ12、右従動ロ−ラ13の外周
には、左右送りベルト11,14の突状部11b,14
bを嵌合する嵌合溝部9a,10a,12a,13aを
形成してある。
【0016】左駆動ロ−ラ9は、左駆動ロ−ラ軸15に
より支持フレ−ム2に対して回転自在に片持支持してあ
る。左駆動ロ−ラ軸15には駆動ロ−ラ軸スプロケット
16を固定してあり、この駆動ロ−ラ軸スプロケット1
6はチェ−ン17、アイドルスプロケット18,19を
介してチェ−ン20によりモ−タ−21の軸22に固着
したモ−タ−軸スプロケット23に連結してある。
【0017】右駆動ロ−ラ12も、同様に、右駆動ロ−
ラ軸24により支持フレ−ム2に対して回転自在に片持
支持してある。右駆動ロ−ラ軸24には駆動ロ−ラ軸ス
プロケット25を固定してあり、この駆動ロ−ラ軸スプ
ロケット25はチェ−ン26、アイドルスプロケット2
7,28を介してチェ−ン29によりモ−タ−30の軸
31に固着したモ−タ−軸スプロケット32に連結して
ある。
【0018】モ−タ−21,30は、いずれも正転、逆
転可能としてあり、従って、左右送りベルト11,14
は前進、後退動自在となっている。
【0019】前記仕分板案内溝8には、長尺の金属製よ
りなる仕分板33を挿入してあり、その前端部及び後端
部はエア−シリンダ−34,35のロッド34a,35
aに固着してある。よって、エア−シリンダ−34,3
5の作動により、仕分板33は仕分板案内溝8内を上下
に移動するようになっている。
【0020】支持フレ−ム2の上面であって、前記左駆
動ロ−ラ9、右駆動ロ−ラ12の前方には、三角分離部
材36を配設してある。この三角分離部材36は、左側
板部36a及び右側板部36bよりなり、左側板部36
aと右側板部36bとの間隔を前方に行くほど大とし、
その頂点部36cを左駆動ロ−ラ9、右駆動ロ−ラ12
の直前に、かつ、仕分板案内溝8に臨ませてある。
【0021】本発明の板材等仕分装置1は、以上のよう
な構成であり、次のようにして使用する。
【0022】板材等仕分装置1は、図7に示すように、
その前端部を板材等切断装置41の後端部に連結して使
用する。連結時、板材等切断装置41の帯状鋸刃部材4
2の後端に仕分板33の前端が近接するようになってい
る。
【0023】切断しようとする板材Aの左側面を案内板
43に、右側面を案内ロ−ラ44に当接、案内させて、
板材等切断装置41の前方より板材Aを前進させ、帯状
鋸刃部材42により板材Aを所定幅に切断する。
【0024】切断後の板材切断部分B,Cは、それぞれ
左送りロ−ラ45及び右送りロ−ラ46により前方に送
られ、切断幅dにちょうど仕分板33が入り、板材切断
部分B,Cをそれぞれ左右に分離して送る。
【0025】次いで、板材切断部分B,Cは左右送りベ
ルト11,14上に移載され、左右送りベルト11,1
4が前進動することにより、さらに前方へと送られる。
【0026】板材Aの後端が帯状鋸刃部材42を通過す
ると、板材Aは完全に板材片D,Eに分割されて、それ
ぞれ左右送りベルト11,14上を前方に移動する。板
材片D,Eの先端が三角分離部材36の頂点部36cに
当接すると、板材片Dは左側板部36aに沿って左前方
に進み、一方、板材片Eは右側板部36bに沿って右前
方に進み、左右に仕分けされるとともに、それぞれ板材
等仕分装置1の左側、右側より落下する。
【0027】ここで、左側の板材片Dを製品とし、右側
の板材片Eを廃材とする場合には、板材等仕分装置1の
左側にコンベア−を設置しておき、次工程へと板材片D
が搬送されるようにする。
【0028】左側の板材片Dをさらに所定幅に切断する
場合には、板材片D,Eをそれぞれ左右送りベルト1
1,14により三角分離部材36の頂点部36cに当接
する直前まで移動した後、左駆動ロ−ラ9の回転方向を
逆回転とすることにより左送りベルト11を後退動さ
せ、右送りベルト14はそのまま前進動させることによ
り、板材片Dは板材等切断装置41の前端部まで戻し、
一方、板材片Eは右側板部36bに沿って右前方に進ま
せ、板材等仕分装置1の右側より落下させる。
【0029】なお、板材片Dを板材等切断装置41の前
端部まで戻す時に、板材片Dが案内板43に衝突しない
ように、左駆動ロ−ラ9の逆回転時には、案内板43が
自動的に外側に移動して退避するようになっている。
【0030】又、板材Aを曲線的に切断する場合には、
図8(B)に示すように、仕分板33を下降させれば仕
分板33の上端は左右送りベルト11,14の搬送面よ
り下方位置となって、切断後の板材片D,Eが仕分板3
3に衝当して切断できないという不具合は生じない。
【0031】
【発明の効果】本発明の板材等仕分装置は、板材片を三
角分離部材まで仕分板により分離しつつ送りベルトによ
り送るものであるから、移送時に上下、左右に振動及び
移動することはなく、寸法の長短、形状にかかわらず、
板材を確実に仕分けできる。
【0032】又、送りベルトを前進、後退動自在として
あるから、切断した板材を再度切断する場合には、送り
ベルトを前進動した後に後退動させて板材片を板材等切
断装置に戻すことができ、板材片の回収作業労力を軽減
し、作業時間を短縮することができる。
【0033】さらに、仕分板を上下移動自在としたか
ら、直線挽きの場合には、仕分板を上方位置として確実
に製品と廃材とを仕分けできるとともに、曲線挽きの場
合には、仕分板を下方位置として曲線的形状の製品を製
作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板材等仕分装置の正面図である。
【図2】同・平面図である。
【図3】同・側面図である。
【図4】送りベルトと従動ロ−ラとの当接部を示す斜視
図である。
【図5】駆動ロ−ラの駆動系を示す平面図である。
【図6】同・側面図である。
【図7】本発明の板材等仕分装置を板材等切断装置に連
結した状態を示す斜視図である。
【図8】仕分板の上下移動を説明するものであり、
(A)は上方位置にある状態、(B)は下方位置にある
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…板材等仕分装置 9…左駆動ロ−ラ 10…左従動ロ−ラ 11…左送りベルト 12…右駆動ロ−ラ 13…右従動ロ−ラ 14…右送りベルト 33…仕分板 36…三角分離部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左駆動ロ−ラと左従動ロ−ラとに亘って
    掛け渡した左送りベルトと、右駆動ロ−ラと右従動ロ−
    ラとに亘って掛け渡した右送りベルトとを並列状に設
    け、 前記左送りベルトと右送りベルトとを仕切る仕分板を設
    け、 前記左駆動ローラと右駆動ローラとの前方に三角分離部
    材を設け、 前記左駆動ロ−ラと右駆動ロ−ラとを独立に正転、逆転
    自在とするとともに、前記仕分板を上下移動自在とした
    ことを特徴とする板材等仕分装置。
  2. 【請求項2】 前記左送りベルト及び右送りベルトの裏
    面に長さ方向に延びる突出部を形成し、 前記左駆動ロ−ラ、左従動ロ−ラ、右駆動ロ−ラ及び右
    従動ロ−ラの外周に前記突出部を嵌合する嵌合溝部を形
    成し、 前記左送りベルトを案内する左送りベルト案内板及び前
    記右送りベルトを案内する右送りベルト案内板に前記突
    出部を挿入するベルト案内溝を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の板材等仕分装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57183110U (ja) * 1981-05-14 1982-11-20

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