JP2666615B2 - ステアリングラックの取付構造 - Google Patents

ステアリングラックの取付構造

Info

Publication number
JP2666615B2
JP2666615B2 JP18867691A JP18867691A JP2666615B2 JP 2666615 B2 JP2666615 B2 JP 2666615B2 JP 18867691 A JP18867691 A JP 18867691A JP 18867691 A JP18867691 A JP 18867691A JP 2666615 B2 JP2666615 B2 JP 2666615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering rack
transmission
steering
mount member
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18867691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0532169A (ja
Inventor
浩義 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP18867691A priority Critical patent/JP2666615B2/ja
Publication of JPH0532169A publication Critical patent/JPH0532169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2666615B2 publication Critical patent/JP2666615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はステアリングラックの
取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のステアリングラックの取付構造と
しては、トヨタ自動車株式会社1989年9月発行“ト
ヨタセリカ修理書”8−49頁に開示されているもの
や、例えば図3に示すようなものが知られている。
【0003】1がファーストクロスメンバで、2がサブ
フレームであり、両者とも両端が図示せぬ左右のフロン
トサイドメンバに取付けられた構造部材である。そし
て、3がセンタメンバで、その前部が前記ファーストク
ロスメンバ1に、そして後部が前記サブフレーム2に各
々取付けられている。このセンタメンバ3の上には、エ
ンジン4とこれに一体化されているトランスミッション
5が設置してある。このエンジン4及びトランスミッシ
ョン5は複数のマウント部材により車体に取付けられて
いる。例えばエンジン4の前側はセンタメンバ3上のフ
ロントマウント部材22に取付けられている。また、ト
ランスミッション5の後壁5aの下部にはブラケット6
が設けられていて、このブラケット6の後端をセンタメ
ンバ3上に固定されたリヤマウント部材7に取付けてい
る。
【0004】そして、サブフレーム2の上方には、エン
ジンルームEと車室内スペースRとを区画するダッシュ
ロアパネル8が備えられており、このダッシュロアパネ
ル8の下方は車室内スペースR側へ向けた傾斜部8aと
なっている。そして、この傾斜部8aの下方は、いわゆ
るデッドスペースDとなっており、特別な機器或いは装
備等は配されていない。
【0005】また、このダッシュロアパネル8における
垂直壁部分の下端(傾斜部8aの上)には、ガセット9
が固定してあり、このガセット9に固定金具10を介し
てステアリングラック11が取付けてある。このステア
リングラック11と固定金具10の間には防振用のイシ
ュレータ12が介在せしめてある。13はステアリング
ギアで、前記ステアリングラック11に係合しており、
ステアリングホイール14からの操作力を前記ステアリ
ングラック11へ伝達している。尚、Sはホイールセン
タ(タイヤTの中心)で、15はラジエータを示してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ステアリングラック11の
位置が比較的高いために、高速直進安定性や旋回性能の
面で不利である。
【0007】また、ホイールセンタSとステアリングラ
ック11との距離L1 が大きいため、ステアリングラッ
ク11の端部に取付けられるタイロッド(図示せぬ)の
折れ角が大きくなり、ステアリング効率や操舵感の低下
を招くおそれがある。
【0008】更に、前記距離L1 が大きいために、ダッ
シュロアパネル8を前方へ移動して車室内スペースRの
拡大を図ることが困難である。
【0009】このような課題を解消するために、ステア
リングラック11の位置を下方且つ前方へ移動させよう
としても、従来のような構造のままでは、ステアリング
ラック11がリヤマウント部材7等と干渉してしまうた
めに無理である。
【0010】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、ステアリングラックを従来より
も下方且つ前方へ位置させることができるステアリング
ラックの取付構造を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るステアリ
ングラックの取付構造は、上記の目的を達成するため
に、エンジンと一体化されたトランスミッションの後壁
の直後に、リヤマウント部材が固定されたサブフレーム
を備えると共に、前記トランスミッション後壁の上部か
ら後方へ向けてブラケットを延設して、該ブラケットの
後端を前記リヤマウント部材に取付け、前記トランスミ
ッション後壁とリヤマウント部材の間で且つ前記ブラケ
ットの下方に位置するサブフレーム上に、ステアリング
ラックを取付けたものである。
【0012】
【作用】ステアリングラックをトランスミッション後壁
とリヤマウント部材の間で且つブラケットの下方に位置
するサブフレーム上に取付けたので、ステアリングラッ
クの位置が従来に比べて下方且つ前方へ移動している。
すなわち、ブラケットをトランスミッション後壁の上部
から後方へ向けて延設し、このブラケットの下方で且つ
後壁とリヤマウント部材の間に若干のスペースが生じる
ので、このスペース内にステアリングラックを通すよう
にしたものである。また、このように後壁の直後にリヤ
マウント部材やステアリングラック等を集中配置して
も、この部分はちょうどダッシュロアパネル下方の傾斜
部によるデッドスペース部分に相当するため、スペース
的には問題なることはない。
【0013】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】この実施例に係るセンタメンバ16は従来
よりも短くしてあり、それに応じてサブフレーム17の
位置も前方へ移動しており、ちょうどトランスミッショ
ン5の後壁5aの直後に位置している。また、このサブ
フレーム17の後部には従来よりも高さのあるリヤマウ
ント部材18が固定されており、このリヤマウント部材
18には前記後壁5aの上部から後方へ向けて従来より
も延設した状態のブラケット19が取付けてある。
【0015】この実施例におけるエンジン4はエンジン
ルームE内に横置配置してあると共に、このエンジン4
と一体化されているトランスミッション5及びトランス
ファ20からは軸21が後方へ向けて設けられ、四輪駆
動(4WD)を構成している。そして、このエンジン4
の前側はセンタメンバ16上のフロントマウント部材2
2に取付けられ、左側のトランスミッション5は左側の
フロントサイドメンバ23のサイドマウント部材24に
取付けられ、そしてエンジン4の右側は右側のフロント
サイドメンバ25のサイドマウント部材26に取付けら
れ、そして結果として、前述のリヤマウント部材18も
含め、エンジン4及びトランスミッション5を支持する
ためのマウント部材22、24、26、18の配置が、
いわゆる「十字配置」となり、確実な支持構造が図られ
ている。また、サブフレーム17の両端、及びセンタメ
ンバ16の前部の取付けは、いずれもインシュレータを
介したソフトマウントMになっており、タイヤTからの
振動が車体に伝わらないようになっている。
【0016】そして、サブフレーム17上に固定金具2
7により取付けられているのがステアリングラック11
である。このステアリングラック11と固定金具27と
の間には従来同様にインシュレータ12が介在せしめて
あり、前記防振性能を更に確実なものとしている。この
ステアリングラック11は、図1に示す如く、ちょうど
トランスミッション5の後壁5aとリヤマウント部材1
8との間で、前記ブラケット19の下方を通過した状態
で取付けられており、ダッシュロアパネル28に取付け
ていた従来に比べ、その位置がより下方で且つ前方とな
っている。
【0017】尚、トランスファ20にはトランスファリ
ングギア31が配設されており、トランスミッション5
から得られる駆動力が不図示のチェーンベルトを介して
トランスファリングギア31に伝達される。そして、ト
ラスファリングギア31にはトランスファピニオンギア
32が噛合しており、トランスファピニオンギア32に
固定された軸21は、フランジ33、34、ジョイント
35を介してピニオンシャフト36に連結されている。
ここで、トランスファリングギア31の中心に位置する
デファレンシャルギアセンタラインH1 の地上高より
も、トランスファピニオンギア32に連結されたピニオ
ンシャフト36のセンタラインH2 の地上高が、距離α
だけ上側にあるように両ラインH1 、H2 がオフセット
された状態に設定されている。
【0018】従って、従来に比べて、ホイールセンタS
とステアリングラック11との距離L2 が小さくなり、
結果としてステアリングラック11とタイロッド29と
が成す角度(タイロッド折れ角)θ1 が小さくなり且つ
それに伴ってナックルアーム30とタイロッド29との
成す角度θ2 が大きくなるので、ステアリング効率や操
舵感が向上する。
【0019】また、従来に比べてステアリングラック1
1の位置が低くなるので、高速直進安定性や旋回性能の
面でも有利となる。
【0020】更に、前述のように、ホイールセンタSと
ステアリングラック11との距離L2 が小さいので、こ
の実施例のダッシュロアパネル28はその分だけ従来の
ダッシュロアパネル8と比べて前方へ移動しており、車
室内スペースRの拡大が図られている。このようにダッ
シュロアパネル28を前方へ移動しても、前記ステアリ
ングラック11やリヤマウント部材18が、このダッシ
ュロアパネル28下方の傾斜部28aにおいて従来デッ
ドスペース化していたスペースD内に位置するため、ダ
ッシュロアパネル28がリヤマウント部材18等と干渉
するおそれはない。
【0021】加えて、ステアリングラック11がサブフ
レーム17に直接取付けられているため、ステアリング
ラック11の取付剛性が高く、操舵感が向上すると共
に、音振対策(振動及び振動音の抑制を図ること)の面
でも優れている。
【0022】
【発明の効果】この発明に係るステアリングラックの取
付構造は、以上説明してきた如き内容のものであって、
ステアリングラックをトランスミッション後壁とリヤマ
ウント部材の間で且つブラケットの下方に位置するサブ
フレーム上に取付けたので、ステアリングラックの位置
を従来に比べて下方且つ前方へ移動することができる。
従って、ステアリング効率や操舵感が向上すると共に、
高速直進安定性や旋回性能の面でも有利となる。
【0023】また、ステアリングラックの位置を前方へ
移動した分、ダッシュロアパネルを前方へ移動させて、
車室内スペースの拡大を図ることもできる。
【0024】更に、ステアリングラックをサブフレーム
に直接取付けるため、ラジエータラックの取付剛性が高
くなり、操舵感が向上すると共に、音振対策(振動及び
振動音の抑制を図ること)の面でも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るステアリングラック
の取付構造を示す概略側面図である。
【図2】図1中矢示DA方向から見た平面図である。
【図3】従来のステアリングラックの取付構造を示す概
略側面図である。
【符号の説明】
5 トランスミッション 5a トランスミッションの後壁 11 ステアリングラック 17 サブフレーム 18 リヤマウント部材 19 ブラケット E エンジンルーム R 車室内スペース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと一体化されたトランスミッシ
    ョンの後壁の直後に、リヤマウント部材が固定されたサ
    ブフレームを備えると共に、 前記トランスミッション後壁の上部から後方へ向けてブ
    ラケットを延設して、該ブラケットの後端を前記リヤマ
    ウント部材に取付け、 前記トランスミッション後壁とリヤマウント部材の間で
    且つ前記ブラケットの下方に位置するサブフレーム上
    に、ステアリングラックを取付けたことを特徴とするス
    テアリングラックの取付構造。
JP18867691A 1991-07-29 1991-07-29 ステアリングラックの取付構造 Expired - Lifetime JP2666615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18867691A JP2666615B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 ステアリングラックの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18867691A JP2666615B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 ステアリングラックの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0532169A JPH0532169A (ja) 1993-02-09
JP2666615B2 true JP2666615B2 (ja) 1997-10-22

Family

ID=16227899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18867691A Expired - Lifetime JP2666615B2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 ステアリングラックの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2666615B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0532169A (ja) 1993-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61150867A (ja) 車両用ステアリング支持構造
JPS61150870A (ja) 車両用ステアリング支持構造
JPS62131809A (ja) リアサスペンシヨンメンバ−支持構造
JPS6119473B2 (ja)
JP2666615B2 (ja) ステアリングラックの取付構造
JP2002200924A (ja) パワープラント支持構造
JPH0131537Y2 (ja)
JPH0217972Y2 (ja)
JP3435993B2 (ja) 4輪駆動車のエンジンマウント配設構造
KR100361823B1 (ko) 자동차의 서브 프레임
JP2580956Y2 (ja) 車両リヤデフケースの支持構造
JPH08197970A (ja) 車室内のこもり音低減構造
JPS6020534Y2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP2532778Y2 (ja) 自動車の後輪駆動装置の取付構造
JP2018161981A (ja) フロントサブフレーム構造
JPS61150868A (ja) 車両用ステアリング支持構造
JPH04108037A (ja) 自動車用パワートレーンのマウンティング構造
JPH0324462Y2 (ja)
JPS6118574A (ja) 自動車のカウル部構造
JP3271855B2 (ja) 自動車のステアリング装置
JPH0217973Y2 (ja)
JP2001063618A (ja) サスペンションアーム支持装置
JPH02306882A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2869680B2 (ja) 自動車のパワーユニット支持構造
JPH01145226A (ja) 自動車のパワープラント支持装置