JP2666257B2 - スクリーン取付け装置 - Google Patents
スクリーン取付け装置Info
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- JP2666257B2 JP2666257B2 JP61197669A JP19766986A JP2666257B2 JP 2666257 B2 JP2666257 B2 JP 2666257B2 JP 61197669 A JP61197669 A JP 61197669A JP 19766986 A JP19766986 A JP 19766986A JP 2666257 B2 JP2666257 B2 JP 2666257B2
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- Japan
- Prior art keywords
- screen
- frame
- locking
- screen frame
- cabinet
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、スクリーン等の背面側から投写するように
したリアプロジェクタ装置において、スクリーンをキャ
ビネットに取付けるためのスクリーン取付け装置に関す
るものである。 <発明の概要> 本発明は、スクリーン等の背面から投写するようにし
たリアプロジェクタ装置におけるスクリーン取付け装置
を、スクリーンの側縁を保持するスクリーン保持部と、
キャビネットに上記スクリーンを係止させるための係止
爪が設けられた一対の並行で弾性変位可能な係止片とが
一体に形成されたスクリーン枠と、上記スクリーン枠の
係止片をスクリーン枠取付け面に略直交した状態で係止
爪により係止する係止部を有する係合部が設けられたキ
ャビネットとにより部品点数及び作業工程を削減し作業
効率を向上させるとともに、上記スクリーン枠を各種の
スクリーンサイズに対応できる汎用性のあるものとなす
ことにより製作コストの安価なスクリーン取付け装置を
提供することを目的とするものである。 <従来の技術> 従来、リアプロジェクタ装置の前面に張られるスクリ
ーン50の取付け手段は、第6図に示すように、スクリー
ン50の周辺部をスクリーン固定用ブラケット51を用いて
キャビネット52にネジ軸53によりネジ止め固定する。そ
して、上記キャビネット52のスクリーン固定部周辺に化
粧枠54を取付けるための取付け孔55を設け、この取付け
孔55に化粧枠54の支持部56を挿入固定し、この化粧枠54
にて上記ブラケット51を覆い、上記ネジ軸53等がフロン
ト面に露出しないように取付けられている。 このようなスクリーン取付け手段を用いたリアプロジ
ェクタ装置としては、例えば、本願出願人が以前に出願
した実願昭56−17275号(実開昭58−73677号)に記載さ
れる如きものがある。 <発明が解決しようとする問題点> しかし、上述のようなスクリーンの取付け手段におい
ては、スクリーン50を固定するためのスクリーン固定用
ブラケット51と別体の化粧枠54が必要となる。そのた
め、スクリーン固定用ブラケット51やこのブラケット51
を固定するためのネジ軸53等が必要となり、部品点数が
多く、作業工数も多くなり作業効率が悪い。 さらに、キャビネット52に上記ブラケット51を固定
し、且つ化粧枠54を固定するためのスペースを要するた
め、キャビネット52の小型化を図ることができず、スク
リーン50のサイズに対して大きめのキャビネット52を用
いる必要がある。 また、化粧枠54は一定サイズのスクリーンのみにしか
適用できないため、異なるスクリーンサイズにはそれぞ
れ別個の化粧枠54を必要とする。すなわち、種々のスク
リーンサイズに合わせて大きさの異なる種々の化粧枠を
成形しなければならない。そのため、上記化粧枠の成型
のために要する金型も数種類のものが必要となる。 従って、上述のような従来のスクリーン取付け手段
は、多くの部品や金型を必要とし多大な費用を必要とし
ていた。 そこで、本発明は、上記化粧枠とスクリーン固定用ブ
ラケットを一体化させたスクリーン枠を用いることによ
り部品点数及び作業工程を削減し作業効率を向上させる
とともに、上記スクリーン枠を各種のスクリーンサイズ
に対応できる汎用性のあるものとなすことにより製作コ
ストの安価なスクリーン取付け装置を提供することを目
的とするものである。 <問題点を解決するための手段> 本発明は、上記目的を達成するため、スクリーン等の
背面から投写するようにしたリアプロジェクタ装置にお
いて、スクリーンの側縁を保持するスクリーン保持部
と、キャビネットにスクリーンを係止させるための係止
爪が設けられた一対の並行で弾性変位可能な係止片とが
一体に形成されたスクリーン枠と、スクリーン枠の係止
片をスクリーン枠取付け面に略直交した状態で係止爪に
より係止する係止部を有する係合部が設けられたキャビ
ネットからなることを特徴とするものである。 <作用> 本発明によれば、スクリーン保持部によりスクリーン
の側縁を保持するスクリーン枠は、弾性変位可能な係止
片に設けられた係止爪をキャビネットに設けられた係合
部の係止部に係合することによりスクリーンをキャビネ
ットに固定することができる。すなわち、スクリーン枠
は、係止爪が設けられた一対の並行で弾性変位可能な係
止片が、キャビネット側のスクリーン枠取付け面に略直
交する状態でキャビネット側の係合部内に設けられた係
止部に係止されることにより取り付けられる。 <実施例> 以下、本考案の好適な実施例を図面を参照しながら説
明する。 本発明は、第1図に示すようなリアプロジェクタ装置
のスクリーン取付け装置であって、スクリーン1の周縁
に沿って取付けられるスクリーン枠2と、このスクリー
ン枠2をキャビネット3本体に取付けるために上記キャ
ビネット3に形成されるスクリーン枠取付け部4を主た
る構成要素として構成される。 先ず、本発明が適用されるリアプロジェクタ装置は、
上記リアプロジェクタ装置の投写装置部から投映される
再生画像が拡大レンズ等を通して画像を透過形スクリー
ン上に投写するものである。そして、上記スクリーン1
は、アクリル樹脂等の合成樹脂等の材料で形成され、そ
の表面には映像を写し出すための拡散面が設けられてい
る。また、時として、映像の透過光に異方向指向性を持
たせるため、当該スクリーンの裏面側にレンチキュラー
レンズを形成してレンシキュラースクリーンを構成する
こともある。 次に、上記スクリーン1をキャビネット3に取付ける
ためのスクリーン枠2は、合成樹脂で形成されるもので
あって、第3図及び第5図A,Bで示すように、断面略L
字上の枠部材5として形成され、その一辺側がフロント
面6を構成している。このフロント面6には、その見栄
えをよくするため化粧用シートが貼り付けられている。
そして、上記枠部材5の屈曲側において、上記枠部材5
の他辺側から上記フロント面6と略並行に支持片7が植
立され、上記フロント面6を形成する枠部材5の一辺側
とこの支持片7によりスクリーン保持部8を形成してい
る。また、上記支持片7からは上記枠部材5の他辺側と
略並行に一対の係合片9,10が植立されている。この係合
片9,10は、後述するキャビネット3のスクリーン枠取付
け部4にスクリーン1が取付けられた上記スクリーン枠
2を係合させてキャビネット3本体に上記スクリーン枠
2を取付けるためのものである。そして、この係合片9,
10にはその先端外側面に係止爪11,12が設けられ、この
スクリーン枠2を上記キャビネット3のスクリーン枠取
付け部4に係止できるようになっている。さらに、上記
支持片7には、上記スクリーン保持部8側であって上記
係合片9,10と並行に位置決め片13が設けられている。 上述のような形状を有するスクリーン枠2は、押出成
型により成型することができる。そして、第4図に示す
ように、スクリーン1の大きさに従って、スクリーン1
のコーナ部に対応する位置に略V字状の切欠き部14を設
けて、この切欠き部14において折り曲げることによりス
クリーン1の周縁に亘ってこのスクリーン枠2を取付け
ることができるようになっている。 従って、本発明におけるスクリーン枠2の成形には、
上記スクリーン枠2を成形するための押出成型用の金型
が一種類あればよく、直線状に押し出し成型された上記
スクリーン枠2に上記切欠き部14をスクリーン1の大き
さに合わせて適宜設けることによりあらゆるサイズのス
クリーンにこのスクリーン枠2を適用することができ
る。よって、スクリーンサイズ毎にスクリーン枠2やス
クリーン枠2を成型するための金型を要することがなく
製作コストの削減を図ることができる。 次に、上記スクリーン枠2が取付けられるキャビネッ
ト3には、そのフロント部15に取付けられるスクリーン
1の位置に対応して開口部16が穿設され、この開口部16
の周縁に沿って上記スクリーン枠2を係合保持するため
のスクリーン枠取付け部4が設けられている。 このスクリーン枠取付け部4には、上記スクリーン枠
2の係合部9,10を係止するための係止部17,18を有する
係合部19が設けられている。上記係止部17,18は第3図
及び第5図A,Bに示すように上記係合部19の中途部に適
宜数箇所設けられており、この係止部17,18に対応する
位置で上記係合部19が切欠かれている。そして、上記係
止部17,18が上記スクリーン枠2の係止爪11,12と係合し
て上記スクリーン枠2をこのスクリーン枠取付け部4に
固定することができるようになっている。また、上記ス
クリーン枠2の位置決め片13は上記スクリーン取付け部
4の内周側に設けられた位置規制片20と摺接し上記スク
リーン枠2の取付け高さ位置を規制している。 このように上記スクリーン枠2は、上記スクリーン取
付け枠4の係合部19に上記スクリーン枠2の係合片9,10
を係合するだけで固定的に取付けることができるので、
上記スクリーン1を取付けたスクリーン枠2を上記キャ
ビネット1のスクリーン取付け部4の係合部19に押圧操
作するだけで簡単にスクリーン1を取付けることができ
る。 また、スクリーン1の交換に際しても、上記係合部19
の内、上記係止部17,18に対応する位置が切欠かれてい
るため、上記キャビネット3の裏側から第5図Bの矢印
で示すようにスクリーン枠2の係合片9,10を内側に押圧
操作することができ、係止爪11,12を上記係止部17,18か
ら取り外すことによって簡単にスクリーン枠2の取替を
行うことができるようになっている。 従って、上述のようにスクリーン1を取付けたスクリ
ーン枠2を取付けるためのスクリーン取付け部4を上記
キャビネット3の開口部15周縁に設けるだけで簡単にス
クリーン枠2を取付けることができる。よって、従来の
如くキャビネットの開口部周縁にブラケットや化粧枠を
取付けるための大きなスペースを必要とすることがな
い。そのため、スクリーンに対してキャビネット全体の
大きさを小さくすることができる。 <発明の効果> 従って、本発明によれば、スクリーン枠は、係止爪が
設けられた一対の並行で弾性変位可能な係止片が、キャ
ビネット側のスクリーン枠取付け面に略直交する状態で
キャビネット側の係合部内に設けられた係止部に係止さ
れることにより取り付けられる。これにより、スクリー
ン取付け装置は、スクリーン固定用ブランケットや、こ
のブランケットを固定するためのネジ軸及び化粧板等を
必要とせず部品点数が削減され、作業工程を削減するこ
とができる。よって、作業効率を向上させることができ
る。また、複数のスクリーンサイズに対応できる汎用性
のあるスクリーン枠となすことにより各種の金型が不要
となり作成コストの安価なスクリーン取付け装置を提供
することができる。
したリアプロジェクタ装置において、スクリーンをキャ
ビネットに取付けるためのスクリーン取付け装置に関す
るものである。 <発明の概要> 本発明は、スクリーン等の背面から投写するようにし
たリアプロジェクタ装置におけるスクリーン取付け装置
を、スクリーンの側縁を保持するスクリーン保持部と、
キャビネットに上記スクリーンを係止させるための係止
爪が設けられた一対の並行で弾性変位可能な係止片とが
一体に形成されたスクリーン枠と、上記スクリーン枠の
係止片をスクリーン枠取付け面に略直交した状態で係止
爪により係止する係止部を有する係合部が設けられたキ
ャビネットとにより部品点数及び作業工程を削減し作業
効率を向上させるとともに、上記スクリーン枠を各種の
スクリーンサイズに対応できる汎用性のあるものとなす
ことにより製作コストの安価なスクリーン取付け装置を
提供することを目的とするものである。 <従来の技術> 従来、リアプロジェクタ装置の前面に張られるスクリ
ーン50の取付け手段は、第6図に示すように、スクリー
ン50の周辺部をスクリーン固定用ブラケット51を用いて
キャビネット52にネジ軸53によりネジ止め固定する。そ
して、上記キャビネット52のスクリーン固定部周辺に化
粧枠54を取付けるための取付け孔55を設け、この取付け
孔55に化粧枠54の支持部56を挿入固定し、この化粧枠54
にて上記ブラケット51を覆い、上記ネジ軸53等がフロン
ト面に露出しないように取付けられている。 このようなスクリーン取付け手段を用いたリアプロジ
ェクタ装置としては、例えば、本願出願人が以前に出願
した実願昭56−17275号(実開昭58−73677号)に記載さ
れる如きものがある。 <発明が解決しようとする問題点> しかし、上述のようなスクリーンの取付け手段におい
ては、スクリーン50を固定するためのスクリーン固定用
ブラケット51と別体の化粧枠54が必要となる。そのた
め、スクリーン固定用ブラケット51やこのブラケット51
を固定するためのネジ軸53等が必要となり、部品点数が
多く、作業工数も多くなり作業効率が悪い。 さらに、キャビネット52に上記ブラケット51を固定
し、且つ化粧枠54を固定するためのスペースを要するた
め、キャビネット52の小型化を図ることができず、スク
リーン50のサイズに対して大きめのキャビネット52を用
いる必要がある。 また、化粧枠54は一定サイズのスクリーンのみにしか
適用できないため、異なるスクリーンサイズにはそれぞ
れ別個の化粧枠54を必要とする。すなわち、種々のスク
リーンサイズに合わせて大きさの異なる種々の化粧枠を
成形しなければならない。そのため、上記化粧枠の成型
のために要する金型も数種類のものが必要となる。 従って、上述のような従来のスクリーン取付け手段
は、多くの部品や金型を必要とし多大な費用を必要とし
ていた。 そこで、本発明は、上記化粧枠とスクリーン固定用ブ
ラケットを一体化させたスクリーン枠を用いることによ
り部品点数及び作業工程を削減し作業効率を向上させる
とともに、上記スクリーン枠を各種のスクリーンサイズ
に対応できる汎用性のあるものとなすことにより製作コ
ストの安価なスクリーン取付け装置を提供することを目
的とするものである。 <問題点を解決するための手段> 本発明は、上記目的を達成するため、スクリーン等の
背面から投写するようにしたリアプロジェクタ装置にお
いて、スクリーンの側縁を保持するスクリーン保持部
と、キャビネットにスクリーンを係止させるための係止
爪が設けられた一対の並行で弾性変位可能な係止片とが
一体に形成されたスクリーン枠と、スクリーン枠の係止
片をスクリーン枠取付け面に略直交した状態で係止爪に
より係止する係止部を有する係合部が設けられたキャビ
ネットからなることを特徴とするものである。 <作用> 本発明によれば、スクリーン保持部によりスクリーン
の側縁を保持するスクリーン枠は、弾性変位可能な係止
片に設けられた係止爪をキャビネットに設けられた係合
部の係止部に係合することによりスクリーンをキャビネ
ットに固定することができる。すなわち、スクリーン枠
は、係止爪が設けられた一対の並行で弾性変位可能な係
止片が、キャビネット側のスクリーン枠取付け面に略直
交する状態でキャビネット側の係合部内に設けられた係
止部に係止されることにより取り付けられる。 <実施例> 以下、本考案の好適な実施例を図面を参照しながら説
明する。 本発明は、第1図に示すようなリアプロジェクタ装置
のスクリーン取付け装置であって、スクリーン1の周縁
に沿って取付けられるスクリーン枠2と、このスクリー
ン枠2をキャビネット3本体に取付けるために上記キャ
ビネット3に形成されるスクリーン枠取付け部4を主た
る構成要素として構成される。 先ず、本発明が適用されるリアプロジェクタ装置は、
上記リアプロジェクタ装置の投写装置部から投映される
再生画像が拡大レンズ等を通して画像を透過形スクリー
ン上に投写するものである。そして、上記スクリーン1
は、アクリル樹脂等の合成樹脂等の材料で形成され、そ
の表面には映像を写し出すための拡散面が設けられてい
る。また、時として、映像の透過光に異方向指向性を持
たせるため、当該スクリーンの裏面側にレンチキュラー
レンズを形成してレンシキュラースクリーンを構成する
こともある。 次に、上記スクリーン1をキャビネット3に取付ける
ためのスクリーン枠2は、合成樹脂で形成されるもので
あって、第3図及び第5図A,Bで示すように、断面略L
字上の枠部材5として形成され、その一辺側がフロント
面6を構成している。このフロント面6には、その見栄
えをよくするため化粧用シートが貼り付けられている。
そして、上記枠部材5の屈曲側において、上記枠部材5
の他辺側から上記フロント面6と略並行に支持片7が植
立され、上記フロント面6を形成する枠部材5の一辺側
とこの支持片7によりスクリーン保持部8を形成してい
る。また、上記支持片7からは上記枠部材5の他辺側と
略並行に一対の係合片9,10が植立されている。この係合
片9,10は、後述するキャビネット3のスクリーン枠取付
け部4にスクリーン1が取付けられた上記スクリーン枠
2を係合させてキャビネット3本体に上記スクリーン枠
2を取付けるためのものである。そして、この係合片9,
10にはその先端外側面に係止爪11,12が設けられ、この
スクリーン枠2を上記キャビネット3のスクリーン枠取
付け部4に係止できるようになっている。さらに、上記
支持片7には、上記スクリーン保持部8側であって上記
係合片9,10と並行に位置決め片13が設けられている。 上述のような形状を有するスクリーン枠2は、押出成
型により成型することができる。そして、第4図に示す
ように、スクリーン1の大きさに従って、スクリーン1
のコーナ部に対応する位置に略V字状の切欠き部14を設
けて、この切欠き部14において折り曲げることによりス
クリーン1の周縁に亘ってこのスクリーン枠2を取付け
ることができるようになっている。 従って、本発明におけるスクリーン枠2の成形には、
上記スクリーン枠2を成形するための押出成型用の金型
が一種類あればよく、直線状に押し出し成型された上記
スクリーン枠2に上記切欠き部14をスクリーン1の大き
さに合わせて適宜設けることによりあらゆるサイズのス
クリーンにこのスクリーン枠2を適用することができ
る。よって、スクリーンサイズ毎にスクリーン枠2やス
クリーン枠2を成型するための金型を要することがなく
製作コストの削減を図ることができる。 次に、上記スクリーン枠2が取付けられるキャビネッ
ト3には、そのフロント部15に取付けられるスクリーン
1の位置に対応して開口部16が穿設され、この開口部16
の周縁に沿って上記スクリーン枠2を係合保持するため
のスクリーン枠取付け部4が設けられている。 このスクリーン枠取付け部4には、上記スクリーン枠
2の係合部9,10を係止するための係止部17,18を有する
係合部19が設けられている。上記係止部17,18は第3図
及び第5図A,Bに示すように上記係合部19の中途部に適
宜数箇所設けられており、この係止部17,18に対応する
位置で上記係合部19が切欠かれている。そして、上記係
止部17,18が上記スクリーン枠2の係止爪11,12と係合し
て上記スクリーン枠2をこのスクリーン枠取付け部4に
固定することができるようになっている。また、上記ス
クリーン枠2の位置決め片13は上記スクリーン取付け部
4の内周側に設けられた位置規制片20と摺接し上記スク
リーン枠2の取付け高さ位置を規制している。 このように上記スクリーン枠2は、上記スクリーン取
付け枠4の係合部19に上記スクリーン枠2の係合片9,10
を係合するだけで固定的に取付けることができるので、
上記スクリーン1を取付けたスクリーン枠2を上記キャ
ビネット1のスクリーン取付け部4の係合部19に押圧操
作するだけで簡単にスクリーン1を取付けることができ
る。 また、スクリーン1の交換に際しても、上記係合部19
の内、上記係止部17,18に対応する位置が切欠かれてい
るため、上記キャビネット3の裏側から第5図Bの矢印
で示すようにスクリーン枠2の係合片9,10を内側に押圧
操作することができ、係止爪11,12を上記係止部17,18か
ら取り外すことによって簡単にスクリーン枠2の取替を
行うことができるようになっている。 従って、上述のようにスクリーン1を取付けたスクリ
ーン枠2を取付けるためのスクリーン取付け部4を上記
キャビネット3の開口部15周縁に設けるだけで簡単にス
クリーン枠2を取付けることができる。よって、従来の
如くキャビネットの開口部周縁にブラケットや化粧枠を
取付けるための大きなスペースを必要とすることがな
い。そのため、スクリーンに対してキャビネット全体の
大きさを小さくすることができる。 <発明の効果> 従って、本発明によれば、スクリーン枠は、係止爪が
設けられた一対の並行で弾性変位可能な係止片が、キャ
ビネット側のスクリーン枠取付け面に略直交する状態で
キャビネット側の係合部内に設けられた係止部に係止さ
れることにより取り付けられる。これにより、スクリー
ン取付け装置は、スクリーン固定用ブランケットや、こ
のブランケットを固定するためのネジ軸及び化粧板等を
必要とせず部品点数が削減され、作業工程を削減するこ
とができる。よって、作業効率を向上させることができ
る。また、複数のスクリーンサイズに対応できる汎用性
のあるスクリーン枠となすことにより各種の金型が不要
となり作成コストの安価なスクリーン取付け装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるリアプロジェクタ装置であ
り、第2図は本発明に係るスクリーン取付け装置をリア
プロジェクタ装置に取付けようとする状態を示す斜視図
であり、第3図は本発明にかかるスクリーン取付け装置
の概略を説明する一部拡大分解斜視図である。 第4図は本発明に係るスクリーン枠の折り曲げ部を示す
スクリーン枠の背面図であり、第5図A及び第5図Bは
それぞれキャビネットにスクリーン枠を取付けた状態を
示す要部断面図である。 第6図は従来のスクリーン取付け装置が用いられたリア
プロジェクタ装置を示す分解斜視図である。 1……スクリーン 2……スクリーン枠 3……キャビネット 4……スクリーン取付け部 8……スクリーン保持部 9,10……係合片 17,18……係止部 19……係合部
り、第2図は本発明に係るスクリーン取付け装置をリア
プロジェクタ装置に取付けようとする状態を示す斜視図
であり、第3図は本発明にかかるスクリーン取付け装置
の概略を説明する一部拡大分解斜視図である。 第4図は本発明に係るスクリーン枠の折り曲げ部を示す
スクリーン枠の背面図であり、第5図A及び第5図Bは
それぞれキャビネットにスクリーン枠を取付けた状態を
示す要部断面図である。 第6図は従来のスクリーン取付け装置が用いられたリア
プロジェクタ装置を示す分解斜視図である。 1……スクリーン 2……スクリーン枠 3……キャビネット 4……スクリーン取付け部 8……スクリーン保持部 9,10……係合片 17,18……係止部 19……係合部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.スクリーン等の背面から投写するようにしたリアプ
ロジェクタ装置において、 スクリーンの側縁を保持するスクリーン保持部と、キャ
ビネットに上記スクリーンを係止させるための係止爪が
設けられた一対の並行で弾性変位可能な係止片とが一体
に形成されたスクリーン枠と、 上記スクリーン枠の上記係止片をスクリーン枠取付け面
に略直交した状態で上記係止爪により係止する係止部を
有する係合部が設けられたキャビネットからなるスクリ
ーン取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61197669A JP2666257B2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 | スクリーン取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61197669A JP2666257B2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 | スクリーン取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6353532A JPS6353532A (ja) | 1988-03-07 |
JP2666257B2 true JP2666257B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=16378360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61197669A Expired - Lifetime JP2666257B2 (ja) | 1986-08-23 | 1986-08-23 | スクリーン取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2666257B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2563222Y2 (ja) * | 1989-08-23 | 1998-02-18 | ソニー株式会社 | リアプロジェクタ |
US5963370A (en) * | 1996-07-25 | 1999-10-05 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Support structure for tensely extending and supporting film or sheet |
JP4524853B2 (ja) * | 2000-05-12 | 2010-08-18 | パナソニック株式会社 | スクリーン取り付け装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59147135U (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-01 | 株式会社日立製作所 | リヤプロジエクシヨンテレビのスクリ−ン取付構造 |
-
1986
- 1986-08-23 JP JP61197669A patent/JP2666257B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6353532A (ja) | 1988-03-07 |
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