JP2665698B2 - 車両用コンビネーションメータ - Google Patents

車両用コンビネーションメータ

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JP2665698B2
JP2665698B2 JP30565291A JP30565291A JP2665698B2 JP 2665698 B2 JP2665698 B2 JP 2665698B2 JP 30565291 A JP30565291 A JP 30565291A JP 30565291 A JP30565291 A JP 30565291A JP 2665698 B2 JP2665698 B2 JP 2665698B2
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善孝 長草
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インストルメントパネ
ルのメータフード内に配置され、かつ前面のスモークガ
ラスの背後から複数の光源によりメータ表示を行うよう
になった車両用コンビネーションメータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のコンビネーションメータには、
図5Aに示すようにメータフード45内にスモークガラ
ス41、メータ群42、その文字や目盛の透光性表示部
分を備えた文字板43を照明する蛍光灯や白熱ランプ群
44等より構成されて、図5Bに示すような表示を行う
自発光メータ、或は図6Aに示すように背後の制御回路
で制御される蛍光表示管群48で文字や目盛をスモーク
ガラス41及びフィルタ49を通して図6Bに示すよう
に表示したり、又は液晶表示板の背後に光源を配置して
同様な表示を行うディジタルメータ等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のコンビネーシ
ョンメータのスモークガラス1は、晴天時の昼間に直射
日光の反射光が運転者に向かないように、通常斜め上方
のメータフード45の裏面へ向けて傾斜して配置されて
いる。これにより、眩しさがある程度緩和されるにして
も、光源が充分に明るくないと、表示部よりも直射光に
照らされたその周囲の文字板の輝度が明るくなって、視
認し難くなる問題が残されている。この対策として光源
の輝度をその分だけ予め高くしておくと、直射光がない
ときには眩しすぎて目が疲労し、また消費電力も大きく
なり、したがって任意に輝度コントロールを行えるよう
にしたのも周知である。しかしながら、この場合光源全
部を一様に制御するために、不要な部位まで明るくな
り、部分的に眩しくなる欠点がある。よって、本発明
は、メータ正面への実際の日射領域及びその日射量に応
じて各光源を独立に調光する冒頭に述べた類の車両用コ
ンビネーションメータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、図1
Aに示すように、前面のスモークガラスの背後から複数
の光源によりメータ表示を行うようになったメータが、
インストルメントパネルのメータフード内に配置される
と共に、スモークガラスが、直射光を斜め上方のメータ
フード裏面へ反射する方向へ傾斜している車両用コンビ
ネーションメータにおいて、前述の目的を達成するため
に、スモークガラス1から反射してくる直射光に対する
メータフード裏面2の受光領域に、複数個の光センサ3
を配列すると共に、これらの光センサの検知信号レベル
からスモークガラス1に対する直射光の日射量を判断す
る日射量判断手段4と、直射光の日射角によって変化す
る各検知信号間の相対的なレベル差状態からスモークガ
ラス1に対する直射光の日射パターンを判断する日射パ
ターン判断手段5と、判断された日射パターンへ位置的
に対応する光源7の輝度を判断された日射量に応じて上
昇させる調光手段6とを備えたことを特徴とする。
【0005】請求項2の発明により、複数個の光センサ
を車幅方向に配列すると共に、日射パターン判断手段
が、光センサの加算された検知信号レベルに対する各光
検知信号レベルの比のプロットデータを作成するプロッ
トデータ作成手段5aと、複数種類の日射パターンに対
応する複数種類の標準プロットデータパターンを記憶す
るメモリ5bと、作成したプロットデータのパターンを
標準プロットデータパターンと照合して該当する日射パ
ターンを特定する日射パターン特定手段5cとを備え、
調光手段が、スモークガラスにおける複数種類の日射パ
ターンに対応して光源の輝度差状態を設定する調光パタ
ーンを記憶するメモリ6aと、特定された日射パターン
の調光パターン及び判断された日射量に応じて所属の光
源の輝度を上昇させる調光信号を出力する調光信号発生
手段6bとを備えるように構成することが考えられる。
【0006】
【作用】スモークガラス1へ直射光が入射すると、その
反射光がメータフード裏面2の受光領域の複数個の光セ
ンサ3へ入射する。日射パターンは、メータフード及び
車両ボデーのスモークガラス1に対する形状関係で規定
され、かつ日射角によって変化し、日射パターン判断手
段5は相応して変化する各検知信号の相対的なレベル差
状態から対応するスモークガラス1の日射パターンを判
断する。日射量判断手段4は、光センサ3の各検知信号
レベルの加算値、加算平均値もしくは全信号中の最大レ
ベル等から日射量を判断する。調光手段6は、判断され
た日射パターンに位置的に対応する光源7の輝度を日射
量に応じて高くする。
【0007】
【実施例】図2及び図3は、本発明の一実施例によるア
ナログ自発光式の車両用コンビネーションメータを示
す。この車両用コンビネーションメータ9は、正面にス
モークガラス10を配置され、その背後の文字、目盛等
の透光表示部を備えた文字板11に種々のメータ121
〜124 及び記号表示部13が配列され、さらに背後に
各メータの透光表示部に対応して白熱灯の光源15a〜
15hが配列されている。各メータ121 〜124 の指
針には、LEDの光源15i〜15lが取付けられてい
る。コンビネーションメータ9はインストルメントパネ
ルにおいてメータフード20で周囲を包囲されると共
に、スモークガラス10は、その斜め上方のメータフー
ド裏面21に向けて直射日光を反射するように、凹曲面
に形成されて斜めに位置している。
【0008】スモークガラス10の上下方向中間の車幅
方向領域に入射する直射光が反射してくるメータフード
裏面21の車幅方向領域には、コンビネーションメータ
9の横幅に対応して光センサとして7個の太陽電池25
1 〜257 が配列されている。このような太陽電池は、
安価で薄く、また曲面形状のメータフード裏面21に容
易に取付けることができる。これらの太陽電池及び光源
には、前述の日射量判断手段、日射パターン判断手段及
び調光手段を構成するように、図3に示すマイクロコン
ピュータ30を用いた回路が付属している。
【0009】即ち、CPU30aは、ROM30bに格
納されたプログラムに従い動作することにより、太陽電
池251 〜257 の検知電圧をA/Dコンバータ33で
ディジタル化し、I/Oポート31を通してRAM30
cに取込み、各検知電圧の合計値を演算して日射量デー
タを作成する。
【0010】次いで、日射パターン判断手段を構成する
ために、この合計値に対する各検知電圧の比を演算し、
垂直面に対する直射光の日射角に応じて変化する7点の
プロットデータを作成する。ROM30bには、左右の
日射可能な角度範囲を例えば6区画に分割して各日射角
区画についてフード形状及びボデー形状により規定され
る複数種類の標準プロットデータパターンをテーブルと
して格納している。右ハンドルのメータ配置に対応し
て、左斜めからの日射範囲は右斜めに対して狭く設定さ
れている。CPU30aは作成したプロットデータがい
ずれの標準プロットデータパターンに近似するかを判断
して日射パターンを特定する。
【0011】さらに、駆動回路32と協働して調光手段
を構成するために、各標準プロットデータパターンごと
にスモークガラス10に対する予め確認した実際の日射
パターンに対応した各光源15a〜15lに対する調光
パターンをテーブルとしてROM30bに格納してい
る。CPU30aは特定された標準プロットデータパタ
ーンの調光パターンを取込んで、光源15a〜15hの
うち対応する光源を標準輝度から上昇させ、かつ日射量
データに応じてその上昇度合を補正した調光信号を駆動
回路32に出力する。つまり、標準日射下での通常輝度
レベルに対する上昇レベルを実際の日射値に応じて調整
した調光パターンで光源15a〜15lを個々に全部又
は部分的に駆動する。
【0012】次に動作を図4を参照して説明する。図4
Aはほぼ正面からの直射光が在る場合のスモークガラス
10の日射パターン10aをドットで示し、図4Bは図
で見て僅かに垂直面に対して右斜めから、図4Cはさら
に大きく斜めになった入射角で日射がある状態で示す。
日射パターン10aは、日射角に対してフード形状及び
ボデー形状により遮光状態が異ることにより個有のパタ
ーンとなり、図4Bの場合左寄りにボデーによる蔭を生
じ、図4Cの場合には右隅にメータフード20の側壁に
よる蔭を生じている。
【0013】先ず図4Aの場合、太陽電池251 〜25
7 の検知電圧が一様にレベルアップすることにより、マ
イクロコンピュータ30は平坦なパターンのプロットデ
ータを検出し、駆動回路32は日射量に応じたレベルで
表示面用全光源15a〜15hにより表示面輝度をそし
て指針用全光源15i〜15lにより指針輝度を一様に
通常レベルから上昇させる。図4Bの場合、その日射パ
ターン10aに対して太陽電池251 〜257 の検知電
圧は左右逆側で増大し、CPU30aは検知電圧のレベ
ル差状態に対応したドットパターンを作成して、近似の
標準パターンを特定して、その日射パターン10a及び
判断した日射量に対応した調光パターンて、光源15d
及び光源15eの輝度を順に上げ、光源15f〜15h
はさらに一様に輝度を上げ、指針輝度用の15k〜15
lの輝度も上げる。図4Cの場合、表示面輝度用の光源
15a〜15fを一様に上昇させ、指針輝度用の光源1
5i〜15kの輝度も一様に上昇させる。夜間に車両ラ
ンプを点灯すると、その際入力するテール信号に応答し
て調光動作を中断して通常の輝度で作動させる。
【0014】尚、この実施例では水平面に対する角度、
即ち太陽の高さに対する調光は、実際にメータに入射す
る高さ範囲が限定されるために無視してある。ただし、
必要により、光センサをメータフード裏面に縦横に配列
することにより、日射の車幅方向のみならず、車高方向
の角度変化も検知し、より精密に調光することも考えら
れる。また、太陽電池の感度は入射角度により変化する
可能性があるが、角度を判断した後日射量を補正するこ
とが可能である。逆に簡単のために、光源の輝度は複数
段に調光するのでなく、通常レベルと日射量に応じた上
昇レベルとの2段階の調光でも良い。日射量判断手段と
しては、各光センサの最高検知信号レベルを検索して、
その際入射角補正を行って決定することも考えられる。
日射パターン判断手段としては、各光センサの検知信号
レベルが順に隣のものと所定量以上増減しているか否か
を判断する±のプロットデータを作成し、その符号の変
化パターンを標準パターンと照合することも考えられ
る。記号表示管を用いたディジタルメータに対してはそ
の光源となるその記号表示管自体を直接調光する。
【0015】
【発明の効果】以上、請求項1の発明による複数の光源
をその対面領域の日射光量に応じて個々に制御する調光
回路により、車両用コンビネーションメータに直射日光
が入射している状態で、メータ正面の実際の日射領域に
適合した輝度で照明して、メータの視認性を確保でき
る。暗所で眩し過ぎたり、日射時に見え難くなる問題が
一掃され、光源の省電力・長寿命にもつながる。光セン
サはメータフードの裏面に配列されるために、メータク
ラスタの意匠上の影響もない。請求項2の発明によれ
ば、CPUを利用して容易、かつ有効に調光が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による調光回路の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による車両用コンビネーショ
ンメータを示すもので、同図Aは内部側面図、同図Bは
正面図、同図Cは内部平面図である。
【図3】同コンビネーションメータの付属回路図であ
る。
【図4】同コンビネーションメータの動作を説明する図
であり、同図A、同図B及び同図Cはそれぞれ日射角が
異る場合を示す。
【図5】従来の同種の自発光式のコンビネーションメー
タを示すもので、同図Aは内部側面図、同図Bは正面図
である。
【図6】従来の同種のディジタル式のコンビネーション
メータを示すもので、同図Aは内部側面図、同図Bは正
面図である。
【符号の説明】
9 コンビネーションメータ 10 スモークガラス 121 〜124 メータ 15a〜15l 光源 21 メータフード裏面 251 〜257 太陽電池

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面のスモークガラスの背後から複数の
    光源によりメータ表示を行うようになったメータが、イ
    ンストルメントパネルのメータフード内に配置されると
    共に、スモークガラスが、直射光を斜め上方のメータフ
    ード裏面へ反射する方向へ傾斜している車両用コンビネ
    ーションメータにおいて、 スモークガラスから反射してくる直射光に対するメータ
    フード裏面の受光領域に、複数個の光センサを配列する
    と共に、 前記光センサの検知信号レベルから前記スモークガラス
    に対する直射光の日射量を判断する日射量判断手段と、
    直射光の日射角によって変化する前記各検知信号間の相
    対的なレベル差状態から前記スモークガラスに対する直
    射光の日射パターンを判断する日射パターン判断手段
    と、判断された前記日射パターンへ位置的に対応する前
    記光源の輝度を判断された前記日射量に応じて上昇させ
    る調光手段とを備えたことを特徴とする車両用コンビネ
    ーションメータ。
  2. 【請求項2】 複数個の光センサが車幅方向に配列され
    ると共に、 日射パターン判断手段が、前記光センサの加算された検
    知信号レベルに対する各光検知信号レベルの比のプロッ
    トデータを作成するプロットデータ作成手段と、複数種
    類の日射パターンに対応する複数種類の標準プロットデ
    ータパターンを記憶するメモリと、作成した前記プロッ
    トデータのパターンを前記標準プロットデータパターン
    と照合して該当する前記日射パターンを特定する日射パ
    ターン特定手段とを備え、 調光手段が、スモークガラスにおける複数種類の前記日
    射パターンに対応して前記光源の輝度差状態を設定する
    調光パターンを記憶するメモリと、特定された前記日射
    パターンの前記調光パターン及び判断された日射量に応
    じて所属の前記光源の輝度を上昇させる調光信号を出力
    する調光信号発生手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1の車両用コンビネーションメータ。
JP30565291A 1991-10-25 1991-10-25 車両用コンビネーションメータ Expired - Lifetime JP2665698B2 (ja)

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