JP2665216B2 - 潤滑油添加剤及びそれを含有する潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油添加剤及びそれを含有する潤滑油組成物

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は潤滑油添加剤及びそ
れを含有する潤滑油組成物に関し、詳しくは潤滑油の耐
摩耗性,耐焼付性,耐腐食性を改善する潤滑油添加剤、
ならびに潤滑油基油にその潤滑油添加剤を配合してなる
潤滑油組成物であって、歯車油,軸受油,内燃機関油,
自動変速機油,油圧油,金属加工油等に適した潤滑油組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な用途に供される潤滑油は、一般に
耐焼付性ならびに耐摩耗性が要求されることが多い。特
に、高い耐焼付性や耐摩耗性を要求される潤滑油では、
所謂極圧添加剤を配合することが必要であり、その結果
金属、特に銅合金に対する腐食性が増大し、実用上大き
な問題となっている。そのために、極圧添加剤を配合し
た潤滑油に、更に金属不活化剤を配合することが行われ
ているが、その副作用として耐焼付性や耐摩耗性の低下
をきたすという問題がある。近年、基油に有機モリブデ
ン化合物とモノ,ジ置換ホスフェートあるいはモノ,ジ
置換ホスファイトを組合せて配合することによって、耐
焼付性や耐摩耗性の向上した潤滑油組成物を製造するこ
とが提案されている(特開昭59−75995号公
報)。上記の潤滑油組成物は、耐焼付性や耐摩耗性にお
いてある程度の向上は認められるが、金属腐食性を改善
することはできないという問題が依然として残されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
耐焼付性ならびに耐摩耗性を向上させ、しかも金属に対
する腐食性のほとんどない潤滑油組成物ならびにその添
加剤を開発することを課題として鋭意研究を重ねた。
【0004】
【課題を解決するための手段】その結果、潤滑油基油に
特定の有機モリブデン化合物と特定の有機ホスファイト
化合物とを配合することによって、上記課題を達成でき
ることを見出した。本発明はかかる知見に基いて完成し
たものである。すなわち、本発明は(A)一般式(I)
【0005】
【化9】
【0006】〔式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜
30の炭化水素基を示し、m,nはm+n=4を満たす
実数である。〕で表わされるモリブデンジチオホスフェ
ートの有機モリブデン化合物、又は一般式(I)
【0007】
【化10】
【0008】〔式中、R1,R2,m及びnは前記と同じ
である。〕で表わされるモリブデンジチオホスフェート
及び一般式(II)
【0009】
【化11】
【0010】〔式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜
30の炭化水素基を示し、m,nは前記と同じであ
る。〕で表わされるモリブデンジチオカーバメイトの2
種の有機モリブデン化合物1〜100重量部、及び
(B)一般式(III)
【0011】
【化12】
【0012】〔式中、R5〜R7はそれぞれ炭素数1〜3
0の炭化水素基あるいは炭素数1〜30のハロゲン化炭
化水素基を示す。〕で表わされるトリ置換ホスファイ
ト,一般式(IV)
【0013】
【化13】
【0014】〔式中、R8及びR9はそれぞれ炭素数1〜
30の炭化水素基を示す。〕で表わされるペンタエリス
リトール系ジホスファイト,一般式(V)
【0015】
【化14】
【0016】〔式中、R10及びR11はそれぞれ炭素数1
〜30の炭化水素基を示す。〕で表わされるペンタエリ
スリトール系テトラホスファイト,一般式(VI)
【0017】
【化15】
【0018】〔式中、R12及びR13はそれぞれ炭素数1
〜30の炭化水素基を示し、R14は炭素数1〜30のア
ルキル基を示し、Ar は炭素数6〜30のアリーレン基
を示す。〕で表わされるアルキリデンビスホスファイト
及び一般式(VII)
【0019】
【化16】
【0020】〔式中、R15〜R17ははそれぞれ炭素数1
〜30の炭化水素基を示す。〕で表わされるトリ置換チ
オホスファイトから選ばれた少なくとも一種の有機ホス
ファイト化合物100〜1重量部を配合したことを特徴
とする潤滑油添加剤を提供するとともに、潤滑油基油に
上記潤滑油添加剤を 0.01〜10重量%(組成物全体
に対して)配合したことを特徴とする潤滑油組成物をも
提供するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の潤滑油添加剤は、上述の
如く(A)一般式(I) で表わされる有機モリブデン化合
物、又は該一般式(I) 及び一般式(II)で表わされる2種
の有機モリブデン化合物と(B)一般式(III) 〜(VII)
のいずれかで表わされる有機ホスファイト化合物とから
なるものである。
【0022】(A)成分である有機モリブデン化合物
は、一般式(I) で表わされるモリブデンジチオホスフェ
ート(MoDTP)のみの場合の他、該一般式(I) で表
わされるMoDTPと一般式(II)で表わされるモリブデ
ンジチオカーバメイト(MoDTC)の2種が使用され
る場合に大別することができる。
【0023】ここで、モリブデンジチオホスフェートを
示す一般式(I) 中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数
1〜30の炭化水素基、例えば炭素数1〜30のアルキ
ル基(具体的には、メチル基,エチル基,n−プロピル
基,イソプロピル基,n−ブチル基,イソブチル基,se
c−ブチル基,n−アミル基,イソアミル基,n−ヘキ
シル基,1−メチルペンチル基,4−メチルペンチル
基,1,3−ジメチルブチル基,n−オクチル基,2−
エチルヘキシル基,2,2,4−トリメチルペンチル
基,2−オクチル基,n−デシル基,イソデシル基,ラ
ウリル基,トリデシル基,パルミリスチル基,パルミチ
ル基,ステアリル基,イソステアリル基など)、炭素数
6〜30のシクロアルキル基(具体的には、シクロヘキ
シル基など)、あるいはフェニル基や炭素数7〜30の
アルキルアリール基(具体的には、p−アミルフェニル
基,p−オクチルフェニル基,p−ノニルフェニル基,
p−ドデシルフェニル基,p−ペンタデシルフェニル基
など)を示す。また、m及びnはm+n=4となるよう
な実数であるが、詳しくは正の実数であれば、必ずしも
整数に限らない。
【0024】一方、モリブデンジチオカーバメイトを示
す一般式(II)において、R3及びR4はそれぞれ独立に、
炭素数1〜30の炭化水素基を示すが、具体的には上記
1,R2と同様である。また、m及びnについては、上
記一般式(I) の場合と同じである。
【0025】次に、(B)成分である有機ホスファイト
化合物は、一般式(III) で表わされるトリ置換ホスファ
イト,一般式(IV)で表わされるペンタエリスリトール系
ジホスファイト,一般式(V)で表わされるペンタエリス
リトール系テトラホスファイト,一般式(VI)で表わされ
るアルキリデンビスホスファイト及び一般式(VII) で表
わされるトリ置換チオホスファイトに分類することがで
き、これらを単独であるいは2種以上混合して使用され
る。
【0026】上記一般式(III) で表わされるトリ置換ホ
スファイトは、前記の如く定義したR5〜R7(例えば前
記R1,R2と同様のものあるいは炭素数1〜30のハロ
ゲン化アルキル基など)の種類により、様々なものがあ
るが、具体的にはトリエチルホスファイト,トリ(クロ
ロエチル)ホスファイト,トリ(ジクロロプロピル)ホ
スファイト,トリ−n−ブチルホスファイト,トリイソ
オクチルホスファイト,トリ−2−エチルヘキシルホス
ファイト,トリイソデシルホスファイト,トリラウリル
ホスファイト,トリス(トリデシル)ホスファイト,ト
リステアリルホスファイト,トリオレイルホスファイト
などのトリアルキルホスファイト或いはトリ(ハロゲン
化アルキル)ホスファイト、またトリフェニルホスファ
イト,トリクレジルホスファイト,トリス(シクロヘキ
シルフェニル)ホスファイト,トリス(4−フェニルフ
ェノール)ホスファイト,トリス(ノニルフェニル)ホ
スファイト,トリス(ジノニルフェニル)ホスファイ
ト,トリス(2,4−ジ−tブチルフェニル)ホスファ
イトなどのトリアリールホスファイト或いはトリ(アル
キルアリール)ホスファイト、更にはフェニルイソデシ
ルホスファイト,ジフェニルイソオクチルホスファイ
ト,ジフェニルイソオクチルホスファイト,ジフェニル
デシルホスファイト,ジフェニルイソデシルホスファイ
ト,ジフェニル(トリデシル)ホスファイト,ジフェニ
ル(ノニルフェニル)ホスファイト,ジ(ノニルフェニ
ル)(ジノニルフェニル)ホスファイトなどのモノアル
キルジアリールホスファイト等を好適なものとしてあげ
ることができる。
【0027】一般式(IV)で表わされるペンタエリスリト
ール系ジホスファイトについては、一般式(IV)中のR8
及びR9の種類(具体的には前記R1,R2と同様のもの)
により様々なものがあるが、具体的にはジイソデシルペ
ンタエリスリトールジホスファイト,ジステアリルペン
タエリスリトールジホスファイト,ジ(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト等を好適なものとしてあげることができる。
【0028】また、一般式(V) で表わされるペンタエリ
スリトール系テトラホスファイトについても、一般式
(V) 中のR10及びR11の種類(具体的には前記R1,R2
と同様のもの)により様々なものがあるが、テトラフェ
ニルテトラトリデシルペンタエリスリトールテトラホス
ファイト等が好適に使用される。
【0029】一般式(VI) で表わされるアルキリデンビ
スホスファイトについても、一般式(VI) 中のR12及び
13の種類(具体的には前記R1,R2と同様のもの)や
14の種類(具体的にはメチル基,エチル基,プロピル
基,ブチル基など)、さらには、Ar の種類等により様
々なものがあるが、4,4′−ブチリデン−ビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)ホ
スファイト等が好適に使用される。
【0030】さらに、一般式(VII)で表わされるトリ置
換チオホスファイトについても、式中のR15〜R17(具
体的には前記R1,R2と同様のもの)によって各種のも
のがあるが、例えばトリ−n−ブチルトリチオホスファ
イト,トリラウリルトリチオホスファイトなどが好適で
ある。
【0031】本発明の潤滑油添加剤は、上記(A)有機
モリブデン化合物と(B)有機ホスファイト化合物とを
配合してなるものであるが、その配合割合は、(A)有
機モリブデン化合物:(B)有機ホスファイト化合物=
1:100〜100:1(重量比)、好ましくは1:1
0〜10:1(重量比)さらに好ましくは1:5〜5:
1(重量比)である。
【0032】ところで、本発明の潤滑油組成物は、潤滑
油基油に上記潤滑油添加剤を、組成物全体の 0.01〜
10重量%、好ましくは 0.1〜10重量%の割合で配
合してなるものである。ここで用いる潤滑油基油は、潤
滑油組成物の主成分であって、通常の潤滑油に用いられ
る基油であれば、特に制限はなく、各種の鉱油,合成油
を充当することができる。基油の粘度,粘度指数,流動
点等の各種性状は、潤滑油組成物の用途や要求特性に応
じて適宜定めればよい。
【0033】鉱油の例としては、パラフィン基系原油,
中間基系原油あるいはナフテン基系原油を常圧蒸留する
かあるいは常圧蒸留の残渣油を減圧蒸留して得られる留
出油、またはこれを常法にしたがって精製することによ
って得られる精製油、例えば溶剤精製油,水添精製油や
脱ロウ処理油等をあげることができる。
【0034】また、合成油としてはポリブテン,ポリα
−オレフィン,ポリグリコールエーテル,ポリフェニル
エーテル,ポリオールエステル,コンプレックスエステ
ル,アルキルベンゼン,アルキルナフタレン,二塩基酸
エステル,リン酸エステル,シリコーンオイル,ケイ酸
エステル,アルキルジフェニルなどがある。
【0035】本発明の潤滑油組成物を調製するにあたっ
ては、潤滑油基油に、前記潤滑油添加剤である(A)有
機モリブデン化合物と(B)有機ホスファイト化合物と
の混合物を配合してもよく、また(A)有機モリブデン
化合物及び(B)有機ホスファイト化合物を別々に配合
してもよい。
【0036】さらに、本発明の潤滑油組成物には必要に
応じて酸化防止剤,清浄分散剤,防錆剤,粘度指数向上
剤,流動点降下剤,極圧剤,油性剤,消泡剤,等を適宜
配合することもできる。ここで、酸化防止剤としては例
えばフェノール系酸化防止剤,アミン系酸化防止剤やジ
アルキルジチオリン酸亜鉛などがあり、清浄分散剤とし
てはスルホネート系,フィネート系,サリチレート系,
ナフテネート系あるいはホスホネート系の清浄剤やアル
ケニルコハク酸イミド系分散剤,ベンジルアミン系分散
剤などがある。さらに、防錆剤としてはアルケニルコハ
ク酸エステル、また粘度指数向上剤としてはポリメタア
クリレート系,ポリブテン系,エチレン−プロピレン系
あるいはスチレン−ブタジエン系の粘度指数向上剤があ
り、流動点降下剤としてはポリアクリレート系の化合物
などがあり、また消泡剤としてはシリコーン化合物など
がある。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により更に
詳しく説明する。 (実施例1〜2,比較例1〜5)所定の鉱油系潤滑油基
油に、有機モリブデン化合物MoDTP及び各種の有機
ホスファイト化合物、或いは他の成分を配合して潤滑油
組成物を調製した。次いで、この潤滑油組成物につい
て、銅板腐食性試験,焼付性試験及び摩耗性試験を行っ
た。結果を表に示す。なお、銅板腐食性試験はJIS
K 2513に準拠して、100℃,3時間の条件で行
った。また、焼付性試験はASTM D3233に準拠
したファレックス試験により行い、摩耗性試験はAST
M D 2625に準拠したファレックス試験により行っ
た。ここで、焼付性については、焼付荷重(ポンド)で
評価し、摩耗性については、荷重300ポンドで60分
間摩擦実験した後、ピンの摩耗量(mg)で評価した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】 *1 出光興産(株)製 鉱油(150ニュートラル) *2 R.T.Vandervilt 社製 モリバンL *3 城北化学工業(株)製 JP 308 *4 住友化学工業(株)製 Sumilizer TPP-R *5 城北化学工業(株)製 JPS−312 *6 アモコ社(株)製 アモコ150(チアジアゾール
系) *7 銅板腐食試験:JIS K-2513に準拠(100℃×3hrs) *8 ファレックス試験(焼付性):ASTM D-3233に準拠 *9 ファレックス試験(摩耗性):ASTM D-2625に準拠
【0041】上記表から次のことがわかる。 (1) 比較例1では、MoDTP(モリブデンジチオホスフ
ェート)を添加しているが、有機ホスファイト化合物を
添加していないため、組成物は銅板腐食がいずれも3
(3b)で悪く、かつファレックス試験での摩耗量が多
い。 (2) 比較例2,3及び4では、トリ(2−エチルヘキシ
ル)ホスファイト,トリフェニルホスファイト及びトリ
ラウリルトリチオホスファイトをそれぞれ添加している
が、有機モリブデン化合物を添加していないため、組成
物は、銅板腐食が1(1a)と良好であるものの、焼付
荷量が小さく、また摩耗量も多い。 (3) 比較例5では、MoDTPに金属不活性化剤を配合
しており、銅板腐食が1(1a)と改良されるが、ファ
レックス試験での摩耗量が増加している。 (4) 実施例1及び2では、MoDTPと共にトリ−(2
−エチルヘキシル)ホスファイトやトリフェニルホスフ
ァイトを配合しているため、組成物は、銅板腐食が1
(1a)と改良され、また焼付量も向上し、摩耗量も減
少している。
【0042】
【発明の効果】叙上の如く、本発明の潤滑油添加剤は、
潤滑油の耐摩耗性,耐焼付性,耐腐食性の改善にすぐれ
た効果を発現し、したがってこの潤滑油添加剤を配合し
た本発明の潤滑油組成物は、耐摩耗性,耐焼付性ならび
に耐腐食性の著しくすぐれたものとなる。よって、本発
明の潤滑油組成物は、歯車油,軸受油をはじめ、内燃機
関油,自動変速機油、更には油圧油,金属加工油等、各
種の用途に有効に利用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C10N 10:12 30:00 30:06 30:12 40:02 40:04 40:08 40:20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式 【化1】 〔式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜30の炭化水
    素基を示し、m,nはm+n=4を満たす実数であ
    る。〕で表わされるモリブデンジチオホスフェートの有
    機モリブデン化合物、又は一般式 【化2】 〔式中、R1,R2,m及びnは、それそれ前記と同じで
    ある。〕で表わされるモリブデンジチオホスフェート及
    び一般式 【化3】 〔式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜30の炭化水
    素基を示し、m,nは前記と同じである。〕で表わされ
    るモリブデンジチオカーバメートの2種の有機モリブデ
    ン化合物1〜100重量部、及び(B)一般式 【化4】 〔式中、R5〜R7はそれぞれ炭素数1〜30の炭化水素
    基あるいは炭素数1〜30のハロゲン化炭化水素基を示
    す。〕で表わされるトリ置換ホスファイト,一般式 【化5】 〔式中、R8及びR9はそれぞれ炭素数1〜30の炭化水
    素基を示す。〕で表わされるペンタエリスリトール系ジ
    ホスファイト,一般式 【化6】 〔式中、R10及びR11はそれぞれ炭素数1〜30の炭化
    水素基を示す。〕で表わされるペンタエリスリトール系
    テトラホスファイト,一般式 【化7】 〔式中、R12及びR13はそれぞれ炭素数1〜30の炭化
    水素基を示し、R14は炭素数1〜30のアルキル基を示
    し、Ar は炭素数6〜30のアリーレン基を示す。〕で
    表わされるアルキリデンビスホスファイト及び一般式 【化8】 〔式中、R15〜R17はそれぞれ炭素数1〜30の炭化水
    素基を示す。〕で表わされるトリ置換チオホスファイト
    から選ばれた少なくとも一種の有機ホスファイト化合物
    100〜1重量部を配合したことを特徴とする潤滑油添
    加剤。
  2. 【請求項2】潤滑油基油に、請求項1の潤滑油添加剤を
    0.01〜10重量%(組成物全体に対して)配合したこ
    とを特徴とする潤滑油組成物。
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