JP2664908B2 - リニアパルスモータ - Google Patents
リニアパルスモータInfo
- Publication number
- JP2664908B2 JP2664908B2 JP62237694A JP23769487A JP2664908B2 JP 2664908 B2 JP2664908 B2 JP 2664908B2 JP 62237694 A JP62237694 A JP 62237694A JP 23769487 A JP23769487 A JP 23769487A JP 2664908 B2 JP2664908 B2 JP 2664908B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse motor
- linear pulse
- core
- secondary core
- tooth width
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はリニアパルスモータに関し、特にマイクロス
テップサーボ用リニアパルスモータの1次コア及び2次
コアの歯幅比に関する。 〔従来の技術〕 従来、この種のリニアパルスモータにおいて、1次コ
ア及び2次コアの歯幅比によって静推力特性が変化する
ことは知らているものの、ディテント推力が小さくかつ
安定点付近でのスティフネスの直線性を最良にする歯幅
比がどの程度であるか定量的に解析されていなかった。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述したように、従来のリニアパルスモータは1次コ
ア及び2次コアの最適な歯幅比に関する定説がなく、従
来の回転型パルスモータとも磁気回路的に大きく異なっ
ている。従って、マイクロステップサーボ用リニアパル
スモータに要求される1相及び2相例示における安定点
付近のスティフネスの直線性、均一で小さいディテント
推力、および高効率等の最適設計ができないため、サー
ボモータとしての追従速度および駆動位置精度等の要求
特性を充分に満すことができなかった。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明のリニアパルスモータは、1次コア対2次コア
の歯幅比をほぼ45%40%あるいはほぼ40%対45%に設定
したことを特徴とする。 〔実施例〕 次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。第1図は本発明の一実施例の1次コア及び2次コ
アの磁極歯部の側面部分図である。1次コア1は歯幅P1
の磁極歯11が歯切りピッチτで等間隔に配置されてお
り、2次コア2は、歯幅P2の磁極歯21が、同じく歯切ピ
ッチτで等間隔に配置され、互いに空隙Dを隔てて平行
移動可能に対峙している。歯幅P1と歯切りピッチτとの
関係は、 P1/τ×100〔%〕=45〔%〕又はP1/τ×100〔%〕=
40〔%〕歯幅P2と歯切りピッチτとの関係は、 P2/τ×100〔%〕=40〔%〕又はP2/τ×100〔%〕=
45〔%〕に設定されている。 第2図は本発明の実施例の静推力特性のシュミレーシ
ョン結果、第3図は同静推力特性の実測値である。 1次コア対2次コアの歯切りピッチに対する歯幅比を
「40%対45%」又は「45%対40%」に設定することによ
り、第2図に見られるように、1相及び2相励磁におけ
る安定点付近のスティフネスの直線性、均一で小さいデ
ィテント推力が実現されている。比較のため、1次コア
対2次コアの歯切りピッチに対する歯幅比を「50%対50
%」および「50%対35%」としたときの特性を第4図、
および第5図に示す。第2図と第4図および第5図とを
比較すると、安定点付近のスティフネスの直線性および
小さなディテント推力の均一性が大幅に改善されている
ことがわかる。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、1次コア及び2次コア
の歯切りピッチに対する歯幅比をほぼ「40%対50%」又
は「45%対40%」に設定することにより、1相及び2相
励磁における安定点付近のスティフネスの直線性、およ
び均一で小さいディテント推力を実現することができ
る。この結果から、マイスロステップ駆動を行った場
合、駆動位置精度や追従速度等を改善することができる
という効果がある。
テップサーボ用リニアパルスモータの1次コア及び2次
コアの歯幅比に関する。 〔従来の技術〕 従来、この種のリニアパルスモータにおいて、1次コ
ア及び2次コアの歯幅比によって静推力特性が変化する
ことは知らているものの、ディテント推力が小さくかつ
安定点付近でのスティフネスの直線性を最良にする歯幅
比がどの程度であるか定量的に解析されていなかった。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述したように、従来のリニアパルスモータは1次コ
ア及び2次コアの最適な歯幅比に関する定説がなく、従
来の回転型パルスモータとも磁気回路的に大きく異なっ
ている。従って、マイクロステップサーボ用リニアパル
スモータに要求される1相及び2相例示における安定点
付近のスティフネスの直線性、均一で小さいディテント
推力、および高効率等の最適設計ができないため、サー
ボモータとしての追従速度および駆動位置精度等の要求
特性を充分に満すことができなかった。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明のリニアパルスモータは、1次コア対2次コア
の歯幅比をほぼ45%40%あるいはほぼ40%対45%に設定
したことを特徴とする。 〔実施例〕 次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。第1図は本発明の一実施例の1次コア及び2次コ
アの磁極歯部の側面部分図である。1次コア1は歯幅P1
の磁極歯11が歯切りピッチτで等間隔に配置されてお
り、2次コア2は、歯幅P2の磁極歯21が、同じく歯切ピ
ッチτで等間隔に配置され、互いに空隙Dを隔てて平行
移動可能に対峙している。歯幅P1と歯切りピッチτとの
関係は、 P1/τ×100〔%〕=45〔%〕又はP1/τ×100〔%〕=
40〔%〕歯幅P2と歯切りピッチτとの関係は、 P2/τ×100〔%〕=40〔%〕又はP2/τ×100〔%〕=
45〔%〕に設定されている。 第2図は本発明の実施例の静推力特性のシュミレーシ
ョン結果、第3図は同静推力特性の実測値である。 1次コア対2次コアの歯切りピッチに対する歯幅比を
「40%対45%」又は「45%対40%」に設定することによ
り、第2図に見られるように、1相及び2相励磁におけ
る安定点付近のスティフネスの直線性、均一で小さいデ
ィテント推力が実現されている。比較のため、1次コア
対2次コアの歯切りピッチに対する歯幅比を「50%対50
%」および「50%対35%」としたときの特性を第4図、
および第5図に示す。第2図と第4図および第5図とを
比較すると、安定点付近のスティフネスの直線性および
小さなディテント推力の均一性が大幅に改善されている
ことがわかる。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、1次コア及び2次コア
の歯切りピッチに対する歯幅比をほぼ「40%対50%」又
は「45%対40%」に設定することにより、1相及び2相
励磁における安定点付近のスティフネスの直線性、およ
び均一で小さいディテント推力を実現することができ
る。この結果から、マイスロステップ駆動を行った場
合、駆動位置精度や追従速度等を改善することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す磁極歯部の斜視図、第
2図は本発明の一実施例の静推力特性のシュミレーショ
ン結果を示す図、第3図は本発明の一実施例の、静推力
特性の実測値を示す図、第4図は歯幅比「50%対50%」
の場合の静推力特性のシュミレーション結果を示す図、
第5図は同じく歯幅比「50%対35%」の場合の静推力特
性のシュミレーション結果を示す図である。 1……1次コア、11……歯幅1の磁極歯、 2……2次コア、21……歯幅P2の磁極歯、 τ……歯切りピッチ、D……空隙。
2図は本発明の一実施例の静推力特性のシュミレーショ
ン結果を示す図、第3図は本発明の一実施例の、静推力
特性の実測値を示す図、第4図は歯幅比「50%対50%」
の場合の静推力特性のシュミレーション結果を示す図、
第5図は同じく歯幅比「50%対35%」の場合の静推力特
性のシュミレーション結果を示す図である。 1……1次コア、11……歯幅1の磁極歯、 2……2次コア、21……歯幅P2の磁極歯、 τ……歯切りピッチ、D……空隙。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ステップピッチに対応する磁極歯を一次コア及び2
次コアに配列したリニアパルスモータにおいて、 歯切りピッチτを1次コアと2次コアとで等しくし、1
次コアの歯幅をP1、2次コアの歯幅をP2とすると、 P1/τ、P2/τの一方を略40%、他方を略45%と設定した
こと を特徴とするリニアパルスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62237694A JP2664908B2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | リニアパルスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62237694A JP2664908B2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | リニアパルスモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6481654A JPS6481654A (en) | 1989-03-27 |
JP2664908B2 true JP2664908B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=17019125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62237694A Expired - Fee Related JP2664908B2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | リニアパルスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664908B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2726948B1 (fr) * | 1994-11-16 | 1996-12-20 | Wavre Nicolas | Moteur synchrone a aimants permanents |
KR100566567B1 (ko) * | 1999-02-10 | 2006-03-31 | 발레오전장시스템스코리아 주식회사 | 차량용 교류발전기의 회전자 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62114463A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-26 | Hitachi Ltd | リニアモ−タ |
-
1987
- 1987-09-21 JP JP62237694A patent/JP2664908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6481654A (en) | 1989-03-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |