JP2663099B2 - 日射遮蔽装置 - Google Patents
日射遮蔽装置Info
- Publication number
- JP2663099B2 JP2663099B2 JP33135693A JP33135693A JP2663099B2 JP 2663099 B2 JP2663099 B2 JP 2663099B2 JP 33135693 A JP33135693 A JP 33135693A JP 33135693 A JP33135693 A JP 33135693A JP 2663099 B2 JP2663099 B2 JP 2663099B2
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- Japan
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- window panel
- solar shading
- window
- opening
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- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Blinds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般建築物の窓の開口
部に設ける日射遮蔽装置に関するものである。
部に設ける日射遮蔽装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、建築物の窓などの開口部には、日
射による眩しさの防止や日射熱の室内への侵入の軽減を
目的として、ブラインド、ルーバー、スクリーン、カー
テン等の日射遮蔽装置を設けている。
射による眩しさの防止や日射熱の室内への侵入の軽減を
目的として、ブラインド、ルーバー、スクリーン、カー
テン等の日射遮蔽装置を設けている。
【０００３】また、窓ガラス自体を二重構造にしガラス
間の中空層をダクトに連通して、ダクト内に配設したフ
ァンによりこの中空層内に溜まる熱をダクトから排出
し、さらに、中空層にブラインドを設置して、室内への
長波長輻射熱の軽減を図るものもある。
間の中空層をダクトに連通して、ダクト内に配設したフ
ァンによりこの中空層内に溜まる熱をダクトから排出
し、さらに、中空層にブラインドを設置して、室内への
長波長輻射熱の軽減を図るものもある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記のような二重ガラ
スのエアフローウィンドーは、その他のブラインド、ル
ーバー等の日射遮蔽装置に比べて、排熱性能の点では優
れているが、ダクトを設けたり、排熱の動力源としてフ
ァンをダクト内に設置するなどの必要があり、設備が大
掛かりとなり、またコストも嵩む。また、中空層にブラ
インドを内蔵するものは、構造的にも複雑になる。
スのエアフローウィンドーは、その他のブラインド、ル
ーバー等の日射遮蔽装置に比べて、排熱性能の点では優
れているが、ダクトを設けたり、排熱の動力源としてフ
ァンをダクト内に設置するなどの必要があり、設備が大
掛かりとなり、またコストも嵩む。また、中空層にブラ
インドを内蔵するものは、構造的にも複雑になる。
【０００５】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、構造が簡単で、動力源も必要とせずに二重ガラスの
エアフローウィンドーと同等の熱性能を有し、メンテナ
ンスも容易な日射遮蔽装置を提供することにある。
し、構造が簡単で、動力源も必要とせずに二重ガラスの
エアフローウィンドーと同等の熱性能を有し、メンテナ
ンスも容易な日射遮蔽装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、室内側窓パネルと、室内側にブラインドなど
の日射遮蔽部材を並設した室外側窓パネルとで構成し、
両窓パネルの一方の側部を窓の開口部に室内外側に回動
自在に軸着し、他方の側部を離間させて平面扇状に配設
したこと、および、室内側窓パネルを室内側に移動した
位置で、該室内側窓パネルの側部と開口部の側縁との間
に介装する閉塞パネルを、開口縁に回動自在に設けるこ
と、および、室外側窓パネルを室外側に移動した位置
で、該室外側窓パネルの上縁と開口部の上縁との間に介
装する庇などの日射遮蔽部材を、開口縁に突設すること
を要旨とするものである。
するため、室内側窓パネルと、室内側にブラインドなど
の日射遮蔽部材を並設した室外側窓パネルとで構成し、
両窓パネルの一方の側部を窓の開口部に室内外側に回動
自在に軸着し、他方の側部を離間させて平面扇状に配設
したこと、および、室内側窓パネルを室内側に移動した
位置で、該室内側窓パネルの側部と開口部の側縁との間
に介装する閉塞パネルを、開口縁に回動自在に設けるこ
と、および、室外側窓パネルを室外側に移動した位置
で、該室外側窓パネルの上縁と開口部の上縁との間に介
装する庇などの日射遮蔽部材を、開口縁に突設すること
を要旨とするものである。
【０００７】
【作用】請求項１記載の本発明によれば、室内側窓パネ
ルと室外側窓パネルとを回動することで、季節などの条
件に応じていずれかの窓パネルを窓の開口部に位置さ
せ、他方の窓パネルを室外または室内に位置させる。
ルと室外側窓パネルとを回動することで、季節などの条
件に応じていずれかの窓パネルを窓の開口部に位置さ
せ、他方の窓パネルを室外または室内に位置させる。
【０００８】よって、例えば夏季には室内側窓パネルで
開口部を閉塞すれば、室外側窓パネルは屋外に位置し、
この室外側窓パネルに設けた日射遮蔽部材が外ブライン
ドのように作用し、日射を効率よく遮蔽できる。また、
室外側窓パネルが室内側窓パネルと離間することで、両
パネル間に溜まる熱が放出できる。そして、冬季には室
外側窓パネルで開口部を閉塞することで、この室外側窓
パネルに設けた日射遮蔽部材が内ブラインドのように作
用し、日射熱を室内に取り入れることができる。
開口部を閉塞すれば、室外側窓パネルは屋外に位置し、
この室外側窓パネルに設けた日射遮蔽部材が外ブライン
ドのように作用し、日射を効率よく遮蔽できる。また、
室外側窓パネルが室内側窓パネルと離間することで、両
パネル間に溜まる熱が放出できる。そして、冬季には室
外側窓パネルで開口部を閉塞することで、この室外側窓
パネルに設けた日射遮蔽部材が内ブラインドのように作
用し、日射熱を室内に取り入れることができる。
【０００９】請求項２記載の本発明によれば、前記作用
に加えて冬季は室内に回動させた室内側窓パネルの側部
と窓の開口部の側縁との間を閉塞パネルで閉塞すれば、
室内側窓パネルと室外側窓パネルと、及びこの閉塞パネ
ルとで実質的には二重窓パネルが形成され、断熱効果が
上がる。
に加えて冬季は室内に回動させた室内側窓パネルの側部
と窓の開口部の側縁との間を閉塞パネルで閉塞すれば、
室内側窓パネルと室外側窓パネルと、及びこの閉塞パネ
ルとで実質的には二重窓パネルが形成され、断熱効果が
上がる。
【００１０】請求項３記載の本発明によれば、前記作用
に加えて開口部の上縁に庇等を突設することで、夏季な
どブラインドの上方からの高い日射も遮蔽でき、また、
雨が窓パネルに当たることも防げる。
に加えて開口部の上縁に庇等を突設することで、夏季な
どブラインドの上方からの高い日射も遮蔽でき、また、
雨が窓パネルに当たることも防げる。
【００１１】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明の日射遮蔽装置の実施例を示す
斜視図で、本発明の日射遮蔽装置は、室内側窓パネル１
と、室内側にブラインドやロールスクリーンなどの日射
遮蔽部材３を一体的に並設した室外側窓パネル２とで構
成する。
説明する。図１は本発明の日射遮蔽装置の実施例を示す
斜視図で、本発明の日射遮蔽装置は、室内側窓パネル１
と、室内側にブラインドやロールスクリーンなどの日射
遮蔽部材３を一体的に並設した室外側窓パネル２とで構
成する。
【００１２】両窓パネル１，２はそれぞれ窓フレーム１
ａ，２ａ内にガラス板１ｂ，２ｂ等を嵌め込んだもの
で、窓フレーム１ａ，２ａの一方の側部を窓の開口部５
の側縁に蝶番４などの取り付け部材で同軸上で一体的に
室内外側に回動自在に軸着し、他方の側部は離間させて
平面扇状に両窓パネル１，２を配列し、この離間状態が
保持されるよう連結枠９で一体的に結合する。図中６は
窓フレーム１ａの室内側に取り付けた把手を示す。
ａ，２ａ内にガラス板１ｂ，２ｂ等を嵌め込んだもの
で、窓フレーム１ａ，２ａの一方の側部を窓の開口部５
の側縁に蝶番４などの取り付け部材で同軸上で一体的に
室内外側に回動自在に軸着し、他方の側部は離間させて
平面扇状に両窓パネル１，２を配列し、この離間状態が
保持されるよう連結枠９で一体的に結合する。図中６は
窓フレーム１ａの室内側に取り付けた把手を示す。
【００１３】また、室内側窓パネル１を室内側に移動し
た位置で、該室内側窓パネル１の側部と開口部５の側縁
との間に介装する閉塞パネル７を、開口部５の側縁に回
動自在に設ける。この閉塞パネル７は例えばフレームに
ガラスなどの透明板を嵌合して構成する。
た位置で、該室内側窓パネル１の側部と開口部５の側縁
との間に介装する閉塞パネル７を、開口部５の側縁に回
動自在に設ける。この閉塞パネル７は例えばフレームに
ガラスなどの透明板を嵌合して構成する。
【００１４】さらに、室外側窓パネル２を室外側に移動
した位置で、該室外側窓パネル２の上縁と開口部５の上
縁との間に介装する庇などの日射遮蔽部材８を、開口部
５の上縁から室外に向けて突設した。
した位置で、該室外側窓パネル２の上縁と開口部５の上
縁との間に介装する庇などの日射遮蔽部材８を、開口部
５の上縁から室外に向けて突設した。
【００１５】次に作用について説明すると、夏季は、図
２に示すように室内側窓パネル１で窓の開口部５を閉塞
すれば、室外側窓パネル２は室外側に回動して開状態と
なる。これにより、室外側窓パネル２に一体的に取り付
けてあるブラインド等の日射遮蔽部材３が室外側に位置
し、いわゆる外ブラインドの状態となり、効率よく日射
が遮蔽できる。
２に示すように室内側窓パネル１で窓の開口部５を閉塞
すれば、室外側窓パネル２は室外側に回動して開状態と
なる。これにより、室外側窓パネル２に一体的に取り付
けてあるブラインド等の日射遮蔽部材３が室外側に位置
し、いわゆる外ブラインドの状態となり、効率よく日射
が遮蔽できる。
【００１６】そして、室内側窓パネル１と室外側窓パネ
ル２との間で、日射遮蔽部材３に溜まった輻射熱は、室
外側窓パネル２の一方の側部が外方に突出することで、
開口部５との間に形成される隙間から外部に直接排出さ
れるから、ほてり（放射により生じる暑さ）感が抑えら
れる。
ル２との間で、日射遮蔽部材３に溜まった輻射熱は、室
外側窓パネル２の一方の側部が外方に突出することで、
開口部５との間に形成される隙間から外部に直接排出さ
れるから、ほてり（放射により生じる暑さ）感が抑えら
れる。
【００１７】さらに、庇等の日射遮蔽部材８により夏季
の上方からの高い日射も遮蔽できるると同時に雨が室内
側窓パネル１に当たることも防げる。
の上方からの高い日射も遮蔽できるると同時に雨が室内
側窓パネル１に当たることも防げる。
【００１８】また、室外側窓パネル２が室内側窓パネル
１に対して先端が扇状に開いていることから、室外側窓
パネル２と開口部５との間に形成される隙間、及び室内
側窓パネル１を介して眺望も確保できる。
１に対して先端が扇状に開いていることから、室外側窓
パネル２と開口部５との間に形成される隙間、及び室内
側窓パネル１を介して眺望も確保できる。
【００１９】冬季には、図３に示すように室内側窓パネ
ル１を把手６を持って室内側に引いて開状態にすれけ
ば、連結枠９によりこれと一体の室外側窓パネル２が開
口部５を閉塞する。これにより、室外側窓パネル２に一
体的に取り付けてあるブラインド等の日射遮蔽部材３が
室内側に位置し、いわゆる内ブラインドの状態となり、
日射を室内に取り込むことができる。
ル１を把手６を持って室内側に引いて開状態にすれけ
ば、連結枠９によりこれと一体の室外側窓パネル２が開
口部５を閉塞する。これにより、室外側窓パネル２に一
体的に取り付けてあるブラインド等の日射遮蔽部材３が
室内側に位置し、いわゆる内ブラインドの状態となり、
日射を室内に取り込むことができる。
【００２０】そして、室内側窓パネル２の一方の側部が
室内側に突出することで開口部５との間に形成される隙
間を、閉塞パネル７で閉塞すれば、室内側窓パネル１と
室外側窓パネル２とで二重ガラスに近い構造となる。そ
の結果、断熱性が向上するとともに、ブラインドなどの
日射遮蔽部材３に溜まる熱を室内側窓パネル１と室外側
窓パネル２との二重ガラス内に閉じ込めることができ
て、暖房効果も望める。
室内側に突出することで開口部５との間に形成される隙
間を、閉塞パネル７で閉塞すれば、室内側窓パネル１と
室外側窓パネル２とで二重ガラスに近い構造となる。そ
の結果、断熱性が向上するとともに、ブラインドなどの
日射遮蔽部材３に溜まる熱を室内側窓パネル１と室外側
窓パネル２との二重ガラス内に閉じ込めることができ
て、暖房効果も望める。
【００２１】なお、両窓パネル１，２を扇状に配列した
ことで窓パネル１，２の一方の側端に形成される開口に
必要に応じて防虫網などを設置することも可能であり、
これにより、両窓パネル１，２間の空隙に虫などが侵入
することを防止でき、室内側窓パネル１を室内に取り込
んだときに、虫が室内に入り込むことを防げる。
ことで窓パネル１，２の一方の側端に形成される開口に
必要に応じて防虫網などを設置することも可能であり、
これにより、両窓パネル１，２間の空隙に虫などが侵入
することを防止でき、室内側窓パネル１を室内に取り込
んだときに、虫が室内に入り込むことを防げる。
【００２２】メンテナンス時には、室内側窓パネル１を
室内に移動し、室外側窓パネル２を開口部５に位置させ
れば、ブラインド等の日射遮蔽部材３ともに室内側から
容易に清掃などができる。
室内に移動し、室外側窓パネル２を開口部５に位置させ
れば、ブラインド等の日射遮蔽部材３ともに室内側から
容易に清掃などができる。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように本発明の日射遮蔽装置
は、構造が簡単で、動力源も必要とせずに二重ガラスの
エアフローウィンドーと同等の熱性能を有し、季節等の
条件に応じていわゆる外ブラインド、内ブラインドの切
り換えも簡単にでき、メンテナンスも容易なものであ
る。
は、構造が簡単で、動力源も必要とせずに二重ガラスの
エアフローウィンドーと同等の熱性能を有し、季節等の
条件に応じていわゆる外ブラインド、内ブラインドの切
り換えも簡単にでき、メンテナンスも容易なものであ
る。
【図１】本発明の日射遮蔽装置の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】本発明の日射遮蔽装置の夏季における使用例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図３】本発明の日射遮蔽装置の冬季における使用例を
示す平面図である。
示す平面図である。
１…室内側窓パネル １ａ…窓フレーム １ｂ…ガラス板 ２…室外側窓パネル ２ａ…窓フレーム ２ｂ…ガラス板 ３…日射遮蔽部材 ４…蝶番 ５…開口部 ６…把手 ７…閉塞パネル ８…日射遮蔽部材 ９…連結枠
フロントページの続き (72)発明者 間宮 尚 東京都調布市飛田給二丁目19番１号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 河野 武史 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島 建設株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 室内側窓パネルと、室内側にブラインド
などの日射遮蔽部材を並設した室外側窓パネルとで構成
し、両窓パネルの一方の側部を窓の開口部に室内外側に
回動自在に軸着し、他方の側部を離間させて平面扇状に
配設したことを特徴とする日射遮蔽装置。 - 【請求項２】 室内側窓パネルを室内側に移動した位置
で、該室内側窓パネルの側部と開口部の側縁との間に介
装する閉塞パネルを、開口縁に回動自在に設ける請求項
１記載の日射遮蔽装置。 - 【請求項３】 室外側窓パネルを室外側に移動した位置
で、該室外側窓パネルの上縁と開口部の上縁との間に介
装する庇などの日射遮蔽部材を、開口縁に突設する請求
項１、２記載の日射遮蔽装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33135693A JP2663099B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 日射遮蔽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33135693A JP2663099B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 日射遮蔽装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07189567A JPH07189567A (ja) | 1995-07-28 |
| JP2663099B2 true JP2663099B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=18242771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33135693A Expired - Lifetime JP2663099B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 日射遮蔽装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2663099B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100796245B1 (ko) * | 2006-11-29 | 2008-01-21 | 주식회사 이건창호시스템 | 건물일체형 태양광발전 시스템 전용 고효율 전동 이중창 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33135693A patent/JP2663099B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07189567A (ja) | 1995-07-28 |
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