JP2662973B2 - ハンドバーナー - Google Patents

ハンドバーナー

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JP2662973B2
JP2662973B2 JP6132488A JP6132488A JP2662973B2 JP 2662973 B2 JP2662973 B2 JP 2662973B2 JP 6132488 A JP6132488 A JP 6132488A JP 6132488 A JP6132488 A JP 6132488A JP 2662973 B2 JP2662973 B2 JP 2662973B2
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slit
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孝和 中井
武 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,各種加熱溶解炉の局部加熱等を行うトーチ
式のハンドバーナーに関し,特に燃焼性,保炎性に優れ
たハンドバーナーに関する。
〔従来の技術〕
コークス加熱炉,ガラス溶解用加熱炉などにおいて
は,コークスへの着火,ガラス溶解のため,或いはこれ
ら被加熱物を均一に加熱するために,トーチ式のハンド
バーナーを用いることがある。このハンドバーナーはそ
の先端のバーナートップ部分を炉内に入れて,先端の噴
炎口から火炎を噴射して局部的加熱を行うものである。
しかして,このハンドバーナーはそのバーナートップ
部分を上記のごとく炉内の奥深くに挿入して用い,また
火炎の状態を大小に加減しながら用いる。そのため,バ
ーナートップ部分にはその軸方向とほぼ直角方向(直径
方向)に小径のスリットが設けられ,該スリットにおい
て常時火炎を保持する(保炎)ようにしている。
即ち,従来のハンドバーナーは第5図及び第6図に示
すごとく,燃料ガスと空気との混合ガスを送入するパイ
プ1と,該パイプ1の先端にソケット21により連結した
バーナートップ部分2と,該パイプ1の後端にチー33を
介して連結した燃料ガスバルブ31及び空気バルブ32とよ
りなる。また,上記バーナートップ部分2には,その直
径方向にスリット22,23を設け,該スリットの後部には
それぞれ円板24,25が設けられている。上記スリット22,
23はそれぞれ4ヶ所づつ設けてある。
しかして,該ハンドバーナーを使用するに当たって
は,上記燃料ガスバルブ31,空気バルブ32を開け,バー
ナートップ部分2の先端開口部20より両ガスの混合ガス
を噴出させ,これに着火して火炎を放射する。このと
き,両ガス,上記スリット22,23からも漏出し,この部
分において前記保炎が行われる。そして,上記両バルブ
31,32の開閉度を調整することにより,噴炎口から放射
する火炎量を調節する。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記ハンドバーナーは,加熱炉内の奥
深くにおいて局部加熱を行うため,炉内の奥部で酸素が
不足して火炎が消えることがある。
また,このとき,ハンドバーナーの噴炎口を炉入口等
酸素が存在する部分に移動させて,上記保炎板により着
火させようとするが,保炎が立ち消えていることもあ
る。即ち,スリット22,23においては通常保炎が行われ
ているが炉内は燃焼廃ガスが流れているため,そのガス
の流れによって保炎も立ち消えすることがある。しかし
て,上記従来のハンドバーナーにおける円板24,25は,
このようなガス流れによる立ち消えを阻止するためのも
のであるが,バーナートップ部分2の横方向からのガス
流れに対しては無防備である。
また,上記円板24,25及びスリット22,23はバーナート
ップ部分2の直径方向に向かっているため,保炎も同じ
く直径方向に向かっている。そのため,前記のごとく噴
炎口における主火炎消え,その後この保炎によって再び
着火させようとしても,噴炎口の燃料ガスにうまく着火
せず,時には噴炎口より燃料ガスが放出され続けること
もある また,上記のことは加熱炉内のみならず燃焼炉内等に
おいても生ずることである。
本発明は,かかる従来技術に鑑み,ハンドバーナー先
端部のバーナートップ部分の構造について鋭意検討を重
ね,酸欠を生じ易い炉内奥部,燃焼廃ガス中等において
も充分に主火炎の放射が出来,かつ確実に保炎着火を行
うことができるハンドバーナーを提供しようとするもの
である。
〔課題の解決手段〕
本発明は,燃料ガスと空気との混合ガスを送出するパ
イプと,該パイプの先端に設えた筒状のバーナートップ
部分と,該バーナートップ部分においてその略直径方向
に開口させたスリットとを有するハンドバーナーにおい
て,上記バーナートップ部分には,上記スリットとその
周囲に配設され噴炎口に向かって拡開する曲面板とを一
組とする保炎板を設け,また該保炎板は少なくとも1個
配設し,更に該保炎板の外側には噴炎口に向かって開口
すると共にバーナートップ部分を覆う筒状のフードを配
設し,該フード内には2次空気導入用の空気導入管を連
結したことを特徴とするハンドバーナーにある。
本発明において注目すべきことは,上記バーナートッ
プ部分にスリットと曲面板とを1組とする保炎板を少な
くとも1個設けると共に,該保炎板の外側にこれを覆う
ようにして噴炎口方向に開口する筒状のフードを配設
し,また該フード内には噴炎口方向に2次空気を送るた
めの空気導入管を連結したことである。
しかして,上記曲面板は湾曲状を呈し,スリットの後
方から該スリットの外方を覆いながら,前方へ向けて開
口させた状態で配設する。スリットは,バーナートップ
部分のほぼ直径方向に開口させ,その口径は通常1〜2c
mである。また,かかる保炎板は保炎を確実にするため
2個設けることが好ましい。
また,フードに連結する空気導入管は,前記混合ガス
送出用パイプの外壁に沿わせて両者で2本併列させるこ
と,又は該パイプの外周に2重管式に配設する(第1図
参照)こともできる。後者の場合には空気導入管が上記
パイプの外周を覆うので,パイプの保護を兼ねることも
でき,またハンドバーナーのパイプ部分がコンパクト
(細く)になる。
〔作用及び効果〕
本発明のハンドバーナーにおいては,バーナートップ
部分に曲面板とスリットとからなる保炎板を設けると共
に,これを覆うようにして噴炎口方向に開口させたフー
ドを設け,該フードには空気導入管を接続してある。
そのため,本ハンドバーナーにおいては,まずバーナー
トップ部分には従来と同様に燃料ガスと空気との混合ガ
スが送られ,該混合ガスはその先端の噴炎口から放出,
着火されて主火炎となって噴射される。このとき保炎板
においては,そのスリットから少量の上記混合ガスが漏
出し,着火されて保炎となっている。
しかして,このような状態にあるハンドバーナーが,
そのバーナートップ部分を加熱炉等の奥深くに挿入して
使用されているとき,その加熱部分の酸素が欠乏(酸
欠)したときには,上記空気導入管よりフード内に2次
空気を送入し,該フードより噴炎口部分に空気を補給
し,燃焼を行わせる。また,上記酸欠時等において,噴
炎口における主火炎が消えたときには,上記保炎板にお
ける保炎が再着火を助ける。
また,この保炎板は前方に拡開する曲面板を有するの
で,スリット部分で燃えている保炎は該曲面板に案内さ
れて前方向に向かい,また上記フード内を流れる2次空
気によって更に前方へ送られて,噴炎口から放出されて
いるガスに着火する。それ故,主火炎の着火が容易であ
る。
また,スリットはその開口方向外側が曲面板によって
覆われていると共にその外周は更にフードによって覆わ
れているので,従来のごとく燃焼廃ガスの流れ等によ
り,スリット部の保炎が立ち消えとなることがない。
以上のごとく,本発明によれば,燃焼廃ガス中や,炉
内奥部等酸欠し易い場所においても完全に燃焼を行うこ
とができ,また保炎を確実に保持し,更に一旦消えた燃
料ガスに容易に再着火させることができるハンドバーナ
ーを提供することができる。
また,このため,バーナーの燃焼範囲は一段と幅広く
なり,4,000〜20,000kcal/時という燃焼ガスの燃焼も可
能となった。更に,パイプに送入する一次空気,フード
内に送入する2次空気量を調整することにより,シャー
プ炎からマイルド炎まで,火炎の状態を任意に変えるこ
とができる。
また,混合ガス送出用のパイプを空気導入管の内部に
二重管式に配設した場合には,ハンドバーナー全体がス
リムでコンパクトになる。
〔実施例〕
本発明の実施例にかかるハンドバーナーにつき第1図
ないし第4図を用いて説明する。
本例のハンドバーナーは,ガス送出用パイプ1と,そ
の先端部に設けたバーナートップ部分4及びフード6
と,上記パイプ1の外周に設けた空気導入管7とよりな
る。
上記パイプ1とバーナートップ部分4とはソケット46
によって連結する。該バーナートップ部分4は,第2図
ないし第4図に示すごとく円筒状をなし,その先端に開
口する噴炎口45及びその周壁に設けた保炎板Dを有す
る。本例においては保炎板Dは2個設けてある。その1
つは,バーナートップ部分4の周壁に穿設した4個のス
リット41と,該スリット41を覆うようにして前方に拡開
する曲面板51である。また,他の1つは同様に穿設した
4個のスリット42と,曲面板52である。上記曲面板51は
深いカップ状断面を有し,後方から前方にかけて湾曲面
を有する。また,上記曲面板52は曲面板51より浅いカッ
プ状断面を有し,同様の湾曲面を有する。また,上記パ
イプ1の後端には燃料ガスバルブ31及び空気バルブ2を
チー33により連結する。
次に,パイプ1の外周には,ほぼその全長にわたって
2重管式に設けた,2次空気導入用の空気導入管7を設け
る。該空気導入管7は,その先端部はフード6に開口さ
せ,その後端部はエルボ72を介して2次空気用バルブ73
に連結する。上記フード6は,噴炎口45方向に拡開し
て,バーナートップ部分4の外方を覆っている。
本例のハンドバーナーは,上記のように構成されてい
るので,燃料ガスバルブ31,空気バルブ32を開くことに
より,パイプ1により噴炎口45に燃料ガスと空気の混合
ガスが送られる。そして,該ガスが着火されることによ
り噴炎口45より主火炎が噴射される。そして,スリット
41,42においては保炎が維持される。
そして,加熱炉内奥部へバーナートップ部分4が挿入
されたときなどにおいて,酸欠状態が生じたときには,2
次空気用バルブ73を開いて,空気導入管7,フード6を介
して噴炎口45前方へ空気を送る。これにより,噴炎口45
付近の酸欠状態が解決され,完全燃焼が行われる。ま
た,噴炎口45からの主火炎をシャーフ或いはマイルドに
調整したいときには前記の各バルブ31,32,73の開度をそ
れぞれ調整する。
しかして,スリット41,42と曲面板51,52とからなる2
組の保炎板Dにおいては、それぞれ保炎が維持されてい
る。それ故,噴炎口45における主火炎が一旦消えること
があっても,該保炎板Dにおける保炎は,曲面板51,52
によって噴炎口45方向に向かって噴出されているため,
容易に噴炎口45の燃料ガスに着火させることができる。
また,保炎板Dはフード6によって覆われているので,
炉内の燃焼廃ガス流れ等によって保炎が吹き消されるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は,実施例にかかるハンドバーナー
を示し,第1図はその側面断面図,第2図は先端部の拡
大断面図,第3図及び第4図は第2図のA−A線及びB
−B線に沿う断面図,第5図及び第6図は従来のハンド
バーナーで第5図はその側面断面図,第6図は先端部の
断面図である。 1……ガス送出用のパイプ, 2,4……バーナートップ部分, 41,42……スリット, 45……噴炎口, 51,52……曲面板, 6……フード, 7……空気導入管,

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスと空気との混合ガスを送出するパ
    イプと,該パイプの先端に設けた筒状のバーナートップ
    部分と,該バーナートップ部分においてその略直径方向
    に開口させたストリットとを有するハンドバーナーにお
    いて, 上記バーナートップ部分には,上記スリットとその周囲
    に配設され噴炎口に向かって拡開する曲面板とを一組と
    する保炎板を設け,また該保炎板は少なくとも1個配設
    し,更に該保炎板の外側には噴炎口に向かって開口する
    と共にバーナートップ部分を覆う筒状のフードを配設
    し,該フード内には2次空気導入用の空気導入管を連結
    したことを特徴とするハンドバーナー。
  2. 【請求項2】第1請求項に記載のハンドバーナーにおい
    て,上記混合ガス送出用のパイプは,空気導入管の内部
    に併設したことを特徴とするハンドバーナー。
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JP6580169B2 (ja) * 2017-12-01 2019-09-25 新富士バーナー株式会社 トーチ
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