JP2662283B2 - 二重効用吸収式冷凍機 - Google Patents
二重効用吸収式冷凍機Info
- Publication number
- JP2662283B2 JP2662283B2 JP1104489A JP1104489A JP2662283B2 JP 2662283 B2 JP2662283 B2 JP 2662283B2 JP 1104489 A JP1104489 A JP 1104489A JP 1104489 A JP1104489 A JP 1104489A JP 2662283 B2 JP2662283 B2 JP 2662283B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- low
- temperature
- concentrated solution
- temperature regenerator
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は二重効用吸収式冷凍機の改良に関するもので
ある。
ある。
＜従来の技術＞ 従来の二重効用吸収式冷凍機の技術としては、例えば
特公昭46−32384号公報が知られている。この吸収式冷
凍機は高温熱交換機を出た高温再生器からの濃溶液が、
低温再生器からの中間濃溶液と混合させて低温熱交換器
へ導き、該低温熱交換器において稀溶液と熱交換した後
に吸収器へ散布する構成を採っている。
特公昭46−32384号公報が知られている。この吸収式冷
凍機は高温熱交換機を出た高温再生器からの濃溶液が、
低温再生器からの中間濃溶液と混合させて低温熱交換器
へ導き、該低温熱交換器において稀溶液と熱交換した後
に吸収器へ散布する構成を採っている。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかし、従来のこの種の二重効用吸収式冷凍機におい
ては、高温熱交換器を出た濃溶液の温度は低温再生器内
圧力の飽和温度よりも高いため、高温熱交換器を出た濃
溶液がフラッシュして発生した冷媒蒸気が低温再生器内
の溶液に吸収され、低温再生器本来の性能を発揮できな
いと云う問題があった。
ては、高温熱交換器を出た濃溶液の温度は低温再生器内
圧力の飽和温度よりも高いため、高温熱交換器を出た濃
溶液がフラッシュして発生した冷媒蒸気が低温再生器内
の溶液に吸収され、低温再生器本来の性能を発揮できな
いと云う問題があった。
本発明は上記実情に鑑み、高温熱交換器を出た濃溶液
のフラッシュを防止し、低温再生器本来の性能を発揮さ
せると共に、低温再生器からの中間濃溶液の流れをスム
ーズになる如くした二重効用吸収式冷凍機を提供するこ
とを目的としたものである。
のフラッシュを防止し、低温再生器本来の性能を発揮さ
せると共に、低温再生器からの中間濃溶液の流れをスム
ーズになる如くした二重効用吸収式冷凍機を提供するこ
とを目的としたものである。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明は、パラレルフローの吸収式冷凍機において、
高温熱交換器と低温熱交換器との間に第３熱交換器を配
設し、稀溶液を第３熱交換器から出た後に低温再生器と
高温再生器とに分流させ、高温再生器からの濃溶液を第
３熱交換器から出た後に低温再生器からの中間濃溶液と
混合させ、低温熱交換器を通って吸収器の伝熱管群上に
散布するようにしたものである。
高温熱交換器と低温熱交換器との間に第３熱交換器を配
設し、稀溶液を第３熱交換器から出た後に低温再生器と
高温再生器とに分流させ、高温再生器からの濃溶液を第
３熱交換器から出た後に低温再生器からの中間濃溶液と
混合させ、低温熱交換器を通って吸収器の伝熱管群上に
散布するようにしたものである。
＜作用＞ 上記のような構成のため、高温再生器から出た濃溶液
は、高温熱交換器から第３熱交換器を経るために、この
間に低温再生器内圧力の飽和温度以下に冷却されるの
で、前記第３熱交換器を出た所で低温再生器からの中間
濃溶液と混合してもフラッシュすることもなく、低温再
生器本来の性能を発揮すると共に、低温再生器からの中
間濃溶液もスムーズに濃溶液に混合させることができ
る。
は、高温熱交換器から第３熱交換器を経るために、この
間に低温再生器内圧力の飽和温度以下に冷却されるの
で、前記第３熱交換器を出た所で低温再生器からの中間
濃溶液と混合してもフラッシュすることもなく、低温再
生器本来の性能を発揮すると共に、低温再生器からの中
間濃溶液もスムーズに濃溶液に混合させることができ
る。
＜実施例＞ 以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明すれば、
次の通りである。
次の通りである。
第１図，第２図はパラレルフロー型の二重効用吸収式
冷凍機の概略図及び同要部を示す説明図であり、１はバ
ーナ14を備える高温再生器15に接続した高温熱交換器
で、該高温熱交換器１と低温熱交換器３との間に第３熱
交換器２を配設すると共に、低温熱交換器３側から流れ
る稀溶液を該第３熱交換器２の出た所で低温再生器10側
と高温熱交換器1,高温再生器15側に流れるように管路を
分岐せしめ、また、高温再生器15からの濃溶液を高温熱
交換器１から第３熱交換器２を経て流れ出た所に、再生
器10から流出する中間濃溶液を導く管路を分岐接続して
混合するようにし、この混合濃溶液を、低温熱交換器３
を経て空冷型吸収器５に起立の伝熱管となるフィン６付
の流下管７の上端に配殺する蒸発器８位置で散布し、該
吸収器５で溜まった稀溶液を吸収液ポンプ４を持って低
温熱交換器3,第３熱交換器２側に戻すものである。13は
凝縮器で、上部に起立のフィン11付の流下管12の上端に
前記低温再生器10を配設している。９は両側に起立した
前記流下管7,12の中間上方に配置したファンで、該流下
管7,12の外方より冷風を流入する構成としている。
冷凍機の概略図及び同要部を示す説明図であり、１はバ
ーナ14を備える高温再生器15に接続した高温熱交換器
で、該高温熱交換器１と低温熱交換器３との間に第３熱
交換器２を配設すると共に、低温熱交換器３側から流れ
る稀溶液を該第３熱交換器２の出た所で低温再生器10側
と高温熱交換器1,高温再生器15側に流れるように管路を
分岐せしめ、また、高温再生器15からの濃溶液を高温熱
交換器１から第３熱交換器２を経て流れ出た所に、再生
器10から流出する中間濃溶液を導く管路を分岐接続して
混合するようにし、この混合濃溶液を、低温熱交換器３
を経て空冷型吸収器５に起立の伝熱管となるフィン６付
の流下管７の上端に配殺する蒸発器８位置で散布し、該
吸収器５で溜まった稀溶液を吸収液ポンプ４を持って低
温熱交換器3,第３熱交換器２側に戻すものである。13は
凝縮器で、上部に起立のフィン11付の流下管12の上端に
前記低温再生器10を配設している。９は両側に起立した
前記流下管7,12の中間上方に配置したファンで、該流下
管7,12の外方より冷風を流入する構成としている。
次に、この作用を説明すると、このような二重効用吸
収式冷凍機の運転にあっては、バーナ14で熱せられる高
温再生器15にて冷媒蒸気の発生で出来た濃溶液は、該高
温熱交換器1,第３熱交換器２で低温再生器10内の内圧力
の飽和温度以下に冷却されるので、前記第３熱交換器２
を出た位置で低温再生器10からの中間濃溶液を流入して
混合してもッフラッシュすることもな所定の冷凍サイク
ルを得る。従って、高温再生器15の本来の性能を発揮す
ると共に、低温再生器10からの中間濃溶もスムーズに濃
溶液に混合させることができる。
収式冷凍機の運転にあっては、バーナ14で熱せられる高
温再生器15にて冷媒蒸気の発生で出来た濃溶液は、該高
温熱交換器1,第３熱交換器２で低温再生器10内の内圧力
の飽和温度以下に冷却されるので、前記第３熱交換器２
を出た位置で低温再生器10からの中間濃溶液を流入して
混合してもッフラッシュすることもな所定の冷凍サイク
ルを得る。従って、高温再生器15の本来の性能を発揮す
ると共に、低温再生器10からの中間濃溶もスムーズに濃
溶液に混合させることができる。
＜発明の効果＞ 上述のように本発明の二重効用吸収式冷凍機は、高温
熱交換器と低温熱交換器との間に第３交換器を配設し、
稀溶液を第３熱交換器を経て低温再生器と高温再生器に
分流し、高温再生器からの濃溶液を第３熱交換器を経た
位置て中間濃溶液を混合するようにしたため、この混合
位置でフラッシュすることなく、低温再生器本来の性能
を発揮し、低温再生器からの中間濃溶液もスムーズに濃
溶液と混合できる。従って、高温熱交換器の性能の変化
が若干あっても安定した冷凍運転をすることができる効
果を奏する。
熱交換器と低温熱交換器との間に第３交換器を配設し、
稀溶液を第３熱交換器を経て低温再生器と高温再生器に
分流し、高温再生器からの濃溶液を第３熱交換器を経た
位置て中間濃溶液を混合するようにしたため、この混合
位置でフラッシュすることなく、低温再生器本来の性能
を発揮し、低温再生器からの中間濃溶液もスムーズに濃
溶液と混合できる。従って、高温熱交換器の性能の変化
が若干あっても安定した冷凍運転をすることができる効
果を奏する。
第１図は本発明の使用実施例を示す概略図、第２図は同
要部の説明図である。 １……高温熱交換器、２……第３熱交換器、３……低温
熱交換器、４……吸収液ポンプ、５……吸収器、８……
蒸発器、９……ファン、10……低温再生器、13……凝縮
器、14……バーナ、15……高温再生器。
要部の説明図である。 １……高温熱交換器、２……第３熱交換器、３……低温
熱交換器、４……吸収液ポンプ、５……吸収器、８……
蒸発器、９……ファン、10……低温再生器、13……凝縮
器、14……バーナ、15……高温再生器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 貴雄 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 井汲 米造 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小林 唯人 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−146964（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−98767（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】パラレルフローの吸収式冷凍機において、
高温熱交換器と低温熱交換器との間に第３熱交換器を配
設し、稀溶液を第３熱交換器から出た後に低温再生器と
高温再生器とに分流させ、高温再生器からの濃溶液を第
３熱交換器から出た後に低温再生器からの中間濃溶液と
混合させ、低温熱交換器を通って吸収器の伝熱管群上に
散布することを特徴とした二重効用吸収式冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1104489A JP2662283B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 二重効用吸収式冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1104489A JP2662283B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 二重効用吸収式冷凍機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02192551A JPH02192551A (ja) | 1990-07-30 |
| JP2662283B2 true JP2662283B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=11767045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1104489A Expired - Lifetime JP2662283B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 二重効用吸収式冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2662283B2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1104489A patent/JP2662283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02192551A (ja) | 1990-07-30 |
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