JP2661774B2 - 血液監視センサ - Google Patents
血液監視センサInfo
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- JP2661774B2 JP2661774B2 JP2160799A JP16079990A JP2661774B2 JP 2661774 B2 JP2661774 B2 JP 2661774B2 JP 2160799 A JP2160799 A JP 2160799A JP 16079990 A JP16079990 A JP 16079990A JP 2661774 B2 JP2661774 B2 JP 2661774B2
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、血液中成分を光電的に非侵入式で監視す
るための血液監視装置に係り、特に装着性の改善された
この種の血液監視センサに関する。
るための血液監視装置に係り、特に装着性の改善された
この種の血液監視センサに関する。
［従来の技術及び発明が解決すべき課題］ 患者の血中成分、特に酸素濃度は、呼吸や循環に生じ
た異常を確実に検知することのできる要素であり、この
ため血液を採取することなく（非侵入式で）、光電的に
血中酸素濃度を測定する装置（プローブ、センサ）が提
案されている（特開昭59−64031、特開昭60−34432
号）。
た異常を確実に検知することのできる要素であり、この
ため血液を採取することなく（非侵入式で）、光電的に
血中酸素濃度を測定する装置（プローブ、センサ）が提
案されている（特開昭59−64031、特開昭60−34432
号）。
このような装置の一つとしてクランプ式のセンサは、
クランプの相対する圧着部に発光ダイオード及び光セン
サを取付けたもので、これら発光ダイオード及び光セン
サとで指を挾むように固定する。そして発光ダイオード
から発射された光が透過する組織中の血液により光学的
に吸収されることにより変化し、この変化を光センサで
受光する。この光吸収による変化は血液中の血色素の酸
素飽和度により変動し、この変動を監視することにより
血中濃度が監視される。
クランプの相対する圧着部に発光ダイオード及び光セン
サを取付けたもので、これら発光ダイオード及び光セン
サとで指を挾むように固定する。そして発光ダイオード
から発射された光が透過する組織中の血液により光学的
に吸収されることにより変化し、この変化を光センサで
受光する。この光吸収による変化は血液中の血色素の酸
素飽和度により変動し、この変動を監視することにより
血中濃度が監視される。
ところで、このクランプ式センサの場合、組織へのば
ね装着圧力により、その組織への血液流が減少し、正確
な測定ができないという難点がある。
ね装着圧力により、その組織への血液流が減少し、正確
な測定ができないという難点がある。
これに対し、特開昭60−34432号に開示されるセンサ
は、粘着面を備えたフレキシブルな基板に発光素子と受
光素子を設けたもので、クランプ式のような問題点はな
いが、例えば指や足に装着する場合には、適度な圧力で
装着することが困難で患者に不快感を与える可能性があ
り、何度も貼り直すと粘着力がなくなるという難点があ
る。また、粘着剤によるかぶれ等皮膚への悪影響を及ぼ
す場合がある。
は、粘着面を備えたフレキシブルな基板に発光素子と受
光素子を設けたもので、クランプ式のような問題点はな
いが、例えば指や足に装着する場合には、適度な圧力で
装着することが困難で患者に不快感を与える可能性があ
り、何度も貼り直すと粘着力がなくなるという難点があ
る。また、粘着剤によるかぶれ等皮膚への悪影響を及ぼ
す場合がある。
この発明は、このような従来の難点を解消し、取付部
位の大きさに対応して均一な圧力で装着することがで
き、しかも装着中脱落のおそれや皮膚への悪影響のない
血液監視センサを提供することを目的とする。
位の大きさに対応して均一な圧力で装着することがで
き、しかも装着中脱落のおそれや皮膚への悪影響のない
血液監視センサを提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ このような目的を達成する本発明の血液監視センサ
は、体の一部に嵌合されるリング状部材と、リング状部
材との間に気密室を形成し気密室内の空気の移動を許容
するようにリング状部材に４点で貼着されたエアバック
と、エアバックに固定され体の一部の組織内に光を照射
する発光素子と、エアバックに固定され体の一部を介し
て発光素子に対向して設けられ組織を透過する光を受け
組織中の血液成分に対応する受光信号を送出する受光素
子と、気密室に空気を導入する空気注入口とを備えたも
のである。
は、体の一部に嵌合されるリング状部材と、リング状部
材との間に気密室を形成し気密室内の空気の移動を許容
するようにリング状部材に４点で貼着されたエアバック
と、エアバックに固定され体の一部の組織内に光を照射
する発光素子と、エアバックに固定され体の一部を介し
て発光素子に対向して設けられ組織を透過する光を受け
組織中の血液成分に対応する受光信号を送出する受光素
子と、気密室に空気を導入する空気注入口とを備えたも
のである。
［作用］ リング状部材を指、足等の体の一部に嵌合し、空気注
入口より気密室に空気を注入する。気密室が膨らむこと
により、エアバックおよびそれに固定された発光素子と
受光素子は装着された部位に密着する。即ち、血液監視
センサは当該部位の大きさに対応して部位に不適当な押
圧を与えることなく装着される。
入口より気密室に空気を注入する。気密室が膨らむこと
により、エアバックおよびそれに固定された発光素子と
受光素子は装着された部位に密着する。即ち、血液監視
センサは当該部位の大きさに対応して部位に不適当な押
圧を与えることなく装着される。
しかる後に、発光素子から組織内に光を照射すると共
に、透過する光を受光素子で測定し受光量の変動から組
織内の血中成分の変動を監視する。
に、透過する光を受光素子で測定し受光量の変動から組
織内の血中成分の変動を監視する。
［実施例］ 以下、本発明の血液監視センサを図面に示す実施例に
基き説明する。
基き説明する。
第１図及び第２図に示す血液監視センサ１は、プラス
チック、金属等から成るリング状部材２と、リング状部
材２の内側に設けられたエアバック３と、このエアバッ
ク３に固定された発光素子４及び受光素子５から成り、
リング状部材２は血液監視センサ１が装着される体の部
分に合わせた大きさで、例えば指用であれば第１図およ
び第３図に示すような円筒状、足用であれば第４図に示
すような楕円の円筒状の一定形状のものでもよいが、エ
アバック３と同様に可撓性のある樹脂から成る変形可能
な材質のものであってもよい。
チック、金属等から成るリング状部材２と、リング状部
材２の内側に設けられたエアバック３と、このエアバッ
ク３に固定された発光素子４及び受光素子５から成り、
リング状部材２は血液監視センサ１が装着される体の部
分に合わせた大きさで、例えば指用であれば第１図およ
び第３図に示すような円筒状、足用であれば第４図に示
すような楕円の円筒状の一定形状のものでもよいが、エ
アバック３と同様に可撓性のある樹脂から成る変形可能
な材質のものであってもよい。
エアバック３はシリコンゴム等のエラストマ或いはポ
リ塩化ビニル等の可撓性のある樹脂から成り、リング状
部材２との間に気密室６を形成するように少なくともそ
の端部がリング状部材２に４点で貼着されるとともに気
密室６内の空気の移動を許容するように適宜部分的に貼
着されている。
リ塩化ビニル等の可撓性のある樹脂から成り、リング状
部材２との間に気密室６を形成するように少なくともそ
の端部がリング状部材２に４点で貼着されるとともに気
密室６内の空気の移動を許容するように適宜部分的に貼
着されている。
リング状部材２にはエアバック３との間の気密室６に
空気を導入するための空気注入口７が設けられている。
この空気注入口７は可撓性のある樹脂から成る一方向弁
を備えていてもよく、その場合には注射器、ゴム球等で
空気を入れた後、手で一方向弁を変形させることにより
空気を抜くことができる。
空気を導入するための空気注入口７が設けられている。
この空気注入口７は可撓性のある樹脂から成る一方向弁
を備えていてもよく、その場合には注射器、ゴム球等で
空気を入れた後、手で一方向弁を変形させることにより
空気を抜くことができる。
発光素子４及び受光素子５は、各々その発光面と受光
面が対向するようにエアバック３に固定されており、リ
ード線８によってそれぞれ電源及び監視装置に接続され
ている。発光素子４は発光ダイオード等好適には一定波
長の光を発するもので、リード線８を介して図示しない
電源に接続され、所定光量の光を皮膚表面から組織内に
照射する。受光素子５は、発光素子４から照射され組織
を透過した光を受光し光量に応じた電流信号を発生する
光電センサで、リード線８を介して図示しない監視装置
に接続されており、監視装置は受光素子５からの信号を
演算処理し、組織内の血液中成分例えば酸素濃度に対応
する値としてその変動を表示する。
面が対向するようにエアバック３に固定されており、リ
ード線８によってそれぞれ電源及び監視装置に接続され
ている。発光素子４は発光ダイオード等好適には一定波
長の光を発するもので、リード線８を介して図示しない
電源に接続され、所定光量の光を皮膚表面から組織内に
照射する。受光素子５は、発光素子４から照射され組織
を透過した光を受光し光量に応じた電流信号を発生する
光電センサで、リード線８を介して図示しない監視装置
に接続されており、監視装置は受光素子５からの信号を
演算処理し、組織内の血液中成分例えば酸素濃度に対応
する値としてその変動を表示する。
このような構成において、例えば第３図又は第４図に
示すように指10又は足11に血液監視センサ１をはめて、
注射器９或いはゴム球のようなもので空気注入口７より
気密室６に空気を入れ、エアバック３を膨らませて発光
素子４及び受光素子５を皮膚に密着させる。この際、注
入する空気の量を調節することにより指又は足にかかる
圧力を調整することができ全体に均一に圧力が加えられ
る。このような状態で電源及び監視装置を駆動させて、
発光素子４から所定光量の光を皮膚表面から組織内に照
射するとともに、組織を透過した光を受光素子５で受
け、その信号を監視装置で演算処理し、組織内の血液中
成分例えば酸素濃度に対応する値としてその変動を表示
する。ここで、血液監視センサ１は指又は足全体に密着
して装着されているので患者が動いても脱落することが
なく、安定した正確な測定が可能となる。
示すように指10又は足11に血液監視センサ１をはめて、
注射器９或いはゴム球のようなもので空気注入口７より
気密室６に空気を入れ、エアバック３を膨らませて発光
素子４及び受光素子５を皮膚に密着させる。この際、注
入する空気の量を調節することにより指又は足にかかる
圧力を調整することができ全体に均一に圧力が加えられ
る。このような状態で電源及び監視装置を駆動させて、
発光素子４から所定光量の光を皮膚表面から組織内に照
射するとともに、組織を透過した光を受光素子５で受
け、その信号を監視装置で演算処理し、組織内の血液中
成分例えば酸素濃度に対応する値としてその変動を表示
する。ここで、血液監視センサ１は指又は足全体に密着
して装着されているので患者が動いても脱落することが
なく、安定した正確な測定が可能となる。
尚、本実施例においては、リング状部材２とエアバッ
ク３とはそれぞれ別の部材として説明したが、これらは
一体としてエアバックを構成していてもよい。
ク３とはそれぞれ別の部材として説明したが、これらは
一体としてエアバックを構成していてもよい。
［発明の効果］ 以上の実施例からも明らかなように、本発明の血液監
視センサによれば、エアバックに発光素子と受光素子を
設け、このエアバックに空気を入れて所望の部位に嵌
合、密着させるようにしたので、取付けられる部位の太
さに応じて均一な圧力で、確実にセンサを装着すること
ができ、装着後、ゆるんだり脱落することがなく安定し
て正確な測定ができる。
視センサによれば、エアバックに発光素子と受光素子を
設け、このエアバックに空気を入れて所望の部位に嵌
合、密着させるようにしたので、取付けられる部位の太
さに応じて均一な圧力で、確実にセンサを装着すること
ができ、装着後、ゆるんだり脱落することがなく安定し
て正確な測定ができる。
第１図及び第２図はそれぞれ本発明の血液監視センサの
一実施例を示す平面図及び側面図、第３図は同実施例を
装着した状態を示す図、第４図は本発明の血液監視セン
サの他の実施例を示す図である。 １……血液監視センサ ２……リング部材 ３……エアバック ４……発光素子 ５……受光素子 ６……気密室 ７……空気注入口 10……指（体の一部） 11……足（体の一部）
一実施例を示す平面図及び側面図、第３図は同実施例を
装着した状態を示す図、第４図は本発明の血液監視セン
サの他の実施例を示す図である。 １……血液監視センサ ２……リング部材 ３……エアバック ４……発光素子 ５……受光素子 ６……気密室 ７……空気注入口 10……指（体の一部） 11……足（体の一部）
Claims (1)
- 【請求項１】体の一部（10、11）に嵌合されるリング状
部材（２）と、前記リング状部材との間に気密室（６）
を形成し前記気密室内の空気の移動を許容するように前
記リング状部材に４点で貼着されたエアバック（３）
と、前記エアバックに固定され前記体の一部の組織内に
光を照射する発光素子（４）と、前記エアバックに固定
され前記体の一部を介して前記発光素子に対向して設け
られ前記組織を透過する光を受け前記組織中の血液成分
に対応する受光信号を送出する受光素子（５）と、前記
気密室に空気を導入する空気注入口（７）とを備えたこ
とを特徴とする血液監視センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2160799A JP2661774B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 血液監視センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2160799A JP2661774B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 血液監視センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0451936A JPH0451936A (ja) | 1992-02-20 |
| JP2661774B2 true JP2661774B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=15722702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2160799A Expired - Fee Related JP2661774B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | 血液監視センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2661774B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999000053A1 (fr) * | 1997-06-27 | 1999-01-07 | Toa Medical Electronics Co., Ltd. | Dispositif permettant d'examiner un organisme vivant et automate permettant d'analyser le sang d'une maniere non invasive au moyen dudit dispositif |
| JP4739126B2 (ja) * | 2006-06-19 | 2011-08-03 | シャープ株式会社 | 酸素飽和度計測装置、酸素飽和度計測装置の制御プログラム、および酸素飽和度計測装置の制御プログラムが記録された記録媒体 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06103B2 (ja) * | 1985-04-12 | 1994-01-05 | オムロン株式会社 | 生体圧迫器具 |
| CA1278044C (en) * | 1985-06-06 | 1990-12-18 | The Boc Group, Inc. | Hinged finger stall with light emitter and detector |
| JPS62127834U (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-13 | ||
| JPH054748Y2 (ja) * | 1987-07-23 | 1993-02-05 |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP2160799A patent/JP2661774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0451936A (ja) | 1992-02-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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