JP2661573B2 - 電話器用ヘッドセットアダプタ装置 - Google Patents

電話器用ヘッドセットアダプタ装置

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JP2661573B2
JP2661573B2 JP6326224A JP32622494A JP2661573B2 JP 2661573 B2 JP2661573 B2 JP 2661573B2 JP 6326224 A JP6326224 A JP 6326224A JP 32622494 A JP32622494 A JP 32622494A JP 2661573 B2 JP2661573 B2 JP 2661573B2
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近藤  誠
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話器用ヘッドセット
アダプタ装置に係り、とくに電話器上に当該電話器用ヘ
ッドセットアダプタ収納部を有し、機構的手段により快
適にフックスイッチ操作をするよう工夫した電話器用ヘ
ッドセットアダプタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例におけるヘッドセットアダプタの
概略構成を図11に示す。また、この図11におけるヘ
ッドセットアダプタの電気的接続回路を図12に示す。
【0003】この図11乃至図12において、符号50
は従来の電話器用のヘッドセットアダプタを示し、符号
60はヘッドセット送受話器を示す。
【0004】このヘッドセット送受話器60は、ヘッド
セット用マイクロホン60bと、イヤーパッド60aと
を備え、挿抜自在なヘッドセットコネクタ60Aを介し
てヘッドセットアダプタ50に接続されている。また、
このヘッドセットアダプタ50は、ヘッドセットアダプ
タコード50aを介し電話器本体52と接続され、当該
電話器本体52の横に配設されている。
【0005】ここで、符号50Aはハンドセットモジュ
ラコードを示し、符号52Aは液晶型の表示部を示し、
符号52Bは操作釦を示し、符号52Kは電話器モジュ
ラコードを示す。
【0006】また、この図11において、前述したヘッ
ドセットコネクタ60Aとヘッドセット送受話器60と
を接続するヘッドセットコード60eには、クリップ6
0c付きの手元スイッチ60dが装備され、この手元ス
イッチ60dのヘッドセット送受話器60側にヘッドセ
ット手元コネクタ60fが装備されている。
【0007】電話器本体52にはクレードル部52aに
ハンドセット送受話器53が置かれ、使用者がハンドセ
ット送受話器53を使うときには当該ハンドセット送受
話器53の操作によってフックスイッチ53aを操作
し、一方、ヘッドセット送受話器60を使用するときに
はヘッドセットアダプタ50に設置されたヘッドセット
切替スイッチ51を使用者が操作し切替えて使用するよ
うになっている。
【0008】このため、フックスイッチ53aとヘッド
セット切替スイッチ51とを連動させる必要があり、前
述したヘッドセットアダプタコード50aを介してフッ
クスイッチ53aの接点に並列または直列にヘッドセッ
ト切替スイッチ51の接点が挿入されている(図12参
照)。
【0009】この接点の切替については、図12に示す
ように、ヘッドセット切替スイッチ51をヘッドセット
送受話器60の使用を示す側に切り替えると、SW3お
よびSW4の接点をそれぞれハンドセット送受話器53
の送話器T,受話器Rからヘッドセット送受話器60の
送話器T,受話器Rに切り替えると共に、フックスイッ
チ53aのオフフック時の動作と同じになるように、S
W1で通話回路52jを捕捉し、SW2で着信回路52
mを切り放すように構成されている。
【0010】この図12において、符号52iはダイヤ
ル回路を示す。また、符号52hは全体の動作を制御す
る制御回路を示し、符号52lはモニタスピーカを示
す。
【0011】また、特開平3−40639号公報では、
ハンドセット送受話器を置くためのクレードル部の上に
設置されて電話器本体のフックスイッチを直接機械的に
操作する機構的接片(フックスイッチ操作釦)を有し、
電気的に必要な接続については、電話器本体のクレード
ル部の上にハンドセット送受話器を設置した時に嵌合し
て、電気的コネクタを介して接続されるヘッドセットア
ダプタが提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のヘッドセットアダプタにおいては、別に新たな
電気的接続を必要とし、且つ設置に時間を要するばかり
でなく設置費用が高価になるという不都合があった。
【0013】また、ヘッドセットアダプタの接点によっ
ては接触不良が生じやすく信頼性に欠ける面もあり、更
に図11に示すように、ハンドセット送受話器53を併
用することを前提としているため、主としてヘッドセッ
ト送受話器を使用する使用者にとっては、ハンドセット
送受話器は無用で場所の無駄であり、逆にヘッドセット
送受話器60を置く場所が無いことは大変不便であり、
同時に机上にヘッドセット送受話器60を放置すると損
傷しやすいという不都合があった。
【0014】更に、従来の電話器用ヘッドセットアダプ
タ50は電気的接続するのに専門的知識を必要とし、ま
た電話器のハウジングを開く必要があり、一般の使用者
が取り付けることは大変難しいという不都合があった。
【0015】一方、電気的接続を簡単にし且つハンドセ
ットを削除することについては、前述した特開平3−4
0639号公報で提案されている。
【0016】しかしながら、この特開平3−40639
号公報で提案されているヘッドセットアダプタは、ヘッ
ドセット取付型電話器としてアダプタ内部に予め電気的
コネクタを配置しておく必要があり、この電話器は高価
な物にならざるを得ず、使用者がはじめからヘッドセッ
トを取り付けることを前提に入手する必要があり、どの
電話器にも効果的な方法であるとはいえない。また、ヘ
ッドセット送受話器を置くのに適した構造をしておら
ず、ヘッドセット送受話器を使用していないときにはヘ
ッドセットを机上に放置させるか壁に特別に設置場所を
設ける必要があり、収拾がつがないという不都合があっ
た。
【0017】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに操作性を考慮し且つフックスイッチと
連動可能な機構を備え、同時にヘッドセット送受話器を
載置可能とし、これによって当該ヘッドセット送受話器
の耐久性向上を図った電話器用ヘッドセットアダプタ装
置を提供することを、その目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、電話器本体のハンドセット載置領域に着脱自在に装
備されるアダプタハウジングと、電話器本体のハンドセ
ット載置領域のフックスイッチに対応してアダプタハウ
ジングに装備され且つフックスイッチをオン/オフ操作
するフックレバーと、このフックレバーに対応してアダ
プタハウジングに装備され外部から載置されるイヤーパ
ッドをフックレバーと共に挟持するレストレバーとを備
えている。
【0019】又、フックレバーには、イヤーパッド載置
のタイミングで当該イヤーパッドの押圧力により前述し
たフックスイッチをオン操作すると共にイヤーパッド離
脱のタイミングでフックスイッチをオフ操作するフック
駆動片が併設されている。
【0020】そして、前述したフックレバーの突出配置
を許容すると共に当該フックレバーの動作範囲を設定す
るフックレバー用の貫通穴を、前記アダプタハウジング
に設ける、という構成を採っている。
【0021】請求項2記載の発明では、前述した請求項
1の電話器用ヘッドセットアダプタ装置において、前述
したフック駆動片に、フック連動シャフトを介して起伏
回動力を付勢するフック遠隔駆動機構をアダプタハウジ
ングに装備する。
【0022】そして、このフック遠隔駆動機構を、前述
したフック連動シャフトに固定装備された駆動用突起
と、この駆動用突起に係合し且つ当該駆動用突起を介し
て前記フック連動シャフトを軸芯に沿って所定角度往復
回転駆動するフック操作釦とを 含む構成とする、という
手法を採っている。
【0023】請求項記載の発明では、前述した請求項
2記載の電話器用ヘッドセットアダプタ装置において、
前述したフック遠隔駆動機構に、前述した電話器本体の
フックスイッチを一次的に押圧状態又は非押圧状態に固
定するフックスイッチ固定機構を併設する。
【0024】そして、このフックスイッチ固定機構を、
フック連動シャフトの一部を湾曲して得られるクリック
バネ部と、このクリックバネ部が当該フック連動シャフ
トの中心軸に沿った回転動作と共に当接して一方から他
方へ摺動し移動するのを許容する前述したアダプタハウ
ジングに装備されたクリック板とを含む構成とする、と
いう手法を採っている。
【0025】(削除)
【0026】(削除)
【0027】これによって、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0028】
【作用】 電話器用ヘッドセットアダプタ装置は、電話器
本体2のハンドセット送受話器が置かれるために設けら
れたハンドセット載置領域に嵌合される。
【0029】この電話器用ヘッドセットアダプタ装置の
上部に設けられたヘッドセット送受話器1を置くための
ヘッドセットレストは、レストレバー3bとフックレバ
ー3aによってヘッドセット送受話器1を挟んで固定
し、フックレバー3aは電話器本体2のフックスイッチ
2cに連動する。
【0030】そして、ヘッドセット送受話器1をレスト
レバー3bとフックレバー3aの間 に挟んでフックレバ
ー3aを開いたときに、フックレバー3aが電話器本体
2のフックスイッチ2cを押し下げてオンフック状態に
される。
【0031】方、ヘッドセット送受話器1をレストレ
バー3bとフックレバー3aの間から抜きフックレバー
3aを閉じたときに、フックスイッチ2cを押し下げた
状態が解除されオフフック状態に設定される。
【0032】フックレバー3aに連動し当該フックレバ
ー3aを開いた状態または閉じた状態に固定する機構,
およびこれを操作する釦またはレバーまたは鍵盤は、ヘ
ッドセット送受話器1をヘッドセットアダプタ3から取
り上げて使用者が頭部に装着しているとき、オンフック
を可能とする。
【0033】また、フックスイッチ固定機構14を構成
するクリックバネ部3fと当該電話器用ヘッドセットア
ダプタ3のハウジング3eに設けたクリック板14Aと
は、フック連動シャフト3dが回転した時に安定点が二
点あるので、フック連動シャフト3dのクランクをオン
フックに相当する位置とオフフックに相当する位置に安
定させることができる。
【0034】更に、当該ヘッドセットアダプタ3の電話
器本体2のクレードル部2dに接する面に有する吸盤ま
たは面ファスナーは当該ヘッドセットアダプタ3と電話
器本体2のクレードル部2dを簡単に適切な強度で接続
する。また重りもこれと同様な作用をする。
【0035】
【第1実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6
に基づいて説明する。
【0036】まず、図1乃至図2は本実施例における電
話器用ヘッドセットアダプタ装置の構成図、図3乃至図
5は図1〜図2の動作説明図である。また、図6は図2
内に開示したフック連動シャフトのクリックバネの動作
を示す説明図である。
【0037】上記図1乃至図6において、電話器用ヘッ
ドセットアダプタ装置は、受話器本体2のハンドセット
載置領域であるクレードル部2dに着脱自在に装備され
るヘッドセット用のアダプタハウジング3eと、電話器
本体2のクレードル部2dのフックスイッチ2cに対応
してアダプタハウジング3eに装備されフックスイッチ
2cをオン/オフ操作するフックレバー3aと、このフ
ックレバー3aに対応して前述したアダプタハウジング
3eに装備され外部から載置されるイヤーパッド1aを
フックレバー3aと共に挟持するレストレバー3b(図
1,図3参照)とを備えている。
【0038】フックレバー3aには、イヤーパッド1a
載置のタイミングで当該イヤーパッド1aの押圧力によ
りフックスイッチ2cをオン操作すると共に,イヤーパ
ッド1a離脱のタイミングでフックスイッチ2cをオフ
操作するフック駆動片3kが併設されている。フック駆
動片3kはフックレバー3aの下端部に一体的に固定装
備されている。このフックレバー3aとフック駆動片3
kとによりL字状レバー部材が構成されている。
【0039】フックレバー3aは、アダプタハウジング
3eに形勢された貫通穴3sによってその許容動作範囲
が規制されている。このフックレバー3a用の貫通穴3
sには、前述したレストレバー3bが前述したアダプタ
ハウジング3eに固定された状態で図3に示すよに配
設され、これに対応して前述したフックレバー3aが直
立状態からイヤーパッド1aに押されて倒れる方向に回
動自在に装備されている。このフックレバー3aの倒れ
る方向の回動限界点が貫通穴3sの内側端縁により設定
され、動作規制手段として機能し得るようになってい
る。
【0040】また、フック駆動片3kにフック連動シャ
フト3dを介して起伏回動力を付勢するフック遠隔駆動
機構13が、アダプタハウジング3eに装備されてい
る。
【0041】このフック遠隔駆動機構13は、フック連
動シャフト3dの一端部で前述したフックレバー3a側
に固定装備された駆動用突起13aと、フック連動シャ
フト3dの他端部で当該フック連動シャフト3dに一体
化され且つフック連動シャフト3dを軸線に沿って所定
角度往復回転駆動するフック操作部材13bと、このフ
ック操作部材13bを押圧駆動するフック操作釦3cと
を備えている。
【0042】更に、電話器本体2のフックスイッチ2c
を一次的にオン状態又はオフ状態に固定するフックスイ
ッチ固定機構14が、前述したフック遠隔駆動機構13
に併設されている。このフックスイッチ固定機構14
は、前述したフック連動シャフト3dの一部を湾曲して
得られるクリックバネ部3fと、このクリックバネ部3
fが当該フック連動シャフト3dの軸線に沿った回転動
作と共に当接して一方から他方へ摺動し移動するのを許
容する前記アダプタハウジング3eに一体化されたクリ
ック板14Aとを含むで構成されている。
【0043】前述したアダプタハウジング3eは、電話
器本体2のクレードル部2dに着脱自在に装着されるよ
うになっている。この場合、アダプタハウジング3eは
両面テープ若しくは面ファスナー等の係合部材を介して
電話器本体2のクレードル部2dに装着されるようにし
てもよい。このアダプタハウジング3eの形状は、電話
器本体2のクレードル部2dの形状に合わせて凹状に形
成されている。
【0044】また、アダプタハウジング3eは、その重
量がフックスイッチ2cの押し上げ動作に対して対抗し
得る重量に設定されている。更に、フック駆動片3kに
は、前述したフックレバー3aの動作を解除する直立状
態に設定するフック解除ィン3gが装備されている。
【0045】これを更に詳述すると、電話器本体2にハ
ンドセット送受話器の代わりにヘッドセット送受話器1
を接続するためのヘッドセットアダプタ3は、図1
(a)に示すように、フックスイッチ2cを有する電話
器本体2のクレードル部2dに着脱自在に装備されるよ
うになっている。符号2aは液晶タイプの表示器を示
し、符号2bは操作釦を示す。
【0046】このヘッドセットアダプタ3は、上部にヘ
ッドセット送受話器1を置くためのレストレバー3bと
電話器本体2のフックスイッチ2cに連動するフックレ
バー3aを有し、電話器本体2の手前となる位置にフッ
ク操作釦3cを備えている。この外観図を図1(b)に
示す。ここで、符号1bはヘッドセット送受話器1に装
備されたマイクロホンを示す。更に図2(a)には、電
話器本体2のクレードル部2dにヘッドセットアダプタ
3を嵌合した状態の外観図を示す。
【0047】ヘッドセット送受話器1は、ヘッドセット
コード1eを介し電話器本体2の図示しないハンドセッ
ト送受話器1が接続されていたモジュラーコネクタに接
続される。クリップ1c,手元スイッチ1d等は、ヘッ
ドセット送受話器1の利便性向上のためにヘッドセット
送受話器1側にて用意される。
【0048】ヘッドセット送受話器1のイヤーパッド1
aおよびマイクロホン1bは、図示しないハンドセット
送受話器1の受話器R,送話器Tと等価の機能を有する
もので、マイクロホン1bは、電気回路上ではインピー
ダンス変換されて送話器と等価とされる。
【0049】図2(b)に、ヘッドセットアダプタ3に
ヘッドセット送受話器1を装着した状態の断面図を示
す。ヘッドセットアダプタ3のフックレバー3aは、電
話器本体2のフックスイッチ2cに連動し、フック操作
釦3cはフック連動シャフト3dによってフックレバー
3aと電話器本体2のフックスイッチ2cに連動するよ
うに構成される。
【0050】次に、図3に基づいて本実施例の動作を、
細部の構成と共に説明する。
【0051】図3(a),図3(b)は、フックレバー
3aとフックスイッチ2cの連動機構を示す断面図であ
り、図3(a)は、ヘッドセット1をレストレバー3b
とフックレバー3aの間に挟み且つフックレバー3aを
開いたときにフックレバー3aが電話器本体2のフック
スイッチ2cを押し下げてオンフックにしているときの
状態を示す。また、図3(b)は、ヘッドセット1をレ
ストレバー3bとフックレバー3aの間から抜き且つフ
ックレバー3aを閉じたときに,フックレバー3aが電
話器本体2のフックスイッチ2cを押し下げた状態を解
除しオフフック状態とした場合を示す。ここで、符号2
kはフックスイッチ2cが装備されたPBW板(回路基
板)を示し、符号2fは電話器本体2のベース部材を示
す。
【0052】図4(a),(b)は、フック操作釦3c
とフック連動シャフト3dとフックスイッチ2cの連動
機構を示す断面図である。この図4(a)は図3(b)
と同様にオフフックの状態でフック操作釦3cを押し下
げたときフック連動シャフト3dのフック操作部材13
bを下げる方向にフック連動シャフト3dを回転させフ
ックスイッチ2c側に有す駆動用突起13aによってフ
ックスイッチ2cを押し下げてオンフックさせる。
【0053】また、本実施例では、フック連動シャフト
3dに設けたクリックバネ3fによりクリック機構を有
するのでオンフックで安定する。これを解除するにはフ
ックレバー3aを図3(a)の様に一度開くとフックレ
バー3aに設けられた解除フィン3gがf1 位置にフッ
ク連動シャフト3dの駆動用突起13aを起こしてオフ
フック状態になり、図4(b)の状態に安定する。
【0054】図5は、フック操作釦3cの具体例であ
る。この操作釦3cはシーソー型の鍵盤になっており、
オフフック側を押したときフック連動シャフト3dのフ
ック操作部材13bを起こし図4(b)と同様オフフッ
ク状態となり、オンフック側を押し下げたときフック操
作部材13bをd2 位置に押し下げ、図4(a)と同様
にオンフック状態にするものである。
【0055】ここで、図6に基づいてフック連動シャフ
ト3dにおけるクリックバネ3fの動作を説明する。
【0056】フック連動シャフト3dは、フック連動シ
ャフト3dの曲がりによって設けられるクリックバネ部
3fを備えている。このフック連動シャフト3dが回転
したとき、その回転を妨げる位置にヘッドセットアダプ
タ3のハウジング3eにクリック板14Aを有すると、
フック連動シャフト3dはフック連動シャフト3dの回
転の中心とクリック板14A迄の距離が等しいクリック
バネ部3fの応力が開放された二点で安定し、その中央
で最も回転の抗力が大きくなり、フック連動シャフト3
dが回転した時クリック動作をし二点で安定する。
【0057】図7は、フック操作釦3cの別の実施例を
クリック動作の機構と共に示す。フックスイッチ2cと
の連動の機構は図2を参考に説明したものと同じであ
る。
【0058】図8にフック操作釦3cの別の連動動作機
構を示す。フック操作釦3cはバネ3jによって押し上
げられており、フック操作釦3cの側面に設けられたS
ガイド3iにSバー3hのストッパーSを押しつけてS
3またはS1の位置で安定するようになっている。
【0059】フック操作釦3cを押し下げると、ストッ
パーSはSガイド3iに導かれ、ガイド溝の段差により
記号S1 ,S2 ,S3 ,S4 を経由してそれぞれS1
3の位置で安定する。フック連動シャフト3dはこれ
に連動して回転し、フックレバー3aと電話器本体2の
フックスイッチ2cを操作する。フックレバー3aを操
作すると、解除フィン3gが作動してフック連動シャフ
ト3dを押してSバー3hのストッパーSをSガイド3
iから外し、また、ストッパーSがS3 にあるときS1
にさせることを示す。これらの動作は使用者の要求また
は装置供給者の意図によって特定される。
【0060】
【第2実施例】次に、第2実施例を図9に基づいて説明
する。
【0061】図9(a)は、K型ハンドセット送受話器
22の模式図を示す。ここで、符号40は受話器面を示
し、符号41は送話器面を示す。このK型ハンドセット
送受信器は、一般的なビジネス用の電話器において単独
電話器,釦電話器,ディジタル電話器等、広く標準的に
採用されており、送話器口および受話器口の距離,角
度,および形状が規定されている点に特徴を有する。
【0062】図9(b)に示す第2の実施例の電話器用
ヘッドセットアダプタ42は、電話器本体2のクレード
ル部2dに置かれる部分の形状が、前述したK型ハンド
セットの送話器口および受話器口の形状と同一である。
またヘッドセットアダプタ42の内部には500gから
1Kgの重り43を有し、その重さによって電話器のフ
ックスイッチ2cを押し下げると共に、フックレバー3
aを操作するのに支障なきよう固定される。
【0063】また、ヘッドセットアダプタ42を電話器
本体のクレードル部2d上に固定し且つ接続する方法
は、ネジにより取り付ける方法よりも、取付のための道
具が不要であるという点から図10に示すように両面テ
ープによって固定する方法や面ファスナー44によって
固定する方法,或いは吸盤によって固定する方法が適切
である。
【0064】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、フックスイッチを備えた電話器本
体のクレードル部に装着可能な構造としたので、これを
クレードル部に載置することにより、ヘッドセット送受
話器を机上に放置することなく電話器本体のクレードル
部に正確に収納することができ、このため、ヘッドセッ
ト送受話器の耐久性増大を図ることができ、同時にフッ
クレバーとフック駆動片の作用により、外部からのイヤ
ーパッド載置動作と共に前述したフックスイッチを押圧
可能としたので、通常のハンドセット送受話器と同様に
電話器本体の休止状態を設定することができ、更にフッ
クレバーとレストレバーとでイヤーパットを挟持するよ
うにしたので、使用に際しては当該イヤーパットを挟持
状態から取り出して使用者が頭部に装着だけで他に
スイッチオンの動作を行うことなく 電話器本体をオンフ
ックすることができ、又、フックレバーの動作範囲を設
定するフックレバー用の貫通穴の作用により、例えば
ヤーパッドの載置動作が急激に行われてもその回動限界
点が当該貫通穴の内側端縁に設定されることから、フッ
クレバーの破損を予め有効に阻止することができ、これ
によって装置全体の耐久性増大を図り得るという従来に
ない優れた電話器用ヘッドセットアダプタ装置を提供す
ることができる。
【0065】また、フック駆動片にフック連動シャフト
を介して起伏回動力を付勢するフック遠隔駆動機構をア
ダプタハウジングに装備すると、ヘッドセット送受話器
をアダプタハウジングから離脱したのち、当該フック遠
隔駆動機構のフック操作釦を操作することによりフック
スイッチをフックレバーによる押圧状態(非通話状態)
から非押圧状態(通話可能状態)に切り換え設定するこ
とができる。
【0066】更にまた、電話器本体のフックスイッチを
一次的に押圧状態又は非押圧状態に固定するフックスイ
ッチ固定機構をフック遠隔駆動機構に併設すると、ヘッ
ドセット送受話器の載置如何にかかわらずフックスイッ
チに当接ずに当該フックスイッチを押圧状態又は非押
圧状態に切り換え設定し且つ固定状態を維持することが
でき、このため、ヘッドセット送受話器を載置すること
なく(頭部に装着したまま)電話器のオン・オフを操作
し得るという効果を得ることができる。
【0067】尚、本品は、機構的にフックスイッチを操
作するので、電子式電話器,ディジタル電話器,釦電話
器等機種を問わず、形状のみの適合により取り付けられ
る。
【0068】また、電話器用ヘッドセットアダプタの電
話器のクレードル部に置かれる部分の形状が、電話器の
ハンドセットの送話器口および受話器口の形状と同一ま
たは近似し得る形状を有することにより電話器本体の形
状によらず特にビジネス用の電話器においてはK型と呼
ばれる標準的なハンドセットの形状に合致させることに
よりより多くの電話器に適合し得る電話器用ヘッドセッ
トアダプタとなる。
【0069】また、以上に記述した様に電話器の電気的
接続を要しないために一般的な単独電話器のみならず各
社の仕様によって回路的配線の異なる釦電話器やディジ
タル電話器にも簡単に取り付けられる。更に、簡単な構
造であるので安価に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す構成図で、図1
(a)はヘッドセットアダプタ装置の実施例を示す平面
図、図1(b)は図1(a)のヘッドセットアダプタ装
置を取り付けるための電話器本体を示す平面図である。
【図2】図1(a)に示す実施例を電話器本体に取り付
けた場合を示す構成図で、図2(a)はその平面図を示
し、図2(b)は図2(a)におけるAーA線に沿った
断面図である。
【図3】図1乃至図2に開示した実施例の動作を示す説
明図で、図3(a)はヘッドセット送受話器を装着した
状態を示す図、図3(b)はヘッドセット送受話器を装
着しない場合の状態を示す図である。
【図4】図1乃至図2に開示した実施例の動作を示す説
明図で、図4(a)はフック遠隔駆動機構のフック操作
釦を操作した場合の状態を示す図、図4(b)はフック
遠隔駆動機構のフック操作釦を操作しない場合の状態を
示す図である。
【図5】図4に開示したフック操作釦の具体例を示す詳
細説明図である。
【図6】図4に開示したフック遠隔駆動機構の一部を成
すフック連動シャフトの一部として組み込まれたクリッ
クバネ(フックスイッチ固定機構の一部を成す)の動作
を示す説明図で、図6(a)はクリックバネの形状の例
を示し、図6(b)は一方の方向に設定された場合の例
を示す図、図6(c)は他方の方向に設定された場合の
例を示す図である。
【図7】フック操作釦の別の実施例を示す詳細説明図で
ある。
【図8】フック操作釦の更に別の連動動作機構の例を示
す要部概略図であり、図8(a)は平面図であり、図8
(b)は正面図である。
【図9】第二実施例を示す構成図で、図9(a)はK型
ハンドセットの模式図、図9(b)はK型ハンドセット
と同型のヘッドセットアダプタの外観図である。
【図10】図9の実施例を電話器本体に装着した場合を
示す説明図である。
【図11】従来の電話器用のヘッドセットアダプタを示
す構成図である。
【図12】図11の従来例の電気的接続回路図である。
【符号の説明】 1 ヘッドセット送受話器 1a イヤーパッド 2 電話器本体 2c フックスイッチ 3 ヘッドセットアダプタ 3a フックレバー 3b レストレバー 3c フック操作釦 3d フック遠隔駆動機構の要部を成すフック連動シャ
フト 3e アダプタハウジング 3f フックスイッチ固定機構の要部をなすクリックバ
ネ 3g フック解除片としてのフック解除フィン 3k フック駆動片 3s フックレバー用の貫通穴 13 フック遠隔駆動機構 13a 駆動用突起 14 フックスイッチ固定機構 14A クリック板 44 係合部材としての面ファスナー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話器本体のハンドセット載置領域に着
    脱自在に装備されるアダプタハウジングと、前記電話器
    本体のハンドセット載置領域のフックスイッチに対応し
    て前記アダプタハウジングに装備され前記フックスイッ
    チをオン/オフ操作するフックレバーと、このフックレ
    バーに対応して前記アダプタハウジングに装備され外部
    から載置されるイヤーパッドをフックレバーと共に挟持
    するレストレバーとを備え、 前記フックレバーに、前記イヤーパッド載置のタイミン
    グで当該イヤーパッドの押圧力により前記フックスイッ
    チを押圧操作すると共に前記イヤーパッド離脱のタイミ
    ングで前記フックスイッチを非押圧操作するフック駆動
    片を併設し、 前記フックレバーの突出配置を許容すると共に当該フッ
    クレバーの動作範囲を設定するフックレバー用の貫通穴
    を、前記アダプタハウジングに設けたことを特徴とする
    電話器用ヘッドセットアダプタ装置
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の電話器用ヘッドセッ
    トアダプタ装置において、前記フック駆動片にフック連
    動シャフトを介して起伏回動力を付勢するフック遠隔駆
    動機構を前記アダプタハウジングに装備すると共に、 このフック遠隔駆動機構を、前記フック連動シャフトに
    固定装備された駆動用突起と、この駆動用突起に係合し
    且つ当該駆動用突起を介して前記フック連動シャフトを
    軸芯に沿って所定角度往復回転駆動するフック操作釦と
    を含む構成と したことを特徴とする電話器用ヘッドセッ
    トアダプタ装置
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の電話器用ヘッドセッ
    トアダプタ装置において、前記フック遠隔駆動機構に、
    前記電話器本体のフックスイッチを一次的に押圧状態又
    は非押圧状態に固定するフックスイッチ固定機構を併設
    すると共に、 このフックスイッチ固定機構を、前記フック連動シャフ
    トの一部を湾曲して得られるクリックバネ部と、このク
    リックバネ部が当該フック連動シャフトの中心軸に沿っ
    た回転動作と共に当接して一方から他方へ摺動し移動す
    るのを許容する 前記アダプタハウジングに装備されたク
    リック板 とを含む構成としたことを特徴とする電話器用
    ヘッドセットアダプタ装置
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