JP2661148B2 - 光伝送システム - Google Patents

光伝送システム

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JP2661148B2
JP2661148B2 JP63148054A JP14805488A JP2661148B2 JP 2661148 B2 JP2661148 B2 JP 2661148B2 JP 63148054 A JP63148054 A JP 63148054A JP 14805488 A JP14805488 A JP 14805488A JP 2661148 B2 JP2661148 B2 JP 2661148B2
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治 田畑
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフレームの切換装置に特徴を有する光伝送シ
ステムに関する。
〔従来の技術〕 従来の光伝送システムは、第3図に示すように送信側
のフレーム切換(SW)装置21aを介して45メガビット信
号であるn個のDS3フレームa1〜anを常用の信号多重分
離装置22aと予備用の信号多重分離装置23aとに入力し、
信号多重分離装置22a,23aでこれらDS3フレームa1〜an
多重化すると共に、監視制御装置24aから入出力ポート2
5a,26aを介して余剰ビットのうちの1ビットに監視制御
データビットbを入力していた。従って信号多重分離装
置22a,23aで各々多重形成されたメインフレームaは、
第4図に示すようにDS3フレームa1〜anの後の余剰ビッ
トの1つを監視制御データビットbとして用いた構成と
なっていた。
このメインフレームaの信号は、光電(OE)変換器27
a,28aによって光信号に変換され光ファイバ29,30を介し
て受信側に並行して送られる。
受信側では、送られてきたメインフレームaの光信号
をOE変換器27b,28bによって電気信号に変換して信号多
重分離装置22b,23bに入力する。このとき予備用の信号
多重分離装置23bを不作動状態にしておき、常用の信号
多重分離装置22bによってメインフレームaをDS3フレー
ムa1〜anに分離してSW装置21bに出力する。また監視制
御装置24bは、入出力ポート25bを介して信号多重分離装
置22bで分離された監視制御データビットbを入力し、
監視制御データビットbの障害の有無を判断する。監視
制御データビットbに障害があった場合には、監視制御
装置24bが、常用の信号多重分離装置22bの作動を止めて
予備用の信号多重分離装置23bに切り換え信号多重分離
装置23bで分離された監視制御データビットbを入力し
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の光伝送システムは、伝送するメインフ
レームaを、DS3フレームa1〜an以外の余剰ビットの1
つに監視制御データビットbを入れた構成とし、この監
視制御データビットbの障害を監視制御装置24b(24a)
が判断して常用の信号多重分離装置22b(22a)を予備用
の信号多重分離装置23b(23a)に切り換えるシステムと
なっていたため、監視制御装置24a(24b)が常用と予備
用の回線を切り換えるための独立した2本の入出力ポー
ト25a(25b),26a(26b)を持たなければならない。ま
た監視制御装置24a(24b)自体で前記切換を行わなけれ
ばならない。このことは、監視制御装置24a(24b)が監
視制御データビットbの障害の有無をソフト的に、しか
もDS3フレームa1〜anと分離した状態で行うことから、
その判断に長時間を要し、この結果常用から予備用の回
線への切換に長時間を要するという欠点があることを意
味する。
本発明の目的は、上記課題を解決し、常用回線から予
備回線への切換を円滑かつ効率よく行うことができる光
システムを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の光伝送システムは、 送信側と受信側の各々に、 監視制御装置と接続する監視制御データビット多重分
離装置を有したフレーム切換装置と、このフレーム切換
装置に各々接続した常用および予備用の一対の信号多重
分離装置と、これら一対の信号多重分離装置の各々に接
続し各信号多重分離装置と送受信用光ファイバとの間に
介在する一対の光電変換器とを備え、 前記監視制御データビット多重分離装置は、送信側で
は前記監視制御装置からの監視制御データビットをフレ
ームに挿入し、受信側ではフレームに挿入された監視制
御データビットを分離して監視制御装置に出力するもの
であり、 前記信号多重分離装置は、送信側では監視制御データ
ビット多重分離装置からのフレームを多重してメインフ
レームを形成し、受信側ではメインフレームをフレーム
に分離するものであり、 前記フレーム切換装置は、受信側では前記常用の信号
多重分離装置からのフレームを監視制御データビット多
重分離装置に入力し、かつこのフレームを監視しフレー
ム内の監視制御データビットに障害があった場合に常用
の信号多重分離装置からのフレームを前記予備用の信号
多重分離装置からのフレームに切り換えて監視制御デー
タビット多重分離装置に入力するものであることを特徴
とする。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係る光伝送システムを示
すブロック図である。
光伝送システムは、送信側1と受信側2の間で常用の
光ファイバ3および予備用の光ファイバ4を介して光伝
送するシステムである。なお、本実施例では説明上図面
左側のシステムを送信側とし、右側のシステムを受信側
としているが、これに限るものでなく、必要に応じて送
信側と受信側が逆になる。
送信側1は、監視制御装置5aと、DS3信号多重分離装
置6aと、このDS3信号多重分離装置6aが内部に設けられ
たSW装置7aと、常用の信号多重分離装置8aおよびOE変換
器9aと、予備用の信号多重分離装置10aおよびOE変換器1
1aとを備えている。
監視制御装置5aは、DS3信号多重分離装置6aに監視制
御データビットを入力し、またはDS3信号多重分離装置6
aから監視制御データビットを出力する機能を有する。
この監視制御装置5aからの監視制御データビット信号b1
は、DS3フレームc1に対応して出力される。
DS3信号多重分離装置6aは、DS3信号多重分離装置6aに
入力された監視制御データビットb1〜bnをDS3フレームc
1〜cn内に挿入し、また受信側になった場合には、DS3フ
レームc1〜cn内に挿入された監視制御データビットb1
bnをDS3フレームc1〜cnから分離する機能を有する。
SW装置7aは、入力した各DS3フレームを監視し、あるD
S3フレームに障害が生じたときに常用の信号多重分離装
置8aと予備用の信号多重分離装置10aとを電気的にすな
わちハード的に切り換える機能を有する。従って送信側
1が受信側となった場合に、常用の信号多重分離装置8a
から入力されたDS3フレームc1〜cnを監視し、特定のDS3
フレームcm内の監視制御データビットbmに障害が生じれ
ば、それを検知して予備用の信号多重分離装置10aに切
り換え、信号多重分離装置10aから正常な監視制御デー
タビットbmを有するDS3フレームcmをDS3信号多重分離装
置6aに出力することとなる。
常用の信号多重分離装置8aは、DS3信号多重分離装置6
aで監視制御データビットb1〜bnが挿入されSW装置7aか
ら出力されたDS3フレームc1〜cnを多重化してメインフ
レームC(第2図)の形成し、または受信側となった場
合に伝送されてきたメインフレームCをDS3信号多重分
離装置c1〜cnに分離する機能を有する。またOE変換器9a
は信号多重分離装置8aと光ファイバ3の間に設けられ、
信号多重分離装置8aからのメインフレームCの電気信号
を光信号に変換し、光ファイバからのメインフレームC
の光信号を電気信号に変換する機能を有する。
予備用の信号多重分離装置10aおよびOE変換器11aも常
用の信号多重分離装置8aおよびOE変換器9aと同様の機能
を有する。
受信側2も送信側1と同じ構成をなす。すなわち、監
視制御装置5bと、DS3信号多重分離装置6bと、このDS3信
号多重分離装置6bが内部に設けられたSW装置7bと、常用
の信号多重分離装置8bおよびOE変換器9bと、予備用の信
号多重分離装置10bおよびOE変換器11bとを備えている。
次に、本実施例が示す動作について説明する。
送信側1のDS3フレームc1〜cnは、監視制御装置5aか
らの監視制御データビットb1とユーザからの監視制御デ
ータビットb2〜bnと共にSW装置7aのDS3信号多重分離装
置6aに入力される。DS3信号多重分離装置6aは入力され
たDS3フレームc1〜cnの各DS3フレームに監視制御データ
ビットb1〜bnを挿入して信号多重分離装置8a,10aに出力
する。このとき、各DS3フレームc1,c2,・・・,cnは、第
2図に示すように各々監視制御データビットb1,b2,・・
・,bnが挿入された状態で順次信号多重分離装置8a,10a
に出力される。信号多重分離装置8a,10aは、入力された
DS3フレームc1〜cnを多重化し、第2図に示すメインフ
レームCにしてOE変換器9a,11aに出力する。OE変換器9
a,11aは電気信号としてのメインフレームCの光信号に
変換する。この光信号は光ファイバ3,4を介して受信側
2に伝送される。
受信側2に伝送された光信号は、OE変換器9b,11bによ
ってメインフレームCを表す電気信号に変換され、信号
多重分離装置8b,10bに入力する。信号多重分離装置8b,1
0bは、入力したメインフレームCを各DS3フレームc1,
c2,・・・,cnに分離してSW装置7bに出力する。SW装置7b
は、常用の信号多重分離装置8bから入力される各DS3フ
レームc1,c2,・・・,cnを一つずつ監視し、各DS3フレー
ムc1,c2,・・・,cn内の各監視制御データビットb1,b2,
・・・,bnに障害が生じていか否かを監視する。あるDS3
フレームcm内の監視制御データビットbmに障害が生じて
いることを検知した場合には、SW装置7bは、信号多重分
離装置8bからのDS3フレームcmを信号多重分離装置10bか
らの信号であって正常な監視制御データビットbmを有し
たDS3フレームcmに切り換えてDS3信号多重分離装置6bに
出力する。DS3信号多重分離装置6bは、SW装置7bからの
各DS3フレームc1,c2,・・・,cnから各監視制御データビ
ットb1,b2,・・・,bnを分離し、順次出力する。出力さ
れた監視制御データビットb1は監視制御装置5bに入力
し、その他のDS3フレームc1〜cnおよび監視制御データ
ビットb2〜bnはユーザの情報として用いられる。
以上のように本実施例の光伝送システムは、各DS3フ
レームc1,c2,・・・,cnの中に監視制御データビットb1,
b2,・・・,bnを挿入して伝送し、監視制御データビット
b1,b2,・・・,bnの障害をSW装置7a,7bに監視させ、障害
時の常用から予備への切換をSW装置7a,7bに行わせるシ
ステムであるため、従来の光伝送システムのような監視
制御装置自体が前記切換を行う必要はない。またSW装置
7a,7bによる切換はハード的に行われるため、切換は円
滑かつ迅速に行われる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の光伝送システムは、フレ
ーム切換装置に監視制御装置からの監視制御データビッ
トをフレームに挿入する監視制御データビット多重分離
装置を設け、受信側のフレーム切換装置によってこのフ
レームを監視し、フレーム内の監視制御データビットに
障害があった場合に常用の信号多重分離装置からのフレ
ームを予備用の信号多重分離装置からのフレームに切り
換える構成としたため、監視制御データビットに障害が
あった場合の常用回線から予備用回線への切換が円滑か
つ効率よく行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る光伝送システムのブロ
ック図、 第2図は第1図の光伝送システムに用いられるメインフ
レームの構成図、 第3図は従来の光伝送システムのブロック図、 第4図は第3図の光伝送システムに用いられるメインフ
レームの構成図である。 1……送信側 2……受信側 3,4……光ファイバ 5a,5b……監視制御装置 6a,6b……DS3信号多重分離装置(監視制御データビット
多重分離装置) 7a,7b……SW装置 8a,8b,10a,10b……信号多重分離装置 9a,9b,11a,11b……OE変換器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側と受信側の各々に、 監視制御装置と接続する監視制御データビット多重分離
    装置を有したフレーム切換装置と、このフレーム切換装
    置に各々接続した常用および予備用の一対の信号多重分
    離装置と、これら一対の信号多重分離装置の各々に接続
    し各信号多重分離装置と送受信用光ファイバとの間に介
    在する一対の光電変換器とを備え、 前記監視制御データビット多重分離装置は、送信側では
    前記監視制御装置からの監視制御データビットをフレー
    ムに挿入し、受信側ではフレームに挿入された監視制御
    データビットを分離して監視制御装置に出力するもので
    あり、 前記信号多重分離装置は、送信側では監視制御データビ
    ット多重分離装置からのフレームを多重してメインフレ
    ームを形成し、受信側ではメインフレームをフレームに
    分離するものであり、 前記フレーム切換装置は、受信側では前記常用の信号多
    重分離装置からのフレームを監視制御データビット多重
    分離装置に入力し、かつこのフレームを監視しフレーム
    内の監視制御データビットに障害があった場合に常用の
    信号多重分離装置からのフレームを前記予備用の信号多
    重分離装置からのフレームに切り換えて監視制御データ
    ビット多重分離装置に入力するものであることを特徴と
    する光伝送システム。
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