JP2660683B2 - ワイヤーロープ等の索端金具 - Google Patents

ワイヤーロープ等の索端金具

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JP2660683B2
JP2660683B2 JP20403295A JP20403295A JP2660683B2 JP 2660683 B2 JP2660683 B2 JP 2660683B2 JP 20403295 A JP20403295 A JP 20403295A JP 20403295 A JP20403295 A JP 20403295A JP 2660683 B2 JP2660683 B2 JP 2660683B2
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wire rope
conical tube
nut
wire
wedge
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和資 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤーロープ等の
索端を係止する索端金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤーロープの索端の係止に
は、図7に示すようなボルト・ナットで締め付けるワイ
ヤークリップによるもの、図8に示すようなワイヤーロ
ープそれ自体をサツマ編み込みするもの、図9に示すよ
うな板状部材により、ロック圧着するものが存在してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のワイヤークリップによる索端係止では、現場での作
業性は非常に簡単に取り付けることができる。しかし、
ボルト・ナットの締め付け具合の限度が判定できないこ
とと、セット後に突起ができ、またワイヤーロープの端
末処理がないため、怪我をする危険があり、美観上もス
ッキリしないという問題があった。
【0004】また、サツマ編み込みは、外観上は非常に
シンプルで良いが、1ケ所編み込むには相当に時間がか
かり、また一般人には編み込むことができない。もし、
一般人がやれば強度がなく非常に危険であるという問題
があった。
【0005】さらに、板状部材によるロック圧着は現場
での作業は不可能ではないが、そのための設備をしなけ
ればならないという問題があった。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑み、円錐状管
とクサビとナットからなる索端金具により、外観上シン
プルでワイヤーの端末のバリも少なく、作業も一般人が
簡単に行うことができるワイヤーロープ等の索端金具を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、円錐状管の大径外側にネジ部を螺設し、
前記円錐状管の内側に合致する、ワイヤーロープを係合
できる凹溝部を対向させて縦設したクサビと、前記円錐
状管のネジ部に螺合できるナットとからなるという技術
手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】円錐状管5とクサビ4と袋ナット
3により、先ず、ワイヤーロープ1を円錐状管5に通
し、さらに袋ナット3に通してから上部を折り曲げ輪状
部を形成し、再び袋ナット3に通してから円錐状管5に
通す。こうした円錐状管5に挿通されたワイヤーロープ
1間にクサビ4に形成された凹溝部6が係合するように
嵌め込み、さらに、袋ナット3を円錐状管5にネジ込
む。
【0009】このネジ込みを強力に締め込むために、円
錐状管5の径の小さい側を円から楕円状扁平部9を形成
してモンキー、スパナ等が係合できるようにし、この楕
円状扁平部にモンキー、あるいはスパナを固定して、他
方の縁つきナット3を締め付け強力に固定するものであ
る。
【0010】この締め付けにより、円錐状管5内部のテ
ーパとクサビ4の凹溝部6に係合されたワイヤーロープ
1の摩擦により引き抜きを防止できるものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。図1に示すものは、本発明に係る索端金具で
ワイヤーロープの索端を係止したところを示すもので、
1はワイヤーロープ、2はワイヤーロープの保護金具、
3は縁つきナット、5は円錐状管、8は埋め込みボルト
をそれぞれ示すものである。
【0012】次に、図2〜図6に基づいて本発明のワイ
ヤーロープ1等の端部を係止するための索端金具の一実
施例について詳細に説明する。図2に示されているもの
からも理解できるように、鋼鉄、真鍮、ステンレス鋼等
から製作された縁つきナット3である。
【0013】図3に示されたものからも理解できるよう
に、同じく鋼鉄、真鍮、ステンレス鋼等から製作され
た、円錐状管5で、上方の大径の外側にはネジ部7が螺
設されていて、前記、縁つきナット3が螺合できるよう
に形成されている。
【0014】そして、図3、図6からも理解できるよう
に下方は、縁つきナット3をネジ込む際、強力に締め込
むために、楕円状扁平部に押しつぶした形状にすること
により、この下方の楕円状扁平部9にモンキーあるいは
スパナ等で固定して、縁つきナット3を締め付けられる
ようにしたものである。
【0015】また、ワイヤーロープを強力に止めるため
に、胴側部に適宣数の埋め込みボルト用孔10を穿設し
てある。
【0016】図4に示されたものからも理解できるよう
に、ワイヤーロープ1を円錐状管5の下から上に通し、
さらに縁つきナット3の下から上に向けて通して、ワイ
ヤーロープ1を折り曲げ、再び縁つきナット3、そして
円錐状管5に通す。この縁つきナット3と円錐状管5内
に挿通されたワイヤーロープ1を係合するように、一対
の凹溝部6を形成された円錐状管5の内径に合致するよ
うな形状のクサビ4を、前記ワイヤーロープ1間に嵌め
込み、縁つきナット3を円錐状管5のネジ部7にネジ込
む。そして、強力に締め込むために、円錐状管5の下方
の楕円状扁平部9にモンキー等で固定しながら縁つきナ
ット3を締め付ける。
【0017】更に、図1、図5に示したものからも理解
できるように必要に応じて、円錐状管5の胴側部に形成
した埋め込みボルト用孔10に埋め込みボルト8をネジ
込みワイヤーロープ1を締め付け、ワイヤーロープ1の
抜け止めをより強力に行う。
【0018】なお、クサビ4の凹溝部6は対向させずに
ある角度をつけて2個所以上形成することもできる。ま
た、円錐状管5に穿設した埋め込みボルト用孔10は、
ワイヤーロープに対応するように、前後及び上下に適宣
数穿設することができる。
【0019】さらに、楕円状扁平部9では、モンキーあ
るいはスパナ等を係合させて円筒のように回転しないよ
うに係止できる平坦部を備えていれば良いことはいうま
でもない。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の構成に基づいて、次の効
果を得ることができる。 (1)外観上シンプルであり、しかもアクセントにもな
る。 (2)ワイヤーロープの端末のバリが覆われるので危険
性が少ない。 (3)作業が熟練者でなくとも簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における、索端金具でワイヤ
ーロープを締め付けた状態を示す概略斜視図である。
【図2】前記実施例における縁つきナットを示す斜視図
である。
【図3】前記実施例における円錐状管を示す斜視図であ
る。
【図4】前記実施例におけるクサビを示す斜視図であ
る。
【図5】前記実施例における要部断面図である。
【図6】前記実施例における円錐状管とクサビが組み合
わされた状態を示す斜視図である。
【図7】従来のワイヤークリップでワイヤーロープ端部
を係止したところを示す概略正面図である。
【図8】従来のサツマ編み込みによりワイヤーロープ端
部を係止したところを示す概略正面図である。
【図9】従来の板状部材のロック圧着によりワイヤーロ
ープ端部を係止したところを示す概略正面図である。
【符号の説明】
1・・・・ワイヤーロープ 2・・・・保護金具 3・・・・縁つきナット 4・・・・クサビ 5・・・・円錐状管 6・・・・凹溝部 7・・・・ネジ部 8・・・・埋め込みボ
ルト 9・・・・楕円状扁平部 10・・・・埋め込みボ
ルト用孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状管の大径外側にネジ部を螺設し、
    前記円錐状管の内側に合致する、ワイヤーロープを係合
    できる凹溝部を対向させて縦設したクサビと、前記円錐
    状管のネジ部に螺合できるナットとからなることを特徴
    とするワイヤーロープ等の索端金具。
JP20403295A 1995-07-19 1995-07-19 ワイヤーロープ等の索端金具 Expired - Lifetime JP2660683B2 (ja)

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JPH0931877A JPH0931877A (ja) 1997-02-04
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