JP2660584B2 - 画像形成用紙収納装置 - Google Patents
画像形成用紙収納装置Info
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- JP2660584B2 JP2660584B2 JP1225129A JP22512989A JP2660584B2 JP 2660584 B2 JP2660584 B2 JP 2660584B2 JP 1225129 A JP1225129 A JP 1225129A JP 22512989 A JP22512989 A JP 22512989A JP 2660584 B2 JP2660584 B2 JP 2660584B2
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- Japan
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- heat
- image forming
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- heat storage
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像形成用紙収納装置に関し、より詳しくは
画像形成装置に供給する画像形成装置を一時的に収納す
る画像形成用紙収納装置に関するものである。
画像形成装置に供給する画像形成装置を一時的に収納す
る画像形成用紙収納装置に関するものである。
一般に、画像形成用紙は湿気を帯びると分離が悪くな
り、たとえば2枚の用紙を一度に送り込んでしまう重送
や、いわゆるジャム化や、画像不良などの原因となって
いる。
り、たとえば2枚の用紙を一度に送り込んでしまう重送
や、いわゆるジャム化や、画像不良などの原因となって
いる。
このような不都合を解決するために、従来、第4図の
ように複写機11に関連する画像形成用紙収納装置15内に
電熱のヒーター17を配設し、そのヒーター17の電熱で前
記用紙収納装置15内の空気を温めることによって、同装
置15内に収納されている画像形成用紙Pの乾燥状態を保
持していた。
ように複写機11に関連する画像形成用紙収納装置15内に
電熱のヒーター17を配設し、そのヒーター17の電熱で前
記用紙収納装置15内の空気を温めることによって、同装
置15内に収納されている画像形成用紙Pの乾燥状態を保
持していた。
しかし、前記従来のヒーターによる方法では、画像形
成用紙収納装置15内に電気設備を配設しなければならな
い、という設備上の課題があった。
成用紙収納装置15内に電気設備を配設しなければならな
い、という設備上の課題があった。
また、可燃物である用紙Pを収納した前記用紙収納装
置15内で、電熱ヒーター17が万一過熱した場合に危険で
ある、という安全上の課題があった。
置15内で、電熱ヒーター17が万一過熱した場合に危険で
ある、という安全上の課題があった。
さらに、停電のときは機能が停止して湿気が戻ってし
まうという、機能安定上の課題があった。
まうという、機能安定上の課題があった。
本発明はこのような課題を解決することを目的とす
る。
る。
上記目的を達成するため、本発明は次のような画像形
成用紙収納装置を提供する。
成用紙収納装置を提供する。
すなわち本発明は、画像形成装置使用時にはその排熱
を蓄熱し、同装置非使用時にはその蓄熱を放熱し且つ画
像形成用紙を乾燥させることができる蓄熱手段を備えた
画像形成用紙収納装置である。
を蓄熱し、同装置非使用時にはその蓄熱を放熱し且つ画
像形成用紙を乾燥させることができる蓄熱手段を備えた
画像形成用紙収納装置である。
上記構成において、蓄熱手段は画像形成用紙収納装置
内に備えられ、画像形成装置使用時にはその画像形成装
置の排出する排熱を蓄熱する。
内に備えられ、画像形成装置使用時にはその画像形成装
置の排出する排熱を蓄熱する。
前記蓄熱手段は画像形成装置非使用時には前記蓄熱し
た熱を放熱し、画像形成用紙収納装置内の温度を保ち、
収納用紙の乾燥状態を保持する。
た熱を放熱し、画像形成用紙収納装置内の温度を保ち、
収納用紙の乾燥状態を保持する。
熱は温度差が大きい程移動速度も大きい性質があるの
で、蓄熱手段は前記用紙収納装置内の温度が下がれた下
がるほど、放熱度が大きくなり、同用紙収納装置内の温
度安定化の作用をする。
で、蓄熱手段は前記用紙収納装置内の温度が下がれた下
がるほど、放熱度が大きくなり、同用紙収納装置内の温
度安定化の作用をする。
本発明の実施例について、以下図面にしたがって本発
明の構成が実際上どのように具体化されるかをその作用
とともに説明する。
明の構成が実際上どのように具体化されるかをその作用
とともに説明する。
第1図は本発明の一実施例の説明図であり、図中1は
画像形成装置である複写機の本体で、この本体1内には
定着装置2が設けられている。
画像形成装置である複写機の本体で、この本体1内には
定着装置2が設けられている。
この定着装置2は定着熱として必要な熱源を有するの
で、その熱が同複写機内の他の装置を無用に熱するのを
避けるため、前記定着装置2付近に排熱用のファン3を
設けている。
で、その熱が同複写機内の他の装置を無用に熱するのを
避けるため、前記定着装置2付近に排熱用のファン3を
設けている。
このファン3には、排熱を他の場所へ誘導するための
連結管4が設けられている。
連結管4が設けられている。
一方、複写機本体1の下には画像形成用紙Pを収納す
るための画像形成用紙収納装置5があり、この収納装置
5内には電気連結管4が連結され、この連結管4によっ
て前記複写機内のファン3から排熱が誘導され送られて
くる。
るための画像形成用紙収納装置5があり、この収納装置
5内には電気連結管4が連結され、この連結管4によっ
て前記複写機内のファン3から排熱が誘導され送られて
くる。
この連結管4によって送られてくる排熱は、前記用紙
収納装置5内の温度を上げて前記収納された用紙を乾燥
させるとともに、同収納装置5内に設けられた蓄熱手段
6によってその熱を吸収され蓄熱される。
収納装置5内の温度を上げて前記収納された用紙を乾燥
させるとともに、同収納装置5内に設けられた蓄熱手段
6によってその熱を吸収され蓄熱される。
この蓄熱手段6は、同蓄熱手段6自身より周囲の温度
が高いときはその高い温度を吸収し、反対に、同蓄熱手
段6自身より周囲の温度が低いときは、前記蓄熱した自
身の熱をその周囲に放熱するという性質を利用したもの
で、その蓄熱手段6の機能をより良くするためには、蓄
熱の熱容量が大きいことと、放熱時間が長く持続性があ
り、機能が安定していることが必要である。
が高いときはその高い温度を吸収し、反対に、同蓄熱手
段6自身より周囲の温度が低いときは、前記蓄熱した自
身の熱をその周囲に放熱するという性質を利用したもの
で、その蓄熱手段6の機能をより良くするためには、蓄
熱の熱容量が大きいことと、放熱時間が長く持続性があ
り、機能が安定していることが必要である。
前記蓄熱材の熱容量を大きくするためには、比熱の大
きいもの、または潜熱を利用した蓄熱手段6を選ぶこと
と、同蓄熱手段6を体積をある程度大きくすることが必
要である。
きいもの、または潜熱を利用した蓄熱手段6を選ぶこと
と、同蓄熱手段6を体積をある程度大きくすることが必
要である。
また、放熱時間を長く安定持続させるには、蓄熱手段
が対流しにくい物質または構成であること、などが考え
られる。
が対流しにくい物質または構成であること、などが考え
られる。
さらに、熱伝導が良すぎると蓄熱が早い代わりに放熱
も早く、したがって放熱時間を安定持続させる目的に沿
うことができない。
も早く、したがって放熱時間を安定持続させる目的に沿
うことができない。
このような見地から、具体的には、例えば第2図に示
すような蓄熱手段である蓄熱材6が用いられる。
すような蓄熱手段である蓄熱材6が用いられる。
すなわち、蓄熱材6は無機質微小粒体6aの空隙部6bに
潜熱蓄熱材6cが充填されてなるものである。
潜熱蓄熱材6cが充填されてなるものである。
前記無機質微小粒体6aとしては、例えばパーライト等
の多孔質が使用され、粒径は50ミクロン〜2ミリ程度と
される。
の多孔質が使用され、粒径は50ミクロン〜2ミリ程度と
される。
また、前記潜熱系蓄熱材6cとしては、例えばパラフィ
ン、塩化カルシュウム、6水塩(CaCl2・H2O)などが使
用される。
ン、塩化カルシュウム、6水塩(CaCl2・H2O)などが使
用される。
これらの蓄熱材6は、さらに有機質被覆により被覆し
てマイクロカプセル化してもよい。
てマイクロカプセル化してもよい。
また、蓄熱手段である蓄熱材6は、前述のものの外、
比熱が大きい水をプラスチック容器に密封したもの、ま
たは比熱が大きくかつ対流しないゲル状のものであって
もよい。
比熱が大きい水をプラスチック容器に密封したもの、ま
たは比熱が大きくかつ対流しないゲル状のものであって
もよい。
一般に、蓄熱・放熱など熱の移動は温度の高い方から
低い方へ向かって行われ、その温度差が大きいほど移動
しやすいという性質がある。
低い方へ向かって行われ、その温度差が大きいほど移動
しやすいという性質がある。
したがって、この蓄熱材の放熱による場合、周囲の温
度が下がれば放熱量も大きくなるという自動調節作用が
働き、周囲の温度を安定保持するように機能する性質が
あり、この蓄熱材による方法は、安定性にすぐれたもの
といえる。
度が下がれば放熱量も大きくなるという自動調節作用が
働き、周囲の温度を安定保持するように機能する性質が
あり、この蓄熱材による方法は、安定性にすぐれたもの
といえる。
第3図は本発明の他の実施例を示す図であり、この実
施例が前記一実施例と異なる点は、蓄熱手段である蓄熱
材6の配設位置が用紙収納装置5の下部側面にあること
で、そのため排熱を誘導する連結管4は多少長くなる
が、前記蓄熱材6の位置が低いことから放熱が用紙収納
装置内において合理的にむらなく行われる、という実施
例効果がある。
施例が前記一実施例と異なる点は、蓄熱手段である蓄熱
材6の配設位置が用紙収納装置5の下部側面にあること
で、そのため排熱を誘導する連結管4は多少長くなる
が、前記蓄熱材6の位置が低いことから放熱が用紙収納
装置内において合理的にむらなく行われる、という実施
例効果がある。
以上、実施例について説明したように、本発明は画像
形成装置使用時にはその排熱を蓄熱し、非使用時にはそ
の蓄熱を放熱することによって画像形成用紙を乾燥させ
ることができる蓄熱手段を備えた画像形成用紙収納装置
であり、ヒーターなどの電熱部材を用いず、安全で省エ
ネ対策に適し、停電時などにも安定した保温機能を維持
できるものである。
形成装置使用時にはその排熱を蓄熱し、非使用時にはそ
の蓄熱を放熱することによって画像形成用紙を乾燥させ
ることができる蓄熱手段を備えた画像形成用紙収納装置
であり、ヒーターなどの電熱部材を用いず、安全で省エ
ネ対策に適し、停電時などにも安定した保温機能を維持
できるものである。
以上本発明によれば、画像形成装置使用時の排熱を蓄
熱する蓄熱手段を備えたので、排熱の有効利用による省
エネルギー化ができる。
熱する蓄熱手段を備えたので、排熱の有効利用による省
エネルギー化ができる。
また、前記使用時の排熱を蓄熱するようにしたので、
その排熱による画像形成装置概の周囲環境の無用な温度
上昇を抑制することができる。
その排熱による画像形成装置概の周囲環境の無用な温度
上昇を抑制することができる。
さらに、前記蓄熱手段を備えたので、画像形成用紙装
置にはヒータなどの電源設備が不要となる。
置にはヒータなどの電源設備が不要となる。
加えて、蓄熱手段の放熱を利用するようにしたので、
過熱のおそれがなく安全である。
過熱のおそれがなく安全である。
その上、蓄熱手段を備えたので、画像形成用紙収納装
置内の温度が下がって蓄熱手段との温度差が大きくなれ
ばなるほど放熱度も大きくなり、同用紙収納装置内の温
度を安定維持できる。
置内の温度が下がって蓄熱手段との温度差が大きくなれ
ばなるほど放熱度も大きくなり、同用紙収納装置内の温
度を安定維持できる。
また、蓄熱手段の放熱を利用するため、停電時にも安
定した機能を発揮することができる、などの効果があ
る。
定した機能を発揮することができる、などの効果があ
る。
第1図は本発明の一実施例の説明図、第2図は同実施例
に用いられる蓄熱材の説明図、第3図は本発明の他の実
施例を示す図、第4図は従来例を示す図である。 1……複写機(画像形成装置)の本体、 5……画像形成用紙収納装置、 6……蓄熱材(蓄熱手段)、 P……画像形成用紙。
に用いられる蓄熱材の説明図、第3図は本発明の他の実
施例を示す図、第4図は従来例を示す図である。 1……複写機(画像形成装置)の本体、 5……画像形成用紙収納装置、 6……蓄熱材(蓄熱手段)、 P……画像形成用紙。
Claims (1)
- 【請求項1】画像形成装置使用時にはその排熱を蓄熱
し、同装置非使用時にはその蓄熱を放熱し且つ画像形成
用紙を乾燥させることができる蓄熱手段を備えた画像形
成用紙収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225129A JP2660584B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 画像形成用紙収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225129A JP2660584B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 画像形成用紙収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0388643A JPH0388643A (ja) | 1991-04-15 |
JP2660584B2 true JP2660584B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=16824416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1225129A Expired - Lifetime JP2660584B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 画像形成用紙収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2660584B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5087102B2 (ja) * | 2002-11-01 | 2012-11-28 | エスケー化研株式会社 | 蓄熱積層体 |
JP2004361067A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-12-24 | Sk Kaken Co Ltd | 蓄熱積層体 |
JP2021026036A (ja) | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1225129A patent/JP2660584B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0388643A (ja) | 1991-04-15 |
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