JP2660447B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2660447B2
JP2660447B2 JP2084577A JP8457790A JP2660447B2 JP 2660447 B2 JP2660447 B2 JP 2660447B2 JP 2084577 A JP2084577 A JP 2084577A JP 8457790 A JP8457790 A JP 8457790A JP 2660447 B2 JP2660447 B2 JP 2660447B2
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郁夫 小林
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子オルガン等の電子楽器に関し、特に、
楽音を指定するための複数のキーの各々に割り付けられ
ているキーコードを楽音発生手段の複数の発音チャンネ
ルに選択的に割り当てて楽音を発生させるように構成し
た電子楽器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の電子オルガン等の電子楽器においては、その楽
音発生部に所定数の発音チャンネルが設けられ、その各
発音チャンネルに、操作されたキー(鍵)に割り付けら
れているキー番号を選択的に割り当てることにより対応
する楽音を発生させるように構成されている。そして各
発音チャンネルへのキー番号の割り当てを行う際には、
第6図に示すアサインテーブルASTBLが用いられる。
このアサインテーブルASTBLは、各々2バイトのデー
タからなる割当情報をn個の発音チャンネルの各々に対
応させて記憶するように構成されている。すなわち、割
当情報のうちの最初の1バイトの情報は、「0」でキー
のON(押鍵)を表し、「1」でキーのOFF(離鍵)を表
す1ビットのON/OFF情報と、キーの番号(0〜127)を
示す7ビットのキー番号情報とからなっている。また次
の1バイトの情報は、上位6ビットが「0」で、下位2
ビットがキーの所属を表すディビジョン情報、すなわち
そのキー番号のキーが上鍵盤、下鍵盤、足鍵盤、他の電
子楽器のうちの何れのキーであるかを各ディビジョンに
割り付けられている番号(0〜3)で示す情報からなっ
ている。そして操作されたキーのキー番号の各発音チャ
ンネルへの割り当ては、このアサインテーブルASTBLの
チャンネル対応記憶領域にそのキー番号を書き込むこと
により行われる。従って、このアサインテーブルASTBL
を参照すれば、各発音チャンネルへのキー番号の割り当
て状況を検出することができる。
ところで、上記キーのキーオフ時には、そのキーのキ
ー番号が割り当てられている発音チャンネルを探してそ
の発音チャンネルをキーオフ処理する必要がある。その
ために、中央処理装置(以下「CPU」と称する)による
上記アサインテーブルASTBLのサーチが行われ、今回キ
ーオフされたキーに対応するキー番号が割り当てられて
いる発音チャンネルの検出が行われる。
また、同一のキーのオン、オフ操作が繰り返されたと
きに、発音される楽音に自然感を出すために、前回のオ
ン操作時にそのキーが割り当てられた発音チャンネルと
同一の発音チャンネルに今回オン操作されたキーの割り
当てを行うようにする場合があるが、その場合にも、今
回操作されたキーのキー番号と同一のキー番号が割り当
てられている発音チャンネルを探すために、CPUによる
上記アサインテーブルASTBLのサーチが行われる。
これらの場合のCPUによる従来の発音チャンネルの検
索処理は、第7図に示す手順に従って行われていた。
すなわち、先ずステップS1において、今回操作された
キーに関する情報(最上位ビットがON/OFFを表し、下位
7ビットがキー番号を表すデータ)が記憶されているレ
ジスタEVKEYの内容を、マスクデータ7FH(「0111111
1」)でマスクしてキー番号情報を取り出し、そのキー
番号情報をレジスタKN1に格納する。次いでステップS2
で、チャンネル番号レジスタCHNOに初期値として「1」
をセットし、ステップS3でアサインテーブルアドレスレ
ジスタASTBLADに初期値としてアサインテーブルASTBLの
先頭アドレスをセットする。次にステップS4でループ制
御用のカウンタCOUNTに、初期値として発音チャンネル
の最大数(発音チャンネルの数)nをセットする。その
後、ステップS5でレジスタASTBLADの内容で指示される
アサインテーブルASTBLの対応アドレスに記憶されてい
る内容(レジスタCHNOに記憶されているチャンネル番号
の発音チャンネルに割り当てられているキーのON/OFF情
報とキー番号情報)をマスクデータ7FHでマスクしてキ
ー番号情報を取り出し、そのキー番号情報をレジスタKN
2に格納する。
そしてステップS6で上記レジスタKN1とKN2の内容を比
較し、両者の内容が一致しているか否かを調べる。不一
致の場合は、ステップS7に進み、レジスタASTBLADに記
憶されているアドレスを2つ進めて、次の番号の発音チ
ャンネルに割り当てられているキー情報の読み出しの準
備を行う。次にステップS8でレジスタCHNOの内容に1を
加算した後、ステップS9でカウンタCOUNTの値を1つ減
じ、さらにステップS10でカウンタCOUNTの値が0になっ
たか否かを調べる。そしてカウンタCOUNTの値が0でな
い場合には未だ全ての発音チャンネルのサーチが終わっ
ていないということであるので、ステップS5に戻り、ア
サインテーブルASTBLから今回操作されたキーのキー番
号と同一のキー番号が検出されるまで上記ステップS5〜
ステップS10の処理を繰り返す。そして今回操作された
キーのキー番号と同一のキー番号を検出した場合にはス
テップS6からステップS11に進み、また、全ての発音チ
ャンネルをサーチしても同一のキー番号を検出できなか
った場合にはメインルーチンにリターンする。
ステップS11では、今回操作されたキーのキー番号と
同一のキー番号が記憶されているアサインテーブルASTB
Lの対応アドレスの内容をマスクデータ80H(「1000000
0」)でマスクしてON/OFF情報を取り出し、その情報を
レジスタONOFFに記憶させる。そしてステップS12におい
て、ディビジョン情報の検出を行うためにレジスタASTB
LADに記憶されているアドレスを1つ進めた後、ステッ
プS13で、今回操作されたキーのディビジョン情報が記
憶されているレジスタEVKEYDIVの内容と上記レジスタAS
TBLADの内容で指示されるアサインテーブルASTBLの対応
アドレスに記憶されているディビジョン情報との比較を
行う。そして両者が一致していれば、今回操作されたキ
ーのキー番号と同一のキー番号が割り当てられている発
音チャンネルを検出できたとして、メインルーチンにリ
ターンする。また、両者が一致しなかった場合には、今
回操作されたキーのキー番号と同一のキー番号が割り当
てられている発音チャンネルを未だ検出できていないと
ものとして、引き続き次の発音チャンネルに割り当てら
れているキー番号の検出を行うためにステップS14に進
んでレジスタASTBLADの記憶アドレスを1つ進めた後、
ステップS8に進む。
以上のように、今回操作されたキーのキー番号と同一
のキー番号が割り当てられている発音チャンネルを検出
するためには、上記のような処理を実行する必要があっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、今回操作されたキーのキー番号と同一
のキー番号が割り当てられている発音チャンネルを検出
するために、上述のような処理を行うようにすると、操
作されたキーのキー番号とアサインテーブルASTBLに記
憶されている全てのキー番号とを順次比較し、さらにデ
ィビジョン情報の比較も行う必要があるため、その検出
に要する時間が長くなってしまうという問題があった。
特に、発音チャンネルが多く設けられた電子楽器の場合
には、上記比較を多く行う必要があるために、上記検出
に非常に時間がかかってしまい、キー操作が行われてか
ら対応する楽音の発音又は発音停止が行われるまでに要
する時間が大変長くなってしまうという欠点があった。
また、上記比較は発音チャンネル番号順に行われるた
め、検出対象であるキー番号がどの発音チャンネルに割
り当てられているかによって、その検出に要する時間に
ばらつきが生じ(検出対象であるキー番号が割り当てら
れている発音チャンネルの番号が若い程、検出時間が短
くなる)、また検出対象であるキー番号がどの発音チャ
ンネルにも割り当てられていない場合には検出時間が最
も長くなる。そしてこのような検出時間のばらつきが生
じると、キー操作が行われてから対応する楽音の発音又
は発音停止が行われるまでに要する時間にもばらつきが
生じてしまうことになる。
そこで本発明は、今回操作されたキーのキー番号と同
一のキー番号が割り当てられている発音チャンネルの検
出のために要する時間を短縮することができ、かつその
検出に要する時間にもばらつきが生じないような電子楽
器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、楽音を指定す
るための複数のキーの各々に割り付けられているキーコ
ードを楽音発生手段の複数の発音チャンネルに選択的に
割り当てて楽音を発生させるように構成した電子楽器で
あって、前記発音チャンネルに割り当てられているキー
コードを各発音チャンネルに対応させて記憶する割当状
態情報記憶手段を有する電子楽器において、前記キーコ
ードが割り当てられている発音チャンネルを示すチャン
ネル情報を、前記キーコードにより得られるアドレスの
記憶領域に記憶するチャンネル情報記憶手段を設けたも
のである。
また、前記キーコードが割り当てられている発音チャ
ンネルの動作状態を示す情報を、前記キーコードにより
得られるアドレスの記憶領域に記憶する動作状態情報記
憶手段を更に設けるようにしても良い。
〔作用〕
本発明によれば、キーコードが割り当てられている発
音チャンネルを示すチャンネル情報がチャンネル情報記
憶手段の前記キーコードにより得られるアドレスの記憶
領域に記憶されるので、今回操作されたキーのキーコー
ドと同一のキーコードが割り当てられている発音チャン
ネルを探す際には、チャンネル情報記憶手段の今回操作
されたキーのキーコードをアドレスとする記憶領域を参
照すれば、すなわち上記アドレスで示される記憶領域に
格納されているチャンネル情報を読み出せば、対象とな
るキーコードが割り当てられている発音チャンネルを即
座に検出することができる。また、割り当てられている
発音チャンネルがないことも即座に検出することができ
る。したがって、この検出処理を効率的に、かつ高速に
行うことができる。
また、動作状態情報記憶手段を設けた場合には、例え
ば、現在キーオン(キーオフ)されている発音チャンネ
ルに対して再度同一キーによるキーオン(キーオン)の
指示がなされた場合にはエラーにする必要があるが、そ
のエラー検出に必要な発音チャンネルの動作状態情報
も、動作状態情報記憶手段の今回操作されたキーのキー
コードにより得られるアドレスの記憶領域を参照すれ
ば、すなわち上記アドレスで示される記憶領域に格納さ
れている動作状態情報を読み出せば、容易かつ迅速に得
ることができる。したがって、上記エラー検出に要する
時間の短縮化も図ることができ、上記エラー検出処理を
効率的に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を電子オルガンに適用した一実施例を図
面に基づき説明する。
第1図は本実施例の電子オルガンの概略構成を説明す
るためのブロック図である。
同図において、鍵盤部1、操作パネル部2、CPU3、タ
イマ4、プログラム/データROM5、データ/ワークROM6
及び楽音信号発生部7はそれぞれデータバス、アドレズ
バス等のバスライン8に接続され、相互にデータの送受
信が行われるように構成されている。
鍵盤部1は、上鍵盤、下鍵盤、足鍵盤の各鍵盤(図示
せず)及びその各鍵盤に配列された各キー(鍵)からの
信号が入力されるインタフェース(図示せず)等から構
成されている。
操作パネル部2には、楽音制御用、演奏制御用の各種
操作子(図示せず)と、各操作子からの信号が入力され
るインタフェース(図示せず)及び各種の情報を表示す
るための図示しない表示器等が設けられている。
CPU3は、上記鍵盤部1の各キーのスキャン処理及び上
記操作パネル部2の各操作子のスキャン処理を行い、鍵
盤部1の各キー又は操作パネル部2の各操作子の操作に
応じて、プログラム/データROM5に格納されたプログラ
ムに従って楽音発生のための各種処理を実行する。
タイマ4は、各種要求信号及びタイミング信号を各部
に供給する。
プログラム/データROM5には、CPU3の作業プログラ
ム、楽音波形データ、表示器用の表示データ等が格納さ
れている。
データ/ワークRAM6には、上述した第6図のアサイン
テーブルASTBLと、第2図に示すアレンジテーブルARTBL
と、第3図に示す各種レジスタ等が設けられている。
アレンジテーブルARTBLは、第2図に示すように、1
ビットのON/OFF情報と7ビットのチャンネル番号情報と
が0〜127のキー番号の各々に対応させられて記憶され
るように構成されている。ON/OFF情報は、そのキー番号
が割り当てられている発音チャンネルのON、OFF状態を
示すものであって、「1」の場合にはOFFを表し、
「0」の場合にはONを表す。また、チャンネル番号情報
は、そのキー番号が割り当てられている発音チャンネル
の番号を示すものであって、この番号情報が0の場合に
は、そのキー番号は何れの発音チャンネルにも割り当て
られていないことを表す。
そしてこのように構成されたアレンジテーブルARTBL
はデータ/ワークRAM6に4つ設けられ、その各々が4つ
のディビジョン、すなわち上鍵盤、下鍵盤、足鍵盤及び
他の電子楽器の各々に対応させられたテーブルとなって
いる。
なお、このアレンジテーブルARTBLの各情報の書換え
は、上述したアサインテーブルASTBLの情報の書換えが
行われ、これに伴ってこのアレンジテーブルARTBLの情
報の書換えを行う必要が生じたときに行われる。
データ/ワークRAM6にはまた、第3図に示すような各
種のレジスタが設けられている。即ち、アレンジテーブ
ルARTBLのアドレスを記憶するためのアレンジテーブル
アドレスレジスタARTBLAD、発音チャンネルのON/OFF情
報及びチャンネル番号情報が一時格納されるアレンジテ
ーブルデータレジスタARTBLDTの他に、第7図における
説明で述べたような各種のレジスタが設けられている。
楽音信号発生部7は、第1〜第n個の発音チャンネル
を有し、その各発音チャンネルに操作されたキーに割り
付けられているキー番号が割り当てられることにより、
対応する楽音を発生させるための楽音信号が生成され
る。そしてこの楽音信号発生部7で生成された楽音信号
は、増幅器9を介してスピーカ10に加えられ、これによ
り楽音が発生される。
なお、この電子オルガンには他の電子楽器が接続でき
るようになされていて、その他の電子楽器のキー操作に
応じても楽音を発生できるように構成されている。
第4図は、上述のCPU3により実行されるキーアサイン
処理の処理手順を示すフローチャートである。
このキーアサイン処理は、鍵盤部1の全てのキーの操
作状況を調べるためのキースキャン処理がCPU3により実
行され、操作されたキー(イベントキー)があることが
CPU3により検出された場合に実行される処理である。
この処理ではまず、ステップS1において、上記キー操
作がON操作であるかOFF操作であるかの検出を行う。そ
してON操作であることを検出した場合にはステップS2に
進み、現在全ての発音チャンネルCh.1〜nがキーオンさ
れているか否か(発音動作中であるか否か)の判断を行
う。そしてキーオフ(発音動作が停止)されている発音
チャンネルがあることを検出した場合には、ステップS3
に進んで後述する第5図のサブルーチンを実行して今回
操作されたキーのキー番号と同一のキー番号が割り当て
られている発音チャンネルを探す。そしてステップS4に
おいて、レジスタCHNOの内容から、今回操作されたキー
のキー番号と同一のキー番号が割り当てられている発音
チャンネルがあったか否かの判断を行い、その発音チャ
ンネルがあったと判定した場合にはステップS5で、レジ
スタONOFFに記憶されている情報に基づいてその発音チ
ャンネルが現在キーオンされているか否かの判断を行
う。
ステップS5でその発音チャンネルが現在キーオフされ
ていることを検出すると、ステップS8に進んでその発音
チャンネルへの今回操作されたキーのキー番号の割り当
てを行う。この割り当ては、アサインテーブルASTBLの
チャンネル対応記憶領域のON/OFF情報ビットを「0」に
する(ONにする)ことにより行う。なおこの際、その割
り当てが行われたキー番号に対応するアレンジテーブル
ARTBLのON/OFF情報も「0」(ON)にする。また、ステ
ップS5でその発音チャンネルが現在キーオンされている
ことを検出した場合には、ステップS6に進む。そしてこ
こでは、その発音チャンネルが現在発音動作中であるの
にON操作による発音が指示されたとして、ON→ONエラー
とする。但し、実際にはエラー処理としては何もしない
でこのキーアサイン処理を終了する。
一方、上記ステップS4において、今回操作されたキー
のキー番号と同一のキー番号が割り当てられている発音
チャンネルがないと判定した場合には、ステップS7に進
んで現在キーオフされている発音チャンネルの中で、キ
ーオフ前のキーオンが最初に行われた発音チャンネルを
探し出し、ステップS8でその探し出した発音チャンネル
に対応するアサインテーブルASTBLの対応記憶領域に今
回ON操作されたキーのキー番号を書き込むと共に、ON/O
FF情報を「0」(ON)にする。これによってその探し出
した発音チャンネルへのキー番号の割り当てが完了す
る。なお、これに伴って、アレンジテーブルARTBLにお
いてそのキー番号が対応させられている記憶領域に、そ
の割り当てが行われた発音チャンネルのチャンネル番号
を書き込むと共に、その発音チャンネルのON/OFF状態を
示すON/OFF情報を「0」(ON)にする。
また、上記ステップS2において、発音チャンネルの全
てが現在キーオン中であると判定した場合には、ステッ
プ9に進んでそれらの発音チャンネルの中で最初にキー
オンされた発音チャンネルを探し、ステップS10でその
探し出した発音チャンネルに対応するアサインテーブル
ASTBLの対応記憶領域のON/OFF情報を「1」(OFF)にし
てその発音チャンネルをキーオフする。なおこの際、ア
レンジテーブルARTBLのチャンネル対応記憶領域のON/OF
F情報も「1」(OFF)にする。そしてステップS8でその
キーオフした発音チャンネルに今回操作されたキーのキ
ー番号を割り当てる。その割り当ての方法は上述のキー
オフチャンネルへのキー番号の割り当て方法と同様であ
る。
一方、上記ステップS1において、今回のキー操作がOF
F操作であることを検出した場合には、ステップS11に進
む。ステップS11では、今回OFF操作があったキーのON操
作時にそのキーのキー番号が割り当てられた発音チャン
ネルを探してその発音チャンネルのキーオフを行うため
に、後述する第5図のサブルーチンを実行する。そして
ステップS12で、レジスタCHNOの内容からその発音チャ
ンネルがあったか否かの判断を行い、その発音チャンネ
ルがあった場合にはステップS13に進んでレジスタONOFF
の記憶内容に基づいてその発音チャンネルが現在キーオ
フされているか否かの判断を行う。
ステップS13でその発音チャンネルが現在キーオフさ
れていないこと、すなわち現在キーオン中であることを
検出した場合には、ステップS14に進んでその発音チャ
ンネルに対応するアサインテーブルASTBLの対応記憶領
域のON/OFF情報を「0」(ON)から「1」(OFF)に
し、その発音チャンネルをキーオフした後、このキーア
サイン処理を終了する。なお、上述のアサインテーブル
ASTBLの情報の書換えに伴って、アレンジテーブルASTBL
の対応する情報の書換えも行われる。
一方、上記ステップS12で今回OFF操作があったキーの
キー番号と同一のキー番号が割り当てられている発音チ
ャンネルがないことを検出した場合、また、ステップS1
3でその発音チャンネルが現在キーオフされているこ
と、すなわち既にキーオフ済みであることを検出した場
合には、ステップS15に進む。そしてこのステップS15で
は、その発音チャンネルが現在既に発音動作を停止して
いるのにキーのOFF操作による発音動作の停止が指示さ
れたとして、OFF→OFFエラーとする。但し、実際にはエ
ラー処理としては何もせず、そのままこのキーアサイン
処理を終了する。
次に、上述のキーアサイン処理のステップS3及びステ
ップS11で実行される発音チャンネル検索処理を第5図
に基づき説明する。
この処理ではまず、ステップS1で、今回操作されたキ
ーに関するON/OFF情報とキー番号情報が記憶されている
レジスタEVKEYの内容とマスクデータ7FHとのビット毎の
アンドをとって下位7ビットのキー番号情報を取り出し
てレジスタKN1に格納する。そしてステップS2で、「デ
ィビジョン情報(0〜3)×キー番号数(128)+アレ
ンジテーブルARTBLのトップアドレス」の演算を行っ
て、今回操作されたキーが属するディビジョン(上鍵
盤、下鍵盤、足鍵盤、他の電子楽器)に対応させられて
いるアレンジテーブルARTBLの先頭アドレスを求め、そ
のアドレスをレジスタARTBLADに格納する。なお、上記
演算式におけるディビジョン情報は、レジスタEVKEYDIV
に記憶されている今回操作されたキーに関するディビジ
ョン情報である。
次に、ステップS3において、レジスタARTBLADに記憶
されているアドレスに上記レジスタKN1に記憶されてい
るキー番号を加算して、今回操作されたキーのキー番号
に対応するアレンジテーブルARTBLのアドレスを求め
る。そしてステップS4でそのアドレスに記憶されている
発音チャンネルのON/OFF情報とチャンネル番号情報とを
読み出して、レジスタARTBLDTに格納した後、ステップS
5に進んでそのレジスタARTBLDTの内容と80Hとの比較を
行う。ここで、今回操作されたキーのキー番号が割り当
てられている発音チャンネルがない場合には、レジスタ
ARTBLDTの内容は80Hすなわち「10000000」となっている
ので、その場合にはそのまま第4図のキーアサイン処理
のルーチンにリターンする。また、割り当てられている
発音チャンネルがある場合には、レジスタARTBLDTの内
容は80Hではないので、ステップS6に進む。
ステップS6では、レジスタARTBLDTの内容とマスクデ
ータ80Hとのビット毎のアンドをとって先頭ビットの発
音チャンネルのON/OFF情報を取り出し、その情報をレジ
スタONOFFに記憶させる。このレジスタONOFFに記憶され
たON/OFF情報は、今回操作されたキーのキー番号と同一
のキー番号が割り当てられている発音チャンネルの動作
状態(ON、OFF)を示す情報であり、前述の第4図のス
テップS5、6及びステップS13、15におけるエラー処理
を行うための判断を行う際に用いられる。
次にステップS7で、レジスタARTBLDTの内容とマスク
データ7FHとのビット毎のアンドをとって下位7ビット
のチャンネル番号情報を取り出してレジスタCHNOに記憶
させた後、第4図のルーチンにリターンする。なお、こ
のレジスタCHNOに記憶されたチャンネル番号情報は、今
回操作されたキーのキー番号と同一のキー番号が割り当
てられている発音チャンネルの番号を示す情報であり、
この情報を用いることにより、今回操作されたキーのキ
ー番号と同一のキー番号が割り当てられている発音チャ
ンネルのキーオン、キーオフを行うことが可能となる
(第4図のステップS5、8及びステップS13、14参
照)。
以上のように上述の実施例によれば、キー番号に対応
させられたアレンジテーブルARTBLの記憶領域に、その
キー番号が割り当てられている発音チャンネルのチャン
ネル番号とその発音チャンネルのON/OFF情報が記憶され
るように構成され、キー操作が行われたときには、その
操作されたキーのキー番号に基づいてアレンジテーブル
ARTBLからの情報の読み出しを行い、これによってその
操作されたキーのキー番号と同一のキー番号が割り当て
られている発音チャンネルとその発音チャンネルのON/O
FF状態とを検出することができるようになされている。
従って、操作されたキーのキー番号と同一のキー番号
が割り当てられている発音チャンネルを検出するため
に、今回操作されたキーのキー番号とアサインテーブル
ASTBLに記憶されている全てのキー番号とを順次比較す
る必要があった第7図に示した従来の処理方法に比べ
て、上記検出に要する時間を大幅に短縮することがで
き、しかもキー番号が記憶されているアサインテーブル
ASTBLのアドレス(そのキー番号がどの番号の発音チャ
ンネルに割り当てられているか)によって、上記検出に
要する時間にばらつきが生じることはない。また、対象
となるキー番号がどの発音チャンネルにも割り当てられ
ていないことも、アサインテーブルASTBLに記憶されて
いる全てのキー番号の読み出しを行うことなく、アレン
ジテーブルASTBLを参照するだけで直ちに検出すること
ができる。
また、第5図のステップS2で所定の演算を行い、その
演算結果に基づいて、操作されたキーが属するディビジ
ョンに対応させられているアレンジテーブルARTBLの対
応アドレスを直接指定することができるようになされて
いるので、キーの同一性を判断するために第7図の従来
の処理方法において行われていたディビジョン情報の比
較も行う必要がない。従ってその分、上記検出に要する
時間を更に短縮することができる。
さらに、今回操作されたキーのキー番号と同一のキー
番号が割り当てられている発音チャンネルのON、OFF状
態も容易かつ迅速に検出することができるので、その発
音チャンネルをキーオン、キーオフする際のエラー検出
(第4図のステップS5、6及びステップS13、15参照)
に要する時間も短縮化することができる。
以上、本発明の一実施例につき説明したが、本発明は
上述の実施例に限定されることなく、本発明の技術的思
想に基づき各種の有効な変更が可能である。
例えば、本発明において各キーに割り付けられるキー
コードは、上記実施例のような番号ではなく、アルファ
ベットのような記号であっても良い。
また、アサインテーブルASTBLの記憶領域は、常に楽
音信号発生部7の発音チャンネルと一対一に対応してい
る必要はなく、発音チャンネルのうちの1部の発音チャ
ンネルにのみ対応させられているものであっても良い。
なお、本発明は、電子オルガンだけでなく、電子ピア
ノ、シンセサイザ等の各種の電子楽器に適用可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明の電子楽器によれば、キーコードが割り当てら
れている発音チャンネルを示すチャンネル情報がチャン
ネル情報記憶手段の前記キーコードにより得られるアド
レスの記憶領域に記憶されるように構成され、今回操作
されたキーのキーコードにより得られるアドレスの記憶
領域を参照すれば、今回操作されたキーのキーコードと
同一のキーコードが割り当てられている発音チャンネル
を即座に検出することができるようになされているた
め、今回操作されたキーのキーコードと同一のキーコー
ドが割り当てられている発音チャンネルの検出を、1つ
の記憶領域を参照するだけで極めて短時間にかつ検出時
間にばらつきを生じさせることなく行うことができる。
したがって、キー操作が行われたときに上記検出を行う
必要がある場合でも、キー操作がなされてから対応する
楽音の発音又は発音停止がなされるまでの時間の短縮
化、一定化を確実に図ることができ、キー操作に忠実に
楽音の発音及び発音停止を行うことができる。
また、動作状態情報記憶手段を設けた場合には、この
動作状態情報記憶手段の今回操作されたキーのキーコー
ドにより得られるアドレスの記憶領域を参照することに
より、今回操作されたキーのキーコードと同一のキーコ
ードが割り当てられている発音チャンネルの動作状態も
即座に検出することができる。したがって、その発音チ
ャンネルをキーオン、キーオフする際のエラー検出も極
めて短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した電子オルガンの概略構成を説
明するためのブロック図、第2図はアレンジテーブルの
構成を説明するための図、第3図はデータ/ワークRAM
に設けられた各レジスタを説明するための図、第4図は
CPUにより実行されるキーアサイン処理の処理手順を示
すフローチャート、第5図はCPUにより実行される発音
チャンネル検索処理の処理手順を示すフローチャート、
第6図はアサインテーブルの構成を説明するための図、
第7図は従来の発音チャンネル検索処理の処理手順を示
すフローチャートである。 なお、図面に用いた符号において、 1……鍵盤部 3……CPU 5……プログラム/データROM 6……データ/ワークRAM 7……楽音信号発生部 ASTBL……アサインテーブル ARTBL……アレンジテーブル である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音を指定するための複数のキーの各々に
    割り付けられているキーコードを楽音発生手段の複数の
    発音チャンネルに選択的に割り当てて楽音を発生させる
    ように構成した電子楽器であって、前記発音チャンネル
    に割り当てられているキーコードを各発音チャンネルに
    対応させて記憶する割当状態情報記憶手段を有する電子
    楽器において、 前記キーコードが割り当てられている発音チャンネルを
    示すチャンネル情報を、前記キーコードにより得られる
    アドレスの記憶領域に記憶するチャンネル情報記憶手段
    を設けたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】前記キーコードが割り当てられている発音
    チャンネルの動作状態を示す情報を、前記キーコードに
    より得られるアドレスの記憶領域に記憶する動作状態情
    報記憶手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の電
    子楽器。
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JPS6113599A (ja) * 1984-06-28 1986-01-21 Toshiba Corp X線診断装置

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