JP2659997B2 - 直流多回線送電の電力制御装置 - Google Patents
直流多回線送電の電力制御装置Info
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- JP2659997B2 JP2659997B2 JP63139404A JP13940488A JP2659997B2 JP 2659997 B2 JP2659997 B2 JP 2659997B2 JP 63139404 A JP63139404 A JP 63139404A JP 13940488 A JP13940488 A JP 13940488A JP 2659997 B2 JP2659997 B2 JP 2659997B2
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/60—Arrangements for transfer of electric power between AC networks or generators via a high voltage DC link [HVCD]
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、直流多回線送電の電力制御装置に関するも
のである。
のである。
（従来の技術） 第４図に従来の直流二回線送電で連系した２つの交流
系の連系系統の電力制御装置を示す。この図において交
流系統ＡおよびＢは、交直変換装置3,4,5および６、直
流送電線１および２によって連係される。周波数偏差検
出器７および８は各々交流系統ＡおよびＢに接続され、
系統の周波数偏差を検出する。周波数偏差検出器７およ
び８によって各々検出された周波数偏差は制御器９に与
えられる。制御器９は、与えられた周波数偏差から直流
連系線電力指令値を決定し、変換器3,4,5および６に与
え、直流二回線送電の汐流が制御される。
系の連系系統の電力制御装置を示す。この図において交
流系統ＡおよびＢは、交直変換装置3,4,5および６、直
流送電線１および２によって連係される。周波数偏差検
出器７および８は各々交流系統ＡおよびＢに接続され、
系統の周波数偏差を検出する。周波数偏差検出器７およ
び８によって各々検出された周波数偏差は制御器９に与
えられる。制御器９は、与えられた周波数偏差から直流
連系線電力指令値を決定し、変換器3,4,5および６に与
え、直流二回線送電の汐流が制御される。
次に、直流連系線電力指令値に対する直流連系線電力
出力の値を第２図に示す。直流電力出力零近傍では、タ
ーンオン時のサイリスタ電圧が高いため、スナバ回路の
消費電力が大きくなり、スナバ回路の発熱が大きくなる
ため、スナバ回路保護の目的から、直流連系線電力指令
値零近傍では、直流連系線電力出力はステップ状の値を
とるように設定されている。
出力の値を第２図に示す。直流電力出力零近傍では、タ
ーンオン時のサイリスタ電圧が高いため、スナバ回路の
消費電力が大きくなり、スナバ回路の発熱が大きくなる
ため、スナバ回路保護の目的から、直流連系線電力指令
値零近傍では、直流連系線電力出力はステップ状の値を
とるように設定されている。
（発明が解決しようとする課題） 上記のような理由から、直流連系線電力零近傍では、
リニアな電力制御が行えず、周波数の微少な変動によ
り、直流連系線電力に突変を生じ、結果として系統に擾
乱を与える場合があった。また、突変を防止すべく、融
通電力の立ち制限をする等の方法もあるが、通常時の制
御特性にも、不要な遅れを生じてしまい、直流送電の速
応性を生かすことができない。
リニアな電力制御が行えず、周波数の微少な変動によ
り、直流連系線電力に突変を生じ、結果として系統に擾
乱を与える場合があった。また、突変を防止すべく、融
通電力の立ち制限をする等の方法もあるが、通常時の制
御特性にも、不要な遅れを生じてしまい、直流送電の速
応性を生かすことができない。
本発明の目的は、直流連系線電力零近傍において、直
流連系線の両方向にバイアス電力を送ることにより、直
流多回線送電の回線トータルとしてのリニアな電力制御
を可能にし、合わせて系統周波数の安定化に寄与するも
のである。
流連系線の両方向にバイアス電力を送ることにより、直
流多回線送電の回線トータルとしてのリニアな電力制御
を可能にし、合わせて系統周波数の安定化に寄与するも
のである。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、２つの交流系統の各々の
周波数偏差を検出する装置と、前記装置が検出した前記
各々の周波数偏差に基づき直流連系線電力指令値を出力
する制御器と、前記制御器の直流連系線電力指令値に応
じた直流連系線電力を出力することにより前記交流系統
間の電力潮流制御を行なう交直変換装置とからなる直流
多回線送電の電力制御装置において、前記制御器からの
直流連系線電力指令値に基づき前記交直変換装置から前
記交流系統間に出力する直流連系線電力が、前記交直変
換装置の運転上問題となる値となるしきい値内に有する
ことを検出するしきい値検出比較器と、前記しきい値検
出比較器によって前記直流連系線電力指令値がしきい値
内と検出された場合に、前記直流多回線の両方向に前記
直流連系線電力指令値にバイアス電力を加算するバイア
ス設定器を設ける。
周波数偏差を検出する装置と、前記装置が検出した前記
各々の周波数偏差に基づき直流連系線電力指令値を出力
する制御器と、前記制御器の直流連系線電力指令値に応
じた直流連系線電力を出力することにより前記交流系統
間の電力潮流制御を行なう交直変換装置とからなる直流
多回線送電の電力制御装置において、前記制御器からの
直流連系線電力指令値に基づき前記交直変換装置から前
記交流系統間に出力する直流連系線電力が、前記交直変
換装置の運転上問題となる値となるしきい値内に有する
ことを検出するしきい値検出比較器と、前記しきい値検
出比較器によって前記直流連系線電力指令値がしきい値
内と検出された場合に、前記直流多回線の両方向に前記
直流連系線電力指令値にバイアス電力を加算するバイア
ス設定器を設ける。
（作用） このように構成されたものにおいては、直流連系線電
力指令値近傍において、直流多回線の各回線に、符号が
反対で同じ大きさのバイアス電力が送られ、回線トータ
ルとしての平均直流連系線電力出力は直流連系線電力指
令値に対してリニアに変化する。
力指令値近傍において、直流多回線の各回線に、符号が
反対で同じ大きさのバイアス電力が送られ、回線トータ
ルとしての平均直流連系線電力出力は直流連系線電力指
令値に対してリニアに変化する。
（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面によって説明する。第
１図は第４図の装置にさらにしきい値検出比較器10と、
汐流バイアス設定器11と汐流バイアス加算器12,13を付
加した装置である。同図において、第４図で説明した従
来の直流多回線送電の電力制御装置と同一部分について
は同一の符号を付してその説明は省略する。
１図は第４図の装置にさらにしきい値検出比較器10と、
汐流バイアス設定器11と汐流バイアス加算器12,13を付
加した装置である。同図において、第４図で説明した従
来の直流多回線送電の電力制御装置と同一部分について
は同一の符号を付してその説明は省略する。
しきい値検出比較器10は、直流連系線電力指令値ｒ
（制御器９の出力）が零近傍のしきい値（−α＜ｒ＜
α、αは零近傍の正値）であることを検出し、そのと
き、汐流バイアス設定器11のスイッチをONする。そのと
き、汐流バイアス設定器11により設定された汐流バイア
ス電力ｘが、各連系線に対する直流連系線電力指令値ｒ
に、それぞれ符号が反対で同じ大きさで汐流バイアス加
算器12,13において加えらえて変換器3,4および5,6に与
えられ、直流送電線１、および２における直流連系線電
力出力P1,P2が決定される、このことを第３図に示す。
また、このことは次式のように表わされる。
（制御器９の出力）が零近傍のしきい値（−α＜ｒ＜
α、αは零近傍の正値）であることを検出し、そのと
き、汐流バイアス設定器11のスイッチをONする。そのと
き、汐流バイアス設定器11により設定された汐流バイア
ス電力ｘが、各連系線に対する直流連系線電力指令値ｒ
に、それぞれ符号が反対で同じ大きさで汐流バイアス加
算器12,13において加えらえて変換器3,4および5,6に与
えられ、直流送電線１、および２における直流連系線電
力出力P1,P2が決定される、このことを第３図に示す。
また、このことは次式のように表わされる。
このとき、回線トータルとしての平均直流連系線電力
出力Ｐは前記（１），（２）式により次式で導かれる。
出力Ｐは前記（１），（２）式により次式で導かれる。
従って（３）式により、回線トータルとしての平均直
流連系線電力出力Ｐは、常に、直流連系線電力指令値ｒ
に対してリニアに変化することがわかる。
流連系線電力出力Ｐは、常に、直流連系線電力指令値ｒ
に対してリニアに変化することがわかる。
以上説明したように本実施例によれば、直流連系線電
力指令値ｒが零近傍においても、回線トータルとしての
リニアな電力制御を行なうことができる。
力指令値ｒが零近傍においても、回線トータルとしての
リニアな電力制御を行なうことができる。
以上説明したように本発明によれば直流連系線電力指
令値零近傍においても、直流多回線送電の回線トータル
としてのリニアな電力制御を可能とし、直流多回線送電
の電力制御性を向上させることができる。
令値零近傍においても、直流多回線送電の回線トータル
としてのリニアな電力制御を可能とし、直流多回線送電
の電力制御性を向上させることができる。
第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は従来
の直流連系線電力指令値と直流連系線電力出力の関係を
表す図、第３図は第１図における直流連系線電力指令値
と直流連系線電力出力の関係を表す図、第４図は従来の
電力制御装置の構成図である。 A,B……交流系統、1,2……直流送電線、 3,4,5,6……交直変換装置、 7,8……周波数偏差検出器、９……制御器、 10……しきい値検出比較器、11……汐流バイアス設定
器、 12,13…汐流バイアス加算器。
の直流連系線電力指令値と直流連系線電力出力の関係を
表す図、第３図は第１図における直流連系線電力指令値
と直流連系線電力出力の関係を表す図、第４図は従来の
電力制御装置の構成図である。 A,B……交流系統、1,2……直流送電線、 3,4,5,6……交直変換装置、 7,8……周波数偏差検出器、９……制御器、 10……しきい値検出比較器、11……汐流バイアス設定
器、 12,13…汐流バイアス加算器。
Claims (1)
- 【請求項１】２つの交流系統の各々の周波数偏差を検出
する装置と、前記装置が検出した前記各々の周波数偏差
に基づき直流連系線電力指令値を出力する制御器と、前
記制御器の直流連系線電力指令値に応じた直流連系線電
力を出力することにより前記交流系統間の電力潮流制御
を行なう交直変換装置とからなる直流多回線送電の電力
制御装置において、前記制御器からの直流連系線電力指
令値に基づき前記交直変換装置から前記交流系統間に出
力する直流連系線電力が、前記交直変換装置の運転上問
題となる値となるしきい値内に有することを検出するし
きい値検出比較器と、前記しきい値検出比較器によって
前記直流連系線電力指令値がしきい値内と検出された場
合に、前記直流多回線の両方向に前記直流連系電力指令
値にバイアス電力を加算するバイアス設定器を設けるこ
とを特徴とする直流多回線送電の電力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63139404A JP2659997B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 直流多回線送電の電力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63139404A JP2659997B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 直流多回線送電の電力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01311824A JPH01311824A (ja) | 1989-12-15 |
| JP2659997B2 true JP2659997B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=15244471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63139404A Expired - Lifetime JP2659997B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 直流多回線送電の電力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2659997B2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-08 JP JP63139404A patent/JP2659997B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01311824A (ja) | 1989-12-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606 Year of fee payment: 12 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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