JP2659924B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2659924B2 JP31515195A JP31515195A JP2659924B2 JP 2659924 B2 JP2659924 B2 JP 2659924B2 JP 31515195 A JP31515195 A JP 31515195A JP 31515195 A JP31515195 A JP 31515195A JP 2659924 B2 JP2659924 B2 JP 2659924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICパッケージ、又
はICパッケージを搭載したキャリア用のICソケット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばICパッケージを搭載した
キャリア10用のICソケットとして、図7に示すよう
な構造のものが一般に使用されている。この例では、ソ
ケット本体22と、このソケット本体22と枢着部23
で枢支され、スプリング25で開放状態に保持されてい
るカバー24とよりなり、前記ソケット本体22には所
定間隔で複数のコンタクトピン21が植設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなI
Cソケットでは所定間隔で複数のコンタクトピン21は
ICパッケージを載置してカバー24で押圧されるとバ
ネ部21aが湾曲してICパッケージのリードと一定圧
で接触するので、コンタクトピン21の本数の多いIC
ソケットでは大きな押圧力が必要である。例えば、コン
タクトピン21の接触圧が30g重で、本数が700本
の場合は約21kg重の押圧力が必要である。
【0004】しかも、カバー24はスプリング25によ
り開放状態に弾圧されているので、ICパッケージを載
置してカバー24を閉じる場合には、枢着部23からの
カバー24の長さ(枢着部23と反対側の係止部まで)
を考慮してもスプリング25の弾性力とコンタクトピン
21のバネ部21aの弾性力の合計との和に近い力でカ
バー24を押すことが必要であり、作業性が良くない。
【0005】この問題を解決する一方法として、図8に
示すように線状のコンタクピン31の中間部が遊嵌され
る孔33aが穿設されているスライドプレート33を設
け、このスライドプレート33を水平に移動させること
により、コンタクトピン31を湾曲させて上端を下降さ
せるものがあるが、スライドプレート33を移動させる
ための機構を別に設けていたので、製造が大変で、又I
CソケットへのICパッケージの着脱の自動化にも不向
きであった。
【0006】本発明は上述の問題を解決して、カバーの
開閉時に大きな押圧力が必要でない作業性の良いICソ
ケットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、ソケット本体2と、その一辺の枢着部11により
枢支されているカバー4よりなるICソケットにおい
て、前記ソケット本体2にはその底部2aから所定間隔
で植設された線状の複数のコンタクトピン1と、このコ
ンタクトピン1の垂直部1aの中間でこの垂直部1aを
遊嵌せしめる孔3aが穿設してあるスライドプレート3
と、前記コンタクトピン1の先端の接触部1bを遊嵌せ
しめる孔6aが穿設してあるフローティングプレート6
とを具備しており、前記カバー4には前記枢着部11の
下方に延伸しているアーム4cが具備してあり、このア
ーム4cと前記スライドプレート3とは軸8により係合
してカバー4の開閉に伴ってスライドプレート3を水平
方向に移動せしめるように構成し、前記フローティング
プレート6は前記ソケット本体2に対して上下動可能に
保持されて、かつスプリング7により上側に弾圧されて
いるように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一の実施の形態
を示すICソケットの垂直断面図、図2はコンタクトピ
ンの取付け部分の拡大断面図、図3はカバーを開いた状
態の平面図である。
【0009】このICソケットは箱形のソケット本体2
と、その一辺に突出した枢着部11で枢支されたカバー
4よりなる。前記ソケット本体2の底部2aには図2に
示すようにクランク状に曲折された弾性体の線状のコン
タクトピン1が第一コンタクトピン保持部材15と第二
コンタクトピン保持部材14で挟持されて所定間隔で植
設されている。このコンタクトピン1は上側(図2の左
側)は垂直部1aとなり、その先端は接触部1bとな
り、下側(図2の右側)は垂直に曲折して底部2aを貫
通して外部回路と接続する接続部1cが形成されてい
る。
【0010】前記コンタクトピン1の垂直部1aの中間
の位置には、総ての前記垂直部1aをそれぞれ遊嵌させ
ている複数の孔3aが穿設されているスライドプレート
3が水平に設けられており、その一端は前記カバー4か
ら前記枢着部11と反対側に延伸しているアーム4cと
軸8で連結されている。又、他端は前記ソケット本体2
の箱形の対向する両側面に斜めに開設された溝2bと係
合し、前記カバー4の開閉に伴ってスライドプレート3
が水平に移動するように構成されている。
【0011】更に、スライドプレート3は孔3aを介し
て前記コンタクトピン1の垂直部1aを常に湾曲した状
態にしており、この垂直部1aの湾曲に対する弾性復元
力によって、スライドプレート3は図1に示すB方向に
弾圧されており、スプリング5はカバー4とアーム4c
を介してスライドプレート3を図1に示すA方向に弾圧
している。この時、スプリング5の弾性力は、全てのコ
ンタクトピン1の垂直部1aの弾性復元力の合計より強
めに設定されている。そのため、カバー4とソケット本
体2のロック部を外した状態では、スライドプレート3
は図1に示すA方向へ移動している。
【0012】前記コンタクトピン1の接触部1bの位置
には、総ての前記接触部1bをそれぞれ遊嵌させている
複数の孔6aが穿設され、かつフック6bでソケット本
体2に対して上限が規制されている上下動可能なフロー
ティングプレート6が設けられており、このフローティ
ングプレート6は中心部で前記ソケット本体1の底部2
aとの間に前記スライドプレート3の中央部の窓を貫通
しているスプリング7により上限位置に弾圧されされて
いるように保持されている。
【0013】なお、ソケット本体2の底部2aを貫通し
ているコンタクトピン1の接続部1cの保護用にソケッ
ト本体2に対して下限が規制されているロケートボード
12が上下動可能に設けられている。図1の状態は本発
明のICソケットをプリント基板16に装着した状態の
もので、プリント基板16に装着していない状態ではロ
ケートボード12は図の一点鎖線の状態になり得るもの
である。このことにより、コンタクトピン1の接続部1
cの保護、又は矯正が可能である。
【0014】又、図3に示すように、このICソケット
の上面には後述するキャリア10の位置決め用にガイド
9が3個所突出している。
【0015】次に上述のICソケットの動作を説明す
る。図1に示すICソケットは、図4に示すようなTC
P用キャリア10を載置するタイプのICソケットであ
る。このTCP用キャリア10は一般にTCP(Tap
e Carrier Package)と呼ばれている
図4の19に示すようなICパッケージを搭載し、更
に、キャリア本体10aには前記ソケット本体2の位置
決め用ガイド9と係合して位置決め可能なように溝13
が3個所開設されている。
【0016】本発明のICソケットはカバー4を開放状
態にすると、スライドプレート3はカバー4のアーム4
cにより押されて水平に図1のA方向に移動し、コンタ
クトピン1の垂直部1aの中央部をコンタクトピン1の
垂直部1aの有する弾性力に抗して一斉にA方向に押す
ことになり、この垂直部1aは湾曲して接触部1bはフ
ローティングプレート6の孔6aの内部に退避する。
【0017】この状態でTCP19を搭載したキャリア
10を溝13とガイド9とを合わせてICソケットの上
に載せ、カバー4をスプリング5の弾性力に抗して先端
のフック部をソケット本体2のフック部方向に押し下げ
ると、先ずカバー4の枢着部11側の第一押圧部4aが
キャリア10の片側を押圧すると、前記の位置決め用ガ
イド9とキャリア本体10aの溝13の間には、キャリ
ア10を自動機によって装着するために僅かな隙間が設
けられているため、キャップ10とフローティングプレ
ート6が僅かに傾き、同時にスライドプレート3はコン
タクトピン1の垂直部1aの弾性復元力とアーム4cに
よって引かれる力で図1のB方向に移動する。
【0018】次に更に押し下げて前記両フック部が係合
するようにするとカバー4は水平状態となると共に、カ
バー4の先端部の第二押圧部4bもキャリア10を押圧
し、フローティングプレート6と共にキャリア10も水
平状態となる。
【0019】この時、スライドプレート3により湾曲状
態に押されていたコンタクトピン1の垂直部1aはスラ
イドプレート3がB方向に移動するに伴い、垂直に近い
状態となるが、コンタクトピン1は接触圧を有する程度
の湾曲は残されており、これに伴って先端の接触部1b
は上方に移動する。
【0020】上述のコンタクトピン1の接触部1bの上
昇と、フローティングプレート6の傾斜しながらの下降
により、コンタクトピン1の接触部1bとキャリア10
の接続端子10bとは擦れ合いながら接触するので、い
わゆるワイピング効果が得られる。
【0021】カバー4を開く場合は、コンタクトピン1
の垂直部1aの弾性力に抗して、カバー4を開く方向に
弾圧しているスプリング5の弾性力にのみによって、フ
ック部を外すだけでカバー4が開く。
【0022】又、カバー4が開いている状態では、仮に
フローティングプレート6を押圧してもコンタクトピン
1の接触部1bは孔6aより突出しないような寸法であ
るので、接触部1bを損傷する危険はない。
【0023】本発明は、TCP用キャリアのためのIC
ソケットに限定するものでなく、ICパッケージ、又は
ICキャリアの位置決め方法を変えることで、他の種類
のICパッケージ及びICキャリアにも適用出来る。例
えば、QFP型ICパッケージの場合ならば、図5に示
すように、フローティングプレート6に位置決め用ガイ
ド6cを設けて、ICパッケージ本体18を位置決め用
ガイド6cで位置決めし、リード17とコンタクトピン
1との接触を行う。又、PLCC型ICパッケージの場
合ならば、図6に示すように、フローティングプレート
6にリード17を位置決めするための凹部6dを設けて
いる。
【0024】
【発明の効果】カバー4の開閉動作により、スライドプ
レート3を水平方向に移動させて総てのコンタクトピン
1を一斉に湾曲、又は湾曲解除させるので、操作が簡単
である。
【0025】カバー4を開くように作用しているスプリ
ング5の弾性力はコンタクトピン1の弾性力に抗して湾
曲させる力に利用出来るので、コンタクトピン1を容易
に湾曲させることが出来る。
【0026】カバー4を閉じる際にはコンタクトピン1
の弾性復元力がスプリング5の弾性力に反抗するように
作用するので、カバー4を閉じるのが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すICソケット
の縦断面図である。
【図2】コンタクトピンの取付け部分の拡大断面図であ
る。
【図3】カバーを開いた状態の平面図である。
【図4】キャリアの斜視図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すQFP型ICパ
ッケージを装着したICソケットの部分拡大断面図であ
る。
【図6】本発明の第三の実施の形態を示すPLCC型I
Cパッケージを装着したICソケットの部分拡大断面図
である。
【図7】従来のTCP用ICキャリア用のICソケット
の縦断面図である。
【図8】線状コンタクピンを一斉に湾曲させる説明図で
ある。
【符号の説明】
1 コンタクトピン 1a 垂直部 1b 接触部 1c 接続部 2 ソケット本体 2a 底部 2b 溝 3 スライドプレート 3a 孔 4 カバー 4a 第一押圧部 4b 第二押圧部 4c アーム 5 スプリング 6 フローティングプレート 6a 孔 7 スプリング 8 軸 9 ガイド 10 キャリア 11 枢着部 12 ロケートボード 13 溝 14 第二コンタクトピン保持部材 15 第一コンタクトピン保持部材 16 プリント基板 17 リード 18 ICパッケージ本体 19 TCP

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット本体と、その一辺の枢着部によ
    り枢支されているカバーよりなるICソケットにおい
    て、前記ソケット本体にはその底部から所定間隔でほぼ
    垂直に植設された線状の複数のコンタクトピンと、この
    コンタクトピンの長手方向の中間部を遊嵌せしめる孔が
    穿設してあるスライドプレートと、前記コンタクトピン
    の先端部を遊嵌せしめる孔が穿設してあるフローティン
    グプレートとを具備しており、前記カバーには前記枢着
    部の下方に延伸しているアームが具備してあり、このア
    ームと前記スライドプレートとは軸により係合してカバ
    ーの開閉に伴ってスライドプレートを水平方向に移動せ
    しめるように構成し、前記フローティングプレートは前
    記ソケット本体に対して上下動可能に保持されて、かつ
    スプリングにより上側に弾圧されているように構成され
    ていることを特徴とするICソケット。
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WO2008102652A1 (ja) * 2007-02-21 2008-08-28 Japan Aviation Electronics Industry, Limited ソケット及びこれを使用する検査装置
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JP6239382B2 (ja) * 2013-12-27 2017-11-29 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット

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