JP2659770B2 - 耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方法 - Google Patents
耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方法Info
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- JP2659770B2 JP2659770B2 JP63287515A JP28751588A JP2659770B2 JP 2659770 B2 JP2659770 B2 JP 2659770B2 JP 63287515 A JP63287515 A JP 63287515A JP 28751588 A JP28751588 A JP 28751588A JP 2659770 B2 JP2659770 B2 JP 2659770B2
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- resin foam
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、２液又は３液以上の原材料を混合撹拌しこ
の混合液を成形型に注入して耐炎性樹脂発泡体成形品を
製造する方法に関するものである。
の混合液を成形型に注入して耐炎性樹脂発泡体成形品を
製造する方法に関するものである。
（従来の技術） 従来、この種の耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方法で
は、例えば、シリコーン樹脂発泡体（古河電工商品名SE
F−1900）について説明すると、原材料のＡ液及びＢ液
を略々等量混合撹拌することにより、約3.5倍（比重約
0.4g/c.c.）の耐炎性樹脂発泡体が容易に得られる。
は、例えば、シリコーン樹脂発泡体（古河電工商品名SE
F−1900）について説明すると、原材料のＡ液及びＢ液
を略々等量混合撹拌することにより、約3.5倍（比重約
0.4g/c.c.）の耐炎性樹脂発泡体が容易に得られる。
しかしながら、このような従来の方法では、実は、所
望する形状の発泡体成形品を得ることは極めて難しいの
であった。
望する形状の発泡体成形品を得ることは極めて難しいの
であった。
（発明が解決しようとする課題） このような従来の方法における問題点を、図面によっ
て、さらに詳細に説明すると次の如くである。
て、さらに詳細に説明すると次の如くである。
第３図は、所望の形状の、この場合には、円柱状の成
形型１を示し、参照数字２はＡ、B2液を混合撹拌した発
泡前の原材料混合液を示している。
形型１を示し、参照数字２はＡ、B2液を混合撹拌した発
泡前の原材料混合液を示している。
第４図における参照数字３は、注入した原材料混合液
の発泡終了後の断面図における発泡体成形品を示してい
る。
の発泡終了後の断面図における発泡体成形品を示してい
る。
この場合、この第４図に示すように、該発泡体成形品
３の底部Ａは凹み、又、該発泡体成形品３の上部Ｂは凸
の状態を呈する成形品となる。従って、該成形品は、上
下が凹凸となり、上下両面の平滑な円柱状の成形品とは
ならず、第４図に示すＡ′−Ａ″面、Ｂ′−Ｂ″面でそ
れぞれ切断するなどの後加工の方法が採用されていた。
これにより、加工工程の増加、歩留の悪化、発泡体成形
品の上下面に形成される表皮層、すなわちスキンが活か
されず、成形品自体の強度の低下、外観不良など多くの
問題があった。
３の底部Ａは凹み、又、該発泡体成形品３の上部Ｂは凸
の状態を呈する成形品となる。従って、該成形品は、上
下が凹凸となり、上下両面の平滑な円柱状の成形品とは
ならず、第４図に示すＡ′−Ａ″面、Ｂ′−Ｂ″面でそ
れぞれ切断するなどの後加工の方法が採用されていた。
これにより、加工工程の増加、歩留の悪化、発泡体成形
品の上下面に形成される表皮層、すなわちスキンが活か
されず、成形品自体の強度の低下、外観不良など多くの
問題があった。
（課題を解決するための手段） 本発明者等は、このような従来方法の欠点を解消する
よう鋭意研究を行なった結果、これらの問題点を一気に
解決する方法を見出し、本発明を完成するに到った。
よう鋭意研究を行なった結果、これらの問題点を一気に
解決する方法を見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方
法は、その実施例が図面にもみられるように、２液又は
３液以上の原材料を混合しこれを成形型に注入して所望
形状の耐炎性樹脂発泡体成形品を製造する方法におい
て、前記の２液又は３液以上の原材料からなる混合液を
注入する所望形状の成形型の底部に、該混合液と親和性
を有する布状物体を予め敷いて置き、次いで前記混合液
を前記成形型中に注入した後、前記原材料混合液が発泡
を完了する前に、前記原材料混合液と親和性を有する布
状物体を、前記成形型内の注入した原材料混合液の上部
に載置することを特徴とする。
法は、その実施例が図面にもみられるように、２液又は
３液以上の原材料を混合しこれを成形型に注入して所望
形状の耐炎性樹脂発泡体成形品を製造する方法におい
て、前記の２液又は３液以上の原材料からなる混合液を
注入する所望形状の成形型の底部に、該混合液と親和性
を有する布状物体を予め敷いて置き、次いで前記混合液
を前記成形型中に注入した後、前記原材料混合液が発泡
を完了する前に、前記原材料混合液と親和性を有する布
状物体を、前記成形型内の注入した原材料混合液の上部
に載置することを特徴とする。
ここでいう耐炎性樹脂発泡体とは、前記のシリコーン
樹脂系発泡体だけではなく、耐炎性、熱発泡性発泡体、
又、例えば西独バイエル社製商品名Fomoxなどの発泡体
等があり、２液又は３液以上の原材料を混合撹拌して、
成形型に注入して発泡体成形品が得られる組成物なら
ば、特に限定するものではない。
樹脂系発泡体だけではなく、耐炎性、熱発泡性発泡体、
又、例えば西独バイエル社製商品名Fomoxなどの発泡体
等があり、２液又は３液以上の原材料を混合撹拌して、
成形型に注入して発泡体成形品が得られる組成物なら
ば、特に限定するものではない。
次に、前記原材料の発泡性混合液体２と親和性のある
布状物体としては、例えば、ガラス繊維からなる布状物
体、網状物体、炭素繊維、ポリアミド等の合成繊維から
なるものでよく、特に限定するものではないが、該発泡
体成形品３の使用目的からして、耐熱性の材質であれば
一層好ましい。又、親和性のある布状物体としてある
が、用途、目的によっては、多少厚みのある物体（例え
ばフェルト状）でもよく、別述すると発泡樹脂成型品の
厚さより薄い物体を意味する。
布状物体としては、例えば、ガラス繊維からなる布状物
体、網状物体、炭素繊維、ポリアミド等の合成繊維から
なるものでよく、特に限定するものではないが、該発泡
体成形品３の使用目的からして、耐熱性の材質であれば
一層好ましい。又、親和性のある布状物体としてある
が、用途、目的によっては、多少厚みのある物体（例え
ばフェルト状）でもよく、別述すると発泡樹脂成型品の
厚さより薄い物体を意味する。
（実施例） 本発明を実施例によって図面にてさらに説明する。
前述の従来のものと同様の原材料及び成形型を使用し
て、第１図における参照数字４のように、発泡性原材料
混合液体２の底部に、該混合液体２と親和性のある布状
物体４を敷き、前記成形型内に注入した該原材料混合液
体２の最上部にも、同様に親和性のある布状物体５を載
置した（第１図参照）。このようにして、発泡終了させ
た発泡体３は、第２図に示すように、上下両面が略々平
滑な円柱状の成形体３となった。
て、第１図における参照数字４のように、発泡性原材料
混合液体２の底部に、該混合液体２と親和性のある布状
物体４を敷き、前記成形型内に注入した該原材料混合液
体２の最上部にも、同様に親和性のある布状物体５を載
置した（第１図参照）。このようにして、発泡終了させ
た発泡体３は、第２図に示すように、上下両面が略々平
滑な円柱状の成形体３となった。
（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば、上下両面の平滑
な所望する成形品を極めて容易に得ることができる。従
来の方法に比較して、成形体の表面層、底面層などの切
断等の後加工の工程が不要であり、歩留の向上、成形品
の外観向上をもたらし、上下表皮層を有効にそのまま利
用することができる。又、親和性のある布状物体との複
合化によって、一層強度のある発泡体成形品を得ること
ができる。
な所望する成形品を極めて容易に得ることができる。従
来の方法に比較して、成形体の表面層、底面層などの切
断等の後加工の工程が不要であり、歩留の向上、成形品
の外観向上をもたらし、上下表皮層を有効にそのまま利
用することができる。又、親和性のある布状物体との複
合化によって、一層強度のある発泡体成形品を得ること
ができる。
又、耐熱性布状物を使う事によって、該成型品の耐熱
性をより向上させる効果もある。
性をより向上させる効果もある。
第１図は、本発明の一実施例に係る発泡性原材料混合液
と、それを容れた成形型と、布状物体とを示す断面略図
であり、 第２図は、同じく注入した原材料混合液の発泡終了後の
発泡体成形品と上下の布状物体とを示す断面略図であ
り、 第３図は、従来の一例における発泡性原材料混合液と、
それを注入した成形型とを示す断面略図であり、さら
に、 第４図は、同じく従来の一例における注入した原材料混
合液の発泡終了後の発泡体成形品を示す断面略図であ
る。 １……成形型、２……発泡性原材料混合液 ３……発泡終了後の発泡体成形品 ４……底部に敷いて設けた親和性布状物体 ５……上部に載置した親和性布状物体
と、それを容れた成形型と、布状物体とを示す断面略図
であり、 第２図は、同じく注入した原材料混合液の発泡終了後の
発泡体成形品と上下の布状物体とを示す断面略図であ
り、 第３図は、従来の一例における発泡性原材料混合液と、
それを注入した成形型とを示す断面略図であり、さら
に、 第４図は、同じく従来の一例における注入した原材料混
合液の発泡終了後の発泡体成形品を示す断面略図であ
る。 １……成形型、２……発泡性原材料混合液 ３……発泡終了後の発泡体成形品 ４……底部に敷いて設けた親和性布状物体 ５……上部に載置した親和性布状物体
Claims (1)
- 【請求項１】２液又は３液以上の原材料を混合しこれを
成形型に注入して所望形状の耐炎性樹脂発泡体成形品を
製造する方法において、 前記の２液又は３液以上の原材料からなる混合液を注入
する所望形状の成形型の底部に、該原材料混合液と親和
性を有する布状物体を予め敷いて置き、次いで前記原材
料混合液を前記成形型中に注入した後、前記原材料混合
液が発泡を完了する前に、前記混合液と親和性を有する
布状物体を、前記注入した原材料混合液の上部に載置す
ることを特徴とする耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63287515A JP2659770B2 (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | 耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63287515A JP2659770B2 (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | 耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02134221A JPH02134221A (ja) | 1990-05-23 |
| JP2659770B2 true JP2659770B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=17718340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63287515A Expired - Lifetime JP2659770B2 (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | 耐炎性樹脂発泡体成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2659770B2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-16 JP JP63287515A patent/JP2659770B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02134221A (ja) | 1990-05-23 |
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