JP2659681B2 - 錠剤包装機用管理装置 - Google Patents

錠剤包装機用管理装置

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JP2659681B2
JP2659681B2 JP8225794A JP8225794A JP2659681B2 JP 2659681 B2 JP2659681 B2 JP 2659681B2 JP 8225794 A JP8225794 A JP 8225794A JP 8225794 A JP8225794 A JP 8225794A JP 2659681 B2 JP2659681 B2 JP 2659681B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィルム
に錠剤を収納するためのポケットを一定間隔で形成し、
ポケットに錠剤を供給し、プラスチックフィルムにシー
ルする錠剤包装機の稼働状態を検出し、管理レポートと
して出力する錠剤包装機用管理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、錠剤を収納するためのポケットを
一定間隔でウエブ状のプラスチックフィルムに成形する
成形装置と、ポケットに錠剤を供給する錠剤供給装置
と、プラスチックフィルムにアルミ箔を接着しカプセル
を密閉するシール装置と、シールされたプラスチックフ
ィルムを必要な大きさに切断して錠剤シートを製造する
切断装置とを有する錠剤包装機が使用されている。従来
の錠剤包装機において、製造装置の各部の温度等の製造
条件データを検出し、フィードバック制御により、製造
条件を制御することが行われていた。一方、錠剤は、薬
品として飲用されるものであり、人体に直接影響を与え
るため、品質が厳しく管理されている。そのため、錠剤
包装機においても、製造条件データが警報レベルを越え
たときには、異常を検出して錠剤包装機を停止する制御
を行ない、人が異常を確認することにより錠剤の品質を
保証することが行われていた。このとき、異常を検出し
て錠剤包装機が停止する直前のデータが不明のため、安
全を重視して直前の製品を廃棄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題があった。すなわち、従来の
錠剤包装機では、異常を検出した場合に錠剤包装機を停
止しているだけで、正常な状態での錠剤包装機の製造条
件データを記録していないため、製造条件データが確実
に設定値内にあることを常時確認し、保証する証拠を残
す手立てがなかった。また、従来の錠剤包装機で異常を
検出せずに製造したロット等で不良品が発見された場合
でも、そのロットの製造条件データが残されていないた
め、不良の発生原因を突き止めることが困難であった。
また、異常を検出して錠剤包装機が停止する直前の製品
を廃棄することは、コストアップを生じていた。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、製造条
件データを常時記録することが可能な錠剤包装機用管理
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、 (1)本発明の錠剤包装機用管理装置は、錠剤を収納す
るためのポケットをプラスチックフィルムに成形する成
形手段と、該ポケットに錠剤を供給する錠剤供給手段
と、錠剤が収納されたプラスチックフィルムにフタフィ
ルムを貼り付け密閉するシール手段と、シールされたプ
ラスチックフィルムを所定の大きさに切断する切断手段
とを有する錠剤包装機を管理する錠剤包装機用管理装置
であって、所定の時間間隔で前記各手段のうちいずれか
1つ以上の手段の製造条件を計測する製造条件計測手段
と、製造条件計測手段が計測したデータを記憶する製造
条件記憶手段と、所定のタイミングで製造条件記憶手段
が記憶するデータを管理レポートとして出力するプリン
ト手段を有している。 (2)本発明の錠剤包装機用管理装置は、(1)に記載
するものにおいて、錠剤包装機の異常検出手段が異常を
検出した時に、その異常信号を受けて、製造条件計測手
段が製造条件を計測し、製造条件記憶手段に記憶するこ
とを特徴とする。
【0006】(3)本発明の錠剤包装機用管理装置は、
(2)に記載するものにおいて、製造条件計測手段が、
異常検出手段が検出した異常の種類、発生回数、発生時
刻、機械停止時間のいずれか1つ以上のデータを製造条
件記憶手段に記憶させることを特徴とする。 (4)本発明の錠剤包装機用管理装置は、(1)に記載
するものにおいて、プリント手段が、錠剤品種の切替え
時、錠剤ロットの切替え時、一日の生産終了時のいずれ
か1つ以上のタイミングで前記管理レポートを出力する
ことを特徴とする。 (5)本発明の錠剤包装機用管理装置は、(1)及至
(4)に記載するものにおいて、製造条件が、成形手段
で使用されているヒータ温度、成形手段の金型温度、シ
ール手段で使用されているヒータ温度、シール手段のシ
ールローラ温度のいずれか1つ以上のデータを含むこと
を特徴とする。
【0007】(6)本発明の錠剤包装機用管理装置は、
(1)及至(4)に記載するものにおいて、製造条件
が、成形手段のエアブロー圧力、または前記シール手段
の加圧用エア圧力のいずれかを含むことを特徴とする。 (7)本発明の錠剤包装機用管理装置は、(1)及至
(4)に記載するものにおいて、錠剤供給手段で供給す
る錠剤のカケ、割れを検出する錠剤異常検出手段を有
し、製造条件が錠剤異常検出手段の検出データを含むこ
とを特徴とする。 (8)本発明の錠剤包装機用管理装置は、(1)及至
(4)に記載するものにおいて、製造条件が、錠剤包装
機の稼働時間、生産時間、包装材料使用量、稼働率、良
品率、包装材料ロス率、保全データのうちのいずれか1
つ以上のデータを含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の錠剤包装機用管理装置が管理する錠剤
包装機の成形手段は、錠剤を収納するためのポケットを
所定のピッチでプラスチックフィルム上に成形する。ま
た、錠剤供給手段は、プラスチックフィルム上に成形さ
れたポケットに錠剤を供給する。また、シール手段は、
錠剤が収納されたプラスチックフィルムにシールを加熱
により貼り付け密閉する。また、切断手段は、シールさ
れたプラスチックフィルムを所定の大きさに切断する。
本発明の錠剤包装機用管理装置の製造条件計測手段は、
所定の時間間隔で錠剤包装機の各手段のうちいずれか1
つ以上の手段の製造条件を計測する。また、製造条件記
憶手段は、製造条件計測手段が計測したデータを記憶す
る。
【0009】ここで、製造条件として、成形手段で使用
されているヒータ温度、成形手段の金型温度、シール手
段で使用されているヒータ温度、シール手段のシールロ
ーラ温度のいずれか1つ以上のデータを含むと良い。ま
た、製造条件として、成形手段のエアブロー圧力、また
は前記シール手段の加圧用エア圧力のいずれかを含むと
良い。また、錠剤異常検出手段が、錠剤供給手段で供給
する錠剤のカケ、割れを検出すると共に、製造条件とし
て、錠剤異常検出手段の検出データを含むと良い。ま
た、製造条件として、錠剤包装機の稼働時間、生産時
間、包装材料使用量、稼働率、良品率、包装材料ロス
率、保全データのうちのいずれか1つ以上のデータを含
むと良い。
【0010】また、プリント手段は、所定のタイミング
で製造条件記憶手段が記憶するデータを管理レポートと
して出力する。ここで、所定のタイミングとして、錠剤
品種の切替え時、錠剤ロットの切替え時、一日の生産終
了時のいずれか1つ以上のタイミングを設定し、プリン
ト手段は、そのタイミングで管理レポートを出力すると
良い。また、製造条件計測手段は、異常検出手段が検出
した異常の種類、発生回数、発生時刻、機械停止時間の
いずれか1つ以上のデータを製造条件記憶手段に記憶さ
せると良い。そして、錠剤包装機の異常検出手段が異常
を検出した時に、その異常信号を受けて、製造条件計測
手段は、製造条件データを計測し、計測したデータを製
造条件記憶手段に記憶させる。これら製造条件記憶手段
に記憶されたデータは、プリント手段により、管理レポ
ートとして出力される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例である錠
剤包装機を図面に基づいて詳細に説明する。図6に錠剤
包装機の構成を概念図で示す。平坦なウエブ状のプラス
チックフィルム22がロール21状態で供給される。プ
ラスチックフィルム22は、プラスチックフィルム22
を変形可能な温度まで加熱する加熱器23、および錠剤
を収納するための4列5連のポケット成形するための成
形機24を通過して、ポケットに対応する凹部が外周に
形成された間欠駆動ローラ25により間欠的に搬送され
ている。間欠的に搬送されるのは、成形機24の動作が
間欠的だからである。加熱器23はヒータにより所定の
温度に加熱された上金型と下金型とを有し、上下金型に
よりプラスチックフィルム22が加熱されるため、加熱
作業中は、プラスチックフィルム22が停止している必
要がある。成形金型で成形されるとき、エアブローによ
り、プラスチックフィルム22が金型に押し付けられ成
形される。
【0012】ポケットが形成されたプラスチックフィル
ム22は、間欠送りと連続送りとの間でプラスチックフ
ィルム22の張力を調整するためのダンサーローラ2
6、送りローラ27を介して、丸形の錠剤を供給するた
めのシュート29の下方を通過する。プラスチックフィ
ルム22のポケットには、シュート29により錠剤が供
給される。一方、シュート29には、フィーダ30によ
り錠剤が供給されている。
【0013】次に、錠剤がポケットに供給されたプラス
チックフィルム22にシール材であるアルミ箔31が合
わされて、シールローラ32,33により挟まれて加熱
接着される。シールローラ32,33は、ヒータにより
所定の温度に加熱されている。また、シールローラ3
2,33は、シール手段の加圧用エアにより所定の接触
圧力に保持されている。錠剤の供給工程においては、プ
ラスチックフィルム22は、シールローラ32,33に
より一定の速度で搬送されている。その後、プラスチッ
クフィルム22は、ダンサーローラ35、送りローラ3
6を介して、プラスチックフィルム22とアルミ箔31
とを、2列5連のシートに切断する打ち抜き機37に送
られる。打ち抜き機37の工程においては、打ち抜かれ
て残ったプラスチックフィルム22等は、駆動する図示
しない駆動ローラにより間欠的に送られている。ダンサ
ーローラ35は、この間欠送りと、カプセル供給工程で
の連続送りとの速度と張力の調整を取るためのものであ
る。
【0014】次に、本実施例の錠剤包装機の全体の作用
について説明する。平坦なウエブ状のプラスチックフィ
ルム22は、間欠駆動ローラ25により間欠的に搬送さ
れ、加熱器23により塑性変形可能な温度まで加熱さ
れ、停止のタイミングで成形機24により4列5連の凹
部であるポケットが形成される。成形機24では、プラ
スチックフィルム22が所定の温度に加熱された金型に
対して、所定のエアブロー圧力により押し付けられ、ポ
ケットが成形される。成形機24は、間欠的に順次成形
するので、ポケットは、4列の連続なものとして成形さ
れる。ポケットが形成されたプラスチックフィルム22
は、ダンサーローラ26により、間欠駆動と連続搬送の
調整が行われる。
【0015】次に、錠剤がシュート29によりポケット
に供給される。シュートへの錠剤の供給は、パーツフィ
ーダ30が行っている。一対のシールローラ32,33
により、全てのポケットに錠剤が収納されたプラスチッ
クフィルム22に、アルミ箔31が貼付けられる。シー
ルローラ32,33はヒータにより所定の温度に加熱さ
れており、さらに加圧用エアにより所定の接触圧力に加
圧されており、アルミ箔31は、加熱及び加圧によりプ
ラスチックフィルム22に接着される。アルミ箔31が
貼付けられたプラスチックフィルム22は、ダンサーロ
ーラ35により、間欠駆動と連続搬送の調整が行われ
る。次に、プラスチックフィルム22は、図示しない駆
動ローラにより間欠的に搬送される。そして、停止タイ
ミングで打ち抜き機37により、2列5連の錠剤シート
に打ち抜かれる。打ち抜かれた錠剤シートは、図示しな
い回収装置により段積みされて搬送される。また、打ち
抜かれて残ったプラスチックフィルム22は、図示しな
いゴミ箱により回収される。
【0016】次に、本発明の主要部である錠剤包装機用
管理装置の構成を図1に基づいて説明する。パーソナル
コンピュータ12が、RS−232Cケーブル14によ
りシーケンサ45に接続されている。ここで、シーケン
サ45は、製造条件データ計測プログラム46の指示を
受けて、錠剤包装機19で計測された各種データをパー
ソナルコンピュータ12に転送する。また、シーケンサ
45は、光ケーブルまたは同軸ケーブルで構成されるP
Cリンク16により、錠剤包装機19に接続している。
また、パーソナルコンピュータ12には、入力装置であ
るキーボード17、表示装置であるCRT11、管理レ
ポート20を出力するプリント装置であるプリンター1
8、及び外部記憶装置であるハードディスクドライブ1
3が接続されている。また、パーソナルコンピュータ1
2の構成は、演算処理手段であるCPU41、制御プロ
グラム等を記憶するROM42、及びデータ等を一時的
に記憶するRAM43より構成されている。そして、R
OM42には、錠剤包装機19の製造条件データ等が記
載された管理レポート20を出力するための管理レポー
トプログラム44、所定の時間間隔で錠剤包装機19の
各製造装置から温度等の製造条件データを読み込んで、
及びハードディスクドライブ13に記憶させる製造条件
データ計測プログラム46が記憶されている。
【0017】次に、上記構成を有する錠剤包装機用管理
装置の作用を説明する。製造条件データ計測プログラム
46は、シーケンサ45を介して所定の時間間隔で、錠
剤包装機19の以下に示す製造条件データを読み込ん
で、製造条件データ計測プログラム46に記憶させる。
ここで、所定の時間間隔は、パラメーターとして、キー
ボード17から入力される。本実施例では、10分間隔
で計測を行っている。 (1)錠剤包装機19の機械運転速度。 (2)加熱器23、成形機24、及びシールローラ3
2,33を加熱するための各ヒータの温度。 (3)成形機24で使用されている金型、及びシールロ
ーラ32,33の温度。 (4)成形機24において金型に対して、柔らかくなっ
ているプラスチックフィルム22を押し付けて成形する
ためのエアブロー圧力。 (5)シールローラ32,33を圧接させている駆動用
エア圧力。 (6)シュート29に取り付けられている図示しない錠
剤カケ検出器の検出データ。 (7)錠剤包装機19の稼働時間、生産時間、プラスチ
ックフィルム22の使用量、アルミ箔31の使用量。 (8)錠剤包装機の異常検出手段が検出した異常の種
類、発生回数、発生時刻、機械停止時間。
【0018】ここで、(2)、(3)、(4)が変化す
ると、成形温度または成形時間が変化するため、ポケッ
トの膜厚みが変化する。膜厚みが薄すぎると、強度が弱
くなると共に、防湿性が劣化する問題がある。また、
(5)が変化すると、アルミ箔31とプラスチックフィ
ルム22との接着強度が変化する。この接着強度が弱い
と防湿性が劣化する問題がある。さらに、以下のデータ
が製造条件データ計測プログラム46により読み込まれ
た製造条件データよりパーソナルコンピュータ12によ
り演算されて、ハードディスクドライブ13に記憶され
る。 (9)錠剤包装機19の稼働率、良品率、包装材料ロス
率、保全データ。
【0019】次に、ハードディスクドライブ13に記憶
されている上記データを管理レポート20として出力す
るための管理レポートプログラム44について、図2に
基づいて説明する。任意の時に作業者がキーボード17
で管理レポート20を入力することにより(S10,Y
ES)、プリンター18で管理レポート20が印刷され
る。これにより、途中経過をいつでも管理レポート20
として出力し、保存することができる。
【0020】また、ロットの切替え時には(S20,Y
ES)、自動的にプリンター18で管理レポート20が
印刷される。これにより、特定のロットの管理レポート
20を出力し、保存することができる。また、品目の切
替え時には(S30,YES)、自動的にプリンター1
8で管理レポート20が印刷される。これにより、特定
の品目の管理レポート20を出力し、保存することがで
きる。また、生産終了時(作業終了時)には(S40,
YES)、自動的にプリンター18で管理レポート20
が印刷される。これにより、一日毎の管理レポート20
を出力し、保存することができる。管理レポート20を
出力する時は、同時にデータをフロッピーディスクへ記
憶させている。データをフロッピーディスクに記憶させ
ているのは、ハードディスクドライブ13では、記憶を
順次上書きしていくため、古いデータを保存する必要が
あるためである。一方、S10,S20,S30,S4
0がいずれもNOの場合は、作業を継続する(S8
0)。
【0021】次に、プリンター18が出力する管理レポ
ート20の書式について説明する。図3に温度に関する
管理レポート20の1つである生データ表を示す。成形
機24の加熱金型、加熱下型、シールロール、打ち抜き
機37、ロットの刻印機の温度データを示している。8
時35分から錠剤包装機19を始動しているため、始め
の30分は温度の立ち上がり期間である。管理レポート
20の上部には、製造年月日、生産品目、ロット番号、
生産開始時刻、生産終了時刻が各々記録される。これに
より、後で特定のロット、品目等に関しての製造条件デ
ータを示す証拠を残すことができる。
【0022】さらに、温度に関しては、図4に示すよう
にデータをグラフ化し、管理レポート20として出力し
ている。図4に示すのは、上金型のデータである。横軸
に時間をとり、設定値120度、管理上限値123度、
管理下限値117度、警報上限値128度、警報下限値
112度である。データが警報上限値または警報下限値
を越えた場合には、錠剤包装機19の異常検出装置が、
警報を発して錠剤包装機19を停止させる。一方、デー
タが管理上限値及び管理下限値を越えた場合には、錠剤
包装機19の異常検出装置が異常を検出し、パーソナル
コンピュータ12に対して異常信号を送信する。この異
常信号を受けるとすぐに、製造条件データ計測プログラ
ム46は、通常のサンプリング間隔とは関係なく、シー
ケンサ45より製造条件データを読み込み、ハードディ
スクドライブ13に記憶させ、管理レポート20として
出力している。これにより、管理値を越えた場合のデー
タを書類として保存することができる。
【0023】次に、成形機24でのエアブロー圧力のデ
ータをグラフ化した表を図5に示す。成形のためのエア
ブロー圧力は、成形作業中に変化するため、管理上限値
として3.3Kgf/cm2、管理下限値として2.5
Kgf/cm2以内に管理している。図5に示す11時
35分現在の現在値は、上限値が3.1Kgf/cm2
で下限値が2.8Kgf/cm2であることを示してい
る。図4及び図5に示すように、温度や圧力のデータを
グラフ化して表示し、管理上限値及び管理下限値を記載
しているので、管理レポート20のグラフを見ることに
より、作業者は容易かつ迅速に製造条件の変化を認識す
ることができる。
【0024】以上詳細に説明したように、本実施例の錠
剤包装機用管理装置によれば、所定の時間間隔で、成形
機24、シールローラ32,33、打ち抜き機37のう
ちいずれか1つ以上の手段の温度、エア圧力を計測する
製造条件データ計測プログラム46と、製造条件データ
計測プログラム46が計測したデータを記憶するハード
ディスクドライブ13と、所定のタイミングでハードデ
ィスクドライブ13が記憶するデータを管理レポート2
0として出力するプリンター18を有しているので、製
造が正常な状態で行われている場合でも、各製造装置の
温度やエア圧力を所定時間間隔で記録した管理レポート
20を印刷しているため、製造が正常な状態で行われた
ことの証拠書類を残すことができる。
【0025】また、本実施例の錠剤包装機用管理装置
は、錠剤包装機19の異常検出装置が異常を検出した時
に、その信号を受けて、製造条件データ計測プログラム
46がすぐに製造条件を計測し、ハードディスクドライ
ブ13に記憶し、管理レポート20として出力している
ので、管理値を越えた場合の証拠書類を残すことができ
る。また、異常の原因を究明するのに役立つ。また、本
実施例の錠剤包装機用管理装置は、錠剤包装機19の異
常検出装置が検出した異常の種類、発生回数、発生時
刻、機械停止時間のいずれか1つ以上のデータを製造条
件記憶手段に記憶し、管理レポート20として出力して
いるので、錠剤包装機19における異常状態管理を容易
に行うことができる。
【0026】以上本発明の錠剤包装機用管理装置につい
て実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記実
施例に限定されることなく、色々な変形が可能である。
本実施例では、錠剤包装機用管理装置をパーソナルコン
ピュータで構成したが、錠剤包装機本体のマイクロコン
ピュータに組み込んでも良い。また、錠剤包装機が含ま
れる工程全体を管理するホストコンピュータに組み込ん
でも良い。また、本実施例では、プリンター18をパー
ソナルコンピュータ12に接続しているが、パーソナル
コンピュータ12からデータをフロッピーディスクに記
憶させ、他のプリンター18で管理レポート20を出力
しても同様である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の錠剤包装機用管理装置によれば、所定の時間間隔
で、各製造装置のうちいずれか1つ以上の装置の製造条
件データを計測する製造条件データ計測手段と、製造条
件データ計測手段が計測したデータを記憶する製造条件
記憶手段と、所定のタイミングで製造条件記憶手段が記
憶するデータを管理レポートとして出力するプリント手
段を有しているので、製造が正常な状態で行われている
場合でも、各製造装置の製造条件データを所定時間間隔
で記録した管理レポートを印刷しているため、製造が正
常な状態で行われたことの証拠書類を残すことができ
る。
【0028】また、本発明の錠剤包装機用管理装置は、
錠剤包装機の異常検出手段が異常を検出した時に、製造
条件計測手段が、通常のサンプリング間隔とは関係な
く、すぐに製造条件を計測し、製造条件記憶手段に記憶
し、管理レポートとして出力しているので、データが管
理値を越えた場合の証拠書類を残すことができる。ま
た、本発明の錠剤包装機用管理装置は、錠剤包装機の異
常検出手段が検出した異常の種類、発生回数、発生時
刻、機械停止時間のいずれか1つ以上のデータを製造条
件記憶手段に記憶し、管理レポートとして出力している
ので、錠剤包装機における異常状態管理を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である錠剤包装機用管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】管理レポートプログラムの作用を示すフローチ
ャートである。
【図3】温度データに関する管理レポートを示す図であ
る。
【図4】温度グラフに関する管理レポートを示す図であ
る。
【図5】エア圧力グラフに関する管理レポートを示す図
である。
【図6】本発明の錠剤包装機の全体の構成を示す概念図
である。
【符号の説明】
11 CRT 12 パーソナルコンピュータ 13 ハードディスクドライブ 18 プリンター 19 錠剤包装機 20 管理レポート 22 プラスチックフィルム 24 成形機 32,33 シールローラ 37 打ち抜き機 44 管理レポートプログラム 45 シーケンサ 46 製造条件データ計測プログラム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−137720(JP,A) 特開 平5−221430(JP,A) 特公 平3−6054(JP,B2) 特公 平7−40001(JP,B2)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠剤を収納するためのポケットをプラス
    チックフィルムに成形する成形手段と、該ポケットに錠
    剤を供給する錠剤供給手段と、錠剤が収納されたプラス
    チックフィルムにフタフィルムを貼り付け密閉するシー
    ル手段と、シールされたプラスチックフィルムを所定の
    大きさに切断する切断手段とを有する錠剤包装機を管理
    する錠剤包装機用管理装置において、 所定の時間間隔で前記各手段のうちいずれか1つ以上の
    手段の製造条件を計測する製造条件計測手段と、 前記製造条件計測手段が計測したデータを記憶する製造
    条件記憶手段と、 所定のタイミングで前記製造条件記憶手段が記憶するデ
    ータを管理レポートとして出力するプリント手段を有す
    ることを特徴とする錠剤包装機用管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する錠剤包装機用管理装
    置において、 前記錠剤包装機の異常検出手段が異常を検出した時に、
    その異常信号を受けて、前記製造条件計測手段が前記製
    造条件を計測し、前記製造条件記憶手段に記憶すること
    を特徴とする錠剤包装機用管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する錠剤包装機用管理装
    置において、 前記製造条件計測手段が、前記異常検出手段が検出した
    異常の種類、発生回数、発生時刻、機械停止時間のいず
    れか1つ以上のデータを前記製造条件記憶手段に記憶さ
    せることを特徴とする錠剤包装機用管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する錠剤包装機用管理装
    置において、 前記プリント手段が、錠剤品種の切替え時、錠剤ロット
    の切替え時、一日の生産終了時のいずれか1つ以上のタ
    イミングで前記管理レポートを出力することを特徴とす
    る錠剤包装機用管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1及至請求項4に記載する錠剤包
    装機用管理装置において、 前記製造条件が、前記成形手段で使用されているヒータ
    温度、前記成形手段の金型温度、前記シール手段で使用
    されているヒータ温度、前記シール手段のシールローラ
    温度のいずれか1つ以上のデータを含むことを特徴とす
    る錠剤包装機用管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1及至請求項4に記載する錠剤包
    装機用管理装置において、 前記製造条件が、前記成形手段のエアブロー圧力、また
    は前記シール手段の加圧用エア圧力のいずれかを含むこ
    とを特徴とする錠剤包装機用管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1及至請求項4に記載する錠剤包
    装機用管理装置において、 前記錠剤供給手段で供給する錠剤のカケ、割れを検出す
    る錠剤異常検出手段を有し、 前記製造条件が前記錠剤異常検出手段の検出データを含
    むことを特徴とする錠剤包装機用管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1及至請求項4に記載する錠剤包
    装機用管理装置において、 前記製造条件が、錠剤包装機の稼働時間、生産時間、包
    装材料使用量、稼働率、良品率、包装材料ロス率、保全
    データのうちのいずれか1つ以上のデータを含むことを
    特徴とする錠剤包装機用管理装置。
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