JP2659454B2 - 把持装置 - Google Patents
把持装置Info
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- JP2659454B2 JP2659454B2 JP2183377A JP18337790A JP2659454B2 JP 2659454 B2 JP2659454 B2 JP 2659454B2 JP 2183377 A JP2183377 A JP 2183377A JP 18337790 A JP18337790 A JP 18337790A JP 2659454 B2 JP2659454 B2 JP 2659454B2
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- gripping
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- gripped
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/39—Robotics, robotics to robotics hand
- G05B2219/39487—Parallel jaws, two fingered hand
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Description
トや更により高度の知能的ロボット等のマニピュレータ
にエンドエフェクタとして設けられる把持装置に関す
る。
例えば第3図に示す特開昭49−3353号公報に開示されて
るもの、あるいは第4図に示す特開昭49−3351号公報に
開示されているものがある。これらの例はいずれも平行
レバー100,100を介してそれぞれが支持される左右2つ
の指部材101,102を具え、アクチュエータによって作動
されるリンク機構103を介して双方の指部材101および10
2を対称的に平行移動させ、その間に被把持物104を把持
させるようにしたものである。
部材101および102による主として把持方向という一方向
性の動作のみによって把持が行われるために、例えば第
5図に示すように方形断面を有する箱形の被把持物104
が把持方向に対して斜めに傾いた状態で把持された場
合、指部材101,102の把持面に働く分力Fによってモー
メントMが発生する。このために、安定した把持状態が
保たれず、被把持物104を落としたり、特に把持力を検
知しようとするような場合にはその正確な検出が果たさ
れない。
を図り、被把持物の形状を問わず2つの指部材で安定し
た把持状態が保たれるのみならず、従来に比して格段に
優れた機能を発揮することのできる把持装置を提供する
ことにある。
に対向させた2つの指部材が互いに近接する方向に移動
させ、前記2つの指部材の間に被把持物の把持が可能な
把持装置において、前記2つの指部材のうちの少なくと
も1つに、把持動作時の移動方向とは直角の方向に移動
可能な第2の移動手段と、前記指部材のそれぞれ対向面
に設けられ、前記被把持物からその把持にかかわる力の
検出が可能な触覚的検出手段と、を具え、前記指部材と
前記触覚的検出手段との間には板ばねが介装され、前記
触覚的検出手段は被把持物を把持する把持面にアレイ状
に設けられた触覚センサユニットであり、前記2つの指
部材間の最小間隔を規制するストッパ部材が指部材に備
えられたものとする。
片方の指部材をその把持方向と直角方向に移動自在と第
2の移動手段により被把持物が安定した把持状態でない
場合でも、ハンド内に発生するモーメントM(第5図参
照)を0にするように一方の把持面を移動させ、被把持
物を安定状態にすることができる。このとき、モーメン
トMを計算する必要があるが、これは、例えばX,Y,Z方
向後からの分力を同時に検出できる素子をアレイ状に構
成した3分力検出型検出手段によって検出する一方、第
5図に示したようにレバー距離xおよびlを把持動作用
のモータの軸に例えばエンコーダを設けることにより求
め、 M=−Fl+Nx ……(1) を計算することによって算出できる。
したので、触覚的検出手段が被把持物に接触したときに
発生する衝撃力が緩和されると共に、指部材と被把持物
とのなじみが良くなり、把持が確実なものとなる。さら
に、触覚的検出手段は被把持物を把持する把持面にアレ
イ状に設けられた触覚センサユニットであるので、触覚
的検出手段は被把持物に直接接触して3方向の分力を検
出することとなると共に、アレイ状に設けられた触覚セ
ンサユニットであるので、被把持物の把持状態を細かに
検出したセンサ出力が得られる。加えて、2つの指部材
間の最小間隔を規制するストッパ部材を指部材に備えた
ので、一般に破損し易い精密部品で構成される触覚セン
サ同士が衝突する可能性が一掃される。
体的に説明する。
は支持体1をその軸1Aの周りに回動可能とするモータ
(手首モータという)、3は支持体に取付けられ、後述
するようにして右指部材4および左指部材5を対向の向
きに移動させ把持動作を行わせる開閉用モータ、6は開
閉用モータ3によって回転させられるピニオンギヤであ
る。また、7Aは一端が右指部材4に固定され、他端が支
持体1に設けたリニアガイド8Aにより移動自在に支持さ
れる右指部材4移動案内用のガイド軸、7Bは一端が左指
部材5に固定され、他端が支持体1のリニアガイド8Bに
より移動自在に支持される左指部材5移動案内用のガイ
ド軸である。
て移動自在に支持される右指部材4および左指部材5に
対し、11は一端が右指部材4に固定され、他端が左指部
材5に摺動自在に支持される右指部材移動用のラックギ
ヤ、12は一端が左指部材5に固定され、他端が右指部材
4に摺動自在に支持される左指部材移動用のラックギヤ
である。これらのラックギヤ11および12はそれぞれ開閉
用モータ3のピニオンギヤ6にその両側から噛合してい
て、モータ3の正逆回転によりピニオンギヤ6を介して
ラックギヤ11および12を互いに反対の方向、例えば正回
転の場合は指部材を近接する方向に、また逆回転の場合
は指部材を互いに離隔する方向に移動させることができ
る。よって、右指部材4と左指部材5とを互いに近づけ
る方向または遠ざかる方向に平行移動させ、把持または
手放し動作を行わせることができる。
て、その対向する把持面同士を把持方向とは直角の方
向、すなわち把持面と平行する方向に相対移動可能とす
る手段について説明する。なお、本実施例ではこれらの
把持面にそれぞれ3方向の分力が検出可能な触覚センサ
を設けた場合について述べる。
あり、触覚センサユニット21,22としては、例えば本出
願人が先に特願平2−51063号で提案したものを用いる
ことができる。また、23は触覚センサユニット21や22を
支持している板ばね、24は板ばね23を介して触覚センサ
ユニット21が取付けられているセンサ取付台であり、せ
ンサ取付台24にはボールネジ25に嵌め合わされた移動ナ
ット26が固定されていて、ボールネジ25の上下駆動用モ
ータ27による回転により移動ナット26を介してセンサ取
付台24を上下方向に移動させることができる。
在に支持しているスライドガイド、29はボールネジ25に
取付けられた大歯車、30は上下駆動用モータ27に取付け
られ、大歯車29と噛合する小歯車である。なお、モータ
27は右指部材4に固定されており、またボールネジ25も
また右指部材4に軸支されている。
首モータ2により支持体1を回動させて把持装置全体を
所望の方向に向けることができると共に、その状態で開
閉用モータ3を駆動してピニオンギヤ6によりラックギ
ヤ11および12を互いに反対方向に移動させ、右指部材4
と左指部材5との間の相対間隔を狭めたり広めたりして
指部材による開閉動作を行わせことができる。また、本
発明ではその間隔が最小幅に狭められた状態で左指部材
5に設けたストッパ31にガイド軸7Aの第1A図に示す左端
が当接することによりその把持動作が規制されると共に
間隔が広められる場合は各ガイド軸7A,7Bの支持体側軸
端に設けたEリング32によって規制され、かくして開閉
のストロークが規制される。
大幅に広げられた状態を示す。また右指部材4の方はセ
ンサ取付台24を介して触覚センサユニット21が最下位に
まて引下げられた状態が示されている。そこで、このよ
うな状態から触覚センサユニット21を例えば1点鎖線で
示す位置まで引上げようとするときは、上下駆動用モー
タ27を駆動してボールネジ25を回転させ、移動ナット26
を介してセンサ取付台24をスライドガイド28に沿わせて
引上げることができる。また、最上位にまで引上げられ
るとスライドガイド28に設けた不図示のストッパにセン
サ取付台24が係合して係止される。
センサユニット21と左指部材5の触覚センサユニット22
とにより把持力に対し3方向の分力が検出されるが、仮
に第5図に示したような状態で被把持物104が把持され
たとしても第1A図で右指部材4を上部に引上げるように
操作することにより安定した把持状態とすることがで
き、その状態で把持力を正確に検出することができる。
従って、バラ積みされ、しかも姿勢がそろっていないよ
うな例えばパッケージ等を把持する場合に上述の操作に
より姿勢の補正が可能なので極めて好適といえる。
状を有する被把持物104を右左の指部材4および5によ
って把持させた状態で指部材4を上下いずれかの方向に
移動させる摺動動作を行わせ、そのときの摺動方向の力
Fの変化をここでは不図示の触覚センサユニットを介し
て検出することにより被把持物104が円柱形状の断面を
有するものであるか否かを判断することができる。すな
わち、第2B図に示すように円柱型の断面の場合は、被把
持物104が双方の指部材4と5との間で転動するので、
力Fが急激に線形の変化を示すことがない。また、この
ときの力Fの微小変動の有無から同じ円柱型断面を有す
る被把持物104に対してその表面の粗度に関する情報を
得るようにすることも可能である。
材による把持方向とは直角方向の上下に移動自在なよう
にしたが、その移動方向は上下方向に限られるものでは
なく、第1A図で例えば紙面とは直角の方向に移動自在に
構成してもよい。また、指部材のいずれかを上下と共に
横方向にも移動自在とすることも可能であり、更にま
た、一方の指部材を上下方向に移動自在に保つと共に他
方の指部材を把持方向に対してこれとは直交する横方向
に移動自在に構成することができるのはいうまでもな
い。
部材のうちの少なくとも1つを把持動作時の移動方向と
は直角の方向に移動可能な第2の移動手段を設けたこと
により、被把持物が不安定な状態で把持されたときに、
その把持姿勢を補正することができ、バラ積みされてい
るような姿勢の不揃いな被把持物の場合でも、最終的に
安定した状態で把持動作を行うことができ、更にまた、
双方の指部材の対向面に、被把持物からその把持にかか
わる力を例えば互いに直交する3方向の分力として検出
可能な触覚的検出手段を設けることにより、正確な把持
力と共に、被把持物の形状にかかわる情報やその表面の
粗度にかかわる情報の検出が可能となった。また、指部
材と触覚的検出手段との間に板ばねを介装したので、触
覚的検出手段が被把持物に接触したときに発生する衝撃
力が緩和されると共に、指部材と被把持物とのなじみが
良くなり、把持が確実なものとなる。よって、被把持物
を取り落とす可能性は皆無となる。さらに、触覚的検出
手段は被把持物を把持する把持面にアレイ状に設けられ
た触覚センサユニットであるので、触覚的検出手段は被
把持物に直接接触して3方向の分力を検出することとな
ると共に、アレイ状に設けられた触覚センサユニットで
あるので、被把持物の把持状態を、詳細に検出したセン
サ出力を得ることができ、センサ出力の精度が向上し、
被把持物の把持状態をより正確に検知することができ
る。加えて、2つの指部材間の最小間隔を規制するスト
ッパ部材を指部材に備えたので、触覚センサ自体同士が
衝突して破損することはない。
一例を示す正面図,右側側面図および左側側面図、第2A
図および第2B図は本発明による把持状態の2態様を示す
説明図、第3図および第4図は2つの従来例の構成をそ
れぞれ示す正面図、第5図は従来例による特殊な把持状
態での発生把持力の説明図である。 1:支持体、3:開閉用モータ、4,5:指部材、6:ピニオンギ
ヤ、7A,7B:ガイド軸、11,12:ラックギヤ、21,22:触覚セ
ンサユニット、24:センサ取付台、25:ボールネジ、26:
移動ナット、27:上下駆動用モータ、28:スライドガイ
ド、29,30:歯車。
Claims (1)
- 【請求項1】平行に対向させた2つの指部材を互いに近
接する方向に移動させ、前記2つの指部材の間に被把持
物の把持が可能な把持装置において、 前記2つの指部材のうちの少なくとも1つに、把持動作
時の移動方向とは直角の方向に移動可能な第2の移動手
段と、前記指部材のそれぞれ対向面に設けられ、前記被
把持物からその把持にかかわる力の検出が可能な触覚的
検出手段と、を具え、 前記指部材と前記触覚的検出手段との間には板ばねが介
装され、 前記触覚的検出手段は被把持物を把持する把持面にアレ
イ状に設けられた触覚センサユニットであり、 前記2つの指部材間の最小間隔を規制するストッパ部材
が指部材に備えられたことを特徴とする把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183377A JP2659454B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183377A JP2659454B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0469183A JPH0469183A (ja) | 1992-03-04 |
JP2659454B2 true JP2659454B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=16134703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2183377A Expired - Fee Related JP2659454B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2659454B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015159840A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | 学校法人東京電機大学 | 医療装置 |
CN107891421B (zh) * | 2017-11-01 | 2020-06-19 | 北京理工大学 | 一种基于接近觉和触觉传感器仿生手学习抓取物体的方法 |
JP7015265B2 (ja) * | 2019-03-14 | 2022-02-02 | ファナック株式会社 | コネクタを含むワークを把持する作業ツールおよび作業ツールを備えるロボット装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60217089A (ja) * | 1984-04-12 | 1985-10-30 | 三菱電機株式会社 | 物体把持装置 |
JPH01274987A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-02 | Hitachi Ltd | グリッパ装置 |
-
1990
- 1990-07-11 JP JP2183377A patent/JP2659454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0469183A (ja) | 1992-03-04 |
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