JP2659173B2 - アリール炭酸エステルの製造方法およびそれに用いる触媒 - Google Patents

アリール炭酸エステルの製造方法およびそれに用いる触媒

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JP2659173B2
JP2659173B2 JP7011053A JP1105395A JP2659173B2 JP 2659173 B2 JP2659173 B2 JP 2659173B2 JP 7011053 A JP7011053 A JP 7011053A JP 1105395 A JP1105395 A JP 1105395A JP 2659173 B2 JP2659173 B2 JP 2659173B2
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英昭 常木
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アリール炭酸エステル
の製造方法およびそれに使用する触媒に関し、さらに詳
しくは、エステル交換反応を用いたアリール炭酸エステ
ルの製造方法およびそれに使用する触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】アリール炭酸エステルを製造する方法に
関しては種々の方法が知られており、例えば、炭酸エス
テルと芳香族ヒドロキシ化合物とのエステル交換反応に
よる方法、アルキルアリール炭酸エステルのエステル交
換反応による不均化による方法があげられる。これらの
エステル交換反応には触媒が必要であり、様々な触媒が
提案されている。たとえばルイス酸あるいはルイス酸を
発生する化合物、Ti系、Al系の化合物、鉛化合物、
有機錫化合物などを触媒として用いることが提案されて
いる。しかしながら、これらの方法で使用する触媒はす
べて原料中に触媒が溶解して反応する均一系の触媒で、
反応後の触媒の分離が困難であり、工業的に実施するに
は問題のある触媒である。
【0003】このような分離の問題を解決するため、特
公昭61−5467号公報にはシリカ−チタニア複合酸
化物を不均一系触媒として用いることが提案されてお
り、特開平4−266856号公報には高表面積酸化チ
タンを触媒として用いることが提案されている。しかし
ながら、シリカ−チタニア複合酸化物はその酸性質が強
いために、副反応である脱炭酸反応が起こりやすい。ま
た、高表面積酸化チタンは触媒活性が低いという問題が
ある。さらに、どちらの触媒も反応開始時は不均一系で
あるが、反応が進行するに伴って原料中に触媒成分がか
なり溶解し、実質的には均一系となんら変わらない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、高収率、高選択的で工業的に有利にアリー
ル炭酸エステルを製造することである。本発明が解決し
ようとする別の課題は、反応後の触媒の分離が容易であ
り、かつ高収率、高選択的で工業的に有利にアリール炭
酸エステルを製造するための触媒を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るアリール炭酸エステルの製造方法
は、下記一般式(I) (R1 O)CO(OR2 ) …(I) (式中、R1 は置換基を有していてもよいアリール基を
表し、R2 はアルキル基、シクロアルキル基、アリール
アルキル基または置換基を有していてもよいアリール基
を表す。)で表されるアリール炭酸エステルを製造する
方法であって、IV族金属元素を含むマイクロポーラス
マテリアル不均一系触媒の存在下、液相で、下記一般式
(II) R3 COOR4 …(II) (式中、R3 はアルキル基、シクロアルキル基またはア
リールアルキル基を表し、R4 は置換基を有していても
よいアリール基を表す。)で表されるアリールカルボン
酸エステルと、下記一般式(III) (R5 O)CO(OR6 ) …(III) (式中、R5 はアルキル基、シクロアルキル基、アリー
ルアルキル基を表し、R 6 はアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリールアルキル基または置換基を有していても
よいアリール基を表す。)で表されるアルキル炭酸エス
テルとをエステル交換させる反応工程を含む。
【0006】(2)本発明に係るアリール炭酸エステル
製造用触媒は、下記一般式(II) R3 COOR4 …(II) (式中、R3 はアルキル基、シクロアルキル基またはア
リールアルキル基を表し、R4 は置換基を有していても
よいアリール基を表す。)で表されるアリールカルボン
酸エステルと、下記一般式(III) (R5 O)CO(OR6 ) …(III) (式中、R5 はアルキル基、シクロアルキル基、アリー
ルアルキル基を表し、R 6 はアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリールアルキル基または置換基を有していても
よいアリール基を表す。)で表されるアルキル炭酸エス
テルとを、液相でエステル交換させ、下記一般式(I) (R1 O)CO(OR2 ) …(I) (式中、R1 は置換基を有していてもよいアリール基を
表し、R2 はアルキル基、シクロアルキル基、アリール
アルキル基または置換基を有していてもよいアリール基
を表す。)で表されるアリール炭酸エステルを製造する
際に用いる触媒であって、IV族金属元素を含むマイク
ロポーラスマテリアルを含有する。
【0007】前記IV族金属元素を含むマイクロポーラ
スマテリアルはメタロシリケートまたはメタロアルミノ
フォスフェートであることが好ましい。前記メタロシリ
ケートはメソポアチタノシリケートであることが好まし
い。前記メソポアチタノシリケートは、チタン1に対す
るケイ素の原子比が30〜1000であることが好まし
い。
【0008】前記メソポアチタノシリケートは、比表面
積が500m2 /g以上であり、1.3nm〜20nm
の範囲内の径を有する細孔の容積が0.2cm3 /g以
上であることが好ましい。前記メソポアチタノシリケー
トは、熱処理後の粉末X線回折パターンのピークの少な
くとも1つが1.8nmより大きい面間隔を有すること
が好ましい。
【0009】前記メタロアルミノフォスフェートは結晶
性チタノアルミノフォスフェートであることが好まし
い。以下、本発明を詳細に説明する。製造方法 本発明に係るアリール炭酸エステルの製造方法は、IV
族金属元素を含むマイクロポーラスマテリアル不均一系
触媒の存在下、液相で、アリールカルボン酸エステルと
炭酸エステルとをエステル交換させる反応工程を含む。
【0010】前記アリールカルボン酸エステルとして
は、前記一般式(VIII)で表されるものであれば特
に限定されないが、酢酸フェニル、酢酸メチルフェニル
(各異性体)、酢酸エチルフェニル(各異性体)、酢酸
クロロフェニル(各異性体)、酢酸イソプロピルフェニ
ル(各異性体)、酢酸パラメトキシフェニル(各異性
体)、酢酸ジメチルフェニル(各異性体)、酢酸ナフチ
ル(各異性体)、プロピオン酸フェニル、プロピオン酸
メチルフェニル(各異性体)、酪酸フェニル、イソ酪酸
メチルフェニル(各異性体)、吉草酸メチルフェニル
(各異性体)、イソ吉草酸フェニル、ヘキサン酸フェニ
ル、ヘプタン酸フェニル等があげられる。
【0011】前記炭酸エステルとしては、前記一般式
(III)で表される炭酸エステルであれば特に限定さ
れないが、具体的には、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、
炭酸ノルマルプロピル、炭酸イソプロピル、炭酸ジブチ
ル(各異性体)、炭酸ジペンチル(各異性体)、炭酸ジ
ヘキシル(各異性体)、炭酸ジヘプチル(各異性体)、
炭酸ジオクチル(各異性体)、炭酸ジノニル(各異性
体)、炭酸ジデシル(各異性体)、炭酸ジシクロヘキシ
ル(各異性体)、炭酸ジベンジル(各異性体)、炭酸ジ
フェネチル(各異性体)、炭酸ジ−メチルベンジル(各
異性体)などの脂肪族炭酸エステル類;炭酸メチルフェ
ニル、炭酸エチルフェニル等のアルキルアリール炭酸エ
ステルが挙げられ、これらの混合物でも良い。特に工業
的には炭酸ジメチルが好適に用いられる。
【0012】本発明の方法において、原料のアリールカ
ルボン酸エステルに対する炭酸エステルのモル比は下限
が1/50、好ましくは1/10、更に好ましくは1/
5で、上限は50、好ましくは10、更に好ましくは5
である。本反応は平衡定数が0.2〜5程度の平衡反応
であるため、どちらか一方の原料を大過剰に用いること
によって、少ないほうの原料の転化率を上げることがで
きるが、大過剰の原料はリサイクルしなければならない
ため、モル比を余り大きくしたり、逆に小さくしたりす
ることは工業的には不利である。例えば炭酸エステルが
ジアルキル炭酸エステルである場合、炭酸エステルを過
剰に用いるとアリールカルボン酸エステルの転化率は高
くなるが、アルキルアリール炭酸エステルが主生成物と
なり、目的物であるジアリール炭酸エステルは生成しに
くくなる。逆にアリールカルボン酸エステルが過剰の場
合は、炭酸エステルの転化率が高くなり、ジアリール炭
酸エステルが主生成物となる。
【0013】本発明に係る製造方法は、回分式反応器、
流通式反応器のいずれでも実施でき、特に限定されるも
のではない。さらには反応蒸留形式でも実施できる。反
応温度の下限値は100℃で、好ましくは140℃、更
に好ましくは160℃である。反応温度の上限値は35
0℃、好ましくは300℃、更に好ましくは280℃で
ある。反応温度が低すぎると、触媒活性が低く反応時間
や接触時間が長くなりすぎ生産性が低い。また反応温度
が高すぎると、脱炭酸反応などの副反応が起こりやすく
なったり、反応器内部の圧力が上がりすぎて不利であ
る。
【0014】回分式反応器を用いる場合の触媒の使用量
は、原料に対して下限値は0.1重量%、好ましくは
0.5重量%、更に好ましくは1重量%である。上限値
は40重量%、好ましくは30重量%、更に好ましくは
20重量%である。回分反応器内に、本発明の触媒およ
び原料を所定量充填し、所定温度で攪拌を行いながらエ
ステル交換反応を行うことにより、目的とするアリール
エステル類を含む混合物が得られる。反応圧力は原料の
蒸気圧によって生ずる圧力になる。その際反応時間は反
応温度と触媒量によって異なるが、一般的には0.1〜
100時間、好ましくは1〜30時間の範囲である。こ
うして得られた触媒を含む反応液から触媒は遠心分離や
ろ過などの方法で容易に取り除くことができる。
【0015】触媒を分離した後の反応液から目的とする
アリールエステル類や副生成物、未反応の原料を一般的
には蒸留によって、場合によっては抽出や再結晶などの
方法によって回収することができる。流通反応式反応器
を用いる場合には、流動層式、固定床式、攪拌槽式のい
ずれの方式でも実施できる。この際の反応条件は原料組
成、反応温度によって変わるが、流通する原料の体積流
量を反応器の体積で除した液時空間速度(LHSV)
で、下限値は0.05hr-1、好ましくは0.1h
-1、更に好ましくは0.2hr-1であり、上限値は5
0hr-1、好ましくは20hr-1である。
【0016】触媒 本発明に係る触媒は、IV族金属元素を含むマイクロポ
ーラスマテリアルを含み、かつ原料中にほとんど溶解し
ないもの(不均一系)である。本発明の触媒に含まれる
マイクロポーラスマテリアルとは、極めて規則性が良く
ミクロポアからメソポア領域の細孔を有し、非常に結晶
性が高くて比表面積の大きな固体物質である。具体的に
は、孔径は0.4〜10nmであり、結晶構造はMFI
(ZSM−5,TS−1等)、MEL(ZSM−11,
TS−2等)、AFI(ALPO 4 −5等)、BEA
(β型ゼオライト等)、VFI(VPI−5等)、MC
M−41等の構造をとり、比表面積は100m2 /g〜
1500m2 /gと大きな物質である。
【0017】ミクロポアを持つものとしては、メタロシ
リケートやメタロアルミノフォスフェート等があげられ
る。また、メソポアを持つものとしては、メソポアチタ
ノシリケート等があげられ、本発明のように、分子径が
大きな生成物を得る反応等に好適に用いられる。前記メ
タロシリケートとは、アルミノシリケートであるゼオラ
イトのアルミニウム原子の代わりに、他の金属元素が結
晶格子中に入った化合物である。本発明では、前記金属
元素としてIV族金属元素を含み、IV族金属元素とし
てはチタン、ジルコニウム、スズ、鉛などの元素が挙げ
られる。特に前記金属元素がチタンであるものとして
は、MFI型構造であるZSM−5やMEL型構造であ
るZSM−11と類似した構造のチタノシリケートやβ
型チタノアルミノシリケートなどが知られている。
【0018】IV族金属元素を含む結晶性メタロシリケ
ートの組成としては、IV族金属元素1に対する珪素の
原子比で示すと、下限値で10、好ましくは20、更に
好ましくは25であり、上限値で500、好ましくは2
00、更に好ましくは100である。IV族金属元素に
対する珪素の原子比が小さすぎると、IV族金属元素が
多すぎてすべてのIV族金属元素が結晶格子中に取り込
まれず、酸化物として結晶格子外に存在することにな
る。またIV族金属元素に対する珪素の原子比が大きす
ぎると、IV族金属元素の結晶中の密度が低下し、触媒
活性が低下してしまう。
【0019】前記メタロアルミノフォスフェートとは、
リン酸アルミニウム型モレキュラーシブス(AlPO4
−n:nは結晶構造を示す番号)のアルミニウムやリン
の一部が他の金属元素で置き換わったものである。リン
酸アルミニウム型モレキュラーシブス(AlPO4 )は
組成がAlPO4 から成り、AlO4 四面体とPO4
面体とを交互に規則的に配列させた構造をしている物質
である。アルミノフォスフェートの結晶構造の種類は多
岐に渡っており、AlPO4 −nのnがそれらを区別す
るための数字として付けられている。例えば、AlPO
4 −5は細孔径約8nmを有する酸素12員環構造から
成る物質であり、またAlPO4 −11は細孔径5〜6
nmを有する酸素10員環構造から成る物質である。本
発明でいうメタロアルミノフォスフェートは、前述した
ようにこのアルミニウムやリンの一部をチタン、ジルコ
ニウム、スズ、鉛などの第IV族金属元素で置き換えた
物質のことである。
【0020】IV族金属元素を含む結晶性メタロアルミ
ノフォスフェートの組成としては、IV族金属元素1に
対する、AlとPの総和を原子比で示すと、下限値で
1、好ましくは5、更に好ましくは10であり、上限値
で500、好ましくは100、更に好ましくは50であ
る。前記下限値より小さいと、IV族金属元素が多すぎ
てすべてのIV族金属元素が結晶格子中に取り込まれ
ず、酸化物として結晶格子外に存在することになり、前
記上限値を超えると、IV族金属原子の結晶中の密度が
低下し、触媒活性が低下してしまう。また、第IV族金
属元素を含む結晶性メタロアルミノフォスフェート中の
Alに対するPの原子比は0.9〜1.1であることが
好ましい。3価であるAlと5価であるPが4価である
IV族金属元素と一部置き換わるため、Alに対するP
の原子比が0.9〜1.1の範囲外である場合には、全
体の荷電バランスが乱れて触媒酸点が発生する場合があ
る。その結果、アリール炭酸エステルを製造する場合に
は脱炭酸反応等の副反応が進行し、副生物が生成してし
まう傾向がある。
【0021】前記メソポアチタノシリケートとは、メソ
ポアシリカライトのケイ素原子の一部がチタン原子と置
き変わった化合物である。前記メソポアチタノシリケー
トの比表面積は500m2 /g以上であり、700m2
/g以上であることが好ましい。比表面積が500m2
/gより小さい場合には触媒活性が低下してしまう。
【0022】前記メソポアチタノシリケートは1.3n
m〜20nmの範囲の径を有する細孔の容積が0.2c
3 /g以上であり、0.3cm3 /g以上であること
が好ましい。1.3nm〜20nmの範囲の径を有する
細孔の容積が0.2cm3 /gより少ない場合は、反応
原料の触媒細孔内への拡散が不十分となるため触媒活性
が低下してしまう。
【0023】前記メソポアチタノシリケートの組成はチ
タン1に対する珪素の原子比が30〜1000であるチ
タノシリケートである。このとき、チタン1に対する珪
素の原子比は、下限値で30、好ましくは60であり、
上限値で1000、好ましくは500、更に好ましくは
300である。ケイ素/チタン原子比が小さすぎると、
チタンが多すぎてすべてのチタンが結晶格子中に取り込
まれず、酸化物として結晶格子外に存在することにな
る。またケイ素/チタン原子比が大きすぎると、チタン
の結晶中の密度が低下し、触媒活性が低下してしまう。
【0024】前記メソポアチタノシリケートの結晶構造
について、熱処理後の粉末X線回折パターンの少なくと
も1つのピークが1.8nmより大きい面間隔を有し、
好ましくは2.0nmより大きい面間隔を有する。面間
隔が1.8nm以下である場合には、細孔径が生成物の
大きさに対して十分でなく、反応速度が低下したり生成
物が脱離しにくくなってしまう。メソポアチタノシリケ
ートの結晶構造は、いわゆるMCM−41のようなはっ
きりとした六方晶系である必要はなく、立方晶系や、層
状のラメラ構造であってもよい。
【0025】マイクロポーラスマテリアルの結晶性は粉
末X線回析(XRD)分析から判定できる。例えば、結
晶性でないシリカ−チタニアは明瞭なXRDの回析ピー
クを示さず、アモルファスのブロードなピークが見られ
るだけである。それに対して結晶性のメタロシリケート
やメタロアルミノフォスフェートなどではそれぞれの結
晶構造に対応した明瞭なXRDでの回析ピークが見られ
る。
【0026】本発明に係るアリールエステル類の製造方
法には、これらの構造のIV族金属元素を含むマイクロ
ポーラスマテリアルが有効であり、具体的には、IV族
金属元素を含む結晶性メタロシリケート、IV族金属元
素を含む結晶性メタロアルミノフォフェート等が特に有
効である。IV族金属元素としては、特にチタンが好ま
しい。結晶性チタノアルミノフォスフェートの中でもT
APO−5(AlPO 4 −5型)は、触媒調製が比較的
容易で結晶性が良く、触媒活性も高いことから好適に使
用できる。
【0027】本発明の触媒の調製方法としては、一般に
マイクロポーラスマテリアルの調製に用いられる方法が
適用できる。中でも好適に用いられるのは水熱合成法で
あり、この方法はマイクロポーラスマテリアルの原料と
テンプレート剤と水とを混合して所定の温度に加熱して
結晶化させる方法である。本発明によれば、目的とする
アリールエステル類を得るためのエステル交換反応やエ
ステル交換反応による不均化反応が速やかに進行する。
また、IV族金属元素を含むマイクロポーラスマテリア
ル触媒が反応原料にほとんど溶解しない(不均一系であ
る)ことから、反応液と触媒の分離が容易であり、均一
系反応で見られる蒸留工程での残存触媒による逆反応、
分解、重合反応などによる収率低下を防止できる。従っ
て、工業的に重要なアリールエステル類を効率的に生産
することができる。
【0028】本発明に係る製造法によって得られるアリ
ールエステル類は、樹脂原料、各種樹脂原料の中間原料
として工業的に有用な物質である。また、本発明に係る
IV族金属元素含有マイクロポーラスマテリアルは、ア
ルキルアリール炭酸エステル、ジアリール炭酸エステル
またはアリールカルボン酸エステルを製造する方法等に
用いる不均一系触媒として有用な物質である。
【0029】
【実施例】以下に本発明について実施例および比較例を
あげてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例に
限定されるものではない。なお、実施例中の転化率、収
率は以下の式により計算されたものである。 ・アリールカルボン酸エステル転化率(モル%)= 100−(回収された未反応アリールカルボン酸エステルのモル数/供給し た原料アリールカルボン酸エステルのモル数)×100 ・アルキルアリール炭酸エステル収率(モル%)= (生成したアルキルアリール炭酸エステルのモル数/供給した原料アリール カルボン酸エステルのモル数×100 ・ジアリール炭酸エステル収率(モル%)= (生成したジアリール炭酸エステルのモル数/供給した原料芳香族カルボン 酸エステルのモル数)×200 <触媒の調製>実施例1 (触媒A−1の調製) 窒素気流下、オルトケイ酸テトラエチル81.1g
(0.39mol)にチタニウムテトラブトキシド1.
3gを攪拌しながらゆっくりと滴下し、その後温度を約
80℃に上げ、約5時間攪拌した。これを室温まで冷却
し、次にドデシルトリメチルアンモニウムクロリド0.
29molを2−プロパノール231.3gに溶解した
溶液を加え、30分攪拌を行った。次にテトラメチルア
ンモニウムハイドロオキシド(15%水溶液)17.7
gを2−プロパノール35.4gに溶解した溶液を30
分かけてゆっくりと滴下し、そのまま約12時間攪拌を
続けた。さらにテトラメチルアンモニウムハイドロオキ
シド(15%水溶液)42.9g、およびイオン交換水
590gを追加して、温度を約90℃に上げ、約5時間
アルコールの溜去を行った。その後、テフロン容器に移
し、100℃で240時間水熱合成を行った。得られた
固形物をろ過洗浄、乾燥し、540℃の条件で6時間空
気中で熱処理を行って、メソポアチタノシリケートを得
た。この触媒をA−1とする。
【0030】使用した原料のモル比は、Si:Ti:ド
デシルトリメチルアンモニウムクロリド:水=1:1/
100:0.75:85.5であった。粉末X線回析パ
ターンを図1に示した。一番大きな面間隔のピークは2
θで2.66°のピークで面間隔は3.32nmであっ
た。また、窒素吸着法によって求めた細孔径分布を図2
に示した。これから求めた細孔径は、約2.5nmであ
った。BET法による比表面積は1319m2 /g、I
CP発光分析から求めたSi/Ti原子比は89.9で
あった。
【0031】実施例2 (触媒A−2の調製) リン酸(85重量%水溶液)34.6gを内容積500
mlのビーカーにとり、ここへテトラエチルアンモニウ
ムヒドロキシド(20重量%水溶液)73.6gを加え
てしばらく攪拌し、その後室温まで冷却した。この混合
液にイオン交換水18.0g及び擬ベーマイト(Cat
aloid−AP;触媒化成(株)、70重量%Al2
3含有)21.9gを加え、さらにチタンテトライソ
プロポキシド15.8gを加えて2時間攪拌した。この
混合溶液をオートクレーブに移して水熱合成を行った。
水熱合成は室温から160℃まで90分で昇温し、続い
て160℃から200℃まで3時間で昇温してから20
0℃で4時間保持して行った。生成した固体をろ別し、
更に純水で3回洗浄してから次の方法で乾燥、焼成を行
った。まず10℃毎分で室温から120℃まで昇温し、
そのまま120℃で180分保持、再び10℃毎分で2
30℃まで昇温してから230℃で480分保持し、更
に3℃毎分で600℃まで昇温し、600℃で180分
保持して、結晶性チタノアルミノフォスフェートを得
た。この触媒をA−2とする。
【0032】ICPによる分析ではチタン1に対するア
ルミニウム及びリンの原子比はそれぞれ6.25、6.
27であった。BET法による比表面積は269m2
gであった。CuKα線を用いた粉末X線回析のデータ
は、表1のとおりで、AlPO4 −5型構造であった。
【0033】
【表1】
【0034】<アリール炭酸エステルの製造>実施例3 攪拌器、圧力計、サンプリング用ノズル、温度計、加熱
用外部ヒーターを備えた内容積200mlのオートクレ
ーブにドライボックス中で炭酸ジメチル33.6g、吉
草酸フェニル66.4g、触媒A−1を2.0g仕込
み、窒素で200kPaに加圧した。これを200℃ま
で加熱し5時間反応した。原料の炭酸ジメチル:吉草酸
フェニルのモル比は1:1、触媒は2重量%である。反
応液はガスクロマトグラフで分析して、転化率・収率を
求めた。結果を表2に示した。
【0035】反応液中の溶出したTiの反応液中の濃度
はICP発光分析装置で分析した。反応液に検出された
Tiの濃度は3ppmしかなく、ほとんど溶出は見られ
なかった。本反応は平衡反応であり、反応時間を延長し
ても転化率、収率はほとんど変化がないことから、この
実施例では平衡近くまで反応が進行したといえる。実施例4 用いる原料を炭酸ジメチル45.2g、吉草酸フェニル
の代わりに酪酸フェニル54.8gに変えたこと以外
は、実施例3と同様に反応を行った。炭酸ジメチル:酪
酸フェニルのモル比は3:2、触媒は2重量%である。
反応結果は表2に示した。
【0036】実施例5 用いる原料を炭酸ジメチルの代わりに炭酸ジエチル6
7.0g、吉草酸フェニルの代わりに酢酸フェニル3
3.0gに変えたこと以外は、実施例3と同様に反応を
行った。炭酸ジメチル:酢酸フェニルのモル比は7:
3、触媒は2重量%である。反応結果は表2に示した。
【0037】実施例6 用いる原料を炭酸ジメチル41.7g、吉草酸フェニル
の代わりにプロピオン酸フェニル58.3gに変えたこ
と以外は、実施例3と同様に反応を行い、アリール炭酸
エステル類を含む反応液を得た。この反応液を、攪拌
器、温度計と上部に内径20mm、冷却器・還流分配器
を備えた段数10段の蒸留塔を設けた内容積200ml
の4つ口フラスコに仕込み、200℃に加熱し、反応さ
せた。発生した蒸気は還流比2の条件で蒸留しながら軽
沸点成分を蒸留塔から抜き出した。反応開始後1時間後
から系内を徐々に100mmHgまで減圧し、生成する
軽沸分を十分に溜去させた。反応を5時間行い、溜出分
69.0gと残留分31.0gを得、それぞれ分析して
転化率・収率を求めた結果を表2に示した。
【0038】実施例7 触媒A−1の代わりに触媒A−2を用いた以外は、実施
例3と同様に反応を行った。結果を表2に示した。反応
液中にTiはほとんど検出されなかった。触媒A−1を
用いた場合よりは反応速度が遅いものの、炭酸メチルフ
ェニル、炭酸ジフェニルが生成している。
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明に係るアリール炭酸酸エステルの
製造方法によれば、IV族金属元素を含むマイクロポー
ラスマテリアルを触媒として使用するため、アリールカ
ルボン酸エステルとアルキル炭酸エステルとのエステル
交換によるアリール炭酸エステル生成反応が速やかに進
行する。また、反応原料にほとんど溶解しない(不均一
系である)触媒を使用するため、均一系反応で見られる
蒸留工程での残存触媒による逆反応、分解、重合反応な
どによる収率低下を防止できる。従って、高収率、高選
択的で工業的に有利にアリール炭酸エステルを製造する
ことができる。
【0041】本発明に係るアリール炭酸エステルの製造
用触媒は、IV族金属元素を含むマイクロポーラスマテ
リアルを含有し、反応原料にほとんど溶解しない(不均
一系である)ため、反応液と触媒の分離が容易であり、
均一系反応で見られる蒸留工程での残存触媒による逆反
応、分解、重合反応などによる収率低下を防止できる。
従って、高収率、高選択的で工業的に有利にアリール炭
酸エステルを製造することができる。
【0042】前記IV族金属元素を含むマイクロポーラ
スマテリアルの中でもメタロシリートまたはメタロアル
ミノフォスフェートは特に優れた効果を示す。前記メタ
ロシリケートの中でもメソポアチタノシリケートは特に
優れた効果を示す。前記メタロアルミノフォスフェート
の中でも結晶性チタノアルミノフォスフェートは特に優
れた効果を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で調製した触媒A−1のX線
回折パターンを示す図。
【図2】図2は、実施例1で調製した触媒A−1の細孔
径分布を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 68/06 C07C 68/06 Z // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) (R1 O)CO(OR2 ) …(I) (式中、R1 は置換基を有していてもよいアリール基を
    表し、R2 はアルキル基、シクロアルキル基、アリール
    アルキル基または置換基を有していてもよいアリール基
    を表す。)で表されるアリール炭酸エステルを製造する
    方法であって、IV族金属元素を含むマイクロポーラス
    マテリアル不均一系触媒の存在下、液相で、下記一般式
    (II) R3 COOR4 …(II) (式中、R3 はアルキル基、シクロアルキル基またはア
    リールアルキル基を表し、R4 は置換基を有していても
    よいアリール基を表す。)で表されるアリールカルボン
    酸エステルと、 下記一般式(III) (R5 O)CO(OR6 ) …(III) (式中、R5 はアルキル基、シクロアルキル基、アリー
    ルアルキル基を表し、R 6 はアルキル基、シクロアルキ
    ル基、アリールアルキル基または置換基を有していても
    よいアリール基を表す。)で表されるアルキル炭酸エス
    テルとをエステル交換させる反応工程を含むアリール炭
    酸エステルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記IV族金属元素を含むマイクロポーラ
    スマテリアルはメタロシリケートである、請求項1に記
    載のアリール炭酸エステルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記メタロシリケートはメソポアチタノシ
    リケートである、請求項2に記載のアリール炭酸エステ
    ルの製造方法。
  4. 【請求項4】前記メソポアチタノシリケートはチタン1
    に対するケイ素の原子比が30〜1000である、請求
    項1〜3のいずれかに記載のアリール炭酸エステルの製
    造方法。
  5. 【請求項5】前記メソポアチタノシリケートは、比表面
    積が500m2 /g以上であり、1.3nm〜20nm
    の範囲内の径を有する細孔の容積が0.2cm3 /g以
    上である、請求項1〜4のいずれかに記載のアリール炭
    酸エステルの製造方法。
  6. 【請求項6】前記メソポアチタノシリケートは、熱処理
    後の粉末X線回折パターンのピークの少なくとも1つが
    1.8nmより大きい面間隔を有する、請求項1〜4の
    いずれかに記載のアリール炭酸エステルの製造方法。
  7. 【請求項7】前記IV族金属元素を含むマイクロポーラ
    スマテリアルはメタロアルミノフォスフェートである、
    請求項1に記載のアリール炭酸エステルの製造方法。
  8. 【請求項8】前記メタロアルミノフォスフェートは結晶
    性チタノアルミノフォスフェートである、請求項7に記
    載のアリール炭酸エステルの製造方法。
  9. 【請求項9】下記一般式(II) R3 COOR4 …(II) (式中、R3 はアルキル基、シクロアルキル基またはア
    リールアルキル基を表し、R4 は置換基を有していても
    よいアリール基を表す。)で表されるアリールカルボン
    酸エステルと、 下記一般式(III) (R5 O)CO(OR6 ) …(III) (式中、R5 はアルキル基、シクロアルキル基、アリー
    ルアルキル基を表し、R 6 はアルキル基、シクロアルキ
    ル基、アリールアルキル基または置換基を有していても
    よいアリール基を表す。)で表されるアルキル炭酸エス
    テルとを、液相でエステル交換させ、下記一般式(I) (R1 O)CO(OR2 ) …(I) (式中、R1 は置換基を有していてもよいアリール基を
    表し、R2 はアルキル基、シクロアルキル基、アリール
    アルキル基または置換基を有していてもよいアリール基
    を表す。)で表されるアリール炭酸エステルを製造する
    際に用いる触媒であって、 IV族金属元素を含むマイクロポーラスマテリアルを含
    有することを特徴とするアリール炭酸エステル製造用触
    媒。
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